JPH09192599A - 金属材の塗装方法および塗装金属材 - Google Patents

金属材の塗装方法および塗装金属材

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JPH09192599A
JPH09192599A JP2304196A JP2304196A JPH09192599A JP H09192599 A JPH09192599 A JP H09192599A JP 2304196 A JP2304196 A JP 2304196A JP 2304196 A JP2304196 A JP 2304196A JP H09192599 A JPH09192599 A JP H09192599A
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JP
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fluorine
coating
metal material
primer
group
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JP2304196A
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English (en)
Inventor
Akihito Iida
晃人 飯田
Tatsuo Nishio
竜生 西尾
Etsuzo Marumoto
悦造 丸本
Hiroshi Inukai
宏 犬飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toagosei Co Ltd
Original Assignee
Toagosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐侯性および耐腐食性に優れた塗膜を形成させ
る金属材の塗装方法を提供する。 【解決手段】金属材に特定の含フッ素塗料組成物を塗装
する際に、オキシラン環を有する化合物およびアミノア
ルキル基と加水分解性シリル基を有する化合物を必須成
分とする組成物をプライマーとして用いる金属材の塗装
方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は金属材の塗装方法に
関し、さらに詳しくは良好な耐候性および耐腐食性に優
れた塗膜を形成させる塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築材料において、ステンレス、真鍮お
よびアルミニウム等の金属およびそれらの合金は、金属
素地の外観を生かすことで意匠性が高くなる。しかしこ
れらの金属材を屋外で使用する場合には、しばしば腐食
により外観が損なわれてしまい、問題となっている。一
方、耐候性および耐薬品性に優れる塗料組成物として含
フッ素塗料組成物が知られており、金属材およびコンク
リート等の塗装におけるトップコートとして用いられて
いる。しかし、含フッ素塗料組成物は、これらの基材に
対する密着性は充分であるとはいえず、高温多湿にさら
されるような場所では、含フッ素塗料組成物を塗装して
いるにも関わらず、密着性低下が原因で錆が発生し、本
来の含フッ素塗料組成物の有する耐候性および耐腐食性
の性能が充分発揮されていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決する課題
は、耐候性および耐腐食性に優れた塗膜を形成させる、
金属材の塗装方法を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明は、金属材に、下記(1)〜
(4)の成分からなる含フッ素塗料組成物を塗装する際
に、オキシラン環を有する化合物およびアミノアルキル
基と加水分解性シリル基を有する化合物を必須成分とす
る組成物をプライマーとして用いることを特徴とする金
属材の塗装方法である。 (1)a)フルオロオレフィン単量体単位:30〜60
モル% b)水酸基含有ビニル単量体単位:3〜30モル% c)上記以外のビニル単量体単位 :10〜67モル% から構成される含フッ素共重合体 (2)水酸基と反応性の官能基を有する架橋剤 (3)有機溶剤 (4)紫外線吸収剤および光安定剤
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳し
く説明する。本発明における金属材としては、鉄、銅、
アルミニウム、スズ、亜鉛およびチタン等の金属ならび
にステンレス、アルミニウム合金、真鍮および青銅等の
合金であれば特に限定なく用いることができる。また、
該金属表面処理の有無に関係なく用いることができ、例
えば、脱脂処理、クロメート処理およびリン酸処理など
の化成処理ならびに亜鉛メッキおよびスズメッキなどの
メッキ処理が施してあっても良い。 <プライマー>本発明におけるプライマーに用いる組成
物としては、例えば、特開平3−231906号公報に
記載されている組成物が挙げられる。プライマーの必須
成分の1つであるオキシラン環を有する化合物として
は、ビスフェノールA型およびF型エポキシ樹脂、ポリ
グリシジルアミン型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキ
シ樹脂、アルコール型エポキシ樹脂、エステル型エポキ
シ樹脂および脂環式エポキシ樹脂等が挙げられる。さら
に、オキシラン環およびアルコキシ基を有する有機珪素
化合物が使用でき、具体例としては、γ−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチ
ルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル
ジエトキシシランおよびβ−(3、4−エポキシシクロ
ヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙げられる。
【0006】前記プライマーのもう1つの必須成分であ
るアミノアルキル基および加水分解性シリル基を有する
化合物の具体例としては、アミノメチルトリエトキシシ
ラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−ア
ミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエ
チル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメ
トキシシランおよびN−(2−アミノエチル)−3−ア
ミノプロピルメチルジエトキシシラン等の化合物が挙げ
られる。
【0007】前記オキシラン環を有する化合物と前記ア
ミノアルキル基および加水分解性シリル基を有する化合
物の混合比は、アミノアルキル基および加水分解性シリ
ル基を有する化合物のアミノ基1モルに対し、オキシラ
ン環を有する化合物のオキシラン環が0.2〜0.9モ
ルであることが好ましい。オキシラン環化合物が0.2
モル以下であると、成膜性が低下するため防錆性が発現
しにくくなり、逆に0.9モル以上であると塗膜が脆く
なる。
【0008】本発明におけるプライマーに用いる組成物
は、前記2種類の成分および後記成分を混合させること
により得られる。プライマーに用いる場合には、金属基
材へ塗布する前に、オキシラン環を有する化合物のオキ
シラン環とアミノアルキル基および加水分解性シリル基
を有する化合物のアミノ基が縮合反応していることが好
ましい。この縮合反応は常温でも充分進行するが、より
早く反応を進行させるために組成物を加温させても良
く、温度は40〜100℃程度が適当である。
【0009】前記組成物は、塗料で用いられる有機溶剤
で希釈しても良い。使用できる有機溶剤としては、トル
エン、キシレンおよびソルベッソ等の芳香族系有機溶
剤;酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエステル類;アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、メチルアミルケトン、エチルアミル
ケトンおよびイソホロン等のケトン類;エチレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテートおよびエチレングリ
コールモノブチルエーテルアセテート等のセロソルブア
セテート類が挙げられる。これらの有機溶剤は単独ある
いは2種類以上併用して用いることができる。有機溶剤
を用いた場合には、組成物中の必須成分の割合は1〜3
0重量%であるのが好ましい。
【0010】前記組成物中には、その他の成分としてア
ミン系架橋剤およびリン酸系防錆剤を添加することも可
能である。また、シロキサン結合で分子量を上げる目的
で少量の水を添加しても良い。ただし、これらの化合物
は添加する事により組成物の常温での安定性を低下させ
るため、添加した後直ちに使用するのが良い。
【0011】<含フッ素塗料組成物>本発明における含
フッ素塗料組成物の成分の1つである(1)含フッ素共
重合体としては、例えば、特開平3−231906号公
報に記載されている含フッ素共重合体が挙げられる。含
フッ素共重合体における(a)フルオロオレフィン単量
体としては、モノフルオロエチレン、ジフルオロエチレ
ン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン、
クロロトリフルオロエチレンおよびヘキサフルオロプロ
ピレン等が挙げられ、特に、クロロトリフルオロエチレ
ンが共重合性および取扱い易さの点で好ましい。前記フ
ルオロオレフィン単量体の割合は、含フッ素共重合体中
に30〜60モル%であり、好ましくは40〜60モル
%である。30モル%を下回ると耐候性が低下し、60
モル%以上の場合には有機溶剤への溶解性が低下する恐
れがある。
【0012】前記含フッ素共重合体における(b)水酸
基含有ビニル単量体としては2−ヒドロキシエチルクロ
トネート、4−ヒドロキシブチルクロトネートおよび2
−ヒドロキシプロピルクロトネート等の水酸基含有クロ
トン酸エステル類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リレートおよび4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレ
ート等の水酸基含有(メタ)アクリル酸エステル類;2
−ヒドロキシエチルビニルエーテルおよび4−ヒドロキ
シブチルビニルエーテル等の水酸基含有ビニルエーテル
類;2−ヒドロキシエチルアリルエーテル、4−ヒドロ
キシエチルアリルエーテルおよびジエチレングリコール
モノアリルエーテル等の水酸基含有アリルエーテル類;
2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミドおよび4
−ヒドロキシエチル(メタ)アクリルアミド等の水酸基
含有(メタ)アクリルアミド類が挙げられる。これらの
水酸基含有単量体は、単独または2種以上併用して使用
できる。前記水酸基含有ビニル単量体の割合は、含フッ
素共重合体中に3〜30モル%である。3モル%未満で
あると硬化剤との反応性が低下するため、塗膜強度が不
足する恐れがあり、30モル%を超えると耐候性および
耐水性が低下する恐れがある。
【0013】前記含フッ素共重合体における(c)上記
以外のビニル単量体としては、カルボン酸ビニルエステ
ル類、ビニルエーテル類、ノルボルナジエン化合物なら
びに不飽和カルボン酸およびその無水物が挙げられる。
これらの単量体の含フッ素共重合体中の割合は10〜6
7モル%である。
【0014】カルボン酸ビニルエルテル類の具体例とし
ては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、カプロン酸ビ
ニル、ピバリン酸ビニル、ベオバ−9およびベオバ−1
0(シェル化学(株)製)等の脂肪族ビニルエステル
類、シクロヘキサンカルボン酸ビニルおよび4−t−ブ
チルシクロヘキサンカルボン酸ビニル等のシクロアルカ
ンカルボン酸ビニル類ならびに安息香酸ビニルおよびp
−t−ブチル安息香酸等の芳香族カルボン酸ビニルが挙
げられる。
【0015】ビニルエーテル類の具体例としては、エチ
ルビニルエーテルおよびブチルビニルエーテル等のアル
キルビニルエーテル類ならびにシクロヘキシルビニルエ
ーテル等のシクロアルキルビニルエーテル類が挙げられ
る。
【0016】不飽和カルボン酸としては、アクリル酸、
クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸およびビニル酢酸
等が挙げられる。不飽和カルボン酸の場合、使用量を多
くすると耐水性が低下することから、5モル%以下であ
ることが好ましい。
【0017】前記含フッ素共重合体の分子量は、形成す
る塗膜の強度と塗料組成物の取扱い性の観点から、数平
均分子量はゲルパーミッションクロマトグラフィーによ
るポリスチレン換算で2000〜100000であるこ
とが望ましい。また、含フッ素共重合体のガラス転移温
度は、形成された塗膜が耐ブロッキング性を発現するた
めに10℃以上であることが望ましい。
【0018】本発明における(2)水酸基と反応性の官
能基を有する架橋剤としては、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、イソホロンジイソシアネートおよびそれらの
2量体、3量体等のポリイソシアネート類ならびにブロ
ックイソシアネート類;メチル化メラミン、ブチル化メ
ラミン、尿素樹脂およびベンゾグアナミン等のアミノブ
ラスト樹脂等が挙げられる。また、ジブチル錫ジラウレ
ートおよびp−トルエンスルホン酸等の硬化促進剤を併
用してもよい。前記架橋剤の使用量は、前記イソシアネ
ート系およびブロックイソシアネート系架橋剤の場合
は、含フッ素共重合体中の水酸基とイソシアネート基の
モル比で、NCO/OH=1/1.2〜1/0.7が好
ましい。アミノブラスト樹脂系架橋剤の場合は、含フッ
素共重合体/アミノブラスト樹脂=4/1〜10/1
(重量比)で混合するのが好ましい。
【0019】アミノブラスト樹脂およびブロックイソシ
アネート系架橋剤等の常温で水酸基と反応しない架橋剤
を用いる時は、塗料組成物調製時に混合して良いが、ポ
リイソシアネート系架橋剤を用いる場合は常温でも水酸
基と反応するため、塗装直前に他の成分と混合して使用
するのが好ましい。
【0020】本発明における(3)有機溶剤としては、
前記含フッ素共重合体を溶解させるものであれば制限な
く用いることができ、沸点が60℃以上のものが好まし
い。具体的にはトルエン、キシレンおよびソルベッソ等
の芳香族有機溶剤;酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエ
ステル類;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン、メチルアミルケトンおよびエチ
ルアミルケトン等のケトン類;n−ブタノールおよびi
−プロパノール等のアルコール類;メチルセロソルブ、
n−ブチルセロソルブおよびn−ブチルセロソルブアセ
テート等のセロソルブ系溶剤;プロピレンブリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレンブリコールモノブチルエ
ーテルおよびプロピレングリコールモノメチルエーテル
アセテート等のプロピレングリコール系溶剤等が挙げら
れる。これらの溶剤は単独あるいは2種類以上を併用し
て用いることができる。
【0021】本発明における(4)紫外線吸収剤および
光安定剤は、含フッ素共重合体の分解を抑制すると共に
プライマーへ紫外線が到達するのを防ぐ効果があるた
め、必須成分である。紫外線吸収剤としては、ベンゾフ
ェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シュウ
酸アニリド系化合物およびベンゾトリアジン系化合物等
が挙げられる。
【0022】ベンゾフェノン系化合物としては、、2−
ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロ
キシ−4−エトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−
4−ブトキシベンゾフェノンおよび2、4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン等が挙げられる。
【0023】ベンゾトリアゾール系化合物としては、2
−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニル)−5−カルボン酸ブチルベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
−5,6−ジクロロベンゾトリアゾール、2−(2’−
ヒドロキシ−3’,5’−ジ−tブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’
−ジ−(1,1−ジメチルベンジル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)
−5−エチルスルホンベンゾトリアゾールおよび2−
(2’−ヒドロキシ−3’−メチル−5’−t−ブチル
フェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール等が挙げら
れる。
【0024】シュウ酸アニリド系化合物としては、N−
(2−エトキシフェニル)−N’−(4−イソドデシル
フェニル)エタンジアミド、N−(2−エトキシフェニ
ル)−N’−(2−エチルフェニル)エタンジアミドお
よび、N−(2−エトキシ−5−t−ブチルフェニル−
N’−(2−エチルフェニル)エタンジアミド等が挙げ
られる。
【0025】ベンゾトリアジン系化合物としては、2−
(2−ヒドロキ−4−(2−ヒドロキシ−3−トリデカ
ノキシプロピル)フェニル)−4,6−ビス(2,4−
ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン等が挙げ
られる。これらの紫外線吸収剤の好ましい添加量は、含
フッ素共重合体と架橋剤の合計量を基準にして2〜10
重量%である。
【0026】本発明における光安定剤の具体例として
は、2−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−2−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,
6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメ
チル−4−ピペリジル)セバケート、8−アセチル−3
−ドデシル−7,7,9,9−テトラメチル−1,3,
8−トリアザスピロ(4、5)デカン−2,4−ジオン
およびビス(N−オクトキシ−2,2,6,6−テトラ
メチル−4−ピペリジル)セバケート等のアミン系化合
物が挙げられる。これらの光安定剤の好ましい添加量
は、含フッ素共重合体と架橋剤との合計量を基準にして
0.5〜5重量%である。
【0027】本発明における含フッ素塗料組成物は、ク
リア塗料組成物だけでなく、着色含量を少量配合させた
カラークリア塗料組成物にも適用できる。この時使用さ
れる着色顔料は、通常の塗料に用いられているものが使
用できる。例えば、酸化チタン、ベンガラ、黄色酸化
鉄、焼成顔料およびパール顔料等の無機顔料;アルミフ
レークおよびステンレスフレーク等のメタリック顔料;
フタロシアニンブルー、キナクリドンレッド、イソイン
ドリノンおよびカーボンブラック等の有機顔料並びに炭
酸カルシウム等の体積顔料が挙げられる。また、艶消し
剤として、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワッ
クスおよびシリカ系艶消し剤を添加することもできる。
【0028】本発明における含フッ素塗料組成物は、レ
ベリング剤、スリップ剤、たれ防止剤、消泡剤、色別れ
防止剤、酸化防止剤、熱安定剤およびシランカップリン
グ剤等の添加剤を加えてもよい。また、カラークリア塗
料組成物の顔料分散時には顔料分酸剤を添加してもよ
い。調製した塗料組成物中の塗膜形成成分(含フッ素重
合体+架橋剤+紫外線吸収剤+光安定剤)の割合は作業
性の点から20〜70重量%が好ましい。
【0029】以下、本発明の塗装方法について説明す
る。 <塗装方法> 1)プライマーの塗装 プライマーの塗装は浸漬法、ロールコーター、スプレー
および刷毛等により行うことができる。プライマーの乾
燥膜厚は、耐食性と密着性のバランスから0.5〜20
μmであることが望ましい。プライマーを用いることで
良好な密着性を発現するのは、プライマー組成物中の加
水分解性シリル基部分が金属表面とが化学結合を形成す
るためと考えられる。そのためには、プライマーを塗装
し、常温で1日以上放置した後に含フッ素塗料組成物を
塗装するのが好ましい。もしくは、プライマーを塗装し
た時点、あるいはプライマー風乾後に含フッ素塗料組成
物を塗装した時点で、基材を100℃以上に加熱する事
が望ましい。プライマー風乾後フッ素塗料を塗装する方
法において、プライマーの膜厚が約2μm以上となる場
合には、プライマーのみを塗装した時点で加熱乾燥させ
ることが望ましい。これは、プライマーの膜厚が大きい
場合に含フッ素塗料組成物を塗装すると、プライマーの
リフティングが起こり仕上がり外観が低下する為であ
る。
【0030】2)含フッ素塗料組成物の塗装 含フッ素塗料組成物の塗装はスプレー、ロールコーター
およびはけ塗り等によって塗装することができる。含フ
ッ素塗料組成物の膜厚は下地保護性およびコストのバラ
ンスから10〜50μmであることが好ましい。プライ
マーを常温で乾燥させる場合には、良好な密着性を得る
ためにプライマー塗装後1日以上あけて含フッ素塗料組
成物を塗装するのが好ましい。塗装後の含フッ素塗料組
成物は常温乾燥および加熱乾燥のどちらで乾燥させても
良い。プライマー膜厚が薄い場合には、風乾後直ちに含
フッ素塗料組成物を塗装することができる。ただし、こ
の場合は、含フッ素塗料組成物の塗膜によりプライマー
の吸水性が低下するため、プライマーと金属の化学結合
形成反応が妨げられる。この場合良好な密着性は加熱さ
せることで得られる。加熱は100℃以上が望ましい。
プライマー膜厚が約2μmより厚い場合には、風乾した
だけのプライマー上に含フッ素塗料組成物を塗装する
と、光沢が若干低下し仕上がり外観が低下するのみでな
く、密着性の改良効果も少ない。これを避けるために
は、含フッ素塗料組成物を塗装する前にプライマーを加
熱乾燥させておくと良い。加熱乾燥後、含フッ素塗料組
成物を塗装するが、塗装した含フッ素塗料組成物は常温
乾燥、加熱乾燥のいずれの乾燥条件で乾燥させても良
い。
【0031】
【実施例】以下に、実施例および比較例を挙げて、本発
明を更に具体的に説明する。 <プライマーの調製>オキシラン環を有する化合物とし
て、エピコート828(油化シェルエポキシ社製のビス
フェノールA型エポキシ樹脂:分子量335)を、アミ
ノアルキル基および加水分解性シリル基を有する化合物
として、γ−アミノプロピルトリエトキシシランを用い
た以下の配合物を、80℃で1時間加熱させてプライマ
ーを調製した。 ・エピコート828 6.70g(0.02モル) ・γ−アミノプロピルトリエトキシシラン 11.05g(0.05モル) ・メチルエチルケトン 70.00g ・トルエン 10.00g
【0032】<含フッ素塗料組成物1の調製>クロロト
リフルオロエチレン/プロピオン酸ビニル/バーサチッ
ク酸ビニル(ベオバ9)/クロトン酸2−ヒドロキシエ
チル=49/23/18/10(モル%)である含フッ
素共重合体(数平均分子量Mn=13000、水酸基価
OHV=53、ガラス転移温度Tg=28℃)のキシレ
ン溶液(固形分60重量%)を用いて、以下の配合で加
熱硬化型クリア塗料組成物を調製した。 ・含フッ素共重合体のキシレン溶液(固形分60重量%) 100.0g ・2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ− (1,1−ジメチルベンジル)ベンゾトリアゾール 4.0g ・ビス(N−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル− 4−ピペリジル)セバケート 0.8g ・ジブチル錫ジラウレートの0.1%トルエン溶液 6.0g ・コロネート2515(日本ポリウレタン工業(株)製の ブロックイソシアネート) 24.3g ・ソルベッソ150 30.9g ・シクロヘキサノン 21.2g
【0033】<含フッ素塗料組成物2の調製>組成物1
と同じ含フッ素共重合体を用い、以下に示す配合で、常
温硬化型塗料組成物を調製した。 ・含フッ素共重合体のキシレン溶液(固形分60重量%) 100.0g ・2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ− (1,1−ジメチルベンジル)ベンゾトリアゾール 4.0g ・ビス(N−オクトキシ−2,2,6,6−テトラメチル− 4−ピペリジル)セバケート 0.8g ・ジブチル錫ジラウレートの0.1%トルエン溶液 6.0g ・デュラネートTPA(旭化成(株)製のヘキサメチレンジ イソシアネートのイソシアヌレート型3量体) 10.8g ・キシレン 27.8g ・トルエン 11.9g ・MIBK 6.7g
【0034】脱脂したSUS304板(HL仕上げ、サ
イズ0.6×200×300mm)を用いて、以下の方
法で実施例1〜6および比較例1〜2の試験板を作成し
た。 実施例1 前記プライマーを、バーコーターで乾燥膜厚5μmとな
るよう塗装した。240℃×30秒間加熱乾燥後、含フ
ッ素塗料組成物1をバーコーターで乾燥膜厚25〜30
μmとなるよう塗装し、220℃×120秒で加熱乾燥
させた。
【0035】実施例2 前記プライマーを、バーコーターで乾燥膜厚5μmとな
るよう塗装した。常温で2日間乾燥後、含フッ素塗料組
成物2をバーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとなる
よう塗装し、室温で1週間乾燥させた。
【0036】実施例3 前記プライマーをトルエン/メチルエチルケトン=30
/70重量%のシンナーで塗膜成分5重量%となるよう
希釈し、バーコーターで乾燥膜厚約1μmとなるよう塗
装した。室温で1時間放置した後、含フッ素塗料組成物
1をバーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとなるよう
塗装し、220℃×120秒間加熱乾燥させた。
【0037】実施例4 前記プライマーをトルエン/メチルエチルケトン=30
/70重量%のシンナーで塗膜成分5重量%となるよう
希釈し、バーコーターで乾燥膜厚約1μmとなるよう塗
装した。室温で1時間放置した後、含フッ素塗料組成物
2をバーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとなるよう
塗装し、130℃×30分間加熱乾燥させた。
【0038】実施例5 加熱処理を行わない以外は実施例1と同様のプライマー
をバーコーターで乾燥膜厚約5μmとなるよう塗装し
た。室温で一時間放置した後、含フッ素塗料組成物2を
バーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとなるよう塗装
し、常温で一週間乾燥させた。
【0039】実施例6 前記プライマーを、バーコーターで乾燥膜厚5μmとな
るよう塗装した。30分間風乾させた後、含フッ素塗料
組成物1をバーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとな
るよう塗装し、220℃×120秒間加熱乾燥させた。
【0040】比較例1 プライマーを塗装せずに、含フッ素塗料組成物1のみを
バーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとなるよう塗装
後、220℃×120秒間加熱乾燥させた。
【0041】比較例2 プライマーを塗装せずに、含フッ素塗料組成物2のみを
バーコーターで乾燥膜厚25〜30μmとなるよう塗装
後、常温で一週間乾燥させた。
【0042】試験例 実施例1〜6および比較例1〜2に従い塗装した試験板
について、以下に示す試験を行った。その試験結果を後
記表1に示した。 ・光沢値:ステンレスの縦目の60°−60°光沢値 ・密着性:沸水に5時間浸漬後の碁盤目セロテープ剥離
試験の残率 ・耐腐食性:CASS試験(JIS H8681)30
0時間後の外観 ・耐候性:サンシャインウエザーメーター試験(JIS
K5400)3000時間後の光沢保持率
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、耐候性および耐腐食性
に優れた塗膜が得られ、金属材の外観を生かした塗装を
行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 127/12 PFH C09D 127/12 PFH (72)発明者 犬飼 宏 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属材に、下記(1)〜(4)の成分から
    なる含フッ素塗料組成物を塗装する際、オキシラン環を
    有する化合物およびアミノアルキル基と加水分解性シリ
    ル基を有する化合物を必須成分とする組成物をプライマ
    ーとして用いることを特徴とする金属材の塗装方法。 (1)a)フルオロオレフィン単量体単位:30〜60
    モル% b)水酸基含有ビニル単量体単位:3〜30モル% c)上記以外のビニル単量体単位:10〜67モル% から構成される含フッ素共重合体 (2)水酸基と反応性の官能基を有する架橋剤 (3)有機溶剤 (4)紫外線吸収剤および光安定剤
  2. 【請求項2】請求項1記載の塗装方法で塗膜を形成して
    なる塗装金属材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008519681A (ja) * 2004-11-10 2008-06-12 ヒェメタル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 被覆された金属表面の補修コーティングの製造方法

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