JPH09197650A - レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法 - Google Patents
レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法Info
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- JPH09197650A JPH09197650A JP882796A JP882796A JPH09197650A JP H09197650 A JPH09197650 A JP H09197650A JP 882796 A JP882796 A JP 882796A JP 882796 A JP882796 A JP 882796A JP H09197650 A JPH09197650 A JP H09197650A
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- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 レベンソン型位相シフトマスク及びその製造
方法に関し、選択エッチング性、低屈折率性、及び、マ
スクの洗浄工程における耐薬品性の全てにおいて優れた
特性を有するエッチングストップ層を提供する。 【解決手段】 支持基板1上に酸化珪素と酸化タンタル
の混合膜からなるエッチングストップ層2を介して、誘
電体膜からなる位相シフター3を設ける。
方法に関し、選択エッチング性、低屈折率性、及び、マ
スクの洗浄工程における耐薬品性の全てにおいて優れた
特性を有するエッチングストップ層を提供する。 【解決手段】 支持基板1上に酸化珪素と酸化タンタル
の混合膜からなるエッチングストップ層2を介して、誘
電体膜からなる位相シフター3を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレベンソン型位相シ
フトマスク及びその製造方法に関するものであり、特
に、高集積度の半導体集積回路装置のパターニング工程
に用いるレベンソン型位相シフトマスクのエッチングス
トップ層及びその製造方法に関するものである。
フトマスク及びその製造方法に関するものであり、特
に、高集積度の半導体集積回路装置のパターニング工程
に用いるレベンソン型位相シフトマスクのエッチングス
トップ層及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の製造工程において
は、絶縁膜のパターニング、或いは、導電膜のパターニ
ングの際に、フォトマスクを用いてフォトレジストを露
光したのち現像し、この現像されたフォトレジストパタ
ーンをマスクとして絶縁膜或いは導電膜のパターニング
を行っていた。
は、絶縁膜のパターニング、或いは、導電膜のパターニ
ングの際に、フォトマスクを用いてフォトレジストを露
光したのち現像し、この現像されたフォトレジストパタ
ーンをマスクとして絶縁膜或いは導電膜のパターニング
を行っていた。
【0003】このフォトマスクは、石英基板上に実パタ
ーンの10×10倍の寸法のCr膜パターンを設けたレ
チクルを形成し、これをステッパで縮小露光することに
よってマスタマスクを形成し、次いで、このマスタマス
クを基にして形成したワーキングマスクを意味し、この
ワーキングマスクを用いて半導体装置の製造工程におけ
る露光を行っている。
ーンの10×10倍の寸法のCr膜パターンを設けたレ
チクルを形成し、これをステッパで縮小露光することに
よってマスタマスクを形成し、次いで、このマスタマス
クを基にして形成したワーキングマスクを意味し、この
ワーキングマスクを用いて半導体装置の製造工程におけ
る露光を行っている。
【0004】そして、近年における集積度のさらなる向
上によって、レチクルに対しても高精度化が要請されて
おり、そのためにレベンソン型位相シフトマスク(必要
ならば、特開平7−72612号公報参照)やハーフト
ーン位相シフトマスク等の開発が行われている。
上によって、レチクルに対しても高精度化が要請されて
おり、そのためにレベンソン型位相シフトマスク(必要
ならば、特開平7−72612号公報参照)やハーフト
ーン位相シフトマスク等の開発が行われている。
【0005】この内、レベンソン型位相シフトマスク
は、上シフター型レベンソン型位相シフトマスクと下シ
フター型レベンソン型位相シフトマスクがあり、いずれ
も、位相シフターを透過した照射光と位相シフターのな
い開口部を透過した照射光との間の位相を互いに反転さ
せることにより解像度を向上させるものであるが、この
レベンソン型位相シフトマスクを図6を参照して説明す
る。
は、上シフター型レベンソン型位相シフトマスクと下シ
フター型レベンソン型位相シフトマスクがあり、いずれ
も、位相シフターを透過した照射光と位相シフターのな
い開口部を透過した照射光との間の位相を互いに反転さ
せることにより解像度を向上させるものであるが、この
レベンソン型位相シフトマスクを図6を参照して説明す
る。
【0006】図6(a)参照 図6(a)は、上シフター型レベンソン型位相シフトマ
スクの概略的構成を示すもので、石英基板31上にCr
膜を蒸着してパターニングすることによって所定の開口
部、即ち、透過窓34を有する遮光膜パターン32を形
成し、次いで、リフトオフ法によってSiO2 膜からな
る所定パターンを堆積させることによって位相シフター
33を形成したものである。
スクの概略的構成を示すもので、石英基板31上にCr
膜を蒸着してパターニングすることによって所定の開口
部、即ち、透過窓34を有する遮光膜パターン32を形
成し、次いで、リフトオフ法によってSiO2 膜からな
る所定パターンを堆積させることによって位相シフター
33を形成したものである。
【0007】この場合、互いに隣接する位相シフター3
3のある透過窓34を透過した照射光と位相シフター3
3のない透過窓34を透過した照射光の間の位相を互い
に180°(π)反転させることによって解像度を向上
させたものである。
3のある透過窓34を透過した照射光と位相シフター3
3のない透過窓34を透過した照射光の間の位相を互い
に180°(π)反転させることによって解像度を向上
させたものである。
【0008】図6(b)参照 図6(b)は、下シフター型レベンソン型位相シフトマ
スクの概略的構成を示すもので、石英基板31上にエッ
チングストップ層となるアルミナ膜35、位相シフター
33となるSiO2 膜、及び、遮光膜パターン32とな
るCr膜を順次堆積させる。
スクの概略的構成を示すもので、石英基板31上にエッ
チングストップ層となるアルミナ膜35、位相シフター
33となるSiO2 膜、及び、遮光膜パターン32とな
るCr膜を順次堆積させる。
【0009】次いで、フォトレジスト膜(図示せず)を
マスクとしてCr膜に透過窓34を形成して遮光膜パタ
ーン32を形成し、次いで、新たなフォトレジスト膜
(図示せず)をマスクとしてSiO2 膜をエッチングし
て位相シフター33としたものである。
マスクとしてCr膜に透過窓34を形成して遮光膜パタ
ーン32を形成し、次いで、新たなフォトレジスト膜
(図示せず)をマスクとしてSiO2 膜をエッチングし
て位相シフター33としたものである。
【0010】この場合、アルミナ膜がエッチングストッ
プ層となるので、位相シフター33の形成の際のエッチ
ング工程において、石英基板1がエッチングされること
はないものである。
プ層となるので、位相シフター33の形成の際のエッチ
ング工程において、石英基板1がエッチングされること
はないものである。
【0011】この様な、レベンソン型位相シフトマスク
においては、アルミナ膜35を設ける必要がないだけ上
シフター型レベンソン型位相シフトマスクの方が製造工
程が少ないものの、SiO2 膜を堆積させる際のステッ
プカバレッジが問題となるので、精度の点では下シフタ
ー型レベンソン型位相シフトマスクの方が勝ることにな
る。
においては、アルミナ膜35を設ける必要がないだけ上
シフター型レベンソン型位相シフトマスクの方が製造工
程が少ないものの、SiO2 膜を堆積させる際のステッ
プカバレッジが問題となるので、精度の点では下シフタ
ー型レベンソン型位相シフトマスクの方が勝ることにな
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この下シフタ
ー型レベンソン型位相シフトマスクの場合には、エッチ
ングストップ層として、化学的、且つ、光学的に適当な
特性を有する材料がないという問題があった。
ー型レベンソン型位相シフトマスクの場合には、エッチ
ングストップ層として、化学的、且つ、光学的に適当な
特性を有する材料がないという問題があった。
【0013】即ち、位相シフターとの選択エッチング性
が十分で、低屈折率で、且つ、マスクの洗浄工程におけ
る耐薬品性に優れた特性を有する材料がないという問題
があり、例えば、図6(b)に示した堆積法で形成した
アルミナ膜35は耐薬品性が良好ではなく、マスクの洗
浄の際にエッチングされるという問題がある。
が十分で、低屈折率で、且つ、マスクの洗浄工程におけ
る耐薬品性に優れた特性を有する材料がないという問題
があり、例えば、図6(b)に示した堆積法で形成した
アルミナ膜35は耐薬品性が良好ではなく、マスクの洗
浄の際にエッチングされるという問題がある。
【0014】したがって、本発明は、位相シフターとの
選択エッチング性、低屈折率性、及び、マスクの洗浄工
程における耐薬品性の全てにおいて優れた特性を有する
エッチングストップ層を提供することにより、精度の高
いフォトマスクを製造することを目的とする。
選択エッチング性、低屈折率性、及び、マスクの洗浄工
程における耐薬品性の全てにおいて優れた特性を有する
エッチングストップ層を提供することにより、精度の高
いフォトマスクを製造することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理的構
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、レベンソン型位相シフトマスクにおい
て、支持基板1上に酸化珪素と酸化タンタルの混合膜か
らなるエッチングストップ層2を介して、誘電体膜から
なる位相シフター3を設けたことを特徴とする。
成の説明図であり、この図1を参照して本発明における
課題を解決するための手段を説明する。 図1参照 (1)本発明は、レベンソン型位相シフトマスクにおい
て、支持基板1上に酸化珪素と酸化タンタルの混合膜か
らなるエッチングストップ層2を介して、誘電体膜から
なる位相シフター3を設けたことを特徴とする。
【0016】この様に、エッチングストップ層2とし
て、酸化珪素と酸化タンタルの混合膜を用いることによ
り、位相シフター3との選択エッチング性が良好で、光
透過性が良好で、且つ、耐薬品性の良好なエッチングス
トップ層2を得ることができる。
て、酸化珪素と酸化タンタルの混合膜を用いることによ
り、位相シフター3との選択エッチング性が良好で、光
透過性が良好で、且つ、耐薬品性の良好なエッチングス
トップ層2を得ることができる。
【0017】(2)また、本発明は、上記(1)におい
て、エッチングストップ層2における酸化珪素と酸化タ
ンタルの組成比が、成膜速度比で1:3〜3:1である
ことを特徴とする。
て、エッチングストップ層2における酸化珪素と酸化タ
ンタルの組成比が、成膜速度比で1:3〜3:1である
ことを特徴とする。
【0018】この様な、組成比の混合膜を用いることに
より、良好な選択エッチング性が得られ、且つ、耐薬品
性が良好になる。なお、酸化珪素成膜速度/酸化タンタ
ル成膜速度>3になると、位相シフター3との選択エッ
チング性が低下し、また、酸化珪素成膜速度/酸化タン
タル成膜速度<1/3になると光の透過性が低下する。
より、良好な選択エッチング性が得られ、且つ、耐薬品
性が良好になる。なお、酸化珪素成膜速度/酸化タンタ
ル成膜速度>3になると、位相シフター3との選択エッ
チング性が低下し、また、酸化珪素成膜速度/酸化タン
タル成膜速度<1/3になると光の透過性が低下する。
【0019】(3)また、本発明は、上記(1)または
(2)において、位相シフター3上に、遮光膜4として
酸化クロム及びクロムからなる積層膜を設けたことを特
徴とする。
(2)において、位相シフター3上に、遮光膜4として
酸化クロム及びクロムからなる積層膜を設けたことを特
徴とする。
【0020】この様に、遮光膜4として、酸化クロム/
クロム/酸化クロムの積層膜を設けることにより、遮光
膜4からの反射を低減することができる。
クロム/酸化クロムの積層膜を設けることにより、遮光
膜4からの反射を低減することができる。
【0021】(4)また、本発明は、レベンソン型位相
シフトマスクの製造方法において、支持基板1上に酸化
珪素と酸化タンタルの混合膜からなるエッチングストッ
プ層2を堆積する際に、物理的気相堆積法を用いること
を特徴とする。
シフトマスクの製造方法において、支持基板1上に酸化
珪素と酸化タンタルの混合膜からなるエッチングストッ
プ層2を堆積する際に、物理的気相堆積法を用いること
を特徴とする。
【0022】この様に、酸化珪素と酸化タンタルの混合
膜を物理的気相堆積法(PVD法)によって成膜するこ
とによって、紫外線に対して透明で、且つ、耐薬品性の
良好なエッチングストップ層2を形成することができ
る。
膜を物理的気相堆積法(PVD法)によって成膜するこ
とによって、紫外線に対して透明で、且つ、耐薬品性の
良好なエッチングストップ層2を形成することができ
る。
【0023】(5)また、本発明は、上記(4)におい
て、エッチングストップ層2を堆積する際の基板温度を
25℃〜450℃としたことを特徴とする。
て、エッチングストップ層2を堆積する際の基板温度を
25℃〜450℃としたことを特徴とする。
【0024】この様に、酸化珪素と酸化タンタルの混合
膜を堆積する際の基板温度を25℃〜450℃とするこ
とによって、紫外線に対して透明で、且つ、耐薬品性の
良好なエッチングストップ層2を形成することができ
る。なお、25℃とは特別の基板加熱を行わない室温に
おける堆積を意味し、また、450℃以上の高温にした
場合には、熱膨張による支持基板1の歪みが問題にな
る。
膜を堆積する際の基板温度を25℃〜450℃とするこ
とによって、紫外線に対して透明で、且つ、耐薬品性の
良好なエッチングストップ層2を形成することができ
る。なお、25℃とは特別の基板加熱を行わない室温に
おける堆積を意味し、また、450℃以上の高温にした
場合には、熱膨張による支持基板1の歪みが問題にな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の製造工程及
び得られた酸化珪素/酸化タンタル混合膜の特性を図2
乃至図5を参照して説明する。 図2(a)参照 まず、レチクル基板としての石英基板11上に酸素イオ
ンを飛ばした酸化性雰囲気中でSiO2 とTa2 O5 と
を蒸着源としたイオンアシスト電子線蒸着法によって、
室温において、厚さλ/2n(但し、λ:露光光源の波
長、n:波長λに対する酸化珪素/酸化タンタル混合膜
12の屈折率)の酸化珪素/酸化タンタル混合膜12を
堆積させる。
び得られた酸化珪素/酸化タンタル混合膜の特性を図2
乃至図5を参照して説明する。 図2(a)参照 まず、レチクル基板としての石英基板11上に酸素イオ
ンを飛ばした酸化性雰囲気中でSiO2 とTa2 O5 と
を蒸着源としたイオンアシスト電子線蒸着法によって、
室温において、厚さλ/2n(但し、λ:露光光源の波
長、n:波長λに対する酸化珪素/酸化タンタル混合膜
12の屈折率)の酸化珪素/酸化タンタル混合膜12を
堆積させる。
【0026】図4(a)参照 なお、この場合の酸化珪素/酸化タンタル混合膜12の
組成比は、成膜速度比で1:1とし、その場合、λ=2
48nm、即ち、KrFエキシマレーザからの紫外線に
対する屈折率nは1.84となるので、酸化珪素/酸化
タンタル混合膜12の厚さをλ/2n≒67.4nm近
傍の膜厚とする。
組成比は、成膜速度比で1:1とし、その場合、λ=2
48nm、即ち、KrFエキシマレーザからの紫外線に
対する屈折率nは1.84となるので、酸化珪素/酸化
タンタル混合膜12の厚さをλ/2n≒67.4nm近
傍の膜厚とする。
【0027】再び、図2(a)参照 次いで、同じく、イオンアシスト電子線蒸着法によっ
て、酸化珪素/酸化タンタル混合膜12上に、厚さd=
λ/2(n−1)(但し、n:波長λに対する酸化珪素
13の屈折率)の位相シフターとなる酸化珪素膜13を
堆積させたのち、酸化クロム/クロム/酸化クロムから
なる積層膜を遮光膜14として堆積させる。
て、酸化珪素/酸化タンタル混合膜12上に、厚さd=
λ/2(n−1)(但し、n:波長λに対する酸化珪素
13の屈折率)の位相シフターとなる酸化珪素膜13を
堆積させたのち、酸化クロム/クロム/酸化クロムから
なる積層膜を遮光膜14として堆積させる。
【0028】この場合、位相シフターを透過した光の位
相φA と位相シフターを透過しない光の位相φB との位
相差φは、空気の屈折率n0 を1とした場合、 φ=φA −φB =(2πn/λ)×d−(2πn0 /λ)×d =d×2π(n−n0 )/λ=d×2π(n−1)/λ =〔λ/2(n−1)〕×〔2π(n−1)/λ〕=π となり、位相シフタ−を透過しない光の位相と反転する
ので、互いに隣接する位相シフターを透過した光と、位
相シフターを透過しない光とは互いに打ち消し合い、光
の回折の影響による解像度の低下を低減することができ
る。
相φA と位相シフターを透過しない光の位相φB との位
相差φは、空気の屈折率n0 を1とした場合、 φ=φA −φB =(2πn/λ)×d−(2πn0 /λ)×d =d×2π(n−n0 )/λ=d×2π(n−1)/λ =〔λ/2(n−1)〕×〔2π(n−1)/λ〕=π となり、位相シフタ−を透過しない光の位相と反転する
ので、互いに隣接する位相シフターを透過した光と、位
相シフターを透過しない光とは互いに打ち消し合い、光
の回折の影響による解像度の低下を低減することができ
る。
【0029】図2(b)参照 次いで、フォトレジストマスク15を利用して、CH2
Cl2 等をエッチングガスとして用いたドライ・エッチ
ング法によって遮光膜14をパターニングして、全ての
透過窓に対応する開口部16を有する遮光膜パターン1
7を形成する。
Cl2 等をエッチングガスとして用いたドライ・エッチ
ング法によって遮光膜14をパターニングして、全ての
透過窓に対応する開口部16を有する遮光膜パターン1
7を形成する。
【0030】この場合の遮光膜パターン17の倍率は、
縮小投影露光装置(ステッパ)の縮小率に合わせた倍率
のパターン寸法にすれば良く、実際には1〜10倍程度
である。
縮小投影露光装置(ステッパ)の縮小率に合わせた倍率
のパターン寸法にすれば良く、実際には1〜10倍程度
である。
【0031】図3(c)参照 次いで、フォトレジストマスク15を除去したのち、新
たに形成したフォトレジストマスク18を利用して、C
F4 及びCHF3 をエッチングガスとして用いたドライ
・エッチング法によって酸化珪素膜13をパターニング
することによって、図2(b)の工程において形成した
開口部16の一部に対応する開口部19を有する位相シ
フター20を形成する。
たに形成したフォトレジストマスク18を利用して、C
F4 及びCHF3 をエッチングガスとして用いたドライ
・エッチング法によって酸化珪素膜13をパターニング
することによって、図2(b)の工程において形成した
開口部16の一部に対応する開口部19を有する位相シ
フター20を形成する。
【0032】この場合、酸化珪素/酸化タンタル混合膜
12は、CF4 及びCHF3 をエッチングガスとして用
いたドライ・エッチング工程において、ほとんどエッチ
ングされず、酸化珪素膜17に対して20倍程度の選択
比を得ることができるので、良好なエッチングストップ
層として機能することになり、開口部19を透過する透
過光の光学距離、即ち、位相を変動させることはない。
12は、CF4 及びCHF3 をエッチングガスとして用
いたドライ・エッチング工程において、ほとんどエッチ
ングされず、酸化珪素膜17に対して20倍程度の選択
比を得ることができるので、良好なエッチングストップ
層として機能することになり、開口部19を透過する透
過光の光学距離、即ち、位相を変動させることはない。
【0033】図3(d)参照 次いで、フォトレジストマスク18を除去したのち、8
0℃の亜硫酸溶液中で約30分間洗浄することによっ
て、透過窓21を有する下シフター型レベンソン型位相
シフトマスクが完成する。
0℃の亜硫酸溶液中で約30分間洗浄することによっ
て、透過窓21を有する下シフター型レベンソン型位相
シフトマスクが完成する。
【0034】この場合、80℃の亜硫酸溶液中での洗浄
によっても酸化珪素/酸化タンタル混合膜12の透過率
に変化は見られないので、耐薬品性が良好であることが
確認された。
によっても酸化珪素/酸化タンタル混合膜12の透過率
に変化は見られないので、耐薬品性が良好であることが
確認された。
【0035】ここで、本発明の実施により得られた酸化
珪素/酸化タンタル混合膜12の特性を調べたので、図
4及び図5を参照して説明する。 図4(a)参照 図4(a)は、酸化珪素と酸化タンタルの成膜速度比が
1:1になる条件で堆積させた、厚さ124.9nmの
酸化珪素/酸化タンタル混合膜の屈折率の波長依存性を
示す図であり、波長が短くなるにつれて、屈折率が大き
くなる。
珪素/酸化タンタル混合膜12の特性を調べたので、図
4及び図5を参照して説明する。 図4(a)参照 図4(a)は、酸化珪素と酸化タンタルの成膜速度比が
1:1になる条件で堆積させた、厚さ124.9nmの
酸化珪素/酸化タンタル混合膜の屈折率の波長依存性を
示す図であり、波長が短くなるにつれて、屈折率が大き
くなる。
【0036】図4(b)参照 また、図4(b)は、図4(a)と同じ酸化珪素/酸化
タンタル混合膜の減衰係数の波長依存性を示す図であ
り、i線(365nm)に近い波長近傍で減衰係数は略
ゼロになる。
タンタル混合膜の減衰係数の波長依存性を示す図であ
り、i線(365nm)に近い波長近傍で減衰係数は略
ゼロになる。
【0037】図5参照 さらに、図5は、図4(a)と同じ酸化珪素/酸化タン
タル混合膜の分光透過率の波長依存性を示す図であり、
KrFエキシマレーザからの波長248nmの紫外線に
対応する透過率は約68%となり、波長が長くなるにつ
れて透過率が増加し、400nm(0.4μm)以上の
波長領域においては略横ばいとなる。
タル混合膜の分光透過率の波長依存性を示す図であり、
KrFエキシマレーザからの波長248nmの紫外線に
対応する透過率は約68%となり、波長が長くなるにつ
れて透過率が増加し、400nm(0.4μm)以上の
波長領域においては略横ばいとなる。
【0038】この場合、レベンソン型位相シフトマスク
に用いる酸化珪素/酸化タンタル混合膜の実際の厚さ
は、λ/2n、即ち、67.4nmで、図5の場合の1
24.9nmの約半分の厚さになるので、実際の透過率
はさらに高くなる。
に用いる酸化珪素/酸化タンタル混合膜の実際の厚さ
は、λ/2n、即ち、67.4nmで、図5の場合の1
24.9nmの約半分の厚さになるので、実際の透過率
はさらに高くなる。
【0039】以上、説明した様に、下シフター型レベン
ソン型位相シフトマスクのエッチングストップ層として
酸化珪素/酸化タンタル混合膜を用いることにより、位
相シフターに対するエッチングの選択性が高まり、エッ
チングストップ層がエッチングされることがないので、
エッチングストップ層の厚さの変化による位相のずれが
なくなり、また、マスク洗浄における亜硫酸溶液処理に
対する耐性も大幅に向上するので、高精度のフォトマス
クの製造が可能となる。
ソン型位相シフトマスクのエッチングストップ層として
酸化珪素/酸化タンタル混合膜を用いることにより、位
相シフターに対するエッチングの選択性が高まり、エッ
チングストップ層がエッチングされることがないので、
エッチングストップ層の厚さの変化による位相のずれが
なくなり、また、マスク洗浄における亜硫酸溶液処理に
対する耐性も大幅に向上するので、高精度のフォトマス
クの製造が可能となる。
【0040】なお、上記の実施の形態においては、エッ
チングストップ層となる酸化珪素/酸化タンタル混合膜
の組成比を成膜速度比で1:1にしているが、1:3〜
3:1の範囲であれば良く、酸化珪素成膜速度/酸化タ
ンタル成膜速度>3になれば、位相シフター20を構成
する酸化珪素膜との選択エッチング性が低下し、また、
酸化珪素成膜速度/酸化タンタル成膜速度<1/3にな
ると光の透過性が低下する。
チングストップ層となる酸化珪素/酸化タンタル混合膜
の組成比を成膜速度比で1:1にしているが、1:3〜
3:1の範囲であれば良く、酸化珪素成膜速度/酸化タ
ンタル成膜速度>3になれば、位相シフター20を構成
する酸化珪素膜との選択エッチング性が低下し、また、
酸化珪素成膜速度/酸化タンタル成膜速度<1/3にな
ると光の透過性が低下する。
【0041】また、上記の実施の形態においては、酸化
珪素/酸化タンタル混合膜をイオンアシスト電子線蒸着
法で成膜しているが、イオンアシスト電子線蒸着法に限
られるものではなく、スパッタリング法等の他のPVC
(物理的気相堆積)法を用いても良い。
珪素/酸化タンタル混合膜をイオンアシスト電子線蒸着
法で成膜しているが、イオンアシスト電子線蒸着法に限
られるものではなく、スパッタリング法等の他のPVC
(物理的気相堆積)法を用いても良い。
【0042】また、上記の実施の形態においては、酸化
珪素/酸化タンタル混合膜を室温において堆積している
が、この場合には、基板を特に加熱しなくとも、電子線
蒸着に用いる電力パワーにより25℃以上の温度とな
る。
珪素/酸化タンタル混合膜を室温において堆積している
が、この場合には、基板を特に加熱しなくとも、電子線
蒸着に用いる電力パワーにより25℃以上の温度とな
る。
【0043】また、この成膜時の基板温度は、一般に高
いほど結晶性が良好で安定な膜が得られるが、温度の上
昇と共に、熱膨張に伴う石英基板11の歪み等が問題に
なってパターン精度が低下することになるので、450
℃以下が好適である。
いほど結晶性が良好で安定な膜が得られるが、温度の上
昇と共に、熱膨張に伴う石英基板11の歪み等が問題に
なってパターン精度が低下することになるので、450
℃以下が好適である。
【0044】また、上記の実施の形態においては、位相
シフター20としてはPVD法によって形成した酸化珪
素膜を用いているが、CVD法によって形成した酸化珪
素膜でも良く、さらに、SOG(スピンオングラス)膜
等の塗布酸化珪素膜でも良い。
シフター20としてはPVD法によって形成した酸化珪
素膜を用いているが、CVD法によって形成した酸化珪
素膜でも良く、さらに、SOG(スピンオングラス)膜
等の塗布酸化珪素膜でも良い。
【0045】また、遮光膜14としては、照射光の不所
望な反射を防止するために、酸化クロム/クロム/酸化
クロムの積層膜を用いているが、クロム膜のみを単層で
用いても良い。
望な反射を防止するために、酸化クロム/クロム/酸化
クロムの積層膜を用いているが、クロム膜のみを単層で
用いても良い。
【0046】また、支持基板も石英基板に限られるもの
ではなく、照射光の波長に対して光吸収率の低い透明基
板を用いれば良い。
ではなく、照射光の波長に対して光吸収率の低い透明基
板を用いれば良い。
【0047】さらに、上記の実施の形態においては、下
シフター型レベンソン型位相シフトマスクからなるレチ
クルとして説明しているが、下シフター型レベンソン型
位相シフトマスクに限られるものではなく、上シフター
型レベンソン型位相シフトマスクにも適用されるもので
あり、特に、リフトオフ法ではなく、通常のエッチング
により位相シフターをパターニングする場合に必要にな
る。
シフター型レベンソン型位相シフトマスクからなるレチ
クルとして説明しているが、下シフター型レベンソン型
位相シフトマスクに限られるものではなく、上シフター
型レベンソン型位相シフトマスクにも適用されるもので
あり、特に、リフトオフ法ではなく、通常のエッチング
により位相シフターをパターニングする場合に必要にな
る。
【0048】また、本発明は、レチクルに限られるもの
ではなく、マスタマスク或いはワーキングマスクに対し
ても適用されるものである。
ではなく、マスタマスク或いはワーキングマスクに対し
ても適用されるものである。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、レベンソン型位相シフ
トマスクを形成する際に、支持基板上に酸化珪素/酸化
タンタル混合膜からなるエッチングストップ層を設けた
ので、位相シフターのパターニングの際にエッチングス
トップ層及び支持基板がエッチングされることがなく、
また、光透過性が良好で且つ耐薬品性も良好であるの
で、高精度で、且つ、安定な露光用フォトマスクを提供
することができ、半導体装置の高集積化に寄与するとこ
ろが大きい。
トマスクを形成する際に、支持基板上に酸化珪素/酸化
タンタル混合膜からなるエッチングストップ層を設けた
ので、位相シフターのパターニングの際にエッチングス
トップ層及び支持基板がエッチングされることがなく、
また、光透過性が良好で且つ耐薬品性も良好であるの
で、高精度で、且つ、安定な露光用フォトマスクを提供
することができ、半導体装置の高集積化に寄与するとこ
ろが大きい。
【図1】本発明の原理的構成の説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の途中までの製造工程の説
明図である。
明図である。
【図3】本発明の実施の形態の図2以降の製造工程の説
明図である。
明図である。
【図4】酸化珪素/酸化タンタル混合膜の屈折率及び減
衰係数の波長依存性の説明図である。
衰係数の波長依存性の説明図である。
【図5】酸化珪素/酸化タンタル混合膜の分光透過率の
波長依存性の説明図である。
波長依存性の説明図である。
【図6】従来のレベンソン型位相シフトマスクの説明図
である。
である。
1 支持基板 2 エッチングストップ層 3 位相シフター 4 遮光膜 5 透過窓 11 石英基板 12 酸化珪素/酸化タンタル混合膜 13 酸化珪素膜 14 遮光膜 15 フォトレジストマスク 16 開口部 17 遮光膜パターン 18 フォトレジストマスク 19 開口部 20 位相シフター 21 透過窓 31 石英基板 32 遮光膜パターン 33 位相シフター 34 透過窓 35 アルミナ膜
Claims (5)
- 【請求項1】 支持基板上に酸化珪素と酸化タンタルの
混合膜からなるエッチングストップ層を介して、誘電体
膜からなる位相シフターを設けたことを特徴とするレベ
ンソン型位相シフトマスク。 - 【請求項2】 上記エッチングストップ層における酸化
珪素と酸化タンタルの組成比が、成膜速度比で1:3〜
3:1であることを特徴とする請求項1記載のレベンソ
ン型位相シフトマスク。 - 【請求項3】 上記位相シフター上に、遮光膜として酸
化クロム及びクロムからなる積層膜を設けたことを特徴
とする請求項1または2記載のレベンソン型位相シフト
マスク。 - 【請求項4】 支持基板上に酸化珪素と酸化タンタルの
混合膜からなるエッチングストップ層を堆積する際に、
物理的気相堆積法を用いることを特徴とするレベンソン
型位相シフトマスクの製造方法。 - 【請求項5】 上記エッチングストップ層を堆積する際
の基板温度を、25℃〜450℃としたことを特徴とす
る請求項4記載のレベンソン型位相シフトマスクの製造
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP882796A JPH09197650A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP882796A JPH09197650A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09197650A true JPH09197650A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11703636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP882796A Withdrawn JPH09197650A (ja) | 1996-01-23 | 1996-01-23 | レベンソン型位相シフトマスク及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09197650A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030001561A (ko) * | 2001-06-27 | 2003-01-06 | 주식회사 하이닉스반도체 | 위상반전 마스크의 제조방법 |
| JP2010128003A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Ulvac Seimaku Kk | ハーフトーンマスク、ハーフトーンマスクブランクス、ハーフトーンマスクの製造方法、及びハーフトーンマスクブランクスの製造方法 |
-
1996
- 1996-01-23 JP JP882796A patent/JPH09197650A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030001561A (ko) * | 2001-06-27 | 2003-01-06 | 주식회사 하이닉스반도체 | 위상반전 마스크의 제조방법 |
| JP2010128003A (ja) * | 2008-11-25 | 2010-06-10 | Ulvac Seimaku Kk | ハーフトーンマスク、ハーフトーンマスクブランクス、ハーフトーンマスクの製造方法、及びハーフトーンマスクブランクスの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |