JPH09196965A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH09196965A
JPH09196965A JP2175696A JP2175696A JPH09196965A JP H09196965 A JPH09196965 A JP H09196965A JP 2175696 A JP2175696 A JP 2175696A JP 2175696 A JP2175696 A JP 2175696A JP H09196965 A JPH09196965 A JP H09196965A
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Takeshi Nakamura
村 武 中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 静止加重から加速度までを検出することがで
き、温度ドリフトの少ない加速度センサを得る。 【解決手段】 加速度センサ10は、8字状に形成した
第1および第2の振動体12,14および連結部16,
18,20を含む。中央部の連結部20から延びるよう
に延長部22a,22bを形成し、その先端に重り24
を取り付ける。第1および第2の振動体12,14の縁
部に形成した支持部26a,26bを支持する。第1お
よび第2の振動体12,14の同じ側の面に、第1およ
び第2の圧電素子28,30を形成する。第1および第
2の圧電素子28,30は、それぞれ分割した電極36
a,36bおよび電極42a,42bを含む。電極36
a,36bおよび電極42a,42bは、第1および第
2の振動体12,14の長手方向の中央部を境として、
その両側に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は加速度センサに関
し、特にたとえば、カーナビゲーションシステムなどに
利用されて、自動車などの加速度を測定するために用い
られる加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の加速度センサの一例を示
す図解図である。加速度センサ1は、基板2を含む。基
板2上には、圧電素子3が形成される。基板2の一端は
支持され、他端に重り4が取り付けられる。この加速度
センサ1では、矢印に示すように、基板2の面に直交す
る方向に加速度による力が加わると、基板2が湾曲す
る。それによって、圧電素子3も湾曲し、圧電素子から
湾曲量に対応した信号、すなわち加速度に対応した信号
が出力される。また、静止加重を検出するために、圧電
素子に駆動信号を与えて基板を振動させ、加重による湾
曲に伴う圧電素子のインピーダンス変化を測定する加速
度センサもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の加速度センサでは、基板と圧電素子との熱膨張係数の
差により、雰囲気温度が変化すると、基板に反りが生じ
る場合がある。このような反りによる信号が出力される
と、加速度による信号か雰囲気温度の変化による信号か
を区別することができず、誤差が多く、高感度のものを
得ることができなかった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、静
止加重から加速度までを検出することができ、温度ドリ
フトの少ない加速度センサを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、2つの板状
の振動体と、2つの振動体の両端および中央部を連結す
るための連結部と、2つの振動体の同じ側の面に形成さ
れ2つの入出力部を有する圧電素子と、振動体の中央部
に対応する位置に配置され振動体に加速度による慣性力
を得るための重りとを含み、加速度によって2つの振動
体が逆向きに変形するようにした、加速度センサであ
る。この加速度センサにおいて、圧電素子の2つの入出
力部は、振動体の長手方向の中央部を境としてその両側
に配置することができる。また、この加速度センサにお
いて、圧電素子の2つの入出力部は、振動体の幅方向の
中央部を境としてその両側に配置してもよい。さらに、
重りは2つの振動体の中央部を連結する連結部から延び
る延長部に取り付けられてもよく、この場合、2つの振
動体の長手方向の中央部における振動体の縁部が支持さ
れる。また、重りは2つの振動体の長手方向の中央部に
おける振動体の縁部から延びる延長部に取り付けられて
もよく、この場合、2つの振動体の中央部を連結する連
結部が支持される。この加速度センサを用いるために、
それぞれの圧電素子の一方の入出力部を駆動用とし、他
方の入出力部を検出用とし、検出用の入出力部からの出
力信号の和を帰還信号として前記駆動用の入出力部に駆
動信号を与える発振回路が構成され、かつ検出用の入出
力部からの出力信号の差が加速度検出信号として用いら
れる。
【0006】それぞれの圧電素子の一方の入出力部に駆
動信号を与えることによって、振動体が振動させられ
る。加速度センサに加速度が加わると、重りによって振
動体に慣性力が加わる。そのため、2つの振動体が逆向
きに屈曲し、屈曲量に応じて圧電素子の他方の入出力部
から信号が出力される。したがって、この信号を測定す
ることにより、加速度を検出することができる。このよ
うに、2つの振動体を逆向きに屈曲させるために、重り
は、2つの振動体を連結する連結部から延びる延長部、
または2つの振動体の縁部から延びる延長部に取り付け
られる。この場合、それぞれの圧電素子の他方の入出力
部から、振動体の屈曲量に対応した信号、すなわち加速
度に対応した逆極性の信号が出力される。したがって、
これらの信号の差をとれば、加速度に対応した大きい出
力信号を得ることができる。
【0007】それぞれの圧電素子に2つの入出力部を形
成するとき、それらの入出力部は、振動体の長手方向の
中央部を境として、その両側に配置することができる。
また、これらの入出力部は、それぞれの振動体の幅方向
の中央部を境として、その両側に配置してもよい。ま
た、加速度センサの振動体を振動させるために、検出用
の入出力部の出力信号の和を帰還信号として、駆動信号
を駆動用の入出力部に与える発振回路を構成することが
できる。
【0008】雰囲気温度が変化すると、圧電素子と振動
体の熱膨張係数の差により、振動体が湾曲する。このと
き、圧電素子は、2つの振動体の同じ側に形成されてい
るため、湾曲方向は同じになる。そのため、圧電素子か
ら同極性の信号が出力され、加速度による信号と区別す
ることができる。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、振動体を振動させて
いるため、静止加重に対しても圧電素子から信号を出力
させることができる。そのため、静止加重から加速度ま
で、この加速度センサによって検出することができる。
また、加速度によって、逆極性の信号が出力されるのに
対して、雰囲気温度の変化によって、同極性の信号が出
力される。そのため、それぞれの圧電素子の検出用の入
出力部からの出力信号の差をとれば、加速度によって大
きい信号が出力され、雰囲気温度の変化による信号は相
殺される。したがって、温度ドリフトを抑えることがで
き、誤差の少ない高感度な加速度センサを得ることがで
きる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の加速度センサの
一例を示す斜視図であり、図2は図1の線II−IIに
おける断面図であり、図3は図1の線III−IIIに
おける断面図である。加速度センサ10は、矩形板状の
第1の振動体12および第2の振動体14を含む。第1
の振動体12および第2の振動体14は、その両端部に
おいて、連結部16,18で連結される。さらに、第1
の振動体12および第2の振動体14は、その長手方向
の中央部において、連結部20で連結される。したがっ
て、第1の振動体12,第2の振動体14および連結部
16,18,20によって、8字状の基板が形成され
る。
【0012】中央の連結部20の両縁部から延びるよう
にして、2つの延長部22a,22bが形成される。こ
れらの延長部22a,22bの先端部が合わせられ、そ
の先端部に重り24が取り付けられる。また、第1の振
動体12および第2の振動体14の長手方向の中央部に
おいて、これらの振動体12,14の縁部に、支持部2
6a,26bが形成される。そして、これらの支持部2
6a,26bが支持される。これらの第1および第2の
振動体12,14,連結部16,18,20,延長部2
2a,22bおよび支持部26a,26bを形成するた
めには、支持部26a,26bとなる凸部を有する矩形
板状の金属板を準備し、この金属板に逆向きのコ字状の
切り込みを形成し、切り込みに沿って連結部20を基準
として金属板を折り曲げ、延長部22a,22bを形成
すればよい。
【0013】第1の振動体12の一方面上には、第1の
圧電素子28が形成される。また、第2の振動体14の
一方面上には、第2の圧電素子30が形成される。第1
の圧電素子28は、たとえば圧電セラミックなどで形成
される圧電層32を含む。圧電素子32の一方面上に
は、全面に電極34が形成される。さらに、圧電層32
の他方面上には、分割された2つの電極36a,36b
が形成される。そして、一方の電極34が、第1の振動
体12に接着される。このとき、分割された電極36
a,36bは、第1の振動体12の長手方向の中央部を
境として、その両側に配置される。これらの電極36
a,36bが、信号の入出力部として用いられる。
【0014】同様に、第2の振動体14は圧電層38を
含み、その一方面上には、全面に電極40が形成され
る。さらに、圧電層38の他方面上には、分割された2
つの電極42a,42bが形成される。これらの電極4
2a,42bは、第2の振動体14の長手方向の中央部
を境として、その両側に配置される。これらの電極42
a,42bが、信号の入出力部として用いられる。そし
て、第1の圧電素子28の電極36aと第2の圧電素子
30の電極42aが、これらの振動体12,14を振動
させるための駆動用として用いられる。また、第1の圧
電素子28の電極36bと第2の圧電素子30の電極4
2bが、加速度に対応する信号を得るための検出用とし
て用いられる。
【0015】この加速度センサ10では、図4に示すよ
うに、検出用の電極36b,42bの出力信号が合成さ
れ、発振回路44に入力される。発振回路44は、交流
増幅回路46と位相補正回路48とを含む。そして、電
極36b,42bからの出力信号が交流増幅回路46に
入力され、増幅された信号が位相補正回路48で位相補
正されて、駆動信号として電極36a,42aに入力さ
れる。
【0016】また、第1の圧電素子28の電極36bお
よび第2の圧電素子30の電極42bは、それぞれ差動
増幅回路50の2つの入力端に接続される。差動増幅回
路50は、同期検波回路52に接続される。同期検波回
路52では、差動増幅回路50の出力信号が、発振回路
44の位相補正回路48の信号に同期して検波される。
同期検波回路52は平滑回路54に接続され、さらに平
滑回路54は直流増幅回路56に接続される。
【0017】この加速度センサ10では、発振回路44
によって、第1の圧電素子28の電極36aおよび第2
の圧電素子30の電極42aに駆動信号が与えられる。
それによって、2つの圧電素子28,30は同期して変
位し、第1の振動体12および第2の振動体14は長さ
振動する。第1および第2の振動体12,14の振動に
よって、電極36b,42b形成部分も振動し、これら
の電極36b,42bから同じ信号が出力される。この
信号が合成され、発振回路44に帰還される。また、差
動増幅回路50ではこれらの信号が相殺され、差動増幅
回路50からは信号が出力されない。そのため、直流増
幅回路56の出力信号も0であり、加速度が加わってい
ないことがわかる。
【0018】この状態で、図5の矢印に示すように、第
1の振動体12側から第2の振動体14側に向かって加
速度による力が加わると、重り24によって、第1の振
動体12および第2の振動体14に力が加わる。それに
よって、第1の振動体12および第2の振動体14は、
互いに逆方向に屈曲する。この屈曲によって、第1の圧
電素子28および第2の圧電素子30から信号が出力さ
れるが、電極36b形成部分および電極42b形成部分
の屈曲状態は逆向きであるため、これらの電極36b,
42bから逆極性の信号が出力される。そのため、差動
増幅回路50からは、大きい出力信号が得られる。
【0019】差動増幅回路50の出力信号は、同期検波
回路52において、発振回路44の位相補正回路48の
信号に同期して検波される。この同期検波回路52で
は、差動増幅回路50の出力信号の正部分のみまたは負
部分のみ、または正負のいずれかを位相反転した両波が
検波される。検波された信号は平滑回路54で平滑さ
れ、さらに直流増幅回路56で増幅される。直流増幅回
路56の出力信号は、第1および第2の振動体12,1
4の屈曲量、すなわち加速度に対応した信号である。し
たがって、この出力信号を測定することによって、加わ
った加速度を検出することができる。また、加速度が逆
向きに加わった場合、第1および第2の振動体12,1
4の屈曲方向は逆となるため、同期検波回路52で検波
される信号の極性が変わり、直流増幅回路56の出力信
号の極性も変わる。したがって、直流増幅回路56の出
力信号の極性によって、加速度の方向を知ることができ
る。
【0020】この加速度センサ10では、第1の振動体
12および第2の振動体14を振動させているため、第
1の圧電素子28および第2の圧電素子30から常に信
号が出力される。そのため、静止加重に対しても、それ
に対応した信号を出力させることができる。したがっ
て、この加速度センサ10では、静止加重から加速度ま
でを検出することができる。
【0021】また、第1および第2の圧電素子28,3
0は、第1および第2の振動体12,14の同じ側の面
に形成されているため、雰囲気温度が変化すると、熱膨
張係数の差によって、振動体12,14は同じ向きに湾
曲する。そのため、このような湾曲によって、電極36
b,42bから出力される信号は同じであり、差動増幅
回路50で相殺される。したがって、雰囲気温度の変化
による影響は小さく、誤差が小さくて、感度の良好な加
速度センサを得ることができる。
【0022】なお、図4に示す回路では、電極36a,
42aに駆動信号を与え、電極36b,42bからの出
力信号を加速度検出用として用いたが、これらの関係を
逆にしてもよい。さらに、電極36a,42bに駆動信
号を与え、電極36b,42aからの出力信号を加速度
検出用として用いてもよい。また、図6に示すように、
第1の圧電素子28の電極36a,36bは、第1の振
動体12の幅方向の中央部を境として、その両側に配置
されてもよい。同様に、第2の圧電素子30の電極42
a,42bは、第2の振動体14の幅方向の中央部を境
として、その両側に配置されてもよい。この場合、たと
えば、外側の2つの電極36a,42bに駆動信号が与
えられ、内側の2つの電極36b,42aからの出力信
号が加速度検出用として用いられる。
【0023】また、図7に示すように、第1および第2
の振動体12,14の長手方向の中央部において、これ
らの振動体12,14の縁部から延びるようにして、延
長部58a,58bを形成してもよい。そして、これら
の延長部58a,58bの間に、重り24が取り付けら
れる。この場合、中央部の連結部20から延びるように
して、支持部60が形成される。この支持部60として
は、金属板に切り込みを形成して折り曲げたものではな
く、図7に示すような1つの板状とすることもできる。
このような構造でも、上述の加速度センサと同様に、加
速度が加わることによって、第1および第2の振動体1
2,14を逆向きに屈曲させることができる。
【0024】さらに、図8に示すように、第1および第
2の振動体12,14の端部および連結部16,18の
端部に、折曲げ部62を形成してもよい。このような折
曲げ部62は、第1および第2の振動体12,14の端
部の変形を防止するための補強材として働く。そのた
め、第1および第2の振動体12,14には、加速度に
よる屈曲のみを発生させることができ、高精度の加速度
センサを得ることができる。
【0025】また、上述の加速度センサでは、それぞれ
の圧電素子の電極を分割することで2つの入出力部を形
成したが、2つの圧電素子を用いて入出力部としてもよ
い。この場合、第1の振動体12に2つの圧電素子が形
成され、第2の振動体14には2つの圧電素子が形成さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加速度センサの一例を示す斜視図で
ある。
【図2】図1の線II−IIにおける断面図である。
【図3】図1の線III−IIIにおける断面図であ
る。
【図4】図1に示す加速度センサを使用するための回路
を示すブロック図である。
【図5】加速度が加わったときの加速度センサの状態を
示す斜視図である。
【図6】この発明の加速度センサの他の例を示す斜視図
である。
【図7】この発明の加速度センサのさらに他の例を示す
斜視図である。
【図8】この発明の加速度センサの別の例を示す斜視図
である。
【図9】従来の加速度センサの一例を示す図解図であ
る。
【符号の説明】 10 加速度センサ 12 第1の振動体 14 第2の振動体 16,18 連結部 20 連結部 22a,22b 延長部 24 重り 26a,26b 支持部 28 第1の圧電素子 30 第2の圧電素子 44 発振回路 46 交流増幅回路 48 位相補正回路 50 差動増幅回路 52 同期検波回路 54 平滑回路 56 直流増幅回路 58a,58b 延長部 60 支持部 62 折曲げ部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの板状の振動体、 前記2つの振動体の両端および中央部を連結するための
    連結部、 前記2つの振動体の同じ側の面に形成され、2つの入出
    力部を有する圧電素子、および前記振動体の中央部に対
    応する位置に配置され、前記振動体に加速度による慣性
    力を得るための重りを含み、 加速度によって2つの前記振動体が逆向きに変形するよ
    うにした、加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子の2つの入出力部は、前記
    振動体の長手方向の中央部を境としてその両側に配置さ
    れた、請求項1に記載の加速度センサ。
  3. 【請求項3】 前記圧電素子の2つの入出力部は、前記
    振動体の幅方向の中央部を境としてその両側に配置され
    た、請求項1に記載の加速度センサ。
  4. 【請求項4】 前記重りは前記2つの振動体の中央部を
    連結する前記連結部から延びる延長部に取り付けられ、
    前記2つの振動体の長手方向の中央部における前記振動
    体の縁部が支持される、請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の加速度センサ。
  5. 【請求項5】 前記重りは前記2つの振動体の長手方向
    の中央部における前記振動体の縁部から延びる延長部に
    取り付けられ、前記2つの振動体の中央部を連結する前
    記連結部が支持される、請求項1ないし請求項3のいず
    れかに記載の加速度センサ。
  6. 【請求項6】 それぞれの前記圧電素子の一方の入出力
    部を駆動用とし、他方の入出力部を検出用とし、前記検
    出用の入出力部からの出力信号の和を帰還信号として前
    記駆動用の入出力部に駆動信号を与える発振回路を構成
    し、かつ前記検出用の入出力部からの出力信号の差を加
    速度検出信号とした、請求項1ないし請求項5のいずれ
    かに記載の加速度センサ。
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