JPH09196199A - ダイヤフラムバルブ - Google Patents

ダイヤフラムバルブ

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JPH09196199A
JPH09196199A JP1045896A JP1045896A JPH09196199A JP H09196199 A JPH09196199 A JP H09196199A JP 1045896 A JP1045896 A JP 1045896A JP 1045896 A JP1045896 A JP 1045896A JP H09196199 A JPH09196199 A JP H09196199A
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diaphragm
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Katsutoshi Yoshimoto
勝利 吉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水分を含有する塩素ガス等のハロゲンガスある
いは同ガスが溶存する液体に対して、極めて高い耐性を
有するダイヤフラムバルブを提供する。 【解決手段】ダイヤフラム部が少なくとも二層のダイヤ
フラム3a、3bで構成されたダイヤフラムバルブであ
って、弁座に接するダイヤフラム3aがパーフルオロカ
ーボン系樹脂よりなり、他層を構成するダイヤフラムの
少なくとも一層3bがゴムよりなり、該ゴムよりなるダ
イヤフラムの面にガスが通過可能な孔4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なダイヤフラ
ムバルブに関する。詳しくは、水を含む塩素ガス等のハ
ロゲンガス、あるいは同ガスが溶存する液体に対して、
極めて高い耐性を有するダイヤフラムバルブである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤフラムバルブは、図2に示
すように、流路6の開口7が設けられたフランジ部5を
両端に有し、中央に弁座11を有し、該弁座11を介し
て上記流路6の開口8が設けられた本体と、カバー12
とその外部に取り付けられたハンドル10、及び該ハン
ドルに連結され、該ハンドル操作によって上記カバーの
内部で上下する様に構成されたコンプレッサー9よりな
るバルブボンネット2と、該コンプレッサー9の先端に
取り付けられたダイヤフラム部3とよりなっている。
【0003】そして、バルブが開の状態からハンドル1
0を操作することにより、コンプレッサー9が降下し、
これによりダイヤフラム3が変形して、弁座11に押し
付けられ、流路6が閉鎖される。また、ハンドルを上記
と逆に操作すると、コンプレッサーが上昇し、これによ
りダイヤフラムが変形が解除されて元の状態となり、流
路が解放される。
【0004】上記ダイヤフラムバルブにおいて、ダイヤ
フラム部は、接触する液に対して耐性を持たせるため、
弁座に接するダイヤフラムがポリテトラフルオロエチレ
ンとし、また、該ダイヤフラム部のシール性を確保する
ため、上記ポリテトラフルオロエチレンよりなるダイヤ
フラムに、更にゴムよりなるダイヤフラムを積層した多
層構造が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
造のダイヤフラム部を有するダイヤフラムバルブを水を
含む塩素ガス等のハロゲンガス、あるいは同ガスを含有
する液と接触する環境で使用した場合、ゴムよりなるダ
イヤフラムが湿潤したハロゲンガスにより膨潤し、その
結果、コンプレッサーの動作をポリテトラフルオロエチ
レンよりなるダイヤフラムに十分伝達することができな
くなり、バルブの機能に支障を来すという問題が生じ
る。そのため、上記ダイヤフラムバルブは、極めて短期
間で取り替えを必要とするばかりでなく、バルブの誤作
動による種々の事故を誘発する虞があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記問題を
解決すべく鋭意検討を重ねた結果、ゴムよりなるダイヤ
フラムの膨潤が、ポリテトラフルオロエチレンよりなる
ダイヤフラムを透過するハロゲンガスが同時に透過する
水と共に除々蓄積することによるものであるという知見
を得た。
【0007】そして、更に検討を重ねた結果、該ゴムよ
りなるダイヤフラムの面に該ガスが通過可能な孔を設け
ることにより、ポリテトラフルオロエチレンよりなるダ
イヤフラムとゴムよりなるダイヤフラムとの間へのハロ
ゲンガスの蓄積が防止され、上記ゴムよりなるダイヤフ
ラムの膨潤を長期間にわたって防止し得ることを見い出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に従って更に
詳細に説明するが、本発明はこれらの図面に限定される
ものではない。
【0009】図1は、本発明のダイヤフラムバルブの代
表的な態様を示す部分断面図を示すものである。また、
図3は図1に使用するダイヤフラム部の代表的な態様を
示す分解図である。
【0010】即ち、本発明のダイヤフラムバルブは、ダ
イヤフラム部が少なくとも二層のダイヤフラム3a、3
bで構成されたダイヤフラムバルブであって、弁座に接
するダイヤフラム3aがパーフルオロカーボン系樹脂よ
りなり、他層を構成するダイヤフラムの少なくとも一層
3bがゴムよりなり、該ゴムよりなるダイヤフラムの面
にガスが通過可能な孔4を設けたことを特徴とする。
【0011】本発明において、弁座に接するダイヤフラ
ム3aの材質は、パーフルオロカーボン系樹脂よりなる
ものであれば、特に制限されないが、ポリテトラフルオ
ロエチレンが最も好適に使用される。
【0012】また、上記のダイヤフラム3aの構造は、
公知の構造が特に制限なく採用される。一般には、図3
に示すように、周囲にシール面13を有し、該シール面
で囲まれた内側に、これと一体化されたダイヤフラム面
を有し、更に、該ダイヤフラム面の中心部にコンプレッ
サーへの取付具14を一体化して設けた構造が採用され
る。かかる構造とすることにより、ダイヤフラム全面で
の液密性を十分に確保することができる。上記取付具1
4のコンプレッサーへの取り付け態様は特に制限されな
いが、一般には、ネジ等で固定する方法が採用される。
【0013】上記パーフルオロカーボン系樹脂よりなる
ダイヤフラム3aの厚みは、公知の範囲が特に制限なく
採用される。上記厚みは、ダイヤフラムの大きさによっ
て多少異なるが、一般に、0.5〜2mm程度が好適で
ある。
【0014】本発明において、ダイヤフラムバルブない
に接する液に対して耐性を持たせる目的で、弁座に接す
るダイヤフラム3aはパーフルオロカーボン系樹脂より
なる。上記パーフルオロカーボン系樹脂はゴム弾性を持
たない。
【0015】従って、本発明においては、本体1とバル
ブボンネット2とのシール性及び該ダイヤフラム3aと
弁座11とのシール性を確保するため、図3に詳細に示
すように、ゴムよりなるダイヤフラム3bを積層して設
けられる。
【0016】かかるゴムよりなるダイヤフラム3bの材
質は、特に制限されず、公知のゴム弾性を有する材質が
特に制限なく使用される。例えば、EPDM等のエチレ
ンプロピレンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム、クロロ
プレンゴム等が挙げられる。なかでも、耐塩素性の点か
ら、エチレンプロピレンゴム、特にEPDMが好適に使
用される。
【0017】また、ゴムよりなるダイヤフラム3bの構
造は、図3に示すように、周囲にシール面13を有し、
該シール面で囲まれた内側に、これと一体化されたダイ
ヤフラム面を有し、更に、該ダイヤフラム面の中心部
に、ダイヤフラム3bの取付具14を挿入可能な貫通穴
14を有する。
【0018】本発明の最大の特徴は、上記ダイヤフラム
バルブフラム3bのダイヤフラム面にガスが通過可能な
孔4を設けたことにある。かかる孔4を設けることによ
り、ダイヤフラムバルブの流路6に存在するガスまたは
液に含有される塩素等のハロゲンガスが、ポリテトラフ
ルオロエチレンよりなるダイヤフラム3aを透過した場
合、該孔よりゴムよりなるダイヤフラム3bのダイヤフ
ラム面の背面に存在する空間部に排除され、その結果、
ダイヤフラム間に高濃度のハロゲンガスが蓄積すること
なく、該ダイヤフラム3bの材質であるゴムの劣化、膨
潤を効果的に防止することができる。
【0019】ゴムよりなるダイヤフラム3bに設ける孔
4の大きさは、ガスが通過可能であれば特に制限されな
い。一般には、直径が0.1〜5mm、好ましくは、
0.5〜3mmの大きさが適当である。また、該孔の数
は、ダイヤフラム面の強度を著しく低下させない程度で
あればよい。例えば、ダイヤフラム面の100cm2
たり5〜10個程度が適当である。更に、孔を設ける位
置も特に制限されないが、塩素ガス等のハロゲンガスが
滞留し易く、しかもゴムの劣化による影響が大きい、ダ
イヤフラム面の外周部付近に設けることが推奨される。
【0020】また、ゴムよりなるダイヤフラム3bの厚
みは、公知の範囲が特に制限なく採用される。一般に、
上記厚みは、2〜5mm程度が好適である。
【0021】更に、ゴムよりなるダイヤフラム3bは、
その寸法安定性を向上させるため、内層に布等の補強層
を内在させることが一般的である。
【0022】上記図3において、各ダイヤフラムには、
取り付け用のボルト穴17が設けられ、図1に示すよう
に、バルブボンネット2、ダイヤフラム3a、3b及び
本体を貫通してボルト(図示せず)によって締め付けら
れる。
【0023】本発明のダイヤフラムバルブのその他の構
造、材質は公知の構造、材質が特に制限なく採用され
る。例えば、バルブボンネット、本体の材質は、塩化ビ
ニル等の樹脂で構成するのが一般的である。また、ダイ
ヤフラムのコンプレッサ9への取付部分14の金具は、
耐食性の高い材質、例えば、ハステロイ、チタン−パラ
ジウム合金等で、また、コンプレッサ9の材質は、耐食
性を考慮してポリフッ化ビニリデン等のフッ素系樹脂を
使用することが、本発明において好ましい。
【0024】また、本発明において、ダイヤフラム3
は、前記ポリテトラフルオロエチレンよりなるダイヤフ
ラム3aとゴムよりなるダイヤフラム3bより基本的に
なるものであればよいが、ダイヤフラム3aの信頼性を
確保するため、ダイヤフラム3aとダイヤフラム3bと
の間にフッ素系の樹脂よりなり、ダイヤフラム3bの孔
14を設けない以外は同一の構造を有するダイヤフラム
を介在させることが好ましい。この場合、該ダイヤフラ
ムの厚みは、0.1〜0.5mm程度が適当である。
【0025】図4は、本発明のダイヤフラムバルブの他
の態様を示す部分断面図である。即ち、図4に示す構造
は、バルブボンネットの側面にガス抜き孔16を設けた
態様を示す。かかるガス抜き孔を設けることにより、ゴ
ムよりなるダイヤフラム3bの孔4よりその背面の空間
に排除されたハロゲンガスが該孔より揮散し、該空間に
蓄積するのを防止でき、本発明の効果を更に向上させる
ことができる。
【0026】上記ガス抜き孔孔16の大きさは、特に制
限されないが、一般に、直径1〜10mm、好ましく
は、2〜5mmが好適である。また、該貫通孔は、バル
ブボンネットの対向する面に設けることが前記空間のガ
スを効率よく置換できるため好ましい。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より理解されるように、本発
明のダイヤフラムバルブは、水を含有する塩素ガス等の
ハロゲンガス、あるいは同ガスを含有する、硫酸水溶
液、食塩水溶液等の液に接触する環境で使用した場合で
も、該ハロゲンガスによりバルブの機能に支障を来すと
いう問題を効果的に防止することができる。そのため、
本発明のダイヤフラムバルブは、取替周期を著しく延長
することが可能であり、また、バルブの誤作動による種
々の事故を長期間にわたって防止することが可能であ
る。
【0028】
【実施例】以下、本発明を更に具体的に説明するため実
施例を示すが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0029】実施例1 図1に示す構造のダイヤフラムバルブを構成した。ダイ
ヤフラム3aとして、ダイヤフラム面の直径60mm、
厚み1mmのポリテトラフルオロエチレン製のものを使
用した。また、ダイヤフラム3bとして、ダイヤフラム
面の直径60mm、厚み4mmであり、EPDMよりな
るのものを使用した。また、該ダイヤフラム3bには、
図3にも示すように、ダイヤフラム面の周辺付近に、直
径1mmの孔4を等間隔で4個設けた。
【0030】上記ダイヤフラムバルブを配管に接続し、
バルブを開にした状態で、80℃の飽和の水蒸気を含む
塩素ガスを1ヶ月間流した。
【0031】その後、ゴムよりなるダイヤフラム3bの
ゴム中の塩素濃度を測定した結果、10ppmであり、
ゴムは全く劣化していなかった。
【0032】実施例2 実施例1で使用したダイヤフラムバルブのバルブボンネ
ットの側壁に、図4に示すように、対向させて直径5m
mのガス抜き孔16を形成した以外は、同様にして試験
行った。
【0033】その後、ゴムよりなるダイヤフラム3bの
ゴム中の塩素濃度を測定した結果、5ppmであり、ゴ
ムは全く劣化していなかった。
【0034】比較例 実施例1において、ゴムよりなるダイヤフラム3bに孔
4を設けなかった以外は、全て同様にして試験を行っ
た。
【0035】その後、ゴムよりなるダイヤフラム3bの
ゴム中の塩素濃度を測定した結果、1000ppmであ
り、ゴムの劣化が始まっていた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のダイヤフラムバルブの代表的な態様
を示す部分断面図
【図2】 従来のダイヤフラムバルブを示す部分断面図
【図3】 本発明のダイヤフラム部の構造を示す分解図
【図4】 本発明のダイヤフラムバルブの代表的な態様
を示す部分断面図
【符号の説明】
1 本体 2 バルブボンネット 3 ダイヤフラム 4 孔 5 フランジ 6 流路 7 開口 8 開口 9 コンプレッサ 10 ハンドル 11 弁座 12 カバー 13 シール面 14 取付具 15 貫通穴 16 ガス抜き孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイヤフラム部が少なくとも二層のダイ
    ヤフラムで構成されたダイヤフラムバルブであって、弁
    座に接するダイヤフラムがパーフルオロカーボン系樹脂
    よりなり、他層を構成するダイヤフラムの少なくとも一
    層がゴムよりなり、該ゴムよりなるダイヤフラム面にガ
    スが通過可能な孔を設けたことを特徴とするダイヤフラ
    ムバルブ。
  2. 【請求項2】 ゴムがエチレン−プロピレン系ゴムであ
    る請求項1記載のダイヤフラムバルブ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160064065A (ko) * 2013-07-16 2016-06-07 가부시키가이샤 사기노미야세이사쿠쇼 압력 작동 밸브
JP2018021639A (ja) * 2016-08-05 2018-02-08 サーパス工業株式会社 流体機器
US9995415B2 (en) 2015-10-16 2018-06-12 Surpass Industry Co., Ltd. Fluidic device
WO2023085221A1 (ja) * 2021-11-10 2023-05-19 旭有機材株式会社 ダイヤフラム部材及びそれを用いたダイヤフラムバルブ

Cited By (5)

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WO2023085221A1 (ja) * 2021-11-10 2023-05-19 旭有機材株式会社 ダイヤフラム部材及びそれを用いたダイヤフラムバルブ

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