JPH09195162A - サイズ剤なしのからみ合わせマルチフィラメントヤーンとその製造方法 - Google Patents

サイズ剤なしのからみ合わせマルチフィラメントヤーンとその製造方法

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JPH09195162A
JPH09195162A JP9003621A JP362197A JPH09195162A JP H09195162 A JPH09195162 A JP H09195162A JP 9003621 A JP9003621 A JP 9003621A JP 362197 A JP362197 A JP 362197A JP H09195162 A JPH09195162 A JP H09195162A
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yarn
wax
multifilament yarn
hard
multifilament
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JP9003621A
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Walter Brodowski
ブロドフスキー ヴァルター
Hermann Klotz
クロッツ ヘルマン
Albert Giesen
ギーゼン アルベルト
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Akzo Nobel NV
Original Assignee
Akzo Nobel NV
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    • D—TEXTILES; PAPER
    • D02—YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02G—CRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00—Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/22—Yarns or threads characterised by constructional features, e.g. blending, filament/fibre
    • D02G3/40—Yarns in which fibres are united by adhesives; Impregnated yarns or threads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイズ剤の付与には、別個の作業段階が必要
なため、極めて製造費が高い上に、製織後に、サイズ剤
除去の付加的工程が必要である。更に、環境保護の理由
から、別の出費を要する工程で、サイズ剤を洗浄水から
除去しなければならない。こうした欠点を除去する。 【解決手段】 1〜6cmの開口長さと、最高2の結節
安定性を有し、ヤーンGのフィラメントが、主として硬
蝋から成る少なくとも主として薄手のフィルムを有する
ようにし、このフィルムが、フィルムも加えたフィラメ
ント総重量の約0.3〜2%であり、更に、ヤーンのフ
ィラメントが、このフィルムを介して隣接フィラメント
と少なくとも所々で接着されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サイズ剤なしのか
らみ合わせマルチフィラメントヤーンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】からみ合わされたマルチフィラメントヤ
ーンは、広く知られている。この種のマルチフィラメン
トヤーンは、通常、流体、有利には空気を吹き付けるこ
とによって製造される。普通のからみ合わせマルチフィ
ラメントヤーンの欠点は、それ以後の加工が、極めて制
限される点である。からみ合わせマルチフィラメントヤ
ーンは、製織時には、例えばたて糸として用いられ、多
数の応力に作用される。これは、例えばドイツ連邦共和
国特許第4327371号に紹介されている通りであ
る。これらの応力を制限することにより、製織時の故障
を出来るだけ少なくするために、前記特許では、安定化
された、サイズ剤なしのマルチフィラメントヤーンの使
用が勧められている。安定化されたマルチフィラメント
ヤーンとは、次のようなマルチフィラメントヤーンすべ
てを指す。すなわち、荷重下で織機上のたて糸に応力が
発生する場合や、特に臨界的として組分けされる平織り
L1/1の場合にも、高い糸密度で、例えばたて糸/よ
こ糸cm当たり40/26の糸密度で、従来式の織機シ
ステムでのみならず、特に、新式の織機システムでも、
空気や水を介して事実上故障なしに作業完了できるマル
チフィラメントヤーンを指す。安定化されたマルチフィ
ラメントヤーンとしては、前記特許により、次のような
すべてのヤーンが適している。すなわち、保護加撚され
ただけで、ラビング、溶着、接着、溶融、特にまぜ合わ
せのいずれかの処理が加えられたヤーンである。前記特
許に開示されたヤーンの製織時に留意を要する点は、マ
ルチフィラメントヤーンの糸張力が、おさを通過するま
での全加工過程中、1cN/dtexの値を超えないよ
うにすることである。要するに、前記特許には、マルチ
フィラメントヤーンを特に良好に安定化できる特別な解
決策は示されておらず、以後の加工過程でヤーンの糸張
力が十分に低い値に選択されさえすれば、明らかに普通
のヤーンを使用出来ることが示唆されているだけであ
る。しかし、糸張力は、織機、特に、空気又は水を介し
てよこ糸を投入する織機の場合には、織機の構造上、固
定的に定められており、ほとんど変更できないので、前
記特許の提案は、ほとんど実現不可能である。
【0003】マルチフィラメントヤーンを製織に適する
ようにするための、同じく周知の解決策は、マルチフィ
ラメントヤーンに、製織前に、別個の作業段階でサイズ
剤を付与することである。しかし、このサイズ剤は、製
織後に完成織布から再び洗い落とさねばならない。日本
国特開平5−263334号により、例えば、マルチフ
ィラメントヤーンを先ずからみ合わせて、2〜5cmの
開口長さ(20〜50結節/m)とした後、0.5〜3
%のサイズ剤を付与することが、公知である。サイズ剤
の付与は、別個の作業段階を必要とするので、言い換え
ると、製造及び以後の加工に必要な処理工程とは組合わ
せ不可能なので、サイズ剤を付与されたヤーンは、極め
て製造費が、高いものとなる。加えて、既述のように、
製織後に、サイズ剤除去の付加的工程が必要である。更
に、それに続いて、環境保護の理由から、別の出費を要
する工程で、サイズ剤を洗浄水から除去する必要もあ
る。
【0004】更に、日本国特開平4−163336号に
より、からみ合わされたマルチフィラメントヤーンに付
与されるサイズ剤に対し、カルナバ蝋、蜜蝋、カンデリ
ラ蝋などのいずれかのワックスを添加することも、公知
である。しかし、その場合には、サイズ剤にワックスを
混入することにより、サイズ剤を完成織布から洗い流し
た洗浄水の処理に、更に、出費が必要となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
の欠点を、少なくとも低減することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、次のよう
な、サイズ剤なしのからみ合わせマルチフィラメントヤ
ーン、すなわち、1〜6cmの開口長さ(Oeffnungslae
nge)と、最高2の結節安定性を有し、ヤーンのフィラ
メントが、主として硬蝋から成る少なくとも主として薄
手のフィルムを有し、このフィルムが、フィルムをも加
えたフィラメント総重量の約0.3〜2%であり、更
に、ヤーンのフィラメントが、このフィルムを介して隣
接フィラメントと少なくとも所々で接着される形式のマ
ルチフィラメントヤーンにより解決された。
【0007】意外なことに、からみ合わせマルチフィラ
メントヤーンに硬蝋を使用するだけで既に、これらのヤ
ーンが、きわめて良好に安定化される。安定化の質の尺
度としては、結節安定性の値が有効である。
【0008】
【発明の実施の形態】マルチフィラメントヤーンの結節
安定性は、図面に関連して説明すれば、次のように決定
される。すなわち、既にからみ合わされたマルチフィラ
メントヤーンについて、先ず開口長さTlを、ロスチャ
イルドからみ合い−テスターNPTR−2070を用い
て測定する。次ぎに、からみ合わせマルチフィラメント
ヤーンを有するボビン(図示せず)を、杼道内での応力
を加えるようにシミュレートされた装置のところに配置
する。この目的のために、ヤーンGは、分離ローラ2を
有する送入ゴデット1を介して、52.5m/minの
速度で引き出され、分離ローラ4を有する第2のゴデッ
ト3を介して55m/minの速度で案内された後、2
つの糸案内5、7及び変向ローラ6を介して、長く引き
伸ばされたU字形をなして変向される。U字形の脚の長
さLは40cmであり、他方、長く延ばされたU字形の
脚の、糸案内5、7の区域での間隔sは、60mm、変
向ローラ区域での間隔s′は、25mmに調節してお
く。U字形に構成された区間を過ぎると、ヤーンGは、
分離ローラ9を有するゴデット8によって、57.7m
/minの速度で引き出される。ゴデット1、3、8内
に記載された数値(3x、6x、8x)は、ヤーンが、
各ゴデット及び所属分離ローラの周囲を、記載の数値に
応じて複数回案内されることを意味している。例えば、
ヤーンは、ゴデット3と分離ローラ4との周囲に6回巻
き付くように、それらの周囲を案内される。
【0009】長く延ばされたU字形の双方の脚の間に
は、中心のところで回転可能なビーム10が配置され、
このビーム両端には、それぞれ1個のセラミック(デグ
シットの商品名で入手可能)製のピン11が設けられて
おり、ビーム10の回転時には、ヤーンGが、区間dだ
け逸れるようにされている。逸れの最大の際のヤーン位
置は、点線G′で示されている。ビーム10及びピン1
も、ヤーンGの逸れの最大の位置では、点線で示してあ
る。この場合、ピン11と軸12との間隔tは、それぞ
れ7.5cmである。ヤーンが、測定器によってU字形
に引張られる間、ビーム10は回転運動し、しかも10
0 1/minの定回転速度が維持される。次いで、ヤ
ーンGは、再びボビン(図示せず)に巻き取られる。こ
のヤーンGについても、同じように既述の形式で、開口
長さT2が測定される。結節安定性は、T2とT1との
商として確定される。
【0010】通例、ヤーンGの開口長さT2は、ピン1
1を介してヤーンに加えられる動荷重によって、処理前
より大となるので、通例、結節安定性の値は1より大と
なる。しかし、また、セラミック製のピン11の接触荷
重によって、僅かではあっても開口長さT2がT1より
も短縮され得ることも観察された。その限りにおいて、
結節安定性の測定時には、通例、1以上の値が確認さ
れ、例外的には1以下の値も確認された。従来、行われ
ていた測定では、0.8以上の値が確認できた。
【0011】例えば0.9又は0.8等の1.0以下の
結節安定性の値は、明らかに、本発明のヤーンの場合、
フィラメントの抱合(Filamentschluss)が以後の加工
時、例えば製織時に更に改善されるヤーンも存在するこ
とを示している。結節安定性の1という値により、ヤー
ンは、製織時に極めて安定的な挙動を示す一方、ヤーン
の安定性が増して、製織時の故障が減少すれば、それだ
け結節安定性の値が高くなる。いまや、意外にも判明し
た点は、有利にはたて糸として用いられる本発明のヤー
ンの製織時に、結節安定性が、本発明による既述の量で
使用される硬蝋を介して、2.0以下に、有利には1.
5以下に調節された場合、糸切れ又はその他の故障の発
生が、事実上皆無又は極めて僅かとなる点である。この
ような低い値は、実例により後述するように、通常のサ
イズ剤を介しては、ほとんど達成不可能か、達成可能だ
としても、高い出費を必要とする。
【0012】その場合、0.9〜1.5の結節安定性を
有するマルチフィラメントヤーンが有利である。
【0013】からみ合わせヤーンを安定化するには、天
然硬蝋及び合成硬蝋が適している。合成硬蝋の中では、
特にポリエチレンワックスと、異なる分子量のポリエチ
レンワックスの混合物とが挙げられるが、これらの合成
硬蝋は、酸化作用の働く後処理によって、良好に乳化さ
れる。
【0014】また、硬蝋の性質を失っていない硬蝋混合
物も適している。硬蝋には、したがって、別の成分をも
添加できる。その場合、添加の仕方と添加量は、得られ
た混合物が硬蝋の典型的な性質を失うことのないように
選定せねばならない。例えば蜜蝋やパラフィン等の軟
蝋、又は例えばポリ酸化エチレン等の通常の繊維ワック
スは、本発明によるヤーンには使用できない。しかし、
本発明により使用される硬蝋の性質が失われない程度の
僅かな量であれば、添加できる。
【0015】本発明により使用される硬蝋には、例えば
平滑剤又はビスコース成分の混合物等の別の材料を添加
することもできる。本発明により使用される硬蝋又は硬
蝋混合物は、いずれにしても、既述の欠点を有するサイ
ズ剤は含有していない。当業者であれば、通常のサイズ
剤は承知していようが、それらを次ぎに挙げる。通常の
サイズ剤とは、例えば日本国特開平4−163336号
にも記載されているサイズ剤であり、これらのサイズ剤
は、水溶性であり、テレフタル酸又はイソフタル酸から
成る試薬生成物、ポリオキシエチレングリコール、エチ
レングリコール、メタクリルブチレン、メタクリルラウ
リン、これらの混合物のいずれかから成る試薬生成物を
含有している。
【0016】本発明によるマルチフィラメントヤーンの
特徴は、特に、フィラメントのフィルムが、カルナバ蝋
又は合成硬蝋、例えばポリエチレンワックスから成るこ
とである。DIN51579に従って測定した使用硬蝋
針入度が、<1〜20の値であるのが有利である。ま
た、この硬蝋が、65〜120°Cの溶融域を有するも
のであるのが有利である。
【0017】本発明の課題は、このマルチフィラメント
ヤーンを製造する方法によっても解決された。この方法
の場合、マルチフィラメントヤーンは、からみ合わさ
れ、次いでヤーン凝集剤(Fadenschlussmittel)によっ
て湿潤化された後に巻上げられる。この方法の特徴は、
ヤーン凝集剤として、水溶性の乳濁液、それも乳濁液総
重量に対して硬蝋を10〜20重量%、有利には約15
重量%含有した乳濁液を用いた点にある。この乳濁液に
は、場合によって、別の添加剤、例えば乳化剤、平滑
剤、剥離剤のいずれか又はすべてが加えられる。
【0018】本発明の方法を使用する場合、少数の例外
的事例を除いて、乳濁液の付与の後、巻上げの前に、乾
燥工程を設けることは不要である。大抵の場合、からみ
合わせ時の糸速度によって、乳濁液を付与されたヤーン
から、周囲空気によって水分が十分に除かれるため、巻
取られたヤーンは、もはや隣接ヤーン層に付着すること
はない。乳濁液の付与は、製造時の通常の工程に組み込
むことができる。POYヤーン又はHOYヤーンの製造
時、紡糸工程の終わりに、ヤーンのからみ合わせ工程が
設けられている場合には、つねに、からみ合わせ-ノズ
ルの直後、巻き取りの前に水溶性乳濁液で処理すること
ができる。本発明による方法は、したがって、特に、ヤ
ーンの通常の製造工程又は製造後の処理工程に組み込ま
れるか、又は組み込み可能の方法段階として、利用出来
る。
【0019】本発明による方法の特徴は、特に、硬蝋と
して、カルナバ蝋又は合成硬蝋、例えばポリエチレンワ
ックスが選ばれる点にある。<1〜10の針入度を有す
る硬蝋が、特に有利である。
【0020】これらのワックスは、これまでもヤーンの
加工時に用いられて来たが、先述の日本国特開平4−1
63336号が証明しているように、公知サイズ剤の添
加物として用いられたに過ぎない。意外なことに、いま
や、サイズ剤を使用することなく、単に硬蝋を用いるだ
けで、極めて安定的なマルチフィラメントヤーンが得ら
れることが判明した。これにより、出費を要するサイジ
ング工程が不要となる。大抵の場合乾燥も不要なので、
本発明による方法は、特に経済的である。サイズ剤がも
はや不要なので、本発明による方法は、特に環境にやさ
しくもある。
【0021】ワックスの使用は、日本国特開平6−11
94249号に示されているように、例えば混合ヤーン
の場合にも、公知である。その場合、マルチフィラメン
トヤーンの異なるグループより成る仮より捲縮嵩高ヤー
ンの場合に、よりよく製織できるように、天然ワックス
が付与される。これは、仮より捲縮嵩高ヤーンの場合に
は可能であろう。しかし、本発明によれば、前記特許で
勧められたいる天然ワックスのうち、羊毛ワックス又は
パラフィンワックスは、からみ合わせヤーンに使用する
場合には、製織工程に必要な安定性を有しないことが、
確認された。
【0022】本発明を、以下の例で詳説する。
【0023】例1〜12 150dtexの総滴定量と、48のモノフィラメント
とを有するポリエステル・コップヤーンを用いた。モノ
フィラメントは、つや消し剤を含有し、円形横断面を有
している。これらのポリエステル・コップヤーンには、
セラミックノズルによって、それぞれ1%のワックス/
乳化剤混合物の異なる量を付与し、その後の乾燥工程な
しに巻取った。巻取り速度は137m/min、付与位
置(セラミックノズル位置)と巻取り位置との距離は約
1mであった。使用した水溶性ワックス乳濁液の作用物
質濃度は6%であった。
【0024】22°C/相対湿度66%の空調室内での
数日にわたるコンディショニングの後、処理されたヤー
ンと、対照である元の糸(Vorlagegarn)とを、伸び-摩
耗試験にかけ、結節安定性を、負荷後の開口長さT2
と、負荷前の開口長さT1との比として算出する。使用
したワックス/乳化剤混合物並びに測定成績は、表1に
示してある。例1と例2の場合、繊維ワックス又はパラ
フィンワックスが、要するに本発明によらないマルチフ
ィラメントヤーンが得られる各1つのワックスが用いら
れている。その点で、例1及び例2は、対照例となる。
例10の場合、硬蝋の割合が0.3%以下なので、この
場合にも、十分な結節安定性は得られない。この例も、
対照例となる。
【0025】表1では、“例”の欄の符号(V)は対照
例を示すものである。また、“T2/T1なし”と記し
た欄には、もとのヤーンの、つまり何も付与されていな
いヤーンの結節安定性が示されている。表の例について
挙げられた値は、すべて各ヤーンの総重量に対するパー
センテージである。
【0026】使用ワックスは、表1には、括弧に入れた
数字で示してある。ワックスの説明は、表1に関連して
行う。
【0027】例1と例2のマルチフィラメントヤーンを
たて糸として用いる場合、製織時にしばしば糸切れが発
生したが、例3から例11のそれぞれによるマルチフィ
ラメントヤーンをたて糸に使用した場合には、糸切れ
は、事実上皆無であった。
【0028】既述のように、適当な硬蝋により既述のレ
ベルに安定化された本発明によるマルチフィラメントヤ
ーンは、たて糸として従来形式の織機で効率的に製織加
工できる。
【0029】 表1 例 ワックス T1/T2 付与 開口長さ 結節安定性 なし T1 T2 T2/T1 % mm mm 1(V) (1) 5.1 1.0 20.6 107 5.19 2(V) (2) 5.1 1.0 20.8 119 5.72 3 (3) 6.1 1.0 20.8 15.4 0.74 4 (3) 6.1 0.66 19.9 25.8 1.32 5 (3) 6.1 0.33 23.8 42.4 1.78 6 (4) 1.0 25.9 25.5 0.98 7 (5) 1.0 17.4 19.9 1.15 8 (6) 3.6 1.5 17.5 19.1 1.08 9 (6) 3.6 1.0 15.7 25.3 1.61 10(V) (6) 3.6 0.66 16.5 41.9 2.5 11 (7) 3.6 1.0 20.6 25.4 1.23 12 (7) 3.6 O.66 15.5 22.7 1.51 (1) 繊維ワックスP:ワックスに似た特性を有する
ポリグリコールエーテル (MW600)、製造会社B
ASF (2) パラフィン乳濁液C:パラフィン(Smp.5
1〜53C)、硬脂アルコール x 6EO、紡糸潤滑
剤(Spinnpraeparation)K7334(シュトックハウ
ゼン)各30部及びエアロゾルOT(シアナミド)10
部から成る混合物 (3) アクエーサ(Aquacer)611:35%−非イオ
ノゲン水性カルナバ蝋乳濁液、製造会社BYK−CER
A bv。融点80〜90C(文献中) (4) (1)の50%及び(3)の50% (5) (3)の3分の2及び2分の1のレヴォパル
(Rewopal)( TA25 S、硬脂アルコール x
25EO、製造会社 REWO/WITCO (6) ウルトラルブ(Ultralube) W−388:3
0%−非イオノゲン乳濁液、異なる硬度のポリエチレン
ワックス約16分の15と、パラフィン約16分の1と
から成る(固体。融点約96C) (7) W−388と類似のウルトラルブ W−38
9、但し融点(固体)約105C、製造会社 KEIM
−ADDITEC 例13〜16 これらの例の場合、日本国特開平4−163336号に
記載のように、硬蝋が添加されたサイズ剤を使用した場
合は、サイズ剤なしの硬蝋の使用時より成績は劣る。
【0030】硬蝋としては、この場合も、硬蝋(3)を
用いる。サイズ剤としては、テレフタル酸、スルフォイ
ソフタル酸、グリコール類から成る反応生成物を使用し
た。この反応生成物は、LB100としてイーストマン
社から入手できる。ヤーンとしては、この場合も、前の
諸例に用いたヤーンを使用した。もとのヤーンについて
の値は、表中“ヤーン”と記した箇所に記載した。付与
量と結節安定性は、表2に記載の通りである。
【0031】 表2 例 サイズ剤混合物 付与 結節安定性 硬蝋 サイズ剤 T2/T1 % % % ヤーン 0 0 0 3.1 13 0 100 1 1.2 14 25 75 1 1.8 15 50 50 1 2.7 16 100 0 1 1.03 表2のデータを比較して分かる点は、結節安定性は、サ
イズ剤内の硬蝋の割合が高くなるほど、低下するという
点である。さらに意外な点は、硬蝋のみを付与した場
合、サイズ剤のみを付与した場合より、事実上、良好な
結節安定性が得られる点である。ヤーンを、完成巻体か
ら100m/minの速度で引出すと、例13のヤーン
の場合、張力は、0.63〜1.06cNの範囲で著し
く変動するのに対し、例16のヤーンの場合には、0.
25〜0.3cNの変動にとどまる。この場合も、本発
明による硬蝋処理ヤーンが、明らかに優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマルチフィラメントヤーンを製造
する装置を示した略示側面図である。
【符号の説明】
1 第1ゴデット 2 分離ローラ 3 第2ゴデット 4 分離ローラ 5、7 ヤーンガイド 6 変向ローラ 8 第3ゴデット 9 分離ローラ 10 ビーム 11 ピン 12 軸 G ヤーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アルベルト ギーゼン ドイツ連邦共和国 ハインスベルク ビル ケンヴェーク 11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイズ剤なしのからみ合わせマルチフィ
    ラメントヤーンにおいて、 1〜6cmの開口長さと、最高2の結節安定性を有し、
    ヤーンのフィラメントが、主として硬蝋から成る少なく
    とも主として薄手のフィルムを有し、このフィルムが、
    フィルムをも加えたフィラメント総重量の約0.3〜2
    %であり、更に、ヤーンのフィラメントが、このフィル
    ムを介して隣接フィラメントと少なくとも所々で接着さ
    れていることを特徴とする、サイズ剤なしのからみ合わ
    せマルチフィラメントヤーン。
  2. 【請求項2】 最高1.5の結節安定性を有することを
    特徴とする、請求項1記載のマルチフィラメントヤー
    ン。
  3. 【請求項3】 フィラメントのフィルムが、少なくとも
    主としてカルナバ蝋又はポリエチレンワックスから成る
    ことを特徴とする、請求項1又は2の記載のマルチフィ
    ラメントヤーン。
  4. 【請求項4】 使用硬蝋が、DIN 51579に従っ
    て測定して、<1〜20の針入度を有することを特徴と
    する、請求項1から3のいずれか1項に記載のマルチフ
    ィラメントヤーン。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか1項に記載の
    マルチフィラメントヤーンを製造する方法であって、前
    記マルチフィラメントヤーンをからみ合わせ、次いでヤ
    ーン凝集剤で濡らした後に巻取る形式のものにおいて、 ヤーン凝集剤として、水性乳濁液全重量に対して硬蝋1
    0〜20重量%を含む水性乳濁液を用いることを特徴と
    する、マルチフィラメントヤーンを製造する方法。
  6. 【請求項6】 使用乳濁液が該乳濁液全重量に対して硬
    蝋を約15重量%含むことを特徴とする、請求項5記載
    の方法。
  7. 【請求項7】 硬蝋として、カルナバ蝋又はポリエチレ
    ンワックスが選択されることを特徴とする、請求項5又
    は6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 硬蝋として、DIN 51579に従っ
    て測定して<1〜20の針入度を備えた天然又は合成の
    ワックスが、選ばれることを特徴とする、請求項5から
    7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 たて糸において、請求項1から4のいず
    れか1項に記載のマルチフィラメントヤーンから成るこ
    とを特徴とする、たて糸。
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