JPH09192540A - 液面センサを有する液体注入装置 - Google Patents

液面センサを有する液体注入装置

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JPH09192540A
JPH09192540A JP2613996A JP2613996A JPH09192540A JP H09192540 A JPH09192540 A JP H09192540A JP 2613996 A JP2613996 A JP 2613996A JP 2613996 A JP2613996 A JP 2613996A JP H09192540 A JPH09192540 A JP H09192540A
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JP
Japan
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liquid
liquid level
injection
oil
level sensor
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JP2613996A
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Yoshihiro Ando
嘉裕 安藤
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液面の誤検出による液体の注入量不足の発生
を防止する。また液面検出不能状態の発生を防止する。 【解決手段】 接触型光学式液面センサの検出部の少な
くとも注入ノズル側を覆うように保護カバーを設けたの
で、注入時に前記検出部への液体の付着を防止して、液
面検出を確実にする。また、注入ノズル42の液体吐出
方向を、非接触型液面センサ41の計測路と交差しない
方向としたので、注入時の液体の飛散等による計測路の
遮断による液面間距離の計測不能状態の発生を確実に防
止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、容器内にオイル
等の液体を一定レベルまで注入する液体注入装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のオートマチックトラン
スミッション(以下、A/Tという。)の内部には、定
められた量の作動油(以下、A/Tオイルという。)が
充填されている。このA/Tオイルの充填は、最終的に
は、A/Tを車体に搭載し、駆動系の他の機器の艤装が
終了した後、エンジンオイル等の充填と並行して専用の
オイル注入機を用いて行われている。このA/Tオイル
の注入専用のオイル注入機は、注入を行うフィラーチュ
ーブの内径が10ミリメートル前後と小径なため、この
フイラーチューブ内に挿通できるように、注入ノズルの
外径も小径に形成されている。
【0003】そして、従来のオイル注入機は、重量セン
サ方式でオイル量を計測し、一定量のA/Tオイルを注
入するようになっており、例えばオイル注入機の注入ノ
ズルを、A/Tのオイル注入口からフィラーチューブに
挿入した後、操作部において量設定をした後、注入スイ
ッチをオン操作すると、モータ駆動によりポンプでA/
Tオイルが自動的に注入される。そして、A/Tオイル
は、設定した注入流量で前記注入ノズルを通ってA/T
内に送られる。したがって、A/T内には、予め設定さ
れた量のA/Tオイルが注入される。
【0004】ところが、A/Tオイルの充填は、A/T
の組立て完了後に行われる作動テストの際にも一度行わ
れており、この時に注入されたA/Tオイルは、作動テ
スト終了後に抜き取られるが、テスト終了直後にオイル
の抜き取りを行うため、A/Tの各部に供給されたA/
Tオイルは完全には回収されずにA/T内部に残ってし
まう。このようにして、A/T内部に残ったA/Tオイ
ルの量は一定ではなくバラツキがあり、その最大量と最
小量との差も大きいことがある。
【0005】したがって、A/Tの内部を目視すること
が不可能なため、各A/Tごとに残留しているA/Tオ
イルの量を確認することができなかった。そのため、前
述した従来のオイル注入機を使用した場合には、A/T
オイルの最終的な注入を行う際に、A/T内に残留して
いるオイルがあることを前提に設定した一定量のA/T
オイルを一律に注入していた。その結果、A/T内部の
オイル残量の違いによってA/Tオイルの充填量に違い
が生じるという問題があった。
【0006】この充填量の違いをなくしてA/Tオイル
を一定量充填する方法としては、例えばA/Tオイルの
注入時に、A/T内におけるA/Tオイルの液面高さの
検出を行い、この液面が所定高さまで上昇したことによ
り略一定量のA/Tオイルが充填されたことを検出し
て、オイルの注入を停止させる方法が考えられる。
【0007】この方法を行うには、前記注入ノズルとと
もにフィラーチューブからA/T内に挿入可能な液面セ
ンサ、例えば光ファイバーケーブルを用いた光学的液面
センサが使用可能である。図14は、市販されている光
学式の液面センサの一例を示すもので、この液面センサ
1は、光源の発光ダイオード(LED)2と、光電変換
用のフォトトランジスタ3を備えたセンサ本体4と、発
光ダイオード2が発した光の導波路となる投光用光ファ
イバーケーブル5と、反射光の通り道となる受光用光フ
ァイバーケーブル6とが挿通された四フッ化エチレン樹
脂製の保護チューブからなる可撓延長部7と、この可撓
延長部7の先端に設けられた透明な円錐形の四フッ化エ
チレン樹脂製の検出部8とからなり、前記可撓延長部7
の保護チューブ内に挿通された両光ファイバーケーブル
5,6の先端は、ファイバーケーブル固定治具9によっ
て、両光ファイバーケーブル5,6の光軸を平行にする
とともに、各光ファイバーケーブル5,6の端面を円錐
形の検出部8の底面に密着させて構成されている。
【0008】そして、この液面センサ1は、その下端の
検出部8が空気中にある時(図14の左半部分を参照)
は、発光ダイオード2で発光した光は、投光用光ファイ
バーケーブル6を通って検出部8内に照射される。この
とき、四フッ化エチレン樹脂製の検出部8の屈折率(1.
3) が、空気の屈折率(1.0) より大きいため、照射さ
れた光の大部分が検出部8内を反射してその進行方向を
180度変換されて受光用光ファイバーケーブル6に受
光される。さらに、受光用光ファイバーケーブル6を通
ってセンサ本体4に達した光は、センサ本体4のフォト
トランジスタ3によってその光量に応じた高さの電圧に
光電変換され、これが液面非検出信号とされる。
【0009】そして、図14の右半部分に示すように、
A/Tオイルがさらに注入され、上昇する液面が所定の
レベルに達すると、液面センサ1の検出部8がA/Tオ
イル中に浸漬される。このとき、四フッ化エチレン樹脂
製の検出部8の屈折率(1.3) がA/Tオイルの光の屈
折率(1.47)より小さいので、この検出部8に照射され
た光の一部が、境界面で屈折して液中に透過するため反
射光量が減少する。その結果、受光用光ファイバーケー
ブル6を経由してフォトトランジスタ3に到達する光量
も減少し、その光量に応じた高さの電圧に光電変換され
る。したがって、フォトトランジスタ3にて光電変換さ
れて生じる電圧または電圧変化が液面検出信号として用
いられる。
【0010】次に、上記した市販の液面センサ1を、オ
イル注入機の注入ノズルの吐出口付近に取付けて、A/
Tオイル注入用のフィラーチューブに、注入ノズルと一
体に挿入し、A/T内部の所定の高さにセットしてA/
Tオイルの注入を行った場合の制御について、図15の
フローチャートに基づいて説明する。
【0011】すなわち、A/Tオイルの注入時には、先
ずプログラムがスタートすると、ステップ1 において液
面センサ1のスイッチがオンした後、ステップ2 におい
て反射光量Iの検出が行われる。
【0012】次にステップ3 に進み、検出した反射光量
Iと、A/Tオイル中における基準反射光量I0 との比
較を行い、I>I0 であれば液面センサ1の検出部8が
まだ空気中にあり、注入量が不充分であるため、ステッ
プ2に戻って、反射光量Iの検出を再度行う。そして、
ステップ3 における比較の結果、I≦I0 であれば、液
面が所定の高さまで上昇したことが検出される。すなわ
ち、液面が上昇して検出部8がA/Tオイル中に浸漬さ
れることにより、光の一部が検出部からA/Tオイル中
へ透過したため、受光用ファイバーケーブルを介してフ
ォトトランジスタ3に届く反射光量が減少した結果であ
る。したがって、所定量のA/Tオイルが充填されたた
めステップ4 に進んで注入を停止して注入制御が終了す
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の液面センサ1を、図16に示すように、注入ノズル1
0の吐出口10aの近傍に取付け、この液面センサ1と
注入ノズル10とをフィラーチューブ11に挿入して使
用した場合には、吐出口10aから噴出したA/Tオイ
ルが飛散して、液面センサ1の検出部8に付着し、その
表面にA/Tオイルの皮膜が形成されると、投光用光フ
ァイバケーブル5から検出部8内に照射された光の一部
が、その境界面で屈折して外部へ透過するため、A/T
オイルの液面を誤検出して、オイル注入機を停止させる
可能性があり、この場合には、A/Tオイルの充填不足
という問題が発生する。
【0014】また、非接触型の液面センサとして、例え
ば、光を液面に向けて断続的に照射し、受光部への反射
光の到達時間から液面までの距離を測定し、液面が所定
の高さまで上昇したことを検出する方式のものが市販さ
れている。
【0015】図17に示すように、この非接触型の液面
センサ12は、前述の接触式液面センサ1の円錐形の検
出部8を取り除いた状態とほぼ同様の構造を有してお
り、発光ダイオードを光源とする断続光は、投光用光フ
ァイバーケーブルを経由して液面センサ12の下端から
液面に向けて投光される。そして、液面からの反射光
は、受光用光ファイバーケーブルを経由してセンサ本体
に送られ、投光から反射光を受光するまでの所要時間か
ら液面までの距離を求めるようになっている。
【0016】したがって、上記の構造を有する非接触式
の液面センサ12はその下端を、図18に示すように、
注入ノズル13の吐出口13aの付近に取付けて、この
液面センサ12を注入ノズル13と一体にフィラーチュ
ーブ14内に挿入し、所定の高さにセットして液面まで
の距離を検出した場合に、液面センサ12の下端から投
光される光の照射範囲、すなわち計測光路内に、前記吐
出口13aから噴出するA/Tオイルの流れや飛沫が存
在すると、照射された光が遮断されて液面まで到達せ
ず、したがって液面までの距離を計測できなくなるとい
う問題があった。
【0017】さらに、注入されるA/Tオイルの勢いに
よって液面が波立っている場合には、図19に示すよう
に、照射された光が液面に達しても乱反射してしまうた
め、反射光が受光できなくなり、液面までの距離を測定
できないという問題があった。
【0018】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、注入される際に飛散する液体のセンサへの付着等
による液面の誤検出を防止した接触式液面センサ、ある
いはノズルから吐出した液体による計測光路の遮断等に
よる液面の検出不能状態の発生を防止した非接触式液面
センサを有する液体注入装置を提供することを目的とし
ている。
【0019】この目的は、接触式液面センサにおいて
は、検出部への液体の付着を防止すること、また非接触
式液面センサにおいては、液体の飛散による計測光路の
遮断を防止すること、あるいは、液面の波立ちを防ぐこ
とによって達成される。
【0020】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の課
題を解決するための手段として請求項1記載の発明の液
面センサを有する液体注入装置は、注入口から容器内に
注入ノズルを差し込んで液体を注入するとともに、液体
の注入に伴って上昇する容器内の液面高さを検出し、こ
の検出された液面高さに基づいて前記液体の注入制御を
行う液体注入装置において、前記液面と接触することに
よって液面高さを検出する検出部を前記注入ノズルの吐
出口の付近にかつこの注入ノズルと一体に設置した接触
型光学式センサを備え、前記検出部への上方および側方
からの液体の接触および付着を防止する保護部材が、前
記検出部の少なくとも前記吐出口側を覆うように設けら
れていることを特徴としている。
【0021】また請求項2記載の発明は、注入口から容
器内に注入ノズルを差し込んで液体を注入するととも
に、液体の注入に伴って上昇する容器内の液面高さを検
出し、この検出された液面高さに基づいて前記液体の注
入制御を行う液体注入装置において、光、電波等の電磁
波あるいは音波、超音波等の液面検出波の受発信機能を
備えた検出部を前記注入ノズルの吐出口の付近にかつこ
の注入ノズルと一体に設置した非接触型光学式センサを
備え、前記吐出口が、この吐出口からの液体の吐出方向
が、前記検出部と液面間の前記液面検出波の通路と交差
しない方向となるように設けられていることを特徴とし
ている。
【0022】したがって、上記のように構成することに
より請求項1記載の発明によれば、液面センサの検出部
の少なくとも注入ノズルの吐出口側を覆うように保護部
材が設けられているので、吐出口から噴出した液体の前
記検出部への付着が防止され、したがって、検出部への
液体の付着による液面の誤検出が防止される。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、注入
ノズルの吐出口が、この吐出口からの液体の吐出方向
が、前記検出部と液面間の前記検出波の通路と交差しな
い方向となるように設けられているので、注入する液体
による電磁はあるいは音波等の検出波の通路遮断がな
く、通路遮断による液面検出不能の発生が防止される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の液面センサを有
する液体注入装置を図1ないし図13を参照して説明す
る。
【0025】図1ないし図8はこの発明の装置を、自動
車のオートマチックトランスミッション(以下、A/T
という。)にA/Tオイルを注入するオイル注入装置に
適用した第1実施例を示すもので、このオイル注入装置
21は、図3に示すように、A/T内部のA/Tオイル
の液面高さを検出する液面センサ22と、A/Tの内部
圧力を測定する圧力センサ23と、前記液面センサ22
および圧力センサ23からの信号に基づいてA/Tオイ
ルの注入制御を行う制御装置24と、この制御装置24
からの指令によって注入油圧に調整する油圧回路28
と、調整された油圧によって注入を行う注入機29とを
備えており、前記液面センサ22としては、先端の検出
部22aが液面に接触することによって液面を検出する
市販品の光学式液面センサ(図14の液面検出原理を示
す図を参照)が使用されている。
【0026】また、注入機29には、先端部が注入ノズ
ル32となった可撓性を有する耐圧ホース32aが接続
されている。また前記注入ノズル32に隣接して液面セ
ンサ22の検出部22aおよび圧力センサ23の圧力検
出部23aが配設され、これら検出部22aおよび圧力
検出部23aのそれぞれの端部が、注入ノズル32のほ
ぼ先端に揃えられるとともに、熱収縮チューブ等の結束
手段34によって一体に束ねられ、この束ねられた状態
でA/T30のフィラーチューブ31内に挿入され(図
2参照)、その先端側がA/T30の底面30a、また
は残留オイルの液面に対してほぼ垂直に対峙するように
配設してA/Tオイルの注入を行うようになっている。
【0027】そして、注入ノズル32の先端側に一体に
結束された液面センサ22の検出部22aと圧力センサ
23の圧力検出部23aとは、図1に示すように、液面
センサ22の検出部22aは、注入ノズル32の先端部
に隣接するとともに吐出口32bより下方に突出してお
り、この突出した検出部22aの前記吐出口32b側に
は、半割り円筒形の保護カバー33が取付けられて、吐
出口32bから噴き出すA/Tオイルが上方および側方
から飛来して検出部22aに付着しないように覆ってい
る。
【0028】さらに、この実施例においては、注入ノズ
ル32とセンサの検出部22aおよび圧力検出部23b
を一体に結束したものをフィラーチューブ31に挿通す
ることにより、フィラーチューブ31の開口面積が大幅
に減少して内部空気の排出効率が低下するため、A/T
オイルの注入に伴って内圧が上昇する。そして、この内
圧上昇によって注入機29の注入ノズル32からの吐出
量が漸減するのでこれを防止するために、圧力センサ2
3を液面センサ22と併設して、A/Tオイルの注入に
伴って上昇する内圧を測定し、内圧が上昇した分だけ注
入機29の吐出圧力を高めて、注入流量が常に一定とな
るように調整して、吐出量の漸減による注入時間の延長
を防止し、一定時間で一定のレベルまで注入できるよう
にしてサイクルタイムのバラツキおよび遅延を防止して
いる。
【0029】なお図4は、この実施例の装置における油
圧回路の構成例を示すもので、液面センサ22からの液
面検出信号および圧力センサ23からの圧力信号を、モ
ータ28b、圧力制御弁28cおよび仕切弁28dにフ
ィードバックさせて、これらモータ28b、圧力制御弁
28cおよび仕切弁28dのそれぞれを信号の入力とと
もに瞬時に作動させるようになっている。
【0030】つぎに、上記のように構成されるこの実施
例のオイル注入装置21の作用を、図4のフローシート
と図5のフローチャートおよび図6ないし図8の各線図
を参照して説明する。
【0031】注入機29の注入ノズル32が、フィラー
チューブ31内に挿入されて、この注入ノズル32と一
体に結束された液面センサ22の検出部22aおよび圧
力センサ23の圧力検出部23aとが、A/T30の底
面30aから所定の高さにセットされた後、オイル注入
装置21のスイッチをオン操作すると、油圧回路28の
モータ28b(図4参照)が起動してポンプ28aによ
ってオイルタンク35内のA/Tオイルが汲み上げられ
るとともに、圧力制御弁28cが、所定の油圧となるよ
うに調整されると同時に、制御プログラムがスタートす
る。そして、ステップ1 において先ず仕切弁29aが開
かれ、注入機29から所定の吐出量l1で注入が開始さ
れる。
【0032】この時、注入ノズル32の吐出口32bか
ら噴き出すA/Tオイルが、吐出口32bに近接して設
けられている液面センサ22の検出部22a方向にも飛
散するが、検出部22aの前記吐出口32b側が保護カ
バー33によって覆われているため、検出部22aへの
A/Tオイルの付着が防止される。したがって、検出部
22aの表面にA/Tオイルが付着することによって生
じる液面の誤検出が防止される。
【0033】そして、注入ノズル32等の挿入によって
フィラチューブ31の排気効率が低下するため、注入が
進むのに伴ってA/Tの内圧が上昇して、吐出圧力を一
定に維持すると吐出量l1 が漸減する。
【0034】そこで、ステップ2 に進むと、圧力センサ
23によってA/T30内の内圧Pが測定され、ステッ
プ3 において、測定された内圧Pと、予め定められた設
定圧力P1 との比較が行われ、P≦P1 であれば、ステ
ップ4 に進んで、モータ28bに回転数をアップさせて
ポンプ駆動力を高め、さらにステップ5に進んで、圧力
制御弁28dの開度を拡大させて、一定時間t1 までに
設定圧力P1 となるように調整された後、ステップ1 に
戻る。
【0035】また、ステップ3 における比較の結果、P
>P1 であれば、注入時間の経過に伴うA/T内圧の変
化を示す図6の線図から判るように、A/Tオイルの注
入が進んで液面が設定レベル近くまで上昇して、注入完
了間近であると判断してステップ7 に進む。
【0036】ステップ7 においては、圧力制御弁28d
の開度を小さくして図7の線図に示されるように吐出量
1 を吐出量l2 に減少させて注入が行われる。このよ
うに、注入停止直前において吐出量を減じておくことに
より、注入停止時の仕切弁29aの閉止作動までのタイ
ムラグの影響で生じる注入誤差量を少なくして、注入完
了時のA/T30内のオイルレベルのバラツキを小さく
している。
【0037】そして、ステップ8 において液面が検出さ
れた否かが、図8の線図に示されるように、液面検知電
圧が発生しているか否かによってチェックされ、液面が
検出されていなければステップ6 に戻り、また、液面が
検出されて液面検知電圧が生じていればればステップ9
に進んでモータ28bを停止させた後、ステップ10に進
んで仕切弁29aを閉止させて制御が終了する。
【0038】以上のように、この実施例においては、液
面センサ22の検出部22aを、半割り円筒形の保護カ
バー33によって、注入ノズル32の吐出口32b側の
みを覆って、検出部22aの反吐出口側を解放したの
で、保護カバー33と検出部22a間のエア抜き性およ
び液切れ性が良く、したがって、液面が上昇して検出部
22aがオイル中に浸漬される際の気泡の発生等による
液面検出不良や、浸漬された後に液面から離れた際の検
出部22aの表面へのオイルの残留による液面の誤検出
を防止することができる。また保護カバー33は、半割
り円筒形のほかに、例えば円筒形にスリットを入れた形
状等の非環状に形成されたものであっても良い。
【0039】またこの実施例では、液面検知信号を油圧
回路28中のモータ28bと仕切弁28dとにフィード
バックさせたので、液面センサ22による液面検知後
に、ポンプ28aの惰性により送り込まれるオイルの流
入が仕切弁28dによって瞬時に遮断されるとともに、
仕切弁28dの上流側で昇圧されたA/Tオイルは、オ
イルタンク36に排出される。したがって、ポンプの惰
性から生じる、液面検知から注入停止までのタイムラグ
の影響を少なくでき、その結果、注入後のA/T内のオ
イルレベルのバラツキを大きくする要因が取り除かれ、
高精度の注入制御が可能となる。
【0040】さらに、液面センサ22と共に圧力センサ
23を使用してA/T内圧を検出できるようにしたの
で、口径の小さいフィラーチューブ31が、注入ノズル
32等を挿入することによる排気効率の低下による注入
過程での内圧上昇を検出できるので、A/T内圧の上昇
による注入流量の減少を防止でき、A/Tオイル注入工
程のサイクルタイムの延長を防止することができる。
【0041】また、図9ないし図13は、この発明の装
置を第一実施例と同様に、自動車のA/T用のオイル注
入装置に適用した第2実施例を示すもので、前記第1実
施例において使用した接触型光学式液面センサの代わり
に市販品の非接触型光学式の液面センサ41を使用した
もので、このオイル注入装置の注入ノズル42の先端付
近に液面センサ41が一体に取付けられて、注入ノズル
42と共にフィラーチューブ31に挿通されてA/T内
の底面から所定の高さに設置された状態で、前記注入ノ
ズル42から注入されるA/Tオイルの液面高さの検出
を行う。
【0042】そして、液面センサ42による液面検出
は、液面センサ42から照射された光の液面からの反射
光を検出することによって行われる(液面検出の原理を
示す図7参照)。そのため、このオイル注入装置は、図
9に要部を示すように、注入ノズル42は、その下端4
2aを閉塞されるとともに、この下端寄りの側面のう
ち、隣接は位置された液面センサ41の反対側となる部
分に3本のスリット状の吐出口42b(図10参照)が
形成されて、これらの吐出口42bから、A/Tオイル
が液面センサ42から遠ざかる方向に噴出するようにし
て、注入時のA/Tオイルによる液面センサ41の計測
光路が遮断されないようになっている。
【0043】つぎに、上記のように構成されるこの実施
例の作用を図11ないし図13を参照して説明する。
【0044】図12はA/Tオイルの注入過程における
液面の位置と液面の状態とを示す図で、注入初期におけ
る液面は、A/T内が大気圧中に開放された状態のた
め、注入されるA/Tオイルによって波立って振動波面
となる。ところが、注入ノズル42と液面センサ41と
が挿入されてフィラーチューブ31の排気効率が低下し
ていることから、A/Tオイルの注入に伴って内圧が上
昇する。その結果、液面が内圧で押えられるため、大気
開放状態より液面が安定して準静的になり、液面までの
距離の測定精度が高くなる。また、A/T内の液面が準
静的になるとともに、注入流量を減少させることによっ
て液面がさらに安定するため測定精度を高めることがで
きる。
【0045】したがって、A/T内の液面がほぼ準静的
になった際の液面センサ42から液面までの距離yを注
入流量切換えレベルy1 、液面停止レベルy0 とした場
合の注入制御を以下に説明する。
【0046】図11は、この実施例のオイル注入装置に
おいて行われる注入制御のプログラムを示すフローチャ
ートで、このフローチャートと図12および図13に基
づいて説明すると、注入ノズル42が、フィラーチュー
ブ31内に挿入されて、この注入ノズル42と一体に結
束された液面センサ42が、A/Tの底面から所定の高
さにセットされた後、オイル注入装置のスイッチをオン
操作すると、注入ノズル42から一定の注入流量でA/
Tオイルの注入が開始され、それと同時に制御プログラ
ムがスタートする。そして、ステップ1 において、先ず
液面センサ41がスイッチオンし、液面に向けて計測光
が照射される。
【0047】つぎに、ステップ2 おいて液面からの反射
光から液面までの距離yを測定し、ステップ3 におい
て、測定値yと注入流量切換えレベルy1 との比較を行
い、y<y1 であればステップ2 に戻る。そして、ステ
ップ3 においてy≧y1 であればステップ4に進み、注
入流量が減じるように切換えた後、ステップ5 において
再び距離yを測定し、ステップ6 で測定値yと液面停止
レベルy0 との比較を行い、y≠y0 の場合ステップ5
に戻り、y=y0 であればステップ7に進み、注入を停
止して制御を終了する。
【0048】したがって、この実施例においては、注入
ノズル42からのA/Tオイルの噴出方向が、液面セン
サ41と反対方向となるように吐出口42aを形成した
ので、注入時に吐出口42aから噴出するオイルによっ
て、液面センサ41と液面間の計測光路が遮断されるこ
とがなく、液面までの距離yを確実に計測することがで
き、この計測された距離yに基づいた注入制御が可能と
なる。また、注入完了間近に注入流量を減じて、液面の
安定を図ったので、短時間で精度の高い注入を行うこと
ができる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
は、接触型光学式液面センサに保護カバーを設けて、注
入時に飛散する液体の前記センサに対して上方および側
方から付着するのを防止したので、検出精度を損なうこ
となく液面の誤検出を確実に防ぐことができる。また、
請求項2記載の発明は、注入ノズルの液体吐出方向を、
非接触型液面センサの計測路と交差しない方向としたの
で、注入時にノズルから噴出または飛散する液体が計測
路を遮断することによる液面間距離の計測不能状態の発
生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のオイル注入装置の液面
センサ取付け部を一部切欠いて示した要部斜視図であ
る。
【図2】注入ノズルをフィラーチューブに挿入した状態
の断面平面図である。
【図3】装置の全体の構成を示すブロック図である。
【図4】油圧回路の構成例をフローシートである。
【図5】注入制御の流れを順に示したのフローチャート
である。
【図6】圧力センサの測定値に基づく制御による内圧変
化を示す線図である。
【図7】内圧変化に対応させた吐出量制御を示す線図で
ある。
【図8】内圧変化に合わせた液面検知電圧の変化を示す
線図である。
【図9】この発明の第2実施例のオイル注入装置の液面
センサ取付け部を一部切欠いて示した要部斜視図であ
る。
【図10】側面に吐出口を形成した注入ノズルの斜視図
である。
【図11】注入制御の流れを順に示したフローチャート
である。
【図12】注入過程における液面センサと液面レベルと
の関係を示す説明図である。
【図13】注入に伴うセンサと液面との距離の変化を示
す線図である。
【図14】接触型光学式液面センサの液面検出原理を示
す説明図である。
【図15】接触型光学式液面センサを使用した場合の注
入制御を示すフローチャートである。
【図16】注入ノズル付近に接触型光学式液面センサを
配設した場合に発生する液面の誤検出の原因を示す説明
図である。
【図17】非接触型光学式液面センサの液面検出原理を
示す説明図である。
【図18】注入ノズル付近に非接触型光学式液面センサ
を配設した場合に発生する液面検出不能状態を示す説明
図である。
【図19】同じく液面検出不能状態の別の例を示す説明
図である。
【符号の説明】 21 オイル注入装置 22 液面センサ 22a 検出部 23 圧力センサ 23a 圧力検出部 30 オートマチックトランスミッション(A/T) 31 フィラーチューブ 32 注入ノズル 32b 吐出口 33 保護カバー 41 液面センサ 42 注入ノズル 42b 吐出口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注入口から容器内に注入ノズルを差し込
    んで液体を注入するとともに、液体の注入に伴って上昇
    する容器内の液面高さを検出し、この検出された液面高
    さに基づいて前記液体の注入制御を行う液体注入装置に
    おいて、 前記液面と接触することによって液面高さを検出する検
    出部を前記注入ノズルの吐出口の付近にかつこの注入ノ
    ズルと一体に設置した接触型光学式センサを備え、前記
    検出部への上方および側方からの液体の接触および付着
    を防止する保護部材が、前記検出部の少なくとも前記吐
    出口側を覆うように設けられていることを特徴とする液
    面センサを有する液体注入装置。
  2. 【請求項2】 注入口から容器内に注入ノズルを差し込
    んで液体を注入するとともに、液体の注入に伴って上昇
    する容器内の液面高さを検出し、この検出された液面高
    さに基づいて前記液体の注入制御を行う液体注入装置に
    おいて、 光、電波等の電磁波あるいは音波、超音波等の液面検出
    波の受発信機能を備えた検出部を前記注入ノズルの吐出
    口の付近にかつこの注入ノズルと一体に設置した非接触
    型光学式センサを備え、前記吐出口が、この吐出口から
    の液体の吐出方向が、前記検出部と液面間の前記液面検
    出波の通路と交差しない方向となるように設けられてい
    ることを特徴とする液面センサを有する液体注入装置。
JP2613996A 1996-01-19 1996-01-19 液面センサを有する液体注入装置 Pending JPH09192540A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018035632A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 飛島建設株式会社 トンネル覆工のセントル型枠装置及び覆工打設システム

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