JPH09199380A - エピタキシャルウエハ用シリコン基板及びその製造方法 - Google Patents
エピタキシャルウエハ用シリコン基板及びその製造方法Info
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Abstract
イスに用いられるエピタキシャルウエハを、表面シリコ
ン単結晶を結晶転位なく優れた結晶性を有すると共に、
微細構造的にも欠陥なく製造可能とするエピタキシャル
ウエハ用シリコン基板の提供。 【解決手段】 所定にヘビードープされたボロン濃度
[B0 ]を有するシリコン基板であって、該基板のエピ
タキタシャル膜を成長させる最表面における表面ボロン
濃度[BS ]が1.5×1016atoms/cm3 以下
であり、且つ、[B0 ]×0.5以上のボロン濃度[B
X ]まで該最表面から少なくとも2μmの深さに亘りボ
ロン濃度が勾配を有して逓増してなるエピタキシャルウ
エハ用シリコン基板。このエピタキシャルウエハ用シリ
コン基板は、ヘビードープされたボロン濃度[B0 ]を
有するシリコン基板のエピタキタシャル膜を成長させる
表面を、水素含有ガス雰囲気下で熱処理し、少なくとも
最表面ボロン濃度[BS ]を1.5×1016atoms
/cm3 以下とすることにより製造することができる。
Description
エハ用シリコン基板及びその製造方法に関し、詳しく
は、表面にシリコン単結晶を反りや結晶格子歪み無く結
晶性よくエピタキシャル成長可能なボロンドープシリコ
ン基板で、最終的に高性能な超LSI等半導体デバイス
の製造を可能とするエピタキシャルウエハ用シリコン基
板及びその製造方法に関する。
いものがあり、その基板であるシリコンウエハにおいて
も高性能が要求されより結晶性のよいものが望まれてい
る。このため、従来からDRAMやMPU用基板のウエ
ハとしてはエピタキシャルシリコンウエハが使用されて
いる。エピタキシャルシリコンウエハは、一般に、キャ
リア源、例えばボロン(B)が8.49×1018〜2.
01×1019atoms/cm3 の高濃度にヘビードー
プされた約5〜10mΩcmの低比抵抗のシリコン基板
表面上に、数μmの厚さでシリコン単結晶膜をエピタキ
シャル成長させたものである。このエピタキシャルシリ
コンウエハの表面に形成されるエピタキシャルシリコン
単結晶膜は、例えば、比抵抗約5〜10Ωcmのボロン
濃度1.34×1015〜2.70×1015atoms/
cm3 のライトドープ状態にある。このようなエピタキ
シャルシリコンウエハのエピタキシャル成長させた高結
晶性のシリコン膜上にデバイスを形成し高性能を確保し
ているのが現状である。
超LSIに代表される超高集積度の半導体メモリーで
は、エピタキシャルウエハ表面にサブミクロンオーダー
の素子を形成することが通常であり、表面のシリコン単
結晶が良好な結晶性を有していても、ウエハ全体の微細
構造における歪みや微量組成分の差異が存在する場合
は、それら微小な構造的歪みが最終的な半導体デバイス
に多大な影響を及ぼすことになる。一方、デバイスが形
成されるシリコンエピタキシャル膜は、上記したように
所定のボロン濃度のシリコン基板上にボロン濃度を異に
してエピタキシャル成長され、基板との界面では拡散に
よるオートドープ現象があるとはいえボロン濃度がステ
ップ関数的に階段状に急激に変化することになる。発明
者らは、エピタキシャルウエハ内の上記のような構成組
成の急激な変化はエピタキシャルウエハ全体に影響を与
えると共にエピタキシャル膜にも何らかの不都合を生じ
させるものと確信し、エピタキシャルウエハを構成する
シリコン基板とその表面のエピタキシャル膜について微
細構造的な検討を進めた。その結果、シリコン基板とエ
ピタキシャルシリコン膜との界面でのボロン濃度の変化
が、エピタキシャルウエハにおける格子構造的歪みや構
造的反りを起こし、また、シリコン格子定数の不連続変
化にも相応してその緩和応力によるエピタキシャル結晶
での転位のおそれをもたらすことを知見し、より一層の
高集積化が求められる半導体デバイスの基板としてより
完全で高結晶のエピタキシャルウエハを提供すべく本発
明に到った。
ヘビードープされたボロン濃度[B0 ]を有するシリコ
ン基板であって、該基板のエピタキタシャル膜を成長さ
せる最表面における表面ボロン濃度[BS ]が1.5×
1016atoms/cm3 以下であり、且つ、[B0 ]
×0.5以上のボロン濃度[BX ]まで該最表面から少
なくとも2μmの深さに亘りボロン濃度が勾配を有して
逓増することを特徴とするエピタキシャルウエハ用シリ
コン基板が提供される。本発明のエピタキシャルウエハ
用シリコン基板において、前記ボロン濃度[B0 ]が1
×1017atoms/cm3 以上であることが好まし
い。
たボロン濃度[B0 ]を有するシリコン基板のエピタキ
タシャル膜を成長させる表面を、水素含有ガス雰囲気下
で熱処理して、少なくとも最表面ボロン濃度[BS ]を
1.5×1016atoms/cm3 以下とすることを特
徴とするエピタキシャルウエハ用シリコン基板の製造方
法を提供する。本発明のエピタキシャルウエハ用シリコ
ン基板の製造方法において、前記水素含有ガスが、水素
ガスとアルゴンガスが容量比H2 /Ar>1の混合ガス
であることが好ましい。
コン基板の製造方法の熱処理は、実質的に水素含有ガス
雰囲気において1000〜1200℃の温度で30〜4
60分間処理して行われることが好ましく、例えば、処
理時間が、次式:DT △tT =∫I FD(T)dt(但し、∫I FD
(T)dtは、熱処理工程における熱処理開始から熱処理終
了まで(実質的に1000℃以上での昇温から冷却工程
を含む)のボロンの拡散を示し、DT はT℃におけるボ
ロンの拡散係数(cm2 /秒)であり、△tT はT℃相
当熱処理時間、即ち、熱処理全工程をT℃で熱処理する
と仮定したときに要する熱処理時間(秒)である。)で
表わされる△tT であることが好ましい。
基板は上記のように構成され、シリコン基板のエピタキ
シャル膜が形成される表面のキャリア源のボロン濃度を
所定の1.5×1016atoms/cm3 以下とするた
め、1×1015〜1×1016atoms/cm3 のライ
トドープ状態のエピタキシャル膜との界面でのボロン濃
度ギャップが著しく低減させられることから、結晶格子
歪みを減少できると共にエピタキシャル膜の結晶転位も
抑制でき、より完全性のよいシリコン結晶を得ることが
できる。また、所定深さのシリコン基板内部から表面へ
ボロン濃度を勾配を有して逓減させ表面で上記の所定濃
度となすことから、格子定数の不連続性を解消でき、格
子歪みを低減してエピタキシャル膜の特性の低下を防止
でき、ひいては信頼性高い良好な素子特性を有するデバ
イスを歩留りよく提供することができる。また、上記の
ようなエピタキシャルウェハ用シリコン基板は、シリコ
ンウエハを水素含有雰囲気下で所定条件で熱処理するこ
とにより容易に製造することができ、工業的実用性が極
めて高い。
する。本発明のシリコン基板は、従来公知のp型半導体
用のボロンを1017atoms/cm3 以上の濃度にヘ
ビードープしたものを用いることができ、その表面は通
常のウエハと同様に所定の結晶面にスライスされ、鏡面
状に研磨されたものが用いられる。次に、上記のボロン
をヘビードープしたシリコンウエハ上にシリコン膜をエ
ピタキシャル形成した場合に、結晶格子歪み等の微細構
造での不都合が生じることについて説明する。ボロンに
よりドープされたシリコンの格子定数は、例えば「ラ・
メタルルジア・イタリアナ(la metallurgia itallian
a) 」第65巻第23頁(1973年)によれば、シリ
コンの格子定数5.4305Åに対しボロン濃度[B]
≧1×1019atoms/cm3 で5.43038Å以
下となることが報告されており、[B]<1×1019a
toms/cm3 の場合には(5.4305−5.43
038)=1.2×10-4Å以下となり変化が僅少であ
ることが知られる。従って、エピタキシャルウエハにお
ける通常の1×1016atoms/cm3 以下のボロン
ライトドープであればシリコン結晶格子定数の変化が小
さく、結晶格子の歪みもそれほど問題にする必要がない
ものと推定される。発明者らはこの点を鑑み、ボロン濃
度[B]=1.3×1019atoms/cm3 程度のヘ
ビードープシリコン基板とボロン濃度[B]=2×10
15atoms/cm3 程度のライトドープシリコン基板
とをそれぞれラマンスペクトル分析により結晶性につい
て確認した。その結果、図1にライトドープシリコン基
板及び図2にヘビードープシリコン基板のラマンスペク
トルを示したように、ライトドープシリコン基板に比し
ヘビードープシリコン基板は、スペクトルが低波数側に
シフトし結晶格子に歪みが生じていること、半値幅が増
大し結晶性が低下していることが明らかである。また、
これらからヘビードープシリコン基板上にライトドープ
のシリコンエピタキシャル膜を形成すれば、界面での格
子歪みが生じることも確認された。
するシリコン基板の表面ボロン濃度[BS ]を、上記の
ヘビードープシリコン基板のボロン濃度[B0 ]>10
17atoms/cm3 から1.5×1016atoms/
cm3 以下に低減する。上記の報告では、1×1019a
toms/cm3 よりボロン濃度が低い場合にはシリコ
ンの結晶格子定数の変化は僅少であり格子歪みは少な
い。しかし、エピタキシャルウエハのシリコン基板上に
形成されたエピタキシャル膜のボロン濃度は1×1015
〜1016atoms/cm3 であり、前記したようにシ
リコン基板との界面でのボロン濃度の急変はエピタキシ
ャル膜の結晶転位を生起させるおそれがあり、同様のボ
ロン濃度[BS ]1.5×1016atoms/cm3 の
表面とすることが好ましい。表面ボロン濃度[BS ]が
1.5×1016atoms/cm3を超えた場合は、シ
リコン基板との界面で格子歪が大きくなり好ましくな
い。
基板は、上記の表面ボロン濃度を有すると共に、シリコ
ン基板の内部方向へ少なくとも約2μmの深さでボロン
濃度が濃度勾配を有して逓増し、シリコン基板のヘビー
ドープボロン濃度[B0 ](>1017atoms/cm
3 の50%以上のボロン濃度、即ち[B0 ]×0.5以
上のボロン濃度[BX ]に至り、最終的に最内部は元々
のヘビードープボロンのシリコン基板で構成される。内
部方向に少なくとも約2μmの深さでボロン濃度に勾配
を持たせるのは、シリコン基板とエピタキシャル膜との
界面での格子歪みを小さくするためである。ボロン濃度
が勾配を有して逓増する深さが2μm未満であると界面
でのボロン濃度プロファイルの立ち上がりが急になり、
ステップ関数に近い状況となり、界面での格子歪みが無
視し得なくなり好ましくない。また、2μmの深さのボ
ロン濃度[BX ]がヘビードープボロン濃度[B0 ]の
50%以上であるとしたのは、ボロン濃度の深さ方向の
プロファイルをバルク部のボロン濃度に漸近的に近づけ
るためである。
ハ用シリコン基板は、表面がエピタキシャル膜の有する
所定のボロン濃度を有し、且つ、その内部方向に所定深
さでシリコン基板が有するボロン濃度の所定比率の濃度
まで逓増し内部的には本来のシリコン基板を保持するこ
とから、表面に形成されるボロンライトドープのエピタ
キシャル膜の格子定数変化が小さい良好な結晶性を損な
うことがない。そのため、最終的に良好なデバイス形成
領域を確保でき、デバイス製造工程中での結晶転位の発
生を抑制することができ、製造されるデバイスの特性、
信頼性を向上させることができる。
基板の製造方法は、上記した各要件を具備させることが
できればよく、特に制限されるものでない。例えば、以
下の方法で製造することができる。即ち、先ず、通常の
チョクラルスキー法等で引き上げられ、公知の方法によ
りスライス、研磨等の諸工程を経て鏡面研磨され、ボロ
ン濃度が1×1017atoms/cm3 以上のシリコン
ウェハを製造する。次いで、製造されたシリコンウェハ
を、水素含有ガス雰囲気下で熱処理することにより所定
要件を具備するように構成することができる。本発明の
水素含有ガス雰囲気下での熱処理は、所定のボロンドー
プのシリコンウェハを、実質的に水素ガスまたはAr、
窒素等の不活性ガスと水素ガス50容量%以上の混合ガ
ス等の水素含有ガス雰囲気中で、1000〜1200℃
の温度で30〜460分間処理することで行われ、ボロ
ンヘビードープのシリコン基板の表面のボロンを外方拡
散させて、少なくともエピタキシャル成長させる最表面
のボロン濃度を1.5×1016atoms/cm3 以下
とする。
は、下記及びのいずれかを意味する。即ち、炉内
の昇温速度及び降温速度が極めて速く、ステップ関数的
な熱処理スケジュールを適用できる場合には、例えば、
所定のシリコンウェハをボートにセットして加熱処理炉
に配置し、炉内の雰囲気を水素含有ガス雰囲気としてボ
ロンの外方拡散可能な温度約1100℃で約200分間
以上、約1150℃で約80分間以上、約1200℃で
約30分間以上保持して処理することである。また、こ
の場合の熱処理におけるt秒間熱処理したときのボロン
濃度の深さ方向のプロファイルは次の(1)式:[B
(x,t)]=[BS]+([B0]-[BS])erf(x/2√DTt)(但し、
[B(x,t)]はT℃におけるt秒間熱処理したときのシリ
コン基板最表面からxμmの深さにおけるボロン濃度、
DT はT℃におけるボロンの拡散係数(cm2 /秒)で
ある。)で表わされる。
する場合は、昇温及び冷却工程におけるボロンの外方拡
散を考慮した熱処理スケジュールを適用する。例えば、
所定のシリコンウェハをボートにセットして加熱処理炉
に配置し、炉内の雰囲気を不活性ガスのみで昇温し、炉
内温度1000℃に到達した時点で炉内を上記水素含有
ガス雰囲気に置換して昇温を続けた後、約1150℃で
約80分間または1200℃で約30分間保持して処理
し、その後、炉内を水素含有雰囲気のまま保持して10
00℃まで温度を降下させ、1000℃以下となった時
点で再び炉内雰囲気を不活性ガスに置換して室温まで冷
却することを意味し、昇温及び冷却工程を含め炉内が1
000℃以上の温度にある時は水素含有ガス雰囲気に保
持することである。この場合の熱処理におけるt秒間熱
処理したときのボロン濃度の深さ方向のプロファイルは
次の(2)式:[B(x,t)]=[BS]+([B0]-[BS])erf(x
/2√∫I FD(T)dt)で表わされる。この式中の∫I FD(T)dt
を、次の(3)式:DT △tT =∫I FD(T)dt によって
熱処理温度T℃の熱処理相当時間△tTに読み替えること
ができる。(但し、[B(x,t)]はT℃におけるt秒間熱
処理したときのシリコン基板最表面からxμmの深さに
おけるボロン濃度、∫I FD(T)dtは熱処理工程における実
質的に熱処理される間、例えば炉内での熱処理工程の1
000℃以上での昇温から冷却までにおけるボロンの拡
散を示し、DT はT℃におけるボロンの拡散係数(cm
2 /秒)であり、△tT は、T℃相当熱処理時間、即
ち、熱処理全工程をT℃で熱処理すると仮定したときに
要する熱処理時間である。)
基板は、上記のようにして所定のシリコンインゴットか
ら形成されるシリコン基板を熱処理して製造することが
できる。得られたエピタキシャルウエハ用シリコン基板
は、内部は本来のボロンヘビードープシリコン基板であ
って、表面ボロン濃度がライトドープに相当するもので
ある。この表面に従来と同様にしてシリコン単結晶をエ
ピタキシャル成長させて所定厚さのエピタキシャル膜を
形成することができる。得られるエピタキシャル膜は、
シリコン基板との界面において結晶格子定数が急激に変
化することがなく、また、ボロン濃度も急変することが
ないため、結晶転位もなく微細構造的な歪みもない、著
しく結晶性の高い欠陥の少ないシリコン単結晶層とな
る。この場合、シリコン基板の熱処理とエピタキシャル
処理とを同一の炉を用いて、熱処理後、直ちにエピタキ
シャル処理することもできる。また、シリコン基板の熱
処理とエピタキシャル処理とをそれぞれ別々の炉を用い
て行ってもよい。処理環境等の各種条件によりいずれの
方式を採用するか選択することができる。なお、キャリ
アドープシリコンウエハを水素ガス、窒素、アルゴン
(Ar)等の雰囲気下で熱処理し表面のドーパント濃度
が変化することは知られている(例えば1995年秋季
・第56回応用物理学会学術講演会・講演予稿集No.
1の第198頁参照)。しかしながら、エピタキシャル
ウエハ用のシリコン基板、特にヘビードープされたシリ
コン基板についてその表面上にシリコン単結晶をエピタ
キシャル成長させるための表面熱処理は現在まで考察さ
れたことがなく発明者らにより初めてなされたものであ
る。
説明する。但し、本発明は下記の実施例に制限されるも
のでない。本発明の下記実施例において用いた出発シリ
コン基板は、チョクラルスキー法により引き上げられた
シリコン単結晶インゴットを、従来公知の方法でスライ
スし、研磨及び鏡面研磨を施して得られたものである。
これら出発シリコン基板は、ドープボロン濃度3×10
18atoms/cm3 のpタイプ、面方位(100)、
比抵抗が21.4mΩcmであった。
気中で1200℃で2時間の熱処理を行った。先ず出発
シリコン基板を、800℃でArガス雰囲気の炉内に装
入し、800℃から1000℃までを約10℃/分の昇
温速度で昇温し、1000℃となったところで炉内雰囲
気を水素ガス:Arガス=1:1(容量比)の水素含有
混合ガスに置換し、更に1000℃から1100℃まで
を約3℃/分の昇温速度で昇温し、1100℃から熱処
理温度の1200℃までを2℃/分の昇温速度で昇温し
1200℃で2時間保持した。その後、1100℃まで
約3℃/分の降温速度で、800℃まで約4℃/分の降
温速度で冷却した後、炉内雰囲気を不活性ガスに置換し
て100℃/分で室温まで冷却し、熱処理したシリコン
基板を得た。得られた熱処理シリコン基板におけるボロ
ン濃度と表面からの深さとの関係をSIMS(二次イオ
ン質量分析法)を用いて測定した。その結果を図3にA
として示した。
Arガスのままとした以外は実施例1と同様に熱処理し
た。得られた熱処理シリコン基板のボロン濃度と表面か
らの深さとの関係を、同様にSIMSで測定した。その
結果を図3にBとして示した。なお、図3に、出発シリ
コン基板を同様にSIMSで測定した結果をCとして示
した。図3により明らかなように表面ボロン濃度が2×
1016atoms/cm3 以下に低減し、ほぼ2μmの
深さまで逓増し、その後徐々に初期のボロン濃度へ増加
していることが分かる。一方、Arガス雰囲気での熱処
理ではドープボロンが減少しないことが分かる。
℃、1150℃及び1200℃にそれぞれ保持し、各炉
内で上記出発シリコン基板を、それぞれ10分、30
分、60分、100分、200分、300分、400
分、500分及び600分間処理した。得られた各熱処
理シリコン基板について、実施例1と同様にSIMSで
ボロン濃度と表面深さとの関係を測定し、出発シリコン
基板の初期ボロン濃度3×1018atoms/cm3
([B0 ])の90%のボロン濃度値([B0.9 ])を
示す深さ(μm)を算出し、各熱処理温度における[B
0.9 ]と処理時間の関係を図4に示した。これらの結果
から、表面から2μmの深さで[B0.9 ]に到達するを
各熱処理温度での所要熱処理時間が分かる。例えば12
00℃であれば、約30分、1150℃であれば約75
分、1100℃では200分を要することが明らかであ
る。
び上記出発シリコン基板(比較例2)上にそれぞれ、原
料ガスとしてSiH2 Cl2 を用い、1080℃で5分
間処理して、シリコン単結晶膜を約5μmの厚さにエピ
タキシャル成長させ、それぞれエピタキシャルウエハを
得た。得られたエピタキシャルウエハについてSIMS
で、表面から深さ方向のボロン濃度を測定して観察し
た。図5に比較例2の結果をに示した。この結果から従
来のヘビーボロンドープのシリコン基板上に形成された
エピタキシャルシリコン膜は、シリコン基板との界面で
約0.1μmの幅で急激にボロン濃度が変化しているこ
とが分かる。一方、本発明の熱処理したシリコン基板上
では約2μmの幅で緩やかな勾配でボロン濃度が内部方
向に増加していくことが観察された。
ン基板は、その内部はヘビーボロンドープを保持しつ
つ、エピタキシャル成長させる最外表面のボロン濃度が
エピタキシャルシリコン単結晶膜のライトボロンドープ
濃度にほぼ相当するように低減されると共に内部方向に
逓増してヘビードープのボロン濃度となることから、シ
リコン単結晶をエピタキシャル成長させて得られるエピ
タキシャルウエハは、エピタキシャル膜とシリコン基板
との界面で結晶格子定数の歪みの発生が無く、微細な構
造的欠陥も無い良好なエピタキシャルシリコン単結晶表
面を有する。そのため良好なデバイス形成領域が確保さ
れ、最終的にはその上に形成される素子に欠陥を生じる
ことなく優れた素子特性を有する超LSIを、歩留よく
製造でき、信頼性も向上させることができる。
リコン基板(A)、比較例で得られたアルゴン雰囲気熱
処理シリコン基板(B)及び熱処理前の出発シリコン基
板(C)についてのSIMS分析結果
ける処理時間との関係図
にシリコン単結晶をエピタキシャル成長させて製造した
エピタキシャルウエハのSIMS分析結果
Claims (6)
- 【請求項1】 所定にヘビードープされたボロン濃度
[B0 ]を有するシリコン基板であって、該基板のエピ
タキタシャル膜を成長させる最表面における表面ボロン
濃度[BS ]が1.5×1016atoms/cm3 以下
であり、且つ、[B0 ]×0.5以上のボロン濃度[B
X ]まで該最表面から少なくとも2μmの深さに亘りボ
ロン濃度が勾配を有して逓増することを特徴とするエピ
タキシャルウエハ用シリコン基板。 - 【請求項2】 前記ボロン濃度[B0 ]が1×1017a
toms/cm3 以上である請求項1記載のエピタキシ
ャルウエハ用シリコン基板。 - 【請求項3】 所定にヘビードープされたボロン濃度
[B0 ]を有するシリコン基板のエピタキタシャル膜を
成長させる表面を、水素含有ガス雰囲気下で熱処理し、
少なくとも最表面ボロン濃度[BS ]を1.5×1016
atoms/cm3 以下とすることを特徴とするエピタ
キシャルウエハ用シリコン基板の製造方法。 - 【請求項4】 前記水素含有ガスが、水素ガスとアルゴ
ンガスが容量比H2/Ar>1の混合ガスである請求項
3記載のエピタキシャルウエハ用シリコン基板の製造方
法。 - 【請求項5】 前記熱処理が、実質的に水素含有ガス雰
囲気において1000〜1200℃の温度で30〜46
0分間の処理時間で行なわれる請求項3または4記載の
エピタキシャルウエハ用シリコン基板の製造方法。 - 【請求項6】 前記処理時間が、次式:DT △tT =∫I F
D(T)dt(但し、∫I FD(T)dtは、熱処理工程における熱処
理開始から熱処理終了まで(実質的に1000℃以上で
の昇温から冷却工程を含む)のボロンの拡散を示し、D
T はT℃におけるボロンの拡散係数(cm2 /秒)であ
り、△tT はT℃相当熱処理時間、即ち、熱処理全工程
をT℃で熱処理すると仮定したときに要する熱処理時間
である。)で表わされる△tT である請求項5記載のエ
ピタキシャルウエハ用基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2216196A JPH09199380A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | エピタキシャルウエハ用シリコン基板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2216196A JPH09199380A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | エピタキシャルウエハ用シリコン基板及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09199380A true JPH09199380A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=12075110
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2216196A Pending JPH09199380A (ja) | 1996-01-12 | 1996-01-12 | エピタキシャルウエハ用シリコン基板及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09199380A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-01-12 JP JP2216196A patent/JPH09199380A/ja active Pending
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