JPH09199076A - 誘導結合プラズマ質量分析装置及びその方法 - Google Patents
誘導結合プラズマ質量分析装置及びその方法Info
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- JPH09199076A JPH09199076A JP8003361A JP336196A JPH09199076A JP H09199076 A JPH09199076 A JP H09199076A JP 8003361 A JP8003361 A JP 8003361A JP 336196 A JP336196 A JP 336196A JP H09199076 A JPH09199076 A JP H09199076A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定量分析する際に、内標準法や標準添加法に
より定量測定するが、それぞれ内標準試料や分析試料を
一定にして、測定元素の添加量を変えて数回測定しなけ
ればならない。それぞれの試料溶液を準備しなければな
らない。 【解決する手段】 霧化された試料を分級し、トーチ部
に試料を供給するチャンバに、2つの霧化器を備え、一
方の霧化器にて一定の溶液を霧化し、他方の霧化器に
て、濃度を変えて測定刷る必要の或る溶液を霧化する。
より定量測定するが、それぞれ内標準試料や分析試料を
一定にして、測定元素の添加量を変えて数回測定しなけ
ればならない。それぞれの試料溶液を準備しなければな
らない。 【解決する手段】 霧化された試料を分級し、トーチ部
に試料を供給するチャンバに、2つの霧化器を備え、一
方の霧化器にて一定の溶液を霧化し、他方の霧化器に
て、濃度を変えて測定刷る必要の或る溶液を霧化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導結合プラズマ質量
分析装置に用いる試料導入装置に関する。
分析装置に用いる試料導入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の誘導結合プラズマ質量分析装置用
の試料導入装置は、プラズマ発生用のトーチ部に試料導
入路となるチャンバを接続し、このチャンバの一端に設
けた保持体に試料を霧化する噴霧器を1個装着して成
り、複数の液を噴霧する場合は、噴霧器で噴霧する前に
液を混合するようにしてある。
の試料導入装置は、プラズマ発生用のトーチ部に試料導
入路となるチャンバを接続し、このチャンバの一端に設
けた保持体に試料を霧化する噴霧器を1個装着して成
り、複数の液を噴霧する場合は、噴霧器で噴霧する前に
液を混合するようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、目的元素を内標準法で分析しようとする場合には、
目的元素の標準溶液と内標準元素の溶液との混合溶液を
調製する必要がある。この内標準法は検体ごとに内標準
元素を一定量加える必要があり、多くの操作と時間がか
かっていた。
は、目的元素を内標準法で分析しようとする場合には、
目的元素の標準溶液と内標準元素の溶液との混合溶液を
調製する必要がある。この内標準法は検体ごとに内標準
元素を一定量加える必要があり、多くの操作と時間がか
かっていた。
【0004】また、調製操作による各混合溶液ごとの内
標準元素添加量のばらつきや、その過程における汚染物
質の混入のために分析精度がおちる危険がある。本発明
は、上記問題を解決し、混合溶液の混合比を簡単に設定
することができ、一定の試料量をトーチ部に導入できる
誘導結合プラズマ質量分析装置用試料導入装置を得るこ
とを目的とする。
標準元素添加量のばらつきや、その過程における汚染物
質の混入のために分析精度がおちる危険がある。本発明
は、上記問題を解決し、混合溶液の混合比を簡単に設定
することができ、一定の試料量をトーチ部に導入できる
誘導結合プラズマ質量分析装置用試料導入装置を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明が採用した誘導結合プラズマ質量分析装置用試
料導入装置は、チャンバの内管に向けて2本以上の噴霧
器で霧を噴霧する事を特徴とする。
に本発明が採用した誘導結合プラズマ質量分析装置用試
料導入装置は、チャンバの内管に向けて2本以上の噴霧
器で霧を噴霧する事を特徴とする。
【0006】また、本装置は各噴霧器に接続されたキャ
リヤーガスの流量を独立に制御し、さらに、キャリヤー
ガスの流量の和を一定にする事を特徴とする。
リヤーガスの流量を独立に制御し、さらに、キャリヤー
ガスの流量の和を一定にする事を特徴とする。
【0007】
【作用】本発明が採用した誘導結合プラズマ質量分析装
置用試料導入装置は、複数の溶液の混合溶液を分析対象
とする場合において、各溶液を別々の噴霧器で霧化して
誘導結合プラズマを発生するトーチ部に導入するため、
前記混合溶液をあらかじめ調製する操作を必要とせず、
また、調製操作による各混合溶液ごとの添加量のばらつ
きや、その過程における汚染物質の混入を防ぐことがで
きる。
置用試料導入装置は、複数の溶液の混合溶液を分析対象
とする場合において、各溶液を別々の噴霧器で霧化して
誘導結合プラズマを発生するトーチ部に導入するため、
前記混合溶液をあらかじめ調製する操作を必要とせず、
また、調製操作による各混合溶液ごとの添加量のばらつ
きや、その過程における汚染物質の混入を防ぐことがで
きる。
【0008】また、本装置は各噴霧器に接続されたキャ
リヤーガスの流量を独立に制御することができ、トーチ
部に導入する混合溶液の混合比を簡単に設定することが
できる。さらに、キャリヤーガスの流量の和を一定にす
ることができるため、キャリヤーガス流量に感度が大き
く依存する誘導結合プラズマ質量分析において、トーチ
部に導入する試料溶液量を一定に保つことができる。
リヤーガスの流量を独立に制御することができ、トーチ
部に導入する混合溶液の混合比を簡単に設定することが
できる。さらに、キャリヤーガスの流量の和を一定にす
ることができるため、キャリヤーガス流量に感度が大き
く依存する誘導結合プラズマ質量分析において、トーチ
部に導入する試料溶液量を一定に保つことができる。
【0009】
[実施例1]本発明を、図1に基づいて、そして、内標
準法と標準添加法による検量線作成法を示しながら説明
する。
準法と標準添加法による検量線作成法を示しながら説明
する。
【0010】内標準法は機器による定量分析における検
量線作成法の一つであり、分析対象試料中の他成分の影
響による誤差を防ぐ方法である。試料溶液の粘性、表面
張力の違いによる真値からのずれ、あるいはプラズマの
ゆらぎ、ドリフトによる値のばらつきは内標準法を用い
ることで解消することができる。
量線作成法の一つであり、分析対象試料中の他成分の影
響による誤差を防ぐ方法である。試料溶液の粘性、表面
張力の違いによる真値からのずれ、あるいはプラズマの
ゆらぎ、ドリフトによる値のばらつきは内標準法を用い
ることで解消することができる。
【0011】内標準法は、各標準溶液に内標準元素を一
定量添加して、測定元素の信号強度(IS )と内標準元
素の信号強度(IR )の比(IS /IR )を測定元素濃
度に対してプロットし、検量線を作成する。試料溶液に
も同様に内標準元素を添加し、その信号強度を測定し
て、測定元素の定量を行うものである。
定量添加して、測定元素の信号強度(IS )と内標準元
素の信号強度(IR )の比(IS /IR )を測定元素濃
度に対してプロットし、検量線を作成する。試料溶液に
も同様に内標準元素を添加し、その信号強度を測定し
て、測定元素の定量を行うものである。
【0012】図において、1はチャンバで、チャンバ1
の上面に誘導結合プラズマを発生するトーチ部2が設け
てあり、チャンバ1の端部に円筒形状の保持体3が設け
てあり、保持体3には2つの噴霧器4、4を装着してい
る。チャンバ1の種類にはスコット型とサイクロンチャ
ンバがあり、噴霧器4の種類には同軸型、クロスフロー
型、バビントン型があり、いずれの種類のものを使用す
ることができる。
の上面に誘導結合プラズマを発生するトーチ部2が設け
てあり、チャンバ1の端部に円筒形状の保持体3が設け
てあり、保持体3には2つの噴霧器4、4を装着してい
る。チャンバ1の種類にはスコット型とサイクロンチャ
ンバがあり、噴霧器4の種類には同軸型、クロスフロー
型、バビントン型があり、いずれの種類のものを使用す
ることができる。
【0013】トーチ部2とチャンバ1との接合面は、ク
ランプ6によって洩れが生じないように接続してあり、
チャンバ1と保持体3との結合部にはOリング7が介在
され、チャンバ1内のガスが外部に洩れないようにして
あり、気密を保持している。噴霧器4、4にはそれぞれ
流量計8、8が設けられており、それぞれキャリヤーガ
ス供給部10、10からキャリアガスが供給される。
ランプ6によって洩れが生じないように接続してあり、
チャンバ1と保持体3との結合部にはOリング7が介在
され、チャンバ1内のガスが外部に洩れないようにして
あり、気密を保持している。噴霧器4、4にはそれぞれ
流量計8、8が設けられており、それぞれキャリヤーガ
ス供給部10、10からキャリアガスが供給される。
【0014】いま、インジウムInを内標準元素に用い
る内標準法によるイットリウムYの定量のための検量線
の作成において、試料容器12a、12bにそれぞれブ
ランク溶液14a、15aを入れ、噴霧器4、4のガス
流量をそれぞれ0.5l/min一定となるようにキャ
リヤーガス供給部10、10からキャリアガスを供給す
ると、試料容器12a、12b内のブランク溶液14
a、15aが導入管16、16を通って、噴霧器4、4
内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部に
噴射され、霧状の混合試料となる。
る内標準法によるイットリウムYの定量のための検量線
の作成において、試料容器12a、12bにそれぞれブ
ランク溶液14a、15aを入れ、噴霧器4、4のガス
流量をそれぞれ0.5l/min一定となるようにキャ
リヤーガス供給部10、10からキャリアガスを供給す
ると、試料容器12a、12b内のブランク溶液14
a、15aが導入管16、16を通って、噴霧器4、4
内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部に
噴射され、霧状の混合試料となる。
【0015】この霧化された混合試料は、チャンバ1を
経てトーチ部2の上面に達するが、それ以外の大きい粒
子状の混合試料はチャンバ1の廃液孔18から外部に排
出される。つまり、チャンバ1は、霧化した試料を分級
し、トーチ部2に分級された試料を供給するものであ
る。
経てトーチ部2の上面に達するが、それ以外の大きい粒
子状の混合試料はチャンバ1の廃液孔18から外部に排
出される。つまり、チャンバ1は、霧化した試料を分級
し、トーチ部2に分級された試料を供給するものであ
る。
【0016】一方、トーチ部2は通常三重構造の石英管
からなっており、プラズマガス供給孔19から通常アル
ゴンガスが供給され、誘導コイル20に高周波電力(例
えば、周波数27.12MHz、電力1kW)を印加す
ることにより、プラズマ21が形成され、上記の霧化さ
れた混合試料をイオン化させる。
からなっており、プラズマガス供給孔19から通常アル
ゴンガスが供給され、誘導コイル20に高周波電力(例
えば、周波数27.12MHz、電力1kW)を印加す
ることにより、プラズマ21が形成され、上記の霧化さ
れた混合試料をイオン化させる。
【0017】22は補助ガス供給孔である。イオン化さ
れた混合試料は質量分析装置(図示していない)によっ
て、Yの計数率CYBとInの計数率CInB が測定され
る。このCYB、CInB はそれぞれブランク溶液中のY、
Inの計数率である。次に、ブランク溶液14a、15
aの代わりに試料容器12aにInの3ppb内標準溶
液14bを入れ、試料容器12bにYの1ppb標準溶
液15bを入れ、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ
0.5l/min一定となるようにキャリヤーガス供給
部10、10からキャリアガスを供給すると、試料容器
12a内のIn3ppb標準溶液14bと試料容器12
b内のY1ppb標準溶液15bが導入管16、16を
通って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4
より保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料とな
り、プラズマ21によりイオン化される。
れた混合試料は質量分析装置(図示していない)によっ
て、Yの計数率CYBとInの計数率CInB が測定され
る。このCYB、CInB はそれぞれブランク溶液中のY、
Inの計数率である。次に、ブランク溶液14a、15
aの代わりに試料容器12aにInの3ppb内標準溶
液14bを入れ、試料容器12bにYの1ppb標準溶
液15bを入れ、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ
0.5l/min一定となるようにキャリヤーガス供給
部10、10からキャリアガスを供給すると、試料容器
12a内のIn3ppb標準溶液14bと試料容器12
b内のY1ppb標準溶液15bが導入管16、16を
通って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4
より保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料とな
り、プラズマ21によりイオン化される。
【0018】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CY1とInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、Y1ppbの計数率(CY1−CYB)とI
n3ppbの計数率(CIn3−CInB )の比である(C
YI−CYB)/(CIn3 −CInB )をY濃度1ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CY1とInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、Y1ppbの計数率(CY1−CYB)とI
n3ppbの計数率(CIn3−CInB )の比である(C
YI−CYB)/(CIn3 −CInB )をY濃度1ppbに対
してプロットする。
【0019】次に、Y1ppb標準溶液15bの代わり
に試料容器12bにY2ppb標準溶液15cを入れ、
試料容器12bにはそのままIn3ppbの内標準溶液
14bを入れておく。噴霧器4、4のガス流量をそれぞ
れ0.5l/min一定となるようにキャリヤーガス供
給部10、10からガスを供給すると、試料容器12a
内のIn3ppbの内標準溶液14bと試料容器12b
内のY2ppb標準溶液15cが導入管16、16を通
って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4よ
り保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、
プラズマ21によりイオン化される。
に試料容器12bにY2ppb標準溶液15cを入れ、
試料容器12bにはそのままIn3ppbの内標準溶液
14bを入れておく。噴霧器4、4のガス流量をそれぞ
れ0.5l/min一定となるようにキャリヤーガス供
給部10、10からガスを供給すると、試料容器12a
内のIn3ppbの内標準溶液14bと試料容器12b
内のY2ppb標準溶液15cが導入管16、16を通
って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4よ
り保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、
プラズマ21によりイオン化される。
【0020】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CY2とInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、Y2ppbの計数率(CY2−CYB)とI
n3ppbの計数率(CIn3−CinB )の比である(C
Y2−CYB)/(CIn3 −CInB )をY濃度2ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CY2とInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、Y2ppbの計数率(CY2−CYB)とI
n3ppbの計数率(CIn3−CinB )の比である(C
Y2−CYB)/(CIn3 −CInB )をY濃度2ppbに対
してプロットする。
【0021】次に、Y2ppb標準溶液15cの代わり
に試料容器12bにY3ppb標準溶液15dを入れ、
試料容器12aにはそのままIn3ppbの内標準溶液
14bを入れておく。噴霧器4、4のガス流量をそれぞ
れ0.5l/min一定となるようにキャリヤーガス供
給部10、10からガスを供給すると、試料容器12a
内のIn3ppbの内標準溶液14bと試料容器12b
内のY3ppb標準溶液15dが導入管16、16を通
って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4よ
り保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、
プラズマ21によりイオン化される。
に試料容器12bにY3ppb標準溶液15dを入れ、
試料容器12aにはそのままIn3ppbの内標準溶液
14bを入れておく。噴霧器4、4のガス流量をそれぞ
れ0.5l/min一定となるようにキャリヤーガス供
給部10、10からガスを供給すると、試料容器12a
内のIn3ppbの内標準溶液14bと試料容器12b
内のY3ppb標準溶液15dが導入管16、16を通
って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4よ
り保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、
プラズマ21によりイオン化される。
【0022】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CY3とInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、Y3ppbの計数率(CY3−CYB)とI
n3ppbの計数率(CIn3−CInB )の比である(C
Y3−CYB)/(CIn3 −CINB )をY濃度3ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CY3とInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、Y3ppbの計数率(CY3−CYB)とI
n3ppbの計数率(CIn3−CInB )の比である(C
Y3−CYB)/(CIn3 −CINB )をY濃度3ppbに対
してプロットする。
【0023】このようにY濃度に対するYとInの計数
率の比をプロットした検量線を作成する。次に、Y3p
pb標準溶液15dの代わりに試料容器12bにY濃度
未知試料溶液15eを入れ、試料容器12aにはそのま
まIn3ppbの内標準溶液14bを入れておく。
率の比をプロットした検量線を作成する。次に、Y3p
pb標準溶液15dの代わりに試料容器12bにY濃度
未知試料溶液15eを入れ、試料容器12aにはそのま
まIn3ppbの内標準溶液14bを入れておく。
【0024】噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のI
n3ppbの内標準溶液14bと試料容器12b内のY
濃度未知試料溶液15eが導入管16、16を通って、
噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持
体3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズ
マ21によりイオン化される。
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のI
n3ppbの内標準溶液14bと試料容器12b内のY
濃度未知試料溶液15eが導入管16、16を通って、
噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持
体3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズ
マ21によりイオン化される。
【0025】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CYXとInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、(CYX−CYB)/(CIn3 −CInB )を
求め、検量線においてその値を与えるY濃度を、Y濃度
未知試料15eのYの濃度とする。
よって、Yの計数率CYXとInの計数率CIn3 が測定さ
れる。そして、(CYX−CYB)/(CIn3 −CInB )を
求め、検量線においてその値を与えるY濃度を、Y濃度
未知試料15eのYの濃度とする。
【0026】[実施例2]標準添加法とは、試料溶液そ
のままと、試料溶液に標準溶液を段階的に加えたものと
について信号強度を求め、試料中の目的成分の濃度を決
定する方法であり、得られる直線の勾配が検量線の勾配
と違う場合に有用である。
のままと、試料溶液に標準溶液を段階的に加えたものと
について信号強度を求め、試料中の目的成分の濃度を決
定する方法であり、得られる直線の勾配が検量線の勾配
と違う場合に有用である。
【0027】標準添加法によるYの定量において、試料
容器12a、12bにそれぞれブランク溶液14a、1
5aを入れ、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a、12
b内のブランク溶液14a、15aが導入管16、16
を通って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、
4より保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料とな
る。
容器12a、12bにそれぞれブランク溶液14a、1
5aを入れ、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a、12
b内のブランク溶液14a、15aが導入管16、16
を通って、噴霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、
4より保持体3の内部に噴射され、霧状の混合試料とな
る。
【0028】この霧化された混合試料は、チャンバ1を
経てトーチ部2の上面に達するが、それ以外の大きい粒
子状の混合試料はチャンバ1の廃液孔18から排出され
る。一方、トーチ部2は通常三重構造の石英管からなっ
ており、プラズマガス供給孔19からガスが供給され、
誘導コイル20に高周波電力(例えば、周波数27.1
2MHz、電力1kW)を印加することにより、プラズ
マ21が形成され、上記の霧化された混合試料をイオン
化させる。
経てトーチ部2の上面に達するが、それ以外の大きい粒
子状の混合試料はチャンバ1の廃液孔18から排出され
る。一方、トーチ部2は通常三重構造の石英管からなっ
ており、プラズマガス供給孔19からガスが供給され、
誘導コイル20に高周波電力(例えば、周波数27.1
2MHz、電力1kW)を印加することにより、プラズ
マ21が形成され、上記の霧化された混合試料をイオン
化させる。
【0029】イオン化された混合試料は質量分析装置
(図示していない)によって、Yの計数率CYBが測定さ
れる。次に、ブランク溶液14aの代わりに試料容器1
2aにY未知試料溶液14cを入れ、試料容器12bに
はブランク溶液(Y0ppb標準溶液)15aを入れた
ままにして、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のY
未知試料溶液14cと試料容器12b内のブランク溶液
15aが導入管16、16を通って、噴霧器4、4内部
に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部に噴射
され、霧状の混合試料となり、プラズマ21によりイオ
ン化される。
(図示していない)によって、Yの計数率CYBが測定さ
れる。次に、ブランク溶液14aの代わりに試料容器1
2aにY未知試料溶液14cを入れ、試料容器12bに
はブランク溶液(Y0ppb標準溶液)15aを入れた
ままにして、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のY
未知試料溶液14cと試料容器12b内のブランク溶液
15aが導入管16、16を通って、噴霧器4、4内部
に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部に噴射
され、霧状の混合試料となり、プラズマ21によりイオ
ン化される。
【0030】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CM0が測定される。そして、計数率
(CM0−CYB)を添加したY標準溶液濃度0ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CM0が測定される。そして、計数率
(CM0−CYB)を添加したY標準溶液濃度0ppbに対
してプロットする。
【0031】次に、試料容器12a内のY未知試料溶液
14dはそのままにして、試料容器12bにブランク溶
液(Y0ppb標準溶液)15aの代わりにY1ppb
標準溶液15gを入れて、噴霧器4、5のガス流量をそ
れぞれ0.5l/min一定となるようにキャリヤーガ
ス供給部10、10からガスを供給すると、試料容器1
2内のY未知試料溶液14cと試料容器12b内のY1
ppb標準溶液15gが導入管16、16を通って、噴
霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体
3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズマ
21によりイオン化される。
14dはそのままにして、試料容器12bにブランク溶
液(Y0ppb標準溶液)15aの代わりにY1ppb
標準溶液15gを入れて、噴霧器4、5のガス流量をそ
れぞれ0.5l/min一定となるようにキャリヤーガ
ス供給部10、10からガスを供給すると、試料容器1
2内のY未知試料溶液14cと試料容器12b内のY1
ppb標準溶液15gが導入管16、16を通って、噴
霧器4、4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体
3の内部に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズマ
21によりイオン化される。
【0032】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CM1が測定される。そして、計数率
(CM1−CYB)を添加したY標準溶液濃度1ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CM1が測定される。そして、計数率
(CM1−CYB)を添加したY標準溶液濃度1ppbに対
してプロットする。
【0033】次に、試料容器12a内のY未知試料溶液
14cはそのままにしておき、試料容器12bにY1p
pb標準溶液15gの代わりにY2ppb標準溶液15
hを入れて、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のY
未知試料溶液14cと試料容器12b内のY2ppb標
準溶液15hが導入管16、16を通って、噴霧器4、
4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部
に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズマ21によ
りイオン化される。
14cはそのままにしておき、試料容器12bにY1p
pb標準溶液15gの代わりにY2ppb標準溶液15
hを入れて、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のY
未知試料溶液14cと試料容器12b内のY2ppb標
準溶液15hが導入管16、16を通って、噴霧器4、
4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部
に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズマ21によ
りイオン化される。
【0034】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CM2が測定される。そして、計数率
(CM2−CYB)を添加したY標準溶液濃度2ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CM2が測定される。そして、計数率
(CM2−CYB)を添加したY標準溶液濃度2ppbに対
してプロットする。
【0035】次に、試料容器12a内のY未知試料溶液
14cはそのままにしておき、試料容器12bにY2p
pb標準溶液15hの代わりにY3ppb標準溶液15
iを入れて、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のY
未知試料溶液14cと試料容器12b内のY3ppb標
準溶液15iが導入管16、16を通って、噴霧器4、
4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部
に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズマ21によ
りイオン化される。
14cはそのままにしておき、試料容器12bにY2p
pb標準溶液15hの代わりにY3ppb標準溶液15
iを入れて、噴霧器4、4のガス流量をそれぞれ0.5
l/min一定となるようにキャリヤーガス供給部1
0、10からガスを供給すると、試料容器12a内のY
未知試料溶液14cと試料容器12b内のY3ppb標
準溶液15iが導入管16、16を通って、噴霧器4、
4内部に吸引されて、噴霧器4、4より保持体3の内部
に噴射され、霧状の混合試料となり、プラズマ21によ
りイオン化される。
【0036】イオン化された混合試料は質量分析装置に
よって、Yの計数率CM3が測定される。そして、計数率
(CM3−CYB)を添加したY標準溶液濃度3ppbに対
してプロットする。
よって、Yの計数率CM3が測定される。そして、計数率
(CM3−CYB)を添加したY標準溶液濃度3ppbに対
してプロットする。
【0037】以上の4つのプロットによって引かれた直
線と、横軸との交点の値をY濃度未知試料溶液の濃度と
する。流量計8、8は制御装置23に接続されており、
各噴霧器に接続されたキャリヤーガスの流量を独立に制
御でき、さらに、キャリヤーガスの流量の和を一定にす
ることができる。
線と、横軸との交点の値をY濃度未知試料溶液の濃度と
する。流量計8、8は制御装置23に接続されており、
各噴霧器に接続されたキャリヤーガスの流量を独立に制
御でき、さらに、キャリヤーガスの流量の和を一定にす
ることができる。
【0038】なお、上記実施例では2本の噴霧器を使用
しているが、3本以上の使用でもよい。
しているが、3本以上の使用でもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は、誘導結合プラズマ質量分析装
置用試料導入装置において、複数の噴霧器を使用し、各
噴霧器に接続されたキャリヤーガスの流量を独立に制御
でき、さらに、キャリヤーガスの流量の和を一定にする
事のできる構造としたので、下記の効果を有する。
置用試料導入装置において、複数の噴霧器を使用し、各
噴霧器に接続されたキャリヤーガスの流量を独立に制御
でき、さらに、キャリヤーガスの流量の和を一定にする
事のできる構造としたので、下記の効果を有する。
【0040】(1)混合溶液調製のための操作と時間を
省くことができる。 (2)混合溶液調製操作による各混合溶液ごとの添加量
のばらつきや、その調製過程における汚染物質の混入を
防ぐことができる。
省くことができる。 (2)混合溶液調製操作による各混合溶液ごとの添加量
のばらつきや、その調製過程における汚染物質の混入を
防ぐことができる。
【0041】(3)トーチ部に導入する混合溶液の混合
比を簡単に設定することができ、さらに、トーチ部に導
入する試料溶液量を一定に保つことができる。
比を簡単に設定することができ、さらに、トーチ部に導
入する試料溶液量を一定に保つことができる。
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
1 チャンバ 2 トーチ部 3 保持体 4 噴霧器 6 クランプ 7 Oリング 8 流量計 10 キャリヤーガス供給部 12a 試料容器 12b 試料容器 14 各試料 16 導入管 18 廃液孔 19 プラズマガス供給孔 20 誘導コイル 21 プラズマ 22 補助ガス供給孔 23 制御装置
Claims (4)
- 【請求項1】 誘導結合プラズマを発生するトーチ部に
試料導入路となるチャンバを接続して、霧化された試料
を前記トーチ部に供給する誘導結合プラズマ質量分析装
置において、前記チャンバの内管に向けて2本以上の噴
霧器で霧を噴霧する事を特徴とする誘導結合プラズマ質
量分析装置。 - 【請求項2】 各噴霧器に接続されたキャリヤーガスの
流量を独立に制御することを特徴とする請求項1記載の
誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項3】 キャリヤーガスの流量の和を一定にする
ことを特徴とする請求項1記載の誘導結合プラズマ質量
分析装置。 - 【請求項4】 霧化した試料を分級し、分級された前記
試料をトーチ部に供給するチャンバに備えられた一方の
噴霧器にて、測定元素を測定するための内標準元素を一
定濃度有する内標準溶液の一定量を霧化し、前記チャン
バに備えられた他方の霧化器にて、予め決められた濃度
の測定定素を有する標準溶液の一定量を霧化し、前記一
方の霧化器で霧化する内標準溶液の濃度と霧化量を一定
にしながら、前記他方で霧化する標準溶液の測定元素の
濃度を変えて一定量霧化し、標準溶液の各測定元素濃度
の質量分析の計数率と内標準溶液の内標準元素質量分析
の計数率との比を求め、前記比に基づいて検量線を求め
ることを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8003361A JPH09199076A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 誘導結合プラズマ質量分析装置及びその方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8003361A JPH09199076A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 誘導結合プラズマ質量分析装置及びその方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199076A true JPH09199076A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11555218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8003361A Pending JPH09199076A (ja) | 1996-01-11 | 1996-01-11 | 誘導結合プラズマ質量分析装置及びその方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09199076A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324476A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Murata Mfg Co Ltd | 誘導結合プラズマ質量分析方法 |
| US9520278B2 (en) | 2014-01-21 | 2016-12-13 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Nebulizer and analyzer |
| CN111239080A (zh) * | 2020-01-21 | 2020-06-05 | 力合科技(湖南)股份有限公司 | 质控装置及ocec分析系统 |
| CN116359322A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-06-30 | 深圳市八六三新材料技术有限责任公司 | 一种银镁原子比测试方法 |
-
1996
- 1996-01-11 JP JP8003361A patent/JPH09199076A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001324476A (ja) * | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Murata Mfg Co Ltd | 誘導結合プラズマ質量分析方法 |
| US9520278B2 (en) | 2014-01-21 | 2016-12-13 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Nebulizer and analyzer |
| CN111239080A (zh) * | 2020-01-21 | 2020-06-05 | 力合科技(湖南)股份有限公司 | 质控装置及ocec分析系统 |
| CN111239080B (zh) * | 2020-01-21 | 2023-09-29 | 力合科技(湖南)股份有限公司 | 质控装置及ocec分析系统 |
| CN116359322A (zh) * | 2023-04-06 | 2023-06-30 | 深圳市八六三新材料技术有限责任公司 | 一种银镁原子比测试方法 |
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