JPH09187194A - 中通し竿用穂先竿 - Google Patents

中通し竿用穂先竿

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JPH09187194A
JPH09187194A JP2184896A JP2184896A JPH09187194A JP H09187194 A JPH09187194 A JP H09187194A JP 2184896 A JP2184896 A JP 2184896A JP 2184896 A JP2184896 A JP 2184896A JP H09187194 A JPH09187194 A JP H09187194A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中通し竿用穂先竿の穂先側での釣り糸と釣り
糸支持部との接触を減少させ、釣り糸の通過抵抗を低減
しかつ釣り糸の保護を十分に行えるようにする。 【解決手段】 中通し竿用穂先竿14は、竿本体14A
と、釣り糸支持部40と、トップガイド18とを備えて
いる。竿本体14Aは、内部に釣り糸通路15aを有し
ている。釣り糸支持部40は、釣り糸通路15aの内面
の少なくとも穂先側の一部に配置され断面台形状で内周
側角部に弧状部45を有している。トップガイド18
は、竿本体14Aの穂先側に配置された厚肉筒部51,
嵌合筒部52及びガイド筒部53を含むガイド本体と、
ガイド本体の内面に装着され断面半円状であり曲率半径
が弧状部45の曲率半径より大きい円弧部54aを有し
内径D1 が釣り糸支持部40の内径d0 より小さいガイ
ドリング54とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穂先竿、特に、釣
り糸が内部を挿通する中通し竿用穂先竿に関する。
【0002】
【従来の技術】中通し竿においては、釣り糸の繰り出し
及び巻き取りの際に、竿体の内部に設けられた釣り糸経
路を釣り糸が通過する。釣り糸は竿体の先端から外部に
延びる。このような中通し竿では、釣り糸経路を釣り糸
が通過するときに釣り糸が釣り糸経路の内面に接触して
摺動抵抗を受けることになり、この摺動抵抗が大きい場
合には釣り糸の繰り出しや巻き取りをスムーズに行いに
くい。また、竿体の先端で釣り糸の方向が変わるので、
竿体先端の角部で釣り糸が擦られて切れたり弱くなった
りし易い。
【0003】そこで、釣り糸経路での摺動抵抗を少なく
するために、釣り糸経路に螺旋状の凹凸を形成し、その
凸部を釣り糸支持部として利用したものが知られている
(実公平5−88259号公報)。この技術では、釣り
糸支持部である螺旋状の凸部が竿体と同じ材料で成形さ
れており、凸部が竿体から離れがたく耐久性に優れたも
のになる。また、凸部の先端面にはある程度の面積があ
るので釣り糸との接触面積が適度にあり、凸部及び釣り
糸に課題な接触応力が発生するのを防止できる。
【0004】また、竿体先端での釣り糸を保護するため
に、竿体先端にトップガイドが設けられている。トップ
ガイドは、金属等からなり穂先に向けて広がるテーパ形
状の管体と、管体の内面に装着された摩擦係数の小さな
セラミックスなどからなる保護リングとを有している。
この管体は穂先竿の穂先外周に嵌合により固定されてい
る。このトップガイドでは、保護リングが釣り糸を滑ら
かに案内して、釣り糸が切れたり弱くなったりするのを
防いでいる。
【0005】トップガイドの具体的技術が、特開平4−
117232号公報に開示されている。この技術は、ト
ップガイドの先端内面に配置された保護リングの断面の
曲率半径を竿体先端の半径と同等以上に形成しておくこ
とによって、釣り糸が通過する際の抵抗を減少させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記2つの従来技術を
組み合わせることで、釣り糸経路及びトップガイドでの
釣り糸に対する接触抵抗を減少でき、釣り糸の保護とス
ムーズな釣り糸の移動とを実現できる。しかしながら、
前記従来技術を組み合わせる際に後者の技術では、トッ
プガイドの保護リングの内径が竿本体の内径より大きい
ので、竿本体の内面に形成された先端の凸部に接触する
という問題がある。この凸部は前者の技術ではマンドレ
ルに矩形断面のテープを巻き付けることで形成している
ので、矩形断面になる。このため、2つの従来技術を組
み合わせると、穂先側の凸部に釣り糸が接触して釣り糸
が擦り切れたり釣り糸の通過抵抗が大きくなるおそれが
ある。
【0007】本発明の課題は、凸状の釣り糸支持部を有
する竿本体の先端にトップガイドを装着した中通し竿用
穂先竿において、竿本体の穂先側での釣り糸と釣り糸支
持部との接触を減少させ、釣り糸の通過抵抗を低減しか
つ釣り糸の保護を十分に行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る中通し竿用
穂先竿は、釣り糸が内部を挿通する中通し竿用の竿であ
って、竿本体と、釣り糸支持部と、トップガイドとを備
えている。竿本体は、内部に釣り糸通路を有している。
釣り糸支持部は、釣り糸通路の内面の少なくとも穂先側
の一部に配置され断面台形状で内周側角部に弧状部を有
している。トップガイドは、竿本体の穂先側に配置され
た筒状のガイド本体と、ガイド本体の内面に装着され断
面半円状であり曲率半径が前記弧状部の曲率半径より大
きい円弧部を有し最も竿本体側の内径が釣り糸支持部の
内径より小さい1又は複数のガイドリングとを有してい
る。
【0009】ここでは、竿本体内では台形断面の釣り糸
支持部の内周辺に接触するので過大な応力で釣り糸が損
傷するのを防げる。また、竿本体側のガイドリングの内
径が釣り糸支持部の内径より小さいので、穂先側の釣り
糸支持部に釣り糸が接触しにくくなり、釣り糸が竿本体
の穂先側で傷つきにくくなる。また、接触しても釣り糸
支持部が弧状部を有しているので通過抵抗が少なく釣り
糸が傷つきにくくなる。さらに、ガイドリングの円弧部
の曲率半径が釣り糸支持部の弧状部の曲率半径より大き
いので、釣り糸が通過する際の抵抗を減少できる。
【0010】発明に2に係る中通し用穂先竿は、発明1
に記載の竿において、釣り糸支持部は螺旋状に形成され
ているので、製造が容易である。また、釣り糸支持部を
竿本体と一体で形成できるので、釣り糸支持部が竿本体
から剥がれにくくなり釣り糸支持部が損傷しにくい。発
明3に係る中通し竿用穂先竿は、請求項1又は2に記載
の竿において、釣り糸支持部は、断面台形状の外周辺の
幅が0.6〜1.2mm,高さが0.2〜0.6mmで
あるので、釣り竿支持部と竿本体との連結部分の面積が
適度に確保され、釣り糸支持部の強度及び耐久性が向上
するとともに、釣り糸経路の内面から適度の間隔をあけ
て釣り糸を良好に支持できる。
【0011】ここで、外側辺の幅が狭すぎれば、釣り糸
支持部の強度および耐久性が低下する。逆に広すぎると
それに伴って断面台形状の内周辺の幅が増えるので、釣
り糸との接触抵抗が増えて釣り糸がスムーズに移動しに
くくなる。断面台形状の高さが高すぎると、釣り糸経路
の内部空間が狭くなって釣り糸の通過が行い難くなる。
高さが低すぎると、濡れた釣り糸が通過すると釣り糸支
持部間の釣り糸経路の内面と釣り糸との間に水分が溜ま
って釣り糸の移動に対して抵抗力が生じ釣り糸がスムー
ズに移動しにくくなる。また、濡れていなくても釣り糸
が触れると釣り糸経路の内面に接触しやすくなり、釣り
糸に対する抵抗力が増加する。
【0012】発明4に係る中通し竿用穂先竿は、発明1
から3のいずれかに記載の釣り竿において、ガイド本体
が、穂先側に竿本体と一体で肉厚が竿本体より厚く形成
された筒部と、筒部の内面に配置され釣り糸支持部に連
続する先端釣り糸支持部と、筒部の開口端部の内面に嵌
合される嵌合筒部と、嵌合筒部の内面に螺合され内面が
穂先側に向かって広がるテーパ形状のガイド筒部とを有
し、ガイドリングがガイド筒部の内面に装着されてい
る。
【0013】ここでは、竿本体と一体で形成された筒部
に嵌合筒部を介してガイドリングを装着したガイド筒部
が螺合されているので、ガイドリングが損傷してもその
部分だけを交換できる。発明5に係る中通し竿用穂先竿
は、発明1から3のいずれかに記載の釣り竿において、
ガイド本体は、竿本体の穂先側外周に嵌め込まれ外面が
穂先側に向かって広がるテーパ形状の樹脂製の筒部と、
筒部の穂先側内面に配置され穂先側が手元側より内径が
大きい2段の段部とを有し、ガイドリングは2つであり
それぞれの段部に装着され、手元側のガイドリングの内
径は釣り糸支持部の内径より小さく穂先側のガイドリン
グの内径は釣り糸支持部の内径より大きい。
【0014】ここでは、筒部が樹脂製であるので、トッ
プガイドの軽量化を図れる。また、筒部の先端にもガイ
ドリングを配置したので釣り糸が筒部に接触しにくく樹
脂製であっても筒部が損傷しにくい。さらに、外形がテ
ーパ形状であるので釣り糸が絡みにくい。発明6に係る
中通し竿用穂先竿は、発明5に記載の釣り竿において、
穂先側のガイドリングは段部の内面から端面にわたって
装着されているので、樹脂製の筒部に釣り糸がより接触
しにくくなり、筒部が損傷しにくくなる。
【0015】発明7に係る中通し竿用穂先竿は、発明1
から3のいずれかに記載の釣り竿において、ガイド本体
が、穂先側に竿本体と一体で肉厚が竿本体より厚く成形
された筒部と、筒部の内面に配置され釣り糸支持部に連
続する先端釣り糸支持部と、筒部の開口端部の内面に形
成された段部とを有し、ガイドリングが段部に直に装着
されている。
【0016】ここでは、ガイド本体が竿本体と一体で形
成されているので、トップガイドの外径が竿本体に比べ
てあまり大きくならず釣り糸が絡みにくい。発明8に係
る中通し竿用穂先竿は、発明1から7のいずれかに記載
の釣り竿において、ガイドリングは、サーメットセラミ
ックス製であるので、表面が滑らかで摩擦係数が低くな
り耐久性も高くなる。このため、釣り糸の抵抗を削減し
かつトップガイドの耐久性を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1に示す本発明の一実施形態を
採用した中通し竿10は、振出竿であり、グリップ部G
を有する元竿12と、元竿12の先端側に連結された中
間竿13と、中間竿13の先端側に連結された穂先竿1
4とを有している。元竿12のグリップ部Gの近傍に
は、釣り糸30を巻回するリール20が装着されてい
る。元竿12、中間竿13及び穂先竿14はそれぞれ緩
円錐状であり、元竿12の先端部分には釣り糸30の釣
り糸導入口16が形成されている。また、穂先竿14の
先端には管状のトップガイド18が装着されている。リ
ール20から引き出された釣り糸30は、釣り糸導入口
16から元竿12の内部に入り、トップガイド18から
外部に引き出される。
【0018】図2及び図6に示すように、穂先竿14
は、筒状の竿本体14Aと、竿本体14Aの内部に形成
された釣り糸通路15aと、竿本体14Aの先端に設け
られたトップガイド18とを有している。釣り糸通路1
5aの内面には螺旋状の釣り糸支持部40が竿本体14
Aと一体に成形されている。竿本体14Aは、図3に拡
大して示すように、釣り糸支持部40が形成された第1
層14aと、第1層14aの外周に順次積層された第2
層14b、第3層14c及び第4層14dとを有してい
る。釣り糸支持部40及び各層14a〜14dは、内部
に多数の強化繊維44が埋め込まれたプリプレグから形
成されている。そして、釣り糸支持部40、第1層14
a及び第4層14dにおいては強化繊維は周方向に配向
され、第2層14b及び第3層14cにおいては強化繊
維は軸方向に配向されている。なお、釣り糸支持部40
における強化繊維44は、撚糸からなり、チラノ繊維
(SIC繊維)と呼ばれる繊維が用いられる。このチラ
ノ繊維は、Si、C、O元素を主成分としてTi、B、
N元素を含んでいる。この繊維を、繊維径8.5μmで
0.8K×4本ヨリ(160ターンヨリ)で用いる。ま
た、他の層14a〜14dにおける強化繊維としては、
炭素繊維等が用いられる。
【0019】図5にさらに拡大して示すように、釣り糸
支持部40は断面台形状をなし、幅の広い外周辺(図5
下辺)が釣り糸通路15aの内面側に接続され、幅の狭
い内周辺(図5上辺)が釣り糸通路15aの中心側に突
き出している。釣り糸支持部40の内周辺角部には弧状
部45が設けられている。釣り糸支持部40の外周辺角
部にも弧状部46が設けられている。
【0020】釣り糸支持部40は、外周辺の幅W2が
0.6〜1.2mmに設定されている。断面台形状である
から、内周辺の幅W1は外周辺の幅W2よりも少し小さ
くなっている。高さHは0.2〜0.6mmに設定されて
いる。前述のように、釣り糸支持部40は螺旋状に形成
されているが、そのリード角θ(図2参照)は50°以
下に設定されている。内周辺角部の弧状部45は半径R
1=0.05〜2mmの円弧であり、外周辺角部の弧状部
46は半径R2=0.05〜2mmの円弧である。
【0021】このような構造の釣り糸支持部40を竿本
体14Aに設けるには、前述の実開平5−88259号
公報に開示された製造技術が適用できる。この製造工程
で、竿本体14Aを製造するためのマンドレルに巻回し
ておく樹脂テープの幅、厚み、巻き付けリード角などの
条件、あるいは、プリプレグの特性、プリプレグを構成
する合成樹脂と強化繊維の特性などを調整することで、
釣り糸支持部40の台形の形状構造が形成される。
【0022】中間竿13は、図4に拡大して示すよう
に、5層となっている。なお、元竿12も基本的な構造
は図4に示す構造と同様である。この中間竿13は、穂
先竿14と同様に、内部には釣り糸通路15bを有して
いる。最も内側の第1層13aの壁面、すなわち釣り糸
通路15bの壁面は平滑面であり、凸状の釣り糸支持部
は形成されていない。この第1層13aの外周には、第
2層13b、第3層13c、第4層13d及び第5層1
3eが順次積層されている。各層13a〜13eは、内
部に多数の強化繊維が埋め込まれたプリプレグから形成
されている。そして、第1層13a及び第5層13eに
おいては強化繊維は周方向に配向され、第2層13b、
第3層13c及び第4層13dにおいては強化繊維44
は軸方向に配向されている。
【0023】図6に示すように、トップガイド18は、
穂先竿14の竿本体14Aの先端に一体で形成された厚
肉筒部51と、厚肉筒部51の先端内周面に嵌合される
嵌合筒部52と、嵌合筒部52の先端内周面に螺合され
るガイド筒部53と、ガイド筒部53の内周面に嵌め込
まれたガイドリング54とを有している。厚肉筒部51
は、竿本体14Aとなるプリプレグの先端部外周面にプ
リプレグを複数層巻重ねて成形することで竿本体14A
と一体に形成されている。厚肉筒部51の内面にも釣り
糸支持部40が形成されている。厚肉筒部51の先端内
面にはリーマ加工された段部51aが形成されており、
この段部51aに嵌合筒部52が嵌め込まれ接着されて
いる。
【0024】嵌合筒部52の先端内面には雌ネジ部52
aが形成されており、この雌ネジ部52aにガイド筒部
53が螺合されている。この結果、ガイド筒部53は嵌
合筒部52に対して着脱自在である。ガイド筒部53
は、内面に穂先側に向かって広がるテーパ部53aと、
テーパ部53aの内周側に形成された段部53bとを有
している。この段部53bにガイドリング54が装着さ
れている。
【0025】ガイドリング54は、サーメットセラミッ
クスの成形体からなる。ガイドリング54の断面形状
は、中心側に向けて滑らかに突出した湾曲形状をなして
いる。ガイドリング54の先端には円弧部54aが形成
されており、その曲率半径R3は、釣り糸支持部40の
弧状部45の曲率半径R1 より大きくなっている。ガイ
ドリング54の内径D1 は、穂先竿14の釣り糸支持部
の凸部の内径d0 よりも小さくなっている。
【0026】ここでは、竿本体14Aと一体で形成され
た厚肉筒部51に嵌合筒部52を介してガイドリング5
4を装着したガイド筒部53が螺合されているので、ガ
イドリング54が損傷しても、新たなガイドリング54
を装着したガイド筒部53だけを交換すればよい。次
に、特に穂先竿14の製造方法について簡単に説明す
る。
【0027】まず、マンドレルの外周にワックスなどか
らなる離型剤を塗布し、その上にポリプロピレン樹脂か
らなる離型用テープを密に巻回する。次に、離型用テー
プの外周に、成形しようとする釣り糸支持部40、第1
〜4層14a〜14d及びトップガイド18の厚肉筒部
51を形成するためのプリプレグを巻回する。なお、釣
り糸支持部40は、前述のように、チラノ繊維を樹脂に
含浸させたテープ状プリプレグを所定のピッチで間隔を
あけて螺旋状に巻回することによって形成する。また、
4層のプリプレグ層14a〜14d及び厚肉筒部51
は、炭素繊維を樹脂に含浸させてなるプリプレグテープ
を密に巻回して形成する。
【0028】釣り糸支持部40および最内層のプリプレ
グ層14aは、プリプレグテープとしてテープの長さ方
向に強化繊維が配向されたものを用いて巻回して作製さ
れるので、釣り糸支持部40およびプリプレグ層14a
の強化繊維の配向は、マンドレルの周方向に沿ったもの
となる。また、第2および第3のプリプレグ層14b,
14cについては、強化繊維がテープ幅方向に配向され
たプリプレグテープを用いたり、あるいは強化繊維が長
手方向に配向されたプリプレグシートを長手方向がマン
ドレルの軸方向に沿うように巻回したりして作製する。
その結果、第2および第3のプリプレグ層14b,14
cは、強化繊維が軸方向に配向された状態になる。
【0029】第4のプレプレグ層14dは、第1のプリ
プレグ層14aと同様にして作製する。強化繊維は周方
向に配向される。このようにして釣り糸支持部40を形
成するプリプレグ、4層のプリプレグ層14a〜14d
及び厚肉筒部51を形成するプリプレグが配置された
後、その外周にポリエチレンテレフタレート(PET)
やポリプロピレンなどからなる保形用テープ(図示せ
ず)を巻回して、常法により焼成を行う。焼成後に外周
の保形用テープを剥離し、内周の離型用テープを取り外
せば、図3及び図5に示すような厚肉筒部51付の竿本
体14Aが得られる。
【0030】ここでは、竿本体14Aの内周に断面円形
状の釣り糸通路15aが形成され、釣り糸通路15aの
内周面には断面台形状をなす螺旋状の釣り糸支持部40
が形成されるとともに、竿本体14Aの先端に一体でト
ップガイド18の厚肉筒部51が形成される。そして、
厚肉筒部51の先端をリーマ加工して段部51aを形成
し、そこに別に作成した嵌合筒部52をはめ込み、さら
に嵌合筒部52に予めガイドリング54を装着したガイ
ド筒部53をネジ込むことで、トップガイド18付の穂
先竿145が得られる。
【0031】このように構成された中通し竿10では、
使用時には、リール20から繰り出された釣り糸30が
釣り糸導入口16から釣り糸通路15b,15aを経
て、釣り糸支持部40で支持され、トップガイド18の
ガイドリング54で案内されることになる。このような
構造の中通し竿10では、水等が付着して摺動抵抗が大
きくなりやすい内径の小さな穂先竿14の内部に釣り糸
支持部40が形成されているので、長期にわたって使用
しても、摺動抵抗が大きくなるのを防止できる。
【0032】また、中間竿13および元竿12の内壁面
は平滑面で形成されており、釣り糸支持部は形成されて
いない。このため、穂先竿14を中間竿13に収納する
際、および中間竿13を元竿12に収納する際に、穂先
竿14および中間竿13のそれぞれの元竿側端部が衝突
する部分がなくなり、収納時の音の発生や端部の損傷を
抑えることができる。さらに、中間竿13および元竿1
2の内壁面を構成する層は周方向に強化繊維が配向され
ている。このため、内壁面が比較的硬くなり、内壁面自
体の損傷も少なくなる。したがって、内壁面への竿端部
のひっかかりがより少なくなる。
【0033】また、ガイドリング54の内径D1 が釣り
糸支持部40の最小内径d0 より小さいので、穂先側の
釣り糸支持部40に釣り糸が接触しにくくなり、釣り糸
が釣り糸支持部40の穂先側で傷つきにくくなる。ま
た、接触しても釣り糸支持部40が弧状部45を有して
いるので通過抵抗が少なく釣り糸が傷つきにくくなる。
さらに、ガイドリング54の円弧状部の曲率半径R3
釣り糸支持部の弧状部の曲率半径R1 より大きいので、
釣り糸が通過する際の抵抗を減少できる。
【0034】〔他の実施形態〕 (a) 図7に示すように、トップガイド68が、竿本
体14Aの先端外周面に嵌合される嵌合筒部69と、ガ
イドリング70とを有していてもよい。嵌合筒部69
は、外面が穂先側に向かって広がるテーパ形状の樹脂製
の部材であり、その先端内面には穂先側から元竿側に向
かって段階的に内径が小さくなる2段の段部69a,6
9bが形成されている。嵌合筒部69の先端から段部6
9aの内周面にかけて、穂先側のガイドリング70が嵌
め込まれている。ガイドリング70は、サーメットセラ
ミックスの成形体からなる。ガイドリング70は嵌合筒
部69の先端を覆い、ガイドリング70の先端外周が嵌
合筒部69の外周に一致している。ガイドリング70の
断面形状は、中心側に向けて滑らかに突出した湾曲形状
を有している。ガイドリング70の先端には円弧部70
aが形成されており、その内径D3 は、穂先竿14の釣
り糸支持部40の内径d0 よりも大きくなっている。
【0035】嵌合筒部69の第2の段部69bには、元
竿側のガイドリング71が嵌め込まれている。元竿側の
ガイドリング71も穂先側のガイドリング70と同様な
材料からなる。ガイドリング71の断面形状も、中心側
に向けて滑らかに突出した湾曲形状をなしている。ガイ
ドリング71の先端には円弧部71aが形成されてお
り、その曲率半径R4 は、釣り糸支持部40の弧状部4
5の曲率半径R1 より大きくなっている。ガイドリング
71の内径D2 は、釣り糸支持部40の凸部の内径d0
よりも小さくなっている。
【0036】ここでは、嵌合筒部69が樹脂製であるの
で、トップガイド68の軽量化を図れる。また、嵌合筒
部69の先端にもガイドリング70を配置したので釣り
糸が嵌合筒部69に接触しにくく、樹脂製であっても嵌
合筒部69が損傷しにくい。さらに、嵌合筒部69の外
形がテーパ形状であるので釣り糸が絡みにくい。 (b) 図8に示すように、トップガイド78が、竿本
体14Aの先端外周面に一体で成形された厚肉筒部79
と、ガイドリング80とを有していてもよい。
【0037】厚肉筒部79は、竿本体14Aの先端に竿
本体14Aより厚肉に成形された部材であり、その先端
内面には段部79aが形成されている。この段部79a
にガイドリング80が嵌め込まれている。ガイドリング
80は、サーメットセラミックスの成形体からなる。ガ
イドリング80の断面形状は、中心側に向けて滑らかに
突出した湾曲形状を有している。ガイドリング80の先
端には円弧部80aが形成されており、その曲率半径R
5 は、釣り糸支持部40の弧状部45の曲率半径R1
り大きくなっている。ガイドリング80の内径D5 は、
釣り糸支持部40の凸部の内径d0 よりも小さくなって
いる。
【0038】ここでは、厚肉筒部79が竿本体14Aと
一体で形成されているので、トップガイド78の外径が
竿本体14Aに比べてあまり大きくならず釣り糸が絡み
にくい。 (c) 中通し竿10の構造は、図示した実施形態のほ
か、通常の中通し竿と同様の構造を適宜に組み合わせて
構成することができる。リール20やグリップ部12、
釣り糸導入口16などの構造も、通常の中通し竿と同様
の構造が採用できる。
【0039】(d) トップガイド18のうち、嵌合筒
部52及びガイド筒部53の材料は、従来のトップガイ
ドと同様の材料が用いられ、具体的には金属、合成樹
脂、木質材、セラミックスなどが挙げられる。 (e) ガイドリング54,70,71,80の材料
は、前記したサーメットセラミックスのように、摩擦係
数が小さく耐久性に優れた材料が好ましい。サーメット
セラミックス以外のセラミックスや金属、合成樹脂も使
用できる。
【0040】(f) 振出竿に代えて並継式の中通し竿
にも本発明を同様に適用にできる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る中通し竿用穂先竿では、竿
本体内では台形断面の釣り糸支持部の内周辺に接触する
ので過大な応力で釣り糸が損傷擦るのを防げる。また、
竿本体側のガイドリングの内径が釣り糸支持部の内径よ
り小さいので、穂先側の釣り糸支持部に釣り糸が接触し
にくくなり、釣り糸が竿本体の穂先側で傷つきにくくな
る。また、接触しても釣り糸支持部が弧状部を有してい
るので通過抵抗が少なく釣り糸が傷つきにくくなる。さ
らに、ガイドリングの円弧状部の曲率半径が釣り糸支持
部の弧状部の曲率半径より大きいので、釣り糸が通過す
る際の抵抗を減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用した中通し竿の側面
図。
【図2】穂先竿の断面拡大図。
【図3】穂先竿の断面拡大部分図。
【図4】中間竿の断面拡大部分図。
【図5】釣り糸支持部の断面拡大図。
【図6】トップガイドの断面拡大図。
【図7】他の実施形態の図6に相当する図。
【図8】他の実施形態の図6に相当する図。
【符号の説明】
10 中通し竿 14 穂先竿 14A 竿本体 15a,15b 釣り糸通路 18,68,78 トップガイド 30 釣り糸 40 釣り糸支持部 45 弧状部 51,79 厚肉筒部 52,69 嵌合筒部 53 ガイド筒部 53a,69a,69b,79a 段部 54,70,71,80 ガイドリング 54a,70a,71a,80a 円弧部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】釣り糸が内部を挿通する中通し竿用穂先竿
    であって、 内部に釣り糸経路を有する竿本体と、 前記釣り糸経路の内面の少なくとも穂先側に配置され断
    面台形状で内周側角部に弧状部を有する釣り糸支持部
    と、 前記竿本体の穂先側に配置された筒状のガイド本体と、
    前記ガイド本体の内面に装着され断面半円状であり曲率
    半径が前記弧状部の曲率半径より大きい円弧部を有し最
    も竿本体側の内径が前記釣り糸支持部の内径より小さい
    1又は複数のガイドリングとを有するトップガイドと、
    を備えた中通し竿用穂先竿。
  2. 【請求項2】前記釣り糸支持部は螺旋状に形成されてい
    る、請求項1に記載の中通し竿用穂先竿。
  3. 【請求項3】前記釣り糸支持部は、断面台形状の外周辺
    の幅が0.6〜1.2mm,断面台形状の高さが0.2
    〜0.6mmである、請求項1又は2に記載の中通し竿
    用穂先竿。
  4. 【請求項4】前記ガイド本体は、 穂先側に前記竿本体と一体で肉厚が前記竿本体より厚く
    形成された筒部と、 前記筒部の内面に配置され前記釣り糸支持部に連続する
    先端釣り糸支持部と、 前記筒部の開口端部の内面に嵌合される嵌合筒部と、 前記嵌合筒部の内面に螺合され内面が穂先側に向かって
    広がるテーパ形状のガイド筒部とを有し、 前記ガイドリングは前記ガイド筒部の内面に装着されて
    いる、請求項1から3のいずれかに記載の中通し竿用穂
    先竿。
  5. 【請求項5】前記ガイド本体は、 前記竿本体の穂先側外周に嵌め込まれ外面が穂先側に向
    かって広がるテーパ形状の樹脂製筒部と、 前記筒部の穂先側内面に配置され穂先側が手元側より内
    径が大きい2段の段部とを有し、 前記ガイドリングは2つでありそれぞれの段部に装着さ
    れ、手元側のガイドリングの内径は前記釣り糸支持部の
    内径より小さく穂先側のガイドリングの内径は前記釣り
    糸支持部の内径より大きい、請求項1から3のいずれか
    に記載の中通し竿用穂先竿。
  6. 【請求項6】前記穂先側のガイドリングは前記段部の内
    面から端面にわたって装着されている、請求項5に記載
    の中通し竿用穂先竿。
  7. 【請求項7】前記ガイド本体は、 穂先側に前記竿本体と一体で肉厚が前記竿本体より厚く
    成形された筒部と、 前記筒部の内面に配置され前記釣り糸支持部に連続する
    先端釣り糸支持部と、 前記筒部の開口端部の内面に形成された段部とを有し、 前記ガイドリングは前記段部に直に装着されている、請
    求項1から3のいずれかに記載の中通し竿用穂先竿。
  8. 【請求項8】前記ガイドリングは、サーメットセラミッ
    クス製である、請求項1から7のいずれかに記載の中通
    し竿用穂先竿。
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