JPH11325913A - 振動ジャイロ - Google Patents
振動ジャイロInfo
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- JPH11325913A JPH11325913A JP10148475A JP14847598A JPH11325913A JP H11325913 A JPH11325913 A JP H11325913A JP 10148475 A JP10148475 A JP 10148475A JP 14847598 A JP14847598 A JP 14847598A JP H11325913 A JPH11325913 A JP H11325913A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 振動子および振動子の支持構造が簡単で、量
産加工に適し、安定した振動特性を有すると共に、検出
感度も向上させることができる振動ジャイロを提供す
る。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、振動子12を含
む。振動子12は、矩形板状の第1の振動体14を有す
る。第1の振動体14は、その長さ方向の両端側に板状
の第2の振動体16,18が形成され、その長さ方向の
中央部に板状の第3の振動体20が形成される。第2の
振動体16,18および第3の振動体20は、第1の振
動体14の主面から上方に垂直に延び設けられる。第1
の振動体14は、その一方主面に駆動用圧電素子24が
配置され、その他方主面に検出用圧電素子30,32が
配置される。駆動用圧電素子24に駆動信号を印加して
第1の振動体14を屈曲振動させ、コリオリ力による第
1の振動体14のねじれ歪みに対応した信号を検出用圧
電素子30,32から得る。
産加工に適し、安定した振動特性を有すると共に、検出
感度も向上させることができる振動ジャイロを提供す
る。 【解決手段】 振動ジャイロ10は、振動子12を含
む。振動子12は、矩形板状の第1の振動体14を有す
る。第1の振動体14は、その長さ方向の両端側に板状
の第2の振動体16,18が形成され、その長さ方向の
中央部に板状の第3の振動体20が形成される。第2の
振動体16,18および第3の振動体20は、第1の振
動体14の主面から上方に垂直に延び設けられる。第1
の振動体14は、その一方主面に駆動用圧電素子24が
配置され、その他方主面に検出用圧電素子30,32が
配置される。駆動用圧電素子24に駆動信号を印加して
第1の振動体14を屈曲振動させ、コリオリ力による第
1の振動体14のねじれ歪みに対応した信号を検出用圧
電素子30,32から得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、振動ジャイロに
関し、特にたとえば、ナビゲーションシステムや車体の
姿勢制御システムなどにおいて、回転角速度を検出する
ために用いられる振動ジャイロに関する。
関し、特にたとえば、ナビゲーションシステムや車体の
姿勢制御システムなどにおいて、回転角速度を検出する
ために用いられる振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、従来の振動ジャイロの一例を
示す斜視図である。この従来例の振動ジャイロ1は、H
字形ブロック状の振動子2を含む。振動子2は、上下左
右の4本の梁3a,3b,3c,3dを中央の結合部4
で一体結合することにより形成される。図11の正面か
ら見て、振動子2の梁3a,3bの外側の側面には、励
振駆動用圧電素子5,5が形成され、振動子2の梁3
c,3dの外側の側面には、フィードバック用圧電素子
6,6が形成される。また、結合部4の正面および背面
には、それぞれ、梁3a〜3dの長さ方向(図11のZ
軸方向)に対して一定の角度をなす交差指電極7aを有
する検出用圧電素子7,7が形成される。さらに、振動
子2は、結合部4を図11の正面から見て左右方向に貫
通される支持棒8によって支持される。
示す斜視図である。この従来例の振動ジャイロ1は、H
字形ブロック状の振動子2を含む。振動子2は、上下左
右の4本の梁3a,3b,3c,3dを中央の結合部4
で一体結合することにより形成される。図11の正面か
ら見て、振動子2の梁3a,3bの外側の側面には、励
振駆動用圧電素子5,5が形成され、振動子2の梁3
c,3dの外側の側面には、フィードバック用圧電素子
6,6が形成される。また、結合部4の正面および背面
には、それぞれ、梁3a〜3dの長さ方向(図11のZ
軸方向)に対して一定の角度をなす交差指電極7aを有
する検出用圧電素子7,7が形成される。さらに、振動
子2は、結合部4を図11の正面から見て左右方向に貫
通される支持棒8によって支持される。
【0003】この従来の振動ジャイロ1では、励振用圧
電素子5,5を駆動すると、振動子2の各梁3a〜3d
が実線矢印A方向に振動する。これをフィードバック用
圧電素子6,6が検出し、増幅して、励振駆動用圧電素
子5,5に帰還させ自励発振の励振振動が行われる。こ
の振動子2にZ軸回りの角速度が加わると、コリオリ力
の作用により、各梁3a〜3dがそれぞれ白抜きの矢印
B方向に振動する。つまり、振動子2がねじれモードで
振動し、このねじれモードの検出側の振動に伴って結合
部4にねじれ振動が生じる。このねじれ振動は、結合部
4および検出用圧電素子7,7にねじれ歪みをZ軸に対
して一定の角度で発生させる。このねじれ歪みは、検出
用圧電素子7,7の交差指電極7a,7aの長さ方向に
対して直角に加わるため、交差指電極7a,7a間に
は、加えられた歪みの大きさ、すなわち、コリオリ力の
大きさに対応した電圧が発生する。これを検出すること
により、角速度を測定することができる。
電素子5,5を駆動すると、振動子2の各梁3a〜3d
が実線矢印A方向に振動する。これをフィードバック用
圧電素子6,6が検出し、増幅して、励振駆動用圧電素
子5,5に帰還させ自励発振の励振振動が行われる。こ
の振動子2にZ軸回りの角速度が加わると、コリオリ力
の作用により、各梁3a〜3dがそれぞれ白抜きの矢印
B方向に振動する。つまり、振動子2がねじれモードで
振動し、このねじれモードの検出側の振動に伴って結合
部4にねじれ振動が生じる。このねじれ振動は、結合部
4および検出用圧電素子7,7にねじれ歪みをZ軸に対
して一定の角度で発生させる。このねじれ歪みは、検出
用圧電素子7,7の交差指電極7a,7aの長さ方向に
対して直角に加わるため、交差指電極7a,7a間に
は、加えられた歪みの大きさ、すなわち、コリオリ力の
大きさに対応した電圧が発生する。これを検出すること
により、角速度を測定することができる。
【0004】この従来例の振動ジャイロ1では、4つの
梁3a〜3dの各々に検出用圧電素子を設ける場合と比
べて、検出用圧電素子の枚数が少なくて済む。すなわ
ち、振動子2のコリオリ力の検出用圧電素子7または励
振駆動用圧電素子5として、梁3a〜3dの長さ方向に
対して一定の角度をなす交差指電極7aを持つ検出用圧
電素子7を結合部4に形成することにより、検出側の振
動を検出しあるいは振動子2を励振駆動するので、使用
する検出用圧電素子7あるいは励振駆動用圧電素子5の
枚数を削減することができる。
梁3a〜3dの各々に検出用圧電素子を設ける場合と比
べて、検出用圧電素子の枚数が少なくて済む。すなわ
ち、振動子2のコリオリ力の検出用圧電素子7または励
振駆動用圧電素子5として、梁3a〜3dの長さ方向に
対して一定の角度をなす交差指電極7aを持つ検出用圧
電素子7を結合部4に形成することにより、検出側の振
動を検出しあるいは振動子2を励振駆動するので、使用
する検出用圧電素子7あるいは励振駆動用圧電素子5の
枚数を削減することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す従来の振動ジャイロ1では、振動子2の形状が、
上下左右の4本の梁3a〜3dを中央の結合部4で一体
結合してH字形のブロック状に形成されるので、振動子
2自体がねじれにくい構造となっていた。そのため、こ
の従来の振動ジャイロ1は、振動子2にねじれ振動が発
生しても不充分なものであり、検出感度を高めることが
望めなかった。また、振動子2は、その構造のため、量
産加工の点でも不適当なものであった。さらに、振動子
2は、結合部4を図11の正面から見て、左右方向(X
軸方向)に貫通する支持棒8で支持されているため、振
動子2の支持構造が複雑となり、正確に振動子2を支持
できず、振動漏れを生じる恐れがあった。
に示す従来の振動ジャイロ1では、振動子2の形状が、
上下左右の4本の梁3a〜3dを中央の結合部4で一体
結合してH字形のブロック状に形成されるので、振動子
2自体がねじれにくい構造となっていた。そのため、こ
の従来の振動ジャイロ1は、振動子2にねじれ振動が発
生しても不充分なものであり、検出感度を高めることが
望めなかった。また、振動子2は、その構造のため、量
産加工の点でも不適当なものであった。さらに、振動子
2は、結合部4を図11の正面から見て、左右方向(X
軸方向)に貫通する支持棒8で支持されているため、振
動子2の支持構造が複雑となり、正確に振動子2を支持
できず、振動漏れを生じる恐れがあった。
【0006】それゆえに、本願発明の主たる目的は、振
動子および振動子の支持構造が簡単で、量産加工に適
し、安定した振動特性を有すると共に、検出感度も向上
させることができる振動ジャイロを提供することであ
る。
動子および振動子の支持構造が簡単で、量産加工に適
し、安定した振動特性を有すると共に、検出感度も向上
させることができる振動ジャイロを提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明にかかる振動ジ
ャイロは、板状の第1の振動体と、第1の振動体の長さ
方向の一端側および他端側に配置され、第1の振動体の
主面に垂直に形成される板状の第2の振動体と、第1の
振動体の幅方向の一端側で且つその長さ方向の中央部に
配置され、第1の振動体の主面に垂直に形成される板状
の第3の振動体とを含む振動子を備えたことを特徴とす
る、振動ジャイロである。第1の振動体の主面に配置さ
れ、第1の振動体をその主面に直交する方向に屈曲振動
させるための駆動手段と、一方,他方の第2の振動体お
よび第3の振動体の間に位置する第1の振動体の主面に
配置され、第1の振動体の長さ方向に回転軸を有する回
転角速度が加わった時に、第2の振動体および第3の振
動体に作用するコリオリ力によって生じる第1の振動体
の歪み量に対応した信号を検出する検出手段とをさらに
含むとよい。第1の振動体、第2の振動体および第3の
振動体は、機械的な振動を生じる材料で一体的に形成す
ることができる。さらに、第1の振動体、第2の振動体
および第3の振動体は、機械的な振動を生じる材料から
なる単一の板状部材で一体的に形成されることが好まし
い。第1の振動体のノード付近で第1の振動体を支持す
る支持部材を形成することができる。さらに、支持部材
は、第1の振動体のノード付近に一体的に形成されるこ
とが好ましい。駆動手段および検出手段は、圧電素子を
用いることができる。第1の振動体が圧電体で形成され
た場合、駆動手段および検出手段には電極を用いればよ
い。
ャイロは、板状の第1の振動体と、第1の振動体の長さ
方向の一端側および他端側に配置され、第1の振動体の
主面に垂直に形成される板状の第2の振動体と、第1の
振動体の幅方向の一端側で且つその長さ方向の中央部に
配置され、第1の振動体の主面に垂直に形成される板状
の第3の振動体とを含む振動子を備えたことを特徴とす
る、振動ジャイロである。第1の振動体の主面に配置さ
れ、第1の振動体をその主面に直交する方向に屈曲振動
させるための駆動手段と、一方,他方の第2の振動体お
よび第3の振動体の間に位置する第1の振動体の主面に
配置され、第1の振動体の長さ方向に回転軸を有する回
転角速度が加わった時に、第2の振動体および第3の振
動体に作用するコリオリ力によって生じる第1の振動体
の歪み量に対応した信号を検出する検出手段とをさらに
含むとよい。第1の振動体、第2の振動体および第3の
振動体は、機械的な振動を生じる材料で一体的に形成す
ることができる。さらに、第1の振動体、第2の振動体
および第3の振動体は、機械的な振動を生じる材料から
なる単一の板状部材で一体的に形成されることが好まし
い。第1の振動体のノード付近で第1の振動体を支持す
る支持部材を形成することができる。さらに、支持部材
は、第1の振動体のノード付近に一体的に形成されるこ
とが好ましい。駆動手段および検出手段は、圧電素子を
用いることができる。第1の振動体が圧電体で形成され
た場合、駆動手段および検出手段には電極を用いればよ
い。
【0008】駆動手段の作用により、第1の振動体は、
その主面に直交する方向に屈曲振動する。第1の振動体
が屈曲振動することにより、一方および他方の第2の振
動体は、第1の振動体の振動方向に対応した振動を行
う。この場合、一方および他方の第2の振動体が第1の
振動体の長さ方向の両端側に配置され、第3の振動体が
第1の振動体の長さ方向の中央部に配置されるため、第
1の振動体の屈曲振動に伴う一方および他方の第2の振
動体の振動方向と第3の振動体の振動方向とは、逆向き
となる。この状態で、第1の振動体の長さ方向に回転軸
をもつ回転角速度が加わると、第1の振動体の長さ方向
の両端側と中央部とで、逆向きのコリオリ力が発生す
る。したがって、第1の振動体には、一方および他方の
第2の振動体と第3の振動体とが受ける逆向きのコリオ
リ力によって、ねじれによる歪みが発生する。つまり、
第1の振動体には、ねじれモードの振動(ねじれ振動)
が発生する。この第1の振動体に発生するねじれの歪み
は、第1の振動体の長さ方向において、一方および他方
の第2の振動体と第3の振動体との間に発生する。検出
手段は、コリオリ力の作用により発生した第1の振動体
のねじれによる歪みを検出する。検出手段からは、コリ
オリ力に対応した信号、つまり、回転角速度に対応した
信号が出力される。この出力信号を測定することによっ
て、振動ジャイロに加わった回転角速度が得られる。第
1の振動体、一方,他方の第2の振動体および第3の振
動体を機械的な振動を生じる材料からなる単一の板状部
材で一体的に形成した場合、第1の振動体、第2の振動
体および第3の振動体の作製が容易になる。第1の振動
体を支持部材によって支持した場合、支持部材は、第1
の振動体のノード付近で第1の振動体を支持するため、
第1の振動体およびそれに伴う第2の振動体,第3の振
動体の振動を妨げることなく、第1の振動体を支持する
ことができる。そのため、第1の振動体の屈曲振動の影
響による振動振れが少なくなり、ノイズ信号の少ない安
定した振動特性が得られる。
その主面に直交する方向に屈曲振動する。第1の振動体
が屈曲振動することにより、一方および他方の第2の振
動体は、第1の振動体の振動方向に対応した振動を行
う。この場合、一方および他方の第2の振動体が第1の
振動体の長さ方向の両端側に配置され、第3の振動体が
第1の振動体の長さ方向の中央部に配置されるため、第
1の振動体の屈曲振動に伴う一方および他方の第2の振
動体の振動方向と第3の振動体の振動方向とは、逆向き
となる。この状態で、第1の振動体の長さ方向に回転軸
をもつ回転角速度が加わると、第1の振動体の長さ方向
の両端側と中央部とで、逆向きのコリオリ力が発生す
る。したがって、第1の振動体には、一方および他方の
第2の振動体と第3の振動体とが受ける逆向きのコリオ
リ力によって、ねじれによる歪みが発生する。つまり、
第1の振動体には、ねじれモードの振動(ねじれ振動)
が発生する。この第1の振動体に発生するねじれの歪み
は、第1の振動体の長さ方向において、一方および他方
の第2の振動体と第3の振動体との間に発生する。検出
手段は、コリオリ力の作用により発生した第1の振動体
のねじれによる歪みを検出する。検出手段からは、コリ
オリ力に対応した信号、つまり、回転角速度に対応した
信号が出力される。この出力信号を測定することによっ
て、振動ジャイロに加わった回転角速度が得られる。第
1の振動体、一方,他方の第2の振動体および第3の振
動体を機械的な振動を生じる材料からなる単一の板状部
材で一体的に形成した場合、第1の振動体、第2の振動
体および第3の振動体の作製が容易になる。第1の振動
体を支持部材によって支持した場合、支持部材は、第1
の振動体のノード付近で第1の振動体を支持するため、
第1の振動体およびそれに伴う第2の振動体,第3の振
動体の振動を妨げることなく、第1の振動体を支持する
ことができる。そのため、第1の振動体の屈曲振動の影
響による振動振れが少なくなり、ノイズ信号の少ない安
定した振動特性が得られる。
【0009】本願発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0010】
【実施例】図1は本願発明にかかる振動ジャイロの一例
を示す斜視図である。振動ジャイロ10は、振動子12
を有する。振動子12は、矩形板状の第1の振動体14
を含む。第1の振動体14は、ニッケル、鉄、クロム、
チタンあるいはそれらの合金、エリンバ、鉄−ニッケル
合金等の恒弾性金属材料や、石英、ガラス、水晶、セラ
ミック等の一般的に機械的な振動を生ずる材料などで形
成される。
を示す斜視図である。振動ジャイロ10は、振動子12
を有する。振動子12は、矩形板状の第1の振動体14
を含む。第1の振動体14は、ニッケル、鉄、クロム、
チタンあるいはそれらの合金、エリンバ、鉄−ニッケル
合金等の恒弾性金属材料や、石英、ガラス、水晶、セラ
ミック等の一般的に機械的な振動を生ずる材料などで形
成される。
【0011】第1の振動体14には、その長さ方向の一
端および他端に、それぞれ、たとえば短冊状の第2の振
動体16,18が形成される。一方,他方の第2の振動
体16,18は、それぞれ、第1の振動体14の長さ方
向の一端および他端から、第1の振動体14の主面に対
して垂直に延びて形成される。さらに、第1の振動体1
4の幅方向の一端には、その長さ方向の中央部に、たと
えば第2の振動体16,18と同形同大の第3の振動体
20が形成される。第3の振動体20は、第1の振動体
14の幅方向の一端から垂直に延びて形成される。第3
の振動体20は、第2の振動体16,18と同方向に延
び設けられる。本実施例にかかる振動ジャイロ10の振
動子12では、第2の振動体16,18および第3の振
動体20が、それぞれ、図1で見て、第1の振動体14
の上面の端部から上方に延び設けられる。第1の振動体
14、第2の振動体16,18および第3の振動体20
は、一般的に機械的な振動を生ずる材料で一体的に形成
される。
端および他端に、それぞれ、たとえば短冊状の第2の振
動体16,18が形成される。一方,他方の第2の振動
体16,18は、それぞれ、第1の振動体14の長さ方
向の一端および他端から、第1の振動体14の主面に対
して垂直に延びて形成される。さらに、第1の振動体1
4の幅方向の一端には、その長さ方向の中央部に、たと
えば第2の振動体16,18と同形同大の第3の振動体
20が形成される。第3の振動体20は、第1の振動体
14の幅方向の一端から垂直に延びて形成される。第3
の振動体20は、第2の振動体16,18と同方向に延
び設けられる。本実施例にかかる振動ジャイロ10の振
動子12では、第2の振動体16,18および第3の振
動体20が、それぞれ、図1で見て、第1の振動体14
の上面の端部から上方に延び設けられる。第1の振動体
14、第2の振動体16,18および第3の振動体20
は、一般的に機械的な振動を生ずる材料で一体的に形成
される。
【0012】本実施例では、第1の振動体14、第2の
振動体16,18および第3の振動体20が、たとえば
図2に示すように、たとえば恒弾性金属材料からなる所
定形状の1枚の板状部材14A(母材)を適宜折り曲げ
ることによって、一体的に形成される。すなわち、板状
部材14Aにおいて、一方,他方の第2の振動体16,
18および第3の振動体20となる折り曲げ片16a,
18aおよび20aをプレス加工等の成形方法により、
板材部材14Aの主面に直角になるように折り曲げるこ
とによって、第2の振動体16,18および第3の振動
体20が一体的に作製される。
振動体16,18および第3の振動体20が、たとえば
図2に示すように、たとえば恒弾性金属材料からなる所
定形状の1枚の板状部材14A(母材)を適宜折り曲げ
ることによって、一体的に形成される。すなわち、板状
部材14Aにおいて、一方,他方の第2の振動体16,
18および第3の振動体20となる折り曲げ片16a,
18aおよび20aをプレス加工等の成形方法により、
板材部材14Aの主面に直角になるように折り曲げるこ
とによって、第2の振動体16,18および第3の振動
体20が一体的に作製される。
【0013】また、第1の振動体14の幅方向の一端側
および他端側には、それぞれ、その長さ方向に所定の間
隔を隔てて、支持部材22a,22bおよび22c,2
2dが形成される。支持部材22a〜22dは、たとえ
ば断面矩形で細長棒状に形成され、第1の振動体14の
幅方向の一端および他端から外方に平行に突出して延び
設けられる。4つの支持部材22a〜22dは、第1の
振動体14と一体的に形成される。
および他端側には、それぞれ、その長さ方向に所定の間
隔を隔てて、支持部材22a,22bおよび22c,2
2dが形成される。支持部材22a〜22dは、たとえ
ば断面矩形で細長棒状に形成され、第1の振動体14の
幅方向の一端および他端から外方に平行に突出して延び
設けられる。4つの支持部材22a〜22dは、第1の
振動体14と一体的に形成される。
【0014】この場合、4つの支持部材22a〜22d
は、第1の振動体14がその長さ方向に屈曲振動すると
きのノード軸付近に配置される。本実施例では、支持部
材22a,22cおよび22b,22dは、それぞれ、
第1の振動体14の長さ方向の一端側および他端側でそ
の幅方向に延びるノード軸の軸線上(図1の1点鎖線X
−X,Y−Yに示す。)に配置される。
は、第1の振動体14がその長さ方向に屈曲振動すると
きのノード軸付近に配置される。本実施例では、支持部
材22a,22cおよび22b,22dは、それぞれ、
第1の振動体14の長さ方向の一端側および他端側でそ
の幅方向に延びるノード軸の軸線上(図1の1点鎖線X
−X,Y−Yに示す。)に配置される。
【0015】第1の振動体14の下面(他方主面)に
は、その長さ方向の中央部に、駆動用圧電素子24が形
成される。駆動用圧電素子24は、第1の振動体14を
その主面に直交する方向に屈曲振動させるための駆動手
段としての機能を有する。この駆動用圧電素子24は、
図3に示すように、圧電セラミックなどの圧電層26を
含む。圧電層26の一方主面および他方主面には、それ
ぞれ、全面電極28aおよび28bが形成される。そし
て、一方の全面電極28bが第1の振動体14の下面に
接着等の方法により固着される。
は、その長さ方向の中央部に、駆動用圧電素子24が形
成される。駆動用圧電素子24は、第1の振動体14を
その主面に直交する方向に屈曲振動させるための駆動手
段としての機能を有する。この駆動用圧電素子24は、
図3に示すように、圧電セラミックなどの圧電層26を
含む。圧電層26の一方主面および他方主面には、それ
ぞれ、全面電極28aおよび28bが形成される。そし
て、一方の全面電極28bが第1の振動体14の下面に
接着等の方法により固着される。
【0016】さらに、第1の振動体14には、その上面
(一方主面)の長さ方向の所定の間隔を隔てて、2つの
検出用圧電素子30および32が形成される。検出用圧
電素子30および32は、それぞれ、第1の振動体14
の上面において、一方,他方の第2の振動体16,18
と第3の振動体20との間で、かつ、ノード軸付近に形
成される。この場合、検出用圧電素子30および32
が、それぞれ、第1の振動体14のノード軸X−Xおよ
びY−Yの軸線よりも内側付近に形成される。検出用圧
電素子30,32は、図3に示すように、それぞれ、セ
ラミックなどの圧電層34,34を含む。圧電層34,
34は、それぞれ、図1で見て、その分極方向が支持部
材22a〜22dと平行な方向で、同じ向きになるよう
に分極処理される。つまり、検出用圧電素子30,32
の圧電層34,34はそれぞれその厚み方向に分極さ
れ、その方向はたとえば図1で見て振動体14の正面側
から背面側に向くように分極される。圧電層34には、
その一方主面に全面電極36が形成され、その他方主面
に分割された分割電極38aおよび38bが形成され
る。そして、全面電極36が第1の振動体14の上面に
接着等の方法により固着される。
(一方主面)の長さ方向の所定の間隔を隔てて、2つの
検出用圧電素子30および32が形成される。検出用圧
電素子30および32は、それぞれ、第1の振動体14
の上面において、一方,他方の第2の振動体16,18
と第3の振動体20との間で、かつ、ノード軸付近に形
成される。この場合、検出用圧電素子30および32
が、それぞれ、第1の振動体14のノード軸X−Xおよ
びY−Yの軸線よりも内側付近に形成される。検出用圧
電素子30,32は、図3に示すように、それぞれ、セ
ラミックなどの圧電層34,34を含む。圧電層34,
34は、それぞれ、図1で見て、その分極方向が支持部
材22a〜22dと平行な方向で、同じ向きになるよう
に分極処理される。つまり、検出用圧電素子30,32
の圧電層34,34はそれぞれその厚み方向に分極さ
れ、その方向はたとえば図1で見て振動体14の正面側
から背面側に向くように分極される。圧電層34には、
その一方主面に全面電極36が形成され、その他方主面
に分割された分割電極38aおよび38bが形成され
る。そして、全面電極36が第1の振動体14の上面に
接着等の方法により固着される。
【0017】本実施例の振動ジャイロ10では、支持部
材22a〜22dによって、第1の振動体14が、たと
えば基板上(図示せず)や筐体(図示せず)に浮かせた
状態で支持される。そして、この振動ジャイロ10を使
用するためには、図4に示すように、駆動用圧電素子2
4および検出用圧電素子30,32が、リード線(図示
せず)等を介して、それぞれ、発振回路40および検出
回路42に接続される。すなわち、発振回路40は、加
算増幅回路44と位相補正回路46と交流増幅回路48
とを含む。一方の検出用圧電素子30の分割電極38a
および38bは、加算増幅回路44の2つの入力端子に
それぞれ接続される。加算増幅回路44の一方の出力端
は、位相補正回路46の入力端に接続され、他方の出力
端は後述する検出回路42の同期検波回路56に接続さ
れる。位相補正回路46の出力端は、交流増幅回路48
の入力端に接続される。交流増幅回路48の出力端は、
駆動用圧電素子24の全面電極28aに接続される。
材22a〜22dによって、第1の振動体14が、たと
えば基板上(図示せず)や筐体(図示せず)に浮かせた
状態で支持される。そして、この振動ジャイロ10を使
用するためには、図4に示すように、駆動用圧電素子2
4および検出用圧電素子30,32が、リード線(図示
せず)等を介して、それぞれ、発振回路40および検出
回路42に接続される。すなわち、発振回路40は、加
算増幅回路44と位相補正回路46と交流増幅回路48
とを含む。一方の検出用圧電素子30の分割電極38a
および38bは、加算増幅回路44の2つの入力端子に
それぞれ接続される。加算増幅回路44の一方の出力端
は、位相補正回路46の入力端に接続され、他方の出力
端は後述する検出回路42の同期検波回路56に接続さ
れる。位相補正回路46の出力端は、交流増幅回路48
の入力端に接続される。交流増幅回路48の出力端は、
駆動用圧電素子24の全面電極28aに接続される。
【0018】したがって、検出用圧電素子30の分割電
極38a,38bからの出力信号は、加算増幅回路44
に入力され、出力信号のレベルが調整される。そして、
加算増幅回路44からの出力信号は、位相補正回路46
で位相補正され、交流増幅回路48で適当なレベルに増
幅された後、駆動用圧電素子24の全面電極28aに駆
動信号として印加される。
極38a,38bからの出力信号は、加算増幅回路44
に入力され、出力信号のレベルが調整される。そして、
加算増幅回路44からの出力信号は、位相補正回路46
で位相補正され、交流増幅回路48で適当なレベルに増
幅された後、駆動用圧電素子24の全面電極28aに駆
動信号として印加される。
【0019】また、検出回路42は、2つの差動増幅回
路50,52と、加算増幅回路54と、同期検波回路5
6と、平滑回路58と、直流増幅回路60とを含む。一
方の検出用圧電素子30の分割電極38a,38bは、
一方の差動増幅回路50の2つの入力端にそれぞれ接続
され、他方の検出用圧電素子32の分割電極38a,3
8bは、他方の差動増幅回路52の2つの入力端にそれ
ぞれ接続される。一方,他方の差動増幅回路50,52
は、それぞれ、加算増幅回路54の2つの入力端に接続
される。加算増幅回路54の出力端は、同期検波回路5
6の一方の入力端に接続される。また、同期検波回路5
6の他方の入力端は、発振回路40の加算増幅回路44
の他方の出力端と接続される。同期検波回路56の出力
端は、平滑回路58の入力端に接続される。平滑回路5
8の出力端は、直流増幅回路60の入力端に接続され
る。
路50,52と、加算増幅回路54と、同期検波回路5
6と、平滑回路58と、直流増幅回路60とを含む。一
方の検出用圧電素子30の分割電極38a,38bは、
一方の差動増幅回路50の2つの入力端にそれぞれ接続
され、他方の検出用圧電素子32の分割電極38a,3
8bは、他方の差動増幅回路52の2つの入力端にそれ
ぞれ接続される。一方,他方の差動増幅回路50,52
は、それぞれ、加算増幅回路54の2つの入力端に接続
される。加算増幅回路54の出力端は、同期検波回路5
6の一方の入力端に接続される。また、同期検波回路5
6の他方の入力端は、発振回路40の加算増幅回路44
の他方の出力端と接続される。同期検波回路56の出力
端は、平滑回路58の入力端に接続される。平滑回路5
8の出力端は、直流増幅回路60の入力端に接続され
る。
【0020】したがって、一方および他方の検出用圧電
素子30および32の分割電極38a,38bからの出
力信号は、一方および他方の差動増幅回路50および5
2に入力され、その差をとることで、検出用圧電素子3
0,32全体の特性変化の中からコリオリ成分のみが取
り出される。そして、差動増幅回路50および52の出
力信号(コリオリ信号)は、加算増幅回路54でレベル
が調整される。加算増幅回路54では、コリオリ信号が
倍増され、その他のねじれ信号が減少される。加算増幅
回路54からの出力信号は、ノイズ成分が少ない形で、
発振回路40の加算増幅回路44の出力信号に同期して
検波される。検波された信号は、平滑回路58で平滑さ
れ、さらに、直流増幅回路56で増幅された後、直流増
幅回路56の出力端から出力される。
素子30および32の分割電極38a,38bからの出
力信号は、一方および他方の差動増幅回路50および5
2に入力され、その差をとることで、検出用圧電素子3
0,32全体の特性変化の中からコリオリ成分のみが取
り出される。そして、差動増幅回路50および52の出
力信号(コリオリ信号)は、加算増幅回路54でレベル
が調整される。加算増幅回路54では、コリオリ信号が
倍増され、その他のねじれ信号が減少される。加算増幅
回路54からの出力信号は、ノイズ成分が少ない形で、
発振回路40の加算増幅回路44の出力信号に同期して
検波される。検波された信号は、平滑回路58で平滑さ
れ、さらに、直流増幅回路56で増幅された後、直流増
幅回路56の出力端から出力される。
【0021】発振回路40によって、駆動用圧電素子2
4に駆動信号が与えられると、たとえば図5に示すよう
に、第1の振動体14は、駆動用圧電素子24の形成
面、つまり、第1の振動体14の主面に直交する方向に
屈曲振動する。第1の振動体14が屈曲振動すると、そ
の屈曲振動に応じて、第2の振動体16,18および第
3の振動体20が振動する。この場合、第2の振動体1
6,18は第1の振動体14の長さ方向の一端側,他端
側に配置され、第3の振動体20は第1の振動体14の
中央部に配置されている。そのため、第1の振動体14
がたとえば図5,図6で見て上向きに反った場合、第2
の振動体16,18の振動方向は下向きとなり、第3の
振動体20の振動方向は上向きとなる。つまり、第2の
振動体16,18と第3の振動体20とは、その振動方
向の向きが逆向きとなる。
4に駆動信号が与えられると、たとえば図5に示すよう
に、第1の振動体14は、駆動用圧電素子24の形成
面、つまり、第1の振動体14の主面に直交する方向に
屈曲振動する。第1の振動体14が屈曲振動すると、そ
の屈曲振動に応じて、第2の振動体16,18および第
3の振動体20が振動する。この場合、第2の振動体1
6,18は第1の振動体14の長さ方向の一端側,他端
側に配置され、第3の振動体20は第1の振動体14の
中央部に配置されている。そのため、第1の振動体14
がたとえば図5,図6で見て上向きに反った場合、第2
の振動体16,18の振動方向は下向きとなり、第3の
振動体20の振動方向は上向きとなる。つまり、第2の
振動体16,18と第3の振動体20とは、その振動方
向の向きが逆向きとなる。
【0022】この状態で、図1,図6のωに示すよう
に、第1の振動体14の長さ方向に延びる幅方向の中心
軸を軸として振動ジャイロ10が回転すると、第2の振
動体16,18の振動方向に直交する方向にコリオリ力
F,−Fが働く。第2の振動体16,18はその主面に
平行な方向にコリオリ力が作用し、第3の振動体20は
その主面に直交する方向にコリオリ力が作用する。この
場合、第2の振動体16,18と第3の振動体20とで
は、逆向きのコリオリ力が作用するため、第1の振動体
14の主面には、その長さ方向の一端側,他端側と中央
部とで、逆向きのねじれ歪みが発生し、第1の振動体1
4はねじれ振動を行う。第1の振動体14のねじれ振動
にともなって、検出用圧電素子30,32の分割電極3
8aおよび38bには、そのねじれ歪みに応じた信号が
出力される。この歪み量は、コリオリ力に対応している
ため、検出用圧電素子30,32の分割電極38a,3
8bからの出力信号は、コリオリ力に対応した信号とな
る。したがって、直流増幅回路56の出力信号を測定す
ることによって、振動ジャイロ10に加わった回転角速
度を検出することができる。
に、第1の振動体14の長さ方向に延びる幅方向の中心
軸を軸として振動ジャイロ10が回転すると、第2の振
動体16,18の振動方向に直交する方向にコリオリ力
F,−Fが働く。第2の振動体16,18はその主面に
平行な方向にコリオリ力が作用し、第3の振動体20は
その主面に直交する方向にコリオリ力が作用する。この
場合、第2の振動体16,18と第3の振動体20とで
は、逆向きのコリオリ力が作用するため、第1の振動体
14の主面には、その長さ方向の一端側,他端側と中央
部とで、逆向きのねじれ歪みが発生し、第1の振動体1
4はねじれ振動を行う。第1の振動体14のねじれ振動
にともなって、検出用圧電素子30,32の分割電極3
8aおよび38bには、そのねじれ歪みに応じた信号が
出力される。この歪み量は、コリオリ力に対応している
ため、検出用圧電素子30,32の分割電極38a,3
8bからの出力信号は、コリオリ力に対応した信号とな
る。したがって、直流増幅回路56の出力信号を測定す
ることによって、振動ジャイロ10に加わった回転角速
度を検出することができる。
【0023】本実施例にかかる振動ジャイロ10では、
矩形板状の第1の振動体14の長さ方向の一端,他端お
よび中央部には、それぞれ、第1の振動体14の主面に
垂直に板状の第2の振動体16,18および第3の振動
体20が形成されているので、第1の振動体14の幅方
向の中央でその長さ方向に回転軸を有する回転角速度が
加わった場合、第2の振動体16,18と第3の振動体
20とで逆向きのコリオリ力F,−Fが作用し、第1の
振動体14の主面にねじれが発生しやすい構造となって
いる。したがって、図11に示すようなH字形ブロック
状の振動子を有する従来例と比べて、検出感度を向上さ
せることができる。
矩形板状の第1の振動体14の長さ方向の一端,他端お
よび中央部には、それぞれ、第1の振動体14の主面に
垂直に板状の第2の振動体16,18および第3の振動
体20が形成されているので、第1の振動体14の幅方
向の中央でその長さ方向に回転軸を有する回転角速度が
加わった場合、第2の振動体16,18と第3の振動体
20とで逆向きのコリオリ力F,−Fが作用し、第1の
振動体14の主面にねじれが発生しやすい構造となって
いる。したがって、図11に示すようなH字形ブロック
状の振動子を有する従来例と比べて、検出感度を向上さ
せることができる。
【0024】また、本実施例にかかる振動ジャイロ10
では、支持部材22a〜22dが第1の振動体14のノ
ード軸上付近に形成されているため、第1の振動体14
の屈曲振動を妨げずに、第1の振動体14を支持するこ
とができる。そのため、第2の振動体16,18および
第3の振動体20は、安定した振動を行うことができ
る。したがって、本実施例にかかる振動ジャイロ10
は、振動漏れの影響も少なく、ノイズ信号の少ない安定
した振動特性が得られる。
では、支持部材22a〜22dが第1の振動体14のノ
ード軸上付近に形成されているため、第1の振動体14
の屈曲振動を妨げずに、第1の振動体14を支持するこ
とができる。そのため、第2の振動体16,18および
第3の振動体20は、安定した振動を行うことができ
る。したがって、本実施例にかかる振動ジャイロ10
は、振動漏れの影響も少なく、ノイズ信号の少ない安定
した振動特性が得られる。
【0025】また、本実施例にかかる振動ジャイロ10
では、第1の振動体14、第2の振動体16,18、第
3の振動体20および4つの支持部材22a〜22dが
1枚の恒弾性金属材料からなる金属板をプレス加工等の
成形方法により作製されるため、構造が簡単で量産加工
が容易となり、製造コストも低くできる。
では、第1の振動体14、第2の振動体16,18、第
3の振動体20および4つの支持部材22a〜22dが
1枚の恒弾性金属材料からなる金属板をプレス加工等の
成形方法により作製されるため、構造が簡単で量産加工
が容易となり、製造コストも低くできる。
【0026】図7は本願発明にかかる振動ジャイロの他
の例を示す斜視図である。図7に示す振動ジャイロ10
では、図1に示す振動ジャイロ10と比べて、特に、第
2の振動体16,18の形成位置、第3の振動体20の
大きさ、駆動用圧電素子24の形成位置などが相違す
る。すなわち、図7に示す振動ジャイロ10では、第2
の振動体16および18が第1の振動体14の幅方向の
一端で且つその長さ方向の一端側および他端側に形成さ
れる。第2の振動体16,18は、その主面が第3の振
動体20と並行に同じ側に配置される。また、駆動用圧
電素子24が第1の振動体14の上面、つまり、検出用
圧電素子30,32と同じ主面上に配置される。この場
合、検出用圧電素子30および32は、それぞれ、第1
の振動体14のノード軸X−XおよびY−Yの軸線より
も外側付近に配置される。さらに、第3の振動体20が
第2の振動体16,18よりも大きく形成される。な
お、第1の振動体14,第2の振動体16,18および
第3の振動体20は、先の実施例と同様の方法で作製さ
れる。つまり、図8に示すように、たとえば恒弾性金属
材料からなる所定形状の1枚の板状部材14A(母材)
を適宜折り曲げることによって、一体的に形成される。
の例を示す斜視図である。図7に示す振動ジャイロ10
では、図1に示す振動ジャイロ10と比べて、特に、第
2の振動体16,18の形成位置、第3の振動体20の
大きさ、駆動用圧電素子24の形成位置などが相違す
る。すなわち、図7に示す振動ジャイロ10では、第2
の振動体16および18が第1の振動体14の幅方向の
一端で且つその長さ方向の一端側および他端側に形成さ
れる。第2の振動体16,18は、その主面が第3の振
動体20と並行に同じ側に配置される。また、駆動用圧
電素子24が第1の振動体14の上面、つまり、検出用
圧電素子30,32と同じ主面上に配置される。この場
合、検出用圧電素子30および32は、それぞれ、第1
の振動体14のノード軸X−XおよびY−Yの軸線より
も外側付近に配置される。さらに、第3の振動体20が
第2の振動体16,18よりも大きく形成される。な
お、第1の振動体14,第2の振動体16,18および
第3の振動体20は、先の実施例と同様の方法で作製さ
れる。つまり、図8に示すように、たとえば恒弾性金属
材料からなる所定形状の1枚の板状部材14A(母材)
を適宜折り曲げることによって、一体的に形成される。
【0027】この実施例の振動ジャイロ10では、先の
実施例と同様に、駆動用圧電素子24に駆動信号が与え
られると、図9に示すように、第1の振動体14が振動
し、それに伴って、第2の振動体16,18および第3
の振動体20も振動する。そして、図7,図10のωに
示すように、振動ジャイロ10が回転すると、第2の振
動体16,18および第3の振動体20の振動方向に直
交する方向にそれぞれ逆向きのコリオリ力が作用する。
図7,図10等に示す実施例では、図1,図6等に示す
振動ジャイロ10と比べて、第2の振動体16,18が
第3の振動体20と同じ側に配置されるため、第2の振
動体16,18の主面がコリオリ力の作用する方向と直
交する方向に位置することとなり、第3の振動体20と
同様にコリオリ力の作用を充分に受けることができる。
さらに、第3の振動体20は、第2の振動体16,18
よりもその主面が大きく形成されているため、この振動
ジャイロ10の振動子12は、より一層、コリオリ力の
作用を受けやすくなる。したがって、図7,図10等に
示す振動ジャイロ10では、コリオリ力の作用により発
生する第1の振動体14のねじれ振動を、図1,図6等
に示す先の実施例の振動ジャイロ10よりも大きくする
ことができ、検出感度もさらに高くすることができる。
実施例と同様に、駆動用圧電素子24に駆動信号が与え
られると、図9に示すように、第1の振動体14が振動
し、それに伴って、第2の振動体16,18および第3
の振動体20も振動する。そして、図7,図10のωに
示すように、振動ジャイロ10が回転すると、第2の振
動体16,18および第3の振動体20の振動方向に直
交する方向にそれぞれ逆向きのコリオリ力が作用する。
図7,図10等に示す実施例では、図1,図6等に示す
振動ジャイロ10と比べて、第2の振動体16,18が
第3の振動体20と同じ側に配置されるため、第2の振
動体16,18の主面がコリオリ力の作用する方向と直
交する方向に位置することとなり、第3の振動体20と
同様にコリオリ力の作用を充分に受けることができる。
さらに、第3の振動体20は、第2の振動体16,18
よりもその主面が大きく形成されているため、この振動
ジャイロ10の振動子12は、より一層、コリオリ力の
作用を受けやすくなる。したがって、図7,図10等に
示す振動ジャイロ10では、コリオリ力の作用により発
生する第1の振動体14のねじれ振動を、図1,図6等
に示す先の実施例の振動ジャイロ10よりも大きくする
ことができ、検出感度もさらに高くすることができる。
【0028】上述の各実施例では、第1の振動体14お
よび第2の振動体16,18の主面に、それぞれ、駆動
用圧電素子24および検出用圧電素子28,30が形成
されているが、本願発明にかかる振動ジャイロでは、第
1の振動体14および第2の振動体16,18が圧電体
で形成されてもよく、その場合、第1の振動体14およ
び第2の振動体16,18には、圧電素子の代わりに電
極が形成されてもよい。
よび第2の振動体16,18の主面に、それぞれ、駆動
用圧電素子24および検出用圧電素子28,30が形成
されているが、本願発明にかかる振動ジャイロでは、第
1の振動体14および第2の振動体16,18が圧電体
で形成されてもよく、その場合、第1の振動体14およ
び第2の振動体16,18には、圧電素子の代わりに電
極が形成されてもよい。
【0029】
【発明の効果】本願発明によれば、振動子および振動子
の支持構造が簡単で、量産加工に適し、安定した振動特
性を有すると共に、検出感度も向上させることができる
振動ジャイロが得られる。
の支持構造が簡単で、量産加工に適し、安定した振動特
性を有すると共に、検出感度も向上させることができる
振動ジャイロが得られる。
【図1】本願発明にかかる振動ジャイロの一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の振動ジャイロの振動体の作製方法の一例
を示す図解図であり、(A)は各振動体となる母材を示
す図解図であり、(B)は母材の所定部分を折り曲げた
状態を示す図解図である。
を示す図解図であり、(A)は各振動体となる母材を示
す図解図であり、(B)は母材の所定部分を折り曲げた
状態を示す図解図である。
【図3】図1の振動ジャイロの第1の振動体の一方主面
および他方主面に配設される駆動用圧電素子および検出
用圧電素子を示す一部省略側面図解図である。
および他方主面に配設される駆動用圧電素子および検出
用圧電素子を示す一部省略側面図解図である。
【図4】図1の振動ジャイロを使用するための回路を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図5】無回転時の図1の振動ジャイロの振動子の動き
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図6】回転時の図1の振動ジャイロの振動子の動きを
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】本願発明にかかる振動ジャイロの他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図8】図7の振動ジャイロの振動体の作製方法の一例
を示す図解図であり、(A)は各振動体となる母材を示
す図解図であり、(B)は母材の所定部分を折り曲げた
状態を示す図解図である。
を示す図解図であり、(A)は各振動体となる母材を示
す図解図であり、(B)は母材の所定部分を折り曲げた
状態を示す図解図である。
【図9】無回転時の図7の振動ジャイロの振動子の動き
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図10】回転時の図7の振動ジャイロの振動子の動き
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図11】従来の振動ジャイロの一例を示す斜視図であ
る。
る。
10 振動ジャイロ 12 振動子 14 第1の振動体 14A 板状部材 16,18 第2の振動体 16a,18a,20a 折り曲げ片 20 第3の振動体 22a〜22d 支持部材 24 駆動用圧電素子 26,34 圧電層 28a,28b,36 全面電極 30,32 検出用圧電素子 38a,38b 分割電極 40 発振回路 42 検出回路 44,54 加算増幅回路 46 位相補正回路 48 交流増幅回路 50,52 差動増幅回路 56 同期検波回路 58 平滑回路 60 直流増幅回路
Claims (6)
- 【請求項1】 板状の第1の振動体、 前記第1の振動体の長さ方向の一端側および他端側に配
置され、前記第1の振動体の主面に垂直に形成される板
状の第2の振動体、および前記第1の振動体の幅方向の
一端側で且つその長さ方向の中央部に配置され、前記第
1の振動体の主面に垂直に形成される板状の第3の振動
体を含む振動子を備えたことを特徴とする、振動ジャイ
ロ。 - 【請求項2】 前記第1の振動体の主面に配置され、前
記第1の振動体をその主面に直交する方向に屈曲振動さ
せるための駆動手段、および一方および他方の前記第2
の振動体と前記第3の振動体との間に位置する前記第1
の振動体の主面に配置され、前記第1の振動体の長さ方
向に回転軸を有する回転角速度が加わった時に、前記第
2の振動体および前記第3の振動体に作用するコリオリ
力によって生じる前記第1の振動体の歪み量に対応した
信号を検出する検出手段をさらに含む、請求項1に記載
の振動ジャイロ。 - 【請求項3】 前記第1の振動体、前記第2の振動体お
よび前記第3の振動体は、機械的な振動を生じる材料で
一体的に形成される、請求項1または請求項2に記載の
振動ジャイロ。 - 【請求項4】 前記第1の振動体、前記第2の振動体お
よび前記第3の振動体は、単一の板状部材で一体的に形
成される、請求項3に記載の振動ジャイロ。 - 【請求項5】 前記第1の振動体のノード付近で前記第
1の振動体を支持する支持部材をさらに含む、請求項1
ないし請求項4のいずれかに記載の振動ジャイロ。 - 【請求項6】 前記支持部材は、前記第1の振動体と一
体的に形成される、請求項5に記載の振動ジャイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10148475A JPH11325913A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 振動ジャイロ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10148475A JPH11325913A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 振動ジャイロ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11325913A true JPH11325913A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15453592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10148475A Pending JPH11325913A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 振動ジャイロ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11325913A (ja) |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP10148475A patent/JPH11325913A/ja active Pending
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