JPH09201155A - 蒸散器 - Google Patents

蒸散器

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Publication number
JPH09201155A
JPH09201155A JP8032862A JP3286296A JPH09201155A JP H09201155 A JPH09201155 A JP H09201155A JP 8032862 A JP8032862 A JP 8032862A JP 3286296 A JP3286296 A JP 3286296A JP H09201155 A JPH09201155 A JP H09201155A
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JP
Japan
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time
state
liquid
vaporization
predetermined time
Prior art date
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Application number
JP8032862A
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English (en)
Inventor
Masaharu Isono
正春 磯野
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DIA GOMME KK
Dia Rubber Co Ltd
Original Assignee
DIA GOMME KK
Dia Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by DIA GOMME KK, Dia Rubber Co Ltd filed Critical DIA GOMME KK
Priority to JP8032862A priority Critical patent/JPH09201155A/ja
Publication of JPH09201155A publication Critical patent/JPH09201155A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用空間中の蒸散液の濃度を適宜、調節でき
る蒸散器を提供する。 【解決手段】 蒸散液を含浸するための蒸散液保持体
と、蒸散液を適宜、加熱蒸散させるための蒸散手段と、
使用状態及び不使用状態の選択を行うための状態切替ス
イッチと、蒸散手段の作動の制御を行うための作動制御
手段と、を備える。状態切替スイッチにより使用状態が
選択された際に、作動制御手段により、蒸散手段を第一
所定時間だけ稼働させる蒸散動作と、蒸散手段の作動を
第二所定時間だけ停止させる待機動作と、を交互に行わ
せるものである。更に、作動入力手段を備え、第一所定
時間及び第二所定時間は、作動入力手段により設定され
る。また、発光部を備え、使用状態において蛍風の点滅
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸散器に関し、更
に詳しく言えば、室内等の使用空間中における蒸散液の
濃度を適宜調節できる蒸散器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子蚊とり器、電気芳香器等
として、所定の蒸散液(殺虫液、芳香液等)を含浸する
ための蒸散液保持体と、この蒸散液を加熱蒸散させるた
めの蒸散手段と、を備えた蒸散器が広く用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の蒸散器では、
一旦電源スイッチを操作して、使用状態とされると、一
定量の蒸散液を使用空間中に加熱蒸散し続けるのが一般
的である。従って、この種の蒸散器の使用には、無駄な
蒸散液を消費して不必要なランニングコストをかけてい
ることが多い。一方、使用空間中に生活する者にとって
も、この空間中を漂う蒸散液の量は殺虫、芳香等の効果
が発揮される程度で十分である。特に、使用者が小児や
老人、病人等である場合、使用空間中の蒸散液濃度は必
要最低限とすることが望ましい。
【0004】本発明は、上記観点に鑑みてなされたもの
であり、使用空間中の蒸散液の濃度を適宜、調節するこ
とができる蒸散器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本第1発明の蒸散器は、
所定の蒸散液を含浸するための蒸散液保持体と、該蒸散
液を適宜、加熱蒸散させるための蒸散手段と、使用状態
及び不使用状態の選択を行うための状態切替スイッチ
と、上記蒸散手段の作動の制御を行うための作動制御手
段と、を備え、該状態切替スイッチにより使用状態が選
択された際に、該作動制御手段により、上記蒸散手段を
第一所定時間だけ稼働させる蒸散動作と、該蒸散手段の
作動を第二所定時間だけ停止させる待機動作と、を交互
に行わせることを特徴とする。上記「蒸散」とは、使用
空間中へ、蒸散液等を放出し又は蒸発させる等のことを
いう。
【0006】上記「状態切替スイッチ」は、使用状態と
不使用状態との切替えを行うためのものである。また、
作動制御手段は、本発明の蒸散器が使用状態にあるとき
に、蒸散動作と待機動作を、繰り返し行わせるものであ
る。そして、本発明では、主にこの作動制御手段によ
り、使用空間中への蒸散液の加熱蒸散の量を調整せんと
している。また、「使用状態」とは、蒸散液の蒸散動作
と、濃度調節のための蒸散動作の停止を繰り返す状態を
いう。更に、「不使用状態」とは、一切、蒸散液の蒸散
動作を行わない状態である。そして、使用空間中に所望
濃度の蒸散液を加熱蒸散させたいときに、状態切替スイ
ッチを操作して、蒸散器を使用状態とし、そうでないと
きは、不使用状態とする。
【0007】ここで、「蒸散動作」とは、蒸散手段によ
り蒸散液を加熱蒸散させることであり、「待機動作」と
は、使用空間中への蒸散液の加熱蒸散の量を調整するた
めに蒸散液の加熱蒸散を行わずに待機させていることを
いう。また、「第一所定時間」とは、一の使用状態にお
いて交互に繰り返される各蒸散動作のうちの、一の蒸散
動作が行われる時間である。そして、「第二所定時間」
とは、一の使用状態において交互に繰り返される各待機
動作のうちの、一の待機動作が行われる時間である。
【0008】本第2発明では、上記第一所定時間及び上
記第二所定時間を入力するための作動入力手段を備え、
上記作動制御手段は、該第一所定時間及び該第二所定時
間を記憶するための作動記憶手段を備えている。従っ
て、本電子蚊とり器は、使用者側で選択された第一所定
時間及び第二所定時間を入力され、これに基づいて、使
用空間中の蒸散液の濃度を適宜、調節することができ
る。
【0009】更に、本第3発明に示すように、第2発明
において、選択スイッチ部を備えており、上記作動記憶
手段に、予め上記第一所定時間と上記第二所定時間との
組み合わせが複数記憶され、該選択スイッチ部により、
該複数の組み合わせの中から所定の一の組み合わせを選
択することも可能である。このような入力方式とするこ
とで、煩雑な設定を行うことなく、使用空間中の蒸散液
の濃度を希望の濃度に近いものにすることができる。ま
た、上記選択スイッチ部は、上記作動入力手段と同一の
ものとすることもできる。
【0010】尚、第一所定時間と第二所定時間は、一の
使用状態を通じて一定でも、また可変でもよい。例え
ば、本第4発明に示すように、上記作動制御手段によ
り、一の使用状態における最初の蒸散動作を、該一の使
用状態におけるその後の蒸散動作と比べて長時間行わせ
てもよい。即ち、本第4発明では、当初、不使用状態に
あって、使用空間中にまったく蒸散液がない状態から、
本発明の蒸散器が使用状態とされたときに、最初に長時
間の蒸散動作を行うことにより、素早く希望の蒸散液濃
度にまで使用空間中の蒸散液濃度を上げることができ
る。また、希望の蒸散液濃度にまで使用空間中の蒸散液
濃度を上げ、一定時間その濃度を保って十分蒸散液の効
果を発揮した後、徐々に第一所定時間を短くして、使用
空間中の蒸散液の濃度を下げていくようにしてもよい。
【0011】更に、本第5発明では、予定時間を記憶す
るための時間記憶手段を具備する状態切替制御部と、該
予定時間を入力するための時間入力手段と、時間の経過
を測定するための時間計測手段と、を備える。この状態
切替制御部は、上記時間計測手段により上記時間記憶手
段に記憶している予定時間が経過したことを検知して、
上記蒸散器を使用状態から不使用状態へ移行させ、又は
不使用状態から使用状態へ移行させるものである。
【0012】本第5発明の蒸散器の上記「状態切替制御
部」は、現時点から予め定めた時間が経過した後に、自
動的に使用状態と不使用状態を切り換えるものである。
但し、本状態切替制御部は使用状態から不使用状態への
切替えだけでなく、不使用状態から使用状態への切替え
も行うことができるものである。尚、上記状態切替制御
部の機能は、上記作動制御手段の果たす機能も含めて、
同一のICに果たさせることもでき、また、複数のIC
に果たさせることもできる。また、上記時間入力手段
は、上記作動入力手段及び選択スイッチ部と同一のもの
とすることもでき、2以上の入力手段により実現するも
のとしてもよい。
【0013】また、第5発明の蒸散器において、上記時
間計測手段を、基準時刻から24時間経過したときに
は、経過時間を0に戻すものとすれば、使用状態から不
使用状態へ移行させる予定時間と不使用状態から使用状
態へ移行させる予定時間を、一度記憶させるだけで、毎
日同じ時刻から同じ時間だけ本蒸散器を使用状態とする
ことができる。本第5発明の蒸散器は、その機能を発揮
するにあたり現在時刻を認識する必要がないので、電力
の供給が絶たれた場合等のための予備電源を装備する必
要がない。また、制御機能を実現するためのIC等の機
器も簡単なものとすることができる。
【0014】また、本第6発明に示すように、作動開始
時刻及び作動終了時刻を記憶するための時刻記憶手段を
具備する状態切替制御部と、該作動開始時刻及び該作動
終了時刻を入力するための時刻入力手段と、現在時刻を
認識するための時計部と、を備え、該状態切替制御部
は、上記時計部により上記時刻記憶手段に記憶している
上記作動開始時刻になったことを認識して、上記蒸散器
を不使用状態から使用状態へ移行させ、又は上記時計部
により上記時刻記憶手段に記憶している上記作動終了時
刻になったことを認識して、使用状態から不使用状態へ
移行させるものとしてもよい。この「状態切替制御部」
は、予め定めた時刻に使用状態と不使用状態を自動的に
切り換えるものである。尚、この状態切替制御部の機能
は、上記作動制御手段の果たす機能も含めて、同一のI
Cに果たさせることもでき、また、複数のICに果たさ
せることもできる。また、上記時刻入力手段は、上記作
動入力手段、選択スイッチ部及び時間入力手段と同一の
ものとすることもでき、2以上の入力手段により実現す
るものとしてもよい。
【0015】また、本第5及び6発明は、以下の観点よ
りなされたものである。即ち、従来においても、自動的
にスイッチを入れたり切ったりするタイマー機能を有す
る電子蚊とり器が提案されている(特開平3−1801
34)。しかし、この電子蚊とり器も、電子蚊とり器が
使用状態にあるときは、終始一定量の蒸散液を使用空間
中に加熱蒸散させつづけるものであり、使用空間中の蒸
散液の濃度を調節等することは困難であった。これに対
して、本第5及び6発明の蒸散器は、使用空間中の蒸散
液の濃度を調節することができる。更に、タイマー機能
をも有する蒸散器である。
【0016】本第7発明の蒸散器では、外部から視認可
能であるように取り付けられる発光部と、該発光部の発
光の輝度を上げたり下げたりする発光制御手段と、を備
え、該発光部の輝度の変化パターンは、一定の輝度の状
態(消灯状態を含む)から所定の輝度にまで漸増し、そ
の後、漸減して当初の輝度にもどり、再び漸増するとい
うものであり、これを繰り返すものである。本発明によ
れば、発光部は輝度が増減しつつ点滅するため、蛍風の
発光をすることができる。尚、上記発光制御手段の機能
は、上記状態切替制御部及び上記作動制御手段の果たす
機能も含めて、同一のICに果たさせることもでき、ま
た、複数のICに果たさせることもできる。
【0017】本第8発明の蒸散器は、本第7発明におい
て、上記発光制御手段が、使用状態にあるときにのみ、
発光部を点灯させるものである。従って、本発明によれ
ば、使用状態にあるか不使用状態にあるかを、暗闇中で
も知ることができる。本第9発明の蒸散器は、本第7発
明において、上記発光制御手段が、上記蒸散手段が蒸散
動作を行っているときにのみ、発光部を点灯させるもの
である。従って、本発明によれば、蒸散手段が蒸散動作
中であるか待機動作中であるかを、暗闇中でも知ること
ができる。尚、上記第8及び9発明の機能は、上記状態
切替制御部及び上記作動制御手段の果たす機能も含め
て、同一のICに果たさせることもでき、また、複数の
ICに果たさせることもできる。
【0018】
【発明の実施の形態】
実施形態1 本実施例は、本発明の蒸散器を電子蚊とり器に応用した
ものである。本実施例は、使用者に数値入力により予定
時間や作動開始時刻等を入力させるものではなく、予め
それらの数値についての選択肢を持ち、使用者にはその
選択肢を選ばせることで上記の数値を決定させるもので
ある。
【0019】(1)電子蚊とり器の構成 本電子蚊とり器は、図1及び2に示すように、ケース本
体1と、蒸散液用容器2と、蒸散液吸い上げ芯3と、加
熱部4と、モード切替スイッチ5と、IC6と、発光部
8と、を備える。ケース本体1は、所定の合成樹脂を、
下端が開口した略有底筒状に形成して構成されている。
また、このケース本体1の上部には、図1及び2に示す
ように、内外を貫通する蒸散液拡散孔11が設けられ
る。更に、このケース本体1の側方には、発光部8を外
部より視認するための発光窓12と、スイッチ用孔13
と、電源コードをケース本体内に導入するためのコード
挿通孔14が設けられている。また、このケース本体1
の内部には、蒸散液用容器2を取り付けるための容器取
り付け枠15と、IC6等を取り付けるための基盤取り
付け枠16が設けられている。尚、図1,2中、L1、
L2は電源コードにつながるリード線を示す。
【0020】蒸散液用容器2は合成樹脂製であり、図2
に示すように、上部には蒸散液吸い上げ芯3を取り付け
るための中蓋21が取り付けられている。また、蒸散液
吸い上げ芯3は、上記蒸散液用容器2内に収納され、蒸
散液を吸い上げるものであり、加熱部4により加熱さ
れ、蒸散液を加熱蒸散する。加熱部4は、図1,2に示
すように、リング状であり、蒸散液吸い上げ芯3の上端
部を取り囲むように配置形成されており、通電により発
熱し、蒸散液吸い上げ芯3に吸い上げられた蒸散液を加
熱蒸散させる。また、加熱部4は、IC6に接続されて
おり、IC6により蒸散動作と待機動作の切替えの制御
がなされる。
【0021】モード切替スイッチ5は、IC6に接続さ
れている。使用者はモード切替スイッチを操作し、本電
子蚊とり器のモードを選択することができる。ここで、
「モード」とは、電子蚊とり器が使用状態にある時間と
不使用状態にある時間の組み合わせ、第一所定時間と第
二所定時間の組み合わせ、又は予定時間、の選択肢であ
る。IC6は、予め、一日のうちの使用状態にある時間
と不使用状態にある時間の組み合わせを記憶している。
一日のうちの使用状態にある時間と不使用状態にある時
間の組み合わせは、例えば、表1に示すようなものであ
る。使用者は表1のモード0から3のうちいずれかを選
択する。
【0022】
【表1】
【0023】また、IC6は、予め使用状態にある予定
時間を記憶しており、使用者はモード切替スイッチ5に
より、そのうちの一を選択することもできる。使用状態
にある予定時間は、例えば、表2に示すようなものであ
る。使用者は表2のモード0から3のうちいずれかを選
択する。モード3を選択した場合は、設定後3時間は使
用状態にあり、その後不使用状態になる。モード0を選
択した場合は、設定後使用状態であり続けるということ
である。
【0024】
【表2】
【0025】使用者は、前述のように、「一日のうちの
使用状態にある時間と不使用状態にある時間の組み合わ
せ」を設定することにより、本電子蚊とり器を使用する
時間を設定し、毎日利用することもでき、また、上述の
ように、「設定後使用状態にある予定時間」を設定し、
1度限りにおいて本電子蚊とり器を使用する時間を定め
ることもできる。
【0026】更に、本実施例の電子蚊とり器において
は、IC6は、予め、第一所定時間と第二所定時間の組
み合わせを記憶しており、使用者はモード切替えスイッ
チ5により、そのうちの一を選択するものである。第一
所定時間と第二所定時間の組み合わせは、例えば、表3
に示すようなものである。使用者は表3のモード0から
7のうちいずれかを選択する。なお、モード6,7にお
いては、使用状態に入って最初の第一所定時間が、2回
目以降の第一所定時間に比べて長い時間となっているも
のであり、最初の第一所定時間が2時間であることを示
している。
【0027】
【表3】
【0028】使用状態に入って最初の第一所定時間を、
2回目以降の第一所定時間に比べて長い時間とすること
で、図3に示すように、使用空間中に全く蒸散液が含ま
れない状態から、素早く使用空間中の蒸散液濃度を所定
の希望濃度にまで上げることができる。尚、使用状態に
入って2回目以降の第一所定時間及び第二所定時間は、
本実施例のように、一の使用状態を通じて一定とするこ
ともでき、また、変動させてもよい。
【0029】発光部8は、黄緑色系のLEDであり、図
2に示すように、外部より視認可能なように発光窓12
に設置されている。発光部8は、IC6に接続されてい
る。IC6は、発光部8に、蛍風の明暗変化を伴う点滅
発光を行わせる。この発光部8のLEDの輝度の変化パ
ターンは、選択されるモードによって、変わるものであ
る。
【0030】発光部8のLEDの輝度の変化パターンの
一例は、図4に示すようなものである。即ち、交流電源
の周波数が50Hzの場合を例に説明すると、45/5
0即ち0.90秒間で輝度が0から100%まで直線的
に増加し、その後50/50即ち1.00秒間、輝度1
00%の状態を維持し、ついで、45/50即ち0.9
0秒間で輝度0にまで直線的に減少する。この輝度の変
化を1周期140/50即ち2.80秒で繰り返すもの
である。上記発光部8のLEDの輝度の変化のそれぞれ
の数値は、選択されるモードによって、変わるものであ
る。また、モードによっては、点灯しつづける、又はい
っさい点灯しないとすることもできる。モードによって
LEDの輝度の変化パターンを変えておくことで、LE
Dの輝度の変化パターンからモードを知ることができ
る。
【0031】次に、本電子蚊とり器の回路について図を
用いて簡単に説明する。本電子蚊とり器の回路は、図5
に示すように、コントローラICと、ヒータPTCと、
LEDと、スイッチSWと、を備える。このうち、コン
トローラICは、LEDに印加する電圧を変化させるこ
とでLEDの輝度を変化させる。また、コントローラI
Cは、使用者の操作するスイッチSWの信号を読み取っ
て、それをもとにヒータPTCをON・OFFさせる。
【0032】更に、電源からの交流電圧は、ダイオード
D1と抵抗R2により半波整流され、交流電圧波形の上
半分のみが取り出され、ツェナーダイオードZD1と、
コンデンサーC1に印加される。また、ツェナーダイオ
ードZD1は定電圧を取り出す働きがある。更に、コン
デンサーC1は交流波形のリップルを取り平滑化する。
【0033】(2)電子蚊とり器の効果 以上のように、本電子蚊とり器は、使用空間中に加熱蒸
散する蒸散液の量を調節することができ、室内等を漂う
蒸散液の量を適当なものとすることができる。従って、
使用に際して無駄な蒸散液を消費することがない。ま
た、このように、使用空間中の蒸散液濃度を過不足のな
い量に近づけることも容易であるので、使用空間中に生
活する者、特に小児や老人、病人等にとっても好まし
い。
【0034】更に、本電子蚊とり器は、LEDを蛍風の
明暗変化を伴って点滅発光させることができる。このた
め、特に蚊とり器が用いられる季節の情緒性があり、更
に暗闇でも容易に使用状態及び設置場所の確認をするこ
とができる。また、本電子蚊とり器は、発光部がLED
であるので、消費電力が少なく経済的である。更に、本
実施例の電子蚊とり器においては、予めそれらの数値に
ついての選択肢を持ち、使用者にその選択肢を選ばせる
ことで各設定値を決定させるため、使用の際の操作が簡
単である。また、IC等の機能も限定されるため、安価
なものですむ。
【0035】実施形態2 本実施例は、本発明の蒸散器を電子蚊とり器に応用した
ものである。本実施例の電子蚊とり器は、使用者に数値
入力により予定時間や作動開始時刻等を入力させ、それ
らの指示にしたがって使用空間中の蒸散液の濃度を調節
するものである。以下で、その動作の違いを中心に説明
する。
【0036】(1)電子蚊とり器の構成 本実施例の電子蚊とり器の構成は、実施形態1の場合と
ほぼ同様である。ただし、使用者が予定時間や作動開始
時刻等を入力するための入力パネル7(図示せず)を備
える。
【0037】本実施例の電子蚊とり器は、動作が実施形
態1の電子蚊とり器とは異なるため、以下でIC6につ
いても詳細に説明する。IC6は、状態切替制御部の機
能と、作動制御手段の機能と、発光制御手段の機能とを
果たすものである。以下で、状態切替制御部の機能を果
たす部分を状態切替制御部61、作動制御手段の機能を
果たす部分を作動制御部62、発光制御手段の機能を果
たす部分を発光制御部63と呼ぶことにする。また、I
C6は、現在時刻を認識することができる時計部64、
交流電圧制御を行うトライアック制御部65、及び電源
が入った時点で状態切替制御部61、作動制御部62、
発行制御部63等の初期化を行うリセット部66を備え
る。
【0038】この状態切替制御部61は、図6に示すよ
うに、現在時刻を認識するための時計部64、並びに作
動開始時刻及び作動終了時刻を入力される入力パネル7
と接続されている。また、状態切替制御部61は、該作
動開始時刻及び該作動終了時刻を記憶する時刻記憶部6
11を備えている。そして、時計部64からの情報と、
時刻記憶部611からの情報とから、上記作動開始時刻
になったことを認識すると、電子蚊とり器を不使用状態
から使用状態とし、また、上記作動終了時刻になったこ
とを認識すると、電子蚊とり器を使用状態から不使用状
態にする。尚、時計部64を24時間計とすることで、
電子蚊とり器は、使用者が何ら操作を加えることがなく
ても、毎日所定の作動開始時刻に使用状態となり、所定
の作動終了時刻に不使用状態となることができる。但
し、使用者が直接状態切替スイッチ5を操作した場合に
は、本電子蚊とり器の使用状態又は不使用状態の選択
は、上記状態切替制御部61の指示よりも優先される。
【0039】作動制御部62は、加熱部4に接続されて
おり、使用状態において、時間の経過とともに加熱部4
に通電し蒸散液の蒸散動作を行わせ、また、通電を止め
待機動作を行わせ、それらの切替えを繰り返し行う。I
C6は、入力パネル7と接続されている。また、IC6
の作動制御部62が具備する作動記憶部621は、予め
第一所定時間/第二所定時間の組み合わせを記憶してい
る。例えば、第一所定時間3.5分/第二所定時間1.
5分の組み合わせ(組み合わせ「1」)、第一所定時間
3.5分/第二所定時間2.0分の組み合わせ(組み合
わせ「2」)、第一所定時間3.5分/第二所定時間
2.5分の組み合わせ(組み合わせ「3」)等を記憶し
ている。蒸散液の加熱蒸散量の程度は、組み合わせ
「1」、組み合わせ「2」、組み合わせ「3」の順に少
ないものとなる。そして、使用者はそれらの中から、入
力パネル7を通じ、部屋の広さ、密閉度等を考慮して、
もっとも好ましい組み合わせを選択することができる。
また、使用者層(大人、子供等)を考慮して選択するこ
ともできる。
【0040】入力パネル7は、使用者が作動開始時刻、
作動終了時刻及び蒸散液の加熱蒸散量の程度「1」,
「2」又は「3」を入力するためのものであり、4桁の
英数字及び入力モードを表示する液晶窓と、モード切替
えスイッチと、増進減少スイッチと、を備える。そし
て、使用者は、このモード切替えスイッチにより「作動
開始時刻入力モード」、「作動終了時刻入力モード」及
び「蒸散液の加熱蒸散程度入力モード」の切替えを行
い、それぞれのモードにおいて増進・減少スイッチによ
り液晶窓に表示された数字を増減させ、好みの値に設定
する。
【0041】また、使用状態に入って最初の第一所定時
間は、加熱蒸散量の程度に応じて定められた第一所定時
間/第二所定時間の組み合わせ(例えば上記の組み合わ
せ「1」、「2」、「3」)の、2回目以降の第一所定
時間に比べて長い時間となっている。そうすることで、
図3に示すように、使用空間中に全く蒸散液が含まれな
い状態から、素早く使用空間中の蒸散液濃度を所定の希
望濃度にまで上げることができる。また、使用状態に入
って最初の第一所定時間は、加熱蒸散量の程度に応じて
定められた第一所定時間/第二所定時間の組み合わせ
(例えば上記の組み合わせ「1」、「2」、「3」)ご
とに独立に定められている。尚、使用状態に入って2回
目以降の第一所定時間及び第二所定時間は、一の使用状
態を通じて一定とすることもでき、また、変動させても
よい。
【0042】本実施例の電子蚊とり器においては、発光
部8のLEDの輝度の変化パターンは、図7に示すよう
なものである。IC6の発光制御部63による発光部
8、即ちLEDの輝度の変化は、PWM制御により、L
EDに印加する電圧を時間に応じて図8のように変化さ
せることで実現する。即ち、図7,8に示すように、デ
ューティー比0、つまりOFF状態から1573mse
c(T1 )かけて、128の段階を経て徐々にデューテ
ィー比を増大させ、デューティー比100%とし、その
後、デューティー比100%を396msec(T2
だけ維持し、その後、再びデューティー比を1573m
sec(T3 )かけて徐々に減少させていき、OFF状
態に戻る。そして、140msec(T4 )の間、OF
F状態に維持させる。発光制御部63は、LEDに印加
する電圧についてこれを繰り返す。尚、図8において、
0 は周期、T01はパルス幅、T02は周期からパルス幅
を引いた時間である。
【0043】以上述べたようなPWM制御により、明る
さをゆっくり変化させながらLEDを点滅させること
で、LED即ち発光部8において、蛍風のイメージを持
った発光を行わせることができる。尚、図7の破線に示
すように、OFF状態にまでデューティー比を減少させ
た後、OFF状態を140msec(T4 )の間維持せ
ずに、直ちにデューティー比を漸増させるような輝度の
変化パターンとしてもよい。また、100%にまでデュ
ーティー比を増加させた後、デューティー比100%の
状態を396msec(T2 )の間維持せずに、直ちに
デューティー比を漸減させるような輝度の変化パターン
としてもよい。
【0044】発光制御部63は、上記加熱部4が使用状
態にあるときのみ、発光部8を発光させる。よって、使
用者は暗闇でも使用状態にあるかどうかを確認すること
ができ、使用状態にあるときは、容易に本電子蚊とり器
の場所を確認することができる。本電子蚊とり器におい
ては、使用者が直接、第一所定時間/第二所定時間の組
み合わせを選択するのではなく、使用者は、4.5畳、
6畳、8畳、12畳、といった部屋の広さと、蒸散液の
加熱蒸散の程度、強、中、弱を独立に選択するものと
し、それに基づいて、作動制御部62が第一所定時間/
第二所定時間の組み合わせを定めるようにすることもで
きる。
【0045】なお、本実施例においては、使用者が直接
状態切替スイッチ5を操作した場合には、状態切替制御
部61の指示よりも優先されるものとしたが、そのよう
な機能を備えないものとすることもできる。逆に、IC
6において、状態切替制御部61を備えず、使用状態及
び不使用状態の切替えは、使用者が直接状態切替スイッ
チ5を操作することによってのみ、行われるものとする
こともできる。更に、本電子蚊とり器においては、発光
部8、即ちLEDを備えないものとすることもできる。
また、本実施例で示したIC6の構成及び発光部8の制
御内容は、実施形態1においても同様である。
【0046】(2)電子蚊とり器の効果 以上のように、本電子蚊とり器は、作動制御手段及び作
動入力手段を備えるため、使用空間中に加熱蒸散する蒸
散液の時間を使用者の思いどおりに調節することができ
る。
【0047】本発明においては、前記具体的実施例に示
すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範囲内
で種々変更した実施例とすることができる。即ち、本実
施例では電子蚊とり器としたが、蒸散液を芳香液とする
ことで、本発明を芳香器に応用することもできる。ま
た、ケース本体1は金属製であってもよい。更に、上記
蒸散液用容器2は、蒸散液を収容できるものであれば、
ガラスその他の素材であってもよい。LEDの色は、黄
緑色系の他、緑色系、黄色系、オレンジ色系、赤色系又
は青色系であってもよい。LEDの輝度の変化パターン
は、上記実施態様に示した数値のもの及び変化パターン
に限らず、種々のパターン、例えば、正弦波パターン等
とすることができる。
【0048】なお、IC6は、カスタムICとすること
で、製造コスト低減を図ることができる。ICをカスタ
ムICとすると、いわゆるマイナーチェンジ及びモデル
チェンジ毎の再設計が必要となるが、予めマイナーチェ
ンジ及びモデルチェンジを見越して、最初からマイナー
チェンジ後及びモデルチェンジ後の機能を盛り込んで設
計しておくことで、上記の問題は解決できる。また、本
電子蚊とり器は、複数のLEDを適宜な位置に配置し、
複数の蛍が飛んでいるような美観を持たせることもでき
る。
【0049】また、作動制御部が加熱部に対してPWM
制御を行うことで、本電子蚊とり器が使用空間中に加熱
蒸散する蒸散液の量を、時間に応じて変化させることも
できる。これにより、使用状態当初は、使用空間中への
蒸散液の加熱蒸散の量を多く設定して、殺虫作用又は芳
香作用を発揮させ、蚊がいなくなったと思われる段階又
は十分芳香が部屋にいきわたった段階では、使用空間中
への蒸散液の加熱蒸散の量を低く設定し、防虫作用又は
芳香作用を維持発揮できる程度の濃度とすることもでき
る。このようにすれば、閉め切られた室内(例えば、エ
アコンディショナーを稼働状態とした室内等)での使用
に適したものとすることができる。また、本電子蚊とり
器は、赤外線感知センサー等の検知手段を備えたものと
し、人が近づいたら感知し、使用状態となるようなもの
とすることもできる。もっとも、通常当該センサは高価
であるので、当該センサを用いないものとすることで、
本電子蚊とり器等を安価なものとすることができる。
【0050】
【発明の効果】本第1〜6発明の蒸散器は、使用状態に
おいて蒸散液の加熱蒸散を行ったり止めたりすること
で、使用空間中の蒸散液の濃度を調節することができ
る。また、本第7〜9発明の蒸散器は、蛍風の明暗変化
を伴う点滅発光を行う発光部を備えるため、情緒性があ
り、暗闇でも容易に使用状態及び設置場所の確認ができ
るという機能を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸散器(電子蚊とり器)の上方からみた場合の
説明図である。
【図2】蒸散器(電子蚊とり器)の縦断面方向からみた
説明図である。
【図3】不使用状態から使用状態に移行した後における
使用空間中の蒸散液濃度の変化を示す説明図である。
【図4】実施形態1において用いた蛍風のLEDの輝度
の変化パターンの説明図である。
【図5】実施形態2における蒸散器(電子蚊とり器)の
回路図である。
【図6】IC内の各制御部の説明図である。
【図7】実施形態2において用いた蛍風のLEDの輝度
の変化パターンの説明図である。
【図8】蛍風のLEDの輝度の変化パターンを実現する
LEDの電圧を示す説明図である。
【符号の説明】
1;ケース本体、11;蒸散液拡散口、12;発光窓、
13;スイッチ用孔、14;コード挿通孔、15;容器
取り付け枠、16;基盤取り付け枠、2;蒸散液用容
器、21;中蓋、3;蒸散液吸い上げ芯、4;加熱部、
5;状態切替スイッチ(モード切替スイッチ)、6;I
C、61;状態切替制御部、611;時刻記憶部、6
2;作動制御部、621;作動記憶部、63;発光制御
部、64;時計部、65;トライアック制御部、66;
リセット部、7;入力パネル、8;発光部(LED)、
L1;リード線、L2;リード線。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の蒸散液を含浸するための蒸散液保
    持体と、該蒸散液を適宜、加熱蒸散させるための蒸散手
    段と、使用状態及び不使用状態の選択を行うための状態
    切替スイッチと、上記蒸散手段の作動の制御を行うため
    の作動制御手段と、を備え、 該状態切替スイッチにより使用状態が選択された際に、
    該作動制御手段により、上記蒸散手段を第一所定時間だ
    け稼働させる蒸散動作と、該蒸散手段の作動を第二所定
    時間だけ停止させる待機動作と、を交互に行わせること
    を特徴とする蒸散器。
  2. 【請求項2】 上記第一所定時間及び上記第二所定時間
    を入力するための作動入力手段を備え、上記作動制御手
    段は、該第一所定時間及び該第二所定時間を記憶するた
    めの作動記憶手段を備える請求項1記載の蒸散器。
  3. 【請求項3】 選択スイッチ部を備え、上記作動記憶手
    段は、予め上記第一所定時間と上記第二所定時間との組
    み合わせを複数記憶しており、該選択スイッチ部によ
    り、該複数の組み合わせの中から所定の一の組み合わせ
    を選択させる請求項2記載の蒸散器。
  4. 【請求項4】 上記作動制御手段により、一の使用状態
    における最初の蒸散動作を、該一の使用状態におけるそ
    の後の蒸散動作と比べて長時間行わせる請求項1乃至3
    のいずれかに記載の蒸散器。
  5. 【請求項5】 予定時間を記憶するための時間記憶手段
    を具備する状態切替制御部と、該予定時間を入力するた
    めの時間入力手段と、時間の経過を測定するための時間
    計測手段と、を備え、該状態切替制御部は、上記時間計
    測手段により上記時間記憶手段に記憶している予定時間
    が経過したことを検知して、上記蒸散器を使用状態から
    不使用状態へ移行させ、又は不使用状態から使用状態へ
    移行させる請求項1乃至4のいずれかに記載の蒸散器。
  6. 【請求項6】 作動開始時刻及び作動終了時刻を記憶す
    るための時刻記憶手段を具備する状態切替制御部と、該
    作動開始時刻及び該作動終了時刻を入力するための時刻
    入力手段と、現在時刻を認識するための時計部と、を備
    え、該状態切替制御部は、上記時計部により上記時刻記
    憶手段に記憶している上記作動開始時刻になったことを
    認識して、上記蒸散器を不使用状態から使用状態へ移行
    させ、又は上記時計部により上記時刻記憶手段に記憶し
    ている上記作動終了時刻になったことを認識して、使用
    状態から不使用状態へ移行させる請求項1乃至4のいず
    れかに記載の蒸散器。
  7. 【請求項7】 外部から視認可能であるように取り付け
    られる発光部と、該発光部の発光の輝度を上げたり下げ
    たりする発光制御手段と、を備え、該発光部の輝度の変
    化パターンは、一定の輝度の状態(消灯状態を含む)か
    ら所定の輝度にまで漸増し、その後、漸減して当初の輝
    度にもどり、再び漸増するというものであり、これを繰
    り返す請求項1乃至6のいずれかに記載の蒸散器。
  8. 【請求項8】 上記発光制御手段は、使用状態にあると
    きにのみ、発光部を点灯させる請求項7に記載の蒸散
    器。
  9. 【請求項9】 上記発光制御手段は、上記蒸散手段が蒸
    散動作を行っているときにのみ、発光部を点灯させる請
    求項7に記載の蒸散器。
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