JPH09195054A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH09195054A
JPH09195054A JP29056796A JP29056796A JPH09195054A JP H09195054 A JPH09195054 A JP H09195054A JP 29056796 A JP29056796 A JP 29056796A JP 29056796 A JP29056796 A JP 29056796A JP H09195054 A JPH09195054 A JP H09195054A
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JP
Japan
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thin film
electrode
film forming
substrate
forming apparatus
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Application number
JP29056796A
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English (en)
Inventor
Teiji Honjo
禎治 本庄
Seiichi Miyai
清一 宮井
Minehiro Sotozaki
峰広 外崎
Shunji Amano
俊二 天野
Hiroshi Hayashi
弘志 林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極間距離を小さくして装置の小型化を図る
薄膜生成装置を提供する。 【解決手段】 原料ガスをプラズマ化し基体3に薄膜を
形成する薄膜形成装置において、上記原料ガスに放電電
圧を印加するための電極4と、電極4に電圧を供給する
電源10とを有し、電極4と基体3との間の距離dを2
0ミリメートル(mm)<d≦180mmとする。ま
た、上記電極4は、網目状(メッシュ)であることが挙
げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料ガスをプラズ
マ化し基体に薄膜を形成する薄膜形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、一般に、薄膜形成装置
は、図3に示すように、反応槽100内で、表面に基体
103が配置されたカソード101と、この基体103
と対向配置されてなるアノード102とが配設され、前
記カソード101に電源104からの所定のバイアス電
位を印加して、ガス供給管105から送られる原料ガス
をプラズマ化し、このプラズマ化された原料ガスがカソ
ード101に設置された基体103に引き付けられて成
膜する、いわゆるプラズマ化学気相成長(以下、プラズ
マCVDという:chemical vapor deposition )法にて
基体103の表面に薄膜を形成するものである。
【0003】また、原料ガスをプラズマ化する際、反応
槽100は、真空ポンプ等を備えた減圧系に接続する真
空ライン管106より減圧される。
【0004】図4に示した薄膜形成装置にて絶縁膜を成
膜すると、40〜100nmの厚さのものが得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た薄膜形成装置において、アノード102と基体103
との間の距離すなわち作業距離または電極間距離を小さ
くすることが望まれている。従来においては、この作業
距離は、200乃至300mmに設定されている。
【0006】また、上記作業距離が大きいと、例えば薄
膜を成膜する速度が小さくなったり、反応槽の大きさも
大きくなるため装置全体が大きくなったり、当該反応槽
の表面積が大きくなるため洗浄に時間が掛かったりして
しまう。
【0007】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであり、電極間距離を小さくして装置の小型
化を図る薄膜生成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る薄膜形成装
置は、原料ガスをプラズマ化し基体に薄膜を形成する薄
膜形成装置において、上記原料ガスに放電電圧を印加す
るための電極と、上記電極に電圧を供給する電源とを有
し、上記電極と上記基体との間の距離dを20ミリメー
トル<d≦180ミリメートルとすることを特徴とする
ことで上述の問題を解決する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る薄膜形成装置
の実施の形態の構成例について、図面を参照しながら説
明する。
【0010】上記薄膜形成装置は、図1に示すように、
原料ガスをプラズマ化し基体3に薄膜を形成する薄膜形
成装置において、上記原料ガスに放電電圧を印加するた
めの電極4,7と、電極4,7に電圧を供給する電源1
0とを有し、電極4と基体3との間の距離dを20ミリ
メートル(mm)<d≦180mmとすることを特徴と
している。
【0011】また、基板3に成膜される薄膜は、DLC
薄膜であることが挙げられる。
【0012】また、上記電極4は、網目状(メッシュ)
であることが挙げられる。このメッシュ状とするのは、
上から導入されたガスがメッシュ電極を通り抜け、プラ
ズマ中にさらされやすくするためである。
【0013】上記薄膜形成装置によれば、先ず、上記真
空ポンプを作動させて排気管8より主真空槽5内部の排
気を行い系内の圧が0.1パスカル(Pa)以下になる
まで減圧され、供給管1より原料ガスが導入される。こ
のときの反応管2内の圧力及び原料ガスの流量は、成膜
条件、成膜する薄膜の膜厚及び成膜速度に応じて変化さ
せることも可能である。
【0014】次に、反応管2内の圧力が安定した後、電
極4に所定の直流電圧が印加され、プラズマが発生す
る。ここで、プラズマが発生することで、後述するよう
に、反応管2内部の圧力が上昇するため、結果として反
応管2と主真空槽5との間に圧力の勾配が生じる。この
圧力勾配に応じて、反応管2内のプラズマは、基板3に
吹き付けられ、基板3にDLC薄膜が成膜される。
【0015】そこで、上記電極4としてメッシュ状のも
のとすることで、前記電極間距離すなわち電極4と基体
3との間の作業距離を小さくしても、上記原料ガスを反
応管2内に全体に安定して分散させることができる。
【0016】上記薄膜形成装置において、供給管1から
供給される原料ガスは、例えばメタン、ベンゼン、プロ
パン、エチレン、スチレン等の炭化水素ガスである。
【0017】また、反応管2は上記原料ガスをプラズマ
化し、基板3に成膜するための空間すなわち反応場を提
供する部分であり、上記基板3を保持する保持台7との
間に数ミリメートル程度の隙間9が生じるように配設さ
れる。
【0018】基板3は、例えばディスク形状や長方形状
等の平面を有する形状のものであり、保持台ともなるカ
ソード電極7の所定の位置に設置される。
【0019】また、電極7は、基板3を載置するための
導電性を有する保持台でもあり、絶縁板6上に載置され
る。
【0020】電源10は、例えば1.5kVの大きさの
直流電圧を発生するものであり、正極が例えば銅製でメ
ッシュ状の電極4に接続され、負極が保持台7に接続さ
れるとともに接地されている。このようにすることで、
電極4は所定の電位となり、また、保持台7は接地電位
となるため、両者の間に電位差が生じて原料ガスをプラ
ズマ化する。
【0021】ところで、主真空槽5は、反応管2を囲ん
でおり、排気管8が配設されている。なお、この排気管
8には図示はしないが真空ポンプ等の減圧系が接続され
ており、この真空ポンプを作動させることで主真空槽5
の内部は減圧される。
【0022】このように、反応管2内部と主真空槽5と
の間に生じる圧力差と、隙間9近傍で生じる圧力差とに
より、反応管2内部で発生したプラズマが、この隙間9
より主真空槽5に向かって加速され、基板3に衝突、反
応してDLC薄膜が成膜される。
【0023】また、上記電極4と基体3との間に設ける
距離(mm)を変化させて、成膜速度(μm/min)
及び電界強度E(kV/m)を測定した結果を表1に示
す。なお、表1において、電極4及び保持台7間で生じ
る電界強度E(kV/m)は、以下の(1)式で定義さ
れた値である。ここでは、印加電圧Vを1.5kVと
し、電極基板間距離dを変化させた結果が示される。
【0024】 E=V/d ・・・(1)
【0025】
【表1】
【0026】また、表1において、各電極基板間距離が
適当であるか、成膜速度、成膜される薄膜の硬度及び該
薄膜の表面の状態の面より検討した結果も記されてい
る。ここで、成膜速度については、2μm/min以下
であるものを円印で示している。表1においては、全て
の電極基板間距離において円印が付されている。
【0027】また、硬度については、ビッカース硬さを
測定しこの測定結果を用いて検討し、ビッカース硬さが
1000以上であるものを円印、800乃至1000で
あるものを三角印、800であるものをばつ(×)印で
示している。表1においては、電極基板間距離が30乃
至50mmである場合に円印が、また、それ以外の場合
すなわち20mmと、80乃至180mmが三角印が付
されている。
【0028】最後に、表面の状態については、顕微鏡を
用いて実際に表面を目視して、荒れているか否かを検討
した。表1においては、電極基板間距離が30乃至18
0mmのときに円印が、20mmであるときにはばつ印
が付されている。
【0029】ここで、さらに、上述の成膜速度、硬度及
び表面状態により、全てが円印である場合円印を、1つ
でも三角印がある場合三角印を、また、1つでもばつ
(×)印がある場合ばつ印を示すことで、総合評価を下
している。
【0030】この総合評価によれば、電極基板間距離が
20mmである場合は表面状態の検査結果がばつ(×)
であるため、DLC薄膜を成膜するのに適当でないこと
がわかる。これは、20mm以下になると、作業距離が
小さすぎるため、プラズマが基体3の表面に衝突する際
に生じる衝撃が大きくなり膜の密度が低下するためであ
ると考えられる。
【0031】また、30乃至50mmには全て検査結果
で円印が付されており、DLC薄膜を成膜するのに最適
な距離であることがわかる。また、80乃至180mm
においては、硬度の検査結果についてのみ三角印が付さ
れており、DLC薄膜を成膜するのに最適な距離ではな
いが、適当な距離であることがわかる。
【0032】次に、本発明に係る実施の形態となる薄膜
形成装置として、曲率を持った基体表面や円筒側面等の
所望の箇所にDLC薄膜を成膜する具体例について、図
面を参照しながら説明する。
【0033】例えば図2は、回転ドラム等の円筒の側面
にDLC薄膜を成膜するための薄膜形成装置の例につい
ての具体的な構成を示している。なお、本例では電極基
板間距離すなわち電極24と円筒23の側面との間の距
離を最適な30mmとしている。
【0034】図2によれば、図示されない減圧系により
主真空槽25内部が減圧される。主真空槽25内の圧力
が安定してから、供給管21から反応管22に原料ガス
を導入する。また、電線30を介して図示されない電源
より電極24に放電電圧が印加され、円筒23側の電極
(図示せず)は接地される。円筒23が導電性であれば
円筒23自体を接地すればよい。そこで、反応管22内
の電極24及び円筒23の間に電界が生じて、原料ガス
はプラズマ化される。
【0035】このプラズマが、図1と同様に、反応管2
2と主真空槽25との間に隙間が設けられ、反応管22
と主真空槽25との間に生じる圧力差により、当該隙間
から円筒23の側面に吹き付けられ、円筒23の側面に
DLC薄膜が成膜される。
【0036】図2において、反応管22の底面に穴31
が配設され、反応管22で発生したプラズマは、この穴
31を通して円筒23の側面に吹き付けられる。
【0037】また、円筒23は、第2の回転軸29によ
り回転可能に支持される。また、モータ26からの回転
動作は、第1の回転軸27に伝導し、ギヤ部28にて第
1の回転軸27に対して垂直方向に設けられた第2の回
転軸29に伝導し、円筒23が回転する。
【0038】次に、図3は、曲率を持った基体43の表
面にDLC薄膜を成膜するための薄膜形成装置の具体的
な構成を示している。ここで本例では電極基体間距離D
を、例えば最適な30mmとしている。
【0039】図3によれば、図示しない真空ポンプ等の
減圧系により排気管48から主真空槽45内部の基体が
排気され、主真空槽45内部が減圧される。主真空槽4
5内の圧力が安定してから、供給管41から反応管42
に原料ガスを導入する。また、直流電源50より電極4
4,47間に放電電圧が印加される。そこで、反応管4
2内の電極44と基体43を保持する電極47との間に
電界が生じて、原料ガスはプラズマ化される。
【0040】このプラズマが、図1と同様に、反応管4
2と主真空槽45との間に隙間が設けられ、反応管42
と主真空槽45との間に生じる圧力差により、当該隙間
から基体43の側面に吹き付けられ、基体43の表面に
DLC薄膜が成膜される。
【0041】以上、本発明に係る薄膜形成装置が適用さ
れる具体例について説明したが、本発明は上述した具体
例に限定されることなく、種々の変更が可能である。例
えば基体上に成膜する薄膜としてDLC薄膜を挙げた
が、他に窒化チタンやシアン化チタン等の硬質膜であれ
ば、原料ガスを選択することで成膜可能である。
【0042】また、電源10として直流電圧を発生する
直流電源である例を挙げたが、交流電源を用いて一方の
端子例えば負極側を接地することで、電源10としても
よい。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る薄膜
形成装置によれば、電極間距離すなわち基体に薄膜を形
成させる際に必要とされる作業距離を20<d≦180
ミリメートルに抑えることで、装置全体を小さくし、さ
らに反応槽の表面積が小さくなるため洗浄が短時間で済
みメンテナンスが容易になる。また、成膜速度も上げら
れる。さらに、曲率を有する基体や円筒等にもDLC膜
を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜形成装置の実施の形態の概略
構成を示す断面図である。
【図2】円筒の側面に薄膜を形成するための薄膜形成装
置の具体例について一部を切り欠いて示す斜視図であ
る。
【図3】曲率を有する基体の表面に薄膜を形成するため
の薄膜形成装置の具体例の断面図である。
【図4】従来の薄膜形成装置の要部を示す図である。
【符号の説明】
2 反応管、 3 基板、 4 電極、 5 主真空
槽、 7 電極、 10電源、 22 反応管、 23
円筒、 24 電極、 25 主真空槽、42 反応
管、 43 円筒、 44 電極、 45 主真空槽、
47 電極、 50 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C30B 30/02 C30B 30/02 (72)発明者 天野 俊二 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 林 弘志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料ガスをプラズマ化し基体に薄膜を形
    成する薄膜形成装置において、 上記原料ガスに放電電圧を印加するための電極と、 上記電極に電圧を供給する電源とを有し、 上記電極と上記基体との間の距離dを20ミリメートル
    <d≦180ミリメートルとすることを特徴とする薄膜
    形成装置。
  2. 【請求項2】 上記電源は、放電電圧として直流電圧を
    上記電極に印加することを特徴とする請求項1記載の薄
    膜形成装置。
  3. 【請求項3】 上記基体に成膜する薄膜はダイヤモンド
    状カーボン薄膜であることを特徴とする請求項1記載の
    薄膜形成装置。
  4. 【請求項4】 上記電極は、網目状であることを特徴と
    する請求項1記載の薄膜形成装置。
JP29056796A 1995-11-06 1996-10-31 薄膜形成装置 Abandoned JPH09195054A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29056796A JPH09195054A (ja) 1995-11-06 1996-10-31 薄膜形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-287151 1995-11-06
JP28715195 1995-11-06
JP29056796A JPH09195054A (ja) 1995-11-06 1996-10-31 薄膜形成装置

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JPH09195054A true JPH09195054A (ja) 1997-07-29

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JP29056796A Abandoned JPH09195054A (ja) 1995-11-06 1996-10-31 薄膜形成装置

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