JPH09198837A - フロッピーディスクジャケットライナー用不織布 - Google Patents

フロッピーディスクジャケットライナー用不織布

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JPH09198837A
JPH09198837A JP581096A JP581096A JPH09198837A JP H09198837 A JPH09198837 A JP H09198837A JP 581096 A JP581096 A JP 581096A JP 581096 A JP581096 A JP 581096A JP H09198837 A JPH09198837 A JP H09198837A
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JP
Japan
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liner
floppy disk
woven fabric
fabric
jacket
Prior art date
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Pending
Application number
JP581096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakazu Hoshino
正和 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ライナー性能としては従来のサーマルボンド
不織布製ライナーと同等の性能を有し、且つ高張力がか
かるフロッピーディスク用ジャケット製造機を使用して
も変形の少ないフロッピーディスジャケットライナー用
不織布を提供する。 【解決手段】 熱圧着部と非熱圧着部が存在し、熱圧着
部によって布帛形態が保持されている構造のフロッピー
ディスクジャケットライナー用不織布において、2%伸
長時の応力が500g/cm以上あり、且つ次式で表さ
れる弾性率E(%)が10%以上あるフロッピーディス
クジャケットライナー用不織布。 E(%)=[(T3 −T8)/T40]×100(%) [ただし、Tn はn(g/cm2 )荷重下における布
厚]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、OA器機等の記録
媒体として広く用いられているフロッピーディスクのジ
ャケットライナー用不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスクのジャケットは、一
般に塩化ビニル系樹脂またはABS系樹脂等の高分子樹
脂シートからなる袋体を呈しており、その内面には繊維
シートからなるライナーが接合されている。この繊維シ
ートからなるライナーは、フロッピーディスクとジャケ
ット本体を構成する樹脂シートとの直接接触を遮断して
フロッピーディスク表面のクリーニングを主目的として
設けられており、従来より各種の繊維シートが提案され
ている。
【0003】例えば特開昭58−7705号公報にはポ
リエステル繊維からなる不織布製ライナーが開示され、
実開昭57−71280号公報には再生繊維からなる不
織布製ライナーが開示されており、これらはいずれも不
織布の形態を安定化するために繊維どうしを融着させた
り接着剤で繊維間を接着固定する等の方法が用いられて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】フロッピーディスク用
ジャケットの製造において、ライナー用不織布は通常ロ
ール状で供給され、連続的に打ち抜き処理がなされる。
特に3.5インチフロッピーディスク用ジャケットの製
造においては、C字形に打ち抜き、打ち抜いた後の不織
布は巻き取りロールやエアサッカーで引き取られる。し
たがって、ライナー用不織布は抜き打ち時も含めて常に
一定の張力下におかれていることになる。通常、この張
力は100〜150g/cm程度であるが、フロッピー
ディスク用ジャケット製造機の種類によっては500g
/cmを越える場合がある。従来の繊維同志を融着させ
た、いわゆるサーマルボンド不織布はこの時にかかる長
手方向の張力により伸びが生じてしまう。この伸びが生
じてしまうと本来円形であるべき打ち抜きライナーの形
状がゆがんでしまう結果となる。
【0005】一方、接着剤で繊維間を接着固定するいわ
ゆるケミカルボンド不織布は全面が樹脂で固められてい
るため、すべての繊維が拘束された状態になっている。
それ故に、サーマルボンド不織布の様な変形は生じない
ものの、布帛が硬いために、ライナーそのものに求めら
れる性能、すなわち記録ディスクを保護し、フロッピー
ディスクの内部に侵入した塵埃を拭き取るといった能力
において、サーマルボンド不織布製ライナーに劣ってし
まう。
【0006】本発明はかかる従来の問題点を解消し、ラ
イナー性能としては従来のサーマルボンド不織布製ライ
ナーと同等の性能を有し、且つ高張力がかかるフロッピ
ーディスク用ジャケット製造機を使用しても変形の少な
いフロッピーディスジャケットライナー用不織布の提供
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱圧着部と非
熱圧着部が存在し、熱圧着部によって布帛形態が保持さ
れている構造のフロッピーディスクジャケットライナー
用不織布において、2%伸長時の応力が500g/cm
以上あり、且つ次式で表される弾性率E(%)が10%
以上あることを特徴とするフロッピーディスクジャケッ
トライナー用不織布によって上記課題を解決するもので
ある。
【0008】 E(%)=[(T3 −T8)/T40]×100(%) [ただし、Tn はn(g/cm2 )荷重下における布
厚]
【0009】
【発明の実施の形態】従来フロッピーディスクジャケッ
トライナー用不織布として使用されていたサーマルボン
ド不織布は、150g/cmの張力下で0.7%程度の
伸びを示すが、張力が失われた際に98%回復する。従
って、この張力下で打ち抜かれたライナーはフリーの状
態になった時、0.69%定長より短くなってしまう
が、フロッピーディスク製造工程上問題のない変形の程
度は2%程度以下であるので問題はない。ところが、5
00g/cmの張力下では2.5%程度伸び、フリーに
なった際の変形率は2.45%となり問題が生じる。す
なわち、500g/cmの張力下で伸度が2%以下であ
る不織布を使用すれば問題はないのである。
【0010】伸度を抑えるには、不織布を何らかの手段
で固くすることが考えられるが、不用意に固くし過ぎる
と、ライナーが本来有してなければならない記録ディス
クの保護と塵埃の払拭という性能が欠如してしまう。例
えば通常の紙の場合、伸度的には500g/cmの張力
下での伸度は1%以下であるが、ディスクを傷つけ、か
つ塵埃の払拭性もないため、ライナーとしては使用でき
ない。
【0011】鋭意検討の結果、ライナーとして十分な性
能、すなわちディスク保護性や塵埃の払拭性を発揮する
ためには、上記式で表される弾性率Eが10%以上必要
であることが判明した。
【0012】以下図面に従い本発明を詳細に説明する。
図1は本発明のフロッピーディスクジャケットライナー
用不織布の一例を模式的に示した断面図であり、1は繊
維素系繊維のみ、もしくは繊維素系繊維と他の繊維で構
成されたフロッピーディスク側表層、2はフロッピーデ
ィスク側表層1と同じ構成繊維で形成されたジャケット
側表層、3は長手方向における2%伸長時の応力が50
0g/cm以上ある熱融着性を有するフィルムや不織布
で構成された内層、4は熱圧着部、5は非熱圧着部をそ
れぞれ示している。不織布を構成している繊維素系繊維
及び他の繊維としては、従来からフロッピーディスクジ
ャケットライナー用不織布に用いられているものであれ
ば何でもよい。
【0013】本発明のフロッピーディスクジャケットラ
イナー用不織布は、例えば、内層3としてポリエステ
ル、ナイロン、ポリプロピレン等の熱融着性樹脂からな
るフィルム又は不織布を用い、該内層3を繊維素系繊維
ウエッブ又は繊維素系繊維と他の繊維との混合ウェッブ
からなる表層1及び2の間に介在させた状態で、加熱し
たエンボッシングローラを用いて部分的に熱圧着するこ
とにより得ることができる。
【0014】このようにして得られた本発明に係わるフ
ロッピーディスクジャケットライナー用不織布は、ディ
スクの保護性及び払拭性が良好であるばかりでなく、布
帛の変形が少ないため打ち抜き性にも優れている。
【0015】
【実施例】以下実施例により本発明を更に具体的に説明
する。尚、実施例及び比較例における各種評価は以下の
方法で行った。
【0016】〔形態安定性テスト〕不織布の長手方向に
500g/cmの張力をかけた状態で3.5インチフロ
ッピーディスクライナー用金型で打ち抜き、次式により
変形率を求めた。式中86mmはライナーの直径を示
す。 変形率(%)=[(86(mm)−打ち抜きライナーの長手
方向の直径(mm))/86(mm)]×100
【0017】〔弾性率E〕3g/cm2 、8g/cm2
及び40g/cm2 における布厚を測定し、(1)式に
従い弾性率Eを求めた。
【0018】〔イールドテスト〕ライナーを付設したシ
ェルにディスクを組み込み、各1000ピース用意す
る。測定器は、東京エンジニアリング(株)製ドロップ
−IN−OUTカウンターを用い一定回数繰り返し測定
し、合格枚数を求める。
【0019】〔耐久性テスト〕再生出力が一定以上のフ
ロッピーディスクを組み込んだシェルを各10枚用意
し、これを1000万PASS回転させる。回転後の再
生出力を測定し、合格枚数を求める。
【0020】〔除塵性テスト〕ライナーを付設したシェ
ルにディスクを組み込み、超音波振動を与える。ウイン
ドウ部を顕微鏡観察し1μ以上の塵数をカウントする。
その後、ウインドウ部に0.5kg/cm2 のエアーを
3秒間吹きつける。再びウインドウ部を顕微鏡観察し1
μ以上の塵数をカウントして、前後の数を比較し、残存
率を求める。
【0021】〔カッティング性テスト〕試料不織布をラ
イナー形態に打ち抜いた際の切断部を目視で観察する。
【0022】(実施例1)レーヨン繊維(繊度1.5
d、繊維長51mm)を用い、カード4台を連結して、
目付20g/m2 の多層パラレルウェッブを形成した。
この多層パラレルウェッブの上にポリエステルフィルム
(2%伸長時応力520g/cm)を載置し、更にその
上に前記多層パラレルウェッブを載置して、表面温度2
40℃のエンボスローラーにより熱圧着させて表面が凹
凸状の不織布を形成し、ライナーとしての各種評価を行
い、その結果を表1に示した。
【0023】(実施例2)レーヨン繊維及びポリエステ
ル繊維(繊度1.4d、繊維長51mm)を用い、カー
ド4台を連結して、目付20g/m2 の多層パラレルウ
ェッブを形成した。この多層パラレルウェッブの繊維構
成はレーヨン繊維50%とポリエステル繊維50%とし
た。この多層パラレルウェッブの上にナイロンスパンボ
ンド不織布(2%伸長時応力510g/cm)を載置
し、更にその上に多層パラレルウェッブを載置して、表
面温度240℃のエンボスローラーにより熱圧着させて
表面が凹凸状の不織布を形成し、ライナーとしての各種
評価を行い、その結果を表1に示した。
【0024】(比較例1)レーヨン繊維、ポリエステル
繊維、及びポリエステル系熱融着繊維(鞘部が融点11
0℃の低融点ポリエステル、芯部が融点260℃のポリ
エステルからなる芯鞘型複合繊維)を用い、カード7台
を連結し、目付35g/m2 の多層パラレルウエッブを
形成した。この場合多層パラレルウエッブの表層はレー
ヨン繊維とポリエステル繊維である。この多層パラレル
ウエッブを表面温度200℃のエンボスローラーで熱圧
着させて表面が凹凸状の不織布を形成し、ライナーとし
ての各種評価を行い、その結果を表1に示した。
【0025】(比較例2)2%伸長時応力が550g/
cmである、布厚が0.22mmのナイロンスパンボン
ド不織布について、ライナーとしての各種評価を行い、
その結果を表1に示した。
【0026】(比較例3)レーヨン繊維を用い、カード
7台を連結し、目付35g/m2 のウエッブを形成し
た。このウエッブにラックスターDS616(SBR系
樹脂:大日本インキ化学工業株式会社製)をスプレーに
て塗布し(付着量:15%)、150℃で乾燥及びキュ
アリングを行って不織布を形成し、ライナーとしての各
種評価を行い、その結果を表1に示した。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明のフロッピーディスクジャケット
ライナー用不織布は、従来のライナーが有していた性能
を維持したまま、高張力をかけなければならない3.5
インチフロッピーディスクジャケット製造機にも対応で
き、更に、張力の低い製造機においては、生産速度を向
上させる際にも問題なく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロッピーディスクジャケットライナ
ー用不織布の一例を模式的に示した断面図である。
【符号の説明】
1 フロッピーディスク側表層 2 ジャケット側表層 3 内層 4 熱圧着部 5 非熱圧着部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱圧着部と非熱圧着部が存在し、熱圧着
    部によって布帛形態が保持されている構造のフロッピー
    ディスクジャケットライナー用不織布において、2%伸
    長時の応力が500g/cm以上あり、且つ次式で表さ
    れる弾性率E(%)が10%以上あることを特徴とする
    フロッピーディスクジャケットライナー用不織布。 E(%)=[(T3 −T8)/T40]×100(%) [ただし、Tn はn(g/cm2 )荷重下における布
    厚]
  2. 【請求項2】 2%伸長時の応力が500g/cm以上
    ある熱融着性フィルム及び/又は2%伸長時の応力が5
    00g/cm以上ある熱融着性不織布がバインダーとし
    て使用されている請求項1記載のフロッピーディスクジ
    ャケットライナー用不織布。
JP581096A 1996-01-17 1996-01-17 フロッピーディスクジャケットライナー用不織布 Pending JPH09198837A (ja)

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