JPH09191119A - 光起電力素子の製造方法 - Google Patents
光起電力素子の製造方法Info
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- JPH09191119A JPH09191119A JP8018285A JP1828596A JPH09191119A JP H09191119 A JPH09191119 A JP H09191119A JP 8018285 A JP8018285 A JP 8018285A JP 1828596 A JP1828596 A JP 1828596A JP H09191119 A JPH09191119 A JP H09191119A
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Abstract
実質的に真性の半導体層上にドーピング効率が高く、し
かも光吸収が少ない良好な不純物ドーピング層を形成す
ることにより、製造される光起電力素子の出力電圧、出
力電流を高め、光電変換効率を高める。 【構成】 シリコン系非単結晶半導体からなるnipま
たはpin接合を有する光起電力素子のグロー放電を用
いた製造方法において、前記光起電力素子のi型半導体
層上の不純物ドーピング層形成時に、該層を形成する放
電空間において、導入する原料ガスの前記放電空間の単
位容積当たりの流量を、該層形成初期において該層形成
中の平均値よりも相対的に少なくする。シリコン系非単
結晶からなる光起電力素子の実質的に真性の半導体層上
にドーピング効率を高め、しかも光吸収を少なくするこ
とにより、製造される光起電力素子の出力電圧、出力電
流を高め、光電変換効率を高めることができる。
Description
導体からなる太陽電池などの光起電力素子の製造方法に
関する。
る太陽電池などの光起電力素子は、電卓、腕時計など民
生用の小電力用電源として広く応用されており、また、
将来、石油、石炭などのいわゆる化石燃料に代わるクリ
ーンな電力源として注目されている。光起電力素子は半
導体のpn接合の光起電力を利用した技術に基づいたも
のであり、シリコンなどの半導体が太陽光を吸収し電子
と正孔の光キャリヤーが生成し、該キャリヤーをpn接
合部の内部電界によりドリフトさせ、外部に取り出すも
のである。このような光起電力素子の作製方法として
は、ほぼ半導体プロセスを用いることにより行われる。
具体的には、CZ法などの結晶成長法によりp型、ある
いはn型に価電子制御したシリコンの単結晶を作製し、
該単結晶をスライスして約300μmの厚みのシリコン
ウエハーを作る。さらに前記ウエハーの導電型と反対の
導電型となるように価電子制御剤を拡散などの適当な手
段により、異種の導電型の層を形成することでpn接合
を作るものである。
ら、現在、実用化されている光起電力素子には、主に単
結晶シリコンが使われているが、上述のように光起電力
素子作製は半導体プロセスを用いるため生産コストは高
くなってしまう。単結晶シリコン光起電力素子の他の欠
点は、単結晶シリコンは間接遷移であるため光吸収係数
が小さく、単結晶の光起電力素子は入射太陽光を吸収す
るために少なくとも50ミクロンの厚さにしなければな
らないことや、バンドギャップが約1.1eVであり光
起電力素子として好適な1.5eVよりも狭いため長波
長成分を有効に利用できないことである。また、仮に、
多結晶シリコンを用いて生産コストを下げたとしても、
間接遷移の問題は残り、光起電力素子の厚さを減らすこ
とはできない。さらに多結晶シリコンには粒界その他の
問題を合わせ持っている。
ウエハーは製造できず大面積化が困難であり、大きな電
力を取り出す場合には単位素子を直列化あるいは、並列
化をするための配線を行わなければならないことや、屋
外で使用する際に光起電力素子を様々な気象条件により
もたらされる機械的損傷から保護するため、高価な実装
が必要になることなどから、単位発電量に対する生産コ
ストが既存の発電方法に比べて割高になってしまうとい
う問題がある。このような事情から光起電力素子の電力
用としての実用化を進めるに当たって、低コスト化およ
び大面積化が重要な技術的課題であり、様々な検討がな
されており、コストの安い材料、変換効率の高い材料な
どの材料の探求が行われてきたがこのような光起電力素
子の材料としては、非晶質シリコン、非晶質シリコンゲ
ルマニウム、非晶質炭化珪素などのテトラヘドラル系の
非晶質半導体や、CdS,Cu2SなどのII−VI族
やGaAs,GaAlAsなどのIII−V族の化合物
半導体などが挙げられる。とりわけ、非晶質半導体を光
起電力発生層に用いた薄膜光起電力素子は、単結晶光起
電力素子に比較して大面積の膜が作製できることや、膜
厚が薄くて済むこと、任意の基板材料に堆積できること
などの長所があり有望視されている。
光起電力素子は、電力用素子として実用化するために
は、光電変換効率の向上と信頼性の向上が検討課題とな
っている。非晶質半導体を用いた光起電力素子の光電変
換効率の向上の手段としては、様々な方法があるが、例
えばpin型の半導体接合を用いた光起電力素子の場
合、光電変換効率を向上させるためには、光起電力素子
を構成するp型半導体層、i型半導体層、n型半導体
層、透明電極、裏面電極それぞれの層の特性を向上させ
る必要がある。
る他の方法として単位素子構造の光起電力素子を複数積
層するいわゆるスタックセルを用いることが米国特許
2,949,498号明細書に開示されている。このス
タックセルにはpn接合結晶半導体が用いられたがその
思想は非晶質あるいは結晶質いずれにも共通するもので
あり、太陽光スペクトルを、異なるバンドギャップの光
起電力素子により効率よく吸収させ、開放電圧を増大さ
せることにより発電効率を向上させるものであった。ス
タックセルは、異なるバンドギャップの素子を積層し太
陽光線のスペクトルの各部分を効率よく吸収することに
より変換効率を向上させるものであり積層する素子の光
入射側に位置するいわゆるトップ層のバンドギャップよ
りも該トップ層の下に位置するいわゆるボトム層のバン
ドギャップが狭くなるように設計される。これに対して
浜川ら(Applied Physics Lette
r35(1979),p.187〜)は同じバンドギャ
ップの非晶質シリコンを光起電力素子間に絶縁層を持た
ない形で多重積層し素子全体の出力電圧を増加させるい
わゆるカスケード型電池を報告している。この方法では
同じバンドギャップの非晶質シリコン材料から作られる
単位素子を積層する方法である。以上のような、スタッ
クセルの場合も、単層セルの場合と同じく、光電変換効
率を向上させるためには、光起電力素子を構成するp型
半導体層、i型半導体層、n型半導体層、透明電極、裏
面電極それぞれの層の特性を向上させる必要がある。
どのいわゆる不純物ドーピング層については、まず、活
性化したアクセプターあるいはドナーの密度が高く、活
性化エネルギーが小さいことが要求される。それによっ
て、pin接合を形成したときの拡散電位が大きくな
り、光起電力素子の出力電圧が大きくなって、光電変換
効率が向上する。次に、ドーピング層は基本的に光電流
の発生に寄与しないため、光電流を発生させるi型半導
体層への光入射を極力妨げないことが要求される。そこ
で、光学的バンドギャップを広くすることと、ドーピン
グ層の膜厚を薄くすることが重要である。以上のよう
な、特性を備えたドーピング層の材料およびその形成方
法が、一般に研究されてきた。
C,SiN,SiOなどが挙げられ、非晶質あるいは微
結晶の形態のものが研究されてきた。形成方法として
は、RFプラズマCVD、ECRプラズマCVD、光C
VDなどの方法が研究されてきた。こうしたドーピング
層の材料の中では、光入射方向に対してi型半導体層の
裏側のドーピング層として、形成のし易さからアモルフ
ァスシリコン(a−Si)が広く用いられ、i型半導体
層の光入射側のドーピング層として、吸収係数の小さい
ことから、アモルファス炭化シリコンが、吸収係数の小
さいことと活性化エネルギーが小さいことから、微結晶
シリコンが用いられてきた。非晶質のドーピング層と微
結晶のドーピング層を比較すると、一般に微結晶の方
が、光の吸収係数が小さくて光学的バンドギャップが大
きく、活性化エネルギーが小さいことから、ドーピング
層として望ましいと考えられている。
半導体層上のドーピング層を形成する方法としては、プ
ラズマCVD法などにより不純物元素を含有するシリコ
ン系非単結晶半導体膜を堆積することによって形成する
方法と、特開平4−299576号公報に開示されたよ
うなi型半導体層表面を不純物元素を含むガスのプラズ
マにさらしてi型半導体層の表面近傍に不純物元素を打
ち込んで形成するプラズマドーピングによる方法が知ら
れている。プラズマCVD法によってドーピング層を形
成する場合、半導体膜の堆積によって層を形成するた
め、堆積条件を適切に選ぶことによって微結晶などの結
晶性の高い層を形成することが可能であり、またドーピ
ング層の不純物元素濃度と層厚を、不純物元素を含むガ
スの濃度や堆積時間などの堆積条件により自由に制御す
ることができる。しかし、膜の堆積によって光起電力素
子のドーピング層として3〜10nm程度のごく薄い層
を形成する場合、特に微結晶化させようと原料ガス流量
に比較して大きな放電電力を投入する場合には、薄く均
一な膜を得ることが難しく、層が島状になってi型半導
体層の一部が露出したり、層厚や膜質に場所によるむら
ができやすく、出力電圧にバラツキを生じ易いという問
題があった。ドーピング層を厚くすればこのような問題
は解決されるが、反面、ドーピング層による光の吸収量
が大きくなり、電流が小さくなるという問題が発生す
る。
を形成する場合、プラズマにさらされる面には不純物が
比較的均一性よく打ち込まれるため、ごく薄いドーピン
グ層を大面積に均一に形成することが可能である。しか
し、i型半導体層に不純物元素を打ち込むため、i型半
導体層が非晶質の場合、結晶性の高いドーピング層を形
成することは困難である。また、膜厚方向の不純物元素
の濃度が層表面から内部に向けて連続的に低下する分布
になるため、ドーピング層の不純物元素濃度と層厚を自
由に制御することができないという問題があった。
非単結晶光起電力素子の不純物ドーピング層の製造方法
では、ドーピング層をその結晶性、不純物元素濃度、層
厚などを十分に制御しながらごく薄く均一に形成するこ
とが困難であった。そのため、活性化エネルギーが小さ
くしかも光吸収の小さいドーピング層を形成することが
難しく、製造される光起電力素子の開放電圧、短絡電流
を同時に高めることが困難であった。
し、新たな不純物ドーピング層の製造方法を提供するこ
とにより、実用に適した低生産コストで、光電変換効率
の高い光起電力素子を実現することにある。
製造方法は、シリコン系非単結晶半導体からなるnip
またはpin接合を有する光起電力素子のグロー放電を
用いた製造方法において、前記光起電力素子のi型半導
体層上の不純物ドーピング層形成時に、該層を形成する
放電空間において、導入する原料ガスの前記放電空間の
単位容積当たりの流量を、該層形成初期において該層形
成中の平均値よりも相対的に少なくする。また、前記光
起電力素子のi型半導体層上の不純物ドーピング層を、
まず導入する原料ガスの単位容積当たりの流量が相対的
に少ない第1の放電空間において形成し、次に導入する
原料ガスの組成が前記第1の放電空間と同一で、導入す
る原料ガスの単位容積当たりの流量が前記第1の放電空
間より相対的に多い第2の放電空間において形成する。
さらに、この場合、望ましくは前記第1の放電空間に導
入する原料ガスの単位容積当たりの流量を前記第2の放
電空間に導入する原料ガスの単位容積当たりの流量の
0.03乃至0.5倍とする。
電力素子の製造方法は、シリコン系非単結晶半導体から
なるnipまたはpin接合を有する光起電力素子のグ
ロー放電を用いた製造方法において、前記光起電力素子
のi型半導体層上の不純物ドーピング層形成時に、該層
を形成する放電空間において、導入する原料ガスの前記
放電空間の単位容積当たりの流量を、該層形成初期にお
いて該層形成中の平均値よりも相対的に少なくすること
を特徴とする。これにより、形成される光起電力素子の
特性、特に出力電圧が増大して光電変換効率が向上す
る。
向上を目指し、鋭意研究を続けた実験結果に基づくもの
であり、この作用についての詳細なメカニズムはまだ明
らかになっていないが、以下のようなことが考えられ
る。即ち、本発明では、i型半導体層上の不純物ドーピ
ング層形成時に、放電空間に導入する原料ガスの単位容
積当たりの流量を層形成初期すなわちi型半導体層界面
近傍において相対的に少なくする。そのため、i型半導
体層界面近傍以外では一般的なプラズマCVD法による
堆積膜が行われるが、i型半導体層界面近傍では原料ガ
ス流量が少なくなり、膜の堆積があまり行われなくな
る。そのため、膜の堆積よりもプラズマで分解された不
純物元素イオンの打ち込みが支配的になるものと考えら
れる。これにより、不純物ドーピング層形成初期におい
てまずi型半導体層の該不純物ドーピング層界面近傍に
不純物ドーピング領域がごく薄く均一に形成される。そ
の後、原料ガスの単位容積当たりの流量を多くするの
で、このプラズマドーピングによって形成されたごく薄
いドーピング領域の上に、プラズマCVD法による結晶
性、不純物濃度、層厚などの制御されたドーピング層が
更に堆積によって積層される。
積当たりの原料ガス流量を変化させることで、ドーピン
グ層の形成がプラズマドーピング的なものから、プラズ
マCVD法による膜堆積的なものへと変化し、プラズマ
ドーピングとプラズマCVD法の長所が組み合わされ、
短所が補われるものと考えられ、i型半導体上に形成さ
れる不純物ドーピング層の特性が向上し、製造される光
起電力素子の出力電流を下げることなく出力電圧などの
特性が向上し、光電変換効率が向上するものと考えられ
る。ただし、i型半導体層上の不純物ドーピング層形成
時の層形成初期の原料ガス流量をある程度以下に少なく
すると、放電空間に導入される原料ガスに含まれる不純
物ガスの量がプラズマドーピングに対しても少なくなり
すぎ、不純物の打ち込み量が減少してi型半導体層の該
不純物ドーピング層界面近傍に不純物ドーピング領域が
形成されなくなる。そのため、i型半導体層上の不純物
ドーピング層形成時の層形成初期の原料ガス流量は相対
的には少なくしたほうが好ましいが、少なくなりすぎて
もまた形成される光起電力素子の特性が低下するため、
その流量には適正範囲が存在する。
導体層上の不純物ドーピング層を、まず導入する原料ガ
スの単位容積当たりの流量が相対的に少ない第1の放電
空間において形成し、次に導入する原料ガスの組成が前
記第1の放電空間と同一で、導入する原料ガスの単位容
積当たりの流量が前記第1の放電空間より相対的に多い
第2の放電空間において形成するようにしてもよい。こ
の場合、放電空間に導入する原料ガスの流量を時間的に
変化させる必要がなく、本発明の製造方法を基板を連続
的に移動させながら複数の放電空間を通過させ、積層膜
を連続的に形成するいわゆるロール ツー ロール法の
ごとき連続製造方法において実現することができる。さ
らに、この場合、放電空間の単位容積当たりの原料ガス
供給流量が異なっていれば、第1の放電空間および第2
の放電空間に導入する前記原料ガスの組成は同一でもよ
く、原料ガスの組成を同一にすることで、第1、第2の
放電空間に独立したガス供給系を設けなくとも、1つの
ガス供給系からの原料ガスを分割するだけで第1、第2
の放電空間へ導入することができる。これにより、複数
の放電空間を設けても原料ガスの供給系を複数設ける必
要がなく、製造装置の簡素化が図られる。
周波プラズマCVD法あるいはマイクロ波プラズマCV
D法などのグロー放電を用いてpinまたはnip接合
を有するシリコン系非単結晶半導体を製造する方法であ
る。マイクロ波プラズマCVD法は、減圧状態にできる
堆積室(真空チャンバー)に原料ガス、希釈ガスなどの
材料ガスを導入し、真空ポンプによって排気しつつ、堆
積室の内圧を一定にして、マイクロ波電源によって発振
されたマイクロ波を、導波管によって導き、誘電体窓
(アルミナセラミックスなど)を介して前記堆積室に導
入して、材料ガスのプラズマを生起させて分解し、堆積
室内に配置された基板上に、所望の堆積膜を形成する方
法であり、広い堆積条件で光起電力装置に適用可能な堆
積膜を形成することができる。本発明の光起電力装置用
の半導体層を、マイクロ波プラズマCVD法で、堆積す
る場合、堆積室内の基板温度は100〜450℃、内圧
は1〜3Pa、マイクロ波パワーは0.01〜1W/c
m3、マイクロ波の周波数は0.1〜10GHzが好ま
しい範囲として挙げられる。また、高周波プラズマCV
D法で堆積する場合、堆積室内の基板温度は100〜3
50℃、内圧は10〜1000Pa、高周波パワーは
0.01〜5W/cm3、堆積速度は0.01〜3nm
/secが好適な条件として挙げられる。
しては、少なくともシリコン原子を含有したガス化し得
る化合物と、ゲルマニウム原子を含有したガス化し得る
化合物、炭素原子を含有したガス化し得る化合物など、
および該化合物の混合ガスを挙げることができる。シリ
コン原子を含有するガス化し得る化合物としては、鎖状
または環状シラン化合物が用いられ、具体的には、例え
ば、SiH4,Si2H6,SiF4,SiFH3,SiF2
H2,SiF3H,Si3H8,SiD4,SiHD3,Si
H2D2,SiH3D,SiFD3,SiF2D2,Si2D3
H3,(SiF2)5,(SiF2)6,(SiF2)4,S
i2F6,Si3F8,Si2H2F4,Si2H3F3,SiC
l4,(SiCl2)5,SiBr4,(SiBr2)5,S
i2Cl6,SiHCl3,SiH2Br2,SiH2C
l2,Si2Cl3F3などのガス状態のまたは容易にガス
化し得るものが挙げられる。ゲルマニウム原子を含有す
るガス化し得る化合物としては、GeH4,GeD4,G
eF4,GeFH3,GeF2H2,GeF3H,GeH
D3,GeH2D2,GeH3D,Ge2H6,Ge2D6など
が挙げられる。炭素原子を含有するガス化し得る化合物
としては、CH4,CD4,CnH2n+2(nは整数),Cn
H2n(nは整数),C2H2,C6H6,CO2,COなど
が挙げられる。
n型層に導入される物質としては周期率表第III族原
子および第V族原子が挙げられる。第III族原子導入
用の出発物質として有効に使用されるものとしては、具
体的にはホウ素原子導入用としては、B2H6,B
4H10,B5H9,B5H11,B6H10,B6H12,B6H14
などの水素化ホウ素、BF3,BC I3などのハロゲン化
ホウ素などを挙げることができる。このほかにAlCl
3,GaCl3,InCl3,TlCl3なども挙げること
ができる。これらの中B2H6,BF3が特に好適であ
る。第V族原子導入用の出発物質として有効に使用され
るのは、具体的には燐原子導入用としてはPH3,P2H
4などの水素化燐、PH4I,PF3,PF5,PCl3,
PCl5,PBr3,PBr5,PI3などのハロゲン化燐
が挙げられる。この他AsH3,AsF3,AsCl3,
AsBr3,AsF5,SbH3,SbF3,SbF5,S
bCl3,SbCl5,BiH3,BiCl3,BiBr3
なども挙げることができる。これらの中PH3,PF3が
特に好適である。また前記ガス化し得る化合物はH2,
He,Ne,Ar,Xe,Krなどのガスで適宜希釈し
て堆積室に導入してもよい。特に微結晶あるいは多結晶
半導体やa−SiC:Hなどの光吸収の少ないかバンド
ギャップの広い層を堆積する場合は水素ガスで2〜10
0倍に原料ガスを希釈し、マイクロ波パワー、あるいは
高周波パワーは比較的高いパワーを導入するのが好まし
いものである。
の不純物ドーピング層の製造方法について説明する。本
発明においては、i型半導体層上の不純物ドーピング層
は、グロー放電によって形成されるが、より具体的に
は、原料ガスを導入した空間に直流あるいは交流の電力
を投入することによりグロー放電を生起し、原料ガスを
プラズマ化することによって形成される。放電の周波数
としてはDCから10GHz程度のマイクロ波まで様々
な周波数を用いることができ、複数設ける放電空間にお
いて異なる周波数を用いてもよく、同一の放電空間に同
時に異なる周波数の電力を投入してもよい。グロー放電
によって分解され、プラズマ化される原料ガスは、前述
のIV族およびIV族合金系非晶質半導体層の堆積に適
した原料ガスおよび前述の価電子制御に適した物質を含
むガスおよび前述の希釈用ガスを混合したものが用いら
れる。
体層上の不純物ドーピング層形成時に、該層を形成する
放電空間に導入する原料ガスの流量は、該層形成初期に
は堆積反応よりもi型半導体層の表面をp型化あるいは
n型化する反応が主に起こるような範囲に相対的に少な
く設定され、その後、i型半導体層の表面をp型化ある
いはn型化する反応よりも堆積反応が主に起こるような
範囲に相対的に多く設定する。なお、本発明において形
成初期とは、i型半導体上の不純物ドーピング層形成の
少なくとも形成開始時を含む該層形成前期を指し、その
後の放電空間容積当たりの原料ガス流量を相対的に多く
するまでの時をいう。このような原料ガス中のシリコン
を含有するSiH4などのガスの流量は、不純物元素を
含有するBF3などのガス濃度やH2などの希釈ガスの希
釈率、放電電力密度などの放電条件によって最適範囲が
変化するが、放電空間の単位容積(1000cm3)当
たりの導入流量(sccm)で表すと、i型半導体層上
の不純物ドーピング層形成初期においては、好ましくは
0.003〜5(原料ガスsccm/放電空間容積10
00cm3)、より好ましくは0.01〜2(原料ガス
sccm/放電空間容積1000cm3)の範囲とす
る。また、i型半導体層上の不純物ドーピング層形成中
の平均値としては、好ましくは0.1〜10(原料ガス
sccm/放電空間容積1000cm3)、より好まし
くは0.3〜3(原料ガスsccm/放電空間容積10
00cm3)の範囲とする。
において実施できるが、例えば図1に模式図を示した構
成の製造装置を用いて実施することができる。図1に示
す製造装置は、グロー放電法によるいわゆるロール・ツ
ー・ロール方式の連続装置である。図1において、10
3,104,105はグロー放電法によるn,i,p
(またはp,i,n)型層の成膜室、101,102は
帯状の導電性基板の巻き出し室、巻き取り室である。1
03,104の各成膜室の真空チャンバーには放電室1
06,107が設けられ、放電室内部にグロー放電を生
起することによってシリコン系非単結晶半導体層が堆積
される。i型半導体上の不純物ドーピング層を形成する
成膜室105の真空チャンバーには2個の放電室10
8,109が設けられ、2つの放電空間でi型半導体層
上の不純物ドーピング層を形成することができる。な
お、成膜室108,109の放電空間は同じ容量を有す
る。各成膜室の真空チャンバーは、狭い隙間にHeなど
のパージガスを流して成膜室間のガスの相互混入を防ぐ
ガスゲート110によって接続される。111はたとえ
ば厚さ0.13mm、幅36cmのステンレスシートの
ような帯状の導電性基板であり、巻き出し室101から
巻き出され、連続的に搬送されながら3つの成膜10
3,104,105を通過して、巻き取り室102に巻
き取られる間、その表面にnip(またはpin)構造
の光起電力素子のシリコン系非単結晶半導体の積層膜が
形成される。
には原料ガス導入管112,113,114,115が
設けられ、原料ガスが導入される。原料ガス導入管11
2,113は、それぞれn(p)型、i型半導体の原料
ガスを供給するガス供給系116,117に接続されて
いる。また、原料ガス導入管114,115は流量調整
バルブ119,120を介してp(n)型半導体の原料
ガスを供給するガス供給系118に接続されており、流
量調整バルブ119,120の開度を調整することによ
り放電室108,109に導入する原料ガスの流量比を
変化させることができる。また、各放電室には不図示の
排気手段に接続された排気管121、高周波電源に接続
された放電電極122が設けられ、図には示していない
が、各成膜室には基板を半導体の堆積に適した所定の温
度に制御する加熱ヒーターなどの温度制御手段が設けら
れ、成膜室103,104,105では各放電室におい
てそれぞれn,i,p(またはp,i,n)型のシリコ
ン系非単結晶半導体層がグロー放電によって形成され
る。
い、i型半導体層の上の不純物ドーピング層を、放電空
間に導入する原料ガスの単位容積当たりの流量を前記不
純物ドーピング層の形成初期において相対的に少なくし
て、アモルファスシリコンからなるnip構造の光起電
力素子を形成した時の実験結果を示す。図4はi型半導
体層の上の不純物ドーピング層を形成する放電室10
8,109に導入する原料ガスの単位容積当たりの流量
F1,F2を、F2を一定に保ちながら、F1をF2と
同量から1/100まで少なくして光起電力素子を製造
し、原料ガス流量比F1/F2に対して製造された光起
電力素子の開放電圧がどのように変化したかを示してい
る。これから、i型半導体層上の不純物ドーピング層の
形成時に、該層を形成する放電空間に導入する原料ガス
の前記放電空間の単位容積当たりの流量を、該層形成初
期において相対的に少なくすることによって、流量を変
化させない場合(F1/F2=1の場合)に比べて製造
される光起電力素子の開放電圧が向上することが判っ
た。ただし、層形成初期の流量を後半の0.03倍以下
にまで極端に少なくすると開放電圧は低下し、原料ガス
流量比には望ましい範囲が存在した。なお、光起電力素
子の短絡電流や曲線因子は原料ガスの流量を変えてもほ
とんど変化しなかった。これから、前記光起電力素子の
i型半導体層上の不純物ドーピング層を、まず導入する
原料ガスの単位容積当たりの流量が相対的に少ない放電
空間において形成し、次に導入する原料ガスの単位容積
当たりの流量が相対的に多い放電空間において形成する
場合、前記第1の放電空間に導入する原料ガスの単位容
積当たりの流量(=F1)を、前記第2の放電空間に導
入する原料ガスの単位容積当たりの流量(=F2)の、
好ましくは0.01倍〜0.9倍、より好ましくは0.
03〜0.5倍の範囲とすることで良好な素子特性が得
られることが判明した。
物ドーピング層に導入する原料ガスの流量F1,F2
を、F1=F2の条件を保ちながら約半分にまで減少さ
せ、F1+F2の合計流量に対する開放電圧の変化を調
べた。その結果、初期の流量を相対的に少なくすること
なくF1+F2の合計流量を減少させても、製造される
光起電力素子には開放電圧の向上は認められなかった。
このことから、i型半導体層上の不純物ドーピング層の
形成初期の流量を相対的に少なくすることは、単に該不
純物ドーピング層を形成する際の原料ガスの合計流量
(F1+F2)を減少させることは内容を異にしている
ことが確認された。
導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電室10
8,109の放電空間の容積比を(放電室108の放電
空間の容積)/(放電室108の放電空間の容積)=
0.1〜10の範囲で変え、原料ガスの単位容積当たり
の流量F1,F2を一定に保ちながら、F1とF2と同
量から1/100まで少なくして様々な条件で光起電力
素子を製造した。製造した各光起電力素子について、そ
の開放電圧が原料ガスの単位容積当たりの流量比F1/
F2に対してどのように変化したかを調べたところ、放
電室108,109の放電空間の容積が等しい場合と同
様な傾向を示し、i型半導体層上の不純物ドーピング層
の形成初期の流量を相対的に少なくすることで開放電圧
が向上することが確認された。
方法によって製造される光起電力素子について詳しく説
明する。図2は、本発明の製造方法によって製造される
光起電力素子の一例を示す模式的断面図である。図2に
おいて、201は基板、202は裏面電極、303はn
型半導体層、204はi型半導体層、205はp型半導
体層、206は放電空間の単位容積当たりの原料ガス流
量を相対的に少なくして形成した領域、207は放電空
間の単位容積当たりの原料ガス流量を206より多くし
て形成した領域、208は透明電極、209は集電電極
である。また、図2はp型半導体層側から光入射する構
成であるが、n型半導体層側から光入射する構成の光起
電力素子の場合は、203がp型半導体層、205がn
型半導体層となる。さらに、図2は基板と逆側から光を
入射する構成であるが、基板側から光を入射する構成の
光起電力素子では、201が透光性基板、202が透明
電極、208が裏面電極となる。
れる光起電力素子の他の一例を示す模式的断面図であ
る。図3の光起電力素子は、3つのpin接合が積層さ
れた構造をしており、310は基板側から数えて第1の
pin接合、311は第2のpin接合、312は第3
のpin接合である。これら3つのpin接合は、基板
301上に形成された裏面電極302上に積層されたも
のであり、3つのpin接合の最上部に、透明電極30
8と集電電極309が形成されて、3層スタック型の光
起電力素子を形成している。そして、それぞれのpin
接合は、n型(p型)半導体層303A,303B,3
03C、i型半導体層304A,304B,304C、
p型(n型)半導体層305A,305B,305Cは
放電空間の単位容積当たりの原料ガス供給流量を相対的
に少なくして形成した領域306A,306B,306
Cと、放電空間の単位容積当たりの原料ガス供給流量を
相対的に多くして形成した領域307A,307B,3
07Cからなる。また、図2の光起電力素子と同様に光
の入射方向によって、ドーピング層や電極の配置が入れ
替わることもある。
について形成する順に詳しく説明する。
子の半導体層はたかだか厚さ1μm程度の薄膜であるた
め、適当な基板上に堆積される。このような基板として
は、単結晶質もしくは非単結晶質のものであってもよ
く、さらにそれらは導電性のものであっても、また電気
絶縁性のものであってもよい。さらには、それらは透光
性のものであっても、また非透光性のものであってもよ
いが、変形、歪みが少なく、所望の強度を有するもので
あることが好ましい。具体的には、Fe,Ni,Cr,
Al,Mo,Au,Nb,Ta,V,Ti,Pt,Pb
などの金属またはこれらの合金、例えば真鍮、ステンレ
ス鋼などの薄板およびその複合体、およびポリエステ
ル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロースアセ
テート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、エ
ポキシなどの耐熱性合成樹脂のフィルムまたはシートま
たはこれらとガラスファイバー、カーボンファイバー、
ホウ素ファイバー、金属繊維などとの複合体、およびこ
れらの金属の薄板、樹脂シートなどの表面に異種材質の
金属薄膜及び/またはSiO2,Si3N4,Al2O3,
AlNなどの絶縁性薄膜をスパッタ法、蒸着法、鍍金法
などにより表面コーティング処理を行ったものおよび、
ガラス、セラミックスなどが挙げられる。基板が金属な
どの電気導電性である場合には直接電流取り出し用の電
極としてもよいし、合成樹脂などの電気絶縁性である場
合には堆積膜の形成される側の表面にAl,Ag,P
t,Au,Ni,Ti,Mo,W,Fe,V,Cr,C
u,ステンレス,真鍮,ニクロム,SnO2,In
2O3,ZnO,ITOなどのいわゆる金属単体または合
金、および透明導電性酸化物(TCO)を鍍金、蒸着、
スパッタなどの方法であらかじめ表面処理を行って電流
取り出し用の電極を形成しておくことが望ましい。
ものであっても、長波長光の基板表面上での反射率を向
上させたり、基板材質と堆積膜との間で構成元素の相互
拡散を防止するなどの目的で異種の金属層などを前記基
板上の堆積膜が形成される側に設けてもよい。また、前
記基板が比較的透明であって、該基板の側から光入射を
行う層構成の光起電力素子とする場合には前記透明導電
性酸化物や金属薄膜などの導電性薄膜をあらかじめ堆積
形成しておくことが望ましい。また、前記基板の表面性
としてはいわゆる平滑面であっても、微小の凹凸面であ
ってもよい。微小の凹凸面とする場合にはその凹凸形状
は球状、円錐状、角錐状などであって、かつその最大高
さ(Rmax)が好ましくは0.05μm乃至2μmと
することにより、該表面での光反射が乱反射となり、該
表面での反射光の光路長の増大をもたらす。基板の形状
は、用途により平滑表面あるいは凸凹表面の板状、長尺
ベルト状、円筒状などであることができ、その厚さは、
所望通りの光起電力素子を形成し得るように適宜決定す
るが、光起電力素子として可撓性が要求される場合、ま
たは基板の側より光入射がなされる場合には、基板とし
ての機能が十分発揮される範囲内で可能な限り薄くする
ことができる。しかしながら、基板の製造上および取り
扱い上、機械的強度などの点から、通常は10μm以上
とされる。
される光起電力素子に用いられる裏面電極は光入射方向
に対し半導体層の裏面に配される電極である。裏面電極
の材料としては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケ
ル、鉄、クロム、モリブテン、タングステン、チタン、
コバルト、タンタル、ニオブ、ジルコニウムなどの金属
またはステンレスなどの合金が挙げられる。なかでもア
ルミニウム、銅、銀、金などの反射率の高い金属が特に
好ましい。反射率の高い金属を用いる場合には、裏面電
極に半導体層で吸収しきれなかった光を再び半導体層に
反射する光反射層の役割を兼ねさせることができる。ま
た裏面電極の形状は平坦であってもよいが、光を散乱す
る凹凸形状を有することがより好ましい。光を散乱する
凹凸形状を有することによって、半導体層で吸収しきれ
なかった長波長光を散乱させて半導体層内での光路長を
延ばし、光起電力素子の長波長感度を向上させて短絡電
流を増大させ、光電変換効率を向上させることができ
る。光を散乱する凹凸形状は、凹凸の山と谷の高さの差
がRmaxで0.2μmから2.0μmであることが望
ましい。ただし基板が裏面電極を兼ねる場合には、裏面
電極の形成を必要としない場合もある。
ッタ法、メッキ法、印刷法などが用いられる。また裏面
電極を光を散乱する凹凸形状に形成する場合には、形成
した金属あるいは合金の膜をドライエッチングするかあ
るいはウェットエッチングするかあるいはサンドブラス
トするかあるいは加熱することなどによって形成され
る。また基板を加熱しながら前述の金属あるいは合金を
蒸着することにより光を散乱する凹凸形状を形成するこ
ともできる。また、裏面電極とその上に積層される半導
体層との間に、導電性酸化亜鉛などの拡散防止層を設け
てもよい。該拡散防止層の効果としては裏面電極を構成
する金属元素が半導体層中へ拡散するのを防止するのみ
ならず、若干の抵抗値をもたせることで半導体層を挟ん
で設けられた裏面電極と透明電極との間にピンホールな
どの欠陥で発生するショート電流を抑制すること、およ
び薄膜に多重干渉を発生させ入射された光を光起電力素
子内に閉じ込めるなどの効果を挙げることができる。
系非単結晶半導体からなり、Si元素単体あるいは、S
i元素を含有するSiGe,SiC,SiSnなどの合
金からなる。これらの半導体材料の中で、本発明の光起
電力デバイスに特に好適に用いられる半導体材料として
は、a−Si:H(水素化非晶質シリコンの略記)、a
−Si:F,a−Si:H:F,a−SiGe:H,a
−SiGe:F,a−SiGe:H:F,a−SiC:
H,a−SiC:F,a−SiC:H:FなどのIV族
およびIV族合金系非晶質半導体材料が挙げられる。半
導体層は価電子制御および禁制帯幅制御を行うことがで
きる。具体的には半導体層を形成する際に価電子制御剤
または禁制帯幅制御剤となる元素を含む原料化合物を単
独で、または前記堆積膜形成用原料ガスまたは前記希釈
ガスに混合して成膜空間内に導入してやればよい。ま
た、半導体層は、価電子制御によって、少なくともその
一部が、p型およびn型にドーピングされ、少なくとも
一組のpin接合を形成する。そして、pin接合を複
数積層することにより、いわゆるスタックセルの構成に
なる。
体層の上に積層される不純物ドーピング層は、グロー放
電を用いて形成されるが、他の半導体層は、マイクロ波
プラズマCVD法、RFプラズマCVD法、光CVD
法、熱CVD法、MOCVD法などの各種CVD法によ
って、あるいはEB蒸着、MBE、イオンプレーティン
グ、イオンビーム法などの各種蒸着法、スパッタ法、ス
プレー法、印刷法などの各種の方法によって形成され
る。工業的に採用されている方法としては、原料ガスを
プラズマで分解し、基板状に堆積させるプラズマCVD
法が好んで用いられる。また、反応装置としては、バッ
チ式の装置や連続成膜装置などが所望に応じて使用でき
る。
明の光起電力装置の特徴であり、その特性を左右する重
要な層である。p型半導体層またはn型半導体層の非晶
質材料(a−と表示する)あるいは微結晶材料(μc−
と表示する)としては、例えばa−Si:H,a−S
i:HX,a−SiGe:H,a−SiGe:HX,μ
c−Si:H,μc−SiGe:H,μc−SiGe:
HXなどにp型の価電子制御剤(周期律表第III族原
子B,Al,Ga,In,Tl)やn型の価電子制御剤
(周期律表第V族原子P,As,Sb,Bi)を高濃度
に添加した材料が挙げられ、多結晶材料(poly−と
表示する)としては、例えばpoly−Si:H,po
ly−Si:HX,poly−SiGe:H,poly
−SiGe:HX,poly−Si,poly−SiG
eなどにp型の価電子制御剤(周期律表第III族原子
B,Al,Ga,In.Tl)やn型の価電子制御剤
(周期律表第V族原子P,As,Sb,Bi)を高濃度
に添加した材料が挙げられる。特に光入射側のp型層ま
たはn型層には、光吸収の少ない結晶性の半導体層かバ
ンドギャップの広い非晶質半導体層が適している。p型
層への周期律表第III族原子の添加量およびn型層へ
の周期律表第V族原子の添加量は0.1〜50at%が
最適量として挙げられる。
(H,D)またはハロゲン原子は、p型層またはn型層
の未結合手を補償する働きをしp型層またはn型層のド
ーピング効率を向上させるものである。p型層またはn
型層へ添加される水素原子またはハロゲン原子は0.1
〜40at%が最適量として挙げられる。特にp型層ま
たはn型層が結晶性の場合、水素原子またはハロゲン原
子は0.1〜8at%が最適量として挙げられる。さら
にp型層/i型層、n型層/i型層の各界面側で水素原
子または/及びハロゲン原子の含有量が多く分布してい
るものが好ましい分布形態として挙げられ、該界面近傍
での水素原子または/及びハロゲン原子の含有量はバル
ク内の含有量の1.1〜2倍の範囲が好ましい範囲とし
て挙げられる。このようにp型層/i型層、n型層/i
型層の各界面近傍で水素原子またはハロゲン原子の含有
量を多くすることによって該界面近傍の欠陥準位や機械
的歪を減少させることができ本発明の光起電力素子の光
起電力や光電流を増加させることができる。
特性としては活性化エネルギーが0.2eV以下のもの
が好ましく、0.1eV以下のものが最適である。また
非抵抗としては100Ωcm以下が好ましく、1Ωcm
以下が最適である。さらにp型層およびn型層の層厚は
1〜50nmが好ましく、3〜10nmが最適である。
過する、光入射側の電極であるとともに、その膜厚を最
適化することによって反射防止膜としての役割も兼ね
る。透明電極112は半導体層の吸収可能な波長領域に
おいて高い透過率を有することと、抵抗率が低いことが
要求される。好ましくは、550nmにおける透過率
が、80%以上、より好ましくは85%以上であること
が望ましい。また、抵抗率は好ましくは、5×10-3Ω
cm以下、より好ましくは1×10-3Ωcm以下である
ことが望ましい。その材料としては、In2O3,SnO
2,ITO(In2O3+SnO2),ZnO,CdO,C
d2SnO4,TiO2,Ta2O5,Bi2O3,MoO3,
NaxWO3などの導電性酸化物あるいはこれらを混合し
たものが好適に用いられる。また、これらの化合物に、
導電率を変化させる元素(ドーパント)を添加してもよ
い。導電率を変化させる元素(ドーパント)としては、
例えば透明電極103がZnOの場合には、Al,I
n,B,Ga,Si,Fなどが、またIn2O3の場合に
は、Sn,F,Te,Ti,Sb,Pbなどが、またS
nO2の場合には、F,Sb,P,As,In,Tl,
Te,W,Cl,Br,Iなどが好適に用いられる。ま
た、透明電極112の形成方法としては、蒸着法、CV
D法、スプレー法、スピンオン法、デップ法などが好適
に用いられる。
電極112の抵抗率が十分低くできない場合に必要に応
じて透明電極112上の一部分に形成され、電極の抵抗
率を下げ光起電力素子の直列抵抗を下げる働きをする。
その材料としては、金、銀、銅、アルミニウム、ニッケ
ル、鉄、クロム、モリブデン、タングステン、チタン、
コバルト、タンタル、ニオブ、ジルコニウムなどの金
属、またはステンレスなどの合金、あるいは粉末状金属
を用いた導電ペーストなどが挙げられる。そしてその形
状は、できるだけ半導体層への入射光を遮らないよう
に、例えば図5のように枝状に形成される。光起電力デ
バイスの全体の面積の中で、集電電極の占める面積は、
好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下、最
適には5%以下が望ましい。また、集電電極のパターン
の形成には、マスクを用い、形成方法としては、蒸着
法、スパッタ法、メッキ法、印刷法などが用いられる。
望の出力電圧、出力電流の光起電力装置(モジュールあ
るいはパネル)を製造する場合には、本発明の光起電力
素子を直列あるいは並列に接続し、表面と裏面に保護層
を形成し、出力の取り出し電極などが取り付けられる。
また、本発明の光起電力素子を直列接続する場合、逆流
防止用のダイオードを組み込むことがある。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
性基板上にシリコン系非単結晶半導体からなるnip構
造の半導体層を連続的に形成し、図2に示した構成の光
起電力素子を製造した。まず、SUS430BA製の帯
状のステンレス板(幅356mm×長さ200mm×厚
さ0.13mm)の表面に公知のDCマグネトロンスパ
ッタリング法により裏面反射層として500nmのAg
層と、Ag層上に1000nmのZnOの透明導電層と
を形成、積層した帯状の導電性基板111をコイル状に
巻いた状態で基板巻き出し室101にセットした。次
に、該導電性基板111を各ガスゲート110を介して
成膜室103,104,105を貫通させ、基板巻き取
り室102まで渡し、弛まない程度に張力をかけた。な
お、基板巻き取り室102には十分乾燥したアラミド紙
製の保護フィルム(幅356mm×長さ200mm×厚
さ0.05mm)の巻き付けられた不図示のボビンをセ
ットし、表面に半導体層の形成された導電性基板110
とともに該保護フィルムが巻き込まれるようにした。
3,104,105内を不図示の真空排気ポンプで一度
真空排気し、引き続き排気しながらHeガスを導入して
約200PaのHe雰囲気中で各成膜室内部を約350
℃に加熱ベーキングした。加熱ベーキングの後、各成膜
室103,104,105をそれぞれ真空排気ポンプで
排気しながら、各ガスゲートにゲートガスとしてH2を
各1000sccm、各成膜室の放電室106〜109
にそれぞれの原料ガスを所定流量導入した。ここで、i
型半導体層上にp型の不純物ドーピング層を形成する成
膜室105の2つの放電室108,109には、ガス供
給系118からの原料ガスを分配して導入し、流量調整
バルブ119,120の開度を調整することにより、放
電室108に導入する原料ガスの放電空間単位容積当た
りの流量を放電室109に導入する原料ガスの放電空間
単位容積当たりの流量の1/10に設定した。これによ
り、i型半導体層上にp型の不純物ドーピング層を形成
する放電空間に導入する原料ガスの、放電空間単位容積
当たりの流量は、該層形成初期において該層形成中の平
均値の約18%に少なく設定された。そして、各成膜室
を排気する真空排気ポンプと各成膜室の間の排気管に設
けた不図示のスロットルバルブの開度を調整することに
より、基板巻き出し室101と基板巻き取り室102の
内部を130Paに、各成膜室103,104,105
の各放電室内部を135Paに圧力設定した。各室の圧
力が安定したところで、基板巻き取り室102の導電性
基板111の巻き取りボビンを回転させ、導電性基板1
11を成膜室103から成膜室105に向かう方向に6
00mm/分の速度で移動させた。また、各放電室10
6〜109に設けた不図示の温度制御手段により、移動
する導電性基板が各放電室で所定の温度になるよう温度
制御を行った。
06〜109に設けた放電電極122に、高周波電源か
らマッチング装置を介して高周波電力を投入し、各放電
室内にグロー放電を発生させ、原料ガスをプラズマ化し
た。これにより、各成膜室内で連続的に移動する導電性
基板上にnipの半導体層が形成され、幅356mmの
導電性基板上に光起電力素子の半導体層が形成された。
表1に各成膜室における成膜条件を示す。
た後、放電電力の投入と、原料ガスの導入と、導電性基
板と成膜室の加熱を停止し、成膜室内のパージを行い、
導電性基板および装置内部を十分冷却してから装置を開
け、表面に半導体層を形成されコイル状に巻かれた導電
性基板を装置から取り出した。さらに、形成した半導体
膜上に、スパッタリング法によって透明導電膜として膜
厚70nmのITO(In2O3+SnO2)薄膜を形成
し、Agペーストを使ったスクリーン印刷法により集電
電極として一定間隔に細線状のAg電極を形成すること
により30cm×30cmの光起電力素子を100個連
続的に作製した。作製した光起電力素子の層構成の模式
図を図2に示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.033倍の値に向上していた。また、擬似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.038倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
体層をnip構造からpin構造に変えた以外は実施例
1と同様にして、導電性基板上にシリコン系非単結晶半
導体からなるpin構造の半導体層を連続的に形成し、
図2に示した構成の光起電力素子を製造した。表2に各
成膜室における成膜条件を示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.032倍の値に向上していた。また、疑似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.035倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
半導体上の不純物ドーピング層を非単結晶SiCに変え
た以外は実施例1と同様にして、導電性基板上にシリコ
ン系非単結晶半導体からなるnip構造の半導体層を連
続的に形成し、図2に示した構成の光起電力素子を製造
した。表3に各成膜室における成膜条件を示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.033倍の値に向上していた。また、疑似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.036倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
調整バルブ119,120の開度を調整することによ
り、放電室108に導入する原料ガスの放電空間単位容
積当たりの流量を放電室109に導入する原料ガスの放
電空間単位容積当たりの流量の1/3に設定し、i型半
導体上の不純物ドーピング層の形成初期の放電空間単位
容積当たりの原料ガス流量を該層形成中の平均値の1/
2に変えた以外は実施例1と同様にして、導電性基板上
にシリコン系非単結晶半導体からなるnip構造の半導
体層を連続的に形成し、図2に示した構成の光起電力素
子を製造した。表4に各成膜室における成膜条件を示
す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.025倍の値に向上していた。また、疑似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.027倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
型半導体上の不純物ドーピング層を形成する放電室10
8,109の放電空間容積を放電室108が放電室10
9の1/2になるように変えた以外は実施例1と同様に
して、導電性基板上にシリコン系非単結晶半導体からな
るnip構造の半導体層を連続的に形成し、図2に示し
た構成の光起電力素子を製造した。表5に各成膜室にお
ける成膜条件を示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.035倍の値に向上していた。また、疑似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.038倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
型半導体上の不純物ドーピング層を形成する放電室10
8,109の放電空間容積を放電室108が放電室10
9の2倍になるように変えた以外は実施例1と同様にし
て、導電性基板上にシリコン系非単結晶半導体からなる
nip構造の半導体層を連続的に形成し、図2に示した
構成の光起電力素子を製造した。表6に各成膜室におけ
る成膜条件を示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.035倍の値に向上していた。また、疑似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.038倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
半導体上の不純物ドーピング層を形成する放電空間に供
給する電力の周波数を100kHzに変えた以外は実施
例1と同様にして、導電性基板上にシリコン系非単結晶
半導体からなるnip構造の半導体層を連続的に形成
し、図2に示した構成の光起電力素子を製造した。表7
に各成膜室における成膜条件を示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値はガス供給系118からの原料ガス供給量を
一定に保ち、放電室108,109に導入する原料ガス
の放電空間単位容積当たりの流量を同じに設定して、i
型半導体層上の不純物ドーピング層を形成する放電空間
に導入する原料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を
層形成初期において少なく設定せずに作製した、30c
m×30cmの光起電力素子100個の開放電圧の平均
値の1.035倍の値に向上していた。また、疑似太陽
光下(AM1.5、100mW/cm2)における光電
変換効率は1.038倍の値を示し、光起電力素子の特
性の向上が確認された。
膜室を103,104,105の3室から103A,1
04A,105A,103B,104B,105B,1
03C,104C,105Cへと6室追加した以外は実
施例1と同様にして、導電性基板上にシリコン系非単結
晶半導体からなるnipnipnipの3層スタック構
造の半導体層を連続的に形成し、図3に示した構成の光
起電力素子を製造した。表8、表9、表10に各成膜室
における成膜条件を示す。
子100個について、疑似太陽光下(AM1.5、10
0mW/cm2)における開放電圧を測定したところ、
その平均値は各i型半導体層上の不純物ドーピング層を
形成する2つの放電室に導入する原料ガスの放電空間単
位容積当たりの流量を同じに設定して、i型半導体層上
の不純物ドーピング層を形成する放電空間に導入する原
料ガスの放電空間単位容積当たりの流量を層形成初期に
おいて少なく設定せずに作製した、30cm×30cm
の光起電力素子100個の開放電圧の平均値の1.03
5倍の値に向上していた。また、疑似太陽光下(AM
1.5、100mW/cm2)における光電変換効率は
1.038倍の値を示し、光起電力素子の特性の向上が
確認された。
導体からなる光起電力素子において、i型半導体層上に
良好な特性の不純物ドーピング層を製造することがで
き、実用に適した低いコストでありながら、光電変換効
率が高い光起電力素子を実現することができる。また、
本発明によれば、シリコン系非単結晶半導体からなる光
起電力素子において、i型半導体層上に良好な特性の不
純物ドーピング層を、製造装置の原料ガス供給系などを
複雑にすることなく連続的に製造することができる。
製造装置の一例を示す模式的断面図である。
される光起電力素子の層構成の一例を示す模式的断面図
である。
される光起電力素子の層構成の他の一例を示す模式的断
面図である。
程の実験結果で、i型半導体層上の不純物ドーピング層
を形成する放電空間に、原料ガスの放電空間の単位容積
当たりの流量を該不純物ドーピング層形成前期と後期と
で変えて導入した場合における、流量比に対する光起電
力素子の開放電圧を示すグラフである。
(n)型半導体層)を形成する第1の放電室 109 i型半導体層上の不純物ドーピング層(p
(n)型半導体層)を形成する第2の放電室 110 ガスゲート 111 導電性基板 112 n(p)型半導体層の原料ガス導入管 113 i型半導体層の原料ガス導入管 114 i型半導体層上の不純物ドーピング層(p
(n)型半導体層)を形成する第1の放電室の原料ガス
導入管 115 i型半導体層上の不純物ドーピング層(p
(n)型半導体層)を形成する第2の放電室の原料ガス
導入管 116 n(p)型半導体層の原料ガス供給系 117 i型半導体層の原料ガス供給系 118 i型半導体層上の不純物ドーピング層(p
(n)型半導体層)の原料ガス供給系 119,120 流量調整バルブ 121 排気管 122 放電電極 201,301 基板 202,302 裏面電極 203,303A,303B,303C n(p)型半
導体層 204,304A,304B,304C i型半導体層 205,305A,305B,305C p(n)型半
導体層 206,306A,306B,306C 放電空間の単
位容積当たりの原料ガス流量を相対的に少なくして形成
した領域 207,307A,307B,307C 放電空間の単
位容積当たりの原料ガス流量を相対的に多くして形成し
た領域 208,308 透明電極 209,309 集電電極 310 第1のpin接合 311 第2のpin接合 312 第3のpin接合
Claims (3)
- 【請求項1】 シリコン系非単結晶半導体からなるni
pまたはpin接合を有する光起電力素子のグロー放電
を用いた製造方法であって、前記光起電力素子のi型半
導体層上の不純物ドーピング層形成時に、該層を形成す
る放電空間において、導入する原料ガスの前記放電空間
の単位容積当たりの流量を、該層形成初期において該層
形成中の平均値よりも相対的に少なくすることを特徴と
する光起電力素子の製造方法。 - 【請求項2】 前記光起電力素子のi型半導体層上の不
純物ドーピング層を、まず導入する原料ガスの単位容積
当たりの流量が相対的に少ない第1の放電空間において
形成し、次に導入する原料ガスの組成が前記第1の放電
空間と同一で、導入する原料ガスの単位容積当たりの流
量が前記第1の放電空間より相対的に多い第2の放電空
間において形成することを特徴とする請求項1に記載の
光起電力素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記第1の放電空間に導入する原料ガス
の単位容積当たりの流量を前記第2の放電空間に導入す
る原料ガスの単位容積当たりの流量の0.03乃至0.
5倍とすることを特徴とする請求項2に記載の光起電力
素子の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8018285A JPH09191119A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 光起電力素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8018285A JPH09191119A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 光起電力素子の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09191119A true JPH09191119A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=11967368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8018285A Pending JPH09191119A (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | 光起電力素子の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09191119A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11233801A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-27 | Canon Inc | 微結晶シリコン膜の形成方法、および光起電力素子 |
| JP2003057571A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-26 | Sony Corp | 光学多層構造体および光スイッチング素子、並びに画像表示装置 |
| JP2004319484A (ja) * | 2003-04-11 | 2004-11-11 | Eastman Kodak Co | 透明防湿層を形成するための方法及び装置並びに防湿型oledデバイス |
-
1996
- 1996-01-10 JP JP8018285A patent/JPH09191119A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11233801A (ja) * | 1998-02-17 | 1999-08-27 | Canon Inc | 微結晶シリコン膜の形成方法、および光起電力素子 |
| JP2003057571A (ja) * | 2001-08-16 | 2003-02-26 | Sony Corp | 光学多層構造体および光スイッチング素子、並びに画像表示装置 |
| JP2004319484A (ja) * | 2003-04-11 | 2004-11-11 | Eastman Kodak Co | 透明防湿層を形成するための方法及び装置並びに防湿型oledデバイス |
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