JPH09190344A - 要求仕様補完装置 - Google Patents

要求仕様補完装置

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JPH09190344A
JPH09190344A JP366496A JP366496A JPH09190344A JP H09190344 A JPH09190344 A JP H09190344A JP 366496 A JP366496 A JP 366496A JP 366496 A JP366496 A JP 366496A JP H09190344 A JPH09190344 A JP H09190344A
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JP366496A
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Tsuneki Haizuka
凡樹 灰塚
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ATR TSUSHIN SYST KENKYUSHO KK
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ATR TSUSHIN SYST KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 3個以上の端末を対象とした通信サービスの
要求仕様を補完し得る要求仕様補完装置を提供する。 【解決手段】 開始状態と目標状態との間に欠落情報を
含む要求仕様を情報入力部2から入力すると、辞書検索
部4で辞書を検索し、開始状態と目標状態とを内部処理
形式に変換する。距離算出部9によって開始状態から目
標状態までの属性値の異なる数を数えて距離を算出し、
距離がゼロになるまで通常遷移部10によって通常遷移
ルートを抽出するか、あるいは横滑り迂回部12または
遠回り迂回部13によって横滑りルートまたは遠回りル
ートを抽出し、欠落部情報を補完する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は要求仕様補完装置
に関し、特に、欠落情報を含む不完全なソフトウェア設
計情報を入力したとき、その欠落情報を補完できるよう
な要求仕様補完装置に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】通信
ソフトウェアの開発において、種々の論文が発表されて
いる。その一例として、H. B. Reubenstein, et al.
“The Requirement Apprentice : AutomatedAssistance
for Requirements Acquisition” IEEE TRANSACTIONS
ON SOFTWAREENGINEERING, Vol.17, No.3, MARCH 1991お
よび N. A. M. Maiden & A. G. Sutcliffe“Requiremen
ts Critiquing Using Domain Abstractions ”PROCEEDI
NGSFIRST INTERNATIONAL CONFERENCE ON REQUIREMENTS
ENGINEERINGなどがある。これらの論文で発表されてい
る手法は、要求理解を非専門家と専門家の協調作業と考
えており、その協調作業の支援方法について研究を深め
ている。しかし、認知科学の面から、この手法を評価す
ると、専門家が介在しなければならない点は、要求者と
要求理解システムだけの構成に対して、完全な仕様を抽
出することを困難にしている面があり、専門家を必要と
しない手法の研究が未解決な課題となっている。
【0003】また、既存のソフトウェア要求仕様やソフ
トウェア構造との類似性を判定して、再利用可能な要求
仕様を抽出し、情報の設定を1人で行ないつつ要求を獲
得する考えであり、既存のものにない要求仕様が入力さ
れた場合、新規な情報の定義が必要であることは検出で
きるが、基本的には自動的ではなく、人手で外部から情
報を取込まなければ要求理解ができない。さらに、欠落
情報を含む新規な通信サービスを状態遷移形式の要求仕
様として入力すると、システムとして正しい動作をする
ための規則に沿うように、欠落情報を補完することはで
きる。しかし、このような方法は2個の端末に着目して
おり、3個以上の端末を対象とした通信サービスの要求
仕様の補完については対処できないという欠点がある。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、端
末数にかかわらずに既存の要求仕様にない新規な要求仕
様を対象として、欠落情報を自動的に補完して正しい要
求仕様とすることのできるような要求仕様補完装置を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
欠落情報を含む不完全なソフトウェア設計情報を入力し
たとき、欠落情報を補完する要求仕様補完装置であっ
て、開始状態と目標状態との間に欠落情報を含む要求仕
様情報を入力するための入力手段と、開始状態と目標状
態とを辞書を参照して内部処理形式に変換する内部処理
形式変換手段と、内部処理形式に変換された開始状態と
目標状態の属性値の異なる数を数えて距離を算出する距
離算出手段と、算出された距離がゼロになるまで開始状
態の属性値の定義を遷移させて欠落情報を補完する遷移
手段と、欠落情報が補完された開始状態から目標状態に
至るまでのルールを辞書を参照して内部形式から要求仕
様の形式に逆変換する逆変換手段とを備えて構成され
る。
【0006】請求項2に係る発明では、請求項1の辞書
は要求仕様のルールを構成する状態とそのルールに対応
して内部処理形式種別ごとに記述されている。請求項3
に係る発明では、請求項1または2の要求仕様は、現在
の状態と次の状態と現在の状態から次の状態に遷移する
契機となるイベントとを含む複数のルールからなり、内
部形式は要求仕様における1つの状態が複数の属性の属
性値の集合に対応している。請求項4に係る発明では、
請求項1の遷移手段は、距離が縮まるような状態遷移ル
ートの抽出を行なう通常遷移ルート抽出手段と、状態遷
移ルートの抽出ができなかったとき、横滑り迂回ルート
または遠回り迂回ルートを抽出する迂回遷移ルート抽出
手段とを含む。
【0007】請求項5に係る発明では、さらに開始状態
から目標状態に遷移する場合に、予め定める制約条件を
満たしているか否かを判別する制約条件判別手段と、制
約条件を満たしていないことが判別されたことに応じて
異常であることを知らせる異常通知手段を含む。請求項
6に係る発明では、さらに開始状態から目標状態に遷移
する過程において、必要な状態遷移を付加するための必
須条件付加手段を含む。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態を示
すブロック図であり、図2は要求仕様入出力情報のルー
ル構成を示す図であり、図3は要求仕様の構成を示す図
であり、図4は状態と内部処理形態の関係を示す図であ
る。まず、この発明の一実施形態の構成を説明する前
に、図2〜図4を参照して、入出力情報の形式について
説明する。要求仕様は状態遷移を記述するルールの集合
として記述され、図2に示すように、現状態とイベント
と次状態とからなり、イベントは現状態から次状態に遷
移する契機となる事象である。たとえば、電話端末機を
例にとると、現状態は受話器を取り上げる前の状態であ
り、イベントは受話器を取り上げる操作であり、次状態
は受話器を取り上げた後の呼出し音の発生である。
【0009】要求仕様の構成は、図3に示すように、図
2に示したルールを複数組合せたものである。このよう
な要求仕様が入力されると、辞書により内部処理形式に
変換される。内部処理形式では、図4に示す点線で囲ま
れた複数の属性の属性値の集合が1つの状態となる。要
求仕様上の状態遷移の対象となるもの(たとえば電話端
末など)は、ルールによって1つあるいは2つの組合せ
で関係づけられる。属性の集合は、この組合せのタイプ
ごとに決定される。このタイプには、以下の3タイプが
ある。
【0010】(a) タイプ1:対応する要求仕様上の
状態の引数が1つ。 (b) タイプ2:対応する要求仕様上の状態の引数が
2つでありかつ同一。 (c) タイプ3:対応する要求仕様上の状態の引数が
2つでありかつ異なる。 次に、初期状態について説明する。特に、要求仕様上に
初期状態に関する指定がなければ、開始状態に現われな
いすべてのもの(たとえば電話端末など)について要求
仕様に示される最後の状態と同じ状態を持つと仮定され
る。同様に、目標状態に現われないすべてのものについ
て要求仕様に示される最初の状態と同じ状態を持つと仮
定し、初期状態が付加される。
【0011】要求仕様上に初期状態に関する指定があれ
ば、開始状態,終了状態に現われないすべてのものにつ
いて、指定に従って初期状態が付加される。 開始状態P1(A,B),P2(C) 目標状態P3(A,C) 最後の状態P4(X) 最初の状態P5(X) 初期状態を付加した開始状態P1(A,B),P2
(C),P4(B) 初期状態を付加した目標状態P3(B,C),P5
(A),P5(C) なお、最後の状態P4(X)と最初の状態P5(X)は
電話端末では受話器を取り上げる前と受話器を置いた状
態で同じ状態(idle)となる。
【0012】次に、辞書情報について説明する。辞書
は、要求仕様のルールを構成する状態と、各ルールに対
応する内部処理形式種別ごとに記述される。辞書上で実
際に可能な状態の和集合を作るとき、呼要素ごとの状態
定義に矛盾が生じるようなことは生じない。ここで呼要
素とは、電話機が通話できるときにとり得る組合せパタ
ーンを指す。たとえば、電話機A,Bがある場合、組合
せパターンとして、A,A−A,A−B,B,B−B,
B−Aの6つがある。ただし、未設定の項については、
他の内部形式の定義未設定以外の値設定がある場合は未
設定以外の値を有効とする。表1に要求仕様と内部形式
の対応関係を示す。
【0013】
【表1】
【0014】次に、制約条件情報について説明する。制
約条件には以下の2つの条件がある。 (1) 属性値相互の排他性の記述。ここでは同時にと
り得ない属性値の組合せが記述される。ここで、属性値
相互とはたとえば2つの電話機が接続されていて通話で
きる状態になっている場合に受話器の状態としてとり得
る属性値が定まることをいう。排他性とは受話器をとっ
ているのが属性値であれば受話器を置いているのが排他
性である。
【0015】(2) 属性値と操作種別の間の排他性の
記述。ある属性が特定の属性値を持つ場合に、禁止すべ
き遷移操作種別が記述される。必須条件情報は、要求仕
様記述者の意図と無関係に、異常処理などのシステムと
して必須の仕様条件が記述される。次に、図1を参照し
て、全体の構成について説明する。全体制御部1は各処
理部への情報の授受,起動,終了後処理を行ない、各処
理部の異常があれば、強制的に処理を終了させる。情報
入力部2は対人,対装置の情報入力を担当し、対人入力
部では人に入力情報を容易に設定させるための入力画面
の表示や入力情報の候補を示す入力ガイダンスを行な
う。対装置入力部では他の装置からの入力を可能とする
インタフェースを提供する。
【0016】欠落情報チェック部3は要求仕様が空き状
態から出発して他の状態に遷移し、最終的に空き状態に
至る状態遷移が記述されていることを利用しており、入
力された要求仕様を空き状態から出発して要求として入
力されたルールを適応することにより状態遷移させ、ど
のルールも適応できない状態を検出した場合、この状態
を開始状態とする。同様に、空き状態に戻ってくる状態
遷移ルートを逆に辿った場合の最終状態が空き状態でな
い場合を目標状態とする。この状態を図5に示す。
【0017】辞書検索部4は入力情報を内部処理形式に
変換する場合、モデル状態変換部5を呼出し、内部処理
形式を出力情報形式に変換する場合に実状態変換部6を
呼出す。このような変換を行なうときに、変換先の情報
がない場合は、不足情報問合せ部7を呼出し、ユーザに
不足情報の設定を行なわせる。モデル状態変換部5は入
力情報を内部形式に変換するものであり、1つの入力情
報に対して複数の内部形式がある場合には、それぞれの
情報を変換し、それ以下の処理を続行する。実状態変換
部6は、内部処理形式を出力情報形式に変換するもので
あり、1つの内部処理形式に対して、複数の出力情報形
式がある場合は、それぞれの出力情報形式に変換し、情
報出力部19を介してそれぞれの情報を表示し、ユーザ
に取捨選択を行なわせる。不足情報問合せ部7は入力情
報を内部形式に変換する場合、または内部処理形式を出
力情報形式に変換する場合に、何に変換するのか、辞書
上に情報がない場合は、辞書情報の入力画面を情報出力
部19を介して表示し、ユーザに情報設定を行なわせ
る。
【0018】抽象状態遷移部8は内部形式に変換された
開始状態と目標状態がそれぞれ属性の集合として表現す
る。その両者の属性の値が異なる数を数え上げたものを
距離と呼ぶ。この処理部では、基本的には抽象状態が遷
移することにより、距離が縮まるような状態遷移ルート
の抽出を行なう。しかし、一時的に、距離が大きくなる
ような状態遷移がないわけではないので、距離の縮まる
状態遷移ルートがない場合に、距離が一時的に大きくな
る状態遷移ルートの抽出を行なう。距離算出部9は内部
形式に変換された開始状態と目標状態の属性値の異なる
ものの数を数え上げ、距離を算出し、通常遷移部10は
距離が縮まるような状態遷移ルートの抽出を行なう。そ
のようなルートがないときは、その旨を全体制御部1に
知らせる。
【0019】迂回遷移部11は距離が縮まるような状態
遷移ルートがないときに起動される。一時的に距離が大
きくなるような状態遷移がないわけではないので、距離
の縮まる状態遷移ルートがない場合に、距離が一時的に
大きくなる状態遷移ルートの抽出を行なう。横滑り迂回
部12は、状態遷移しても距離は変化しないが、距離を
縮める状態遷移ルートに、その遷移により辿りつける場
合を横滑り迂回と呼ぶ。この横滑り迂回部12は通常遷
移ができなくなったときに、最初に利用され、ルートの
抽出を行なう。横滑り迂回ルートがないときは、その旨
を全体制御部1に知らせる。
【0020】図6は横滑り迂回の例を示す図である。図
6において属性Ss(si ,sj )の距離2を1に縮め
るときに、属性s1,s2への遷移が不可能な場合、属
性s3に横滑りし、属性xj に迂回する。遠回り迂回部
13は横滑り迂回部12による横滑り迂回でも状態遷移
ルートが発見できない場合に起動され、距離が一時的に
大きくなっても、目標状態に状態遷移できるルートの抽
出を行なう。図7は遠回り迂回を説明するための図であ
る。図7において、属性Ssの距離1を0に縮めると
き、属性Stに遷移が不可能な場合、一旦距離2の属性
i ,sj に迂回した後、距離1の属性xj に迂回し、
属性Stに遷移する。
【0021】制約チェック部14は抽象状態遷移上の属
性値相互の排他性や属性値と操作種別の間の排他性をチ
ェックし、必須条件付加部15は要求仕様記述者には不
要でも、システムとして必要な状態遷移を抽象状態遷移
上で付加する。辞書入力部16は要求仕様補完を実行す
る前に辞書登録を行なう事前登録と、要求仕様補完の実
行中の辞書情報の不足が検出されてその場で辞書情報を
追加する実行中登録とがある。事前登録は要求仕様補完
を実行する前に登録する場合に起動され、人に入力情報
を容易に設定させるための入力画面の表示や可能ならば
入力情報の候補を示す入力ガイダンスを行なう。実行中
登録は要求仕様補完の実行中に辞書情報の不足が検出さ
れて起動され、入力情報を容易に設定させるための入力
画面の表示や入力情報の候補を示す入力ガイダンスを行
なう。
【0022】制約条件入力部17は要求仕様補完を実行
する前に登録する場合に起動され、必須条件入力部18
は要求仕様補完を実行する前に登録する場合に起動され
る。情報出力部19は対人,対装置の情報出力を担当
し、対人入力に対しては人に入力情報を容易に設定させ
るための画面の表示や入力情報の候補を示す入力ガイダ
ンスを行ない、対装置入力では他の装置からの入力を可
能とするインタフェースを提供する。図9および図10
はこの発明の実施形態の動作を説明するためのフローチ
ャートである。次に、図1〜図10を参照して、この発
明の一実施形態の動作について説明する。まず、情報入
力部2から辞書情報を入力する。この辞書情報は前述の
ごとく要求仕様状態と内部形式とが対応づけられたもの
であり、具体例として表2に示す。
【0023】
【表2】
【0024】次に、制約条件が入力される。制約条件の
具体例として以下に〜を示す。 ♯<path-state (connected ),$VALUE (origin
ating-address )> 意味:パス接続状態で、発信側電話を他の電話に変え
る。 ♯<path-state (connected ),$VALUE (termin
ating-address )> 意味:パス接続状態で、受信側電話を他の電話に変え
る。 ♯<path-state (connected ),originating-addr
ess (*))> 意味:パス接続状態で、発信側電話が不定である。
【0025】 ♯<path-state (connected ),term
inating-address (*))> originating-address (*))> 意味:パス接続状態で、受信側電話が不定である。 さらに、情報入力部2によって必須条件が入力される。
必須条件の一例を次に示す。 &<条件:属性名,属性値,動作:属性名,操作種別> 例:&<条件:Ai,not(DEFAULT (Ai)),動作:Ai,
$CLEAR (A )>(Aiは発アドレスと着アドレス属性) この必須条件は、任意の状態でユーザの動作に起因する
切断動作が必要であることを意味している。
【0026】要求仕様を情報入力部2から入力する。キ
ャッチホンを例にとると、開始状態がCalling (A,B
),目標状態がCW- Calling (A,C ), Talk(A,B )
であるとする。初期状態としてidle(X )が定義されて
いる場合、入力状態を付加すると、Calling (A,B ),
idle(C ), 欠落情報,CW-Calling(A,C ), Talk(A,
B)となる。欠落情報チェック部3は欠落情報のチェッ
クを行なう。上述の例では、Calling (A,B ),idle
(C )とCW-Calling(A,C ), Talk(A,B )との間が欠
落情報であるので、欠落情報ありと判断し、要求仕様を
内部形式に変換する。内部形式に変換した一例を表3に
示す。
【0027】
【表3】
【0028】表3における開始状態と目標状態とを比較
すると、呼要素C,A−B,A−C,B−A,C−Aの
アンダーライン部分の属性値を書き換える必要がある。
不足情報問合せ部7は辞書の中に不足情報があるか否か
を判別する。不足情報があればユーザに問合せをし、距
離算出部9は距離を算出する。表3に示した例では、属
性値の異なる数を数えれば6となるので、距離が6であ
ると判断する。全体制御部1は距離がゼロか否かを判別
し、ゼロでなければ通常遷移部10が通常遷移ルートを
抽出する。すなわち、横滑り迂回ルートや遠回り迂回ル
ートを通ることなく距離を縮めることのできるルートを
抽出する。この通常遷移ルート抽出では、表4に示すよ
うに、開始状態から次状態1のルートの抽出が行なわれ
る。
【0029】
【表4】
【0030】表4では呼要素A−B,B−Cが主属性操
作$VALUE (pathstate ),connectをpathstate がini
tial を選び属性値が変更される。ここでいう操作は、
主属性操作と従属性操作から構成される。主属性操作
は、呼要素に対して無条件に成立する操作であり、従属
性操作は主属性操作の結果生じた特定の状態に対して成
立する操作である。もし、通常ルートを抽出できなけれ
ば、迂回遷移部11が横滑り迂回部12または遠回り迂
回部13によって横滑り迂回ルートまたは遠回り迂回ル
ートを抽出する。
【0031】いずれかのルートで抽出が行なわれると、
制約条件チェック部14が前述の制約条件をチェックす
る。このチェックでは、開始状態から状態1に移る場合
に、前述の制約条件〜を満たしているかをチェック
する。たとえば、通信サービスにおいてあってはならな
い状態があればルート抽出は失敗になり、処理結果異常
を通知する。このようにしてルート抽出が行なわれる
と、必須条件付加部15は必須条件を付加する。この必
須条件は、前述のごとくユーザが任意に通信を切断でき
るという条件である。そして、再び距離算出部9が距離
を算出する。表4では2つの属性値が目標値に変換され
たので、距離は4になる。そして、再び距離がゼロであ
るか否かが判別され、ゼロでないことから再び通常遷移
ルートが抽出される。この通常遷移ルートが抽出された
ことによって、表4の次状態1が表5の状態1として状
態2に変換される。
【0032】
【表5】
【0033】この場合、呼要素Cの属性値がinitial か
らtoneに変換され、距離が3になる。この動作を繰り返
すことによって、最終的に表6に示すように状態2が目
標状態となる。
【0034】
【表6】
【0035】表6の目標状態を表2の辞書に基づいて逆
変換すると、次のようになる。したがって、初期状態に
比べて欠落情報を補完できていることがわかる。 Calling (A,B ), idle(C ) offhook (B ):Talk
(A,B ). Talk(A,B ), idle(C ) offhook (C ):Talk
(A,B ). dial-tone(C ). dial-tone (C ), Talk(A,B )dial(C,A ) :CW-Ca
lling (C,A ), Talk(A,B ) なお、必須条件を付加したことによって新たに要求が付
加されて分岐する必要性が生じた場合、分岐して分岐し
たルートの処理を行なう。この場合は、その分岐したル
ートの距離算出が行なわれ、それ以降の処理は前述の説
明と同じである。
【0036】前述の説明では、キャッチホンの一例を示
したが、次に三者通話による例について説明する。ま
ず、開始状態をHold(A,B ),Calling (A,C )とし、
目標状態をTalk(A,B ), Talk(C,A ), Talk(C,A )
とし、開始状態と目標状態との間の欠落情報があるもの
とする。そして、初期状態としてidle(X )が定義され
ていても、入力状態を付加する対象がないものとする。
このような開始状態と目標状態の要求仕様を内部形式に
変換すると、表7に示すようになる。
【0037】
【表7】
【0038】表7において、開始状態と目標状態の属性
値の異なる数を数えると6となるため、距離が6とな
る。そして、前述の説明と同様にして、表7の開始状態
が表8に示す状態1に変換され、距離が4となる。
【0039】
【表8】
【0040】さらに、通常遷移ルートにより、表9に示
すように、状態1が状態2に変換される。
【0041】
【表9】
【0042】さらに、通常遷移ルートにより、表10に
示すように、状態2が目標状態に変換される。
【0043】
【表10】
【0044】そして、目標状態を辞書に基づいて逆変換
すると次のような要求仕様が生成される。 Calling (A,C ), cond:Hold (A,B )offhook (C
):Talk (A,C ). Talk(A,C ),Hold (A,B ) flash (A )
:Talk (A,B ), Talk(B,C ), Talk(C,A ).
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、欠落
情報を含む不完全なソフトウェア設計情報を入力したと
き、要求仕様であるソフトウェア設計情報中の3個以上
の端末の状態を2個以下のものの状態の組合せで表現
し、これらの状態を遷移させることによってイベントの
定義を行なって欠落情報を補完することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】要求仕様入出力情報のルール構成を示す図であ
る。
【図3】要求仕様の構成を示す図である。
【図4】状態と内部処理形式の関係を示す図である。
【図5】欠落情報を含む要求仕様を説明するための図で
ある。
【図6】横滑り迂回の例を説明するための図である。
【図7】遠回り迂回の例を説明するための図である。
【図8】この発明の一実施形態の処理フローチャートを
示す図である。
【図9】この発明の一実施形態の処理フローチャートを
示す図である。
【符号の説明】
1 全体制御部 2 情報入力部 3 欠落情報チェック部 4 辞書検索部 5 モデル状態変換部 6 実状態変換部 7 不足情報問合せ部 8 抽象状態遷移部 9 距離算出部 10 通常遷移部 11 迂回遷移部 12 横滑り迂回部 13 遠回り迂回部 14 制約条件チェック部 15 必須条件付加部 16 辞書入力部 17 制約辞書入力部 18 必須条件入力部 19 情報出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 欠落情報を含む不完全なソフトウェア設
    計情報を入力したとき、前記欠落情報を補完する要求仕
    様補完装置であって、 開始状態と目標状態との間に欠落情報を含む要求仕様情
    報を入力するための入力手段、 前記開始状態と前記目標状態とを辞書を参照して内部処
    理形式に変換する内部処理形式変換手段、 前記内部処理形式に変換された開始状態と目標状態の属
    性値の異なる数を数えて距離を算出する距離算出手段、 前記距離算出手段によって算出される距離がゼロになる
    まで、前記開始状態の属性値の定義を遷移させて前記欠
    落情報を補完する遷移手段、および前記遷移手段によっ
    て欠落情報が補完された開始状態から目標状態に至るま
    でのルールを前記辞書を参照して内部形式から要求仕様
    の形式に逆変換する逆変換手段を備えた、要求仕様補完
    装置。
  2. 【請求項2】 前記辞書は、前記要求仕様のルールを構
    成する状態と、そのルールに対応して内部処理形式種別
    ごとに記述されていることを特徴とする、請求項1の要
    求仕様補完装置。
  3. 【請求項3】 前記要求仕様は、現在の状態と、次の状
    態と、前記現在の状態から次の状態に遷移する契機とな
    るイベントとを含む複数のルールからなり、 前記内部形式は、前記要求仕様における1つの状態が複
    数の属性の属性値の集合に対応していることを特徴とす
    る、請求項1または2の要求仕様補完装置。
  4. 【請求項4】 前記遷移手段は、 前記距離が縮まるような状態遷移ルートの抽出を行なう
    通常遷移ルート抽出手段と、 前記通常遷移ルート抽出手段によって状態遷移ルートの
    抽出ができなかったとき、横滑り迂回ルートまたは遠回
    り迂回ルートを抽出する迂回遷移ルート抽出手段とを含
    む、請求項1の要求仕様補完装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記開始状態から前記目標状態
    に遷移する場合に、予め定める制約条件を満たしている
    か否かを判別する制約条件判別手段と、 前記制約条件判別手段によって前記制約条件を満たして
    いないことが判別されたことに応じて異常であることを
    知らせる異常通知手段を含む、請求項1の要求仕様補完
    装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記開始状態から前記目標状態
    に遷移する過程において、必要な状態遷移を付加するた
    めの必須条件付加手段を含む、請求項1の要求仕様補完
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2184647A1 (en) 2008-11-05 2010-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2013058075A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> シナリオテストのテスト項目生成装置及び方法及びプログラム

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