JPH09195958A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

Info

Publication number
JPH09195958A
JPH09195958A JP496796A JP496796A JPH09195958A JP H09195958 A JPH09195958 A JP H09195958A JP 496796 A JP496796 A JP 496796A JP 496796 A JP496796 A JP 496796A JP H09195958 A JPH09195958 A JP H09195958A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tip
portions
end plate
tooth
seals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP496796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3713782B2 (ja
Inventor
Motohiko Ueda
元彦 上田
Mikio Matsuda
三起夫 松田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc filed Critical Nippon Soken Inc
Priority to JP00496796A priority Critical patent/JP3713782B2/ja
Publication of JPH09195958A publication Critical patent/JPH09195958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3713782B2 publication Critical patent/JP3713782B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクロール型圧縮機において、チップシール
による作動室の密閉性を十分に確保する。 【解決手段】 チップシール(11、12が挿入される
溝2d、4dは両スクロール2、4の歯部2a、4aの
先端部2c、4c方向に向かうほど、その溝幅Lが大き
くなるように傾斜面2e、4eを有するように台形状に
形成されている。そして、各チップシール11、12の
線膨張率は、両歯部2a、4aの線膨張率より大きくな
っている。これにより、各チップシール11、12に作
用する熱応力P0 の一部が、各チップシール11、12
を各端板部2b、4bに押し付ける押付力となるので、
チップシール(11、12)と各端板部(2b、4b)
との密閉性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクロール型圧縮
機に関するもので、車両空調装置の圧縮機に用いて好適
である。
【0002】
【従来の技術】スクロール型圧縮機の構造は、例えば、
特開昭62−199983号公報に記載の如く、可動ス
クロールの渦巻き状の歯部を固定スクロールの渦巻き状
の歯部に噛み合わせた状態で可動スクロールを回転軸周
りに公転させて、両歯部と両スクロールの端板部とによ
って形成される複数個の作動室の容積を順次縮小させて
冷媒等の流体を圧縮するものである。そして、この作動
室の密閉性を確保するために、両歯部の先端には両端板
部と両歯部との隙間を密閉するチップシールが配置され
ている。
【0003】また、従来から図6に示すように、隣り合
う作動室Vc内圧力が相違することを利用してチップシ
ールによる密閉性を向上させるために、チップシール1
1が挿入される溝2dの溝幅は、チップシール11の幅
より大きくなっている。これは、チップシール11と溝
2dとの隙間から高圧側作動室Vcの圧力を溝2dの底
部に導いて、チップシール11を端板部4bに押付ける
力をチップシール11に作用させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記手段で
は、チップシール11を端板部4bに押付ける押付力
は、チップシール11に作用する圧力の受圧面積11c
に依存するので、押付力を大きくするには、チップシー
ル11を大型化しなければならない。しかし、チップシ
ール11は、歯部2aの先端部2cに配置されているた
め、歯部2aの厚み以上に大きくすることができない。
また、歯部2aの厚みを大きくしてチップシール11の
受圧面積11cを大きくする手段が考えられるが、この
手段では、スクロール型圧縮機全体の大型化を招くので
得策ではない。そのため、現状では作動室Vcの密閉性
を十分に確保することができない。
【0005】本発明は、上記点に鑑み、スクロール型圧
縮機において、チップシールによる作動室の密閉性を十
分に確保することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1に
記載の発明では、両歯部(2a、4a)と両端板部(2
b、4b)とによって形成される作動室(Vc)の温度
上昇に応じて各チップシール(11、12)に各端板部
(2b、4b)方向の力を作用させることを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載のスクロール型圧縮機において、溝(2d、4d)は
両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)方向に向
かうほど、その溝幅(L)が大きくなるように傾斜面
(2e、4e)が形成されている。そして、各チップシ
ール(11、12)の線膨張率は、両歯部(2a、4
a)の線膨張率より大きいことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載のスクロール型圧縮機において、各チップシール
(11、12)には、溝(2d、4d)の傾斜面(2
e、4e)に平行な傾斜面(11a、12a)が形成さ
れている。そして、各チップシール(11、12)は、
両傾斜面(2e、4e、11a、12a)が接するよう
に前記溝(2d、4d)に挿入されていることを特徴と
する。
【0009】請求項4に記載の発明では、請求項1に記
載のスクロール型圧縮機において、溝(2d、4d)の
底部と各チップシール(11、12)との間には、線膨
張率の異なる2種類の板状の部材を張り合わせた熱変形
部材(70)が配置されていることを特徴とする。請求
項5に記載の発明では、請求項4に記載のスクロール型
圧縮機において、熱変形部材(70)を構成する部材の
うち各チップシール(11、12)側の部材の線膨張率
は、溝(2d、4d)の底部側の部材の線膨張率より小
さいことを特徴とする。
【0010】次に作用効果を述べる。請求項1〜5に記
載の発明によれば、両歯部(2a、4a)と両端板部
(2b、4b)とによって形成される作動室(Vc)の
温度上昇に応じて各チップシール(11、12)に各端
板部(2b、4b)方向の力を作用させるので、チップ
シール(11、12)と各端板部(2b、4b)との面
圧が高くなる。したがって、チップシール(11、1
2)と各端板部(2b、4b)との密閉性が向上する。
【0011】ところで、作動室(Vc)内圧力は、スク
ロールの中心に向かう程、作動室(Vc)の容積が小さ
くなるので上昇して行く。また、圧縮機の圧縮仕事は、
断熱変化と考えられるので、スクロールの中心に向かう
程、作動室(Vc)内温度は上昇する。したがって、本
発明によれば、作動室(Vc)の温度上昇に応じて各チ
ップシール(11、12)に作用する力が大きくなるの
で、作動室(Vc)内圧力の高いスクロールの中心にお
いても十分に密閉性を確保することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、溝(2
d、4d)は両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4
c)方向に向かうほど、その溝幅(L)が大きくなるよ
うに傾斜面(2e、4e)が形成されている。そして、
各チップシール(11、12)の線膨張率は、両歯部
(2a、4a)の線膨張率より大きいので、後述するよ
うに、各チップシール(11、12)に作用する熱応力
(P0 )の一部が、各チップシール(11、12)を各
端板部(2b、4b)に押し付ける押付力となる。した
がって、各チップシール(11、12)と各端板部(2
b、4b)との面圧が高くなので、チップシール(1
1、12)と各端板部(2b、4b)との密閉性が向上
する。
【0013】また、熱応力(P0 )は、チップシール
(11、12)の温度が上昇する程、大きくなるので、
上記効果と同様な効果を得ることができる。請求項3に
記載の発明によれば、溝(2d、4d)の傾斜面(2
e、4e)に平行な傾斜面(11a、12a)が形成さ
れている。そして、各チップシール(11、12)は、
両傾斜面(2e、4e、11a、12a)が接するよう
に前記溝(2d、4d)に挿入されているので、各チッ
プシール(11、12)は、チップシール(11、1
2)の傾斜面(11a、12a)が形成されていない場
合に比べて安定して、各端板部(2b、4b)方向に変
位しようとする。したがって、溝(2d、4d)内での
チップシール(11、12)の倒れ等の不具合が抑制さ
れるので、より確実に密閉性の向上を図ることができ
る。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、溝(2
d、4d)の底部と各チップシール(11、12)との
間には、線膨張率の異なる2種類の板状の部材を張り合
わせた熱変形部材(70)が配置されているので、作動
室(Vc)内の温度上昇とともに熱変形部材(70)
は、後述するように湾曲する。したがって、この熱変形
部材(70)の湾曲により、各チップシール(11、1
2)には、各チップシール(11、12)を各端板部
(2b、4b)方向の押し付ける力が作用する。延いて
は、上述と同様な効果を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (第1実施形態)図1は、本実施形態に係るスクロール
型圧縮機(以下、単に圧縮機と呼ぶ。)の構造を示す断
面図であり、5はフロントハウジング(ハウジング)
で、このフロントハウジング5内に圧入された軸受30
により回転軸1が回転可能に支持されている。この回転
軸1は一端側に連結される図示されていない電磁クラッ
チを介して走行用エンジンにより駆動力を得て回転する
ように構成されている。なお、回転軸1を電磁クラッチ
を介さないで直接電動モータ等によって駆動してもよ
い。
【0016】2は渦巻き状の歯部2aと端板部2bとか
ら構成されたアルミニウム合金製の可動スクロールで、
その端板部2bの略中心にはボス部2cが形成されてお
り、このボス部2cには軸受31が圧入されている。な
お、この軸受31は外輪と、その外輪の内壁面に沿って
配置された転動体とからなるシェル型(内輪を持たない
タイプ)の針状ころ軸受(ニードルベアリング)であ
る。
【0017】3は、可動スクロール2の遠心力を相殺す
るバランスウェイトで、このバランスウェイト3の重心
位置は、可動スクロール2の遠心力を相殺するために回
転軸1を挟んで可動スクロール2の重心位置と反対側に
位置している。また、回転軸1の回転中心より所定量偏
心した位置には駆動キー1a(偏心部)が設けられてお
り、この駆動キー1aは、バランスウェイト3のボス部
3aに形成された駆動溝3bに挿入されている。なお、
駆動溝3bの長手方向寸法は、これに対応する駆動キー
1aの長手方向寸法より大きくなっており、これにより
バランスウェイト3は駆動キー1aに対して回転軸1の
径方向に変位可能となっている。
【0018】そして、バランスウェイト3のボス部3a
は、軸受31の内径に挿入されていており、これにより
可動スクロール2は回転軸1に回転可能に支持される。
したがって、可動スクロール2は、駆動キー1aの偏心
量を公転半径として駆動キー1aより駆動力を得て回転
軸1の回転中心周りを公転運動する。また、10は回転
軸1とフロントハウジング5との隙間を密閉して圧縮機
内の冷媒(および冷媒に混合された潤滑油)が圧縮機外
に漏れ出すことを閉止するリップシールで、サークリッ
プ(止め輪)43によってフロントハウジング5内に固
定されている。
【0019】4は、渦巻き状の歯部4aと端板部4bと
から構成されたアルミニウム合金製の固定スクロール
で、この固定スクロール4は、その歯部4aが可動スク
ロール7の歯部2aと噛み合うようにしてフロントハウ
ジング5に図示されていないボルトにて固定されてい
る。そして、両スクロール2、4の歯部2a、4aおよ
び端板部2b、4bによって冷媒が吸入圧縮される複数
個の作動室Vcが形成される。この作動室Vcは、後述
する両歯部2a、4aの先端部2c、4cに組付けられ
たチップシール11、12にって密閉性が保持されてい
る。
【0020】そして、両スクロール2、4の両歯部2
a、4aの先端部2c、4cには、両歯部2a、4aの
渦巻き形状に沿って溝2d、4dが形成されており、こ
れらの溝2d、4dは、図2に示すように、両歯部2
a、4aの先端部2c、4c方向に開口している。そし
て、溝2d、4dの溝幅Lは、両歯部2a、4aの先端
部2c、4cに向かうほど、その溝幅Lが大きくなるよ
うな傾斜面2e、4eを有する台形状に形成されてい
る。
【0021】因みに、傾斜面2e、4eは、図3に示す
ように、片側のみ傾斜させたものでもよい。また、図4
に示すように、両溝2d、4dの断面形状を半円形とし
てもよい。なお、この場合は、両チップシール11、1
2の断面形状も半円形とすることが望ましい。さらに、
溝2d、4dにはチップシール11、12が、所定の圧
力で両歯部2a、4aの先端部2c、4cから出没可能
に挿入されており、これらのチップシール11、12
は、溝2d、4dの傾斜面2e、4eに平行に接するよ
うに傾斜面11a、12aが形成されている。なお、チ
ップシール11、12は、ポリエーテルエーテルケトン
(PEET)等の耐磨耗性に優れ、かつ、両歯部2a、
4aより線膨張率の大きい樹脂である。因みに、アルミ
ニウムの線膨張率は約2.1×10-5/℃であり、PE
ETは4.8×10-5/℃である。
【0022】図1の6は可動スクロール2の軸受31周
りの自転を防止する自転防止機構で、この自転防止機構
6は、可動スクロール2およびフロントハウジング5の
それぞれに固定された一対のリング6aと、両リング6
a間に挟まれたボール6bとから構成されている。ま
た、固定スクロール4の端板部4bの略中央部には、圧
縮された冷媒を作動室Vcから吐出する吐出口8が形成
されており、この吐出口8の端板部4b側には、作動室
Vc内へ冷媒が逆流することを防止する吐出弁8aおよ
び吐出弁8aの最大開度を規制する弁ストッパ9が、ボ
ルト42によって端板部4bに固定されている。
【0023】そして、固定スクロール4の端板部4bに
は、リアハウジング7が図示されていないボルトによっ
て固定スクロール4に組付けられており、このリアハウ
ジング7および端板部4bによって吐出口8から吐出し
た冷媒の圧力脈動を平滑化する吐出室Vdが形成されて
いる。なお、この吐出室Vdにて平滑化された冷媒は、
図示されていない吐出ポートより圧縮器から図示されて
いない空調装置の凝縮器に向けて吐出される。また、図
示されていない空調装置の蒸発器を流出した冷媒は、フ
ロントハウジング5に形成された図示されていない吸入
ポートから吸入され、軸受30と可動スクロール2の端
板部2aとの隙間を経て歯部2aの渦巻き終端部に形成
される吸入室より作動室Vc内に吸入される。
【0024】次に、本実施形態の作用効果を述べる。圧
縮機が停止している時ないし起動直後等の作動室Vc内
温度が常温の時は、両チップシール11、12の壁面1
1b、12bは、図2の(A)に示すように、組付け時
の所定の押付力(予圧)P1 で両端板部2b、4bに圧
接している。次に、圧縮機の運転とともに作動室Vc内
温度が上昇すると、これに伴って両スクロール2、4お
よびチップシール11、12の温度が上昇する。する
と、チップシール11、12の線膨張率は、両スクロー
ル2、4の線膨張率より大きいので、両チップシール1
1、12は両溝2d、4dの溝幅Lより拡大しようとす
る。しかし、両チップシール11、12は両溝2d、4
dの溝幅Lよって、その溝幅L方向の拡大が規制されて
いるので、両チップシール11、12には熱応力P0
作用する。
【0025】そして、傾斜面2e、4eは両歯部2a、
4aの先端部2c、4cに向かうほど、その溝幅Lが大
きくなるように傾斜しているので、両チップシール1
1、12には、前記熱応力P0 のうち両端板部2b、4
bに向かう方向成分の分力が作用する。そして、両チッ
プシール11、12はこの分力によって、端板部2b、
4b方向に変位しようとするが、端板部2b、4bによ
って変位が規制されるので、両チップシール11、12
には、この分力による押付力が作用する。つまり、両チ
ップシール11、12の壁面11b、12bには、押付
力P1 と上述の熱応力P0 による押付力との和の押付力
2 が作用する。
【0026】したがって、両チップシール11、12の
壁面11b、12bを両端板部2b、4bに押し付ける
押付力P2 が増加するので、両チップシール11、12
の密閉性が向上する。ところで、両スクロール2、4の
中心部位に向かう程、作動室Vcの容積が小さくなって
作動室Vc内圧力が上昇するので、作動室Vcの密閉性
を確保するには、両スクロール2、4の中心部位に向か
う程、押付力P2 を大きくする必要がある。しかし、作
動室Vc内圧力の上昇とともに作動室Vc内温度が上昇
するので、両スクロール2、4の中心部位に向かう程、
押付力P2 は上述のように大きくなる。したがって、両
スクロール2、4の全域に渡って高い密閉性を得ること
ができる。
【0027】また、両チップシール11、12の線膨張
率を両スクロール2、4の線膨張率より大きいものと
し、かつ、両チップシール11、12および両溝2d、
4dにの両歯部2a、4aの先端部2c、4cに向かう
ほど、その幅が大きくなるように傾斜面を設ける(両チ
ップシール11、12および両溝2d、4dの断面形状
を台形とする)といった簡便な手段で、作動室Vcの密
閉性を向上させることができるので、圧縮機の製造原価
の上昇を抑制しつつ、圧縮機の性能向上を図ることがで
きる。
【0028】(第2実施形態)本実施形態は、線膨張率
の異なる2種類の板状の部材を張り合わせた所謂バイメ
タル(熱変形部材)の熱変形を利用したものでる。すな
わち、図5の(B)に示すように、両溝2d、4dの底
部と両チップシール11、12との間にバイメタル70
を配置したものである。このバイメタル70は、両チッ
プシール11、12側に両溝2d、4dの底部側よりも
線膨張率の小さい部材が配置されるように異なる2種類
の板状の部材が張り合わせられており、本実施形態で
は、両チップシール11、12側はニッケルと鉄との合
金で、両溝2d、4dの底部側はニッケルと鉄とクロム
との合金である。そして、バイメタル70は、図5の
(A)に示すように、両溝2d、4dの底部に歯部2
a、4aの渦巻に沿って複数個配置されている。なお、
バイメタル70は、両チップシール11、12側に両溝
2d、4dの底部側よりも線膨張率の大きい部材が配置
されるように(本実施形態の逆)してもよい。
【0029】以上の構成により、作動室Vc内温度が上
昇とともにバイメタル70の温度が上昇すると、両チッ
プシール11、12側と両溝2d、4dの底部側との線
膨張率の差異によって、バイメタル70は図5の(B)
に示すように湾曲する。したがって、このバイメタル7
0を湾曲させる力によって、両チップシール11、12
は、両チップシール11、12の壁面11b、12bを
両端板部2b、4bに押し付ける押付力が作用するの
で、第1実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0030】また、従来の技術の欄で述べた作動室Vc
内圧力を利用する手段と、本実施形態に係るバイメタル
70を用いた手段とを併用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るスクロール型圧縮機の軸方
向断面図である。
【図2】本実施形態に係るスクロール型圧縮機の歯部の
拡大図である
【図3】本実施形態に係るスクロール型圧縮機のチップ
シールと、これが挿入される溝の第1変形例である。
【図4】本実施形態に係るスクロール型圧縮機のチップ
シールと、これが挿入される溝の第2変形例である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るスクロール型圧縮
機の説明図で、(A)はスクロール形状を示す正面図で
あり、(B)は(A)のA−A断面図である。
【図6】従来技術に係るチップシールと、これが挿入さ
れる溝の拡大図である。
【符号の説明】
1…回転軸、1a…駆動キー、2…可動スクロール、3
…バランスウェイト、4…固定スクロール、5…フロン
トハウジング、6…自転防止機構、7…リアハウジン
グ、8…吐出口、9…弁ストッパ、10…リップシー
ル、11、12…チップシール。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング(5)と、 前記ハウジング(5)内に回転可能に支持された回転軸
    (1)と、 前記回転軸(1)の回転中心から偏心した位置に形成さ
    れた偏心部(1a)と、 前記偏心部(1a)に回転可能に結合し、渦巻き状の歯
    部(2a)と端板部(2b)とを有する可動スクロール
    (2)と、 前記可動スクロール(2)の歯部(2a)に噛み合う渦
    巻き状の歯部(4a)と端板部(4b)とを有し、前記
    ハウジング(5)に組付けられた固定スクロール(4)
    と、 前記両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)に形
    成され、前記両歯部(2a、4a)の先端部(2c、4
    c)方向に開口する溝(2d、4d)と、 前記両歯部(2a、4a)の溝(2d、4d)に前記両
    歯部(2a、4a)の先端部(2c、4c)から出没可
    能に挿入され、前記両端板部(2b、4b)に接するチ
    ップシール(11、12)とを有し、 前記両歯部(2a、4a)と前記両端板部(2b、4
    b)とによって形成される作動室(Vc)の温度上昇に
    応じて前記各チップシール(11、12)に前記各端板
    部(2b、4b)方向の力を作用させることを特徴とす
    るスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記溝(2d、4d)は前記両歯部(2
    a、4a)の先端部(2c、4c)方向に向かうほど、
    その溝幅(L)が大きくなるように傾斜面(2e、4
    e)が形成されており、 前記各チップシール(11、12)の線膨張率は、前記
    両歯部(2a、4a)の線膨張率より大きいことを特徴
    とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記各チップシール(11、12)に
    は、前記溝(2d、4d)の傾斜面(2e、4e)に平
    行な傾斜面(11a、12a)が形成されており、 前記各チップシール(11、12)は、前記両傾斜面
    (2e、4e、11a、12a)が接するように前記溝
    (2d、4d)に挿入されていることを特徴とする請求
    項2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記溝(2d、4d)の底部と前記各チ
    ップシール(11、12)との間には、線膨張率の異な
    る2種類の板状の部材を張り合わせた熱変形部材(7
    0)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    のスクロール型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記熱変形部材(70)を構成する部材
    のうち前記各チップシール(11、12)側の部材の線
    膨張率は、前記溝(2d、4d)の底部側の部材の線膨
    張率より小さいことを特徴とする請求項4に記載のスク
    ロール型圧縮機。
JP00496796A 1996-01-16 1996-01-16 スクロール型圧縮機 Expired - Fee Related JP3713782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00496796A JP3713782B2 (ja) 1996-01-16 1996-01-16 スクロール型圧縮機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00496796A JP3713782B2 (ja) 1996-01-16 1996-01-16 スクロール型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09195958A true JPH09195958A (ja) 1997-07-29
JP3713782B2 JP3713782B2 (ja) 2005-11-09

Family

ID=11598368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00496796A Expired - Fee Related JP3713782B2 (ja) 1996-01-16 1996-01-16 スクロール型圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3713782B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162622A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Sanden Corp スクロール型流体機械
WO2011018598A3 (en) * 2009-08-14 2011-09-15 Edwards Limited Scroll pump
JP2018035737A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール流体機械およびチップシール
US9938975B2 (en) 2011-03-29 2018-04-10 Edwards Limited Scroll compressor including seal with axial length that is greater than radial width
WO2020157841A1 (ja) * 2019-01-30 2020-08-06 三菱重工業株式会社 両回転スクロール型圧縮機
CN111810400A (zh) * 2020-06-16 2020-10-23 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 一种热感应耐磨片组件及包括其的涡旋压缩机

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007162622A (ja) * 2005-12-15 2007-06-28 Sanden Corp スクロール型流体機械
WO2011018598A3 (en) * 2009-08-14 2011-09-15 Edwards Limited Scroll pump
GB2485101A (en) * 2009-08-14 2012-05-02 Charles Robert Clark Scroll pump
CN102472283A (zh) * 2009-08-14 2012-05-23 爱德华兹有限公司 涡旋泵
GB2485101B (en) * 2009-08-14 2015-10-14 Charles Robert Clark Scroll pump
US9938975B2 (en) 2011-03-29 2018-04-10 Edwards Limited Scroll compressor including seal with axial length that is greater than radial width
JP2018035737A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール流体機械およびチップシール
WO2018043359A1 (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 スクロール流体機械およびチップシール
US11015601B2 (en) 2016-08-31 2021-05-25 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Scroll fluid machine and tip seal
WO2020157841A1 (ja) * 2019-01-30 2020-08-06 三菱重工業株式会社 両回転スクロール型圧縮機
JPWO2020157841A1 (ja) * 2019-01-30 2021-11-25 三菱重工業株式会社 両回転スクロール型圧縮機
CN111810400A (zh) * 2020-06-16 2020-10-23 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 一种热感应耐磨片组件及包括其的涡旋压缩机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3713782B2 (ja) 2005-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106499628B (zh) 涡旋压缩机
US6193487B1 (en) Scroll-type fluid displacement device for vacuum pump application
US5931650A (en) Hermetic electric scroll compressor having a lubricating passage in the orbiting scroll
EP3521625B1 (en) Gaseous fluid compression device
JPH08284855A (ja) 無給油ねじ圧縮機
US20190345941A1 (en) Scroll compressor
JPH09195958A (ja) スクロール型圧縮機
JPH0135196B2 (ja)
EP1851437B1 (en) Capacity varying type rotary compressor
WO2005010372A1 (ja) スクロール圧縮機
WO2012153644A1 (ja) スクロール型流体機械
JPS6047441B2 (ja) スクロ−ル流体機械
JPH04143483A (ja) ローリングピストン型圧縮機
JP3539189B2 (ja) スクロール流体機械
US20030108444A1 (en) Scroll-type compressors
AU2005314950B2 (en) Rotary compressor with reduced refrigeration gas leak during compression while preventing seizure
JPH06330864A (ja) スクロール圧縮機
JPH05240176A (ja) スクロール圧縮機
JPH07310682A (ja) スクロール形流体機械
JPH0738717Y2 (ja) 空冷スクロール圧縮機
CN100434703C (zh) 涡旋压缩机
US6419470B2 (en) Scroll compressor
JP3328451B2 (ja) 密閉形スクロール圧縮機
JP3074980B2 (ja) スクロール型圧縮機
JPH07233791A (ja) トロコイド型冷媒圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040707

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050802

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20050815

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees