JPH09187975A - 熱転写画像形成装置 - Google Patents
熱転写画像形成装置Info
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- JPH09187975A JPH09187975A JP8003368A JP336896A JPH09187975A JP H09187975 A JPH09187975 A JP H09187975A JP 8003368 A JP8003368 A JP 8003368A JP 336896 A JP336896 A JP 336896A JP H09187975 A JPH09187975 A JP H09187975A
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- roller
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Abstract
(57)【要約】
【課題】トナー担持体面から遊離した微細トナーによる
地汚れを防止する熱転写画像形成装置を提供する。 【解決手段】装置本体のトナー塗布装置14は匡体18
内に弾性ローラ19、ブレード21、回収ローラ22及
び仕切り部材23を備え、内部の空房にトナーTを収容
する。トナー担持フィルム13は上部中央でサーマルヘ
ッド11に裏面で摺接し、右端を搬送ローラ16により
裏面から支持され、左端は下方で搬送ローラ15により
弾性ローラ19に押圧され上方で押圧ローラ17により
回収ローラ22に押圧される。弾性ローラ19はブレー
ド21により一定の厚さに規制されたトナーTを付着力
の差によってトナー担持フィルム13側に一様に塗布す
る。この標準粒子と微細粒子とが混在するトナー塗布面
に、トナー担持フィルム13の移動方向下流で、トナー
の帯電電荷と逆極性のバイアス電圧を印加されている回
収ローラ22が圧接して微細トナーのみを吸着して匡体
18内に回収する。
地汚れを防止する熱転写画像形成装置を提供する。 【解決手段】装置本体のトナー塗布装置14は匡体18
内に弾性ローラ19、ブレード21、回収ローラ22及
び仕切り部材23を備え、内部の空房にトナーTを収容
する。トナー担持フィルム13は上部中央でサーマルヘ
ッド11に裏面で摺接し、右端を搬送ローラ16により
裏面から支持され、左端は下方で搬送ローラ15により
弾性ローラ19に押圧され上方で押圧ローラ17により
回収ローラ22に押圧される。弾性ローラ19はブレー
ド21により一定の厚さに規制されたトナーTを付着力
の差によってトナー担持フィルム13側に一様に塗布す
る。この標準粒子と微細粒子とが混在するトナー塗布面
に、トナー担持フィルム13の移動方向下流で、トナー
の帯電電荷と逆極性のバイアス電圧を印加されている回
収ローラ22が圧接して微細トナーのみを吸着して匡体
18内に回収する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを塗布され
たトナー担持体面から遊離して搬送される微細トナーを
回収して地汚れを防止する熱転写画像形成装置に関す
る。
たトナー担持体面から遊離して搬送される微細トナーを
回収して地汚れを防止する熱転写画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、ホストコンピュータ等のホスト機
器から出力される印字情報に従って用紙に印字を行う画
像形成装置として、電子写真方式や熱転写方式を採用し
たプリンタ装置が知られている。
器から出力される印字情報に従って用紙に印字を行う画
像形成装置として、電子写真方式や熱転写方式を採用し
たプリンタ装置が知られている。
【0003】例えば、電子写真方式を用いたプリンタ装
置は、感光ドラムの周りに帯電器、露光ヘッド、現像
器、転写器等を配設し、帯電器により予め所定電荷を保
持した感光ドラムに対して露光ヘッドで印字情報に従っ
た光書き込みを行い、感光ドラムに静電潜像を形成す
る。この静電潜像は、トナーが収納された現像器により
顕像化(トナー像化)され、転写器で用紙に転写され
る。転写された用紙はトナー像を定着器で熱定着され、
機外へ排出される。しかし、この電子写真方式のプリン
タ装置は、高価な感光ドラムを使用しなければならず、
したがって装置のコストアップの原因となる。また、定
着器も必要である為、装置が大型化するという欠点を有
している。
置は、感光ドラムの周りに帯電器、露光ヘッド、現像
器、転写器等を配設し、帯電器により予め所定電荷を保
持した感光ドラムに対して露光ヘッドで印字情報に従っ
た光書き込みを行い、感光ドラムに静電潜像を形成す
る。この静電潜像は、トナーが収納された現像器により
顕像化(トナー像化)され、転写器で用紙に転写され
る。転写された用紙はトナー像を定着器で熱定着され、
機外へ排出される。しかし、この電子写真方式のプリン
タ装置は、高価な感光ドラムを使用しなければならず、
したがって装置のコストアップの原因となる。また、定
着器も必要である為、装置が大型化するという欠点を有
している。
【0004】また、熱転写方式のプリンタ装置は、印字
情報に従って発熱するサーマルヘッドと用紙間に、イン
クが塗布されたインクリボンを走行させ、印字情報に従
ってサーマルヘッドを選択的に発熱し、インクリボン上
のインクを溶かし、対応する位置の用紙に印字を行うも
のが実用化されている。この熱転写方式のプリンタ装置
は、高価な感光ドラムを使用せず、また、定着器も不用
である為、低廉であり且つ装置を小型化できるという利
点を有している。しかし、一度使用したインクリボンは
再利用することができず使い捨てとなるため、ランニン
グコストが嵩むという問題がある。一般に、文書の印字
面積率は5%程度であり、したがって、使用後にフィル
ム上に塗布されたインクの未印字の残留部分は全体の9
5%にもなる。これがそのまま捨てられることになるか
ら、結果的には、この方式の場合も経済性が良いとは言
えず、かえって使用コストが高価なものになるという欠
点を有していた。
情報に従って発熱するサーマルヘッドと用紙間に、イン
クが塗布されたインクリボンを走行させ、印字情報に従
ってサーマルヘッドを選択的に発熱し、インクリボン上
のインクを溶かし、対応する位置の用紙に印字を行うも
のが実用化されている。この熱転写方式のプリンタ装置
は、高価な感光ドラムを使用せず、また、定着器も不用
である為、低廉であり且つ装置を小型化できるという利
点を有している。しかし、一度使用したインクリボンは
再利用することができず使い捨てとなるため、ランニン
グコストが嵩むという問題がある。一般に、文書の印字
面積率は5%程度であり、したがって、使用後にフィル
ム上に塗布されたインクの未印字の残留部分は全体の9
5%にもなる。これがそのまま捨てられることになるか
ら、結果的には、この方式の場合も経済性が良いとは言
えず、かえって使用コストが高価なものになるという欠
点を有していた。
【0005】これに、対して、同様に熱転写方式のプリ
ンタ装置ではあるが、インクの供給方式の異なるものが
知られている。例えば、特開61−169282には、
リサイクルの可能なエンドレスのフィルムにトナーを塗
布し、そのトナーを熱転写ヘッドにより印字データに則
って選択溶融し、この溶融トナーを用紙に転写して画像
形成するトナー溶融転写技術が開示されている。この方
式は、トナーを担持するフィルムはエンドレスの循環方
式であるので、半永久的に使用ができ、また未溶融のト
ナーは、トナー塗布装置に回収されるので、極めて無駄
が無い。したがって、上述のインクリボン使い捨ての熱
転写方式に較べると、消耗品が少ないという点で勝れて
いる。
ンタ装置ではあるが、インクの供給方式の異なるものが
知られている。例えば、特開61−169282には、
リサイクルの可能なエンドレスのフィルムにトナーを塗
布し、そのトナーを熱転写ヘッドにより印字データに則
って選択溶融し、この溶融トナーを用紙に転写して画像
形成するトナー溶融転写技術が開示されている。この方
式は、トナーを担持するフィルムはエンドレスの循環方
式であるので、半永久的に使用ができ、また未溶融のト
ナーは、トナー塗布装置に回収されるので、極めて無駄
が無い。したがって、上述のインクリボン使い捨ての熱
転写方式に較べると、消耗品が少ないという点で勝れて
いる。
【0006】このトナー溶融転写方式は、元来トナーの
溶融温度が150℃乃至160℃であって使い捨てイン
クリボンの熱転写インクの溶融温度である80℃前後よ
りも融点が高いため、このトナーを用紙表面に形成され
ている微細な繊維構造面へ浸透させて用紙に対する接着
力及び投錨力を発揮させるためには、トナーを充分に溶
融させる必要がある。しかし、そのために印字ヘッドの
発熱エネルギーをあまりに高くすると、印字ヘッドが万
一空印字(印字ヘッドにフィルムが接触しない状態での
印字ヘッドヘの通電)を行った場合、熱の伝播先がない
ため印字ヘッドが過熱して焼き切れ、破損してしまう虞
がある。したがって、接着力のほうを主眼として発熱エ
ネルギーをやや抑えて用いなければならない。
溶融温度が150℃乃至160℃であって使い捨てイン
クリボンの熱転写インクの溶融温度である80℃前後よ
りも融点が高いため、このトナーを用紙表面に形成され
ている微細な繊維構造面へ浸透させて用紙に対する接着
力及び投錨力を発揮させるためには、トナーを充分に溶
融させる必要がある。しかし、そのために印字ヘッドの
発熱エネルギーをあまりに高くすると、印字ヘッドが万
一空印字(印字ヘッドにフィルムが接触しない状態での
印字ヘッドヘの通電)を行った場合、熱の伝播先がない
ため印字ヘッドが過熱して焼き切れ、破損してしまう虞
がある。したがって、接着力のほうを主眼として発熱エ
ネルギーをやや抑えて用いなければならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成の熱転写方式のプリンタでは、トナーを担持するフ
ィルムの表面と用紙との間に形成される間隙は、トナー
の粒径に応じてほぼ一定に維持される。つまりトナーの
粒径にバラツキがあった場合は、最も大きいトナーの粒
径に応じた間隙を形成する。印字ヘッドの発熱エネルギ
ーは、フィルム面に密着しているトナーにはフィルムを
介して伝達される。したがって、これらのトナーは溶融
し、用紙に転写されて、よく固着する。しかしながら、
フィルム面から遊離して他のトナーに付着している微細
なトナーには、遊離空間(空気)の熱伝導率が極めて低
いことと、付着されているトナー(被付着トナー)の熱
容量が付着トナーよりも径の3乗に比例して大きいた
め、被付着トナーから付着トナーに熱エネルギーが伝播
拡散する時間的及び熱量的余裕がないことから、転写位
置のトナーであるにも拘らず、このようにフィルム面か
ら遊離しているトナーは溶融されないまま用紙に付着す
る。このような付着は単に物理的に紙面に付着している
だけであるからこのようなトナーは容易に他へ転移して
地汚れを発生させ、画質を低下させる原因となる。ま
た、付着トナーはフィルム面から遊離しているためにフ
ィルム面との静電的な付着力も、ファンデルワールス
(Vandel Waals)の力も受けることがない。このため上
記のように転写位置で有る無しに拘らず用紙面に近接す
る付着トナーが用紙に転移、付着して、地汚れを発生さ
せるという問題も有していた。
構成の熱転写方式のプリンタでは、トナーを担持するフ
ィルムの表面と用紙との間に形成される間隙は、トナー
の粒径に応じてほぼ一定に維持される。つまりトナーの
粒径にバラツキがあった場合は、最も大きいトナーの粒
径に応じた間隙を形成する。印字ヘッドの発熱エネルギ
ーは、フィルム面に密着しているトナーにはフィルムを
介して伝達される。したがって、これらのトナーは溶融
し、用紙に転写されて、よく固着する。しかしながら、
フィルム面から遊離して他のトナーに付着している微細
なトナーには、遊離空間(空気)の熱伝導率が極めて低
いことと、付着されているトナー(被付着トナー)の熱
容量が付着トナーよりも径の3乗に比例して大きいた
め、被付着トナーから付着トナーに熱エネルギーが伝播
拡散する時間的及び熱量的余裕がないことから、転写位
置のトナーであるにも拘らず、このようにフィルム面か
ら遊離しているトナーは溶融されないまま用紙に付着す
る。このような付着は単に物理的に紙面に付着している
だけであるからこのようなトナーは容易に他へ転移して
地汚れを発生させ、画質を低下させる原因となる。ま
た、付着トナーはフィルム面から遊離しているためにフ
ィルム面との静電的な付着力も、ファンデルワールス
(Vandel Waals)の力も受けることがない。このため上
記のように転写位置で有る無しに拘らず用紙面に近接す
る付着トナーが用紙に転移、付着して、地汚れを発生さ
せるという問題も有していた。
【0008】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
トナー担持体面から遊離した微細トナーによる地汚れを
防止する熱転写画像形成装置を提供することである。
トナー担持体面から遊離した微細トナーによる地汚れを
防止する熱転写画像形成装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
熱転写画像形成装置の構成を述べる。本発明は、主走査
方向に複数の発熱体を有する発熱ヘッドとプラテンとを
対向配置し、表面にトナーを担持するトナー担持手段と
用紙とを重ねて上記発熱ヘッドと上記プラテンとの対向
部に搬送させ、上記発熱体を選択的に通電することによ
り、上記トナー担持手段上のトナーを溶融させ、用紙に
選択的に転写してドット画像を形成する熱転写画像形成
装置に適用される。
熱転写画像形成装置の構成を述べる。本発明は、主走査
方向に複数の発熱体を有する発熱ヘッドとプラテンとを
対向配置し、表面にトナーを担持するトナー担持手段と
用紙とを重ねて上記発熱ヘッドと上記プラテンとの対向
部に搬送させ、上記発熱体を選択的に通電することによ
り、上記トナー担持手段上のトナーを溶融させ、用紙に
選択的に転写してドット画像を形成する熱転写画像形成
装置に適用される。
【0010】本発明の熱転写画像形成装置は、上記トナ
ー担持手段にトナーを塗布するトナー塗布手段と、該ト
ナー塗布手段により塗布された上記トナー担持手段上の
トナーの一部を印字工程前に回収するトナー回収手段と
を備えて構成される。
ー担持手段にトナーを塗布するトナー塗布手段と、該ト
ナー塗布手段により塗布された上記トナー担持手段上の
トナーの一部を印字工程前に回収するトナー回収手段と
を備えて構成される。
【0011】そして、例えば請求項3記載のように、上
記トナー回収手段にトナーの有する極性と逆極性のバイ
アス電圧を印加するバイアス電源を更に備えて構成され
る。上記トナー回収手段は、例えば請求項2記載のよう
に、上記トナー担持手段上において該トナー担持手段か
ら遊離し且つトナー担持手段に密着する他のトナー粒子
に付着して搬送される微細なトナー粒子を回収する。ま
た、例えば請求項4記載のように、トナー回収手段と上
記トナー粒子との間の付着力をf5 、上記トナー粒子同
志の間の付着力をf3 、上記トナー担持手段と上記トナ
ー粒子との間の付着力をf2 としたとき、式「f3 <f
5 <f2 」が成り立つような付着力を備えるように構成
される。
記トナー回収手段にトナーの有する極性と逆極性のバイ
アス電圧を印加するバイアス電源を更に備えて構成され
る。上記トナー回収手段は、例えば請求項2記載のよう
に、上記トナー担持手段上において該トナー担持手段か
ら遊離し且つトナー担持手段に密着する他のトナー粒子
に付着して搬送される微細なトナー粒子を回収する。ま
た、例えば請求項4記載のように、トナー回収手段と上
記トナー粒子との間の付着力をf5 、上記トナー粒子同
志の間の付着力をf3 、上記トナー担持手段と上記トナ
ー粒子との間の付着力をf2 としたとき、式「f3 <f
5 <f2 」が成り立つような付着力を備えるように構成
される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る熱転写画像形成装置のトナー塗布部の構成を示す拡大
側面図であり、詳しくは後述するが、トナー担持体面か
ら遊離した微細トナーを、転写前に回収するようにし
て、転写画像の地汚れを防止している。
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
る熱転写画像形成装置のトナー塗布部の構成を示す拡大
側面図であり、詳しくは後述するが、トナー担持体面か
ら遊離した微細トナーを、転写前に回収するようにし
て、転写画像の地汚れを防止している。
【0013】図2は、その熱転写画像形成装置の模式的
側断面図である。先ず、図2を用いて全体構成を説明す
る。同図に示すように、熱転写画像形成装置(装置本
体)1は、装置本体の略中央に配設された記録部2、こ
の記録部2の用紙搬送方向上流(図の左側)に配設され
たガイド板3、搬送ロール対4、及び給紙コロ5を備え
ている。給紙コロ5の下方には用紙Pを積載した給紙カ
セット6が装置本体1の一方の側面から着脱自在に装着
されている。一方、記録部2の用紙搬送方向下流(図の
右側)には、用紙搬送ベルト7を備えている。用紙搬送
ベルト7の下流には、装置本体1の他の側面に用紙排出
口8が形成され、この排出口8から外側に排紙トレー9
が配設されている。
側断面図である。先ず、図2を用いて全体構成を説明す
る。同図に示すように、熱転写画像形成装置(装置本
体)1は、装置本体の略中央に配設された記録部2、こ
の記録部2の用紙搬送方向上流(図の左側)に配設され
たガイド板3、搬送ロール対4、及び給紙コロ5を備え
ている。給紙コロ5の下方には用紙Pを積載した給紙カ
セット6が装置本体1の一方の側面から着脱自在に装着
されている。一方、記録部2の用紙搬送方向下流(図の
右側)には、用紙搬送ベルト7を備えている。用紙搬送
ベルト7の下流には、装置本体1の他の側面に用紙排出
口8が形成され、この排出口8から外側に排紙トレー9
が配設されている。
【0014】上記の給紙コロ5は、半月状コロで構成さ
れており、図の矢印Aで示す反時計回り方向へ1回転し
て、給紙カセット6内の用紙Pを1枚毎に取り出し、そ
の用紙Pを搬送ローラ対4に給送する。
れており、図の矢印Aで示す反時計回り方向へ1回転し
て、給紙カセット6内の用紙Pを1枚毎に取り出し、そ
の用紙Pを搬送ローラ対4に給送する。
【0015】搬送ロール対4は、不図示の駆動機構によ
り回転駆動される搬送ロールと、この搬送ロールに従動
する搬送コロとで構成され、所定のタイミングで図の矢
印方向に夫々回転し、搬送ガイド板3を介して用紙Pを
記録部2へ搬送する。
り回転駆動される搬送ロールと、この搬送ロールに従動
する搬送コロとで構成され、所定のタイミングで図の矢
印方向に夫々回転し、搬送ガイド板3を介して用紙Pを
記録部2へ搬送する。
【0016】搬送ベルト7は、エアーサクション方式の
搬送ベルトであり、記録部2でトナー画像を転写された
用紙Pを、上から吸着・保持して、排出口8を介して排
紙トレイ9上に排出する。
搬送ベルトであり、記録部2でトナー画像を転写された
用紙Pを、上から吸着・保持して、排出口8を介して排
紙トレイ9上に排出する。
【0017】上記の用紙Pにトナー画像を転写する記録
部2は、サーマルヘッド11、プラテンローラ12、ト
ナー担持フィルム13、及びトナー塗布装置14で構成
されている。
部2は、サーマルヘッド11、プラテンローラ12、ト
ナー担持フィルム13、及びトナー塗布装置14で構成
されている。
【0018】サーマルヘッド11は、多数個の発熱体を
内蔵し、個々の発熱体は図の紙面垂直方向に一列に配設
されている。例えば、本実施例の熱転写画像形成装置1
が、印字密度240dpi(ドット/インチ)でA4サ
イズの用紙を縦方向に用いて印字可能な構成であるとす
れば、サーマルヘッド11には約2000個の発熱体が
配設されている。また、例えば印字密度が300dpi
の場合、サーマルヘッド11には約2500個の発熱体
が配設されることになる。これらの個々の発熱体にはホ
スト機器から出力される印字情報に従ったパルス電圧が
印加され、個々の発熱体は選択的に発熱制御される。
内蔵し、個々の発熱体は図の紙面垂直方向に一列に配設
されている。例えば、本実施例の熱転写画像形成装置1
が、印字密度240dpi(ドット/インチ)でA4サ
イズの用紙を縦方向に用いて印字可能な構成であるとす
れば、サーマルヘッド11には約2000個の発熱体が
配設されている。また、例えば印字密度が300dpi
の場合、サーマルヘッド11には約2500個の発熱体
が配設されることになる。これらの個々の発熱体にはホ
スト機器から出力される印字情報に従ったパルス電圧が
印加され、個々の発熱体は選択的に発熱制御される。
【0019】プラテンローラ12は、硬質の筒状部材で
構成され、サーマルヘッド11先端の上記発熱体配設部
に対向して配置され、トナー担持フィルム13の移動速
度と同じ周面移動速度で図の矢印Bで示す反時計回り方
向に回転する。
構成され、サーマルヘッド11先端の上記発熱体配設部
に対向して配置され、トナー担持フィルム13の移動速
度と同じ周面移動速度で図の矢印Bで示す反時計回り方
向に回転する。
【0020】トナー担持フィルム13は、ポリイミドな
どの耐熱性のある硬質樹脂のベースフィルムの表面にシ
リコンゴム等の弾性層を形成して構成されており、その
表面は適度の弾性を有している。このトナー担持フィル
ム13は、エンドレスのベルト状に構成され、そのエン
ドレスベルトの上部中央の内側でサーマルヘッド11の
先端(発熱体の配設部)に摺接し、上流側及び下流側の
端部内側を搬送ローラ15及び16に夫々支持されて駆
動され、図の矢印Cで示す時計回り方向に循環移動す
る。上流側の搬送ローラ15の上方近傍に小径の押圧ロ
ーラ17がトナー担持フィルム13の内面に当接して配
置される。
どの耐熱性のある硬質樹脂のベースフィルムの表面にシ
リコンゴム等の弾性層を形成して構成されており、その
表面は適度の弾性を有している。このトナー担持フィル
ム13は、エンドレスのベルト状に構成され、そのエン
ドレスベルトの上部中央の内側でサーマルヘッド11の
先端(発熱体の配設部)に摺接し、上流側及び下流側の
端部内側を搬送ローラ15及び16に夫々支持されて駆
動され、図の矢印Cで示す時計回り方向に循環移動す
る。上流側の搬送ローラ15の上方近傍に小径の押圧ロ
ーラ17がトナー担持フィルム13の内面に当接して配
置される。
【0021】トナー塗布装置14は、図1に示すよう
に、匡体18の、下部開口に弾性ローラ19とドクター
ブレード21を備え、側部開口の上方に回収ローラ22
を備え下方に仕切り部材23を備えている。ドクターブ
レード21は、一端が匡体18の開口部縁に固定され、
他端が弾性ローラ19の周面に摺接する。仕切り部材2
3は、弾性ローラ19と回収ローラ22間に在ってそれ
らの間隙を封鎖する。これら、ドクターブレード21、
弾性ローラ19、仕切り部材23及び回収ローラ22と
により匡体18の開口部に外部との仕切りが形成され、
この仕切りによって匡体18内側に形成される空房にト
ナーTが収容される。弾性ローラ19は、トナー担持フ
ィルム13の左端部下方でトナー担持フィルム13を搬
送ローラ15に押圧し、その上方で回収ローラ22はト
ナー担持フィルム13を押圧ローラ17に押圧してい
る。弾性ローラ19及び回収ローラ22は、表周速度が
トナー担持フィルム13との押接面においてトナー担持
フィルム13の循環移動方向と同一方向に同一速度で回
転するように構成される。上記弾性ローラ19は表周面
にシリコンゴムを被着しており、その表面の硬度は、ト
ナー担持フィルム13表面の硬度より硬くなるように設
定されている。また、回収ローラ22にはバイアス電源
24から、後述するトナーTの摩擦帯電電荷の極性とは
逆極性の電圧が印加されている。
に、匡体18の、下部開口に弾性ローラ19とドクター
ブレード21を備え、側部開口の上方に回収ローラ22
を備え下方に仕切り部材23を備えている。ドクターブ
レード21は、一端が匡体18の開口部縁に固定され、
他端が弾性ローラ19の周面に摺接する。仕切り部材2
3は、弾性ローラ19と回収ローラ22間に在ってそれ
らの間隙を封鎖する。これら、ドクターブレード21、
弾性ローラ19、仕切り部材23及び回収ローラ22と
により匡体18の開口部に外部との仕切りが形成され、
この仕切りによって匡体18内側に形成される空房にト
ナーTが収容される。弾性ローラ19は、トナー担持フ
ィルム13の左端部下方でトナー担持フィルム13を搬
送ローラ15に押圧し、その上方で回収ローラ22はト
ナー担持フィルム13を押圧ローラ17に押圧してい
る。弾性ローラ19及び回収ローラ22は、表周速度が
トナー担持フィルム13との押接面においてトナー担持
フィルム13の循環移動方向と同一方向に同一速度で回
転するように構成される。上記弾性ローラ19は表周面
にシリコンゴムを被着しており、その表面の硬度は、ト
ナー担持フィルム13表面の硬度より硬くなるように設
定されている。また、回収ローラ22にはバイアス電源
24から、後述するトナーTの摩擦帯電電荷の極性とは
逆極性の電圧が印加されている。
【0022】この構成において、弾性ローラ19は、ト
ナーTが収容されている空房側で、回転による摩擦帯電
電荷と表面の物理的付着性によってトナーTを吸着し、
その吸着したトナーの層をドクターブレード21により
一定の厚さに抑制されて、トナー担持フィルム13との
上述の圧接面へトナーTを搬送する。この弾性ローラ1
9、トナー担持フィルム13及び搬送ローラ15との圧
接部(同図の破線丸印D)において、弾性ローラ19に
よりトナーTがトナー担持フィルム13表面に一様に塗
布される。そして回収ローラ22、トナー担持フィルム
13及び押圧ローラ17との圧接部(同図の破線丸印
E)において、回収ローラ22により微細な遊離トナー
T´が除去・回収される。このトナーTの塗布及び遊離
トナーT´の除去・回収について更に説明する。
ナーTが収容されている空房側で、回転による摩擦帯電
電荷と表面の物理的付着性によってトナーTを吸着し、
その吸着したトナーの層をドクターブレード21により
一定の厚さに抑制されて、トナー担持フィルム13との
上述の圧接面へトナーTを搬送する。この弾性ローラ1
9、トナー担持フィルム13及び搬送ローラ15との圧
接部(同図の破線丸印D)において、弾性ローラ19に
よりトナーTがトナー担持フィルム13表面に一様に塗
布される。そして回収ローラ22、トナー担持フィルム
13及び押圧ローラ17との圧接部(同図の破線丸印
E)において、回収ローラ22により微細な遊離トナー
T´が除去・回収される。このトナーTの塗布及び遊離
トナーT´の除去・回収について更に説明する。
【0023】図3(a) は、図1の破線丸印Dで示した弾
性ローラ19、トナー担持フィルム13及び搬送ローラ
15との圧接部の模式的拡大図であり、同図(b) は、同
じく図1の破線丸印Eで示した回収ローラ22、トナー
担持フィルム13及び押圧ローラ17との圧接部の模式
的拡大図である。
性ローラ19、トナー担持フィルム13及び搬送ローラ
15との圧接部の模式的拡大図であり、同図(b) は、同
じく図1の破線丸印Eで示した回収ローラ22、トナー
担持フィルム13及び押圧ローラ17との圧接部の模式
的拡大図である。
【0024】同図(a) に示すように、弾性ローラ19の
表面には、図1のドクターブレード21によって厚さを
一定に規制されたトナーTが、帯電電荷による静電的吸
引力と固体表面同士の付着現象の要素であるファンデル
ワールス(Vandel Waals)の力とによる付着力f1 によ
って付着して搬送されて来て、トナー担持フィルム13
の面に押圧される。
表面には、図1のドクターブレード21によって厚さを
一定に規制されたトナーTが、帯電電荷による静電的吸
引力と固体表面同士の付着現象の要素であるファンデル
ワールス(Vandel Waals)の力とによる付着力f1 によ
って付着して搬送されて来て、トナー担持フィルム13
の面に押圧される。
【0025】トナー担持フィルム13は、その表面の弾
性層の可撓性及び柔軟性のゆえに、同図(a) に示す如
く、トナーTとの接触部を包み込むような形でトナーT
に圧接する。トナー粒子(トナーT)の球面の浅い接触
部がトナー担持フィルム13の弾性層に沈み込むほどそ
の接触面S2 は幾何級数的に広がる。前述したように、
弾性ローラ19の表面硬度はトナー担持フィルム13の
表面硬度よりも硬いから、弾性ローラ19とトナーTと
の接触面積S1 は、表面硬度のより柔らかなトナー担持
フィルム13とトナーTとの接触面積S2 よりも小さ
い。接触面が広がることに比例して、ファンデルワール
スの力による付着力は大きくなるから、全体として、ト
ナーTは、接触面積S2 が大きいトナー担持フィルム1
3との付着力f2 のほうが、接触面積S1 の小さな弾性
ローラ19との付着力f1 よりも大きくなる。これによ
って、トナーTは、弾性ローラ19との付着力f1 に抗
してトナー担持フィルム13に転移する(塗布され
る)。
性層の可撓性及び柔軟性のゆえに、同図(a) に示す如
く、トナーTとの接触部を包み込むような形でトナーT
に圧接する。トナー粒子(トナーT)の球面の浅い接触
部がトナー担持フィルム13の弾性層に沈み込むほどそ
の接触面S2 は幾何級数的に広がる。前述したように、
弾性ローラ19の表面硬度はトナー担持フィルム13の
表面硬度よりも硬いから、弾性ローラ19とトナーTと
の接触面積S1 は、表面硬度のより柔らかなトナー担持
フィルム13とトナーTとの接触面積S2 よりも小さ
い。接触面が広がることに比例して、ファンデルワール
スの力による付着力は大きくなるから、全体として、ト
ナーTは、接触面積S2 が大きいトナー担持フィルム1
3との付着力f2 のほうが、接触面積S1 の小さな弾性
ローラ19との付着力f1 よりも大きくなる。これによ
って、トナーTは、弾性ローラ19との付着力f1 に抗
してトナー担持フィルム13に転移する(塗布され
る)。
【0026】このトナーTには、往々にして、同図(b)
に示すように、トナー担持フィルム13の表面から遊離
した微細なトナーT´が付着する。トナー担持フィルム
13は、この状態のまま同図(b) に示すように、回収ロ
ーラ22、トナー担持フィルム13及び押圧ローラ17
との圧接部までトナーT及びT´を搬送する。
に示すように、トナー担持フィルム13の表面から遊離
した微細なトナーT´が付着する。トナー担持フィルム
13は、この状態のまま同図(b) に示すように、回収ロ
ーラ22、トナー担持フィルム13及び押圧ローラ17
との圧接部までトナーT及びT´を搬送する。
【0027】もし、更にこのまま後述する記録部までト
ナーが搬送されると、サーマルヘッド11の発熱体の熱
エネルギーがトナーTへは伝達してもトナーT´へ伝達
されない。これは、既述した通り、トナー担持フィルム
13の表面から遊離して通常の大きさであるトナーTに
付着している微細なトナーT´には、遊離空間(空気)
の熱伝導率が極めて低いことと、付着されているトナー
Tの熱容量が付着している微細トナーT´よりも径の3
乗に比例して大きいため、トナーTから微細トナーT´
に発熱体の熱エネルギーが伝播拡散する時間的及び熱量
的余裕がないことから、トナーT及びT´が転写位置の
トナーであったとしても、トナー担持フィルム13の面
から遊離している微細トナーT´は溶融されないまま用
紙に付着して地汚れを発生させる。
ナーが搬送されると、サーマルヘッド11の発熱体の熱
エネルギーがトナーTへは伝達してもトナーT´へ伝達
されない。これは、既述した通り、トナー担持フィルム
13の表面から遊離して通常の大きさであるトナーTに
付着している微細なトナーT´には、遊離空間(空気)
の熱伝導率が極めて低いことと、付着されているトナー
Tの熱容量が付着している微細トナーT´よりも径の3
乗に比例して大きいため、トナーTから微細トナーT´
に発熱体の熱エネルギーが伝播拡散する時間的及び熱量
的余裕がないことから、トナーT及びT´が転写位置の
トナーであったとしても、トナー担持フィルム13の面
から遊離している微細トナーT´は溶融されないまま用
紙に付着して地汚れを発生させる。
【0028】このトナーTと微細トナーT´との図3
(b) に示す付着状態も、ファンデルワールスの力による
付着力f3 によっている。このトナーTと微細トナーT
´との付着は互いに凸面での接触であり、接触面積は極
めて小さく、したがって、付着力f3 も小さく「f2 >
f3 」である。一方、回収ローラ22には、トナーT及
びT´の帯電電荷の極性とは逆極性の電圧が印加されて
いる。これにより、回収ローラ22とトナーT及びT´
間に電界が形成される。この電界によるトナーT又はト
ナーT´に働く電気的吸引力f4 は、上述したトナー
T、T´間に働く付着力f3 よりも大きく、トナー担持
フィルム13とトナーTとの間に働く付着力f2 よりも
小さくなるように設定されている。すなわち「f2 >f
4 >f3 」となるように、バイアス電源24の電圧が設
定されている。これにより、微細トナーT´がトナーT
との付着力f3 に抗して回収ローラ22に付着して(吸
引されて)回収される。一方、付着力f2 が、電気的吸
引力f4 よりも大きい標準の大きさのトナーTは、回収
ローラ22に吸引されることなく、そのままトナー担持
フィルム13によって、図1に示す記録部2に搬送され
る。すなわち、標準の大きさに揃ったトナーTのみが付
着した状態となって記録部に搬送される。尚、回収ロー
ラ22に回収された微細トナーT´は、回収ローラ22
と押圧ローラ17との圧接部のほぼ反対側で回収ローラ
22の周面に当接している仕切り部材23の除去ブレー
ド23−1で掻き取られて、匡体18内に回収される。
(b) に示す付着状態も、ファンデルワールスの力による
付着力f3 によっている。このトナーTと微細トナーT
´との付着は互いに凸面での接触であり、接触面積は極
めて小さく、したがって、付着力f3 も小さく「f2 >
f3 」である。一方、回収ローラ22には、トナーT及
びT´の帯電電荷の極性とは逆極性の電圧が印加されて
いる。これにより、回収ローラ22とトナーT及びT´
間に電界が形成される。この電界によるトナーT又はト
ナーT´に働く電気的吸引力f4 は、上述したトナー
T、T´間に働く付着力f3 よりも大きく、トナー担持
フィルム13とトナーTとの間に働く付着力f2 よりも
小さくなるように設定されている。すなわち「f2 >f
4 >f3 」となるように、バイアス電源24の電圧が設
定されている。これにより、微細トナーT´がトナーT
との付着力f3 に抗して回収ローラ22に付着して(吸
引されて)回収される。一方、付着力f2 が、電気的吸
引力f4 よりも大きい標準の大きさのトナーTは、回収
ローラ22に吸引されることなく、そのままトナー担持
フィルム13によって、図1に示す記録部2に搬送され
る。すなわち、標準の大きさに揃ったトナーTのみが付
着した状態となって記録部に搬送される。尚、回収ロー
ラ22に回収された微細トナーT´は、回収ローラ22
と押圧ローラ17との圧接部のほぼ反対側で回収ローラ
22の周面に当接している仕切り部材23の除去ブレー
ド23−1で掻き取られて、匡体18内に回収される。
【0029】図4(a) は、記録部の近傍の状態を示す図
である。同図(a) に示すように、記録部には、サーマル
ヘッド11とプラテンローラ12の間に、用紙Pとトナ
ー担持フィルム13とが、トナー付着面を用紙面に付け
て重なった状態で挟持される。サーマルヘッド11とプ
ラテンローラ12とは、トナー担持フィルム13、トナ
ーT及び用紙Pを圧接する位置に配置されている。この
状態で、プラテンローラ12は図の矢印G(図2の矢印
B参照)で示す反時計回り方向に回転し、トナー担持フ
ィルム13は図の矢印Hで示す左斜め下方向からサーマ
ルヘッド11に摺接しながら右斜め下方向(図2の矢印
C参照)に移動し、そして、用紙Pは図の矢印Jで示す
右方向に移動する。
である。同図(a) に示すように、記録部には、サーマル
ヘッド11とプラテンローラ12の間に、用紙Pとトナ
ー担持フィルム13とが、トナー付着面を用紙面に付け
て重なった状態で挟持される。サーマルヘッド11とプ
ラテンローラ12とは、トナー担持フィルム13、トナ
ーT及び用紙Pを圧接する位置に配置されている。この
状態で、プラテンローラ12は図の矢印G(図2の矢印
B参照)で示す反時計回り方向に回転し、トナー担持フ
ィルム13は図の矢印Hで示す左斜め下方向からサーマ
ルヘッド11に摺接しながら右斜め下方向(図2の矢印
C参照)に移動し、そして、用紙Pは図の矢印Jで示す
右方向に移動する。
【0030】図4(b) は、この記録部(図4(a) に丸印
Kで示す部分)の模式的拡大図である。上述した状態
で、図3(b) で説明したように、既に回収ローラ22に
よって、トナー担持フィルム13の表面から遊離した微
細トナーT´は回収されており、標準の大きさに揃った
トナーTのみが、ベースフィルム13−1と弾性層13
−2からなるトナー担持フィルム13の表面に付着した
状態となっている。この状態において、ホスト機器から
出力される印字情報に従ってサーマルヘッド11の発熱
体11−1が選択的に発熱する。
Kで示す部分)の模式的拡大図である。上述した状態
で、図3(b) で説明したように、既に回収ローラ22に
よって、トナー担持フィルム13の表面から遊離した微
細トナーT´は回収されており、標準の大きさに揃った
トナーTのみが、ベースフィルム13−1と弾性層13
−2からなるトナー担持フィルム13の表面に付着した
状態となっている。この状態において、ホスト機器から
出力される印字情報に従ってサーマルヘッド11の発熱
体11−1が選択的に発熱する。
【0031】図5は、その記録部における熱転写の状態
を示す図である。いま、同図において、プラテンローラ
12、用紙P、トナー担持フィルム13及びその表面に
付着したトナーTが、発熱体11−1が位置する記録部
を、図の矢印Lで示す右方向に移動している。
を示す図である。いま、同図において、プラテンローラ
12、用紙P、トナー担持フィルム13及びその表面に
付着したトナーTが、発熱体11−1が位置する記録部
を、図の矢印Lで示す右方向に移動している。
【0032】発熱体11−1が、印字情報に従って発熱
すると、その発熱体11−1の位置に対応するトナーT
1 に熱エネルギーがトナー担持フィルム13を介して伝
達され、トナー担持フィルム13に吸着していたトナー
T1 が溶けて用紙Pに付着する、つまり転写される。同
図の用紙Pに既に転写されているトナーT2 及びT3
は、トナーT1 よりも前の印字タイミングで夫々そのと
きの発熱体11−1の熱エネルギーを受け、溶融して用
紙Pに転写されたものである。また、粒状トナーT4 及
びT5 は、記録部を通過したとき印字情報に印字指令が
なく、したがって発熱体11−1が発熱せず、トナーT
が溶融せずそのままトナー担持フィルム13上に付着し
たまま記録部から搬出されたものである。尚、溶融した
トナーが用紙Pに付着し、トナー担持フィルム13側に
付着しないのは、元来トナー担持フィルム13とトナー
との吸着力が比較的弱く、また、溶融したトナーはその
粘性により用紙Pに付着し易くなるからである。
すると、その発熱体11−1の位置に対応するトナーT
1 に熱エネルギーがトナー担持フィルム13を介して伝
達され、トナー担持フィルム13に吸着していたトナー
T1 が溶けて用紙Pに付着する、つまり転写される。同
図の用紙Pに既に転写されているトナーT2 及びT3
は、トナーT1 よりも前の印字タイミングで夫々そのと
きの発熱体11−1の熱エネルギーを受け、溶融して用
紙Pに転写されたものである。また、粒状トナーT4 及
びT5 は、記録部を通過したとき印字情報に印字指令が
なく、したがって発熱体11−1が発熱せず、トナーT
が溶融せずそのままトナー担持フィルム13上に付着し
たまま記録部から搬出されたものである。尚、溶融した
トナーが用紙Pに付着し、トナー担持フィルム13側に
付着しないのは、元来トナー担持フィルム13とトナー
との吸着力が比較的弱く、また、溶融したトナーはその
粘性により用紙Pに付着し易くなるからである。
【0033】このように、用紙Pに転写されるトナー
は、溶融して用紙P面に付着し、用紙P面の微細な繊維
組織に絡み合って固結し、図のトナーT1 、T2 又はT
3 の状態であり、単なる物理的な付着をしているような
浮遊トナーは存在しない。したがって、用紙Pが、前述
のようにエアーサクション方式の搬送ベルト7によって
排紙トレイ9上に排出された後も、紙面上のトナーの移
動は無く、つまり、地汚れ等の発生がなく、良質な画像
が得られる。
は、溶融して用紙P面に付着し、用紙P面の微細な繊維
組織に絡み合って固結し、図のトナーT1 、T2 又はT
3 の状態であり、単なる物理的な付着をしているような
浮遊トナーは存在しない。したがって、用紙Pが、前述
のようにエアーサクション方式の搬送ベルト7によって
排紙トレイ9上に排出された後も、紙面上のトナーの移
動は無く、つまり、地汚れ等の発生がなく、良質な画像
が得られる。
【0034】ところで、上述した実施の形態では、回収
ローラ22に、トナーTの摩擦帯電電荷の極性とは逆極
性のバイアス電圧を印加することによって遊離トナーを
吸着して回収しているが、バイアス電圧を用いない他の
形態によっても回収できる。以下、これを説明する。
ローラ22に、トナーTの摩擦帯電電荷の極性とは逆極
性のバイアス電圧を印加することによって遊離トナーを
吸着して回収しているが、バイアス電圧を用いない他の
形態によっても回収できる。以下、これを説明する。
【0035】図6は、他の実施の形態における、回収ロ
ーラ、トナー担持フィルム及び押圧ローラとの圧接部の
模式的拡大図である。この構成は、ファンデルワールス
の力が接触面積に比例することを利用している。同図に
示すように、押圧ローラ17及びトナー担持フィルム1
3の構成は、上述した図1〜図5の場合と同様である。
そして、回収ローラ24の構成が、上述した図1及び図
3(b) の回収ローラ22の構成と異なる。図6に示す回
収ローラ24は、表面にシリコンゴム等の弾性体を被着
して形成される。その弾性体の硬度は、トナー担持フィ
ルム13の弾性層13−2(図4(b) 又は図5参照)の
硬度よりもやや硬く構成されている。この構成におい
て、トナー担持フィルム13は、同図に示すように、標
準粒子のトーナT及び遊離した微細トナーT´を担持し
て回収ローラ24と押圧ローラ17との圧接部に移動し
て来る。
ーラ、トナー担持フィルム及び押圧ローラとの圧接部の
模式的拡大図である。この構成は、ファンデルワールス
の力が接触面積に比例することを利用している。同図に
示すように、押圧ローラ17及びトナー担持フィルム1
3の構成は、上述した図1〜図5の場合と同様である。
そして、回収ローラ24の構成が、上述した図1及び図
3(b) の回収ローラ22の構成と異なる。図6に示す回
収ローラ24は、表面にシリコンゴム等の弾性体を被着
して形成される。その弾性体の硬度は、トナー担持フィ
ルム13の弾性層13−2(図4(b) 又は図5参照)の
硬度よりもやや硬く構成されている。この構成におい
て、トナー担持フィルム13は、同図に示すように、標
準粒子のトーナT及び遊離した微細トナーT´を担持し
て回収ローラ24と押圧ローラ17との圧接部に移動し
て来る。
【0036】トナーTにはトナー担持フィルム13との
間に付着力f2 が働くことは既に述べた。この例では、
トナーTと押圧ローラ24との間には付着力f5 が働
く。回収ローラ24の表面硬度はトナー担持フィルム1
3の表面硬度よりも硬いから、標準粒子のトナーTにと
って、回収ローラ24との接触面積はトナー担持フィル
ム13との接触面積よりも小さくなる。つまり、トナー
Tの回収ローラ24との付着力f5 は、トナー担持フィ
ルム13との付着力f2 よりも小さい。したがって、標
準粒子のトナーTが回収ローラ24側に転着するという
ことはない。
間に付着力f2 が働くことは既に述べた。この例では、
トナーTと押圧ローラ24との間には付着力f5 が働
く。回収ローラ24の表面硬度はトナー担持フィルム1
3の表面硬度よりも硬いから、標準粒子のトナーTにと
って、回収ローラ24との接触面積はトナー担持フィル
ム13との接触面積よりも小さくなる。つまり、トナー
Tの回収ローラ24との付着力f5 は、トナー担持フィ
ルム13との付着力f2 よりも小さい。したがって、標
準粒子のトナーTが回収ローラ24側に転着するという
ことはない。
【0037】一方、トナー担持フィルム13面から遊離
している微細トナーT´には、標準粒子のトナーTとの
間に付着力f3 が働き、回収ローラ24との間に付着力
f5が働く。前述したように、トナーTとT´間は凸面
での接触であって接触面積が小さく付着力f3 は極めて
小さい。これに対して回収ローラ24との付着力f5が
大きいため、微細トナーT´はトナーTとの付着から離
れて回収ローラ24に転着する。そして、この場合も、
標準の大きさに揃ったトナーTのみがトナー担持フィル
ム13に付着した状態となって記録部に搬送される。
している微細トナーT´には、標準粒子のトナーTとの
間に付着力f3 が働き、回収ローラ24との間に付着力
f5が働く。前述したように、トナーTとT´間は凸面
での接触であって接触面積が小さく付着力f3 は極めて
小さい。これに対して回収ローラ24との付着力f5が
大きいため、微細トナーT´はトナーTとの付着から離
れて回収ローラ24に転着する。そして、この場合も、
標準の大きさに揃ったトナーTのみがトナー担持フィル
ム13に付着した状態となって記録部に搬送される。
【0038】尚、上記実施の形態において、回収ローラ
22又は回収ローラ24に回収された微細トナーT´
は、いずれも仕切り部材23の除去ブレード23−1で
掻き取られて匡体18内に回収される。これを回収せず
に、除去ブレード23−1の後方(図1では左方)に別
に仕切られた空房を設けて、その空房に廃棄するように
してもよい。
22又は回収ローラ24に回収された微細トナーT´
は、いずれも仕切り部材23の除去ブレード23−1で
掻き取られて匡体18内に回収される。これを回収せず
に、除去ブレード23−1の後方(図1では左方)に別
に仕切られた空房を設けて、その空房に廃棄するように
してもよい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回収ローラにバイアス電圧を印加し、或は回収ローラに
硬めの弾性層を被着して構成し、その周面にトナー塗布
済みの転写前のトナー担持フィルムを圧接させるので、
トナー担持フィルム面から遊離した微細トナーを回収ロ
ーラで容易に回収することができ、したがって、遊離し
た微細トナーが記録部で用紙面に付着することが無くな
り、これにより、地汚れのない質のよい画像を形成する
ことができる。
回収ローラにバイアス電圧を印加し、或は回収ローラに
硬めの弾性層を被着して構成し、その周面にトナー塗布
済みの転写前のトナー担持フィルムを圧接させるので、
トナー担持フィルム面から遊離した微細トナーを回収ロ
ーラで容易に回収することができ、したがって、遊離し
た微細トナーが記録部で用紙面に付着することが無くな
り、これにより、地汚れのない質のよい画像を形成する
ことができる。
【図1】一実施の形態における熱転写画像形成装置のト
ナー塗布部の構成を示す拡大側面図である。
ナー塗布部の構成を示す拡大側面図である。
【図2】一実施の形態における熱転写画像形成装置の模
式的側断面図である。
式的側断面図である。
【図3】(a) は弾性ローラ、トナー担持フィルム及び搬
送ローラとの圧接部(図1に破線丸印Dで示す部分)の
模式的拡大図、(b) は回収ローラ、トナー担持フィルム
及び小径ローラとの圧接部(図1に破線丸印Eで示す部
分)の模式的拡大図である。
送ローラとの圧接部(図1に破線丸印Dで示す部分)の
模式的拡大図、(b) は回収ローラ、トナー担持フィルム
及び小径ローラとの圧接部(図1に破線丸印Eで示す部
分)の模式的拡大図である。
【図4】(a) は記録部(丸印Kで示す部分)の近傍の状
態を示す図、(b) は記録部の模式的拡大図である。
態を示す図、(b) は記録部の模式的拡大図である。
【図5】記録部における熱転写の状態を示す図である。
【図6】他の実施の形態における回収ローラ、トナー担
持フィルム及び押圧ローラの圧接部の模式的拡大図であ
る。
持フィルム及び押圧ローラの圧接部の模式的拡大図であ
る。
1 熱転写画像形成装置(装置本体) 2 記録部 3 ガイド板 4 搬送ロール対 5 給紙コロ P 用紙 6 給紙カセット 7 用紙搬送ベルト 8 用紙排出口 9 排紙トレー 11 サーマルヘッド 11−1 発熱体 12 プラテンローラ 13 トナー担持フィルム 13−1 ベースフィルム 13−2 弾性層 T 標準トナー T´ 微細トナー 14 トナー塗布装置 15、16 搬送ローラ 17 小径ローラ 18 匡体 19 弾性ローラ 21 ドクターブレード 22 回収ローラ 23 仕切り部材 24 他の回収ローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 主走査方向に複数の発熱体を有する発熱
ヘッドとプラテンとを対向配置し、表面にトナーを担持
するトナー担持手段と用紙とを重ねて前記発熱ヘッドと
前記プラテンとの対向部に搬送させ、前記発熱体を選択
的に通電することにより、前記トナー担持手段上のトナ
ーを溶融させ、用紙に選択的に転写してドット画像を形
成する熱転写画像形成装置において、 前記トナー担持手段にトナーを塗布するトナー塗布手段
と、 該トナー塗布手段により塗布された前記トナー担持手段
上のトナーの一部を印字工程前に回収するトナー回収手
段と、 を備えたことを特徴とする熱転写画像形成装置。 - 【請求項2】 前記トナー回収手段は、前記トナー担持
手段上において該トナー担持手段から遊離し且つ前記ト
ナー担持手段に密着する他のトナー粒子に付着して搬送
される微細なトナー粒子を回収することを特徴とする請
求項1記載の熱転写画像形成装置。 - 【請求項3】 前記トナー回収手段にトナーの有する極
性と逆極性のバイアス電圧を印加するバイアス電源を更
に備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の熱転写
画像形成装置。 - 【請求項4】 前記トナー回収手段は、該トナー回収手
段と前記トナー粒子との間の付着力をf5 、前記トナー
粒子同志の間の付着力をf3 、前記トナー担持手段と前
記トナー粒子との間の付着力をf2 としたとき、式「f
3 <f5 <f2」が成り立つような付着力を備えること
を特徴とする請求項1又は2記載の熱転写画像記録装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8003368A JPH09187975A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 熱転写画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8003368A JPH09187975A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 熱転写画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09187975A true JPH09187975A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11555414
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8003368A Withdrawn JPH09187975A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 熱転写画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09187975A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116088266A (zh) * | 2023-03-23 | 2023-05-09 | 青岛天仁微纳科技有限责任公司 | 用于薄膜的纳米压印设备 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP8003368A patent/JPH09187975A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN116088266A (zh) * | 2023-03-23 | 2023-05-09 | 青岛天仁微纳科技有限责任公司 | 用于薄膜的纳米压印设备 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |