JPH0920027A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH0920027A
JPH0920027A JP16975795A JP16975795A JPH0920027A JP H0920027 A JPH0920027 A JP H0920027A JP 16975795 A JP16975795 A JP 16975795A JP 16975795 A JP16975795 A JP 16975795A JP H0920027 A JPH0920027 A JP H0920027A
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JP
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voltage
battery
thermal transfer
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transfer recording
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JP16975795A
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English (en)
Inventor
Takeyuki Nomura
岳之 能村
Takashi Komata
隆 小俣
Satoshi Narita
成田  敏
Tatsuya Ishitobi
竜哉 石飛
Hideaki Ito
英明 伊藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Industry and Control Solutions Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、バッテリーを用いる熱転写記
録装置において、バッテリーの電圧変化に拘らず安定な
カラー印画記録動作の行える熱転写記録装置を提供する
にある。 【構成】記録すべき画像データは、画像メモリ1003
に記憶されており、この画像データの階調に応じて中間
調制御部1005は、サーマルヘッド1009への通電
時間を制御して、画像データを記録紙1011上に階調
記録する。装置の電源としては、バッテリー1008が
用いられており、バッテリー1008の電圧は電圧検出
部1007により検出される。システムコントローラ1
004は、検出されたバッテリー電圧に応じて、通電デ
ータ格納部1006に格納された通電データを読み出し
て、中間調制御部1005に送ることにより、バッテリ
ー電圧が低下するとサーマルヘッド1009への通電時
間が長くなるように制御することにより、バッテリー電
圧が低下しても、安定なカラー画像の記録が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階調を有する画像を印
画する熱転写記録装置に係り、特にバッテリー(二次電
池)を使用してカラー画像を印画記録するに好適な熱転
写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の熱転写記録装置は、例えば、特開
平7−40572号公報に記載のように、ライン状のサ
ーマルヘッドを発熱させてインク紙のインクを記録紙に
転写することにより、記録紙上に画像を記録するもので
あるが、発熱にはかなりの電力を必要とするので、装置
に使う電源は、A.C.100Vが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
カメラ一体型VTRが普及してきており、屋外で撮影す
ることが一般化してきている。また、モニター内蔵型V
TRにおいては、撮影したその場で録画した内容が確認
できる点で需要が増してきている。そこで、本発明者等
は、カメラ一体型VTRやモニター内蔵型VTR等にお
いて撮影した画像を、屋外でも印画できる熱転写記録装
置について、検討を進めている。
【0004】屋外で印画するためには、電源としては、
バッテリー(二次電池)を使用する必要があるが、一般
に用いられているバッテリーとしては、ニッケル・カド
ミウム電池やニッケル・水素電池が知られている。これ
らの電池は、単位定格出力電圧が1.2Vであり、約1
Vまでは、その出力電圧があまり変化せず、1V以下で
は、急速に電圧が低下するものとして知られている。し
かしながら、この出力電圧についてより詳細に検討して
みると、単位定格出力電圧が1.2Vの電池にあって
も、充電容量が100%の時は、約1.3V程度の出力
電圧であり、充電量が20%乃至10%に低下すると、
出力電圧も1Vまで低下する。その間の出力電圧は、厳
密には一定ではなく、徐々に低下するものである。ま
た、出力電圧は、放電電流によっても変化する。
【0005】このような出力電圧が使用条件によって徐
々に変化する電源を熱転写記録装置に使用しようとする
と、カラー印画では、バッテリーの電圧変化により色ご
とに印加されるパワーが異なってしまうために色相がず
れてしまうという問題があることが判明した。
【0006】本発明の目的は、バッテリーを用いる熱転
写記録装置において、バッテリーの電圧変化に拘らず安
定なカラー印画記録動作の行える熱転写記録装置を提供
するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数の発熱体を有するサーマルヘッドに
通電して発熱体を発熱させ、インク紙への印加熱量を変
化させることにより、記録紙にインクを転写して階調記
録を行なうようにした熱転写記録装置において、記録す
べき画像データを記憶する画像記憶手段と、この画像記
憶手段に記憶された画像データの階調に応じて上記サー
マルヘッドの通電時間を制御する第1の制御手段とを備
え、上記画像記憶手段に記憶された画像データを上記記
録紙上に階調記録するとともに、さらに、上記画像記憶
手段や上記第1の制御手段等の熱転写記録装置の各部に
電力を供給するバッテリーと、このバッテリーの電圧を
検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段により検出
されたバッテリーの電圧に応じて、このバッテリー電圧
が低下すると上記サーマルヘッドへの通電時間が長くな
るように制御する第2の制御手段を備えるようにしたも
のである。
【0008】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記第2の制御手段は、上記バッテリーの電圧と記
録する階調に対する通電データを格納する通電データ格
納手段を有し、上記第2の制御手段は、上記電圧検出手
段により検出されたバッテリーの電圧に対する各階調毎
の通電データを読み出し、この読み出された通電データ
を上記第1の制御手段に送り、上記第1の制御手段は、
上記通電データに基づいて上記画像記憶手段に記憶され
た画像データの階調に対応して上記サーマルヘッドへの
通電時間を制御するようにしたものである。
【0009】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記通電データ格納手段は、複数の色のインク紙に
それぞれ対応するバッテリー電圧と階調に対する通電デ
ータを格納するようにしたものである。
【0010】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段により検
出されたバッテリーの電圧が予め定められた第1の電圧
レベル以上の時に上記電圧検出手段により検出されたバ
ッテリーの電圧に応じて、上記サーマルヘッドの通電時
間を制御するようにしたものである。
【0011】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記電圧検出手段により検出されたバッテリーの電
圧に応じて、上記サーマルヘッドによる1ラインの記録
に必要な1ライン周期を可変する第3の制御手段を備え
るようにしたものである。
【0012】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記第3の制御手段は、上記記録紙を送るドラムの
送り速度を制御するドラム制御手段としたものである。
【0013】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記ドラム制御手段は、上記電圧検出手段により検
出されたバッテリーの電圧が所定値以下の時に、バッテ
リー電圧が低下すると、上記ドラムの送り速度を遅くす
るように制御するようにしたものである。
【0014】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記ドラム制御手段は、上記第1の制御手段による
上記サーマルヘッドへの通電のオフ時間が必要な冷却時
間を確保するように上記ドラムの送り速度を遅くするよ
うに制御するようにしたものである。
【0015】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記画像記憶手段に記憶された画像データを読み出
して、記録に必要なパワー情報を求める画像データ処理
手段を備え、上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段
により検出されたバッテリーの電圧と、この画像データ
処理手段により求められた上記パワー情報に基づいて、
上記画像記憶手段に記憶された画像データの記録の可否
を判断するようにしたものである。
【0016】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記第2の制御手段は、上記画像データの記録が不
可能と判断した時には、アラーム表示手段にアラーム信
号を出力し、このアラーム表示手段によりアラーム表示
を行うようにしたものである。
【0017】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記画像記憶手段に電力を供給する補助電源を備
え、上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段により検
出されたバッテリーの電圧が所定値以下である時は、上
記補助電源を上記画像記憶手段に接続するようにしたも
のである。
【0018】上記熱転写記録装置において、好ましく
は、上記画像記憶手段は、不揮発性の画像記憶手段とし
たものである。
【0019】
【作用】本発明では、記録すべき画像データを記憶する
画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された画像デ
ータの階調に応じてサーマルヘッドの通電時間を制御す
る第1の制御手段とを備え、画像記憶手段に記憶された
画像データを記録紙上に階調記録するとともに、さら
に、画像記憶手段や第1の制御手段等の熱転写記録装置
の各部に電力を供給するバッテリーと、このバッテリー
の電圧を検出する電圧検出手段と、この電圧検出手段に
より検出されたバッテリーの電圧に応じて、このバッテ
リー電圧が低下すると上記サーマルヘッドへの通電時間
が長くなるように制御する第2の制御手段を備えること
により、バッテリー電圧が低下しても安定な記録動作を
行い得るものとなる。
【0020】また、第2の制御手段は、バッテリーの電
圧と記録する階調に対する通電データを格納する通電デ
ータ格納手段を有し、第2の制御手段は、電圧検出手段
により検出されたバッテリーの電圧に対する各階調毎の
通電データを読み出し、この読み出された通電データを
第1の制御手段に送り、第1の制御手段は、通電データ
に基づいて画像記憶手段に記憶された画像データの階調
に対応してサーマルヘッドへの通電時間を制御すること
により、階調毎の通電時間の制御を容易に行い得るもの
となる。
【0021】また、さらに、通電データ格納手段は、複
数の色のインク紙にそれぞれ対応するバッテリー電圧と
階調に対する通電データを格納することにより、カラー
画像記録を容易に行い得るものとなる。
【0022】また、第2の制御手段は、電圧検出手段に
より検出されたバッテリーの電圧が予め定められた第1
の電圧レベル以上の時に電圧検出手段により検出された
バッテリーの電圧に応じて、サーマルヘッドの通電時間
を制御することにより、記録の中断を防止し得るものと
なる。
【0023】また、さらに、電圧検出手段により検出さ
れたバッテリーの電圧に応じて、サーマルヘッドによる
1ラインの記録に必要な1ライン周期を可変する第3の
制御手段を備えることにより、さらに、バッテリー電圧
が低下しても安定に記録を行い得るものとなる。
【0024】また、第3の制御手段は、記録紙を送るド
ラムの送り速度を制御するドラム制御手段とすることに
より、1ライン周期の可変を容易に行い得るものとな
る。
【0025】また、さらに、ドラム制御手段は、電圧検
出手段により検出されたバッテリーの電圧が所定値以下
の時に、バッテリー電圧が低下すると、ドラムの送り速
度を遅くするように制御することにより、通常の記録に
際しては、記録時間を長くすることなく、記録し得るも
のとなる。
【0026】また、ドラム制御手段は、第1の制御手段
によるサーマルヘッドへの通電のオフ時間が必要な冷却
時間を確保するようにドラムの送り速度を遅くするよう
に制御することにより、正確な色調による記録を行い得
るものとなる。
【0027】また、さらに、画像記憶手段に記憶された
画像データを読み出して、記録に必要なパワー情報を求
める画像データ処理手段を備え、第2の制御手段は、電
圧検出手段により検出されたバッテリーの電圧と、この
画像データ処理手段により求められた上記パワー情報に
基づいて、画像記憶手段に記憶された画像データの記録
の可否を判断することにより、さらに、バッテリー電圧
が低下しても、画像データの内容に応じては、記録を可
能とし得るものとなる。
【0028】また、第2の制御手段は、画像データの記
録が不可能と判断した時には、アラーム表示手段にアラ
ーム信号を出力し、このアラーム表示手段によりアラー
ム表示を行うことにより、記録不可を操作者に知らし得
るものとなる。
【0029】また、さらに、画像記憶手段に電力を供給
する補助電源を備え、第2の制御手段は、電圧検出手段
により検出されたバッテリーの電圧が所定値以下である
時は、補助電源を画像記憶手段に接続することにより、
バッテリー交換時にも、画像記憶手段に記憶された画像
データを保存し得るものとなる。
【0030】また、画像記憶手段は、不揮発性の画像記
憶手段とすることにより、画像データを常に保存し得る
ものとなる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の各実施例を図面を用いて説明
する。図1を用いて、本発明の一実施例による熱転写記
録装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施
例による熱転写記録装置のブロック図である。
【0032】画像源1001は、例えば、カメラ一体型
VTRや、通常の据置型VTRや、フォトCDなどであ
り、熱転写記録装置101に接続されている。また、熱
転写記録装置101には、バッテリー1008が接続さ
れており、熱転写記録装置101に電源を供給してい
る。バッテリー1008としては、定格出力電圧が6V
のニッケル・水素電池を用いているが、これは、他の二
次電池、例えば、ニッケル・カドミウム電池でもよい。
【0033】画像源1001から供給されるカラー映像
信号は、熱転写記録装置101の画像入力部1002に
入力し、A/D(アナログ/ディジタル)変換され、画
像メモリ1003にディジタルデータとして書き込まれ
る。画像メモリ1003としては、いわゆるフレームメ
モリを用いることができる。
【0034】バッテリー1008の出力電圧は、熱転写
記録装置101の各部の電源として供給されるととも
に、電圧検出部1007にも供給され、バッテリー10
08の電圧値をA/D変換し、電圧レベルとしてシステ
ムコントローラ1004に出力する。システムコントロ
ーラ1004は、電圧検出部1007からの電圧レベル
を判定し、電圧レベルが一定レベル以上であれば記録可
能状態とする。本実施例では、基準電圧レベルを6Vと
している。定格出力電圧が6Vのバッテリーでは、充電
容量が100%の時の出力電圧は、最大7V程度まであ
るので、バッテリー1008の出力電圧が定格出力電圧
以上であれば、記録可能としている。
【0035】通電データ格納部1006には、バッテリ
ー1008の電圧レベルに応じた通電データが格納され
ている。カラー印画をする場合には、イエロー(Y
e),マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のイ
ンクが使用されるが、それぞれの色毎に、同一の階調と
する場合でも通電データは異なるため、3色ごとの通電
データが、階調0ー63の64階調のそれぞれについて
予め決められており、格納されている。通電データの内
容については、後述する。通電データ格納部1006に
格納された通電データは、電圧検出部1007によって
検出されたバッテリー1008の電圧レベルに応じて、
システムコントローラ1004によって読み出される。
【0036】画像メモリ1003に記憶された画像デー
タは、システムコントローラ1004からの制御信号に
よって、記録されたデータの1ライン毎に読み出されて
中間調制御部1005に入力する。また、通電データ格
納部1007から読み出された各色毎でしかも各階調の
通電データが、システムコントローラ1004から中間
調制御部1005に送出される。中間調制御部1005
は、画像メモリ1003から読み出された画像データの
階調と通電データ格納部1007から読み出された通電
データに応じて、サーマルヘッド1009の通電時間を
制御するためのストローブ信号を出力する。ここで、ス
トローブ信号の1ライン周期は一定としてあり、このス
トローブ信号がオンする時間幅が、画像データの階調に
応じて変られる。サーマルヘッド1009は、入力され
たストローブ信号のオン時間幅だけ発熱体に通電し、こ
れに応じて発熱体が発熱する。
【0037】サーマルヘッド1009は、1ライン分の
ラインヘッドであり、複数の発熱体が直列に配置されて
おり、画像メモリ1003からの1ライン分の画像デー
タを同時に記録できる。
【0038】記録部は、固定されたサーマルヘッド10
09と、回転可能なドラム1012と、サーマルヘッド
1009とドラム1012とに挟まれて移動するインク
紙1010及び記録紙1011から構成されている。
【0039】インク紙1010は、イエロー(Ye),
マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のインクか
ら構成されている。記録に当たっては、最初にイエロー
(Ye)のインク紙が記録紙1011の上に重ねられ、
サーマルヘッド1009により、1ラインづつ記録され
る。1ラインの記録が終わる毎に、ドラム1012が回
転し、インク紙1010及び記録紙1011が次のライ
ンまで移動し、次の記録が行われる。このようにして、
1フレーム分の画像データのイエローのインクが記録紙
1011上に記録される。
【0040】次に、ドラム1012が正転して、記録紙
1011が最初の位置に戻り、記録紙1011の上にマ
ゼンダ(Mg)のインク紙1010が重ねられ、1フレ
ーム分の画像データのマゼンダのインクが記録紙101
1上に記録される。
【0041】最後に、同様にして、1フレーム分の画像
データのシアン(Cy)のインクが記録紙1011上に
記録される。
【0042】このようにして、3色のインクが記録紙1
011上に重ね記録され、カラー画像の記録が可能とな
る。
【0043】次に、図2に示すシステムコントローラに
よる処理フローチャートを用いて記録動作について説明
する。図2は、本発明の第1の実施例による熱転写記録
装置の処理フローチャートである。
【0044】ステップ111において、システムコント
ローラ1004は、電圧検出部1007を介して、バッ
テリー1008のバッテリー電圧値を検出し、電圧レベ
ルとして取り込む。
【0045】ステップ112において、システムコント
ローラ1004は、入力された電圧レベルと予め設定さ
れた電圧レベルとを比較し、所定レベル以上の電圧レベ
ルであれば記録可能と判断する。ここで示す所定の電圧
レベルは、画像データに依らずにインク紙1010の各
インクでの記録が正常に行なわれるのに必要な電圧レベ
ルであって、あらかじめシステムコントローラ1004
内にデータとして持っている。画像データに依らずと
は、黒を印画記録するときが、最も、通電時間が長く、
従って、サーマルヘッドにおける最も大きい発熱量が必
要となるので、黒の画像データを記録可能な電圧レベル
ということである。ここで、電圧レベルとして、例え
ば、6Vを設定してある。即ち、バッテリー1008の
電圧が、最大7Vからこの設定レベルである6Vの間で
あれば、記録可能と判断する。
【0046】次に、ステップ113において、システム
コントローラ1004は入力されたバッテリー1008
の電圧レベルに応じたインク紙1010の各インクの通
電データを通電データ格納部1006から読み出し、中
間調制御部1005に出力する。なお、通電データ格納
部1006には、バッテリー1008の電圧レベルに応
じて、各インクごとに通電データがあらかじめ設定され
ている。
【0047】この通電データの一例について、図3を用
いて説明する。図3は、本発明の第1の実施例における
熱転写記録装置の通電データ格納部に格納された通電デ
ータの例図である。
【0048】図3に示したように、イエロー(Ye),
マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のそれぞれ
について、Yeデータ,Mgデータ及びCyデータが、
マップ形式で格納されている。
【0049】ここで、Yeデータを例に取って説明する
に、横軸がバッテリーの電圧であり、7Vから6Vの範
囲となっている。縦軸は、階調Noであり、階調0から
階調63までの64階調となっている。階調Noが大き
くなるほど、濃度が濃くなる。例えば、電圧7Vの場合
について見ると、階調0では、”1016”、階調1で
は、”420”、階調2では、”315”となり、階調
62では、”84”、階調63では、”77”となって
いる。この通電データであるYeデータは、サーマルヘ
ッドの発熱量を決める通電時間そのもののデータではな
く、各数字は、1段下の階調に対する偏差分を表してい
る。従って、階調2に対しては、1016+420+3
15(=1751)が後述する通電時間に対応するデー
タとなる。また、階調63に対しては、1016+42
0+315+……+84+77が通電時間に対応するデ
ータとなる。
【0050】また、各バッテリー電圧に対して、Yeデ
ータは、例えば、階調0について、見るならば、電圧7
Vでは、”1016”、電圧6.5Vでは、”117
9”、電圧6Vに対しては、”1382”となってい
る。
【0051】ここで、電圧に対するYeデータの関係
は、 Ye=kY/V2 となっており、この式において、Yeは、Yeデータで
あり、kYは、定数であり、Vは、バッテリー電圧であ
る。すなわち、バッテリー電圧に拘らず、サーマルヘッ
ドの温度を一定にしようとするためには、サーマルヘッ
ドの消費電力が等しくすればよく、そのために、Yeデ
ータは、バッテリー電圧の自乗に逆比例する関係として
いる。
【0052】Mgデータ及びCyデータについても、同
様であり、その相違点は、各インクの色によって、同一
階調をだすために必要なサーマルヘッドの発熱量が異な
ることによる。
【0053】バッテリー電圧は、0.1V単位で刻まれ
ており、それぞれに対応する64階調のYeデータが格
納されている。なお、この単位刻み以下の電圧に対して
は、補間計算によってYeデータを求める。
【0054】以上の説明した通電データとサーマルヘッ
ドの加熱温度との関係について、図4を用いて説明す
る。
【0055】図4において、横軸は、時間を表し、縦軸
は、サーマルヘッドの発熱温度を表している。
【0056】時刻t0において、サーマルヘッドに通電
を開始し、時刻t1まで通電したとすると、図中に実線
で示すように、サーマルヘッドは、加熱し、その温度は
上昇する。時刻t1から時刻t2までは、サーマルヘッド
には、通電されておらず、ヘッドの冷却期間である。こ
こで、時刻t0から時刻t2までを1ライン周期と称し、
1ライン分の画像データを記録紙上に記録するのに要す
る時間である。本実施例では、12ms/ラインとして
いる。時刻t0から時刻t1までが、通電時間ONであ
り、この通電時間は、画像データの階調によって時間幅
が制御される。即ち、階調0の時は、最も短く、例え
ば、図3に示したYeデータの電圧7Vの場合であれ
ば、”1016”に比例した通電時間である。サーマル
ヘッドに通電を始めても、実際に発熱してインクが溶け
る(昇華する)温度になるまでは、時間がかかるので、
発熱温度を早く立ち上げるために、0階調目のデータ
を、発色寸前となるように、大きくしてある。従って、
階調0に対しては、発色開始温度まで加熱される。
【0057】また、階調Noが大きくなるにしたがっ
て、通電時間ONが図示するように長くすることによ
り、濃度を濃く記録することができる。
【0058】次に、再度、図2に示すフローチャートに
戻って、説明する。
【0059】図2のステップ114において、システム
コントローラ1004は、記録処理を行う。即ち、図示
しない熱転写記録装置の本体に取り付けられた”記録ス
タートボタン”をオペレータが押すことにより、記録命
令が出されると、システムコントローラ1004は、イ
ンク紙1010を1色目のインクの位置まで搬送すると
ともに、通電データ格納部1006から電圧検出部10
07で検出されたバッテリー1008の電圧レベルに応
じた1色目のサーマルヘッド1009への通電時間デー
タを読み出し、中間調制御部1005に出力する。中間
調制御部1005では、システムコントローラ1004
から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド100
9に、この通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を
送る。サーマルヘッド1009は、入力されたストロー
ブ信号の時間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じ
て発熱体が発熱する。
【0060】ここで、図5を用いてストローブ信号につ
いて説明する。図5(a),(b)は、本発明の第1の
実施例による熱転写記録装置の中間調制御部が出力する
ストローブ信号の波形図である。
【0061】この図は、図4の横軸と対応するものであ
る。即ち、図中の横軸の1ライン周期は、図4における
1ライン周期に対応するものであり、本実施例では、1
2ms/ラインとしてある。この1ライン周期の中で、
通電時間0Nの長さは、通電データに応じて変化でき
る。図5(a)は、バッテリーの電圧レベルが高く、通
電時間の短い場合であり、図5(b)は、バッテリーの
電圧レベルが低く、通電時間の長い場合である。バッテ
リーの電圧に応じて、通電時間を変えることにより、バ
ッテリーの電圧変化に依らず、サーマルヘッドへの印加
パワーを略一定にすることができる。
【0062】次に、再度、図2に示すフローチャートに
戻って、説明する。
【0063】図2のステップ114において、システム
コントローラ1004からの命令により、記録紙101
1は、所定の記録開始位置まで搬送された後、インク紙
1010が重ねられ、ドラム1012とサーマルヘッド
1009により保持される。システムコントローラ10
04は、画像メモリ1003から画像データを読み出
し、中間調制御部1005を経由して、サーマルヘッド
1009に転送する。中間調制御部1005によって指
定された通電時間に従って、サーマルヘッド1009の
発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク紙10
10から記録紙1011に記録、転写され、中間調記録
が行なわれる。
【0064】2色目の記録前に、システムコントローラ
1004は、電圧検出部1007からバッテリー100
8の電圧レベルを入力し、この電圧レベルに応じた2色
目のサーマルヘッド1009への通電時間データを読み
出し、中間調制御部1005に出力する。中間調制御部
1005は、システムコントローラ1004から通電時
間データを受け取り、サーマルヘッド1009に、この
通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。サー
マルヘッド1009は、入力されたストローブ信号の時
間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が
発熱し、発熱量に応じて2色目のインクがインク紙10
10から記録紙1011に記録、転写され、中間調記録
が行なわれる。
【0065】以下、3色目も同様に、バッテリー100
8の電圧レベルに応じた3色目のサーマルヘッド100
9への通電時間データにより記録が行なわれる。なお、
本実施例では3色で構成されるインク紙1010につい
て説明したが、4色の場合も同様の動作が行なわれるも
のである。
【0066】以上のようにして、ステップ114に示す
記録処理が実行され、記録紙1011上には、画像メモ
リ1003に記憶された1フレーム分の画像データに対
応する映像が記録される。
【0067】以上説明したように、熱転写記録装置の電
源としてバッテリーを採用する場合には、バッテリー電
圧は、徐々に低下するため、この電圧低下に応じて、色
ごとにサーマルヘッドから印加されるパワーが異なり、
結果的に、色相がずれる可能性があるが、バッテリー電
圧を検出し、この検出した電圧に応じて、サーマルヘッ
ドからの通電時間を変えることにより、常に、一定のパ
ワーをサーマルヘッドより供給できるので、色相ずれが
起こることもなく、安定した記録動作が可能となる。
【0068】また、色相ずれが起こらない程度の電圧低
下の場合でも、記録した画像毎に明るさが異なり、電圧
の低下ととともに、しだいに色調が明るくなることも避
けられ、電圧変化による濃度過不足等がなく、安定した
記録動作が可能となる。
【0069】また、記録が正常に行なわれるのに必要な
電圧レベルとバッテリーの電圧レベルとを比較、判定す
ることで、バッテリーの電圧低下による記録中断、メカ
破損等を未然に防ぐことができる。即ち、バッテリーの
電圧が低下すると、途中で記録が中断する場合が発生す
るが、このような場合には、インク紙のインクが溶けて
記録紙に付き、インク紙と記録紙が付着し、さらには、
記録紙がドラムに付着するような可能性もあるが、かか
る自体を防ぎ、メカ破損を防止できる。
【0070】次に、本発明の第2の実施例について、図
6を用いて説明する。図6は、本発明の第2の実施例に
よる熱転写記録装置のブロック図である。
【0071】本実施例においては、バッテリー電圧がさ
らに低下した場合にも記録が可能なように構成してい
る。
【0072】例えば、カメラ一体型VTR等の画像源2
001は、熱転写記録装置201に接続されている。ま
た、熱転写記録装置201には、バッテリー2008が
接続されており、熱転写記録装置201に電源を供給し
ている。バッテリー2008としては、定格出力電圧が
6Vのニッケル・水素電池等を用いている。
【0073】画像源2001から供給されるカラー映像
信号は、熱転写記録装置201の画像入力部2002に
入力し、A/D(アナログ/ディジタル)変換され、い
わゆるフレームメモリ等の画像メモリ2003にディジ
タルデータとして書き込まれる。
【0074】バッテリー2008の出力電圧は、熱転写
記録装置201の各部の電源として供給されるととも
に、電圧検出部2007にも供給され、バッテリー20
08の電圧値をA/D変換し、電圧レベルとしてシステ
ムコントローラ2004に出力する。システムコントロ
ーラ2004は、電圧検出部2007からの電圧レベル
を判定し、電圧レベルが一定レベル以上であれば記録可
能状態とする。本実施例では、基準電圧レベルを5.8
Vとしている。定格出力電圧が6Vのバッテリーでは、
充電容量が100%の時の出力電圧は、最大7V程度ま
であるので、バッテリー2008の出力電圧が5.8V
以上であれば、記録可能としている。
【0075】通電データ格納部2006には、バッテリ
ー2008の電圧レベルに応じた通電データが格納され
ている。カラー印画をする場合には、イエロー(Y
e),マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のイ
ンクが使用されるが、それぞれの色毎に、同一の階調と
する場合でも通電データは異なるため、3色ごとの通電
データが、階調0ー63の64階調のそれぞれについて
予め決められており、格納されている。通電データ格納
部2006に格納された通電データは、電圧検出部20
07によって検出されたバッテリー2008の電圧レベ
ルに応じて、システムコントローラ2004によって読
み出される。
【0076】画像メモリ2003に記憶された画像デー
タは、システムコントローラ2004からの制御信号に
よって、記録されたデータの1ライン毎に読み出されて
中間調制御部2005に入力する。また、通電データ格
納部2007から読み出された各色毎でしかも各階調の
通電データが、システムコントローラ2004から中間
調制御部2005に送出される。中間調制御部2005
は、画像メモリ2003から読み出された画像データの
階調と通電データ格納部2007から読み出された通電
データに応じて、サーマルヘッド2009の通電時間を
制御するためのストローブ信号を出力する。ここで、ス
トローブ信号の1ライン周期はバッテリ電圧に応じて可
変としてあり、また、このストローブ信号がオンする時
間幅が、画像データの階調に応じて変えられる。サーマ
ルヘッド2009は、入力されたストローブ信号のオン
時間幅だけ発熱体に通電し、これに応じて発熱体が発熱
する。
【0077】サーマルヘッド2009は、1ライン分の
ラインヘッドであり、複数のサーマルヘッドが直列に配
置されており、画像メモリ2003からの1ライン分の
画像データを同時に記録できる。
【0078】記録部は、固定されたサーマルヘッド20
09と、回転可能なドラム2012と、サーマルヘッド
2009とドラム2012とに挟まれて移動するインク
紙2010及び記録紙2011から構成されている。
【0079】インク紙2010は、イエロー(Ye),
マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のインクか
ら構成されている。記録に当たっては、最初にイエロー
(Ye)のインク紙が記録紙2011の上に重ねられ、
サーマルヘッド2009により、1ラインづつ記録され
る。1ラインの記録が終わる毎に、ドラム2012が回
転し、インク紙2010及び記録紙2011が次のライ
ンまで移動し、次の記録が行われる。このようにして、
1フレーム分の画像データのイエローのインクが記録紙
2011上に記録される。
【0080】次に、ドラム2012が正転して、記録紙
2011が最初の位置に戻り、記録紙2011の上にマ
ゼンダ(Mg)のインク紙2010が重ねられ、1フレ
ーム分の画像データのマゼンダのインクが記録紙201
1上に記録される。
【0081】最後に、同様にして、1フレーム分の画像
データのシアン(Cy)のインクが記録紙2011上に
記録される。
【0082】このようにして、3色のインクが記録紙2
011上に重ね記録され、カラー画像の記録が可能とな
る。
【0083】また、本実施例では、1フレーム周期をバ
ッテリー電圧に応じて可変とするために、ドラム201
2の送り速度は、ドラムモータ制御部2013によって
可変制御できる。ドラムモータ制御部2013は、シス
テムコントローラ2004からの制御信号によって、ド
ラム2012の送り速度を可変する。バッテリー電圧が
6V以上の時には、図1の実施例と同様に、ドラム20
12の送り速度は一定であるが、その電圧以下になる
と、電圧に応じて、送り速度を遅くするように制御す
る。
【0084】この点の原理について、図7を用いて説明
する。
【0085】図7は、本発明の第2の実施例による熱転
写記録装置のストローブ信号の波形図である。
【0086】図7(a)は、バッテリー電圧が6.2V
の時のストローブ信号の波形を示しており、この時は、
通電時間は、T1であり、オフ時間は、T1’となってい
る。
【0087】また、図7(b)は、バッテリー電圧が
6.0Vの時のストローブ信号の波形を示しており、こ
の時は、通電時間は、T2であり、オフ時間は、T2’と
なっている。
【0088】以上の図7(a),(b)は、第1の実施
例の場合と変わらない。
【0089】次に、図7(c)は、図7(a),(b)
と同様にして、バッテリー電圧が5.8Vになった時
に、通電時間をT3とした例を示している。この時、注
目すべきは、オフ時間T3’の長さである。このオフ時
間T3’は、図7(b)のオフ時間T2’に比べて短い
が、オフ時間が短くなると、図4に示したところの加熱
に続く冷却の時間が短くなる。その結果として、サーマ
ルヘッドの温度が十分に下がらない内に、次の1ライン
の加熱が始まることになり、本来の目標とする温度以上
に温度上昇することになる。その場合には、本来の濃度
より、濃く記録されることになる。
【0090】このような現象を避けるために、本実施例
では、図7(d)に示すように、例えば、バッテリー電
圧が5.8Vになった時には、通電時間をT3にすると
ともに、オフ時間もT3’からT3”に伸ばすようにす
る。そのためには、1ライン周期も例えば、バッテリー
電圧が6VまでのときのT0からT0’に伸ばすようにす
る。そのための具体的な方法としては、記録紙を送るド
ラムの送り速度を遅くすることにより達成できる。
【0091】ここで、図8を用いて、検出されたバッテ
リー電圧とドラムの送り速度の関係について説明する。
【0092】図8に示したように、バッテリー電圧が6
Vまでは、送り速度を一定にする。そして、バッテリー
電圧が6V以下では、そのバッテリー電圧に応じて一定
の比率で送り速度が遅くなるように制御する。
【0093】以上のようにして、バッテリー電圧が低下
した時に、ドラムの送り速度を遅くして、例えば、バッ
テリー電圧が5.8Vになった時のオフ時間T3”を、
T3”≧T2’の関係を保つようにすることにより、サー
マルヘッドの必要最低限の冷却時間を確保でき、サーマ
ルヘッドを目標温度に加熱でき、正確な記録を行える。
【0094】また、ドラムの送り速度を遅くすると、1
フレーム分の画像データの記録に時間を要することにな
るが、バッテリー電圧の高い時は、ドラムの送り速度
は、通常のままであり、記録時間が長くなることはな
い。
【0095】次に、図9に示すシステムコントローラに
よる処理フローチャートを用いて記録動作について説明
する。図9は、本発明の第2の実施例による熱転写記録
装置の処理フローチャートである。
【0096】ステップ211において、システムコント
ローラ2004は、電圧検出部2007を介して、バッ
テリー2008のバッテリー電圧値を検出し、電圧レベ
ルとして取り込む。
【0097】ステップ212において、システムコント
ローラ2004は、入力された電圧レベルと予め設定さ
れた電圧レベルとを比較し、所定レベル以上の電圧レベ
ルであれば記録可能と判断する。ここで示す所定の電圧
レベルは、画像データに依らずにインク紙2010の各
インクでの記録が正常に行なわれるのに必要な電圧レベ
ルであって、あらかじめシステムコントローラ2004
内にデータとして持っている。ここで、電圧レベルとし
て、例えば、5.8Vを設定してある。即ち、バッテリ
ー2008の電圧が、最大7Vからこの設定レベルであ
る5.8Vの間であれば、記録可能と判断する。
【0098】次に、ステップ213において、システム
コントローラ2004は、電圧検出部2007において
検出されたバッテリー2008の電圧レベルに応じて1
ライン当たりの最適な周期を決定する。
【0099】この時決定される1ライン周期は、図8に
示したバッテリー電圧とドラムの送り速度の関係に基づ
くものである。
【0100】ここで、図10を用いて、バッテリ電圧と
1ライン周期の関係について説明する。図10は、本発
明の第2の実施例による熱転写記録装置におけるバッテ
リ電圧と1ライン周期の関係を示すグラフである。
【0101】図に示すように、検出されたバッテリー電
圧レベルが6Vまでは、1ライン周期は一定になるよう
に設定されている。このときの1ライン周期は、図7に
おける1ライン周期T0と同じであり、例えば、12m
s/ラインとなるように選択されている。また、検出さ
れたバッテリー電圧レベルが6V以下では、1ライン周
期は一定の比率で増加するように選択されている。ここ
で、例えば、電圧レベルが5.8Vの時は、1ライン周
期は、15ms/ラインとなるように設定されている。
【0102】次に、ステップ214において、システム
コントローラ2004は入力されたバッテリー2008
の電圧レベルに応じたインク紙2010の各インクの通
電データを通電データ格納部2006から読み出し、中
間調制御部2005に出力する。なお、通電データ格納
部2006には、バッテリー2008の電圧レベルに応
じて、各インクごとに通電データがあらかじめ設定され
ている。
【0103】この通電データの一例について、図11を
用いて説明する。図11は、本発明の第2の実施例にお
ける熱転写記録装置の通電データ格納部に格納された通
電データの例図である。
【0104】図11に示したように、イエロー(Y
e),マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のそ
れぞれについて、Yeデータ,Mgデータ及びCyデー
タが、マップ形式で格納されている。
【0105】ここで、Yeデータを例に取って説明する
に、横軸がバッテリーの電圧であり、7Vから5.8V
の範囲となっている。縦軸は、階調Noであり、階調0
から階調63までの64階調となっている。階調Noが
大きくなるほど、濃度が濃くなる。例えば、電圧7Vの
場合について見ると、階調0では、”1016”、階調
1では、”420”、階調2では、”315”となり、
階調62では、”84”、階調63では、”77”とな
っている。この通電データであるYeデータは、サーマ
ルヘッドの発熱量を決める通電時間そのもののデータで
はなく、各数字は、1段下の階調に対する偏差分を表し
ている。従って、階調2に対しては、1016+420
+315(=1751)が後述する通電時間に対応する
データとなる。また、階調63に対しては、1016+
420+315+……+84+77が通電時間に対応す
るデータとなる。
【0106】また、各バッテリー電圧に対して、Yeデ
ータは、例えば、階調0について、見るならば、電圧7
Vでは、”1016”、電圧6.5Vでは、”117
9”、電圧6Vに対しては、”1382”、電圧5.8
Vに対しては、”1483”となっている。
【0107】ここで、電圧に対するYeデータの関係
は、 Ye=kY/V2 となっており、この式において、Yeは、Yeデータで
あり、kYは、定数であり、Vは、バッテリー電圧であ
る。すなわち、バッテリー電圧に拘らず、サーマルヘッ
ドの温度を一定にしようとするためには、サーマルヘッ
ドの消費電力が等しくすればよく、そのために、Yeデ
ータは、バッテリー電圧の自乗に逆比例する関係として
いる。
【0108】Mgデータ及びCyデータについても、同
様であり、その相違点は、各インクの色によって、同一
階調をだすために必要なサーマルヘッドの発熱量が異な
ることによる。
【0109】バッテリー電圧は、0.1V単位で刻まれ
ており、それぞれに対応する64階調のYeデータが格
納されている。なお、この単位刻み以下の電圧に対して
は、補間計算によってYeデータを求める。
【0110】また、図11と図3を比較すると明かなよ
うに、バッテリー電圧が7Vから6Vまでの範囲におい
ては、両者のYeデータ,Mgデータ及びCyデータも
同じである。図11においては、バッテリー電圧6V未
満から5.8Vまでにが追加されており、5.8Vにお
けるデータは、上式を満たすように選定されている。
【0111】図9のステップ215において、システム
コントローラ2004は、記録処理を行う。即ち、図示
しない熱転写記録装置の本体に取り付けられた”記録ス
タートボタン”をオペレータが押すことにより、記録命
令が出されると、システムコントローラ2004は、イ
ンク紙2010を1色目のインクの位置まで搬送すると
ともに、通電データ格納部2006から電圧検出部20
07で検出されたバッテリー2008の電圧レベルに応
じた1色目のサーマルヘッド2009への通電時間デー
タを読み出し、中間調制御部2005に出力する。中間
調制御部2005では、システムコントローラ2004
から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド200
9に、この通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を
送る。サーマルヘッド2009は、入力されたストロー
ブ信号の時間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じ
て発熱体が発熱する。
【0112】一方、システムコントローラ2004から
の命令により、記録紙2011は、所定の記録開始位置
まで搬送された後、インク紙2010が重ねられ、ドラ
ム2012とサーマルヘッド2009により保持され
る。システムコントローラ2004は、画像メモリ20
03から画像データを読み出し、中間調制御部2005
を経由して、サーマルヘッド2009に転送する。中間
調制御部2005によって指定された通電時間に従っ
て、サーマルヘッド2009の発熱体が発熱し、発熱量
に応じてインクがインク紙2010から記録紙2011
に記録、転写され、中間調記録が行なわれる。
【0113】また、同時に、ドラム2012の回転によ
って送られる記録紙2011の送り速度がドラムモータ
制御部2013によって制御される。その制御は、図8
に示したようなバッテリー電圧と送り速度の関係となる
ようになされる。
【0114】2色目の記録前に、システムコントローラ
2004は、電圧検出部2007からバッテリー200
8の電圧レベルを入力し、この電圧レベルに応じた2色
目のサーマルヘッド2009への通電時間データを読み
出し、中間調制御部2005に出力する。中間調制御部
2005は、システムコントローラ2004から通電時
間データを受け取り、サーマルヘッド2009に、この
通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。サー
マルヘッド2009は、入力されたストローブ信号の時
間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が
発熱し、発熱量に応じて2色目のインクがインク紙20
10から記録紙2011に記録、転写され、中間調記録
が行なわれる。
【0115】以下、3色目も同様に、バッテリー200
8の電圧レベルに応じた3色目のサーマルヘッド200
9への通電時間データにより記録が行なわれる。なお、
本実施例では3色で構成されるインク紙2010につい
て説明したが、4色の場合も同様の動作が行なわれるも
のである。
【0116】以上のようにして、ステップ215に示す
記録処理が実行され、記録紙2011上には、画像メモ
リ2003に記憶された1フレーム分の画像データに対
応する映像が記録される。
【0117】以上説明したように、熱転写記録装置の電
源としてバッテリーを採用する場合には、バッテリー電
圧は、徐々に低下するため、この電圧低下に応じて、色
ごとにサーマルヘッドから印加されるパワーが異なり、
結果的に、色相がずれる可能性があるが、バッテリー電
圧を検出し、この検出した電圧に応じて、サーマルヘッ
ドからの通電時間を変えることにより、常に、一定のを
パワーをサーマルヘッドより供給できるので、色相ずれ
が起こることもなく、安定した記録動作が可能となる。
【0118】また、色相ずれが起こらない程度の電圧低
下の場合でも、記録した画像毎に明るさが異なり、電圧
の低下ととともに、しだいに色調が明るくなることも避
けられ、電圧変化による濃度過不足等がなく、安定した
記録動作が可能となる。
【0119】また、記録が正常に行なわれるのに必要な
電圧レベルとバッテリーの電圧レベルとを比較、判定す
ることで、バッテリーの電圧低下による記録中断、メカ
破損等を未然に防ぐことができる。即ち、バッテリーの
電圧が低下すると、途中で記録が中断する場合が発生す
るが、このような場合には、インク紙のインクが溶けて
記録紙に付き、インク紙と記録紙が付着し、さらには、
記録紙がドラムに付着するような可能性もあるが、かか
る自体を防ぎ、メカ破損を防止できる。
【0120】また、第1の実施例に比べて、バッテリー
電圧がさらに低下した場合でも、ドラムモータの送り速
度の制御を併用することにより、画像メモリに記憶され
た画像データの色調よりも濃くなることなく、本来の色
調による記録が行える。
【0121】また、バッテリー電圧の高い時は、ドラム
の送り速度は、通常のままであり、記録時間が長くなる
ことはない。
【0122】次に、図12を用いて、本発明の第3の実
施例について説明する。
【0123】図12は、本発明の第3の実施例による熱
転写記録装置のブロック図である。
【0124】本実施例においては、バッテリー電圧がさ
らに低下した場合にも記録が可能なように構成してい
る。
【0125】例えば、カメラ一体型VTR等の画像源3
001は、熱転写記録装置301に接続されている。ま
た、熱転写記録装置301には、バッテリー3008が
接続されており、熱転写記録装置301に電源を供給し
ている。バッテリー3008としては、定格出力電圧が
6Vのニッケル・水素電池等を用いている。
【0126】画像源3001から供給されるカラー映像
信号は、熱転写記録装置301の画像入力部3002に
入力し、A/D(アナログ/ディジタル)変換され、い
わゆるフレームメモリ等の画像メモリ3003にディジ
タルデータとして書き込まれる。
【0127】バッテリー3008の出力電圧は、熱転写
記録装置301の各部の電源として供給されるととも
に、電圧検出部3007にも供給され、バッテリー30
08の電圧値をA/D変換し、電圧レベルとしてシステ
ムコントローラ3004に出力する。システムコントロ
ーラ3004は、電圧検出部3007からの電圧レベル
を判定し、電圧レベルが一定レベル以上であれば記録可
能状態とする。本実施例では、基準電圧レベルを5.6
Vとしている。定格出力電圧が6Vのバッテリーでは、
充電容量が100%の時の出力電圧は、最大7V程度ま
であるので、バッテリー3008の出力電圧が5.6V
以上であれば、記録可能としている。
【0128】通電データ格納部3006には、バッテリ
ー3008の電圧レベルに応じた通電データが格納され
ている。カラー印画をする場合には、イエロー(Y
e),マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のイ
ンクが使用されるが、それぞれの色毎に、同一の階調と
する場合でも通電データは異なるため、3色ごとの通電
データが、階調0ー63の64階調のそれぞれについて
予め決められており、格納されている。通電データ格納
部3006に格納された通電データは、電圧検出部30
07によって検出されたバッテリー3008の電圧レベ
ルに応じて、システムコントローラ3004によって読
み出される。
【0129】システムコントローラ3004は、画像デ
ータ処理部3014に、画像メモリ3003に取り込ま
れている画像データの読み出し指令を出力する。画像デ
ータ処理部3014は、この読み出し指令を受けて、画
像メモリ3003から画像データを読み出し、画像デー
タの演算処理をして、記録に必要なパワーを推定し、シ
ステムコントローラ3004にパワー情報を出力する。
この演算は、及び1ラインの中の各単位毎に、階調の情
報を積算して、1ライン記録に必要なサーマルヘッドの
消費電力を求め、さらに、1フレーム分の画像データの
各ライン毎に求めた消費電力を積算して1フレームの記
録に必要なサーマルヘッドの消費電力を求める。この求
められた消費電力が、パワー情報である。1フレームの
画像が明るいほど1フレーム分の画像を印画記録するの
に要する消費電力は少なくて済み、暗い画像ほど消費電
力が多くなる。従って、バッテリーの電圧レベルに応じ
て、1フレーム分の記録を完了できる場合と、途中でバ
ッテリーのパワーが足りなくなる場合があるので、その
判別をするために、パワー情報を求めている。システム
コントローラ3004は、先に検出した電圧レベルと画
像データ処理部3014からのパワー情報に基づいて、
1フレーム分の記録が可能かどうかを判断する。
【0130】総合記録判定の結果、記録不可能と判断さ
れた時は、システムコントローラ3004は、アラーム
表示部3015にアラーム信号を出力し、操作者に、バ
ッテリー電圧の低下により記録不可能であることを表示
し、記録紙への記録を開始する前に記録動作を中止す
る。
【0131】上述したように、システムコントローラ3
004は、バッテリー電圧レベルが5.6V以上であれ
ば、記録可能としていたが、このパワー情報による判断
によっては、記録できない画像データとなる場合もあ
る。バッテリー電圧が5.8V以上あれば、画像データ
が1フレーム分、全て真っ黒な画像データである場合に
も記録可能であるが、5.6Vの場合には、画像データ
によっては、記録できない場合もある。
【0132】記録が可能な場合には、画像メモリ300
3に記憶された画像データは、システムコントローラ3
004からの制御信号によって、記録されたデータの1
ライン毎に読み出されて中間調制御部3005に入力す
る。また、通電データ格納部3007から読み出された
各色毎でしかも各階調の通電データが、システムコント
ローラ3004から中間調制御部3005に送出され
る。中間調制御部3005は、画像メモリ3003から
読み出された画像データの階調と通電データ格納部30
07から読み出された通電データに応じて、サーマルヘ
ッド3009の通電時間を制御するためのストローブ信
号を出力する。ここで、ストローブ信号の1ライン周期
はバッテリ電圧に応じて可変としてあり、また、このス
トローブ信号がオンする時間幅が、画像データの階調に
応じて変えられる。サーマルヘッド3009は、入力さ
れたストローブ信号のオン時間幅だけ発熱体に通電し、
これに応じて発熱体が発熱する。
【0133】サーマルヘッド3009は、1ライン分の
ラインヘッドであり、複数のサーマルヘッドが直列に配
置されており、画像メモリ3003からの1ライン分の
画像データを同時に記録できる。
【0134】記録部は、固定されたサーマルヘッド30
09と、回転可能なドラム3012と、サーマルヘッド
3009とドラム3012とに挟まれて移動するインク
紙3010及び記録紙3011から構成されている。
【0135】インク紙3010は、イエロー(Ye),
マゼンダ(Mg)及びシアン(Cy)の3色のインクか
ら構成されている。記録に当たっては、最初にイエロー
(Ye)のインク紙が記録紙3011の上に重ねられ、
サーマルヘッド3009により、1ラインづつ記録され
る。1ラインの記録が終わる毎に、ドラム3012が回
転し、インク紙3010及び記録紙3011が次のライ
ンまで移動し、次の記録が行われる。このようにして、
1フレーム分の画像データのイエローのインクが記録紙
3011上に記録される。
【0136】次に、ドラム3012が正転して、記録紙
3011が最初の位置に戻り、記録紙3011の上にマ
ゼンダ(Mg)のインク紙3010が重ねられ、1フレ
ーム分の画像データのマゼンダのインクが記録紙301
1上に記録される。
【0137】最後に、同様にして、1フレーム分の画像
データのシアン(Cy)のインクが記録紙3011上に
記録される。
【0138】このようにして、3色のインクが記録紙3
011上に重ね記録され、カラー画像の記録が可能とな
る。
【0139】また、本実施例では、1フレーム周期をバ
ッテリー電圧に応じて可変とするために、ドラム301
2の送り速度は、ドラムモータ制御部3013によって
可変制御できる。ドラムモータ制御部3013は、シス
テムコントローラ3004からの制御信号によって、ド
ラム3012の送り速度を可変する。バッテリー電圧が
6V以上の時には、図1の実施例と同様に、ドラム30
12の送り速度は一定であるが、その電圧以下になる
と、電圧に応じて、送り速度を遅くするように制御す
る。
【0140】検出されたバッテリー電圧とドラムの送り
速度の関係は、図13示したように、バッテリー電圧が
6Vまでは、送り速度を一定にする。そして、バッテリ
ー電圧が6V以下では、そのバッテリー電圧に応じて一
定の比率で送り速度が遅くなるように制御する。バッテ
リー電圧が、5.6Vになった時のオフ時間を、サーマ
ルヘッドの必要最低限の冷却時間を確保できるようにす
ることにより、サーマルヘッドを目標温度に加熱でき、
正確な記録を行える。
【0141】次に、図14に示すシステムコントローラ
による処理フローチャートを用いて記録動作について説
明する。図14は、本発明の第3の実施例による熱転写
記録装置の処理フローチャートである。
【0142】ステップ311において、システムコント
ローラ3004は、電圧検出部3007を介して、バッ
テリー3008のバッテリー電圧値を検出し、電圧レベ
ルとして取り込む。
【0143】ステップ312において、システムコント
ローラ3004は、入力された電圧レベルと予め設定さ
れた電圧レベルとを比較し、所定レベル以上の電圧レベ
ルであれば記録可能と判断する。ここで示す所定の電圧
レベルは、画像データに依らずにインク紙3010の各
インクでの記録が正常に行なわれるのに必要な電圧レベ
ルであって、あらかじめシステムコントローラ3004
内にデータとして持っている。ここで、電圧レベルとし
て、例えば、5.6Vを設定してある。即ち、バッテリ
ー3008の電圧が、最大7Vからこの設定レベルであ
る5.6Vの間であれば、記録可能と判断する。
【0144】次に、ステップ313において、システム
コントローラ3004は、画像データ処理部3014に
指令を出し、画像データ処理部3014は、画像メモリ
3003から画像データを読み出して、1フレーム分の
画像の記録に必要なパワー情報を演算する。
【0145】ステップ314において、システムコント
ローラ3004は、画像データ処理部3014において
求められたパワー情報及び電圧検出部3007によって
検出されたバッテリーの電圧レベルに基づいて、1フレ
ーム分の画像の記録が可能かどうかを判断する。
【0146】記録が可能である場合には、ステップ31
5以下に進むが、不可能である場合には、ステップ31
8において、システムコントローラ3004は、アラー
ム表示部3015に指令を出力して、アラーム表示部3
015に”記録不可能”である旨の表示を行い、処理を
終了する。
【0147】記録が可能である場合には、ステップ31
5において、システムコントローラ3004は、電圧検
出部3007において検出されたバッテリー3008の
電圧レベルに応じて1ライン当たりの最適な周期を決定
する。
【0148】この時決定される1ライン周期は、図13
に示したバッテリー電圧とドラムの送り速度の関係に基
づくものであり、図15に示したバッテリ電圧と1ライ
ン周期の関係に基づいて、検出されたバッテリー電圧レ
ベルが6Vまでは、1ライン周期は一定になるように設
定されている。このときの1ライン周期は、図7におけ
る1ライン周期T0と同じであり、例えば、12ms/
ラインとなるように選択されている。また、検出された
バッテリー電圧レベルが6V以下では、1ライン周期は
一定の比率で増加するように選択されている。ここで、
例えば、電圧レベルが5.6Vの時は、1ライン周期
は、18ms/ラインとなるように設定されている。
【0149】次に、ステップ316において、システム
コントローラ3004は入力されたバッテリー3008
の電圧レベルに応じたインク紙3010の各インクの通
電データを通電データ格納部3006から読み出し、中
間調制御部3005に出力する。なお、通電データ格納
部3006には、バッテリー3008の電圧レベルに応
じて、各インクごとに通電データがあらかじめ設定され
ている。
【0150】この通電データの一例は、図16に示した
ように構成されている。図16に示すように、5.6V
の範囲まで含むデータである。電圧に対するYeデータ
の関係は、Ye=kY/V2を満たすように予め設定され
ている。ここで、Yeは、Yeデータであり、kYは、
定数であり、Vは、バッテリー電圧である。すなわち、
バッテリー電圧に拘らず、サーマルヘッドの温度を一定
にしようとするためには、サーマルヘッドの消費電力が
等しくすればよく、そのために、Yeデータは、バッテ
リー電圧の自乗に逆比例する関係としている。
【0151】Mgデータ及びCyデータについても、同
様であり、その相違点は、各インクの色によって、同一
階調をだすために必要なサーマルヘッドの発熱量が異な
ることによる。
【0152】バッテリー電圧は、0.1V単位で刻まれ
ており、それぞれに対応する64階調のYeデータが格
納されている。なお、この単位刻み以下の電圧に対して
は、補間計算によってYeデータを求める。
【0153】次に、ステップ317において、システム
コントローラ3004は、記録処理を行う。即ち、図示
しない熱転写記録装置の本体に取り付けられた”記録ス
タートボタン”をオペレータが押すことにより、記録命
令が出されると、システムコントローラ3004は、イ
ンク紙3010を1色目のインクの位置まで搬送すると
ともに、通電データ格納部3006から電圧検出部30
07で検出されたバッテリー3008の電圧レベルに応
じた1色目のサーマルヘッド3009への通電時間デー
タを読み出し、中間調制御部3005に出力する。中間
調制御部3005では、システムコントローラ3004
から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド300
9に、この通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を
送る。サーマルヘッド3009は、入力されたストロー
ブ信号の時間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じ
て発熱体が発熱する。
【0154】一方、システムコントローラ3004から
の命令により、記録紙3011は、所定の記録開始位置
まで搬送された後、インク紙3010が重ねられ、ドラ
ム3012とサーマルヘッド3009により保持され
る。システムコントローラ3004は、画像メモリ30
03から画像データを読み出し、中間調制御部3005
を経由して、サーマルヘッド3009に転送する。中間
調制御部3005によって指定された通電時間に従っ
て、サーマルヘッド3009の発熱体が発熱し、発熱量
に応じてインクがインク紙3010から記録紙3011
に記録、転写され、中間調記録が行なわれる。
【0155】また、同時に、ドラム3012の回転によ
って送られる記録紙3011の送り速度がドラムモータ
制御部3013によって制御される。その制御は、図8
に示したようなバッテリー電圧と送り速度の関係となる
ようになされる。
【0156】2色目の記録前に、システムコントローラ
3004は、電圧検出部3007からバッテリー300
8の電圧レベルを入力し、この電圧レベルに応じた2色
目のサーマルヘッド3009への通電時間データを読み
出し、中間調制御部3005に出力する。中間調制御部
3005は、システムコントローラ3004から通電時
間データを受け取り、サーマルヘッド3009に、この
通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。サー
マルヘッド3009は、入力されたストローブ信号の時
間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が
発熱し、発熱量に応じて2色目のインクがインク紙30
10から記録紙3011に記録、転写され、中間調記録
が行なわれる。
【0157】以下、3色目も同様に、バッテリー300
8の電圧レベルに応じた3色目のサーマルヘッド300
9への通電時間データにより記録が行なわれる。なお、
本実施例では3色で構成されるインク紙3010につい
て説明したが、4色の場合も同様の動作が行なわれるも
のである。
【0158】以上のようにして、ステップ315に示す
記録処理が実行され、記録紙3011上には、画像メモ
リ3003に記憶された1フレーム分の画像データに対
応する映像が記録される。
【0159】以上説明したように、熱転写記録装置の電
源としてバッテリーを採用する場合には、バッテリー電
圧は、徐々に低下するため、この電圧低下に応じて、色
ごとにサーマルヘッドから印加されるパワーが異なり、
結果的に、色相がずれる可能性があるが、バッテリー電
圧を検出し、この検出した電圧に応じて、サーマルヘッ
ドからの通電時間を変えることにより、常に、一定のパ
ワーをサーマルヘッドより供給できるので、色相ずれが
起こることもなく、安定した記録動作が可能となる。
【0160】また、色相ずれが起こらない程度の電圧低
下の場合でも、記録した画像毎に明るさが異なり、電圧
の低下ととともに、しだいに色調が明るくなることも避
けられ、電圧変化による濃度過不足等がなく、安定した
記録動作が可能となる。
【0161】また、記録が正常に行なわれるのに必要な
電圧レベルとバッテリーの電圧レベルとを比較、判定す
ることで、バッテリーの電圧低下による記録中断、メカ
破損等を未然に防ぐことができる。即ち、バッテリーの
電圧が低下すると、途中で記録が中断する場合が発生す
るが、このような場合には、インク紙のインクが溶けて
記録紙に付き、インク紙と記録紙が付着し、さらには、
記録紙がドラムに付着するような可能性もあるが、かか
る自体を防ぎ、メカ破損を防止できる。
【0162】また、第1の実施例に比べて、バッテリー
電圧がさらに低下した場合でも、ドラムモータの送り速
度の制御を併用することにより、画像メモリに記憶され
た画像データの色調よりも濃くなることなく、本来の色
調による記録が行える。
【0163】また、画像メモリに記憶された画像データ
に基づいて、画像データ処理部は、1フレーム分の画像
を記録するために必要なパワーを求め、このパワー情報
とバッテリー電圧レベルの相関により、記録が可能がど
うかを判断するので、バッテリー電圧がさらに低下し
て、例えば、5.6Vとなった場合にも、画像データの
濃度によっては、記録を可能としている。記録不可能な
場合には、アラーム表示を行うことにより、記録が不可
能であることを操作者に知らしめることができ、また、
記録が不可能である場合には、記録処理を中止すること
により、記録の途中で記録が中断し、記録紙が無駄にな
ることも防止できる。
【0164】次に、図17を用いて、本発明の第4の実
施例について説明する。図17は、本発明の第4の実施
例による熱転写記録装置のブロック図である。
【0165】本実施例においては、バッテリー電圧が低
下してバッテリーを交換する場合に画像メモリ内に記憶
された画像データの保護が可能なように構成している。
【0166】図17において、画像源4001,画像入
力部4002,画像メモリ4003,中間調制御部40
05,通電データ格納部4006,電圧検出部400
7,バッテリー4008,サーマルヘッド4009,イ
ンク紙4010,記録紙4011,ドラム4012,ド
ラムモータ制御部4013,画像データ処理部4014
及びアラーム表示部4015の構成及び動作は、図12
に示した本発明の第3の実施例における画像源300
1,画像入力部3002,画像メモリ3003,中間調
制御部3005,通電データ格納部3006,電圧検出
部3007,バッテリー3008,サーマルヘッド30
09,インク紙3010,記録紙3011,ドラム30
12,ドラムモータ制御部3013,画像データ処理部
3014及びアラーム表示部3015と同一である。
【0167】本実施例において、さらに、補助電源部4
016が備えられている。補助電源部4016は、バッ
テリー4008とは別に設けられたボタン形リチウム電
池やマンガン電池やアルカリ電池から構成されている。
通常は、画像メモリ4003から切り離されているが、
システムコントローラ4004からの指令により、画像
メモリ4003に接続され、画像メモリに電力を供給す
る。システムコントローラ4004は、電圧検出部40
07によるバッテリー電圧レベルのチェック及び画像デ
ータ処理部4014による画像データのパワー情報の検
出により、バッテリーの電圧が低下した時、バッテリー
の交換時期であることを操作者に知らせるとともに、補
助電源部4016を画像メモリ4003に接続して、バ
ッテリーの交換時にも、画像メモリ4003に記憶され
た画像データが消されないように保護する。
【0168】次に、図18に示すシステムコントローラ
による処理フローチャートを用いて記録動作について説
明する。図18は、本発明の第4の実施例による熱転写
記録装置の処理フローチャートである。
【0169】ステップ411において、システムコント
ローラ4004は、電圧検出部4007を介して、バッ
テリー4008のバッテリー電圧値を検出し、電圧レベ
ルとして取り込む。
【0170】ステップ412において、システムコント
ローラ4004は、入力された電圧レベルと予め設定さ
れた電圧レベルとを比較し、所定レベル以上の電圧レベ
ルであれば記録可能と判断する。ここで示す所定の電圧
レベルは、画像データに依らずにインク紙4010の各
インクでの記録が正常に行なわれるのに必要な電圧レベ
ルであって、あらかじめシステムコントローラ4004
内にデータとして持っている。ここで、電圧レベルとし
て、例えば、5.6Vを設定してある。即ち、バッテリ
ー4008の電圧が、最大7Vからこの設定レベルであ
る5.6Vの間であれば、記録可能と判断する。
【0171】次に、ステップ413において、システム
コントローラ4004は、画像データ処理部4014に
指令を出し、画像データ処理部4014は、画像メモリ
4003から画像データを読み出して、1フレーム分の
画像の記録に必要なパワー情報を演算する。
【0172】ステップ414において、システムコント
ローラ4004は、画像データ処理部4014において
求められたパワー情報及び電圧検出部4007によって
検出されたバッテリーの電圧レベルに基づいて、1フレ
ーム分の画像の記録が可能かどうかを判断する。
【0173】記録が可能である場合には、ステップ41
5以下に進むが、不可能である場合には、ステップ41
8において、システムコントローラ4004は、アラー
ム表示部4015に指令を出力して、アラーム表示部4
015に”記録不可能”である旨及び”バッテリー交
換”の表示を行う。さらに、ステップ419において、
システムコントローラ4004は、補助電源部4016
に制御信号を出力し、補助電源部4016を画像メモリ
4003に接続して、画像メモリ4003に記憶された
画像データのバックアップを行う。このバックアップが
行われている間にバッテリーの交換を行うことにより、
画像メモリ4003内の画像データが失われることな
く、保存可能である。この画像メモリ保存処理を行った
上で、記録処理を終了する。バッテリーの交換後、引き
続いて記録処理を行うことができる。
【0174】記録が可能である場合には、ステップ41
5において、システムコントローラ4004は、電圧検
出部4007において検出されたバッテリー4008の
電圧レベルに応じて1ライン当たりの最適な周期を決定
する。
【0175】この時決定される1ライン周期は、図13
に示したバッテリー電圧とドラムの送り速度の関係に基
づくものであり、図15に示したバッテリ電圧と1ライ
ン周期の関係に基づいて、検出されたバッテリー電圧レ
ベルが6Vまでは、1ライン周期は一定になるように設
定されている。このときの1ライン周期は、図7におけ
る1ライン周期T0と同じであり、例えば、12ms/
ラインとなるように選択されている。また、検出された
バッテリー電圧レベルが6V以下では、1ライン周期は
一定の比率で増加するように選択されている。ここで、
例えば、電圧レベルが5.6Vの時は、1ライン周期
は、18ms/ラインとなるように設定されている。
【0176】次に、ステップ416において、システム
コントローラ4004は入力されたバッテリー4008
の電圧レベルに応じたインク紙4010の各インクの通
電データを通電データ格納部4006から読み出し、中
間調制御部4005に出力する。なお、通電データ格納
部4006には、バッテリー4008の電圧レベルに応
じて、各インクごとに通電データがあらかじめ設定され
ている。
【0177】この通電データの一例は、図16に示した
ように5.6Vの範囲まで含むデータである。電圧に対
するYeデータの関係は、Ye=kY/V2を満たすよう
に予め設定されている。Mgデータ及びCyデータにつ
いても、同様であり、その相違点は、各インクの色によ
って、同一階調をだすために必要なサーマルヘッドの発
熱量が異なることによる。
【0178】バッテリー電圧は、0.1V単位で刻まれ
ており、それぞれに対応する64階調のYeデータが格
納されている。なお、この単位刻み以下の電圧に対して
は、補間計算によってYeデータを求める。
【0179】次に、ステップ417において、システム
コントローラ4004は、記録処理を行う。即ち、図示
しない熱転写記録装置の本体に取り付けられた”記録ス
タートボタン”をオペレータが押すことにより、記録命
令が出されると、システムコントローラ4004は、イ
ンク紙4010を1色目のインクの位置まで搬送すると
ともに、通電データ格納部4006から電圧検出部40
07で検出されたバッテリー4008の電圧レベルに応
じた1色目のサーマルヘッド4009への通電時間デー
タを読み出し、中間調制御部4005に出力する。中間
調制御部4005では、システムコントローラ4004
から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド400
9に、この通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を
送る。サーマルヘッド4009は、入力されたストロー
ブ信号の時間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じ
て発熱体が発熱する。
【0180】一方、システムコントローラ4004から
の命令により、記録紙4011は、所定の記録開始位置
まで搬送された後、インク紙4010が重ねられ、ドラ
ム4012とサーマルヘッド4009により保持され
る。システムコントローラ4004は、画像メモリ40
03から画像データを読み出し、中間調制御部4005
を経由して、サーマルヘッド4009に転送する。中間
調制御部4005によって指定された通電時間に従っ
て、サーマルヘッド4009の発熱体が発熱し、発熱量
に応じてインクがインク紙4010から記録紙4011
に記録、転写され、中間調記録が行なわれる。
【0181】また、同時に、ドラム4012の回転によ
って送られる記録紙4011の送り速度がドラムモータ
制御部4013によって制御される。その制御は、図8
に示したようなバッテリー電圧と送り速度の関係となる
ようになされる。
【0182】2色目の記録前に、システムコントローラ
4004は、電圧検出部4007からバッテリー400
8の電圧レベルを入力し、この電圧レベルに応じた2色
目のサーマルヘッド4009への通電時間データを読み
出し、中間調制御部4005に出力する。中間調制御部
4005は、システムコントローラ4004から通電時
間データを受け取り、サーマルヘッド4009に、この
通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。サー
マルヘッド4009は、入力されたストローブ信号の時
間幅だけ、発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が
発熱し、発熱量に応じて2色目のインクがインク紙40
10から記録紙4011に記録、転写され、中間調記録
が行なわれる。
【0183】以下、3色目も同様に、バッテリー400
8の電圧レベルに応じた3色目のサーマルヘッド400
9への通電時間データにより記録が行なわれる。なお、
本実施例では3色で構成されるインク紙4010につい
て説明したが、4色の場合も同様の動作が行なわれるも
のである。
【0184】以上のようにして、ステップ415に示す
記録処理が実行され、記録紙4011上には、画像メモ
リ4003に記憶された1フレーム分の画像データに対
応する映像が記録される。
【0185】以上説明したように、熱転写記録装置の電
源としてバッテリーを採用する場合には、バッテリー電
圧は、徐々に低下するため、この電圧低下に応じて、色
ごとにサーマルヘッドから印加されるパワーが異なり、
結果的に、色相がずれる可能性があるが、バッテリー電
圧を検出し、この検出した電圧に応じて、サーマルヘッ
ドからの通電時間を変えることにより、常に、一定のパ
ワーをサーマルヘッドより供給できるので、色相ずれが
起こることもなく、安定した記録動作が可能となる。
【0186】また、色相ずれが起こらない程度の電圧低
下の場合でも、記録した画像毎に明るさが異なり、電圧
の低下ととともに、しだいに色調が明るくなることも避
けられ、電圧変化による濃度過不足等がなく、安定した
記録動作が可能となる。
【0187】また、記録が正常に行なわれるのに必要な
電圧レベルとバッテリーの電圧レベルとを比較、判定す
ることで、バッテリーの電圧低下による記録中断、メカ
破損等を未然に防ぐことができる。即ち、バッテリーの
電圧が低下すると、途中で記録が中断する場合が発生す
るが、このような場合には、インク紙のインクが溶けて
記録紙に付き、インク紙と記録紙が付着し、さらには、
記録紙がドラムに付着するような可能性もあるが、かか
る自体を防ぎ、メカ破損を防止できる。
【0188】また、第1の実施例に比べて、バッテリー
電圧がさらに低下した場合でも、ドラムモータの送り速
度の制御を併用することにより、画像メモリに記憶され
た画像データの色調よりも濃くなることなく、本来の色
調による記録が行える。
【0189】また、画像メモリに記憶された画像データ
に基づいて、画像データ処理部は、1フレーム分の画像
を記録するために必要なパワーを求め、このパワー情報
とバッテリー電圧レベルの相関により、記録が可能がど
うかを判断するので、バッテリー電圧がさらに低下し
て、例えば、5.6Vとなった場合にも、画像データの
濃度によっては、記録を可能としている。記録不可能な
場合には、アラーム表示を行うことにより、記録が不可
能であることを操作者に知らしめることができ、また、
記録が不可能である場合には、記録処理を中止すること
により、記録の途中で記録が中断することも防止でき
る。
【0190】また、電圧の低下したバッテリーを熱転写
記録装置から外す場合にも補助電源により画像メモリ内
の画像データを保存することができるので、画像データ
が失われることなく、バッテリーの交換後に、記録を再
開することができる。
【0191】次に、図19を用いて、本発明の第5の実
施例について説明する。図19は、本発明の第5の実施
例による熱転写記録装置のブロック図である。
【0192】本実施例においては、バッテリー電圧が低
下してバッテリーを交換する場合に画像メモリ内に記憶
された画像データの保護が可能なように構成している。
【0193】図19において、画像源5001,画像入
力部5002,中間調制御部5005,通電データ格納
部5006,電圧検出部5007,バッテリー500
8,サーマルヘッド5009,インク紙5010,記録
紙5011,ドラム5012,ドラムモータ制御部50
13,画像データ処理部5014及びアラーム表示部5
015の構成及び動作は、図12に示した本発明の第3
の実施例における画像源3001,画像入力部300
2,中間調制御部3005,通電データ格納部300
6,電圧検出部3007,バッテリー3008,サーマ
ルヘッド3009,インク紙3010,記録紙301
1,ドラム3012,ドラムモータ制御部3013,画
像データ処理部3014及びアラーム表示部3015と
同一である。
【0194】本実施例においては、画像メモリとして
は、不揮発性画像メモリ5017を用いている。不揮発
性画像メモリ5017としては、例えば、EEP−RO
Mから構成される。従って、不揮発性画像メモリ501
7に記憶された画像データは、バッテリー5008の電
圧が低下して交換する際にも、記憶された画像データが
失われることはない。
【0195】画像源5001から熱転写記録装置501
に入力された画像は、画像入力部5002でA/D変換
され、不揮発性画像メモリ5017にディジタルデータ
として書き込まれている。ここで、不揮発性画像メモリ
5017は、電源が供給されなくなった場合でも一度書
き込まれたデータを保持するものである。電圧検出部5
007は、熱転写記録装置501に接続されたバッテリ
ー5008の電圧値をA/D変換し、電圧レベルとして
システムコントローラ5004に出力する。システムコ
ントローラ5004は、電圧検出部5007からの電圧
レベルを判定し、電圧レベルが一定レベル以上あれば、
記録可能状態とする。記録命令が出されると、システム
コントローラ5004は、まず、画像データ処理部50
14に不揮発性画像メモリ5017に取り込まれている
画像データの読み出し信号を出す。画像データ処理部5
014は、不揮発性画像メモリ5017内の画像データ
を演算処理し、記録に必要なパワーを推定し、システム
コントローラ5004にパワー情報を出力する。次に、
システムコントローラ5004は先に求めたバッテリー
5008の電圧レベルと画像データ処理部5014から
のパワー情報とから総合記録判定を行ない、記録可能か
否かを判断する。記録可能である場合、システムコント
ローラ5004は、バッテリー5008の電圧レベルに
応じて1ライン当りの最適な周期を決定する。さらに、
通電データ格納部5006からバッテリー5008の電
圧レベルと先に決定した1ライン周期とに応じた1色目
のサーマルヘッド5009への通電時間データを読み出
し、中間調制御部5005に出力する。中間調制御部5
005は、システムコントローラ5004から通電時間
データを受け取り、サーマルヘッド5009にこの通電
時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。サーマル
ヘッド5009は、入力されたストローブ信号の時間幅
だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が発熱す
る。
【0196】記録紙5011は、所定の記録開始位置ま
で搬送された後、インク紙5010が重ねられ、ドラム
5012とサーマルヘッド5009により保持される。
システムコントローラ5004は、不揮発性画像メモリ
5017から画像データを読み出し、中間調制御部50
05を経由してサーマルヘッド5009に転送する。シ
ステムコントローラ5004は、ドラムモータ制御部5
013に先に決定した1ライン周期に関する制御信号を
出力する。ドラムモータ制御部5013は、ドラムモー
タを制御し、ドラム5012を所望のライン周期で回転
させるとともに、中間調制御部5005によって指定さ
れた通電時間に従ってサーマルヘッド5009の発熱体
が発熱し、発熱量に応じてインクがインク紙5010か
ら記録紙5011に記録,転写され、中間調記録が行な
われる。
【0197】2色目の記録前にシステムコントローラ5
004は、まず、電圧検出部5007で検出されたバッ
テリー5008の電圧レベルに応じて、1ライン当りの
最適な周期を決定する。次に、システムコントローラ5
004は、通電データ格納部5006から電圧検出部5
007で検出されたバッテリー5008の電圧データと
先に決定した1ライン周期とに応じた1色目のサーマル
ヘッド5009への通電時間データを読み出し、中間調
制御部5005に出力する。中間調制御部5005は、
システムコントローラ5004から通電時間データを受
け取り、サーマルヘッド5009に、この通電時間に応
じた時間幅のストローブ信号を送る。システムコントロ
ーラ5004は、ドラムモータ制御部3513に先に決
定した1ライン周期に関する制御信号を出力する。ドラ
ムモータ制御部5013がドラムモータを制御し、ドラ
ム5012を所望のライン周期で回転させるとともに、
サーマルヘッド5009は、入力されたストローブ信号
の時間幅だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体
が発熱し、発熱量に応じて2色目のインクがインク紙5
010から記録紙5011に記録,転写され、中間調記
録が行なわれる。
【0198】以下、3色目も同様に、バッテリー500
8の電圧レベルに応じた1ライン当りの最適な周期と、
バッテリー5008の電圧レベルと先に決定した1ライ
ン周期とに応じた3色目のサーマルヘッド5009への
通電時間データにより記録が行なわれる。
【0199】なお、記録命令が出されて総合記録判定の
結果、記録不可能と判断された場合は、システムコント
ローラ5004は、アラーム表示部5015にアラーム
信号を出し、操作者にバッテリー5008の電圧低下に
より記録不可能であることを表示し、記録動作を中止す
る。
【0200】以上説明したように、熱転写記録装置の電
源としてバッテリーを採用する場合には、バッテリー電
圧は、徐々に低下するため、この電圧低下に応じて、色
ごとにサーマルヘッドから印加されるパワーが異なり、
結果的に、色相がずれる可能性があるが、バッテリー電
圧を検出し、この検出した電圧に応じて、サーマルヘッ
ドからの通電時間を変えることにより、常に、一定のパ
ワーをサーマルヘッドより供給できるので、色相ずれが
起こることもなく、安定した記録動作が可能となる。
【0201】また、色相ずれが起こらない程度の電圧低
下の場合でも、記録した画像毎に明るさが異なり、電圧
の低下ととともに、しだいに色調が明るくなることも避
けられ、電圧変化による濃度過不足等がなく、安定した
記録動作が可能となる。
【0202】また、記録が正常に行なわれるのに必要な
電圧レベルとバッテリーの電圧レベルとを比較、判定す
ることで、バッテリーの電圧低下による記録中断、メカ
破損等を未然に防ぐことができる。即ち、バッテリーの
電圧が低下すると、途中で記録が中断する場合が発生す
るが、このような場合には、インク紙のインクが溶けて
記録紙に付き、インク紙と記録紙が付着し、さらには、
記録紙がドラムに付着するような可能性もあるが、かか
る自体を防ぎ、メカ破損を防止できる。
【0203】また、第1の実施例に比べて、バッテリー
電圧がさらに低下した場合でも、ドラムモータの送り速
度の制御を併用することにより、画像メモリに記憶され
た画像データの色調よりも濃くなることなく、本来の色
調による記録が行える。
【0204】また、画像メモリに記憶された画像データ
に基づいて、画像データ処理部は、1フレーム分の画像
を記録するために必要なパワーを求め、このパワー情報
とバッテリー電圧レベルの相関により、記録が可能がど
うかを判断するので、バッテリー電圧がさらに低下し
て、例えば、5.6Vとなった場合にも、画像データの
濃度によっては、記録を可能としている。記録不可能な
場合には、アラーム表示を行うことにより、記録が不可
能であることを操作者に知らしめることができ、また、
記録が不可能である場合には、記録処理を中止すること
により、記録の途中で記録が中断することも防止でき
る。
【0205】また、電圧の低下したバッテリーを熱転写
記録装置から外す場合にも不揮発性画像メモリ内の画像
データを保存することができるので、画像データが失わ
れることなく、バッテリーの交換後に、記録を再開する
ことができる。
【0206】
【発明の効果】本発明によれば、バッテリーを用いる熱
転写記録装置において、バッテリーの電圧変化に拘らず
安定なカラー印画記録動作の行えるものとなる。
【0207】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による熱転写記録装置の
ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による熱転写記録装置の
処理フローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施例による熱転写記録装置の
通電データ格納部に格納された通電データの例図であ
る。
【図4】本発明の第1の実施例による熱転写記録装置の
通電データとサーマルヘッドの加熱温度の関係の例図で
ある。
【図5】本発明の第1の実施例による熱転写記録装置の
中間調制御部が出力するストローブ信号の波形図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例による熱転写記録装置の
ブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例による熱転写記録装置の
中間調制御部が出力するストローブ信号の波形図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施例による熱転写記録装置の
検出されたバッテリー電圧とドラムの送り速度の関係を
説明する図である。
【図9】本発明の第2の実施例による熱転写記録装置の
処理フローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施例による熱転写記録装置
におけるバッテリー電圧と1ライン周期の関係を示すグ
ラフである。
【図11】本発明の第2の実施例による熱転写記録装置
の通電データ格納部に格納された通電データの例図であ
る。
【図12】本発明の第3の実施例による熱転写記録装置
のブロック図である。
【図13】本発明の第3の実施例による熱転写記録装置
の検出されたバッテリー電圧とドラムの送り速度の関係
を説明する図である。
【図14】本発明の第3の実施例による熱転写記録装置
の処理フローチャートである。
【図15】本発明の第3の実施例による熱転写記録装置
におけるバッテリー電圧と1ライン周期の関係を示すグ
ラフである。
【図16】本発明の第3の実施例による熱転写記録装置
の通電データ格納部に格納された通電データの例図であ
る。
【図17】本発明の第4の実施例による熱転写記録装置
のブロック図である。
【図18】本発明の第4の実施例による熱転写記録装置
の処理フローチャートである。
【図19】本発明の第5の実施例による熱転写記録装置
のブロック図である。
【符号の説明】
1001,2001,3001,4001,5001…
画像源 1002,2002,3002,4002,5002…
画像入力部 1003,2003,3003,4003…画像メモリ 1004,2004,3004,4004,5004…
システムコントローラ 1005,2005,3005,4005,5005…
中間調制御部 1006,2006,3006,4006,5006…
通電データ格納部 1007,2007,3007,4007,5007…
電圧検出部 1008,2008,3008,4008,5008…
バッテリー 1009,2009,3009,4009,5009…
サーマルヘッド 1010,2010,3010,4010,5010…
インク紙 1011,2011,3011,4011,5011…
記録紙 1012,2012,3012,4012,5012…
ドラム 2013,3013,4013,5013…ドラムモー
タ制御部 3014,4014,5014…画像データ処理部 3015,4015,5015…アラーム表示部 4016…補助電源部 5017…不揮発性画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小俣 隆 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 成田 敏 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所パーソナルメディア機器事業 部内 (72)発明者 石飛 竜哉 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所マルチメディアシステム 開発本部内 (72)発明者 伊藤 英明 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立画像情報システム内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の発熱体を有するサーマルヘッドに
    通電して発熱体を発熱させ、インク紙への印加熱量を変
    化させることにより、記録紙にインクを転写して階調記
    録を行なうようにした熱転写記録装置において、 記録すべき画像データを記憶する画像記憶手段と、 この画像記憶手段に記憶された画像データの階調に応じ
    て上記サーマルヘッドの通電時間を制御する第1の制御
    手段とを備え、 上記画像記憶手段に記憶された画像データを上記記録紙
    上に階調記録するとともに、さらに、 上記画像記憶手段や上記第1の制御手段等の熱転写記録
    装置の各部に電力を供給するバッテリーと、 このバッテリーの電圧を検出する電圧検出手段と、 この電圧検出手段により検出されたバッテリーの電圧に
    応じて、このバッテリー電圧が低下すると上記サーマル
    ヘッドへの通電時間が長くなるように制御する第2の制
    御手段を備えたことを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記第2の制御手段は、上記バッテリーの電圧と記録す
    る階調に対する通電データを格納する通電データ格納手
    段を有し、 上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段により検出さ
    れたバッテリーの電圧に対する各階調毎の通電データを
    読み出し、この読み出された通電データを上記第1の制
    御手段に送り、 上記第1の制御手段は、上記通電データに基づいて上記
    画像記憶手段に記憶された画像データの階調に対応して
    上記サーマルヘッドへの通電時間を制御することを特徴
    とする熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記通電データ格納手段は、複数の色のインク紙にそれ
    ぞれ対応するバッテリー電圧と階調に対する通電データ
    を格納していることを特徴とする熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段により検出さ
    れたバッテリーの電圧が予め定められた第1の電圧レベ
    ル以上の時に上記電圧検出手段により検出されたバッテ
    リーの電圧に応じて、上記サーマルヘッドの通電時間を
    制御することを特徴とする熱転写記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、さらに、 上記電圧検出手段により検出されたバッテリーの電圧に
    応じて、上記サーマルヘッドによる1ラインの記録に必
    要な1ライン周期を可変する第3の制御手段を備えたこ
    とを特徴とする熱転写記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記第3の制御手段は、上記記録紙を送るドラムの送り
    速度を制御するドラム制御手段であることを特徴とする
    熱転写記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記ドラム制御手段は、上記電圧検出手段により検出さ
    れたバッテリーの電圧が所定値以下の時に、バッテリー
    電圧が低下すると、上記ドラムの送り速度を遅くするよ
    うに制御することを特徴とする熱転写記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記ドラム制御手段は、上記第1の制御手段による上記
    サーマルヘッドへの通電のオフ時間が必要な冷却時間を
    確保するように上記ドラムの送り速度を遅くするように
    制御することを特徴とする熱転写記録装置。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、さらに、 上記画像記憶手段に記憶された画像データを読み出し
    て、記録に必要なパワー情報を求める画像データ処理手
    段を備え、 上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段により検出さ
    れたバッテリーの電圧と、この画像データ処理手段によ
    り求められた上記パワー情報に基づいて、上記画像記憶
    手段に記憶された画像データの記録の可否を判断するこ
    とを特徴とする熱転写記録装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記第2の制御手段は、上記画像データの記録が不可能
    と判断した時には、アラーム表示手段にアラーム信号を
    出力し、このアラーム表示手段によりアラーム表示を行
    うことを特徴とする熱転写記録装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、さらに、 上記画像記憶手段に電力を供給する補助電源を備え、 上記第2の制御手段は、上記電圧検出手段により検出さ
    れたバッテリーの電圧が所定値以下である時は、上記補
    助電源を上記画像記憶手段に接続することを特徴とする
    熱転写記録装置。
  12. 【請求項12】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、 上記画像記憶手段は、不揮発性の画像記憶手段であるこ
    とを特徴とする熱転写記録装置。
JP16975795A 1995-07-05 1995-07-05 熱転写記録装置 Pending JPH0920027A (ja)

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Cited By (5)

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