JPH09193143A - 半導体ブロックの削り出し切断法 - Google Patents
半導体ブロックの削り出し切断法Info
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- JPH09193143A JPH09193143A JP999396A JP999396A JPH09193143A JP H09193143 A JPH09193143 A JP H09193143A JP 999396 A JP999396 A JP 999396A JP 999396 A JP999396 A JP 999396A JP H09193143 A JPH09193143 A JP H09193143A
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Abstract
水溶液の使用を不要として半導体の製造上の歩留まりの
向上と作業環境の向上と製造コストと設備費の低減とを
可能とする。 【解決手段】マルチワイヤーソー14のテーブル20に
固定台2を介して半導体ブロック10をセットし、マル
チワイヤーソー14のワイヤー18によってそのブロッ
ク10から複数のウエハ24を同一径のワイヤー部分1
8aで削り出してから、徐々に径が大きくなるワイヤー
部分18bで切断することによってウエハ24を機械的
に分離する。
Description
削り出し切断法に関する。
半導体製造工程においてシリコンなどの半導体ブロック
をマルチワイヤーソーを用いて多数枚のウエハに切断し
てから、それらウエハを分離するまでの工程を説明す
る。
上に接着剤4を塗布し、接着剤4が塗布された固定板2
上の部分にガラス板である捨て板6を接着固定する。こ
の捨て板6上に接着剤8を塗布し、接着剤8が塗布され
た捨て板6上にシリコンでできた半導体ブロック10を
接着固定する。こうして、マルチワイヤーソーで切断さ
れるワーク12の準備が完了する。ここで、捨て板6は
半導体ブロック10をマルチワイヤーソーで多数枚のウ
エハにフルカットするために必要なものであり、固定板
2はマルチワイヤーソーのテーブルにワーク12を固定
するために必要なものである。
4として平行に配置された一対の円筒形のワイヤーガイ
ド16,16間にワイヤー18が半導体ブロック10の
切断間隔にあわせて張られている概略化した構造が示さ
れている。一対のワイヤーガイド16,16間にあるワ
イヤー18の上方にはワーク12が半導体ブロック10
側を向けた状態で対向配置されている。このワーク12
においては、マルチワイヤーソー14のテーブル20に
対して捨て板6と固定板2とがネジ22で固定されてい
る。こうした配置状態でテーブル20を矢印で示される
ワーク12方向に降下させて半導体ブロック10をワイ
ヤー18に接触させる。この接触箇所に砥粒とオイルと
の混合である切削液(スラリー)を供給しつつワイヤー
18を矢印方向に走行させることによって、半導体ブロ
ック10が削り出される。この状態でテーブル20を降
下させていくことによって半導体ブロック10は切断さ
れていき、最終的には、図21で示すように半導体ブロ
ック10が多数枚のウエハ24にフルカットされて、捨
て板6もその板厚の半分程度まで切り込まれてしまう。
ブル20を上昇させていってワイヤー18を抜き取ると
ともにネジ22を緩めてマルチワイヤーソー14のテー
ブル20からワーク12を取り出す。こうして取り出さ
れた状態のワーク12においては、半導体ブロック10
が多数枚のウエハ24として切断されているが、捨て板
6とは接着剤8で接着されたままであるので、ウエハ2
4を捨て板6から分離するために、ワーク12を70%
の酢酸水溶液中に4時間程度浸漬することで接着剤8を
溶かす。接着剤8が溶けた後はウエハ24は捨て板6か
ら手作業で図22で示すようにはく離して図示していな
い専用カセットに収納する。
いるマルチワイヤーソー14の詳細を図23を参照して
説明すると、このマルチワイヤーソー14は、供給スプ
ール26、供給側プーリー28、切削液供給ノズル3
0、ワイヤーガイド32〜38、巻き取り側プーリー4
0、および巻き取りスプール42を主要構成部品として
備え、供給スプール26から供給されるワイヤー18を
供給側プーリー28を介して4本のワイヤーガイド32
〜38間を巻回させた後、巻き取り側プーリー40を介
して巻き取りスプール42で巻き取るようになってい
る。切削液供給ノズル30からは供給管44に供給され
てくる切削液をその下部開口のスリット46から各ワイ
ヤー18上に均等に供給するようになっている。
ーソー14によって切断されるウエハの厚みを図24を
参照して具体的な数値を挙げて説明する。図24にはワ
イヤー18でフルカットされてなるウエハ24と、ワイ
ヤー18で切り込まれた捨て板6と、固定台2とが示さ
れている。また、捨て板6に切り込んだワイヤー部分の
拡大図が矢印方向に示されている。ワイヤーガイド32
〜38にはワイヤー18が入り込む溝が形成されてい
る。このような構成において、ワイヤーガイド32〜3
8の溝は軸方向に所定の560μmのピッチ間隔で切ら
れており、ワイヤー18の径は180μm、切削液に含
まれる径が10μmの砥粒48によるワイヤー18周囲
に形成される砥粒層によって削り出しされるウエハ24
の厚みは350μmになっていることが確認された。そ
うすると、ワイヤー18による切り代(シロ)は210
μmであることになるから、ワイヤー径180μmとの
差である30μmが砥粒による正味の切り代となる。こ
の正味の切り代は砥粒径の3倍であることになる。
ル42は半導体ブロック10を1回切断するたびごとに
交換する必要があるので、供給スプール26に予め巻か
れるワイヤー長はおよそ150kmである。このような
長いワイヤー18が走行する間に半導体ブロック10の
切断を終了させる必要があるが、途中でワイヤー18が
切れたりするとワイヤー18を結んでも、またその結び
目のところで容易に切れてしまい、それ以後の切断作業
が不可能である。現状の切断条件の一例としてテーブル
20の下降速度を300μm/分、ワイヤー18の走行
速度6m/秒では、100mm角の半導体ブロック10
を切断するのに必要となるワイヤー長はおよそ120k
mとなり、残りのワイヤー長30kmは余裕分とされ
る。
ブロックの切断技術においては、マルチワイヤーソーで
切断されたウエハは接着剤で捨て板に接着されているか
ら、その捨て板からウエハを分離するために、酢酸水溶
液中に4時間という長時間にわたって浸漬する必要があ
るが、これは半導体の製造上の歩留まりの低下とコスト
アップの要因になるという課題があった。
が、この溶液は作業環境に好ましくないうえに、廃液処
理を考慮した設備が必要となるから多大な設備費が必要
となるという課題がある。
マルチワイヤーソーのテーブルに固定台を介して半導体
ブロックをセットし、前記マルチワイヤーソーのワイヤ
ーによって前記半導体ブロックから複数のウエハを削り
出してから切断するにあたっては前記ワイヤーの径を徐
々に大きくして切断することによって上述した課題を解
決している。
ーのテーブルに固定台を介して半導体ブロックをセット
し、前記マルチワイヤーソーのワイヤーによって前記半
導体ブロックから複数のウエハを削り出してから切断す
るにあたっては前記ワイヤーに砥粒を付着して切断する
ことによって上述した課題を解決している。
ーのテーブルに固定台を介して半導体ブロックをセット
し、前記マルチワイヤーソーのワイヤーを偏平形状と
し、前記半導体ブロックからの複数のウエハの削り出し
においては前記ワイヤーの長軸方向側端面を削り出し方
向に向けて削り出し、その削り出した複数のウエハどう
しの切断においては前記ワイヤーの長軸方向端面をウエ
ハ切断方向に向けて切断することによって上述した課題
を解決している。
ーのテーブルに固定台を介して半導体ブロックをセット
し、前記マルチワイヤーソーのワイヤーによって前記半
導体ブロックから複数のウエハを削り出してから切断す
るにあたっては前記テーブルを前後方向に振動させるこ
とによってウエハを切断することによって上述した課題
を解決している。
ーのテーブルに固定台を介して半導体ブロックをセット
し、前記マルチワイヤーソーのワイヤーによって前記半
導体ブロックから複数のウエハを削り出してから切断す
るにあたっては前記テーブルを回転振動させることによ
ってウエハを切断することによって上述した課題を解決
している。
ーのテーブルに固定台を介して半導体ブロックをセット
し、前記マルチワイヤーソーのワイヤーによって前記半
導体ブロックから複数のウエハを削り出すにあたっては
所定径の砥粒をワイヤーに付着させた状態で削り出しを
行い、この削り出した複数のウエハを切断するにあたっ
ては前記砥粒よりも径が大きい砥粒をワイヤーに付着さ
せた状態で切断を行うことによって上述した課題を解決
している。
程においてマルチワイヤーソーを用いて半導体ブロック
を削り出して切断する方法について説明する。なお、以
下において図面を参照して説明される各部分、部品に付
される符号は従来と同一ないし類似または対応する場合
は同一の符号を付している。
1で示すように直方体形状に形成された、シリコンなど
の半導体ブロック10を、平面形状が長方形のアルミな
どからなる固定板2上に直接、適宜の接着剤4を用いて
接着固定しておいてなるワーク12を準備しておく。こ
のワーク12はその固定板2に形成されたネジ穴50に
ネジを通してマルチワイヤーソー14のテーブル20に
固定される。
マルチワイヤーソーを用いたウエハの削り出し切断方法
について説明する。なお、マルチワイヤーソーについて
は図23を参照して説明したものであるから、図23を
含めて説明することにする。
るワイヤー18がその形状を長さとその径との相対関係
を無視して模式的概念的に縮小した状態で示されてい
る。このワイヤー18は、全長が例えば150kmであ
って上述した図23のマルチワイヤーソー14において
供給スプール26から供給され巻き取りスプール42で
巻き取られるまでに走行させられる場合のその走行方向
先端から125km分が例えば180μmφの同一の径
を有し残りが180μmφから530μmφまでに径が
徐々に大きくなるワイヤーである。ここで同一径ワイヤ
ー部分を18a、徐々に径が大きくなるワイヤー部分を
18bと称することにする。図3a,b,cはそれぞれ
ウエハ削り出しモード、ウエハ切断モード、ウエハ収納
モードを示しており、図4は縦軸にワイヤー径(μ
m)、横軸にワイヤー走行距離(km)をそれぞれ示し
ている。ここで、ワイヤー18はその全長150kmの
うち、走行方向前端から120km分がウエハの削り出
し用として用いられ、次の5km分が余裕分として用い
られるとともに、残りの25km分がウエハの切断用と
して用いられる。
ようにしてマルチワイヤーソー14のテーブル20上に
ネジで固定されている。ウエハ削り出しモードにおいて
はマルチワイヤーソー14のテーブル20を降下させ
て、固定板2上のブロック10をワイヤー18に向けて
降下させていく一方でワイヤー18を走行させブロック
10からウエハ24を削り出していく。この削り出しは
ワイヤー部分18aで行われる。ワイヤーの走行距離が
120kmになるとウエハ24の削り出しが終了する。
この削り出しの終了状態は図3aで示されている。図3
aで示すように削り出しの底部に180μmφのワイヤ
ー部分18aが位置している。この場合、ブロック10
はフルカットされないから、従来のようにブロック10
をフルカットするための捨て板が不要となっており、そ
の分、コストダウンが図れる。図3aは図4のa点つま
りワイヤー径180μmφのワイヤー部分18aで走行
距離120kmで削り出しされている状態で示されてい
る。こうしてウエハ24が削り出された後ただちにウエ
ハ24の切断を開始したのでは、ウエハ24の削り出し
中であるのにもかかわらずウエハ24が切断されてしま
う場合があるから、これを防止するためにウエハ削り出
しモードが終了すると、マルチワイヤーソー14のテー
ブル20の降下を停止するとともに、ワイヤー18をさ
らに同一径つまり180μmφのワイヤー部分18aで
5km分走行させる余裕モードを設けておき、この余裕
モードが終了してからワイヤー径が徐々に大きくなるワ
イヤー部分18bでの切断モードに入るようになってい
る。図4のb点はウエハ24を削り出してから、ワイヤ
ー18を5km走行させた場合のワイヤー18の走行距
離つまり使用長を示している。
を走行させると、ワイヤー18はワイヤー径が180μ
mφから徐々に大きくなるワイヤー部分18bによる切
断モードに入る。この切断モードにおいてはテーブル2
0の降下は停止されている。図3bは図4のc点での様
子を示しており、この図3bでは、テーブル20の降下
が停止されていると同時にワイヤー部分18bの径が大
きくなってくることでウエハ24の削り出し位置での削
り出し領域がワイヤー部分18bの径の増大に比例して
増大してくる。この場合、ワイヤー18の径をワイヤー
部分18bで徐々に大きくするようにしたのは急激にワ
イヤー径を大きくするとウエハ24が割れたりするか
ら、これを防止するためである。こうして、ワイヤー部
分18bが走行させられていき、ウエハ24でのワイヤ
ー径が530μmφになると、そのウエハ24の削り出
し領域が増大して隣接するウエハ24の削り出し領域ど
うしが連通させられる結果、ウエハ24は隣接どうしが
切断されて分離されることになる。こうして切断された
各ウエハ24は図3cで示すように専用受け治具52そ
れぞれの収納口にそれぞれ個別に収納される。こうし
て、ウエハ24の削り出しと切断と収納とが完了する。
図3cは図4のd点に対応している。
ヤー長はマルチワイヤーソー14のテーブル降下速度、
ワイヤーの走行速度、ブロックの大きさから決定され
る。上述のワイヤーの全長150kmのうちウエハの削
り出しまでのワイヤーの走行距離を120kmとしたの
は一例であるが、これはこれまでのウエハの削り出しで
はテーブル降下速度が300μm/分、ワイヤー走行速
度6m/秒、ブロックの大きさが100mm角では削り
出しに必要なワイヤー長が120kmであったことから
により、そのために余裕長として5kmとし、ウエハ切
断のためのワイヤー長を25kmとしたのである。な
お、ワイヤーの走行速度の制御、テーブルの降下と降下
停止のタイミングおよび降下速度の制御、切削液の供給
動作の制御、ならびに削り出し状況、切断状況などの報
知制御などについては詳しい説明を省略するが、例えば
上記のようなテーブル降下速度、ワイヤー走行速度、ブ
ロックの大きさであれば、約6時間後にウエハの削り出
しが終了するから、これら速度のデータなどをマルチワ
イヤーソーの制御装置にインプットしておき、ウエハの
削り出しが終了するその時間の経過後に自動的にテーブ
ルの降下停止、ワイヤーの走行停止、切削液の供給停止
を行ったのち例えばブザーを鳴動させるなどして使用者
にそのことを報知するようにすればよい。また、ウエハ
の削り出し後の余裕分、および切断についてはテーブル
をその降下位置に保持させたまま再びワイヤーの走行開
始、切削液の供給開始を行なうように上記制御装置で制
御するとよい。こうした制御は本実施の形態1において
は特に詳しい説明は不要であるからその説明は省略す
る。
は、ブロックから削り出されたウエハは機械的に切断さ
れて分離されるから、従来のように捨て板からウエハを
分離する必要がなくなる結果、捨て板が不要になるこ
と、捨て板から分離するための酢酸水溶液が不要となる
こと、酢酸で分離するために要していた長時間にわたる
分離作業が不要となって半導体製造上の歩留まりが向上
することのみならず、作業環境の改善、酢酸の廃液処理
のための設備が不要となってコストダウンが図れるもの
となる。
て説明する。本実施の形態2においては図5を参照して
説明するワイヤー18を用いていることに特徴がある。
本実施の形態2に用いられるマルチワイヤーソー14の
ワイヤー18は前記実施の形態1で用いられたワイヤー
と同様に全長が150kmであって、ワイヤーの進行方
向先端から125kmまでのワイヤー径は同一でかつそ
の外周面に何も付着させていないが、実施の形態1と異
なるのは、125km以降でもワイヤー径が変化せず、
かつ、その125km以降からは砥径130μmφのダ
イヤモンド砥粒54を付着させていることにある。図6
aは図3aのウエハ削り出しモードに、図6bは図3b
のウエハ切断モードに、図6cは図3cのウエハ収納モ
ードにそれぞれ対応している。
12をマルチワイヤーソー14にセットしテーブル20
を降下させて、かつ供給スプール26からワイヤー18
を供給していくことによってブロック10からウエハ2
4を削り出していく。ワイヤー18の走行距離が増える
にしたがってウエハ24の削り出しが進行してワイヤー
18の走行距離が120kmになると、図6aで示すよ
うにウエハ24の削り出しが終了する。この図6aで示
されるウエハ24の削り出しの状態は図7のa点つまり
ダイヤモンド砥粒54が付着していない120kmの長
さのワイヤー部分の走行によってウエハ24が削り出し
されたことに対応している。この削り出しが終了すると
テーブル20の降下を停止させるが、その後のしばらく
の時間の間、ワイヤー18を余裕分として5km走行さ
せる。この余裕分の走行の後は図7のb点つまりダイヤ
モンド砥粒54が付着していない5kmの長さのワイヤ
ー部分の走行に対応している。そして、この余裕分以降
のワイヤー部分はダイヤモンド砥粒54付着部分に変わ
る。そして、さらにワイヤー18を走行させていくとウ
エハ20は砥径130μmφのダイヤモンド砥粒54に
よって切断されていく。図6bはこの切断の途中を示し
ており図7のc点に対応している。ワイヤー18の走行
が進むと、最終的にはウエハ24は切断される。図6c
はこの切断が終了した状態を示しており図7のd点に対
応している。こうして切断したウエハ24はそれぞれ図
6cで示すように受け治具52の受け口のそれぞれに個
別に収納される。
も上記実施の形態と同様の効果を奏することができる。
いて説明する。この実施の形態3においては、図8で示
すように全体形状が偏平なワイヤー18が用いられる。
このワイヤー18は全長が150kmの偏平形状のもの
であってウエハ削り出しモードにおいては図8aで示す
ようにその偏平部分の長軸方向が削り出し方向に向いて
その長軸方向端面18cで削り出しされていきかつ削り
出し幅が短軸方向幅にされ、ウエハ切断モードにおいて
は図8bで示すように長軸方向端面18cが切断方向つ
まり隣接して互いに分離されるべきウエハ方向に向くよ
うに、90度回転されるものが用いられる。
9cは図3cにそれぞれ対応している。図10は縦軸が
ワイヤーが図3aのようになっている場合を0度とし、
図3bのようになっている場合を90度とするワイヤー
角度、横軸がワイヤーの走行距離をそれぞれ示してい
る。テーブル20をブロック10に向けて降下させてい
くことによってウエハ24の削り出し方向に一致したワ
イヤー18の長軸方向端面18cでもってウエハ24を
削り出していくと、ウエハ24は図9aで示すように削
り出しされる。この削り出しが終了するとワイヤー18
は図10で示すように120km走行されて消費され
る。図10のa点はウエハ24の削り出し終了位置を示
しているとともに、ワイヤー18を図9bで示すように
90度回転させてウエハ24切断方向に向いた長軸方向
端面18cでもって切断させていく。図10のb点はそ
の切断の途中を示している。こうしてウエハ24の切断
が図9cのように終了するとウエハ24を受け治具52
それぞれの受け口に個別に収納する。図9cは図10の
c点に対応している。
ドでは長軸方向端面18cを削り出し方向に、ウエハの
切断モードでは長軸方向端面18cを切断方向に90度
回転させるためのワイヤー回転機構について図11およ
び図12を参照して説明する。図11はマルチワイヤー
ソーとワークとを正面からみた図であり、図12aは図
11のAーA線に沿う断面図であり、図12bおよびc
は図11のBーB線に沿う断面図をそれぞれ示してい
る。特に図12bはウエハ削り出しモードにおいてのワ
イヤーの回転状態、図12cはウエハ切断モードにおい
てワイヤーの回転状態がそれぞれ示されている。
れ内部が鉄製の円筒であり表面が柔らかい樹脂で被覆さ
れて構成されており、これらの間を走行するワイヤー1
8には上下一対のローラー56,58が走行方向前後に
2組それぞれ配備されている。ワーク12はこれら各組
のローラ56,58間に位置させられている。ワイヤー
ガイド32,34にはワイヤー18の収納のために溝6
0が軸方向に沿って互いに平行に多数形成されている。
これら溝は互いのピッチ560μmで、溝幅210μ
m、溝深さ530μmである。ワイヤー18は短軸方向
長が180μm、長軸方向長が530μmである。そし
て、ワイヤーガイド32,34の各溝60にはワイヤー
18が長軸側方向端18c面が露出させられて収納され
ている。上下一対のローラ56,58はワイヤー18が
長軸方向端面18cを削り出し方向に向けて通過し得る
ように所定の間隔例えば長軸側方向長530μmよりも
若干長い600μmあけられており、したがって、ウエ
ハ削り出しモードにおいては図12bで示すようにワイ
ヤーガイド32,34によって案内されるワイヤー18
はその長軸方向端面18cをブロック側に向けられた状
態で走行させられ、ウエハ切断モードにおいては上下一
対のローラ56,58の間隔が図示していないローラ移
動機構によって狭められることによってワイヤー18が
90度回転させられて長軸方向端面18cがウエハ切断
方向側に向けられるようになっている。
は、上記実施の形態と同様の効果を奏することができ
る。
照して説明する。本実施の形態4においては、マルチワ
イヤーソー14は、固定板2の下にウエハを前後方向つ
まり互いに隣接して切断されるべきウエハ間の方向に振
動させる機能を備えたテーブル20が配備されている。
このウエハの削り出しと切断のために用いられるワイヤ
ーは一定径を有している。マルチワイヤーソー14のテ
ーブル20を降下させてワイヤー18を走行させていく
ことによってウエハ24の削り出しが行われ、この削り
出しが図13aで示すように終了すると、テーブル20
の降下を停止させるとともに、図13bで示すようにテ
ーブル20を矢印で示される前後方向に振動させる。こ
の振動によってワイヤー18はウエハ24の削り出し到
達部内部においてその前後方向にウエハ24を切断して
いくためにウエハ24は図13cで示すようにウエハ2
4の削り出し終了位置部分での内径が大きくされてい
き、最終的には隣接するウエハ24は互いに図13dで
示すようにその削り出し終了位置部分で互いから切断さ
れてしまう。こうして互いから切断されたウエハ24そ
れぞれを受け治具52の受け口それぞれに収納する。
の振動無しの場合と振動有りの場合とを示しており、横
軸にはワイヤー18の走行距離を示している。ワイヤー
18は全長が150kmであり、走行距離が120km
までの間はウエハ削り出しモードとしてテーブル20を
降下させていくが、この場合のテーブル20は振動無し
であり、走行距離が120kmになると、ウエハ切断モ
ードに移行してテーブル20を振動させる。図14のa
点までは図13aに対応してテーブル降下で振動無し、
b点以降はテーブル降下停止でかつ振動有りで、b点は
図13bに、c点は図13c、d点は図13dにそれぞ
れ対応している。
態と同様の効果を奏することができる。
照して説明する。本実施の形態5においては、固定台に
固定されるマルチワイヤーソー14のテーブル20は回
転振動機能付きのものであって、ウエハ切断モードにお
いては回転振動させられて固定台2を回転振動させるこ
とでウエハ24を切断するようになっている。これに使
用されるワイヤー18は一定径であり、全長が150k
mである。まず、このワイヤー18で図15aで示すよ
うにウエハ24の削り出しを行うと、図15aの矢印A
方向から見た図である図15bで示すようにウエハ24
を削り出して入り込んでいるワイヤー18が、テーブル
20の軸方向の長さL1と幅方向の長さL2それぞれの
中央部であるO点回りを中心にして矢印のように回転振
動し、これによってウエハ24を切断するようにしてい
る。図15cはこの回転振動でウエハ24が切断されて
いる状態が示されている。切断されたウエハ24は図1
5dで示すように上記と同様にして受け治具52に収納
される。
転振動の有無を示しており、横軸はワイヤー18の走行
距離を示している。走行距離が120kmまではテーブ
ル20が下降してウエハ24が削り出しが行われるウエ
ハ削り出しモードであって、このモードにおいてはテー
ブル20の回転振動は無しであり、それ以降の走行にお
いてはウエハ24の切断モードになってテーブル20の
下降が停止されてテーブル20が回転振動してウエハ2
4の切断が行われることになる。図16のa点は図15
aに、b点は図15b、c点は図15c、d点は図15
dにそれぞれ対応している。
の形態と同様の効果を奏することができる。
ついて説明する。本実施の形態6においては、ワイヤー
24に小さな径例えば10μmの砥粒62を付着させて
ウエハ24の削り出しを行い、その削り出しが終了する
と、大きな径例えば130μmの砥粒62に変更する。
そして、この大きな径の砥粒62によってウエハ24の
切断を行う。すなわち、テーブル20を降下させて小さ
な径の砥粒62を付着させたワイヤー18を走行させて
図17aで示すようにウエハ24の削り出しを行う。こ
の削り出しの終了後にテーブル20の降下を停止させた
状態で大きな径の砥粒62をワイヤー18に付着させて
ワイヤー18を走行させると、ウエハ24はこの大きな
径の砥粒62で切断されることになる。この切断の途中
の様子が図17b、切断された状態が図17cでそれぞ
れ示されている。こうして、切断されたウエハ24は同
じく図17cで示すように受け治具52の受け口のそれ
ぞれに個別に収納される。
行距離を示している。ワイヤー18が120km走行す
るまではワイヤー18に径が10μmの砥粒62を付着
させておいてテーブル20を降下させたうえでワイヤー
18を走行させると、図17aで示すようにウエハ24
が削り出しされる。この削り出しが終了すると、テーブ
ル20の降下を停止させてワイヤー18に径が130μ
mの砥粒62の付着に変更する。これによって、ウエハ
24は切断される。図18のa点は図17aで小さい砥
粒径の砥粒62によるウエハ24の削り出し、b点は図
17bで大きな砥粒径の砥粒62でのウエハ24の切断
途中、c点は図17cでウエハ24の切断終了が示され
ている。
態と同様の効果を奏することができる。
明においても、ブロックから削り出されたウエハは機械
的に切断されて分離されるから、従来のように捨て板か
らウエハを分離する必要がなくなる結果、捨て板が不要
になること、捨て板から分離するための酢酸水溶液が不
要となること、酢酸で分離するために要していた長時間
にわたる分離作業が不要となって半導体製造上の歩留ま
りが向上することのみならず、作業環境の改善、酢酸の
廃液処理のための設備が不要となってコストダウンが図
れるという効果を奏することができる。
視図。
の説明に供する図であり、(a)はウエハ削り出しモー
ドを示す図、(b)はウエハ切断モードを示す図、
(c)はウエハ収納モードを示す図。
距離との関係を示す図。
視図。
の説明に供する図であり、(a)はウエハ削り出しモー
ドを示す図、(b)はウエハ切断モードを示す図、
(c)はウエハ収納モードを示す図。
走行距離との関係を示す図。
視図。
の説明に供する図であり、(a)はウエハ削り出しモー
ドを示す図、(b)はウエハ切断モードを示す図、
(c)はウエハ収納モードを示す図。
走行距離との関係を示す図。
面図。
断面図、(b)(c)はBーB線に沿う断面図。
ーブル前後振動、ウエハ切断、ウエハ収納の説明に供す
る図であり、(a)はウエハ削り出しモードを示す図、
(b)はテーブル前後振動モードを示す図、(c)はウ
エハ切断モードを示す図、(d)はウエハ収納モードを
示す図。
有無とワイヤー走行距離との関係を示す図。
ーブル回転振動、ウエハ切断、ウエハ収納の説明に供す
る図であり、(a)はウエハ削り出しモードを示す図、
(b)はテーブル回転振動モードを示す図、(c)はウ
エハ切断モードを示す図、(d)はウエハ収納モードを
示す図。
有無とワイヤー走行距離との関係を示す図。
断の説明に供する図であり、(a)はウエハ削り出しモ
ードを示す図、(b)はウエハ切断モードを示す図、
(c)はウエハ収納モードを示す図。
距離との関係を示す図。
視図。
いてウエハの削り出しが行われた状態を示す斜視図。
離される状態を示す斜視図。
図。
の正面図。
Claims (6)
- 【請求項1】 マルチワイヤーソーのテーブルに固定台
を介して半導体ブロックをセットし、前記マルチワイヤ
ーソーのワイヤーによって前記半導体ブロックから複数
のウエハを削り出してから切断するにあたっては前記ワ
イヤーの径を徐々に大きくして切断することを特徴とす
る半導体ブロックの削り出し切断法。 - 【請求項2】 マルチワイヤーソーのテーブルに固定台
を介して半導体ブロックをセットし、前記マルチワイヤ
ーソーのワイヤーによって前記半導体ブロックから複数
のウエハを削り出してから切断するにあたっては前記ワ
イヤーに砥粒を付着して切断することを特徴とする半導
体ブロックの削り出し切断法。 - 【請求項3】 マルチワイヤーソーのテーブルに固定台
を介して半導体ブロックをセットし、前記マルチワイヤ
ーソーのワイヤーを偏平形状とし、前記半導体ブロック
からの複数のウエハの削り出しにおいては前記ワイヤー
の長軸方向側端面を削り出し方向に向けて削り出し、そ
の削り出した複数のウエハどうしの切断においては前記
ワイヤーの長軸方向端面をウエハ切断方向に向けて切断
することを特徴とする半導体ブロックの削り出し切断
法。 - 【請求項4】 マルチワイヤーソーのテーブルに固定台
を介して半導体ブロックをセットし、前記マルチワイヤ
ーソーのワイヤーによって前記半導体ブロックから複数
のウエハを削り出してから切断するにあたっては前記テ
ーブルを前後方向に振動させることによってウエハを切
断することを特徴とする半導体ブロックの削り出し切断
法。 - 【請求項5】 マルチワイヤーソーのテーブルに固定台
を介して半導体ブロックをセットし、前記マルチワイヤ
ーソーのワイヤーによって前記半導体ブロックから複数
のウエハを削り出してから切断するにあたっては前記テ
ーブルを回転振動させることによってウエハを切断する
ことを特徴とする半導体ブロックの削り出し切断法。 - 【請求項6】 マルチワイヤーソーのテーブルに固定台
を介して半導体ブロックをセットし、前記マルチワイヤ
ーソーのワイヤーによって前記半導体ブロックから複数
のウエハを削り出すにあたっては所定径の砥粒をワイヤ
ーに付着させた状態で削り出しを行い、この削り出した
複数のウエハを切断するにあたっては前記砥粒よりも径
が大きい砥粒をワイヤーに付着させた状態で切断を行う
ことを特徴とする半導体ブロックの削り出し切断法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP999396A JP3096763B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 半導体ブロックの削り出し切断法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP999396A JP3096763B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 半導体ブロックの削り出し切断法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09193143A true JPH09193143A (ja) | 1997-07-29 |
| JP3096763B2 JP3096763B2 (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=11735391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP999396A Expired - Fee Related JP3096763B2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 半導体ブロックの削り出し切断法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3096763B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101745989A (zh) * | 2010-03-04 | 2010-06-23 | 周文敏 | 微机控制双工位多线晶片切割机 |
| WO2019077790A1 (ja) * | 2017-10-17 | 2019-04-25 | 株式会社Tkx | マルチワイヤソー装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0686634U (ja) * | 1993-06-04 | 1994-12-20 | ロフテー株式会社 | 枕 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP999396A patent/JP3096763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101745989A (zh) * | 2010-03-04 | 2010-06-23 | 周文敏 | 微机控制双工位多线晶片切割机 |
| WO2019077790A1 (ja) * | 2017-10-17 | 2019-04-25 | 株式会社Tkx | マルチワイヤソー装置 |
| JP2019075531A (ja) * | 2017-10-17 | 2019-05-16 | 株式会社Tkx | マルチワイヤソー装置 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3096763B2 (ja) | 2000-10-10 |
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