JPH09190184A - 電子鍵盤楽器の擬似アクション - Google Patents
電子鍵盤楽器の擬似アクションInfo
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- JPH09190184A JPH09190184A JP8001589A JP158996A JPH09190184A JP H09190184 A JPH09190184 A JP H09190184A JP 8001589 A JP8001589 A JP 8001589A JP 158996 A JP158996 A JP 158996A JP H09190184 A JPH09190184 A JP H09190184A
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- catcher
- bat
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レットオフタイミングを容易に調節できる電
子鍵盤楽器の擬似アクションの提供。 【解決手段】 鍵盤11が押下されるとウィッペン15
が回動するのに伴いジャック17がバット18を突き上
げるように回動する。その後ジャックテール17aがレ
ギュレチングボタン16に当たるとジャック17は大き
く回動してバット18から抜ける(レットオフ)。ここ
で、カール部21が静止位置からハンマストップ部31
に当接する位置まで回転する角度αと、キャッチャ部材
19が静止位置からキャッチャストップ部33に当接す
る位置まで回転する角度βは等しい。このため、レギュ
レチングボタン16のネジ42を回してレットオフ時の
キャッチャ部材19とキャッチャストップ部33との間
隔を調節すれば、カール部21とハンマストップ部31
との間隔を調節でき、これによりレットオフタイミング
を容易に調節できる。
子鍵盤楽器の擬似アクションの提供。 【解決手段】 鍵盤11が押下されるとウィッペン15
が回動するのに伴いジャック17がバット18を突き上
げるように回動する。その後ジャックテール17aがレ
ギュレチングボタン16に当たるとジャック17は大き
く回動してバット18から抜ける(レットオフ)。ここ
で、カール部21が静止位置からハンマストップ部31
に当接する位置まで回転する角度αと、キャッチャ部材
19が静止位置からキャッチャストップ部33に当接す
る位置まで回転する角度βは等しい。このため、レギュ
レチングボタン16のネジ42を回してレットオフ時の
キャッチャ部材19とキャッチャストップ部33との間
隔を調節すれば、カール部21とハンマストップ部31
との間隔を調節でき、これによりレットオフタイミング
を容易に調節できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子ピアノなどの
電子鍵盤楽器において鍵盤にアクションを模擬した荷重
を付与する擬似アクションに関する。
電子鍵盤楽器において鍵盤にアクションを模擬した荷重
を付与する擬似アクションに関する。
【0002】
【従来の技術、及び発明が解決しようとする課題】一般
的に、アコスティックなアップライトピアノのアクショ
ンとしては図6に示すものが知られている。即ち、この
アクションでは、演奏者により鍵盤111が押されると
ウィッペン115がその鍵盤111の回動方向とは逆向
き(図中反時計回り)に回動しつつ上昇し、このウィッ
ペン115に回動可能に取り付けられたジャック117
がウィッペン115の上昇に伴い上昇してバット118
を突き上げ、突き上げられたバット118はハンマアッ
センブリ120(ハンマシャンク121、ハンマウッド
123及びハンマフェルト122の組のことをいう、以
下同じ)と共に弦に向かって回動する。ここで、ジャッ
ク117は所定位置まで上昇しつつ回動し、ジャックテ
ール117aがレギュレチングボタン116に当接した
後は接触箇所を支点として大きく回動し、バット118
から抜ける。このため、バット118及びハンマアッセ
ンブリ120は慣性運動によって回動し続け、打弦に至
る。
的に、アコスティックなアップライトピアノのアクショ
ンとしては図6に示すものが知られている。即ち、この
アクションでは、演奏者により鍵盤111が押されると
ウィッペン115がその鍵盤111の回動方向とは逆向
き(図中反時計回り)に回動しつつ上昇し、このウィッ
ペン115に回動可能に取り付けられたジャック117
がウィッペン115の上昇に伴い上昇してバット118
を突き上げ、突き上げられたバット118はハンマアッ
センブリ120(ハンマシャンク121、ハンマウッド
123及びハンマフェルト122の組のことをいう、以
下同じ)と共に弦に向かって回動する。ここで、ジャッ
ク117は所定位置まで上昇しつつ回動し、ジャックテ
ール117aがレギュレチングボタン116に当接した
後は接触箇所を支点として大きく回動し、バット118
から抜ける。このため、バット118及びハンマアッセ
ンブリ120は慣性運動によって回動し続け、打弦に至
る。
【0003】このように、アコスティックなアップライ
トピアノでは、ウィッペン115、ジャック117、バ
ット118がそれぞれ異なる軸をもち各軸回りに回動す
ると共に、ジャック117が所定のタイミングでバット
118から離間するため、そのときの鍵盤111のタッ
チ感は複雑な感触となる。
トピアノでは、ウィッペン115、ジャック117、バ
ット118がそれぞれ異なる軸をもち各軸回りに回動す
ると共に、ジャック117が所定のタイミングでバット
118から離間するため、そのときの鍵盤111のタッ
チ感は複雑な感触となる。
【0004】一方、電子ピアノなどの電子鍵盤楽器にお
いて、鍵盤のタッチ感をよりアコスティックなアップラ
イトピアノに近付けるべく種々の擬似アクションを備え
たもの等が知られている(特開平4−347895号公
報など)。例えば、図7に示すように、軸P10を中心
に回動可能とされて、鍵P12の後端部を上から押圧す
るハンマアームP14を備えるものなどが知られてい
る。しかし、かかる擬似アクションでは1つの軸回りに
おもりが回動するものであるため、この点でアコスティ
ックピアノの鍵盤のタッチ感と比べ単調な感触となると
いう問題があった。
いて、鍵盤のタッチ感をよりアコスティックなアップラ
イトピアノに近付けるべく種々の擬似アクションを備え
たもの等が知られている(特開平4−347895号公
報など)。例えば、図7に示すように、軸P10を中心
に回動可能とされて、鍵P12の後端部を上から押圧す
るハンマアームP14を備えるものなどが知られてい
る。しかし、かかる擬似アクションでは1つの軸回りに
おもりが回動するものであるため、この点でアコスティ
ックピアノの鍵盤のタッチ感と比べ単調な感触となると
いう問題があった。
【0005】この点に鑑み、図8に示すような擬似アク
ションの開発が検討された。即ちこの擬似アクション
は、アコスティックピアノのハンマアッセンブリ120
に代えて背の低いL字部材220を採用し、弦に代えて
ストッパ部231を採用し、ハンマレールに代えてハン
マレール部232を採用したものである。尚、ストッパ
部231とハンマレール部232は共にストップレール
230に設けられている。図8の擬似アクションでは、
押鍵すると上述のアコスティックピアノのアクションと
同様に動作して、ジャック117がバット118から離
間した後バット118がL字部材220と共に慣性運動
し、その後L字部材220がストッパ部231に衝突し
た後揺り戻り、再び元の位置にてハンマレール部232
にもたれた状態で静止する。かかる擬似アクションによ
れば、L字部材220の背が低いため、通常の電子ピア
ノのコンパクトな外観形状を保ちつつ、鍵盤のタッチ感
をアコスティックピアノと同等にすることができる。
ションの開発が検討された。即ちこの擬似アクション
は、アコスティックピアノのハンマアッセンブリ120
に代えて背の低いL字部材220を採用し、弦に代えて
ストッパ部231を採用し、ハンマレールに代えてハン
マレール部232を採用したものである。尚、ストッパ
部231とハンマレール部232は共にストップレール
230に設けられている。図8の擬似アクションでは、
押鍵すると上述のアコスティックピアノのアクションと
同様に動作して、ジャック117がバット118から離
間した後バット118がL字部材220と共に慣性運動
し、その後L字部材220がストッパ部231に衝突し
た後揺り戻り、再び元の位置にてハンマレール部232
にもたれた状態で静止する。かかる擬似アクションによ
れば、L字部材220の背が低いため、通常の電子ピア
ノのコンパクトな外観形状を保ちつつ、鍵盤のタッチ感
をアコスティックピアノと同等にすることができる。
【0006】ところで、図6のような通常のアコスティ
ックピアノにおいて、ジャック117がバット118を
突き上げた後バット118から離間するタイミング(以
下「レットオフタイミング」という)を調節するには、
ハンマフェルト122と弦の間隔が予め定められた値
(例えば数mm)となる位置でジャック117がバット
118から抜けるようにレギュレチングボタン116の
高さを調節する。
ックピアノにおいて、ジャック117がバット118を
突き上げた後バット118から離間するタイミング(以
下「レットオフタイミング」という)を調節するには、
ハンマフェルト122と弦の間隔が予め定められた値
(例えば数mm)となる位置でジャック117がバット
118から抜けるようにレギュレチングボタン116の
高さを調節する。
【0007】この点に関し、図8の擬似アクションで
は、レットオフタイミングを調節しようとする場合、L
字部材220とストッパ部231との間隔を測る必要が
あるが、ストップレール230がL字部材220を覆う
ように設けられているため、かかる間隔を測ることは容
易でなかった。このため、レットオフタイミングの調節
を容易に行うことができなかった。
は、レットオフタイミングを調節しようとする場合、L
字部材220とストッパ部231との間隔を測る必要が
あるが、ストップレール230がL字部材220を覆う
ように設けられているため、かかる間隔を測ることは容
易でなかった。このため、レットオフタイミングの調節
を容易に行うことができなかった。
【0008】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、レットオフタイミングを容易に調節できる電子鍵盤
楽器の擬似アクションを提供することを目的とする。
り、レットオフタイミングを容易に調節できる電子鍵盤
楽器の擬似アクションを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、請求項1記載の発明は、鍵盤にアクシ
ョンを模擬した荷重を付与する電子鍵盤楽器の擬似アク
ションにおいて、押鍵操作により前記鍵盤が回動するに
伴い上昇しつつ回動するジャックと、前記ジャックが所
定位置まで上昇する間、該ジャックに突き上げられて回
動し、該ジャックが所定位置まで上昇した後、該ジャッ
クから離間して慣性運動する、ハンマ部とキャッチャ部
を備えたバットと、前記慣性運動している前記バットの
ハンマ部と当接して該バットの動作を阻止するハンマス
トッパと、前記慣性運動している前記バットのキャッチ
ャ部と当接して該バットの動作を阻止するキャッチャス
トッパとを備え、前記キャッチャ部は前記バットから電
子鍵盤楽器の正面側に突出するように設けられ、前記キ
ャッチャ部が静止位置から前記キャッチャストッパに当
たる位置まで回転したときの回転角は、前記ハンマ部が
静止位置から前記ハンマストッパに当たる位置まで回転
したときの回転角と一致することを特徴とする。
を解決するため、請求項1記載の発明は、鍵盤にアクシ
ョンを模擬した荷重を付与する電子鍵盤楽器の擬似アク
ションにおいて、押鍵操作により前記鍵盤が回動するに
伴い上昇しつつ回動するジャックと、前記ジャックが所
定位置まで上昇する間、該ジャックに突き上げられて回
動し、該ジャックが所定位置まで上昇した後、該ジャッ
クから離間して慣性運動する、ハンマ部とキャッチャ部
を備えたバットと、前記慣性運動している前記バットの
ハンマ部と当接して該バットの動作を阻止するハンマス
トッパと、前記慣性運動している前記バットのキャッチ
ャ部と当接して該バットの動作を阻止するキャッチャス
トッパとを備え、前記キャッチャ部は前記バットから電
子鍵盤楽器の正面側に突出するように設けられ、前記キ
ャッチャ部が静止位置から前記キャッチャストッパに当
たる位置まで回転したときの回転角は、前記ハンマ部が
静止位置から前記ハンマストッパに当たる位置まで回転
したときの回転角と一致することを特徴とする。
【0010】請求項1記載の擬似アクションでは、演奏
者が押鍵すると鍵盤が回動しこれに伴ってジャックも上
昇しつつ回動する。そして、ジャックが所定位置まで上
昇する間、バットはジャックに突き上げられて回動し、
ジャックが所定位置まで上昇した後、バットはジャック
から離間して慣性運動する。このときの所定位置は、一
般的なアコスティックなアップライトピアノと同様、ジ
ャックのジャックテールがレギュレチングボタンに当接
したのちその当接部分を支点として大きく回動しバット
から抜けるときの位置である。慣性運動しているバット
は、その後、ハンマ部がハンマストッパに衝突すると同
時にキャッチャ部がキャッチャストッパに衝突する。こ
こで、ハンマ部とキャッチャ部が同時に衝突するのは、
キャッチャ部が静止位置からキャッチャストッパに当た
る位置まで回転する回転角と、ハンマ部が静止位置から
ハンマストッパに当たる位置まで回転する回転角が等し
いからである。
者が押鍵すると鍵盤が回動しこれに伴ってジャックも上
昇しつつ回動する。そして、ジャックが所定位置まで上
昇する間、バットはジャックに突き上げられて回動し、
ジャックが所定位置まで上昇した後、バットはジャック
から離間して慣性運動する。このときの所定位置は、一
般的なアコスティックなアップライトピアノと同様、ジ
ャックのジャックテールがレギュレチングボタンに当接
したのちその当接部分を支点として大きく回動しバット
から抜けるときの位置である。慣性運動しているバット
は、その後、ハンマ部がハンマストッパに衝突すると同
時にキャッチャ部がキャッチャストッパに衝突する。こ
こで、ハンマ部とキャッチャ部が同時に衝突するのは、
キャッチャ部が静止位置からキャッチャストッパに当た
る位置まで回転する回転角と、ハンマ部が静止位置から
ハンマストッパに当たる位置まで回転する回転角が等し
いからである。
【0011】請求項1記載の擬似アクションでは、アコ
スティックピアノにおけるハンマフェルトと弦の位置関
係に対応するのは、ハンマ部とハンマストッパの位置関
係であり、また、キャッチャ部とキャッチャストッパの
位置関係である。このため、アコスティックピアノにお
けるレットオフタイミングがハンマフェルトと弦の間隔
が所定距離(例えばp(mm))になった時点であると
すれば、請求項1記載の擬似アクションにおけるレット
オフタイミングはハンマ部とハンマストッパが上記所定
距離に応じた距離(例えばp’(mm))になった時点
とすればよい。このとき、ハンマ部とハンマストッパの
位置関係を測ることが困難な場合には、キャッチャ部と
キャッチャストッパが上記所定距離に応じた距離(例え
ばp”(mm))となった時点とすればよい。ここで、
キャッチャ部は通常のアコスティックピアノのキャッチ
ャと同様、電子鍵盤楽器の正面側に突き出すように形成
されているので、キャッチャ部とキャッチャストッパと
の位置関係を容易に測ることができる。このように、請
求項1記載の擬似アクションによれば、レットオフタイ
ミングの調節を容易に行うことができるという効果が得
られる。
スティックピアノにおけるハンマフェルトと弦の位置関
係に対応するのは、ハンマ部とハンマストッパの位置関
係であり、また、キャッチャ部とキャッチャストッパの
位置関係である。このため、アコスティックピアノにお
けるレットオフタイミングがハンマフェルトと弦の間隔
が所定距離(例えばp(mm))になった時点であると
すれば、請求項1記載の擬似アクションにおけるレット
オフタイミングはハンマ部とハンマストッパが上記所定
距離に応じた距離(例えばp’(mm))になった時点
とすればよい。このとき、ハンマ部とハンマストッパの
位置関係を測ることが困難な場合には、キャッチャ部と
キャッチャストッパが上記所定距離に応じた距離(例え
ばp”(mm))となった時点とすればよい。ここで、
キャッチャ部は通常のアコスティックピアノのキャッチ
ャと同様、電子鍵盤楽器の正面側に突き出すように形成
されているので、キャッチャ部とキャッチャストッパと
の位置関係を容易に測ることができる。このように、請
求項1記載の擬似アクションによれば、レットオフタイ
ミングの調節を容易に行うことができるという効果が得
られる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の擬
似アクションであって、鍵盤の配列方向に延びると共に
前記バットのハンマ部を覆うように設けられたレール部
材を備え、該レール部材には前記ハンマストッパが設け
られると共に、前記バットの回動中心を挟んで該ハンマ
ストッパを設けた位置とは反対側に、静止位置にある前
記バットのハンマ部と当接するハンマレール部が設けら
れていることを特徴とする。
似アクションであって、鍵盤の配列方向に延びると共に
前記バットのハンマ部を覆うように設けられたレール部
材を備え、該レール部材には前記ハンマストッパが設け
られると共に、前記バットの回動中心を挟んで該ハンマ
ストッパを設けた位置とは反対側に、静止位置にある前
記バットのハンマ部と当接するハンマレール部が設けら
れていることを特徴とする。
【0013】請求項2記載の擬似アクションでは、ハン
マストッパとハンマレール部がレール部材に設けられて
いるため、別途ハンマレールを設ける必要がなく、簡易
な構造とすることができる。また、レール部材はハンマ
部を覆うように(例えば断面が略∩状に)設けられてい
るため、ハンマ部とハンマストッパとの間隔を測ること
は非常に困難である。このため、キャッチャ部とキャッ
チャストッパとの位置関係を測ることによりレットオフ
タイミングの調節を行う。つまり、請求項2ではキャッ
チャ部とキャッチャストッパの位置関係によりレットオ
フタイミングの調節を行う必要性が高い。
マストッパとハンマレール部がレール部材に設けられて
いるため、別途ハンマレールを設ける必要がなく、簡易
な構造とすることができる。また、レール部材はハンマ
部を覆うように(例えば断面が略∩状に)設けられてい
るため、ハンマ部とハンマストッパとの間隔を測ること
は非常に困難である。このため、キャッチャ部とキャッ
チャストッパとの位置関係を測ることによりレットオフ
タイミングの調節を行う。つまり、請求項2ではキャッ
チャ部とキャッチャストッパの位置関係によりレットオ
フタイミングの調節を行う必要性が高い。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の擬
似アクションであって、前記レール部材は、前記キャッ
チャストッパを備えたことを特徴とする。請求項3記載
の擬似アクションでは、ハンマストッパやハンマレール
部ばかりでなくキャッチャストッパもレール部材に設け
られているため、別途キャッチャストッパを設ける必要
がなく、一層簡易な構造とすることができる。
似アクションであって、前記レール部材は、前記キャッ
チャストッパを備えたことを特徴とする。請求項3記載
の擬似アクションでは、ハンマストッパやハンマレール
部ばかりでなくキャッチャストッパもレール部材に設け
られているため、別途キャッチャストッパを設ける必要
がなく、一層簡易な構造とすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
【0016】図1は電子ピアノの概略ブロック図、図2
は電子ピアノの正面図、図3は図2のA−A断面図、図
4は擬似アクションのバックストップ位置の説明図、図
5はハンマ部材の斜視図である。本実施例の電子ピアノ
1は、鍵盤11、制御装置10、電子音源5及び擬似ア
クション2を備えている。
は電子ピアノの正面図、図3は図2のA−A断面図、図
4は擬似アクションのバックストップ位置の説明図、図
5はハンマ部材の斜視図である。本実施例の電子ピアノ
1は、鍵盤11、制御装置10、電子音源5及び擬似ア
クション2を備えている。
【0017】鍵盤11は、図2に示すように棚板46に
沿って複数配設されている。また鍵盤11は、図3に示
すようにバランスピン27に揺動自在に支持され、その
下方にはキーセンサ63、65が設けられている。この
キーセンサ63、65は、押鍵・離鍵を検出する検出手
段(フォトインタラプタ)であり、それぞれが発光素子
と受光素子とを一組として成っている。各キーセンサ6
3、65の発光素子と受光素子の間には光路が走ってお
り、この光路を遮断するとオン信号を発するように構成
されている。このキーセンサ63、65の光路は、鍵盤
11の底面に設けられた段付シャッタ61により遮断・
導通されるものである。即ち、鍵盤11が押された際
に、キーセンサ63の光路が段付シャッタ61により遮
断されてオン信号を発した後ある時間差をもってキーセ
ンサ65の光路が段付シャッタ61により遮断されてオ
ン信号を発するのである。これらのキーセンサ63、6
5は、図1に示すように、制御装置10に接続されてい
る。
沿って複数配設されている。また鍵盤11は、図3に示
すようにバランスピン27に揺動自在に支持され、その
下方にはキーセンサ63、65が設けられている。この
キーセンサ63、65は、押鍵・離鍵を検出する検出手
段(フォトインタラプタ)であり、それぞれが発光素子
と受光素子とを一組として成っている。各キーセンサ6
3、65の発光素子と受光素子の間には光路が走ってお
り、この光路を遮断するとオン信号を発するように構成
されている。このキーセンサ63、65の光路は、鍵盤
11の底面に設けられた段付シャッタ61により遮断・
導通されるものである。即ち、鍵盤11が押された際
に、キーセンサ63の光路が段付シャッタ61により遮
断されてオン信号を発した後ある時間差をもってキーセ
ンサ65の光路が段付シャッタ61により遮断されてオ
ン信号を発するのである。これらのキーセンサ63、6
5は、図1に示すように、制御装置10に接続されてい
る。
【0018】制御装置10は、コントロールボックス5
c(図2参照)の内部に配置され、図1に示すように、
入出力ポート71、周知のCPU72、ROM73、R
AM74、バックアップRAM75、クロック76等を
含む論理演算回路として構成され、これらは互いにバス
77により接続されている。この制御装置10は、キー
センサ63、65とは入出力ポート71を介して接続さ
れ、また、電子音源5とも入出力ポート71を介して接
続されている。CPU72は、キーセンサ63、65の
光路を遮断する時期と時間差とをオン・オフ信号に基づ
いて求め、これらを一時的にRAM74に記憶し、RO
M73に記憶された制御プログラムに基づいて電子音源
5に信号を出力するものである。なお、制御装置10に
は、ダンパーペダル、ソフトペダル等のペダル機構の動
作を検出するペダルセンサ(図示略)も接続され、この
検出情報をも加味して、電子音源5に信号を出力するも
のである。
c(図2参照)の内部に配置され、図1に示すように、
入出力ポート71、周知のCPU72、ROM73、R
AM74、バックアップRAM75、クロック76等を
含む論理演算回路として構成され、これらは互いにバス
77により接続されている。この制御装置10は、キー
センサ63、65とは入出力ポート71を介して接続さ
れ、また、電子音源5とも入出力ポート71を介して接
続されている。CPU72は、キーセンサ63、65の
光路を遮断する時期と時間差とをオン・オフ信号に基づ
いて求め、これらを一時的にRAM74に記憶し、RO
M73に記憶された制御プログラムに基づいて電子音源
5に信号を出力するものである。なお、制御装置10に
は、ダンパーペダル、ソフトペダル等のペダル機構の動
作を検出するペダルセンサ(図示略)も接続され、この
検出情報をも加味して、電子音源5に信号を出力するも
のである。
【0019】電子音源5は、図2に示すように、ピアノ
の内部底面に固定されている。棚板46の下面には、電
子音源5の電源スイッチ5a、ボリュームつまみ5bを
備えたコントロールボックス5cが固定されている。こ
のコントロールボックス5cにはヘッドホンジャック5
dが設けられ、このヘッドホンジャック5dにヘッドホ
ンプラグを差し込むことにより、スピーカ6a、6bか
らの出力が停止されて、ヘッドホンに出力される。中高
音部用のスピーカ6aは上前板47の左右両側に設けら
れ、上部ネット7によって保護されている。一方、低音
部用のスピーカ6bは下前板48の上側にて左右両側に
設けられ、下部ネット8によって保護されている。
の内部底面に固定されている。棚板46の下面には、電
子音源5の電源スイッチ5a、ボリュームつまみ5bを
備えたコントロールボックス5cが固定されている。こ
のコントロールボックス5cにはヘッドホンジャック5
dが設けられ、このヘッドホンジャック5dにヘッドホ
ンプラグを差し込むことにより、スピーカ6a、6bか
らの出力が停止されて、ヘッドホンに出力される。中高
音部用のスピーカ6aは上前板47の左右両側に設けら
れ、上部ネット7によって保護されている。一方、低音
部用のスピーカ6bは下前板48の上側にて左右両側に
設けられ、下部ネット8によって保護されている。
【0020】本発明の特徴である擬似アクション2は、
鍵盤11の奥側に配設され、図3に示すように、ウィッ
ペン15と、ジャック17と、バット18と、ストップ
レール30とを備えている。ウィッペン15は、ウィッ
ペンフレンジ13を介して楽器本体に架設されたセンタ
ーレール14に回動可能に支持され、キャプスタンスク
リュー12の上昇によって鍵盤11の回動方向とは逆向
き即ち図4にて反時計回りに回動する。尚、ウィッペン
15にはバックチェック43が支持ワイヤ44により支
持されている。
鍵盤11の奥側に配設され、図3に示すように、ウィッ
ペン15と、ジャック17と、バット18と、ストップ
レール30とを備えている。ウィッペン15は、ウィッ
ペンフレンジ13を介して楽器本体に架設されたセンタ
ーレール14に回動可能に支持され、キャプスタンスク
リュー12の上昇によって鍵盤11の回動方向とは逆向
き即ち図4にて反時計回りに回動する。尚、ウィッペン
15にはバックチェック43が支持ワイヤ44により支
持されている。
【0021】ジャック17は、ウィッペン15に回動可
能に連結され、ジャックテール17aがレギュレチング
ボタン16に当接するまでウィッペン15と共に上昇す
る。このレギュレチングボタン16はレギュレチングレ
ール41にネジ42で固定され、このネジ42を回すこ
とにより高さを調節できるものである。
能に連結され、ジャックテール17aがレギュレチング
ボタン16に当接するまでウィッペン15と共に上昇す
る。このレギュレチングボタン16はレギュレチングレ
ール41にネジ42で固定され、このネジ42を回すこ
とにより高さを調節できるものである。
【0022】バット18は、ジャック17に対して当接
・離間すると共に、センターレール14に固着されたバ
ットフレンジ18aのセンターピン18bに回動可能に
支持されている。バット18の上部には、ハンマ部材2
0(本発明のハンマ部)がネジ止めされている。このハ
ンマ部材20は、図5に示すように金属板をプレス加工
してカール状のカール部21及び鋭角的に折り返したレ
スト部22を形成したものであり、一対の爪部23、2
3(図5には一方のみ示す)によりバット18を挟み込
んだ状態でネジ穴24に挿通したネジ25でバット18
に螺着されている。このためハンマ部材20はバット1
8に対してずれることがない。また、ハンマ部材20の
高さは通常のハンマアッセンブリ120(図6参照)よ
りもかなり低い(例えば1/2〜1/20程度)。バッ
ト18の側部には、電子ピアノ1の正面側(図にて右方
向)に向かって突出するようにキャッチャ部材19(本
発明のキャッチャ部)が固定されている。
・離間すると共に、センターレール14に固着されたバ
ットフレンジ18aのセンターピン18bに回動可能に
支持されている。バット18の上部には、ハンマ部材2
0(本発明のハンマ部)がネジ止めされている。このハ
ンマ部材20は、図5に示すように金属板をプレス加工
してカール状のカール部21及び鋭角的に折り返したレ
スト部22を形成したものであり、一対の爪部23、2
3(図5には一方のみ示す)によりバット18を挟み込
んだ状態でネジ穴24に挿通したネジ25でバット18
に螺着されている。このためハンマ部材20はバット1
8に対してずれることがない。また、ハンマ部材20の
高さは通常のハンマアッセンブリ120(図6参照)よ
りもかなり低い(例えば1/2〜1/20程度)。バッ
ト18の側部には、電子ピアノ1の正面側(図にて右方
向)に向かって突出するようにキャッチャ部材19(本
発明のキャッチャ部)が固定されている。
【0023】ストップレール30は、鍵盤11の配列方
向に延びると共にバット18のハンマ部材20を覆うよ
うに設けられている。このストップレール30は、ハン
マストッパ部31、ハンマレール部32及びキャッチャ
ストッパ部33を備えている。
向に延びると共にバット18のハンマ部材20を覆うよ
うに設けられている。このストップレール30は、ハン
マストッパ部31、ハンマレール部32及びキャッチャ
ストッパ部33を備えている。
【0024】ハンマストッパ部31は、押鍵により揺動
したハンマ部材20のカール部21と当接可能であり
(図3の1点鎖線参照)、ハンマレール部32は押鍵後
に静止位置まで揺り戻したハンマ部材20のレスト部2
2と当接可能である(図3の実線参照)。このハンマス
トッパ部31とハンマレール部32は、それぞれセンタ
ーピン18bを挟んでストップレール30の相対向する
面に緩衝材(例えばフェルトやウレタンゴムなど)を貼
付することにより形成されている。一方、キャッチャス
トッパ部33は、押鍵により揺動したキャッチャ部材1
9と当接可能な位置にて緩衝材(例えばフェルトやウレ
タンゴムなど)を貼付することにより形成されている。
したハンマ部材20のカール部21と当接可能であり
(図3の1点鎖線参照)、ハンマレール部32は押鍵後
に静止位置まで揺り戻したハンマ部材20のレスト部2
2と当接可能である(図3の実線参照)。このハンマス
トッパ部31とハンマレール部32は、それぞれセンタ
ーピン18bを挟んでストップレール30の相対向する
面に緩衝材(例えばフェルトやウレタンゴムなど)を貼
付することにより形成されている。一方、キャッチャス
トッパ部33は、押鍵により揺動したキャッチャ部材1
9と当接可能な位置にて緩衝材(例えばフェルトやウレ
タンゴムなど)を貼付することにより形成されている。
【0025】バット18に設けたキャッチャ部材19が
静止位置からキャッチャストッパ部33に当接する位置
まで回転したときの回転角βは、ハンマ部材20のカー
ル部21が静止位置からハンマストッパ部31に当接す
る位置まで回転したときの回転角αと等しくなるように
設計されている。
静止位置からキャッチャストッパ部33に当接する位置
まで回転したときの回転角βは、ハンマ部材20のカー
ル部21が静止位置からハンマストッパ部31に当接す
る位置まで回転したときの回転角αと等しくなるように
設計されている。
【0026】ここで、レットオフタイミング及びバック
ストップタイミングの調節について説明する。鍵盤11
が押下されると、ウィッペン15が鍵盤11と逆方向
(図3中反時計回り)に回動し、これに伴いジャック1
7がバット18を突き上げるように上昇しつつ時計回り
に回動する。その後、ジャック17のジャックテール1
7aがレギュレチングボタン16に当たると、ジャック
17はジャックテール17aとレギュレチングボタン1
6との接触箇所を支点として大きく時計回りに回動して
バット18から抜ける。このジャック17がバット18
から抜けるタイミングがレットオフタイミングである。
従って、レギュレチングボタン16の高さをネジ42に
より調節すれば、レットオフタイミングを調節すること
ができる。レットオフ後、バット18はハンマ部材20
及びキャッチャ部材19と共に慣性運動により図3中反
時計回りに回動し続ける。その後、この慣性運動を行っ
ているハンマ部材20はカール部21がストップレール
30のハンマストッパ部31に衝突し、同時にキャッチ
ャ部材19もストップレール30のキャッチャストッパ
部33に衝突する。これによりバット18は慣性運動を
阻止され、逆方向即ち時計回りに揺り戻す。この衝突に
よる衝撃力は2箇所(ハンマストッパ部31とキャッチ
ャストッパ部33)で分散されるため、回転系全体の安
定性や耐久性が向上する。そして、バット18がハンマ
部材20及びキャッチャ部材19と共に揺り戻ったと
き、鍵盤11から指が離れていれば、ハンマ部材20の
レスト部22がストップレール30のハンマレール部3
2に当接し、その状態で静止する。一方、バット18が
ハンマ部材20及びキャッチャ部材19と共に揺り戻っ
たとき、いまだ鍵盤11が押下され続けていれば、図4
に示すように、ハンマ部材20のレスト部22がストッ
プレール30のハンマレール部32に当接する前にキャ
ッチャ部材19がバックチェック43によりバックスト
ップ位置で受け止められる。このキャッチャ部材19が
バックチェック43により受け止められるタイミングが
バックストップタイミングである。従って、バックチェ
ック43の支持ワイヤ44を曲げれば、バックストップ
タイミングを調節することができる。
ストップタイミングの調節について説明する。鍵盤11
が押下されると、ウィッペン15が鍵盤11と逆方向
(図3中反時計回り)に回動し、これに伴いジャック1
7がバット18を突き上げるように上昇しつつ時計回り
に回動する。その後、ジャック17のジャックテール1
7aがレギュレチングボタン16に当たると、ジャック
17はジャックテール17aとレギュレチングボタン1
6との接触箇所を支点として大きく時計回りに回動して
バット18から抜ける。このジャック17がバット18
から抜けるタイミングがレットオフタイミングである。
従って、レギュレチングボタン16の高さをネジ42に
より調節すれば、レットオフタイミングを調節すること
ができる。レットオフ後、バット18はハンマ部材20
及びキャッチャ部材19と共に慣性運動により図3中反
時計回りに回動し続ける。その後、この慣性運動を行っ
ているハンマ部材20はカール部21がストップレール
30のハンマストッパ部31に衝突し、同時にキャッチ
ャ部材19もストップレール30のキャッチャストッパ
部33に衝突する。これによりバット18は慣性運動を
阻止され、逆方向即ち時計回りに揺り戻す。この衝突に
よる衝撃力は2箇所(ハンマストッパ部31とキャッチ
ャストッパ部33)で分散されるため、回転系全体の安
定性や耐久性が向上する。そして、バット18がハンマ
部材20及びキャッチャ部材19と共に揺り戻ったと
き、鍵盤11から指が離れていれば、ハンマ部材20の
レスト部22がストップレール30のハンマレール部3
2に当接し、その状態で静止する。一方、バット18が
ハンマ部材20及びキャッチャ部材19と共に揺り戻っ
たとき、いまだ鍵盤11が押下され続けていれば、図4
に示すように、ハンマ部材20のレスト部22がストッ
プレール30のハンマレール部32に当接する前にキャ
ッチャ部材19がバックチェック43によりバックスト
ップ位置で受け止められる。このキャッチャ部材19が
バックチェック43により受け止められるタイミングが
バックストップタイミングである。従って、バックチェ
ック43の支持ワイヤ44を曲げれば、バックストップ
タイミングを調節することができる。
【0027】次に、レットオフタイミングの調節につい
て具体的に説明する。例えば図6のアコスティックピア
ノにおいて、ジャック117がバット118を突き上げ
た後バット118から離間するレットオフタイミングを
調節するには、ハンマフェルト122と弦の間隔が予め
定められた値p(mm)となる位置でジャック117が
バット118から離間するようにレギュレチングボタン
116の高さを調節する。このアコスティックピアノの
タッチ感に本実施例の電子ピアノ1のタッチ感を合わせ
るとすれば、まず、レットオフタイミングにおけるハン
マ部材20のカール部21とハンマストッパ部31との
間隔を上記p(mm)に基づいて計算する。この値を
p’(mm)とする。ここで、ハンマ部材20のカール
部21が静止位置からハンマストッパ部31に当接する
位置まで回転するときの回転角αと、キャッチャ部材1
9が静止位置からキャッチャストッパ部33に当接する
位置まで回転するときの回転角βは等しいため、レット
オフタイミングにおけるキャッチャ部材19とキャッチ
ャストッパ部33との間隔は上記p’(mm)に基づい
て計算することができる。この値をp”(mm)とす
る。つまり、レギュレチングボタン16のネジ42を回
してレットオフタイミングにおけるキャッチャ部材19
とキャッチャストッパ部33との間隔をp”(mm)と
なるように調節すれば、レットオフタイミングは元のア
コスティックピアノと同じになる。
て具体的に説明する。例えば図6のアコスティックピア
ノにおいて、ジャック117がバット118を突き上げ
た後バット118から離間するレットオフタイミングを
調節するには、ハンマフェルト122と弦の間隔が予め
定められた値p(mm)となる位置でジャック117が
バット118から離間するようにレギュレチングボタン
116の高さを調節する。このアコスティックピアノの
タッチ感に本実施例の電子ピアノ1のタッチ感を合わせ
るとすれば、まず、レットオフタイミングにおけるハン
マ部材20のカール部21とハンマストッパ部31との
間隔を上記p(mm)に基づいて計算する。この値を
p’(mm)とする。ここで、ハンマ部材20のカール
部21が静止位置からハンマストッパ部31に当接する
位置まで回転するときの回転角αと、キャッチャ部材1
9が静止位置からキャッチャストッパ部33に当接する
位置まで回転するときの回転角βは等しいため、レット
オフタイミングにおけるキャッチャ部材19とキャッチ
ャストッパ部33との間隔は上記p’(mm)に基づい
て計算することができる。この値をp”(mm)とす
る。つまり、レギュレチングボタン16のネジ42を回
してレットオフタイミングにおけるキャッチャ部材19
とキャッチャストッパ部33との間隔をp”(mm)と
なるように調節すれば、レットオフタイミングは元のア
コスティックピアノと同じになる。
【0028】続いて、バックストップタイミングの調節
について具体的に説明する。例えば図6のアコスティッ
クピアノにおいて、ハンマフェルト122が打弦した後
も押鍵され続けているときの、バックチェック43がキ
ャッチャ部材19を受け止めるバックストップタイミン
グを調節するには、ハンマフェルト122と弦の間隔が
予め定められた値q(mm)となる位置でバックチェッ
ク43がキャッチャ部材19を受け止めるようにバック
チェック43の支持ワイヤ44を曲げて調節する。この
アコスティックピアノのタッチ感に本実施例の電子ピア
ノ1のタッチ感を合わせるとすれば、まず、バックスト
ップタイミングにおけるハンマ部材20のカール部21
とハンマストッパ部31との間隔を上記q(mm)に基
づいて計算する。この値をq’(mm)とする。ここ
で、ハンマ部材20のカール部21が静止位置からハン
マストッパ部31に当接する位置まで回転するときの回
転角αと、キャッチャ部材19が静止位置からキャッチ
ャストッパ部33に当接する位置まで回転するとこの回
転角βは等しいため、バックストップタイミングにおけ
るキャッチャ部材19とキャッチャストッパ部33との
間隔は上記q’(mm)に基づいて計算することができ
る。この値をq”(mm)とする。つまり、バックチェ
ック43の支持ワイヤ44を曲げてバックストップタイ
ミングにおけるキャッチャ部材19とキャッチャストッ
パ部33との間隔をq”(mm)となるように調節すれ
ば、バックストップタイミングは元のアコスティックピ
アノと同じになる。
について具体的に説明する。例えば図6のアコスティッ
クピアノにおいて、ハンマフェルト122が打弦した後
も押鍵され続けているときの、バックチェック43がキ
ャッチャ部材19を受け止めるバックストップタイミン
グを調節するには、ハンマフェルト122と弦の間隔が
予め定められた値q(mm)となる位置でバックチェッ
ク43がキャッチャ部材19を受け止めるようにバック
チェック43の支持ワイヤ44を曲げて調節する。この
アコスティックピアノのタッチ感に本実施例の電子ピア
ノ1のタッチ感を合わせるとすれば、まず、バックスト
ップタイミングにおけるハンマ部材20のカール部21
とハンマストッパ部31との間隔を上記q(mm)に基
づいて計算する。この値をq’(mm)とする。ここ
で、ハンマ部材20のカール部21が静止位置からハン
マストッパ部31に当接する位置まで回転するときの回
転角αと、キャッチャ部材19が静止位置からキャッチ
ャストッパ部33に当接する位置まで回転するとこの回
転角βは等しいため、バックストップタイミングにおけ
るキャッチャ部材19とキャッチャストッパ部33との
間隔は上記q’(mm)に基づいて計算することができ
る。この値をq”(mm)とする。つまり、バックチェ
ック43の支持ワイヤ44を曲げてバックストップタイ
ミングにおけるキャッチャ部材19とキャッチャストッ
パ部33との間隔をq”(mm)となるように調節すれ
ば、バックストップタイミングは元のアコスティックピ
アノと同じになる。
【0029】ここで、擬似アクション2では、ハンマ部
材20はストップレール30により覆い隠されているた
めカール部21とハンマストッパ部31との間隔を測る
ことは容易ではない。しかし、キャッチャ部材19はバ
ット18から電子ピアノ1の正面側に向かって突き出す
ように設けられ、しかもストップレール30によって覆
われていないため、キャッチャ部材19とキャッチャス
トッパ部33との間隔を測ることは容易である。従っ
て、本実施例ではレットオフタイミングやバックストッ
プタイミングの調節を容易に行うことができる。
材20はストップレール30により覆い隠されているた
めカール部21とハンマストッパ部31との間隔を測る
ことは容易ではない。しかし、キャッチャ部材19はバ
ット18から電子ピアノ1の正面側に向かって突き出す
ように設けられ、しかもストップレール30によって覆
われていないため、キャッチャ部材19とキャッチャス
トッパ部33との間隔を測ることは容易である。従っ
て、本実施例ではレットオフタイミングやバックストッ
プタイミングの調節を容易に行うことができる。
【0030】また、擬似アクション2では、ハンマスト
ッパ部31、ハンマレール部32及びキャッチャストッ
パ部33がすべてストップレール30に設けられている
ため、これらを別途設ける場合に比べて、簡易な構造と
することができる。 [上記実施例の変形例]上記実施例ではハンマ部材20
は図5の形状としたが、これ以外に略凹状であってもよ
いし、略L字状であってもよいし、通常のアコスティッ
クピアノのハンマアッセンブリ120(図6参照)を模
擬した形状としてもよい。あるいは、該ハンマアッセン
ブリ120をそのまま用いたり、縮小して用いてもよ
い。
ッパ部31、ハンマレール部32及びキャッチャストッ
パ部33がすべてストップレール30に設けられている
ため、これらを別途設ける場合に比べて、簡易な構造と
することができる。 [上記実施例の変形例]上記実施例ではハンマ部材20
は図5の形状としたが、これ以外に略凹状であってもよ
いし、略L字状であってもよいし、通常のアコスティッ
クピアノのハンマアッセンブリ120(図6参照)を模
擬した形状としてもよい。あるいは、該ハンマアッセン
ブリ120をそのまま用いたり、縮小して用いてもよ
い。
【0031】また、上記実施例ではレギュレチングボタ
ン16は擬似アクション2の各ジャック17毎にネジ4
2で調節できるように設けたが、このレギュレチングボ
タン16に代えて鍵盤11の配列方向に延びる1本のレ
ギュレチングフェルトを貼付し、これにより擬似アクシ
ョン2のすべてのジャック17のレットオフタイミング
を調節するようにしてもよい。この場合、一度にレット
オフタイミングが調節できるため調節作業が簡易であ
り、また部品点数が少なくてすむため低コスト化が図ら
れる。
ン16は擬似アクション2の各ジャック17毎にネジ4
2で調節できるように設けたが、このレギュレチングボ
タン16に代えて鍵盤11の配列方向に延びる1本のレ
ギュレチングフェルトを貼付し、これにより擬似アクシ
ョン2のすべてのジャック17のレットオフタイミング
を調節するようにしてもよい。この場合、一度にレット
オフタイミングが調節できるため調節作業が簡易であ
り、また部品点数が少なくてすむため低コスト化が図ら
れる。
【図1】 電子ピアノの概略ブロック図である。
【図2】 電子ピアノの正面図である。
【図3】 図2のA−A断面図である。
【図4】 擬似アクションのバックストップ位置の説明
図である。
図である。
【図5】 ハンマ部材の斜視図である。
【図6】 通常のアコスティックなアップライトピアノ
のアクションの説明図である。
のアクションの説明図である。
【図7】 従来の擬似アクションの説明図である。
【図8】 改良型の擬似アクションの説明図である。
1・・・電子ピアノ、 2・・・擬似アクシ
ョン、5・・・電子音源、 10・・・制
御装置、11・・・鍵盤、 15・・・
ウィッペン、16・・・レギュレチングボタン、17・
・・ジャック、17a・・・ジャックテール、 18
・・・バット、18b・・・センターピン、 19
・・・キャッチャ部材、20・・・ハンマ部材、
21・・・カール部、22・・・レスト部、
30・・・ストップレール、31・・・ハンマス
トッパ部、 32・・・ハンマレール部、33・・・
キャッチャストッパ部、42・・・ネジ、43・・・バ
ックチェック、 44・・・支持ワイヤ、61・・
・段付シャッタ、 63、65・・・キーセン
サ、
ョン、5・・・電子音源、 10・・・制
御装置、11・・・鍵盤、 15・・・
ウィッペン、16・・・レギュレチングボタン、17・
・・ジャック、17a・・・ジャックテール、 18
・・・バット、18b・・・センターピン、 19
・・・キャッチャ部材、20・・・ハンマ部材、
21・・・カール部、22・・・レスト部、
30・・・ストップレール、31・・・ハンマス
トッパ部、 32・・・ハンマレール部、33・・・
キャッチャストッパ部、42・・・ネジ、43・・・バ
ックチェック、 44・・・支持ワイヤ、61・・
・段付シャッタ、 63、65・・・キーセン
サ、
Claims (3)
- 【請求項1】 鍵盤にアクションを模擬した荷重を付与
する電子鍵盤楽器の擬似アクションにおいて、 押鍵操作により前記鍵盤が回動するに伴い上昇しつつ回
動するジャックと、 前記ジャックが所定位置まで上昇する間、該ジャックに
突き上げられて回動し、該ジャックが所定位置まで上昇
した後、該ジャックから離間して慣性運動する、ハンマ
部とキャッチャ部を備えたバットと、 前記慣性運動している前記バットのハンマ部と当接して
該バットの動作を阻止するハンマストッパと、 前記慣性運動している前記バットのキャッチャ部と当接
して該バットの動作を阻止するキャッチャストッパとを
備え、 前記キャッチャ部は前記バットから電子鍵盤楽器の正面
側に突出するように設けられ、前記キャッチャ部が静止
位置から前記キャッチャストッパに当たる位置まで回転
したときの回転角は、前記ハンマ部が静止位置から前記
ハンマストッパに当たる位置まで回転したときの回転角
と一致することを特徴とする擬似アクション。 - 【請求項2】 鍵盤の配列方向に延びると共に前記バッ
トのハンマ部を覆うように設けられたレール部材を備
え、 該レール部材には前記ハンマストッパが設けられると共
に、前記バットの回動中心を挟んで該ハンマストッパを
設けた位置とは反対側に、静止位置にある前記バットの
ハンマ部と当接するハンマレール部が設けられているこ
とを特徴とする請求項1記載の擬似アクション。 - 【請求項3】 前記レール部材は、前記キャッチャスト
ッパを備えたことを特徴とする請求項2記載の擬似アク
ション。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8001589A JPH09190184A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 電子鍵盤楽器の擬似アクション |
| TW085108620A TW311216B (ja) | 1995-09-28 | 1996-07-16 | |
| KR1019960042376A KR100232591B1 (ko) | 1995-09-28 | 1996-09-25 | 전자 피아노 |
| US08/725,220 US6087574A (en) | 1995-09-28 | 1996-09-26 | Electronic piano |
| DE19639710A DE19639710B4 (de) | 1995-09-28 | 1996-09-26 | Elektronisches Piano |
| CNB961130431A CN1150510C (zh) | 1995-09-28 | 1996-09-27 | 电子琴 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8001589A JPH09190184A (ja) | 1996-01-09 | 1996-01-09 | 電子鍵盤楽器の擬似アクション |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09190184A true JPH09190184A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11505710
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8001589A Pending JPH09190184A (ja) | 1995-09-28 | 1996-01-09 | 電子鍵盤楽器の擬似アクション |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09190184A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105741827A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-06 | 宜昌金宝乐器制造有限公司 | 一体式自动开合谱架和键盖 |
-
1996
- 1996-01-09 JP JP8001589A patent/JPH09190184A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105741827A (zh) * | 2016-04-22 | 2016-07-06 | 宜昌金宝乐器制造有限公司 | 一体式自动开合谱架和键盖 |
| CN105741827B (zh) * | 2016-04-22 | 2023-04-07 | 宜昌金宝乐器制造有限公司 | 一体式自动开合谱架和键盖 |
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