JPH09197704A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH09197704A
JPH09197704A JP518196A JP518196A JPH09197704A JP H09197704 A JPH09197704 A JP H09197704A JP 518196 A JP518196 A JP 518196A JP 518196 A JP518196 A JP 518196A JP H09197704 A JPH09197704 A JP H09197704A
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JP
Japan
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toner
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particles
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inorganic fine
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Application number
JP518196A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ishihara
隆博 石原
Hiroko Higuchi
博子 樋口
Masaya Shiozaki
正弥 塩崎
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Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な流動性と耐熱性を有し、かつ低い温度
であっても十分な定着性を有する電子写真用トナーを提
供する。 【解決手段】 一次粒子の平均粒径(面積基準)が20
nm以上である無機微粒子を用いてトナー粒子を表面処
理したものであって、前記無機微粒子の被覆率が50%
以下で、かつ帯電量の絶対値が15μC/g以上である
電子写真用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、レ
ーザープリンタ、ファクシミリ等の電子写真プロセスを
利用した画像形成装置に用いられる電子写真用トナーに
関し、より詳しくは、低温定着性に優れた電子写真用ト
ナーに関する。
【0002】
【従来の技術】上記電子写真プロセスを利用した画像形
成装置において現像剤として用いられるトナーは、通
常、カーボンブラック等の着色剤を定着用樹脂中に分散
し、所定の粒径に造粒して得られるトナー粒子に、さら
に流動性を高めることを目的として、シリカ等の無機微
粒子で表面処理したものである。
【0003】近年、画像形成装置の低エネルギー化を図
るため、トナーの定着温度を低下させることが求められ
ている。しかしながら、前記無機微粒子はトナーの定着
性を阻害したり、悪影響を与えるという問題があり、特
に定着温度が低い場合においては定着性を低下させる問
題が顕著であった。そこで、トナーの定着性を向上させ
るために、無機微粒子に代えて樹脂微粒子で表面処理す
る試みがなされている。例えば、特開平3−41465
号公報には、特定のワックスを含有したトナー粒子の表
面を、平均粒径が0.05〜0.5μmで、かつガラス
転移温度Tgが120℃以下である樹脂微粒子で表面処
理した電子写真用トナーが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂微
粒子で表面処理した場合は、トナーの流動性が低下して
ブロッキングが生じるなどの問題がある。このため、実
際に使用する場合には、樹脂微粒子と無機微粒子とを併
用する必要がある。また、上記公報に記載のように、表
面処理に用いる樹脂微粒子の粒径を規定したり、低温で
の定着性をより向上させるために樹脂微粒子のガラス転
移温度Tgを規定した場合であっても、トナー粒子を構
成する定着用樹脂と樹脂微粒子との相溶性が低いときに
はトナーの定着性が低下するおそれも生じる。
【0005】一方、トナーの定着温度を低下させるため
に、ガラス転移温度Tgの低い定着用樹脂を用いる方法
もあるが、この場合には、トナーの耐熱性が低下し、ト
ナーの強度が低下することから、画像かぶり、トナー飛
散、トナーブロッキング等が発生するおそれが生じる。
そこで本発明の目的は、十分な流動性と耐熱性とを有
し、かつ低い温度であっても十分な定着性を有する電子
写真用トナーを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、一次粒子の面
積基準の平均粒径が20nm以上である無機微粒子を用
いてトナー粒子を表面処理した電子写真用トナーであっ
て、前記無機微粒子の被覆率が50%以下で、かつ帯電
量の絶対値が15μC/g以上であるときは、十分な流
動性と耐熱性とを有し、かつ低い温度であっても十分な
定着性を有する電子写真用トナーが得られるという新た
な事実を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】本発明において、「無機微粒子の被覆率」
は、トナーを構成するトナー粒子の表面積のうち無機微
粒子が被覆している面積の割合(%)を示しており、下
記式を用いて算出される。
【0008】
【数1】
【0009】(式中、fは無機微粒子の被覆率、Dはト
ナー粒子の平均粒径(μm)、dは無機微粒子の面積基
準の平均粒径(μm)、ρt はトナー粒子の真比重、ρ
i は無機微粒子の真比重をそれぞれ示す。また、Cは次
式:
【0010】
【数2】
【0011】で表される。) なお、上記した被覆率の範囲内にてトナー粒子を表面処
理した場合において、電子写真用トナーの帯電量の絶対
値は、表面処理前のトナー粒子自体における帯電量の絶
対値に対して2倍以上となることが好ましい。すなわ
ち、本発明に用いられる無機微粒子としては、一次粒子
の平均粒径(面積基準)が上記の範囲内にあることのほ
かに、被覆率が上記範囲内にあるという表面処理の条件
において、帯電量(絶対値)を2倍以上に増加させる帯
電能力を有することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電子写真用トナー
について詳細に説明する。本発明においては、トナー粒
子の表面処理剤として無機微粒子を用いる。本発明に使
用可能な無機微粒子としては、例えばシリカ、アルミ
ナ、チタン等の微粒子があげられる。これら無機微粒子
のうち、特にシリカ微粒子がトナーの流動性および帯電
性の観点から好適に用いられる。
【0013】また、本発明に使用する無機微粒子は、一
次粒子の平均粒径(面積基準)が20nm以上であっ
て、被覆率が50%以下となるように表面処理したとき
に、トナーの帯電量の絶対値が、表面処理前のトナー粒
子自体における帯電量の絶対値に対して2倍以上、好ま
しくは2〜4倍程度に増加させる帯電能力を有するのが
適当である。トナー粒子の帯電量は、通常、その絶対値
が5〜10μC/g程度であることから、トナーの帯電
量の絶対値をトナー粒子自体の帯電量の絶対値に対して
2倍以上増加させることができないときは、トナーの帯
電量が不十分になるおそれがある。
【0014】無機微粒子の一次粒子の平均粒径(面積基
準)は20nm以上、好ましくは20〜300nm、よ
り好ましくは20〜250nmの範囲にあるのが好まし
い。平均粒径が前記範囲を下回るときは、トナーの帯電
性や耐熱性が低下するため好ましくない。一方、平均粒
径の上限は特に限定されないが、平均粒径が500nm
を超えるときは、無機微粒子がトナー粒子に対して大き
くなりすぎ、トナー粒子から脱離しやすくなり、帯電不
良によるかぶり、トナー飛散などが発生するため好まし
くない。
【0015】無機微粒子の被覆率は50%以下、好まし
くは15〜50%、より好ましくは25〜40%の範囲
にあるのが好ましい。被覆率が前記範囲を超えるとき
は、定着性が低下するために好ましくない。一方、被覆
率の下限は特に限定されないが、被覆率が15%を下回
るときは、トナーの帯電量が不十分になったり、トナー
の流動性や耐熱性が低下するおそれがある。
【0016】無機微粒子の被覆率を上記範囲に設定する
には、トナー粒子と無機微粒子とをヘンシェルミキサ
ー、ナウターミキサー、V型混合機などに加えて混合す
ればよい。前記無機微粒子の添加量は、通常、トナー粒
子に対して0.1〜5重量%の範囲で設定されるが、そ
の添加量は使用する無機微粒子の比重によって異なるこ
とから、前記範囲に限定されるものではない。
【0017】表面処理した後のトナーの帯電量は、通
常、その絶対値が15μC/g以上、好ましくは15〜
30μC/gの範囲である。なお、前記帯電量は、所望
の帯電極性に応じて正または負のいずれかが選択され
る。トナーの帯電量の絶対値が前記範囲を下回るとき
は、トナー飛散やかぶり等が生じるおそれがあるために
好ましくない。
【0018】トナーの流動性は、例えば一定時間内に落
下するトナーの量で評価することができる。本発明にお
けるトナーの流動性の評価は、トナーを容器に充填して
容器底部の開口からトナーが一定時間内に落下した量を
測定し、これを流動性の指数として評価した。測定に用
いた容器は、テーパー角が60°であって、容器底部に
長さ100mm、幅0.1mmの開口部が設けられてお
り、さらに開口部上部に、表面に凹凸を有する直径16
mmの真鍮製ローラを有している。トナーの落下量の測
定はローラの回転速度を毎分3回転に設定して行い、5
分間に落下したトナーの量から落下量を求めた。
【0019】トナーの落下量は4g/5分以上であるの
が好ましい。落下量が前記範囲を下回るときはトナーの
流動性が不十分となる。トナーの耐熱性は、トナーのブ
ロッキングが生じる温度を用いて評価した。すなわち、
内径25mmのガラスシリンダーにトナー5gを入れ、
その上に100gの分銅を乗せて任意の温度で30分間
放置した後、トナーがブロッキングしているかどうかを
確認し、ブロッキングが生じない温度の上限を求めた。
ブロッキングが生じない温度の上限は52℃以上である
ことが好ましい。この温度が52℃未満であるときは、
トナーの耐熱性が不十分となる。
【0020】トナーの定着性は、紙面上に形成された画
像に所定の荷重を加えて摩擦し、摩擦前後での画像濃度
の変化量を求め、さらに次式を用いて求められる定着率
(%)によって評価することができる。
【0021】
【数3】
【0022】本発明における上記定着率の測定は、静電
式複写機を使用し、普通紙上に黒べた画像を形成して測
定を行った。また、形成画像の摩擦は、底面に綿布を被
覆した軟鋼製の円柱(高さ26mm、直径50mm)か
らなる錘(20g/cm2 )を使用し、形成画像の上か
ら強制的に10回摩擦を行った。トナーの定着率は、無
機微粒子で表面処理していないトナー粒子自体の定着率
以上であればよい。
【0023】本発明の電子写真用トナーにおけるトナー
粒子としては、従来より乾式現像法で使用されている公
知のトナー粒子がいずれも使用可能である。上記定着用
樹脂としては、例えばスチレン−アクリル系重合体、ス
チレン系重合体、アクリル系重合体、塩素化ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、アイオノマー等のオレフィン系重
合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド、ポ
リウレタン、エポキシ樹脂、ジアリルフタレート樹脂、
シリコーン樹脂、ケトン樹脂、ポリビニルブチラール樹
脂、フェノール樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、キシ
レン樹脂、ロジン変性マレイン樹脂、ロジンエステル等
があげられる。これらのうち、分子量を制御したり、ト
ナー粒子を製造した後で粉砕するときなどの操作を容易
にするという観点から、アクリル系重合体またはスチレ
ン−アクリル系重合体を用いるのが好ましい。また、フ
ルカラー用トナーに用いるときには、混色性に優れたポ
リエステルを用いるのが好ましい。
【0024】定着用樹脂に分散させる着色剤としては、
従来公知の種々の染料、顔料などが使用され、ブラック
トナーの場合には、カーボンブラック、アセチレンブラ
ック、アニリンブラック等が使用される。フルカラー用
トナーの場合には、マゼンダ、シアンおよびイエロー用
の顔料が使用される。上記定着用樹脂には、着色剤のほ
かに、公知の電荷制御剤や離型剤(オフセット防止剤)
などの各種添加剤を配合することができる。
【0025】電荷制御剤は、トナーの摩擦帯電性を制御
するために配合させるものであって、トナーの帯電特性
に応じて正電荷帯電用と負電荷制御用の2種がある。正
電荷制御用の電荷制御剤としては、塩基性窒素原子を有
する有機化合物、例えば塩基性染料、アミノピリン、ピ
リミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン
類等があげられる。
【0026】負電荷制御用の電荷制御剤としては、ニグ
ロシンベース、オイルブラック、スピロンブラック等の
油溶性染料、含金属アゾ染料、ナフテン酸金属塩、アル
キルサリチル酸の金属塩、脂肪酸石鹸、樹脂酸石鹸等が
あげられる。電荷制御剤の添加量は、定着用樹脂100
重量部に対して0.1〜10重量部であるのが好まし
く、0.5〜8重量部であるのがさらに好ましい。
【0027】オフセット防止剤としては、脂肪系炭化水
素、脂肪属金属塩類、高級脂肪酸類、脂肪酸エステル類
もしくはその部分ケン化物、シリコーンオイル、各種ワ
ックス等があげられる。中でも、重量平均分子量が10
00〜10000程度の脂肪属系炭化水素が好ましい。
具体的には、低分子量ポリプロピレン、低分子量ポリエ
チレン、パラフィンワックス、炭素原子数4以上のオレ
フィン単位からなる低分子量のオレフィン重合体、シリ
コーンオイル等の1種または2種以上の組合せが適当で
ある。
【0028】オフセット防止剤の添加量は、定着用樹脂
100重量部に対して0.1〜10重量部であるのが好
ましく、0.5〜8重量部であるのがさらに好ましい。
トナー粒子は、上記定着用樹脂に着色剤を分散させ、さ
らに必要に応じて上記各成分を配合し、これを乾式ブレ
ンダー、ヘンシェルミキサー、ボールミル等によって均
質に予備混合して、さらにバンバリーミキサー、ロー
ル、一軸または二軸の押出混練機などの混練装置を用い
て均一に溶融混練した後、得られた混練物を冷却して粉
砕し、必要に応じて分級することによって製造される。
【0029】トナー粒子の粒径は、本発明では特に限定
されないが、通常、平均粒径が6〜15μm、好ましく
は7〜12μmとなるように設定される。また、トナー
粒子の帯電量は、通常、その絶対値が15μC/g以
上、とりわけ15〜30μC/gであるのが好ましい。
トナー粒子の帯電量の絶対値が前記範囲を下回るときに
は、トナー粒子を表面処理して得られるトナーの帯電量
が不十分となったり、あるいは表面処理に必要な無機微
粒子の量が多くなりすぎて、トナーの定着性が低下して
しまうなどの問題が生じるおそれがある。
【0030】本発明のトナーを磁性トナーとして用いる
場合には、磁性体粉末を配合すればよい。磁性体は、磁
場によってその方向に強く磁化される物質であって、化
学的に安定なものが望ましく、粒径は1μm以下、とく
に0.01〜1μm程度の微粉末であるのがよい。代表
的な磁性体としては、例えばマグネタイト、ヘマタイ
ト、フェライト等の酸化鉄のほか、鉄、コバルト、ニッ
ケルのような金属、あるいはこれらの金属と、アルミニ
ウム、銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモ
ン、ベリリウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、
マンガン、セレン、チタン、タングステン、バナジウム
との合金、あるいは混合物などがあげられる。磁性体粉
末の添加量は、定着用樹脂100重量部に対して20〜
300重量部であるのが好ましく、50〜150重量部
であるのがさらに好ましい。
【0031】その他、定着用樹脂には、安定剤等の種々
の添加剤を適宜の割合で配合してもよい。
【0032】
【実施例】
参考例 (トナー粒子の作製)定着用樹脂としてポリエステル
(花王社製のMH−21)を使用し、この定着用樹脂1
00重量部に対して、カーボンブラック10重量部、負
電荷制御用の電荷制御剤(含金属アゾ染料、保土谷社製
のTRH)1.5重量部およびワックス(ポリプロピレ
ン、三洋化成社製のビスコール660P)2.5重量部
を配合し、溶融混練した後、粉砕、分級して、平均粒径
が10μmのトナー粒子を作製した。 実施例1〜2および比較例1〜8 (電子写真用トナーの製造)上記トナー粒子2kgに対
して、下記の表1に示す表面処理剤を同表に示す割合
(重量%)で使用し、ヘンシェルミキサーで2分間混合
して表面処理を行った。
【0033】表面処理剤としては、シリカ微粒子または
アクリル系樹脂微粒子のいずれかを使用した。使用した
表面処理剤は、次のとおりである。 (シリカ微粒子) ・TS720:キャボット社製、平均粒径(面積基準)
14nm ・HDK1303:ヘキスト社製、平均粒径(面積基
準)23nm ・HDK3004:ヘキスト社製、平均粒径(面積基
準)10nm ・SO−C1:アドマテックス社製、平均粒径(面積基
準)200nm (アクリル系樹脂微粒子) ・MP1451:綜研化学社製、平均粒径(面積基準)
150nm ・MP5000:綜研化学社製、平均粒径(面積基準)
400nm 表面処理剤の種類、表面処理剤の平均粒径(面積基準)
および使用した表面処理剤の量(重量%)は、下記の表
1に示すとおりである。 (無機微粒子の被覆率の測定)上記実施例および比較例
で得られたトナーにおける無機微粒子の被覆率を、前述
の式に従って算出した。 (トナーの帯電性の評価)上記実施例および比較例で得
られたトナーについて、その帯電量(μC/g)をブロ
ーオフ測定法に従って求め、トナーの帯電性を評価し
た。 (トナーの流動性の評価)上記実施例および比較例で得
られたトナーについて、その落下量(g/5分)を前述
の測定方法に従って求め、トナーの流動性を評価した。 (トナーの耐熱性の評価)上記実施例および比較例で得
られたトナーについて、ブロッキングが生じない温度
(℃)の上限を前述の方法に従って求め、トナーの耐熱
性を評価した。 (トナーの定着性の評価)上記実施例および比較例で得
られたトナーを使用して黒べた画像を形成し、前述した
方法に従って、トナーの定着率(%)を求めた。
【0034】画像の形成は三田工業(株)製の静電式複
写機(型番DC−4685)を用いて行った。また、画
像濃度の測定は反射濃度計(東京電色社製のTC−6
D)を用いて行った。無機微粒子の被覆率、トナーの帯
電量、落下量、耐熱性および定着率の評価結果をそれぞ
れ表1に示す。
【0035】
【表1】
【0036】表1に示すように、比較例1〜7のトナー
は、無機微粒子の粒径、被覆率、トナーの帯電量、落下
量、耐熱性および定着率のうちの少なくとも1つが本発
明の範囲から外れている。例えば、比較例1〜3および
5のトナーは、シリカ微粒子の粒径が本発明の範囲を下
回っているため、被覆率が小さいときには帯電性、耐熱
性および流動性が不十分になり、被覆率が大きいときに
は定着率が不十分となる。また、比較例4のトナーは、
シリカ微粒子の粒径は本発明の範囲を満たすものの、帯
電量が不十分である。
【0037】一方、実施例1〜2のトナーは、シリカ微
粒子の粒径、被覆率およびトナーの帯電量のいずれも、
本発明の範囲を満たしていることから、流動性、耐熱性
および定着性のいずれも優れている。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、十分な流動性と耐熱性
とを有し、かつ低い温度であっても十分な定着性を有す
るトナーを得ることができる。また、本発明のトナー
は、その帯電量も実用上十分な値を有している。従っ
て、本発明の電子写真用トナーは、静電式複写機等の電
子写真プロセスを利用した画像形成装置に好適に用いら
れるとともに、低エネルギー化を図るために定着温度を
低下させた画像形成装置にも対応することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次粒子の面積基準の平均粒径が20nm
    以上である無機微粒子を用いてトナー粒子を表面処理し
    た電子写真用トナーであって、前記無機微粒子の被覆率
    が50%以下で、かつ帯電量の絶対値が15μC/g以
    上であることを特徴とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】前記電子写真用トナーの帯電量の絶対値
    が、表面処理前のトナー粒子自体における帯電量の絶対
    値に対して2倍以上である請求項1記載の電子写真用ト
    ナー。
JP518196A 1996-01-16 1996-01-16 電子写真用トナー Pending JPH09197704A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025747A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Sharp Corp トナー、二成分現像剤およびそれを用いた画像形成装置
US7691553B2 (en) 2006-03-27 2010-04-06 Sharp Kabushiki Kaisha Method for manufacturing toner
US8053155B2 (en) 2007-07-13 2011-11-08 Sharp Kabushiki Kaisha Toner, two-component developer, developing device, and image forming apparatus
JP2013210574A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Mitsubishi Chemicals Corp 静電荷像現像用トナー

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