JPH09201860A - 横断面変化長尺複合材の製造方法および装置 - Google Patents

横断面変化長尺複合材の製造方法および装置

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JPH09201860A
JPH09201860A JP8014569A JP1456996A JPH09201860A JP H09201860 A JPH09201860 A JP H09201860A JP 8014569 A JP8014569 A JP 8014569A JP 1456996 A JP1456996 A JP 1456996A JP H09201860 A JPH09201860 A JP H09201860A
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long
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Tatsuya Tamura
達也 田村
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 横断面形状が変化する長尺複合材を押出成形
により容易に製造することができ、この場合、簡単な装
置を用いて、全体が一体化して優れた外観を有する状態
で、連続して上記長尺複合材を製造する。 【解決手段】 固定型31と可動型32を有する押出成
形型26に、長手方向に沿ってほぼ同一の横断面形状を
有する共通断面部2bおよび長手方向に沿って変化する
横断面形状を有する変化断面部2aを有する長尺成形材
2をその長手方向に連続して供給し、共通断面部2bを
前記押出成形型26の固定型31に、変化断面部2aを
可動型32にそれぞれ対応させて長手方向に通過させ、
変化断面部2aの長手方向の通過に伴って長尺成形材2
の通過方向と交差し変化断面部2aの変化する方向に可
動型32を移動させながら、可動型32に形成された押
出口から樹脂を押出して、変化断面部2aにその変化を
対応させて長手方向に連続する樹脂部3を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、長手方向に沿って
横断面形状が変化する長尺複合材、特に車両用装飾部材
に適した複合長尺成形品の製造方法および装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図1は車両のドリップモールディングと
して使用される長尺複合材を示す正面図である。図中、
1はドリップモールディングとして使用される長尺複合
材であり、長手方向に沿って横断面形状が変化する長尺
成形材2と、この長尺成形材2の変化断面部2aおよび
共通断面部2bに沿って固着された樹脂部3、4から形
成することが考えられる。
【0003】長尺複合材1は車体のフロントピラーパネ
ル6aに沿うフロント部1a、ルーフパネル5に沿うセ
ンター部1b、およびリヤピラーパネル6bに沿うリヤ
部1cが一体的に形成されており、センター部1bがほ
ぼ一定横断面形状に形成され、フロント部1aおよびリ
ヤ部1cでは横断面形状が変化している。7aはフロン
トウインドウ、7bはリヤウインドウ、8aはフロント
ドア、8bはリヤドア、9aはフロントフェンダパネ
ル、9bはリヤフェンダパネルである。
【0004】長尺複合材1のフロント部1a、センター
部1bおよびリヤ部1cの幅をそれぞれW1、W2、W3
とすると、W2は長手方向に沿ってほぼ一定であり、
1、W3はそれぞれW2の幅から次第に先端に行くに従
って幅が拡大しており、横断面形状はそれぞれに対応し
て変化している。樹脂部3、4の横断面形状は長手方向
にほぼ一定とされており、長尺成形材2の横断面形状は
長尺複合材1の形状にほぼ対応した変化となるのが望ま
しい。
【0005】このような横断面形状が変化する成形品の
従来の製造方法としては、長尺の金属板をプレス成形に
より金属の長尺成形材2を形成し、その後射出成形によ
り樹脂部3、4を一体的に形成するか、あるいは別途押
出成形により形成された樹脂部3、4を接着剤等により
固着する方法が一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような従
来の製造方法では、プレス型または射出成形型として大
形の成形型を必要とするため、実質的に一体成形するこ
とができず、全体を2〜3分割して成形する必要があ
り、これらを接合すると接合部が露出して外観が害され
やすい。また樹脂部を接着剤等により固着する場合は、
手作業となるため多くの作業工数が掛るとともに一様な
固着が困難であり、外観が害されやすいなどの問題点が
予測される。
【0007】本発明の目的は上記問題点を解決するた
め、横断面形状が変化する複合長尺成形品を押出成形に
より簡単な装置を用いて、全体が一体化して優れた外観
を有する状態で連続して製造することができる製造方法
および装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は次の横断面変化
長尺複合材の製造方法および装置である。 (1) 固定型と可動型を有する押出成形型に、長手方
向に沿ってほぼ同一の横断面形状を有する共通断面部お
よび長手方向に沿って変化する横断面形状を有する変化
断面部を有する長尺成形材をその長手方向に連続して供
給し、長尺成形材の共通断面部を前記押出成形型の固定
型に、変化断面部を可動型にそれぞれ対応させて長手方
向に通過させるとともに、変化断面部の長手方向の通過
に伴って長尺成形材の通過方向と交差し変化断面部の変
化する方向に可動型を移動させながら、可動型に形成さ
れた押出口から樹脂を押出して、変化断面部にその変化
を対応させて長手方向に連続する樹脂部を形成すること
により複合材を得ることを特徴とする横断面変化長尺複
合材の製造方法。 (2) 長尺成形材として金属ストリップを折り曲げ成
形した長尺成形材を用いる上記(1)記載の方法。 (3) 金属ストリップをロール成形により折り曲げ成
形した長尺成形材を用いる上記(2)記載の方法。 (4) 連続した長尺成形材を押出成形型に供給して樹
脂部を形成した後所定の位置で切断する上記(1)ない
し(3)のいずれかに記載の方法。 (5) 所定の長さに切断された長尺成形材を順次押出
成形型に供給する上記(1)ないし(4)のいずれかに
記載の方法。 (6) 金属の押出成形材からなり予め所定の長さに切
断された長尺成形材を用いる上記(5)記載の方法。 (7) 固定型に形成された樹脂押出口から樹脂を押出
して共通断面部にも長手方向に連続する樹脂部を形成す
る上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の方法。 (8) 樹脂部を形成後さらに長尺成形材の横断面形状
を変化させる上記(1)ないし(7)のいずれかに記載
の方法。 (9) 長手方向に沿ってほぼ同一の横断面形状を有す
る共通断面部および長手方向に沿って変化する横断面形
状を有する変化断面部を有する長尺成形材をその長手方
向に連続して供給して、供給された長尺成形材に長手方
向に沿って樹脂部を形成する押出成形型を備え、前記押
出成形型は、長尺成形材の共通断面部を通過させるによ
うに押出成形型に設けられた固定型と、長尺成形材の変
化断面部を通過させるように押出成形型に設けられた可
動型とを備え、可動型は、樹脂押出口を有し、変化断面
部の通過に対応して長尺成形材の通過方向と交差し、変
化断面部の変化の方向に移動しながら前記押出口から樹
脂を押出して変化断面部にその変化に対応するように樹
脂部を形成することにより複合材を製造するようにして
いることを特徴とする横断面変化長尺複合材の製造装
置。 (10) 長尺成形材の通過量に応じて可動型の移動量を
制御する駆動装置を備えている上記(9)記載の装置。 (11) 金属ストリップを曲げ成形して長尺成形材を形
成するロール成形装置を備えている上記(9)または
(10)記載の装置。
【0009】本発明において製造する長尺複合材は、長
手方向に沿ってほぼ同一の横断面形状を有する共通断面
部、および長手方向に沿って横断面形状が変化する変化
断面部を有する長尺成形材と、この長尺成形材の変化断
面部に沿って固着された所定断面形状を有する樹脂部と
からなる断面変化長尺複合材である。
【0010】長尺成形材としては、ステンレス鋼板のよ
うな光輝金属ストリップをロール成形等により所定の断
面形状に折り曲げ成形した金属異形断面材、あるいはア
ルミニウム合金等の異形押出成形材が好ましい。この長
尺成形材は全長を通してほぼ同一形状の共通断面部と、
長手方向に沿って横断面形状が変化する変化断面部とが
一体化した横断面形状を有する。その材質は特に限定は
なく、金属でも樹脂でも、また軟質のものでも硬質のも
のでもよい。
【0011】樹脂部は長尺成形材とは物性、色などが異
なる合成樹脂、ゴム等の押出成形可能な樹脂材料により
形成されるもので、その断面形状は一定でも変化してい
てもよい。樹脂部は長尺成形材の変化断面部に形成され
るが、共通断面部にも形成してもよく、形成位置やその
数も所望により任意に選択できる。
【0012】上記の長尺複合材を製造するための製造装
置は、長尺成形材を供給して樹脂の押出成形を行う押出
成形型を有する装置を備え、この押出成形型は長尺成形
材の共通断面部を通過させる固定型と、長尺成形材の変
化断面部を通過させるとともに、変化断面部の通過に伴
って長尺成形材の通過方向と交差方向に移動しながら、
押出口から樹脂を押出して変化断面部に樹脂部を形成す
る可動型を有する。
【0013】可動型には樹脂部を形成するための樹脂の
押出口が設けられているが、共通断面部に樹脂部を形成
する場合には固定型にも樹脂の押出口を設けることがで
きる。押出成形型には長尺成形材の移動量に応じて可動
型の移動量を制御する駆動装置を設けるのが好ましい。
また金属ストリップをロール成形して長尺成形材を形成
する場合は、ロール成形装置を設けることができ、この
場合金属ストリップの幅が長手方向で変化するように幅
方向の一部を長手方向に沿って連続的にスリットして部
分的に除去するためにスリッタを設けるのが好ましい。
【0014】上記の装置による製造方法は長尺成形材の
共通断面部を押出成形型の固定型に沿って通過させると
ともに、変化断面部を可動型に沿って通過させ、変化断
面部の通過に対応させて長尺成形材の通過方向と交差す
る方向に可動型を移動させながら、可動型に形成された
押出口から樹脂を押出して、変化断面部に樹脂部を形成
することにより、横断面形状が変化する長尺複合材を製
造する。固定型に押出口を形成して、共通断面部にも樹
脂部を形成することができる。
【0015】長尺成形材は連続したものをそのまま供給
してもよく、また最終製品の長さよりやや長い所定の長
さに予め切断されたものを順次供給してもよい。前者の
場合は例えば金属ストリップを連続的に送出して供給
し、その途中でスリット幅を変化させるスリット、所定
横断面形状への折り曲げ成形等を行って共通断面部およ
び変化断面部を形成する。この場合押出成形前には最終
製品の横断面形状に近似の形状に形成しておき、押出成
形後にさらに折り曲げ成形等により最終的な横断面形状
に成形することができ、その後に前述の所定の長さに切
断することができる。後者の場合は例えばアルミニウム
合金等の金属の押出成形品を最終製品の長さと同じか、
やや長い所定の長さに切断したものを順次供給すること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図2は実施形態において製造対象とす
る車両用ドリップモールディングとしての長尺複合材を
示し、(a)は図1のA−A断面図、(b)はB−B断
面図、(c)はC−C断面図である。
【0017】長尺複合材1は光輝ステンレス鋼板の金属
ストリップ材からの折りの曲げ成形品からなる長尺成形
材2と、その変化断面部2aおよび共通断面部2bに固
着した長尺成形材2とは異色の着色された樹脂部3、4
とからなる。長尺成形材2は長手方向に沿ってほぼ一定
の横断面形状を有する共通断面部2bから、その突出長
さが変化するように、長手方向に沿って横断面形状が変
化する変化断面部2aが突出した形状になっている。樹
脂部3は変化断面部2aに固着し、樹脂部4は共通断面
部2bに固着している。
【0018】長尺成形材2の共通断面部2bには車体パ
ネル(ルーフパネル5、フロントピラーパネル6a、リ
アピラーパネル6b)への取付部11、ウエザーストリ
ップ用の保持部12,13等が曲げ加工により形成され
ている。変化断面部2aには折返し部14が形成されて
いる。センター部1bにおいて、図2(b)に示すよう
に樹脂部3は、ルーフパネル5から離れてルーフパネル
5から流下する水滴等の受け溝を形成し、フロント部1
a、リヤ部1cにおいては、図2(a)、(c)に示す
ように樹脂部3は、フロントピラーパネル6a、リヤピ
ラーパネル6bに接し、内部に水路を形成している。変
化断面部2aと共通断面部2bの境界付近の樹脂部3、
4間の車外側は金属板が露出して光輝部15となってい
る。着色樹脂部3、4および光輝部15は外部から目視
される意匠部を形成している。
【0019】なお、本実施形態において、変化断面部2
aと共通断面部2bの境界は必らずしも明確に決められ
るものではなく、例えば保持部12、13を共通断面部
とし、他の部分を変化断面部とみなすこともできる。す
なわち変化断面部2aは必らずしも絶対的に変化してい
る部分に限られず、部分的に共通断面部を含んでいても
よい。また図2bに示す断面で、折り返し部14以外の
部分を共通断面部2bとし、この位置から図2a、2c
に示す延長部分を変化断面部2aとみなすこともでき
る。
【0020】上記長尺成形材2のフロント部1a、セン
ター部1bおよびリヤ部1cの意匠部の幅をそれぞれX
1、X2、X3とすると、X2はほぼ一定であり、X1、X3
はそれぞれX2の幅から次第に先端に行くに従って幅が
拡大している。この拡大部分はそのまま長尺成形材2の
変化断面部2aの変化した部分である。これに対して樹
脂部3、4は全長にわたってほぼ同一幅、同一横断面形
状となっている。このため長尺成形材2の幅(X1
3)および横断面形状の変化にほぼ対応して長尺複合
材1の光輝部15の幅と全体幅(W1〜W3)および横断
面形状が変化している。
【0021】図3は実施形態の製造装置を示す系統図、
図4はそのD−D断面図、図5は図4のE−E断面図、
図6は切断前の長尺複合材の正面図である。図3におい
て、20はアンコイラ、21a、21b、21cはロー
ル成形機、22はスリッタ、23はコーティング装置、
24は焼付装置、25a、25bは検出装置、26は押
出成形装置(図示せず)の先端に設けた押出し成形型、
27は冷却装置、28は引取機、29は切断装置、30
は制御装置である。
【0022】押出成形型26は図4、図5に示すよう
に、固定型31、可動型32および押出成形機の先端に
連結する樹脂供給路33を有する。固定型31には樹脂
流路34、35が形成され、また長尺成形材2の通路3
6、36aを有する保持部材37が設けられている。な
お保持部材37の通路36、36aは長尺成形材2の通
過を許容するように断面形状が長尺成形材の断面形状に
ほぼ対応しており、通路36は共通断面部2bに、36
aは変化断面部2aに対応している。樹脂流路34は可
動型32に連絡し、樹脂流路35は長尺成形材2の共通
断面部2bに樹脂部4を形成する位置に押出口38を有
する。
【0023】可動型32は両側の弧状のガイド部材3
9、39により固定型31に対して摺動して、長尺成形
材2の通過方向と直交する方向に移動可能とされ、ロッ
ド41を介して駆動装置40により前進後退可能とされ
ている。可動型32には長尺成形材2の変化断面部2a
の折返し部14が通過する通路36bが形成され、の先
端には保持部42が形成され折返し部14の隣接部分と
係合してこれを保持している。
【0024】可動型32には樹脂流路43が形成され、
その一端側は固定型のオリフィス34aに対応する位置
に長穴状の連絡口44となって樹脂流路34に連絡し、
固定オリフィス34aから吐出される樹脂を受け入れ、
他端部は樹脂部3の押出口45となって通路36bを囲
むように開口している。駆動装置40としては電動モー
タが用いられピン46により、支持台47に回転可能に
取付けられている。駆動装置40としては制御容易性、
正確性の点からACサーボモータ、ステッピングモータ
等の電動モータが好ましいが、流体圧シリンダでもよ
い。
【0025】上記の装置による長尺複合材の製造方法
は、例えば特開平7−89353号に開示されているよ
うに、まずアンコイラ20から金属ストリップ16を送
出し、通常のロール成形機21aにより折り曲げ成形
し、共通断面部2bに相当する断面部を有する一定横断
面形状の中間材17を形成する。この中間材17の一部
をその幅が長手方向に沿って変化するように、一周の長
さが長尺形成材2の完成品の長さと実質的に一致する周
長を有するとともに周面にスリット刃を形成したロール
式スリッタ22によりスリットし、変化断面部2aを形
成する。スリットした余剰材18はそのまま排出する。
残った中間材17はロール式スリットと同様に、一周の
長さが長尺成形材2の完成品の長さと実質的に一致する
周長を有するとともに周面に所定形状の成形面を有する
ロ−ルを備えたロール成形機21bでさらに曲げ成形し
て折返し部14が共通断面部から離れたり、近づいたり
する形状等を形成し、図2に示すような変化断面部2a
および共通断面部2bを有する長尺成形材2を形成す
る。
【0026】上記実施形態のように一周の長さが長尺成
形材2の完成品の長さと実質的に一致する周長のロール
式スリッタ22と、同様のロール成形機21bを使用す
る方法に代えて、スリットについてはレーザー・ビーム
切断のような集中熱エネルギー切断方式を使用してもよ
いし、変化断面部2aの成形については変化幅にスリッ
トされた中間材17の長手方向の移動に伴って変化する
幅に対応するように、成形ロールをそのロール軸方向に
制御しながら移動させて変化断面部2aを形成してもよ
い。このようなロール成形方法は例えば特開平6−32
8147号に開示されている。
【0027】長尺成形材2はコーティング装置23によ
り、樹脂部3、4を形成する位置に接着剤をコーティン
グし、焼付装置24で活性化する。コーティング装置2
3、焼付装置24に代えて、他の固着性付与手段、例え
ば樹脂同志を連結して固着する孔を形成するための穿孔
装置等を設けることもできる。その後長尺成形材2は変
化断面部2aの変化位置を検出する位置センサのような
検出装置25aで押出成形型26に供給される長尺成形
材2の位置と供給量を検出しながら、押出成形型26に
好ましくは一定の速度で供給して押出成形を行う。検出
装置25aの検出信号は制御装置30に入力する。
【0028】押出成形装置26では、検出装置25aの
検出信号に対応して制御装置30からの駆動信号によっ
て駆動装置40が駆動し、可動型32を前進、後退させ
る。このとき検出装置25aは変化断面部2aの変化量
と供給量を検出し、検出装置25aと可動型32の距離
および供給速度から制御装置30が変化断面部2aの当
該部分が可動型32の位置に達する迄の時間を演算して
この時間に合わせて駆動信号を出力し、可動型32の前
進、後退動のタイミングと移動量を制御するように構成
される。長尺成形材2が金属異形材のように剛性を有
し、長尺成形材2の通過による変化断面部2aの変化部
をカムとし、可動型32をカムフォロアーとしてカム作
用によって可動型32を前進後退動させることができる
ときは、検出装置25aおよび駆動装置40を省略する
こともできる。
【0029】上記のように可動型32を前進、後退させ
ながら、長尺成形材2を押出成形型26の保持部材37
に設けた通路36に共通断面部2bを、通路36a、3
6bに変化断面部2aを通過させ、樹脂供給路33から
樹脂を供給して押出成形を行う。このとき樹脂19は固
定型31の樹脂流路34、35に分流し、このうち樹脂
流路35を流れる樹脂は押出口38から押出され、長尺
成形材2の共通断面部2bに樹脂部4を長手方向に連続
して形成する。一方、樹脂流路34を流れる樹脂は固定
型31のオリフィス34aから連絡口44で受入れ可動
型32の樹脂流出路43を流れ、押出口45から押出さ
れて長尺成形材2の変化断面部2aに樹脂部3を形成す
る。これにより図6に示す長尺複合材1が形成される。
【0030】このとき長尺成形材2の共通断面部2bが
固定型31の通路36を通ることにより長尺成形材2は
進行方向と交差する方向ならびに長尺成形材2の軸を中
心にして回転する方向に対しては移動を阻止されて位置
決めされ、共通断面部は成形型26内で常に同一位置お
よび姿勢を保って進行する。この場合長尺成形材2の進
行に伴ってその幅X1〜X4が変化するが、その変化に対
応して可動型32が矢印P、Q方向に前進、後退するた
め、変化断面部2aの先端部に形成された折返し部14
は常に可動型32の通路36b内を通過することにな
る。これにより樹脂部3は常に変化断面部2aの先端部
に形成され、長手方向に横断面形状が変化する長尺複合
材1が製造される。
【0031】図5に示すように、長尺成形材2の最小幅
2の部分が可動型32を通過している間は、可動型3
2は実線位置に前進してセンター部1bが形成される。
長尺成形材2が更に進行してその幅がX3(またはX1
のように拡大する部分では可動型32は後退し、リヤ部
1c(またはフロント部1a)が形成される。長尺成形
材2が最大幅X4になると可動型32は鎖線32aの位
置まで後退し、この位置でしばらく押出成形を行ってつ
かみ代部1dが形成される。その後長尺成形材2が減少
幅X1(またはX3)部分になると、可動型32は前進し
て、フロント部1a(またはリヤ部1c)が形成され
る。
【0032】図4では通過する長尺成形材2の変化断面
部2aが弧状に沿って変化するので、この変化に対応さ
せてガイド部材39に沿って可動型32が弧状に移動す
る際、その動きに対応するために駆動装置40がピン4
6により回転するようになっているが、変化断面部2a
が直線状に変化するものでは、可動型32が直線状に移
動するので、駆動装置40は固定されていてもよい。
【0033】上記により形成された長尺複合材1は冷却
装置27で冷却して樹脂部3、4を硬化させ、引取機2
8で引取るが、その過程で必要によりロール成形機21
cで後成形を行って横断面形状をさらに変化させる。ロ
ール成形機21cによる成形を行う場合はロール成形機
21a、21bの一部を省略することもできる。このよ
うなロール成形機21cを用いる例としては、後述する
図7(a)〜(c)のように凸条14aを変化断面部2
aに形成する場合に適している。
【0034】その後長尺複合材1は検出装置25bで検
出装置25aの場合と同様に位置を検出し、その検出信
号から制御装置30において演算した駆動信号により駆
動される切断装置によりフロント部1aの端末側位置
(リア部1cの端末側位置と同じになる)で一定長さに
切断する。切断装置29は切断刃29aが長尺複合材1
と同速度で移動しながら切断を行うように構成されてお
り、検出装置25aと切断刃29aの距離から、所定の
切断位置で切断するように駆動信号が送られる。切断信
号Zは図6の長尺複合材1の最大幅W4のつかみ代部1
dのほぼ中央位置となるように設定する。
【0035】一定長さに切断した長尺複合材1は、その
両端に形成された最大幅W4部分(図5のX4に相当する
部分)のつかみ代1dをクランプし、フロント部1aお
よびリヤ部1cとセンター部1bの境界付近で車体の曲
率半径に一致する小さい曲率半径になるようストレッチ
ベンディングにより軸線曲げを行った後、つかみ代の部
分を切断して図1に示す長尺複合材1を得る。なお、プ
レス型を用いて軸線曲げをする場合には、つかみ代は不
要となるので、前述のスリット加工や押出成形もつかみ
代不要の形状に合わせることになる。
【0036】上記の製造方法では、ステンレス鋼板等の
光輝金属ストリップ16の折り曲げ成形により長尺成形
材2を形成する例であるが、予め所定長さに切断された
アルミニウム合金の押出成形材を用いる場合にはロール
成形機21a〜21cを省略することもでき、これに代
えて押出成形材の押込み供給装置を備えることになる。
また硬質樹脂の押出成形品を長尺成形材2として用いる
場合は、この位置に別の樹脂押出成形装置を設けること
ができる。さらに長尺複合材1の形状は意匠的あるいは
スタイリングの点から図6の鎖線1eで示すように、フ
ロント部1aおよび/またはリヤ部1cでは同一幅とな
り、これらとセンター部1bとの境界付近で比較的急に
連続する曲線で変化する形状、その他の形状に形成する
こともできる。
【0037】図7は他の長尺複合材を示し、(a)は図
1のA−A相当断面図、(b)はB−B相当断面図、
(c)はC−C相当断面図である。この長尺複合材1は
変化断面部2aの光輝部15に凸状の成形部14aを共
通断面部2bからの距離が長手方向に沿って変化するよ
うに形成したものである。この成形部14aはロール成
形機21cにおいて行うことができる。他の操作は図3
と同様にして、長尺複合材1を製造することができる。
【0038】図8はフロントのウインドウモールディン
グとして使用される他の長尺複合材の一部を断面で示す
斜視図である。長尺複合材1は、フロントウインドウプ
レート50の周縁部に取付けられるアッパー部1uから
コーナー部1fを介してサイド部1sにわたって連続的
に形成され、外表面側の頭部51からウインドウプレー
ト50側に脚部52が伸びている。その脚部52のウイ
ンドウプレート面からの高さはサイド部1sにおいて最
大のH1、コーナー部1fまたはその付近において中間
のH2、アッパー部1uにおいて最小のH3の高さとなっ
ている。この長尺複合材1は脚部52の部分が長尺成形
材2の変化断面部2aに、頭部51の部分が共通断面部
2bになっており、それぞれ樹脂部3、4が固着してい
る。上記の長尺複合材1も図3ないし図5とほぼ同様の
操作で製造することができる。
【0039】このほか長尺複合材の形状、構造、材質等
は任意に変更可能であり、それに対応して長尺成形材2
および樹脂部3、4も変更することができ、横断面形状
の変化方法も変えることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明の製造方法および装置によれば、
可動型により長尺成形材の変化断面部に樹脂部を形成す
るため、横断面形状が変化する長尺複合材を押出成形に
より容易に製造することができ、この場合、簡単な装置
を用いて、全体が一体化して優れた外観を有する状態
で、連続して上記長尺複合材を製造することができる。
【0041】長尺成形材として金属ストリップの折り曲
げ成形品を用いる場合は、ロール成形等により長尺成形
品を容易に成形することができ、しかも押出成形と連続
する工程で処理することができる。
【0042】連続した長尺成形材を押出成形型に供給し
て樹脂部を形成した後所定の位置で切断することによ
り、連続処理を可能にし、生産効率を高くすることがで
きる。
【0043】長尺成形材として金属等の押出成形品を用
いる場合は、別途成形した材料を用いて押出成形するこ
とができ、順次押出成形型に供給して成形することによ
り連続して処理を行うことができる。
【0044】樹脂部形成後に横断面形状を変化させるこ
とにより、複雑な横断面形状の長尺複合材を容易に製造
することができる。
【0045】長尺成形材の通過量に応じて可動型の移動
量を制御する駆動装置を設けると、変化断面部の断面変
化に対応して樹脂部を所定位置に正確に形成することが
できる。
【0046】ロール成形装置を押出成形装置と組合せて
設ける場合は、金属ストリップから長尺成形材を形成し
て押出成形を連続して行うことができ、製造効率が高く
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来および実施形態における長尺複合材を示す
正面図である。
【図2】実施形態の長尺複合材を示し、(a)は図1の
A−A断面図、(b)はB−B断面図、(c)はC−C
断面図である。
【図3】実施形態の製造装置の系統図である。
【図4】図3のD−D断面図である。
【図5】図4のE−E断面図である。
【図6】切断前の長尺複合材の正面図である。
【図7】他の実施形態の長尺複合材の正面図である。
【図8】他の実施形態の長尺複合材の正面図である。
【符号の説明】
1 長尺複合材 1a フロント部 1b センター部 1c リヤ部 2 長尺成形材 2a 変化断面部 2b 共通断面部 3、4 樹脂部 5 ルーフパネル 6a フロントピラーパネル 6b リヤピラーパネル 7a フロントウインドウ 7b リヤウインドウ 8a フロントドア 8b リヤドア 9a フロントフェンダパネル 9b リヤフェンダパネル 11 取付部 12、13 保持部 14 折返し部 15 光輝部 16 金属ストリップ 17 中間材 18 余剰材 19 樹脂 20 アンコイラ 21a、21b、21c ロール成形機 22 スリッタ 23 コーティング装置 24 焼付装置 25a、25b 検出装置 26 押出成形型 27 冷却装置 28 引取機 29 切断装置 30 制御装置 31 固定型 32 可動型 33 樹脂供給路 34、35、43 樹脂流路 36、36a、36b 通路 37 保持部材 38、45 押出口 39 ガイド部材 40 駆動装置 41 ロッド 42 保持部 44 連絡口 46 ピン 47 支持台 50 ウインドウプレート

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定型と可動型を有する押出成形型に、 長手方向に沿ってほぼ同一の横断面形状を有する共通断
    面部および長手方向に沿って変化する横断面形状を有す
    る変化断面部を有する長尺成形材をその長手方向に連続
    して供給し、 長尺成形材の共通断面部を前記押出成形型の固定型に、
    変化断面部を可動型にそれぞれ対応させて長手方向に通
    過させるとともに、変化断面部の長手方向の通過に伴っ
    て長尺成形材の通過方向と交差し変化断面部の変化する
    方向に可動型を移動させながら、可動型に形成された押
    出口から樹脂を押出して、 変化断面部にその変化を対応させて長手方向に連続する
    樹脂部を形成することにより複合材を得ることを特徴と
    する横断面変化長尺複合材の製造方法。
  2. 【請求項2】 長尺成形材として金属ストリップを折り
    曲げ成形した長尺成形材を用いる請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 金属ストリップをロール成形により折り
    曲げ成形した長尺成形材を用いる請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 連続した長尺成形材を押出成形型に供給
    して樹脂部を形成した後所定の位置で切断する請求項1
    ないし3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】 所定の長さに切断された長尺成形材を順
    次押出成形型に供給する請求項1ないし4のいずれかに
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 金属の押出成形材からなり予め所定の長
    さに切断された長尺成形材を用いる請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 固定型に形成された樹脂押出口から樹脂
    を押出して共通断面部にも長手方向に連続する樹脂部を
    形成する請求項1ないし6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 樹脂部を形成後さらに長尺成形材の横断
    面形状を変化させる請求項1ないし7のいずれかに記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 長手方向に沿ってほぼ同一の横断面形状
    を有する共通断面部および長手方向に沿って変化する横
    断面形状を有する変化断面部を有する長尺成形材をその
    長手方向に連続して供給して、供給された長尺成形材に
    長手方向に沿って樹脂部を形成する押出成形型を備え、 前記押出成形型は、長尺成形材の共通断面部を通過させ
    るように押出成形型に設けられた固定型と、長尺成形材
    の変化断面部を通過させるように押出成形型に設けられ
    た可動型とを備え、 可動型は、樹脂押出口を有し、変化断面部の通過に対応
    して長尺成形材の通過方向と交差し、変化断面部の変化
    の方向に移動しながら前記押出口から樹脂を押出して変
    化断面部にその変化に対応するように樹脂部を形成する
    ことにより複合材を製造するようにしていることを特徴
    とする横断面変化長尺複合材の製造装置。
  10. 【請求項10】 長尺成形材の通過量に応じて可動型の
    移動量を制御する駆動装置を備えている請求項9記載の
    装置。
  11. 【請求項11】 金属ストリップを折り曲げ成形して長
    尺成形材を形成するロール成形装置を備えている請求項
    9または10記載の装置。
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