JPH09190016A - 電子写真用キャリア - Google Patents
電子写真用キャリアInfo
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- JPH09190016A JPH09190016A JP1704296A JP1704296A JPH09190016A JP H09190016 A JPH09190016 A JP H09190016A JP 1704296 A JP1704296 A JP 1704296A JP 1704296 A JP1704296 A JP 1704296A JP H09190016 A JPH09190016 A JP H09190016A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大画像面積のカラー原稿の連続複写を行って
も画像濃度の低下及びカブリのない鮮明な画像を多数枚
耐久後まで維持することが可能な二成分系現像剤の電子
写真用キャリアを提供することにある。 【解決手段】 少なくとも磁性粒子と樹脂を含む電子写
真用キャリアにおいて、該磁性粒子がAl2O3を酸化物
基準でAl2O3/Fe2O3重量比が1〜50%の範囲で
含有し、該キャリアの重量平均粒径が15〜60μmで
あることを特徴とする電子写真用キャリアである。
も画像濃度の低下及びカブリのない鮮明な画像を多数枚
耐久後まで維持することが可能な二成分系現像剤の電子
写真用キャリアを提供することにある。 【解決手段】 少なくとも磁性粒子と樹脂を含む電子写
真用キャリアにおいて、該磁性粒子がAl2O3を酸化物
基準でAl2O3/Fe2O3重量比が1〜50%の範囲で
含有し、該キャリアの重量平均粒径が15〜60μmで
あることを特徴とする電子写真用キャリアである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真法あるい
は静電印刷法などにおいて電気的潜像または磁気的潜像
を現像するのに用いられる二成分系現像剤を構成するキ
ャリアに関し、とりわけ耐久性と画質及び環境特性を著
しく改良した電子写真用キャリアに関する。
は静電印刷法などにおいて電気的潜像または磁気的潜像
を現像するのに用いられる二成分系現像剤を構成するキ
ャリアに関し、とりわけ耐久性と画質及び環境特性を著
しく改良した電子写真用キャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】二成分系現像剤を構成するキャリアは、
導電性キャリアと絶縁性キャリアに大別され、導電性キ
ャリアとしては通常酸化又は未酸化の鉄粉が用いられ
る。この鉄粉キャリアを成分とする二成分系現像剤にお
いては、トナーに対する摩擦帯電性が不安定であり、よ
って形成される可視像にカブリが発生しやすいと言う問
題点がある。即ち、二成分系現像剤の使用に伴ない、鉄
粉キャリア粒子の表面にトナー粒子が付着,蓄積(スペ
ント・トナー)する為、鉄粉キャリア粒子の電気抵抗が
増大して、バイアス電流が低下し、しかも摩擦帯電性が
不安定となり、この結果形成される可視像の画像濃度が
低下しカブリが増大する。従って鉄粉キャリアを含有す
る二成分系現像剤を用いて電子複写装置により連続的に
複写を行なうと、少数枚の複写で二成分系現像剤が劣化
する為、二成分系現像剤を早期に交換することが必要と
なり、結局コストが高いものとなる。
導電性キャリアと絶縁性キャリアに大別され、導電性キ
ャリアとしては通常酸化又は未酸化の鉄粉が用いられ
る。この鉄粉キャリアを成分とする二成分系現像剤にお
いては、トナーに対する摩擦帯電性が不安定であり、よ
って形成される可視像にカブリが発生しやすいと言う問
題点がある。即ち、二成分系現像剤の使用に伴ない、鉄
粉キャリア粒子の表面にトナー粒子が付着,蓄積(スペ
ント・トナー)する為、鉄粉キャリア粒子の電気抵抗が
増大して、バイアス電流が低下し、しかも摩擦帯電性が
不安定となり、この結果形成される可視像の画像濃度が
低下しカブリが増大する。従って鉄粉キャリアを含有す
る二成分系現像剤を用いて電子複写装置により連続的に
複写を行なうと、少数枚の複写で二成分系現像剤が劣化
する為、二成分系現像剤を早期に交換することが必要と
なり、結局コストが高いものとなる。
【0003】絶縁性キャリアとしては一般に鉄、ニッケ
ル、フェライトの如き強磁性体より成るキャリア芯材の
表面を絶縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが代表
的である。この絶縁性キャリアを用いた二成分系現像剤
においてはキャリア表面にトナー粒子が融着することが
導電性キャリアの場合に比べて著しく少なく、同時にト
ナーとキャリアとの摩擦帯電性を制御することが容易で
あり耐久性に優れ使用寿命が長い点で特に高速の電子写
真複写機に好適であるという利点がある。
ル、フェライトの如き強磁性体より成るキャリア芯材の
表面を絶縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが代表
的である。この絶縁性キャリアを用いた二成分系現像剤
においてはキャリア表面にトナー粒子が融着することが
導電性キャリアの場合に比べて著しく少なく、同時にト
ナーとキャリアとの摩擦帯電性を制御することが容易で
あり耐久性に優れ使用寿命が長い点で特に高速の電子写
真複写機に好適であるという利点がある。
【0004】絶縁性キャリアに対して要求される特性は
種々あるが、特に重要な特性として適度な帯電性、耐衝
撃性、耐摩耗性、コアと被覆材料との良好な密着性、電
荷分布の均一性等を挙げることができる。
種々あるが、特に重要な特性として適度な帯電性、耐衝
撃性、耐摩耗性、コアと被覆材料との良好な密着性、電
荷分布の均一性等を挙げることができる。
【0005】上記諸要求特性を考慮すると、従来使用さ
れてきた絶縁性キャリアは依然として改善すべき問題を
残しており、完全なものは今のところ知られていない。
例えば、アクリル系樹脂をキャリアの被覆材として用い
るものとしては、例えば、特開昭47−13954号公
報、特開昭60−208765号公報で開示されてい
る。特に分子量について述べられているものとしては、
例えば、特開昭60−208767号公報で開示されて
おり、この公報では、分子量を一定管理することにより
被覆されたキャリアの帯電性が安定化することが知られ
ている。ところが、被覆樹脂をキャリア芯材に付着させ
るには、装置の条件や被覆を行う環境、特に湿度の影響
を受けやすく、たとえそれらを厳しく管理しても樹脂を
安定的に芯材に付着させ、十分な帯電性及び耐久性を持
たせる為には、未だ満足がゆくものがないのが現状であ
る。
れてきた絶縁性キャリアは依然として改善すべき問題を
残しており、完全なものは今のところ知られていない。
例えば、アクリル系樹脂をキャリアの被覆材として用い
るものとしては、例えば、特開昭47−13954号公
報、特開昭60−208765号公報で開示されてい
る。特に分子量について述べられているものとしては、
例えば、特開昭60−208767号公報で開示されて
おり、この公報では、分子量を一定管理することにより
被覆されたキャリアの帯電性が安定化することが知られ
ている。ところが、被覆樹脂をキャリア芯材に付着させ
るには、装置の条件や被覆を行う環境、特に湿度の影響
を受けやすく、たとえそれらを厳しく管理しても樹脂を
安定的に芯材に付着させ、十分な帯電性及び耐久性を持
たせる為には、未だ満足がゆくものがないのが現状であ
る。
【0006】一方、トナー融着などのキャリアのスペン
ト化を防ぐために表面エネルギーの小さい樹脂を被覆層
として用いることにより耐久性を向上させる提案がなさ
れており、例えば表面エネルギーの小さい樹脂としてシ
リコーン樹脂が挙げられる。
ト化を防ぐために表面エネルギーの小さい樹脂を被覆層
として用いることにより耐久性を向上させる提案がなさ
れており、例えば表面エネルギーの小さい樹脂としてシ
リコーン樹脂が挙げられる。
【0007】シリコーン樹脂は、表面エネルギー及び表
面張力が低いこと以外に撥水性が高いという利点を持
つ。反面、シリコーン樹脂は接着性が低いため被覆層に
使用した場合に剥離し易いという問題点を持つ。
面張力が低いこと以外に撥水性が高いという利点を持
つ。反面、シリコーン樹脂は接着性が低いため被覆層に
使用した場合に剥離し易いという問題点を持つ。
【0008】この問題点を改善する為に、例えば樹脂変
成シリコーン樹脂を用いる方法(特開昭55−1275
69号公報)、ビニルシランを含有せしめ他の樹脂と反
応させる方法(特開昭56−32149号公報)、トリ
アルコキシシランとエチルセルロースとの混合物を用い
る方法(USP3,840,464)、オルガノシリコ
ーンターポリマーとポリフェニレン樹脂との混合物を用
いる方法(USP3,849,127)が提案されてい
る。しかしながら、その被覆膜の形成の為300℃以上
の高温が必要であったり、シリコーン樹脂と他の樹脂と
の相溶性が低く被覆膜が不均一になり期待される特性が
得られないと言うような問題があった。
成シリコーン樹脂を用いる方法(特開昭55−1275
69号公報)、ビニルシランを含有せしめ他の樹脂と反
応させる方法(特開昭56−32149号公報)、トリ
アルコキシシランとエチルセルロースとの混合物を用い
る方法(USP3,840,464)、オルガノシリコ
ーンターポリマーとポリフェニレン樹脂との混合物を用
いる方法(USP3,849,127)が提案されてい
る。しかしながら、その被覆膜の形成の為300℃以上
の高温が必要であったり、シリコーン樹脂と他の樹脂と
の相溶性が低く被覆膜が不均一になり期待される特性が
得られないと言うような問題があった。
【0009】また、比較的低い硬化温度にて被覆膜を作
る事も提案されている(特開昭55−127569号公
報)が、接着性が不充分であり且つ被覆膜の強靭性が不
充分である為摩耗し易く、例えば高速複写機のような現
像部内での強い長時間の撹拌により、キャリア粒子が現
像部内壁や感光体表面に衝突したり、又は粒子間同士が
衝突すると、シリコーン樹脂被覆層が時間とともに摩耗
や破損によって剥離して、摩擦帯電がトナーとシリコー
ン樹脂間の帯電から、トナーとキャリア芯材の帯電へと
変化する為、トナーの帯電量が一定に保たれず、画像品
質の劣化をきたすものであった。
る事も提案されている(特開昭55−127569号公
報)が、接着性が不充分であり且つ被覆膜の強靭性が不
充分である為摩耗し易く、例えば高速複写機のような現
像部内での強い長時間の撹拌により、キャリア粒子が現
像部内壁や感光体表面に衝突したり、又は粒子間同士が
衝突すると、シリコーン樹脂被覆層が時間とともに摩耗
や破損によって剥離して、摩擦帯電がトナーとシリコー
ン樹脂間の帯電から、トナーとキャリア芯材の帯電へと
変化する為、トナーの帯電量が一定に保たれず、画像品
質の劣化をきたすものであった。
【0010】さらに、近年、複写機の高精細、高画質化
の要求が市場では高まっており、当該技術分野では、ト
ナーの粒径を細かくして高画質カラー化を達成しようと
いう試みがなされているが、粒径が細かくなると単位重
量当りの表面積が増え、トナーの帯電気量が大きくなる
傾向にあり、画像濃度薄や、カブリ、トナー飛散の如き
耐久劣化が懸念されるところである。
の要求が市場では高まっており、当該技術分野では、ト
ナーの粒径を細かくして高画質カラー化を達成しようと
いう試みがなされているが、粒径が細かくなると単位重
量当りの表面積が増え、トナーの帯電気量が大きくなる
傾向にあり、画像濃度薄や、カブリ、トナー飛散の如き
耐久劣化が懸念されるところである。
【0011】さらに、有彩色トナーを用いるカラー複写
においては、連続階調性は画質に影響を及ぼす重要な因
子であり、多数枚複写後に画像の周辺部のみが強調され
るエッジ効果が生じることは画像の階調性を大きく損な
う。実際の輪郭の近傍にエッジ効果による擬似輪郭を形
成するなど、カラー複写における色再現性を含めた、複
写再現性を貶めるものとなる。
においては、連続階調性は画質に影響を及ぼす重要な因
子であり、多数枚複写後に画像の周辺部のみが強調され
るエッジ効果が生じることは画像の階調性を大きく損な
う。実際の輪郭の近傍にエッジ効果による擬似輪郭を形
成するなど、カラー複写における色再現性を含めた、複
写再現性を貶めるものとなる。
【0012】さらに、従来の白黒コピーで使用される画
像面積は10%以下であり、画像としては、手紙,文
献,報告書のように、ほとんどライン画像部分であるの
に対して、カラー複写の場合、画像面積が最低でも20
%以上であり、画像も写真,カタログ,地図,絵画のよ
うに階調性を有するベタ画像がかなりの頻度または領域
を占めている。
像面積は10%以下であり、画像としては、手紙,文
献,報告書のように、ほとんどライン画像部分であるの
に対して、カラー複写の場合、画像面積が最低でも20
%以上であり、画像も写真,カタログ,地図,絵画のよ
うに階調性を有するベタ画像がかなりの頻度または領域
を占めている。
【0013】このような、画像面積が大きい原稿を用い
て連続複写を行うと、通常、初期は高画像濃度の複写物
が得られるが、しだいに二成分現像剤へのトナー補給が
間に合わなくなり、濃度低下が生じたり、帯電不十分の
状態で、補給トナーとキャリアとの混合がなされ、カブ
リの原因となったり、現像スリーブ上で部分的なトナー
濃度(トナーとキャリアの混合比を示す)の増減が生じ
画像のカスレや画像濃度の一様性が得られなくなる傾向
がある。この傾向は、トナーを小径化した場合一層顕著
である。
て連続複写を行うと、通常、初期は高画像濃度の複写物
が得られるが、しだいに二成分現像剤へのトナー補給が
間に合わなくなり、濃度低下が生じたり、帯電不十分の
状態で、補給トナーとキャリアとの混合がなされ、カブ
リの原因となったり、現像スリーブ上で部分的なトナー
濃度(トナーとキャリアの混合比を示す)の増減が生じ
画像のカスレや画像濃度の一様性が得られなくなる傾向
がある。この傾向は、トナーを小径化した場合一層顕著
である。
【0014】これは、二成分系現像剤中のトナー内包量
(すなわち、トナー濃度)が低すぎること、または補給
トナーと二成分現像剤中のキャリア間のすみやかな摩擦
帯電の立ち上りが悪く、非制御性な不十分な帯電量のト
ナーが現像に関与することなどにより、これらの現像不
足やカブリが発生すると思われる。
(すなわち、トナー濃度)が低すぎること、または補給
トナーと二成分現像剤中のキャリア間のすみやかな摩擦
帯電の立ち上りが悪く、非制御性な不十分な帯電量のト
ナーが現像に関与することなどにより、これらの現像不
足やカブリが発生すると思われる。
【0015】カラー現像剤としては、大画像面積の原稿
の連続的な複写で良画質の画像を常に出力できる能力は
必須である。従来画像面積が大きくトナー消費量が非常
に多い原稿に対処するため、現像剤自身の改良よりも現
像装置の改良により多くは対応していた。すなわち、現
像スリーブの静電潜像への接触機会を高めるために、現
像スリーブの周速を早めたり、現像スリーブの大きさを
大口径のものにすることなどが行われている。
の連続的な複写で良画質の画像を常に出力できる能力は
必須である。従来画像面積が大きくトナー消費量が非常
に多い原稿に対処するため、現像剤自身の改良よりも現
像装置の改良により多くは対応していた。すなわち、現
像スリーブの静電潜像への接触機会を高めるために、現
像スリーブの周速を早めたり、現像スリーブの大きさを
大口径のものにすることなどが行われている。
【0016】これらの対策は現像能力はアップするもの
の、現像装置からのトナー飛散による機内への汚染や、
現像装置駆動への過負荷により装置寿命が著しく制限を
受けることなどが生ずる。さらには、現像剤の現像能力
不足を補うために多量の現像剤を現像装置内に投入する
ことで対応する場合もあるが、これらも、装置全体の重
量の増加、装置の大型化によるコストアップ、上述と同
様に現像装置駆動への過負荷などを招く結果となり、あ
まり好ましいものではない。
の、現像装置からのトナー飛散による機内への汚染や、
現像装置駆動への過負荷により装置寿命が著しく制限を
受けることなどが生ずる。さらには、現像剤の現像能力
不足を補うために多量の現像剤を現像装置内に投入する
ことで対応する場合もあるが、これらも、装置全体の重
量の増加、装置の大型化によるコストアップ、上述と同
様に現像装置駆動への過負荷などを招く結果となり、あ
まり好ましいものではない。
【0017】一方、キャリアの平均粒径や粒度分布を示
唆したものとして、特開昭51−3238号公報、特開
昭58−144839号公報、特開昭61−20464
6号公報がある。特開昭51−3238号公報は大まか
な粒度分布を言及している。しかしながら、現像剤の現
像性や現像装置内での搬送性に密接に関係している磁気
特性については具体的に開示していない。さらにキャリ
アの粒径に関しては、実施例中のキャリアは全て250
メッシュ以上が約80重量%以上もあり、平均粒径も6
0μm以上である。
唆したものとして、特開昭51−3238号公報、特開
昭58−144839号公報、特開昭61−20464
6号公報がある。特開昭51−3238号公報は大まか
な粒度分布を言及している。しかしながら、現像剤の現
像性や現像装置内での搬送性に密接に関係している磁気
特性については具体的に開示していない。さらにキャリ
アの粒径に関しては、実施例中のキャリアは全て250
メッシュ以上が約80重量%以上もあり、平均粒径も6
0μm以上である。
【0018】特開昭58−144839号公報は、単に
キャリアの平均粒径のみを開示するものであって感光体
へのキャリア付着に影響を及ぼす微粉量や画像の鮮鋭性
に影響を与える粗粉量まで言及しカラー複写の特性を考
慮して詳細にその分布まで記載してはいない。
キャリアの平均粒径のみを開示するものであって感光体
へのキャリア付着に影響を及ぼす微粉量や画像の鮮鋭性
に影響を与える粗粉量まで言及しカラー複写の特性を考
慮して詳細にその分布まで記載してはいない。
【0019】特開昭61−204646号公報は複写装
置と適当な現像剤の組合せを発明の骨子としており、キ
ャリアの粒度分布や磁気特性については具体的に述べら
れていない。さらには、該現像剤がなぜその複写装置に
有効なのかさえも開示されていない。
置と適当な現像剤の組合せを発明の骨子としており、キ
ャリアの粒度分布や磁気特性については具体的に述べら
れていない。さらには、該現像剤がなぜその複写装置に
有効なのかさえも開示されていない。
【0020】特開昭49−70630号公報は、キャリ
アの磁気力に関して記載しているが、これはキャリア素
材として、フェライトよりも比重の大きい鉄粉について
のものであり、飽和磁気も高いものである。鉄粉キャリ
アは従来多く使用されてきたが、比重が大きいために複
写装置の重量化や駆動トルクの過負荷を生じやすく、さ
らに環境依存性も大きい。
アの磁気力に関して記載しているが、これはキャリア素
材として、フェライトよりも比重の大きい鉄粉について
のものであり、飽和磁気も高いものである。鉄粉キャリ
アは従来多く使用されてきたが、比重が大きいために複
写装置の重量化や駆動トルクの過負荷を生じやすく、さ
らに環境依存性も大きい。
【0021】特開昭58−23032号公報に記載され
ているフェライトキャリアは、多孔性の空孔の多い材料
についてのものであり、このようなキャリアはエッジ効
果が発生しやすく耐久性に乏しいものであり、カラー用
キャリアとしては不適当であることが判明している。
ているフェライトキャリアは、多孔性の空孔の多い材料
についてのものであり、このようなキャリアはエッジ効
果が発生しやすく耐久性に乏しいものであり、カラー用
キャリアとしては不適当であることが判明している。
【0022】今まで、少量の現像剤で、画像面積の大き
い画像を連続複写することが可能であり、耐久後もエッ
ジ効果が生じないカラー複写特有の特性をも満足しうる
現像剤が待望されている。現像剤及びキャリアに関して
検討が行われているが、それらのほとんどは白黒複写を
考慮して提案されたものであり、フルカラー複写用にも
適用できるものとして提案されたものは極めてわずかで
ある。さらに、ほとんどベタ画像に近い20%以上の画
像面積をもつ画像を複写しつづける能力やエッジ効果の
軽減、一枚の複写物中での画像濃度の一様性を保持しう
る能力を有するキャリアが待望されている。
い画像を連続複写することが可能であり、耐久後もエッ
ジ効果が生じないカラー複写特有の特性をも満足しうる
現像剤が待望されている。現像剤及びキャリアに関して
検討が行われているが、それらのほとんどは白黒複写を
考慮して提案されたものであり、フルカラー複写用にも
適用できるものとして提案されたものは極めてわずかで
ある。さらに、ほとんどベタ画像に近い20%以上の画
像面積をもつ画像を複写しつづける能力やエッジ効果の
軽減、一枚の複写物中での画像濃度の一様性を保持しう
る能力を有するキャリアが待望されている。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の如き問題点を解決した電子写真用キャリア、該キャリ
アを提供することにある。
の如き問題点を解決した電子写真用キャリア、該キャリ
アを提供することにある。
【0024】すなわち本発明の目的は、大画像面積のカ
ラー原稿の連続複写を行っても画像濃度の低下、および
カスレの生じない電子写真用キャリアを提供することに
ある。
ラー原稿の連続複写を行っても画像濃度の低下、および
カスレの生じない電子写真用キャリアを提供することに
ある。
【0025】本発明のさらなる目的は、カブリのない鮮
明な画像特性を有し、かつ耐久安定性にすぐれた電子写
真用キャリアを提供することにある。
明な画像特性を有し、かつ耐久安定性にすぐれた電子写
真用キャリアを提供することにある。
【0026】本発明の別の目的は、画像濃度の環境依存
性の少ない電子写真用キャリアを提供することにある。
性の少ない電子写真用キャリアを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、少な
くとも磁性粒子と樹脂を含む電子写真用キャリアにおい
て、該磁性粒子がAl2O3を酸化物基準でAl2O3/F
e2O3重量比が1〜50%の範囲で含有し、該キャリア
の重量平均粒径が15〜60μmであることを特徴とす
る電子写真用キャリアを提供するものである。
くとも磁性粒子と樹脂を含む電子写真用キャリアにおい
て、該磁性粒子がAl2O3を酸化物基準でAl2O3/F
e2O3重量比が1〜50%の範囲で含有し、該キャリア
の重量平均粒径が15〜60μmであることを特徴とす
る電子写真用キャリアを提供するものである。
【0028】本発明者等は、前述の従来の問題点を改良
すべく種々研究,検討した結果、特定組成のキャリア芯
材に特定組成の樹脂を使用したキャリアが、諸特性の改
良において有効であることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
すべく種々研究,検討した結果、特定組成のキャリア芯
材に特定組成の樹脂を使用したキャリアが、諸特性の改
良において有効であることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0029】すなわち、本発明者等は、二成分現像剤の
画像濃度,ハイライト再現性,細線再現性について鋭意
検討した結果、特定のキャリア磁気特性および流動性を
有するキャリアを使用したときに、高画像濃度,ハイラ
イト再現,細線再現等に優れた高画質化が達成できるこ
とを見い出したのである。
画像濃度,ハイライト再現性,細線再現性について鋭意
検討した結果、特定のキャリア磁気特性および流動性を
有するキャリアを使用したときに、高画像濃度,ハイラ
イト再現,細線再現等に優れた高画質化が達成できるこ
とを見い出したのである。
【0030】これまでに高品位画像形成のために、特開
昭59−104663号公報にキャリアの飽和磁化の値
を50emu/g(Am2/kg)以下にすることでハ
キ目のない良好な画像を得ることができると提案されて
いるが、飽和磁化の値をだんだん小さくしたキャリアを
用いると細線の再現性は良好になる反面、磁極から離れ
るにしたがってキャリアが静電画像担持体、いわゆる感
光ドラム上に付着する現象(キャリア付着)が顕著にな
ってくるなど、必ずしも満足のいくものではなく、さら
に中心粒径も粗いものであり、画像比率の高いオリジナ
ル原稿の連続複写に対しては、更なる改良が望まれてい
る。
昭59−104663号公報にキャリアの飽和磁化の値
を50emu/g(Am2/kg)以下にすることでハ
キ目のない良好な画像を得ることができると提案されて
いるが、飽和磁化の値をだんだん小さくしたキャリアを
用いると細線の再現性は良好になる反面、磁極から離れ
るにしたがってキャリアが静電画像担持体、いわゆる感
光ドラム上に付着する現象(キャリア付着)が顕著にな
ってくるなど、必ずしも満足のいくものではなく、さら
に中心粒径も粗いものであり、画像比率の高いオリジナ
ル原稿の連続複写に対しては、更なる改良が望まれてい
る。
【0031】本発明に用いるキャリアは、飽和磁化が2
0〜50Am2/kgと小さくかつ、粒径が小さいもの
であるが、特定の組成および特定の樹脂を使用している
ためキャリア自身の流動性は非常に高く、磁界,電界の
作用に非常に忠実でキャリア付着等が発生しないことが
判明した。
0〜50Am2/kgと小さくかつ、粒径が小さいもの
であるが、特定の組成および特定の樹脂を使用している
ためキャリア自身の流動性は非常に高く、磁界,電界の
作用に非常に忠実でキャリア付着等が発生しないことが
判明した。
【0032】特開平2−33159号公報にも、シリコ
ーン樹脂で被覆すること及び添加剤の一例としてAl2
O3の記載があるが、本発明においては、Fe2O3に対
して必須成分としてAl2O3を特定の重量比で含有させ
てシリコーン樹脂と相互作用、より好ましくは反応させ
ることに特徴があり、その結果、より強度の向上した被
覆キャリアが得られるものであり、前記発明とは異なる
ものである。
ーン樹脂で被覆すること及び添加剤の一例としてAl2
O3の記載があるが、本発明においては、Fe2O3に対
して必須成分としてAl2O3を特定の重量比で含有させ
てシリコーン樹脂と相互作用、より好ましくは反応させ
ることに特徴があり、その結果、より強度の向上した被
覆キャリアが得られるものであり、前記発明とは異なる
ものである。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明に使用できるキャリア芯材
としては、キャリア芯材中にAl2O3が酸化物基準でA
l2O3/Fe2O3重量比で1〜50%、好ましくは2〜
40%含有することに特徴がある。上記値が1%未満で
あると、有効な磁気特性が得られなくなり、結果として
トナーが劣化しやすくなって耐久性を損ねてしまう。ま
た上記値より大きいと、キャリア芯材の表面性が不均一
となって被覆樹脂の安定性に欠け、帯電特性の低下に伴
うカブリ発生等の耐久性低下が生じてしまう。
としては、キャリア芯材中にAl2O3が酸化物基準でA
l2O3/Fe2O3重量比で1〜50%、好ましくは2〜
40%含有することに特徴がある。上記値が1%未満で
あると、有効な磁気特性が得られなくなり、結果として
トナーが劣化しやすくなって耐久性を損ねてしまう。ま
た上記値より大きいと、キャリア芯材の表面性が不均一
となって被覆樹脂の安定性に欠け、帯電特性の低下に伴
うカブリ発生等の耐久性低下が生じてしまう。
【0034】すなわち、Al2O3/Fe2O3比を1〜5
0%にすることによって、飽和磁化20〜50Am2/
kgで、かつ、前述の如き微粒径の粒度分布を有するキ
ャリアを使用してもキャリア付着等が発生せず、ドラム
傷,画像劣化等のない長寿命のキャリアが達成できたの
である。
0%にすることによって、飽和磁化20〜50Am2/
kgで、かつ、前述の如き微粒径の粒度分布を有するキ
ャリアを使用してもキャリア付着等が発生せず、ドラム
傷,画像劣化等のない長寿命のキャリアが達成できたの
である。
【0035】本発明において好ましく使用される被覆樹
脂としては、反応性シリコーン樹脂または/およびフッ
素含有樹脂である。特に好ましくは、少なくとも下記一
般式(I)で示される硬化剤を使用した反応性シリコー
ン樹脂である。
脂としては、反応性シリコーン樹脂または/およびフッ
素含有樹脂である。特に好ましくは、少なくとも下記一
般式(I)で示される硬化剤を使用した反応性シリコー
ン樹脂である。
【0036】
【化1】
【0037】すなわち、本発明のキャリア芯材表面での
相互作用において、シリコーン樹脂中の残存のSiOH
基の適度なコントロール、保存安定性、コストの面でオ
キシムタイプのシランカップリング剤は非常に優れてい
る。
相互作用において、シリコーン樹脂中の残存のSiOH
基の適度なコントロール、保存安定性、コストの面でオ
キシムタイプのシランカップリング剤は非常に優れてい
る。
【0038】本発明における硬化剤は、例えば、下記
(1)〜(4)で示すものが挙げられる。
(1)〜(4)で示すものが挙げられる。
【0039】
【化2】
【0040】上記硬化剤の添加量は、シロキサン固型分
100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは
0.5〜5重量部が良い。0.1重量部未満では、十分
な架橋効果が得られず、10重量部を超える場合には、
残渣が十分に除去できなかったり反応不十分の化合物が
残存してしまい、帯電特性、強度が低下してしまう。
100重量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは
0.5〜5重量部が良い。0.1重量部未満では、十分
な架橋効果が得られず、10重量部を超える場合には、
残渣が十分に除去できなかったり反応不十分の化合物が
残存してしまい、帯電特性、強度が低下してしまう。
【0041】本発明をより効果的にするためには、架橋
シリコーン樹脂の被覆量をキャリア100gに対してa
(g)としたとき、コート後のキャリア比表面積S(c
m2/g)に対して(a/s)×104が2〜30、好ま
しくは5〜20であり、ここでaは0.01〜2.0、
好ましくは0.02〜1.5が良い。
シリコーン樹脂の被覆量をキャリア100gに対してa
(g)としたとき、コート後のキャリア比表面積S(c
m2/g)に対して(a/s)×104が2〜30、好ま
しくは5〜20であり、ここでaは0.01〜2.0、
好ましくは0.02〜1.5が良い。
【0042】本発明においては、さらに一般式(II)
で示されるアミノシランカップリング剤を添加しても良
い。
で示されるアミノシランカップリング剤を添加しても良
い。
【0043】Rm−Si−Yn 式(II) (式中、Rはアルコキシ基、Yはアミノ基を含有する炭
化水素基、mは1〜3の整数、nは3〜1の整数を示
す。)
化水素基、mは1〜3の整数、nは3〜1の整数を示
す。)
【0044】このアミノシランカップリング剤として
は、例えば下記(5)〜(13)に示すものが挙げられ
る。
は、例えば下記(5)〜(13)に示すものが挙げられ
る。
【0045】
【化3】
【0046】上記カップリング剤の添加量は、シロキサ
ン固型分100重量部に対して0.1〜8重量部、好ま
しくは0.3〜5重量部が良い。0.1重量部未満では
十分な添加効果が得られず、帯電性の劣化、被覆強度の
低下が生じやすく、8重量部を超えると十分な反応が行
われず、逆に被覆強度の低下が生じてしまう。
ン固型分100重量部に対して0.1〜8重量部、好ま
しくは0.3〜5重量部が良い。0.1重量部未満では
十分な添加効果が得られず、帯電性の劣化、被覆強度の
低下が生じやすく、8重量部を超えると十分な反応が行
われず、逆に被覆強度の低下が生じてしまう。
【0047】本発明においては、カップリング剤として
は、さらに下記一般式(III) R4-a−Si−Xa 式(III) (式中、R4-aは、ビニル基,メタクリル基,エポキシ
基,アミノ基,メルカプト基およびそれらの誘導体から
なるグループから選択される置換基を示し、Xはハロゲ
ンまたはアルコキシ基を示す。)で示されるカップリン
グ剤を併用しても良い。
は、さらに下記一般式(III) R4-a−Si−Xa 式(III) (式中、R4-aは、ビニル基,メタクリル基,エポキシ
基,アミノ基,メルカプト基およびそれらの誘導体から
なるグループから選択される置換基を示し、Xはハロゲ
ンまたはアルコキシ基を示す。)で示されるカップリン
グ剤を併用しても良い。
【0048】このようなカップリング剤としては、下記
(14)〜(17)で示すものが挙げられ、特にエポキ
シ基を含有するものが高湿下での帯電性を含め好まし
い。
(14)〜(17)で示すものが挙げられ、特にエポキ
シ基を含有するものが高湿下での帯電性を含め好まし
い。
【0049】
【化4】
【0050】本発明において、Al2O3を特定量含有さ
せる手段としては、Fe2O3,MgO,MnO,Li2
O,CaO,SrO,SiO2,Bi2O3,K2O,Na
2O等のフェライト生成原料中に存在させても良いし、
出発原料を造粒時、Al2O3あるいはアルミン酸塩とし
て添加し、焼成時の凝結防止あるいは造粒時の分散安定
剤としての機能を兼ねさせても良い。
せる手段としては、Fe2O3,MgO,MnO,Li2
O,CaO,SrO,SiO2,Bi2O3,K2O,Na
2O等のフェライト生成原料中に存在させても良いし、
出発原料を造粒時、Al2O3あるいはアルミン酸塩とし
て添加し、焼成時の凝結防止あるいは造粒時の分散安定
剤としての機能を兼ねさせても良い。
【0051】本発明において、キャリアのAl2O3/F
e2O3比はキャリア芯材においては、そのままの状態で
走査電顕−X線分析(SEM−XMA)のZAF法によ
り、Fe、Alの定量を行い、酸化物基準に置き換えて
換算し、またコートキャリアにおいては、キャリアをエ
ポキシ樹脂等で固めた後、レーザーカッター等で切削
し、コート材を除去したのち、キャリア芯材を露出さ
せ、その部分を前述の如き定量することで算出すること
ができる。
e2O3比はキャリア芯材においては、そのままの状態で
走査電顕−X線分析(SEM−XMA)のZAF法によ
り、Fe、Alの定量を行い、酸化物基準に置き換えて
換算し、またコートキャリアにおいては、キャリアをエ
ポキシ樹脂等で固めた後、レーザーカッター等で切削
し、コート材を除去したのち、キャリア芯材を露出さ
せ、その部分を前述の如き定量することで算出すること
ができる。
【0052】キャリアの粒度分布に関しては、キャリア
の重量平均粒径が15〜60μm、好ましくは20〜5
0μmを有し、22μmより小さいキャリア粒子が1〜
20重量%、好ましくは2〜15重量%、より好ましく
は4〜12重量%含有されており、16μmより小さい
キャリア粒子が3重量%以下、好ましくは2重量%以
下、より好ましくは1重量%以下含有されていることが
良い。
の重量平均粒径が15〜60μm、好ましくは20〜5
0μmを有し、22μmより小さいキャリア粒子が1〜
20重量%、好ましくは2〜15重量%、より好ましく
は4〜12重量%含有されており、16μmより小さい
キャリア粒子が3重量%以下、好ましくは2重量%以
下、より好ましくは1重量%以下含有されていることが
良い。
【0053】微粉の含有量が上記範囲の上限を超える
と、キャリア芯材上に樹脂を均一に被覆することが難し
くなり、キャリア付着を生じたり、トナーとの円滑な帯
電を妨げ、カブリ等の画像劣化を発生してしまう。また
22μmより小さいキャリア粒子が1重量%未満である
と、磁気ブラシが疎い状態となってしまい、ベタの均質
性低下や細線再現性の低下等、画像劣化を発生してしま
う。
と、キャリア芯材上に樹脂を均一に被覆することが難し
くなり、キャリア付着を生じたり、トナーとの円滑な帯
電を妨げ、カブリ等の画像劣化を発生してしまう。また
22μmより小さいキャリア粒子が1重量%未満である
と、磁気ブラシが疎い状態となってしまい、ベタの均質
性低下や細線再現性の低下等、画像劣化を発生してしま
う。
【0054】62μm以上のキャリア粒子は、画像の鮮
鋭性と密接に相関し、この粗粉の含有量は、2〜20重
量%であることが良い。粗粉の含有量が20重量%を超
えると、キャリアのトナー搬送能力が低下し、トナーの
非画像部への飛散りが増加し、画像の解像力の低下やハ
イライト再現性が低下する。2重量%未満であると、た
とえ薄層コートキャリアであっても、キャリアの流動性
低下、すなわち現像剤の流動性が低下してしまい、トナ
ーへの帯電付与能が低下してしまい、安定な画像が得ら
れにくくなる。
鋭性と密接に相関し、この粗粉の含有量は、2〜20重
量%であることが良い。粗粉の含有量が20重量%を超
えると、キャリアのトナー搬送能力が低下し、トナーの
非画像部への飛散りが増加し、画像の解像力の低下やハ
イライト再現性が低下する。2重量%未満であると、た
とえ薄層コートキャリアであっても、キャリアの流動性
低下、すなわち現像剤の流動性が低下してしまい、トナ
ーへの帯電付与能が低下してしまい、安定な画像が得ら
れにくくなる。
【0055】キャリア芯材への樹脂被覆のためには、樹
脂組成物を適当な溶媒に溶解し、得られる溶液中に芯材
粒子を浸漬し、しかる後に、脱溶媒,乾燥,高温焼付け
する方法、あるいは芯材粒子を流動化系中で浮遊させ、
前記樹脂組成物の溶解した溶液を噴霧・塗付し、乾燥,
高温焼付けする方法、単に芯材粒子と樹脂組成物の粉体
あるいは水系エマルションとを混合する方法等がいずれ
も使用できる。
脂組成物を適当な溶媒に溶解し、得られる溶液中に芯材
粒子を浸漬し、しかる後に、脱溶媒,乾燥,高温焼付け
する方法、あるいは芯材粒子を流動化系中で浮遊させ、
前記樹脂組成物の溶解した溶液を噴霧・塗付し、乾燥,
高温焼付けする方法、単に芯材粒子と樹脂組成物の粉体
あるいは水系エマルションとを混合する方法等がいずれ
も使用できる。
【0056】本発明において好ましく用いられる方法
は、ケトン類,アルコール類の如き極性溶媒を含む溶媒
100重量部中に水を0.1〜5重量部、好ましくは
0.3〜3重量部含有させた混合溶媒を使用する方法
が、反応性シリコーンレジンを芯材粒子に強固に付着さ
せるために好ましい。水が0.1重量部未満では、反応
性シリコーンレジンの加水分解反応が十分に行われず、
磁性キャリア芯材粒子表面への薄層かつ均一な被覆が難
しくなり、5重量部を超えると、反応制御が難しくな
り、逆に被覆強度が低下してしまう。
は、ケトン類,アルコール類の如き極性溶媒を含む溶媒
100重量部中に水を0.1〜5重量部、好ましくは
0.3〜3重量部含有させた混合溶媒を使用する方法
が、反応性シリコーンレジンを芯材粒子に強固に付着さ
せるために好ましい。水が0.1重量部未満では、反応
性シリコーンレジンの加水分解反応が十分に行われず、
磁性キャリア芯材粒子表面への薄層かつ均一な被覆が難
しくなり、5重量部を超えると、反応制御が難しくな
り、逆に被覆強度が低下してしまう。
【0057】かくして得られる本発明のキャリアはトナ
ーと混合して静電潜像現像用の磁性ブラシ現像剤として
使用される。
ーと混合して静電潜像現像用の磁性ブラシ現像剤として
使用される。
【0058】トナーとしては結着樹脂中に着色剤を分散
させた、通常電子写真法で使用されているいかなるトナ
ーを使用することもでき、特に制限されない。
させた、通常電子写真法で使用されているいかなるトナ
ーを使用することもでき、特に制限されない。
【0059】本発明に係る、キャリアとトナーとを混合
して二成分系現像剤を調製する場合、その混合比率は二
成分系現像剤中のトナー濃度として、1〜12重量部、
好ましくは2〜9重量%にすると通常良好な結果が得ら
れる。トナー濃度が1重量%未満では画像濃度が低く実
用不可となり、12重量%を超えるとカブリや機内飛散
を増加せしめ、二成分系現像剤の耐用寿命を短める。
して二成分系現像剤を調製する場合、その混合比率は二
成分系現像剤中のトナー濃度として、1〜12重量部、
好ましくは2〜9重量%にすると通常良好な結果が得ら
れる。トナー濃度が1重量%未満では画像濃度が低く実
用不可となり、12重量%を超えるとカブリや機内飛散
を増加せしめ、二成分系現像剤の耐用寿命を短める。
【0060】トナーに含有される着色剤としては、公知
の染顔料、例えばフタロシアニンブルー、インダスレン
ブルー、ピーコックブルー、パーマネントレッド、レー
キレッド、ローダミンレーキ、ハンザイエロー、パーマ
ネントイエロー、ベンジジンイエローを使用することが
できる。その含有量としては、OHP用フィルムの透過
性に対し敏感に反映するよう、結着樹脂100重量部に
対して好ましくは12重量部以下、より好ましくは0.
5〜9重量部が良い。
の染顔料、例えばフタロシアニンブルー、インダスレン
ブルー、ピーコックブルー、パーマネントレッド、レー
キレッド、ローダミンレーキ、ハンザイエロー、パーマ
ネントイエロー、ベンジジンイエローを使用することが
できる。その含有量としては、OHP用フィルムの透過
性に対し敏感に反映するよう、結着樹脂100重量部に
対して好ましくは12重量部以下、より好ましくは0.
5〜9重量部が良い。
【0061】トナーには必要に応じてトナーの特性を損
ねない範囲で添加剤を混合しても良いが、そのような添
加剤としては、例えばテフロン、ステアリン酸亜鉛、ポ
リフッ化ビニリデンの如き滑剤、あるいは定着助剤(例
えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレンな
ど)等があげられる。
ねない範囲で添加剤を混合しても良いが、そのような添
加剤としては、例えばテフロン、ステアリン酸亜鉛、ポ
リフッ化ビニリデンの如き滑剤、あるいは定着助剤(例
えば低分子量ポリエチレン、低分子量ポリプロピレンな
ど)等があげられる。
【0062】トナーの製造にあたっては、熱ロール、ニ
ーダー、エクストルーダーの如き熱混練機によって構成
材料を良く混練した後、機械的な粉砕,分級によって得
る方法、結着樹脂溶液中に着色剤の如きトナー原料を分
散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、又は、結
着樹脂を構成し得る重合性単量体に所定材料を混合した
後、この乳化懸濁液を重合させることによりトナーを得
る重合トナー製造方法が応用できる。
ーダー、エクストルーダーの如き熱混練機によって構成
材料を良く混練した後、機械的な粉砕,分級によって得
る方法、結着樹脂溶液中に着色剤の如きトナー原料を分
散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、又は、結
着樹脂を構成し得る重合性単量体に所定材料を混合した
後、この乳化懸濁液を重合させることによりトナーを得
る重合トナー製造方法が応用できる。
【0063】トナーに使用する結着樹脂としては、各種
の樹脂が用いられる。
の樹脂が用いられる。
【0064】例えば、ポリスチレン、スチレン−ブタジ
エン共重合体、スチレン−アクリル共重合体の如きスチ
レン系共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体のよう
なエチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ系
樹脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、マレイン酸系樹脂があげられる。いずれ
の樹脂もその製造方法等は特に制約されるものではな
い。
エン共重合体、スチレン−アクリル共重合体の如きスチ
レン系共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体のよう
なエチレン系共重合体、フェノール系樹脂、エポキシ系
樹脂、アクリルフタレート樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂、マレイン酸系樹脂があげられる。いずれ
の樹脂もその製造方法等は特に制約されるものではな
い。
【0065】これらの樹脂の中で、特に負帯電能の高い
ポリエステル系樹脂を用いた場合に本発明の効果は絶大
である。すなわち、ポリエステル系樹脂は、定着性にす
ぐれ、カラートナーに適している反面、負帯電能が強く
帯電が過大になりやすいが、本発明の前述のキャリアと
組合わせるトナーの結着樹脂としてポリエステル樹脂を
用いると弊害は改善され、優れたトナーが得られる。
ポリエステル系樹脂を用いた場合に本発明の効果は絶大
である。すなわち、ポリエステル系樹脂は、定着性にす
ぐれ、カラートナーに適している反面、負帯電能が強く
帯電が過大になりやすいが、本発明の前述のキャリアと
組合わせるトナーの結着樹脂としてポリエステル樹脂を
用いると弊害は改善され、優れたトナーが得られる。
【0066】特に、下記式
【0067】
【化5】 (式中、Rはエチレンまたはプロピレン基を示し、x,
yはそれぞれ1以上の整数であり、かつx+yの平均値
は2〜10である。)で示されるビスフェノール誘導体
もしくは置換体、をジオール成分とし、2価以上のカル
ボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエステル
をカルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸)とし、上記ジオール成分と上記カ
ルボン酸成分とを共縮重合したポリエステル樹脂がシャ
ープな溶融特性を有するのでより好ましい。
yはそれぞれ1以上の整数であり、かつx+yの平均値
は2〜10である。)で示されるビスフェノール誘導体
もしくは置換体、をジオール成分とし、2価以上のカル
ボン酸、その酸無水物またはその低級アルキルエステル
をカルボン酸成分(例えばフマル酸、マレイン酸、無水
マレイン酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸)とし、上記ジオール成分と上記カ
ルボン酸成分とを共縮重合したポリエステル樹脂がシャ
ープな溶融特性を有するのでより好ましい。
【0068】さらに本発明は、トナーの外添剤として、
少なくともアルミナ微粒子、酸化チタン微粒子を含有す
ることが、帯電をより安定化するために好ましい。特に
好ましくは、水存在下でカップリング剤を加水分解しな
がら表面処理を行ったアルミナ微粒子、酸化チタン微粒
子が、帯電の安定化、流動性の付与の点等で極めて有効
である。
少なくともアルミナ微粒子、酸化チタン微粒子を含有す
ることが、帯電をより安定化するために好ましい。特に
好ましくは、水存在下でカップリング剤を加水分解しな
がら表面処理を行ったアルミナ微粒子、酸化チタン微粒
子が、帯電の安定化、流動性の付与の点等で極めて有効
である。
【0069】さらに、上記微粒子は、平均粒径0.00
1〜0.2μm、疎水化度20〜95%、400μmに
おける光透過率が40%以上であるのが好適である。
1〜0.2μm、疎水化度20〜95%、400μmに
おける光透過率が40%以上であるのが好適である。
【0070】以下に本発明における測定方法について述
べる。
べる。
【0071】・カブリ濃度測定方法 カブリの評価は、東京電色社製のREFLECTOME
TE MODEL TC−6DSを使用して測定し、シ
アントナー画像ではamberフィルターを使用し、下
記式より算出した。数値が小さい程、カブリが少ない。
TE MODEL TC−6DSを使用して測定し、シ
アントナー画像ではamberフィルターを使用し、下
記式より算出した。数値が小さい程、カブリが少ない。
【0072】カブリ(反射率)(%)=標準紙の反射率
(%)−サンプルの非画像部の反射率(%)
(%)−サンプルの非画像部の反射率(%)
【0073】・比表面積の測定 島津粉比表面積測定装置(SS−100型)を用いて下
記の手順により行う。 1) 試料鉄粉充填のためパウダーテスターのオートス
ライダックの電源を入れ100Vに調整する。 2) パスダーテスターの切替えスイッチをタップにし
てタイマーを1分間に調整する(50回±1回/1分
間)。 3) プラスチック試料筒にフルイ板を入れその上にろ
紙を一枚敷き、その上に試料を試料筒の1/3まで入れ
る。 4) 試料筒をパウダーテスターのタップ架台にセット
し、スタートボタンを入れる(1分間タップ)。 5) さらにタップした試料筒に試料を試料筒の2/3
まで入れる。 6) 上記4項と同一作業を行う。 7) 試料筒の上に補足筒(プラスチック)を差し込
み、試料をその上から山盛りに入れる。 8) 上記4項、6項と同一作業を行う。 9) タップした試料筒をタップ架台から取り出し、補
足筒を抜き取り余分の試料をヘラでカットする。 10) 比表面積の測定管のS目盛まで水を満たす。 11) 試料筒を測定管に接続する(試料充填後、すり
合わせ面にグリスを塗る)。 12) 下部流出口のコックを開き、測定管の水面が0
目盛りを通過する時に、ストップウォッチを始動させる
(下部流出水はビーカーで受ける)。 13) 20目盛(単位はcc)まで水面が低下する時
間を計る。 14) 試料筒を取り外し、試料の重量を測定する。 15) 比表面積の計算
記の手順により行う。 1) 試料鉄粉充填のためパウダーテスターのオートス
ライダックの電源を入れ100Vに調整する。 2) パスダーテスターの切替えスイッチをタップにし
てタイマーを1分間に調整する(50回±1回/1分
間)。 3) プラスチック試料筒にフルイ板を入れその上にろ
紙を一枚敷き、その上に試料を試料筒の1/3まで入れ
る。 4) 試料筒をパウダーテスターのタップ架台にセット
し、スタートボタンを入れる(1分間タップ)。 5) さらにタップした試料筒に試料を試料筒の2/3
まで入れる。 6) 上記4項と同一作業を行う。 7) 試料筒の上に補足筒(プラスチック)を差し込
み、試料をその上から山盛りに入れる。 8) 上記4項、6項と同一作業を行う。 9) タップした試料筒をタップ架台から取り出し、補
足筒を抜き取り余分の試料をヘラでカットする。 10) 比表面積の測定管のS目盛まで水を満たす。 11) 試料筒を測定管に接続する(試料充填後、すり
合わせ面にグリスを塗る)。 12) 下部流出口のコックを開き、測定管の水面が0
目盛りを通過する時に、ストップウォッチを始動させる
(下部流出水はビーカーで受ける)。 13) 20目盛(単位はcc)まで水面が低下する時
間を計る。 14) 試料筒を取り外し、試料の重量を測定する。 15) 比表面積の計算
【0074】下記の計算式で比表面積を算出する。
【0075】
【数1】
【0076】 SW:粉体の比表面積 cm2/g e:試料充填層の空隙率 ρ:粉体の密度 g/cm2 η:流体の粘性係数 g/cm・sec L:試料層の厚さ cm Q:試料層透過流体量 cc ΔP:試料層両端の圧力差 g/cm2 A:試料層の断面積 cm2 t:Qccの流体(空気)が試料層を透過するのに要する時間 sec W:試料の重量 g
【0077】
【0078】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、「部」は
「重量部」を意味する。
「重量部」を意味する。
【0079】(キャリア芯材の製造例1)Al2O3 2
0部,Fe2O3 80部をそれぞれ微粒化した後、水を
添加混合し造粒した後1400℃にて焼成し、粒度調整
をした後、キャリア芯材A(Al2O3/Fe2O3比=3
3%)を得た。
0部,Fe2O3 80部をそれぞれ微粒化した後、水を
添加混合し造粒した後1400℃にて焼成し、粒度調整
をした後、キャリア芯材A(Al2O3/Fe2O3比=3
3%)を得た。
【0080】(キャリア芯材の製造例2)Al2O3 1
5部,MgO 15部,CaO 5部,Fe2O3 60
部を使用して1100℃で焼成する以外は、製造例1と
同様にしてキャリア芯材B(Al 2O3/Fe2O3比=2
3%)を得た。
5部,MgO 15部,CaO 5部,Fe2O3 60
部を使用して1100℃で焼成する以外は、製造例1と
同様にしてキャリア芯材B(Al 2O3/Fe2O3比=2
3%)を得た。
【0081】(キャリア芯材の製造例3)Al2O3 5
0部,Fe2O3 50部を使用して製造例1と同様にし
たところ、うまく焼成できず、キャリア芯材ができなか
った(Al2O3/Fe2O3比=100%)。
0部,Fe2O3 50部を使用して製造例1と同様にし
たところ、うまく焼成できず、キャリア芯材ができなか
った(Al2O3/Fe2O3比=100%)。
【0082】(キャリア芯材の製造例4)MgO 20
部,MnO 20部,Fe2O3 40部を使用して、ア
ルミン酸ソーダ水溶液中で混合した後造粒し、製造例1
と同様、キャリア芯材C(Al2O3/Fe2O3比=4
%)を得た。
部,MnO 20部,Fe2O3 40部を使用して、ア
ルミン酸ソーダ水溶液中で混合した後造粒し、製造例1
と同様、キャリア芯材C(Al2O3/Fe2O3比=4
%)を得た。
【0083】(キャリア芯材の製造例5)0.8μmの
マグネタイト粒子98部,0.8μmのα−アルミナ微
粒子2部をフェノール/ホルムアルデヒドモノマー中に
混合分散した後、重合させて、キャリア芯材D(Al2
O3/Fe2O3比=3%)を得た。
マグネタイト粒子98部,0.8μmのα−アルミナ微
粒子2部をフェノール/ホルムアルデヒドモノマー中に
混合分散した後、重合させて、キャリア芯材D(Al2
O3/Fe2O3比=3%)を得た。
【0084】(キャリア芯材の製造例6)Fe2O3 1
00部を使用し、1400℃で焼成する以外は、製造例
4と同様、キャリア芯材E(Al2O3/Fe2O3比=2
%)を得た。
00部を使用し、1400℃で焼成する以外は、製造例
4と同様、キャリア芯材E(Al2O3/Fe2O3比=2
%)を得た。
【0085】(キャリア芯材の製造例7)Al2O3を使
用しない以外は製造例1と同様にして、キャリア芯材F
(Al2O3/Fe2O3比=0)を得た。
用しない以外は製造例1と同様にして、キャリア芯材F
(Al2O3/Fe2O3比=0)を得た。
【0086】<キャリアの製造例1〜6>トルエン20
部,ブタノール20部,水20部,氷40部を四つ口フ
ラスコにとり、撹拌しながらCH3SiCl3 15モル
と(CH3)2SiCl2 10モルとの混合物40部を
加え、更に30分間撹拌した後、60℃で1時間縮合反
応を行った。その後シロキサンを水で十分に洗浄し、ト
ルエン−メチルエチルケトン−ブタノール−水混合溶媒
に溶解して固型分10%のシリコーンワニスを調製し
た。
部,ブタノール20部,水20部,氷40部を四つ口フ
ラスコにとり、撹拌しながらCH3SiCl3 15モル
と(CH3)2SiCl2 10モルとの混合物40部を
加え、更に30分間撹拌した後、60℃で1時間縮合反
応を行った。その後シロキサンを水で十分に洗浄し、ト
ルエン−メチルエチルケトン−ブタノール−水混合溶媒
に溶解して固型分10%のシリコーンワニスを調製し
た。
【0087】このシリコーンワニスにシロキサン固型分
100部に対して2.0部の下記硬化剤
100部に対して2.0部の下記硬化剤
【0088】
【化6】 と、3.0部の下記アミノシランカップリング剤
【0089】
【化7】 を同時添加し、キャリア被覆溶液Iを作製した。
【0090】この被覆溶液Iを塗布機(岡田精工社製:
スピラコータ)により、前述のキャリア芯材粒子100
部A〜Fに樹脂コート量が0.45部となるように塗布
し、それぞれコーティングキャリア1〜6を得た。表1
にそれぞれのキャリア物性を示す。
スピラコータ)により、前述のキャリア芯材粒子100
部A〜Fに樹脂コート量が0.45部となるように塗布
し、それぞれコーティングキャリア1〜6を得た。表1
にそれぞれのキャリア物性を示す。
【0091】[トナーの製造例1]プロポキシ化ビスフ
ェノールとフマル酸を縮合して 得られたポリエステル樹脂 100部 フタロシアニン顔料 4部 ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミ錯体 4部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、二軸
押出式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミルを
用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次いでエアージェ
ット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに得られた
微粉砕物を分級して、重量平均粒径が5.8μmである
負摩擦帯電性のシアン色の粉体を得た。
ェノールとフマル酸を縮合して 得られたポリエステル樹脂 100部 フタロシアニン顔料 4部 ジ−tert−ブチルサリチル酸のアルミ錯体 4部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、二軸
押出式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミルを
用いて約1〜2mm程度に粗粉砕し、次いでエアージェ
ット方式による微粉砕機で微粉砕した。さらに得られた
微粉砕物を分級して、重量平均粒径が5.8μmである
負摩擦帯電性のシアン色の粉体を得た。
【0092】上記着色粉体100部と、15部のnC4
H9−Si−(OCH3)3を水存在下で処理したアナタ
ーゼ型酸化チタン微粉末1.5部とをヘンシェルミキサ
ーで混合し、シアントナーaを得た。
H9−Si−(OCH3)3を水存在下で処理したアナタ
ーゼ型酸化チタン微粉末1.5部とをヘンシェルミキサ
ーで混合し、シアントナーaを得た。
【0093】〔実施例1〕前述のシアントナーとキャリ
ア1とをトナー濃度7%で混合して、現像剤を作製しカ
ラー複写機CLC700(キヤノン製)を用い、現像コ
ントラスト300Vで画像面積比率25%のオリジナル
原稿を用いて、23℃/65%RH下、30℃/80%
RH下、20℃/10%RH下で1万枚の画出しをした
結果を表2に示した。表2より、上述の現像剤は耐刷試
験における変動も小さく、1万枚後の飛散も問題なく、
非常に良好であることがわかる。評価結果を表2に示
す。
ア1とをトナー濃度7%で混合して、現像剤を作製しカ
ラー複写機CLC700(キヤノン製)を用い、現像コ
ントラスト300Vで画像面積比率25%のオリジナル
原稿を用いて、23℃/65%RH下、30℃/80%
RH下、20℃/10%RH下で1万枚の画出しをした
結果を表2に示した。表2より、上述の現像剤は耐刷試
験における変動も小さく、1万枚後の飛散も問題なく、
非常に良好であることがわかる。評価結果を表2に示
す。
【0094】〔実施例2,3,4,5及び比較例1〕実
施例1で用いたキャリア1に代えて表1に示すキャリア
2,3,4,5及び6をそれぞれ用いることを除いては
実施例1と同様にして現像剤を調製し、同様にして評価
を行った。結果を表2に示す。
施例1で用いたキャリア1に代えて表1に示すキャリア
2,3,4,5及び6をそれぞれ用いることを除いては
実施例1と同様にして現像剤を調製し、同様にして評価
を行った。結果を表2に示す。
【0095】<キャリアの製造例7>キャリア2におい
て、トルエン−メチルエチルケトン混合溶媒を使用する
以外は同様にして、キャリア7を得た。
て、トルエン−メチルエチルケトン混合溶媒を使用する
以外は同様にして、キャリア7を得た。
【0096】〔実施例6〕実施例2で用いたキャリア2
に代えて、表1に示すキャリア7を用いることを除いて
は、実施例2と同様にして現像剤を調製し同様にして評
価を行った。結果を表2に示すが、耐久性が実施例1に
比べて若干低下した。これは、樹脂被覆時に水を存在さ
せなかったためと考えられる。
に代えて、表1に示すキャリア7を用いることを除いて
は、実施例2と同様にして現像剤を調製し同様にして評
価を行った。結果を表2に示すが、耐久性が実施例1に
比べて若干低下した。これは、樹脂被覆時に水を存在さ
せなかったためと考えられる。
【0097】<キャリアの製造例8>スチレン−メチル
メタクリレート共重合体/ポリテトラフルオロエチレン
−ポリフッ化ビニリデン共重合体(50:50)をトル
エン−メチルエチルケトン混合溶媒に溶解して被覆溶液
IIを得、被覆溶液IIを用いて被覆する以外は、製造
例2と同様にしてキャリア8を得た。
メタクリレート共重合体/ポリテトラフルオロエチレン
−ポリフッ化ビニリデン共重合体(50:50)をトル
エン−メチルエチルケトン混合溶媒に溶解して被覆溶液
IIを得、被覆溶液IIを用いて被覆する以外は、製造
例2と同様にしてキャリア8を得た。
【0098】〔実施例7〕実施例2で用いたキャリア2
に代えて、表1に示すキャリア8を用いることを除いて
は、実施例2と同様にして現像剤を調製し、同様に評価
を行ったところ、良好な結果が得られた。
に代えて、表1に示すキャリア8を用いることを除いて
は、実施例2と同様にして現像剤を調製し、同様に評価
を行ったところ、良好な結果が得られた。
【0099】〔比較例2〕実施例2で用いたキャリア2
に代えて、キャリア芯材Bを用いることを除いては、実
施例2と同様にして現像剤を調製し、同様に評価を行っ
たところ、画像が劣化した。
に代えて、キャリア芯材Bを用いることを除いては、実
施例2と同様にして現像剤を調製し、同様に評価を行っ
たところ、画像が劣化した。
【0100】[トナーの製造例2]トナーの製造例1に
おいて、アナターゼ型酸化チタン微粉末に代えて、
おいて、アナターゼ型酸化チタン微粉末に代えて、
【0101】
【化8】 20部で処理したアモルファスアルミナ微粉末(一次粒
径10nm)を使用する以外はトナーの製造例1と同様
にしてシアントナーbを得た。
径10nm)を使用する以外はトナーの製造例1と同様
にしてシアントナーbを得た。
【0102】[トナーの製造例3]トナーの製造例1に
おいて、アナターゼ型酸化チタン微粉末に代えて、気相
中で水蒸気存在下、
おいて、アナターゼ型酸化チタン微粉末に代えて、気相
中で水蒸気存在下、
【0103】
【化9】 15部で処理したアモルファス酸化チタン微粒子(一次
粒径20nm)を使用する以外は同様にしてシアントナ
ーcを得た。
粒径20nm)を使用する以外は同様にしてシアントナ
ーcを得た。
【0104】〔実施例8および9〕実施例2で用いたト
ナーaに代えて、トナーb,cを使用することを除いて
は実施例2と同様にして現像剤を調整し、同様に評価を
行ったところ、良好な結果が得られた。
ナーaに代えて、トナーb,cを使用することを除いて
は実施例2と同様にして現像剤を調整し、同様に評価を
行ったところ、良好な結果が得られた。
【0105】
【表1】
【0106】
【表2】
【0107】
【発明の効果】本発明の電子写真用キャリアは少なくと
も、Al2O3を特定量含有するキャリア芯材の表面を、
特に特定の構造を有するカップリング剤を含有するシリ
コーン樹脂で被覆することにより、被覆の強靭性が高ま
り、環境特性に優れた耐久性を有するものである。
も、Al2O3を特定量含有するキャリア芯材の表面を、
特に特定の構造を有するカップリング剤を含有するシリ
コーン樹脂で被覆することにより、被覆の強靭性が高ま
り、環境特性に優れた耐久性を有するものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 少なくとも磁性粒子と樹脂を含む電子写
真用キャリアにおいて、該磁性粒子がAl2O3を酸化物
基準でAl2O3/Fe2O3重量比が1〜50%の範囲で
含有し、該キャリアの重量平均粒径が15〜60μmで
あることを特徴とする電子写真用キャリア。 - 【請求項2】 前記キャリアが、磁性粒子芯材表面を樹
脂で被覆したことを特徴とする請求項1に記載の電子写
真用キャリア。 - 【請求項3】 前記キャリアが、磁性粒子芯材表面を、
反応性シリコーン樹脂または/およびフッ素含有樹脂で
被覆したことを特徴とする請求項1に記載の電子写真用
キャリア。 - 【請求項4】 前記キャリアが、磁性粒子芯材表面を、
水存在下で反応性シリコーン樹脂で被覆したことを特徴
とする請求項1に記載の電子写真用キャリア。 - 【請求項5】 前記キャリアが、磁性粒子を結着樹脂に
分散させたことを特徴とする請求項1に記載の電子写真
用キャリア。 - 【請求項6】 前記キャリアが、磁性粒子を結着樹脂に
分散させた磁性キャリア芯材に樹脂を被覆したことを特
徴とする請求項5に記載の電子写真用キャリア。 - 【請求項7】 前記被覆樹脂が、反応性シリコーン樹脂
または/およびフッ素含有樹脂であることを特徴とする
請求項6に記載の電子写真用キャリア。 - 【請求項8】 前記被覆樹脂が、水存在下で反応性シリ
コーン樹脂を被覆したことを特徴とする請求項6に記載
の電子写真用キャリア。 - 【請求項9】 前記キャリアの3000エルステッドの
印加磁場に対する飽和磁化が、20〜50Am2/kg
であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記
載の電子写真用キャリア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1704296A JPH09190016A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 電子写真用キャリア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1704296A JPH09190016A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 電子写真用キャリア |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190016A true JPH09190016A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11932950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1704296A Withdrawn JPH09190016A (ja) | 1996-01-08 | 1996-01-08 | 電子写真用キャリア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09190016A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006313392A (ja) * | 1999-11-17 | 2006-11-16 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用現像剤 |
| JP2008249899A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2009122133A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-06-04 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2010112997A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2016151615A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 2成分現像剤及びその製造方法 |
-
1996
- 1996-01-08 JP JP1704296A patent/JPH09190016A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006313392A (ja) * | 1999-11-17 | 2006-11-16 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用現像剤 |
| JP2008249899A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2009122133A (ja) * | 2007-11-09 | 2009-06-04 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2010112997A (ja) * | 2008-11-04 | 2010-05-20 | Dowa Electronics Materials Co Ltd | 電子写真現像剤用キャリア芯材およびその製造方法、電子写真現像剤用キャリア、並びに電子写真現像剤 |
| JP2016151615A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 2成分現像剤及びその製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |