JPH09196170A - 継手用ブーツの取付構造 - Google Patents

継手用ブーツの取付構造

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JPH09196170A
JPH09196170A JP508096A JP508096A JPH09196170A JP H09196170 A JPH09196170 A JP H09196170A JP 508096 A JP508096 A JP 508096A JP 508096 A JP508096 A JP 508096A JP H09196170 A JPH09196170 A JP H09196170A
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JP
Japan
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boot
resin
shaft
mounting structure
mounting
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JP508096A
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Inventor
Atsushi Nagaoka
淳 長岡
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成で、樹脂製ブーツをハウジングとシ
ャフトの取付部外周に確実に取り付けるとともに、コス
トの高騰を阻止可能にする。 【解決手段】樹脂製ブーツ22の両端部24、26は、
薄肉状に形成されて略アーチ型断面形状に設定されてお
り、この端部24、26には、バンド部材28、30を
装着することにより強制的に変形されてそれぞれの取付
部外周20a、12aに対し形状によるばね性により弾
発的に圧着する突状変形部34a、34bが屈曲成形さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継手を構成するハ
ウジングとシャフトの取付部外周に樹脂製ブーツの両端
を嵌着し、前記樹脂製ブーツの両端外周にバンド部材を
装着して構成される継手用ブーツの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車等の車両において、駆動
軸から従動軸に動力を伝達するために、継手としての等
速ジョイントが一般的に使用されている。この等速ジョ
イントには、内部の液密性を確保するために、蛇腹状の
ブーツが装着されている。
【0003】具体的には、等速ジョイントを構成するハ
ウジング(アウタレース)とドリブン側のシャフトの外
周にブーツの両端が嵌装され、さらに前記ブーツの両端
外周にクランプバンドが装着されている。
【0004】ところで、この種のブーツは、通常、ゴム
材料で形成されているが、近年の高速耐久性や対温度耐
久性等の要請に対応することができなくなっている。こ
のため、ゴム材料に代えて、ウレタン等の合成樹脂材料
を使用したブーツが採用される場合が多い。しかしなが
ら、ブーツの材料としてゴムを用いた場合と合成樹脂を
用いた場合とでは、それぞれの材料の違いにより特性が
大きく異なっており、前記合成樹脂製ブーツの取付構造
には、種々の工夫が必要とされている。
【0005】例えば、実開平4−88722号公報(以
下、従来例1という)には、樹脂製ブーツの装着部外周
にテーパ部を有する周方向溝を設け、この周方向溝にク
ランプリングを圧入する構造が、実開平2−22463
号公報(以下、従来例2という)には、ブーツの装着部
内周面にブーツ本体と同一素材でかつ同素材に比し比較
的低硬度のシール部を一体に形成したブーツが、また、
実開平2−87131号公報(以下、従来例3という)
には、外輪とシャフトの外周にゴムリングを嵌着し、こ
のゴムリングに設けた突出部を合成樹脂製ブーツのスリ
ットに係合し、さらに前記ブーツの外周に締付バンドを
嵌めた取付構造が、それぞれ開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例1では、クランプリングを使用して樹脂製ブーツ
の締め付けを行わなければならず、従来のゴム製ブーツ
の締め付けに使用しているクランプバンドやクランプ方
法を適用することができない。従って、樹脂製ブーツ専
用の締め付け構造を新たに増設する必要があり、大幅な
変更が必要とされて生産コストが高騰するという問題が
指摘されている。
【0007】上記の従来例2では、ブーツの装着部内周
面にシール部を一体に形成するため、製造工程が複雑化
するとともに、生産効率が低下し、コストの増加が惹起
されてしまう。また、上記の従来例3では、ゴムリング
を用いるために部品点数が増加し、しかもこのゴムリン
グおよび合成樹脂製ブーツに特別な加工が必要になり、
組立工数および加工工数が増加してコストの高騰が発生
してしまう。
【0008】本発明は、この種の問題を解決するもので
あり、簡単な構成で、樹脂製ブーツをハウジングとシャ
フトの取付部外周に確実に取り付けるとともに、コスト
の高騰を阻止することが可能な継手用ブーツの取付構造
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明は、継手を構成するハウジングとシャフト
の取付部外周に樹脂製ブーツの両端が嵌着された後、前
記樹脂製ブーツの両端外周にバンド部材が装着される
と、前記樹脂製ブーツの両端に設けられた突状変形部が
強制的に変形される。そして、前記変形された突状変形
部は、ハウジングおよびシャフトの取付部外周に対し形
状によるばね性により弾発的に圧着し、有効なシール性
を確保することができる。これにより、従来のゴム製ブ
ーツに使用されているバンド部材を適用することが可能
になり、コストの高騰を回避することができる。
【0010】また、ハウジングおよびシャフトの取付部
外周には、樹脂製ブーツの突状変形部が接触する部分に
対応して溝部が形成され、さらに前記溝部の少なくとも
一箇所には、直角面または傾斜面が設けられる。従っ
て、樹脂製ブーツの突状変形部が、溝部内面や傾斜面に
確実に圧着し、シール性が一層向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
に係るブーツの取付構造が採用された継手である等速ジ
ョイント10の一部断面説明図である。この等速ジョイ
ント10は、アウタレース兼用のハウジング12を備
え、このハウジング12内にボールケージ14を介して
ボール16が配設されるとともに、このボール16は、
前記ハウジング12の内周面とインナレース18の外周
面に摺接する。
【0012】インナレース18の中央部にはシャフト2
0が嵌挿されており、このシャフト20とハウジング1
2の取付部外周20a、12aに、例えば、熱可塑性合
成樹脂等からなる樹脂製ブーツ22の両端部24、26
が嵌着され、この両端部24、26の外周にバンド部材
28、30が装着される。
【0013】図2および図3に示すように、樹脂製ブー
ツ22の一方の端部24は、薄肉状に形成されて略アー
チ型断面形状に設定されており、この端部24と厚肉部
32との両境界部位には、バンド部材28を装着するこ
とにより強制的に変形されてシャフト20の取付部外周
20aに対し形状によるばね性により弾発的に圧着する
突状変形部34a、34bが屈曲成形される。
【0014】樹脂製ブーツ22の他方の端部26は、上
記端部24と同様に構成されており、同一の構成要素に
は同一の参照符号を付してその詳細な説明は省略する。
この樹脂製ブーツ22は、例えば、ブロー成形により両
端部24、26と一体的に成形されている。
【0015】シャフト20の取付部外周20aには、樹
脂製ブーツ22の端部24に対応して溝部36が形成さ
れる。この溝部36には、前記端部24の突状変形部3
4a、34bが接触する部分に傾斜面38a、38bが
設けられている。傾斜面38a、38bは、互いに離間
する方向に向かって上方に所定の角度θ°だけ傾斜して
おり、溝部36の少なくとも一方にのみ設けてもよく、
また、直角面39(図4参照)であってもよい。
【0016】なお、ハウジング12の取付部外周12a
は、上記のシャフト20の取付部外周20aと同様に構
成されており、同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0017】このように構成される第1の実施形態に係
る等速ジョイント10において、樹脂製ブーツ22を取
り付ける作業について説明する。
【0018】先ず、樹脂製ブーツ22の両端部24、2
6が、シャフト20とハウジング12の取付部外周20
a、12aに嵌着される。この状態では、図2に示すよ
うに、樹脂製ブーツ22の端部24は、取付部外周20
aの溝部36に対応して略アーチ型断面形状に維持され
ている。なお、端部26側も同様であることは勿論であ
る。次いで、両端部24、26の外周には、バンド部材
28、30が装着される(図1参照)。
【0019】ところで、合成樹脂材料では、圧縮に対し
て10%以上の歪み量領域で塑性変形を起こすため、径
方向の収縮に対してゴム材料のような変位を確保するこ
とができない。
【0020】このため、第1の実施形態では、樹脂製ブ
ーツ22の端部24が薄肉状かつ略アーチ型断面形状に
設定されている。そして、樹脂製ブーツ22の端部24
がシャフト20の取付部外周20aに嵌着された状態
で、この端部24にバンド部材28が装着されると、前
記端部24が前記バンド部材28により締め付けられて
変形する。これによって、端部24の突状変形部34
a、34bは、図3に示すように、矢印方向に強制的に
変形されてばね性を有することになり、溝部36および
傾斜面38a、38b、または、図5に示すように、直
角面39に弾発的に圧着して所望のシール面圧を確保す
ることができる。
【0021】このように、第1の実施形態は、樹脂製ブ
ーツ専用の締め付け構造を新たに増設したり、ゴムリン
グ等の他の部品を用いる必要がなく、生産コストの高騰
や生産効率の低下を惹起することがない。しかも、従来
のゴム製ブーツに使用されているバンド部材28を使用
することが可能になり、新規設備投資が不要になってコ
ストの高騰を回避することができるという効果が得られ
る。
【0022】なお、樹脂製ブーツ22の端部24とシャ
フト20を用いて説明したが、前記樹脂製ブーツ22の
端部26とハウジング12においても同様である。ま
た、第1の実施形態では、継手として等速ジョイント1
0を用いて説明したが、これに限定されるものではな
く、種々の継手に適用可能である。
【0023】図6には、本発明の第2の実施形態に係る
ブーツの取付構造が採用される等速ジョイント50の一
部が示されている。なお、第1の実施形態に係る等速ジ
ョイント10と同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。また、シャフト20側
についてのみ説明し、ハウジング12側は同様であるた
めにその説明は省略する。
【0024】この等速ジョイント50を構成する樹脂製
ブーツ52の端部54は、略アーチ型断面形状に設定さ
れており、この端部54と厚肉部56との一方の境界部
位には、突状変形部58が屈曲成形される。この突状変
形部58には、端部54の外周側からスリット60が設
けられており、前記突状変形部58が変形可能になって
いる。
【0025】このように構成される等速ジョイント50
では、樹脂製ブーツ52の端部54がシャフト20の取
付部外周20aに嵌着された状態で、この端部54にバ
ンド部材28が装着されると、前記端部54が前記バン
ド部材28により締め付けられて矢印方向に変形する。
このため、端部54の突状変形部58は、スリット60
を介して強制的に変形されてばね性を有することにな
り、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0026】図7には、本発明の第3の実施形態に係る
ブーツの取付構造が採用される等速ジョイント70の一
部が示されている。なお、第1の実施形態に係る等速ジ
ョイント10と同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0027】この等速ジョイント70を構成する樹脂製
ブーツ72の端部74は、略アーチ型断面形状に設定さ
れており、この端部74と厚肉部76との両境界部位に
は、突状変形部78a、78bが屈曲成形される。この
突状変形部78a、78bには、端部74の外周側から
スリット80a、80bが設けられている。
【0028】従って、第3の実施形態では、樹脂製ブー
ツ72の端部74にバンド部材28が装着されると、突
状変形部78a、78bが強制的に矢印方向に変形され
てばね性を有することになり、第1および第2の実施形
態と同様の効果が得られる。
【0029】図8には、本発明の第4の実施形態に係る
ブーツの取付構造が採用される等速ジョイント90の一
部が示されている。なお、第1の実施形態に係る等速ジ
ョイント10と同一の構成要素には同一の参照符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0030】この等速ジョイント90を構成する樹脂製
ブーツ92の端部94には、突状変形部96が屈曲成形
される。この突状変形部96は、端部94の半径方向
(図8中、H参照)からこの端部94の内側に向かって
角度α°だけ傾斜している。端部94の外周部には、バ
ンド部材28を装着するための周溝98が設けられてい
る。
【0031】シャフト20の取付部外周20aには、樹
脂製ブーツ92の端部94が係合する第1傾斜面100
と、前記端部94の突状変形部96が圧着される第2傾
斜面102とが形成されている。
【0032】このように構成される等速ジョイント90
では、樹脂製ブーツ92の端部94がシャフト20の取
付部外周20aに嵌着されると、突状変形部96が前記
端部94の軸方向に強制的に変形される。次いで、端部
94の周溝98にバンド部材28が装着されると、この
端部94が前記バンド部材28により締め付けられ、突
状変形部96が強制的にさらに変形されてばね性を有し
た状態で第2傾斜面102に圧着される。これにより、
第4の実施形態では、第1〜第3の実施形態と同様の効
果が得られる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る継手用ブーツの取付構造で
は、樹脂製ブーツにバンド部材が装着されると、前記樹
脂製ブーツの両端に設けられた突状変形部が強制的に変
形されてハウジングおよびシャフトの取付部外周に対し
て弾発的に圧着し、有効なシール性を確保することがで
きる。これにより、部品点数の増加や作業工程が複雑化
することを有効に阻止するとともに、従来のゴム製ブー
ツに使用されているバンド部材を適用することが可能に
なり、コストの高騰を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るブーツの取付構
造が採用される等速ジョイントの一部断面説明図であ
る。
【図2】前記ブーツの取付構造が採用される樹脂製ブー
ツをシャフトに嵌着した状態の説明図である。
【図3】前記樹脂製ブーツにバンド部材を装着した状態
の説明図である。
【図4】前記シャフトに直角面が形成された場合の該シ
ャフトと前記樹脂製ブーツの説明図である。
【図5】図4の構造で前記樹脂製ブーツにバンド部材を
装着した状態の説明図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るブーツの取付構
造が採用される等速ジョイントの一部説明図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るブーツの取付構
造が採用される等速ジョイントの一部説明図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るブーツの取付構
造が採用される等速ジョイントの一部説明図である。
【符号の説明】
10、50、70、90…等速ジョイント 12…ハウジング 20…シャフト 12a、20a…取付部外周 22、52、72、9
2…樹脂製ブーツ 24、26、54、74、94…端部 28、30…バンド部材 34a、34b、58、78a、78b、96…突状変
形部 36…溝部 38a、38b、10
0、102…傾斜面 39…直角面 60、80a、80b
…スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】継手を構成するハウジングとシャフトの取
    付部外周に樹脂製ブーツの両端を嵌着し、前記樹脂製ブ
    ーツの両端外周にバンド部材を装着して構成される継手
    用ブーツの取付構造であって、 前記樹脂製ブーツの両端には、前記バンド部材を装着す
    ることにより強制的に変形されて前記ハウジングおよび
    前記シャフトの取付部外周に対し形状によるばね性によ
    り弾発的に圧着する突状変形部が設けられることを特徴
    とする継手用ブーツの取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1記載の取付構造において、前記ハ
    ウジングおよび前記シャフトの取付部外周には、前記樹
    脂製ブーツの突状変形部が接触する部分に対応して溝部
    が形成されることを特徴とする継手用ブーツの取付構
    造。
  3. 【請求項3】請求項2記載の取付構造において、前記溝
    部の少なくとも一箇所には、直角面または傾斜面が設け
    られることを特徴とする継手用ブーツの取付構造。
JP508096A 1996-01-16 1996-01-16 継手用ブーツの取付構造 Pending JPH09196170A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008152877A1 (ja) * 2007-06-13 2008-12-18 Ntn Corporation トリポード型等速自在継手用ブーツ
JP2013204685A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Jtekt Corp 自在継手

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WO2008152877A1 (ja) * 2007-06-13 2008-12-18 Ntn Corporation トリポード型等速自在継手用ブーツ
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