JPH09201888A - 複合ボード - Google Patents

複合ボード

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JPH09201888A
JPH09201888A JP4529496A JP4529496A JPH09201888A JP H09201888 A JPH09201888 A JP H09201888A JP 4529496 A JP4529496 A JP 4529496A JP 4529496 A JP4529496 A JP 4529496A JP H09201888 A JPH09201888 A JP H09201888A
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JP
Japan
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resin
thermoplastic resin
board
composite board
fiber
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JP4529496A
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English (en)
Inventor
Setsuo Tomita
節郎 冨田
Hisakazu Suzuki
久和 鈴木
Kenji Tanaka
謙二 田中
Akira Shintani
彰 新谷
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Shoei Chemical Inc
Original Assignee
Shoei Chemical Inc
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Publication date
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  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】加工性と防音性に優れた複合ボードを得る。 【構成】熱可塑性樹脂フレークを主体とするボードを内
表面材とし、ハニカムまたは繊維強化熱可塑性樹脂シー
トの膨脹体中間層とし、外表面材を有する複合ボード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防音性能を有する複合
ボードに関する。より詳しくは、木材加工工場、機械製
造工場、プラスチック部品製造工場などにおいて、切
削、穴開け、折り曲げ、成型などの工程で機械が発する
騒音を低減する防音設備を作成するに有用な防音性能を
有し、かつ加工が容易な複合ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木材加工工場、機械製造工場、プ
ラスチック部品製造工場その他の環境において、切削、
穴開け、折り曲げ、成型などの工程や機械の稼働で発生
する騒音を低減するに使用される複合ボードとしては、
窯業系素材やプラスチック系素材を用いたものが使用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の素材を用いた複合ボードは、切削、穴開け、折り曲
げ、などの加工が容易ではなく、加工部分が欠けたりひ
び割れたりしやすいという欠点を有するものであった。
そのため、施工現場での切断、穴明け、釘打ちやボルト
取り付けなどの加工を行なう際、専用の機械や工具を用
いねばならなかった。特に実際の組み立て現場では、騒
音を発する機械を防音材で囲う時に、冷却水・センサー
・電気配管などの各種配管やコード類を通す為の貫通孔
や切り欠き部を設ける必要があり、加工性の良好なもの
が求められていた。
【0004】本発明の目的は、上記課題を解決せんとす
るものである。即ち、組み立て時の加工が極めて容易
で、かつ、防音性能に優れた複合ボードを提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、熱可塑性樹脂
フレークを主体とするボードを内表面材とし、ハニカム
構造体もしくは多孔質繊維板を中間層とし、外表面材を
有する複合ボードである。ここで熱可塑性樹脂フレーク
としては、好ましくは、磁気テープ廃材である。又、多
孔質繊維板としては、ガラス繊維強化ポリオレフィンが
好ましく用いられる。本発明において、内表面材とは、
騒音の発生源側に面する素材を称する。また、外表面材
とは、この逆に面する素材を称する。以下に、本発明の
詳細を記す。
【0006】本発明において、熱可塑性樹脂フレークと
は、フレーク状にした熱可塑性樹脂、すなわち、熱可塑
性樹脂の薄い鱗片状物のことである。熱可塑性樹脂フレ
ークに供することができる熱可塑性樹脂としては、例え
ば、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン
樹脂、塩化ビニル樹脂およびその共重合樹脂、塩化ビニ
リデン樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレンおよびス
チレン共重合樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアセタール、
ポリカーボネート、飽和ポリエステル樹脂、ポリフェニ
レンオキサイド等の公知の樹脂が挙げられる。
【0007】これらの熱可塑性樹脂のうち、ポリオレフ
ィン樹脂としては、各種ポリエチレン、ポリエチレン系
共重合体、ポリプロピレン、ブロックポリプロピレンと
呼ばれる体衝撃性ポリプロピレン、ランダムポリプロピ
レンと呼ばれる共重合体等のポリプロピレン系重合体、
ポリブテン、1−メチルペンテン−1樹脂等を使用する
ことができる。さらには、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−塩化ビニル共重合体、プロピレン−塩化
ビニル共重合体等のオレフィンと他の極性モノマーとの
共重合体をも使用することができる。あるいは、ホモポ
リマー、コポリマーのブレンド物をも使用することがで
きる。一方、塩化ビニルの共重合体としては、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合樹脂、塩化ビニル−塩化ビニリデ
ン共重合樹脂、塩化ビニル−アクリロニトチル共重合樹
脂等を使用することができる。酢酸ビニル系樹脂として
は、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルブチラール等がある。スチレン共重合樹脂としては、
ABS樹脂、SAN樹脂、ACS樹脂、ポリアミド系樹
脂としては、ナイロン6、ナイロン8、ナイロン11、
ナイロン66、ナイロン610等が挙げられる。ポリカ
ーボネートとしては、ビスフェノールAとホスゲンから
得られるポリカーボネート、ビスフェノールA等のジフ
ェニルカーボネートから得られるポリカーボネートなど
が挙げられる。飽和ポリエステル樹脂としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレートなどの公知の飽和ポリ
エステル樹脂が挙げられる。
【0008】これらの熱可塑性樹脂は、単独で用いても
よいし、2種以上を混合したポリマーブレンドとして用
いてもよい。なお、熱可塑性樹脂には、必要に応じて酸
化チタン、カーボンブラック、ベンガラ、酸化鉄イエロ
ー、フタロシアニンブルー等の着色顔料、、炭酸カルシ
ウム、クレー、タルク、水酸化アルミ、アルミナ、シリ
カ等のフィラー、酸化防止剤、紫外線吸収剤、フェライ
ト等の磁性体粉末、感熱発泡剤、帯電防止剤等の公知の
添加物を配合することができる。
【0009】また、熱可塑性樹脂フレークの厚みは、1
〜2000μmであることが好ましく、より好ましくは
5〜1000μmであり、さらに好ましくは10〜50
0μmである。フレークの厚みが過度に厚くなると、強
度むらや欠陥部が発生しやすくなるので好ましくない。
逆にフレークの厚みが過度に薄くなると、得られるボー
ドの強度が低下したり防音性能が低下することがあり好
ましくない。さらに、フレークの平均長径は、1〜10
0mmであることが好ましく、より好ましくは5〜50
mmであり、さらに好ましくは、10〜25mmであ
る。平均長径が100mmよりも大きくなると、得られ
るボードに強度むらや欠陥部が生じやすくなり好ましく
ない。逆に平均長径が1mmよりも小さくなると、得ら
れるボードの強度が低下する傾向があり好ましくない。
【0010】熱可塑性樹脂フレークは、公知の方法によ
り得られる。例えば、成形されたフィルムあるいはシー
トを裁断することによって得られる。裁断方法として
は、通常のシュレッダー等による裁断方法、あるいは冷
凍粉砕方法等を挙げることができる。なお、熱可塑性樹
脂フレークは、バージン材を用いてもよいが、フィルム
やシートなどを成形・加工したときに発生する、いわゆ
る屑材料あるいは回収材料を用いることもできる。屑材
料や回収材料を用いると、製造コストが低減でき、産業
廃棄物のリサイクルという面から好ましい。熱可塑性樹
脂フレークとして、好ましい屑材料や回収材料として
は、強度やリサイクルという面からも、磁気テープ廃材
があげられる。
【0011】また、熱可塑性樹脂フレークどうしを接着
してボードとするための接着剤は、公知の接着剤が使用
でき、熱可塑性樹脂フレークを強固に接着できるもので
あれば特に制約されない。たとえばフェノール樹脂系接
着剤、メラミン系接着剤、尿素樹脂系接着剤、各種エマ
ルジョン系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、ウレタン樹
脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤などが適宜使用され
る。
【0012】熱可塑性樹脂フレークを接着してボードを
形成する場合の、熱可塑性樹脂フレークと接着剤の使用
比率は、熱可塑性樹脂の種類、フレークの形状によって
も異なるが、フレーク100重量部に対して、接着剤5
〜50重量部が好ましい。より好ましくは、10〜40
重量部である。該フレーク100重量部に対して接着剤
が5重量部以下であると、得られるボードの強度が低下
するので好ましくない。また、フレーク100重量部に
対して接着剤が50重量部以上であると、得られるボー
ドの加工性や防音性能が低下する傾向があり好ましくな
い。
【0013】熱可塑性樹脂フレークを接着してボードを
形成する方法としては、特に制約されず、公知の方法が
採用できる。例えば、熱可塑性樹脂フレークと接着剤の
混合物を加圧プレスすることによってボードを形成する
方法がある。この方法では、各フレークがプレス面とほ
ぼ平行に配列されたものとなり、高い強度が得られるの
で好ましい。また、ボードを成型するに際して、該熱可
塑性樹脂フレークに、強度の向上やコスト低減などの必
要に応じて木粉、木材チップ、繊維屑、金属線、ガラス
繊維、やしがら繊維などの繊維状物、樹脂粉末、ゴムチ
ップ、シラスバルーン、中空ガラスビーズなどの中空粒
子、ガラスフレーク、雲母、アルミフレーク等の無機系
フレーク状物を混合することができる。
【0014】本発明におけるハニカム構造体としては、
公知のハニカム構造体を用いることができる。本発明に
おいて、ハニカム構造体とは、無数の筒状部が外周方向
へ隣り合わせに形成される構造体であって、筒状部が貫
通しているものに限られず、表裏が閉塞されたものも含
まれる。本発明のハニカム構造体は、通常の六角形が集
合した断面のものに限られず、円形が集合した断面のも
の、コルゲート状の断面であるもの、三角形が集合した
断面であるものなどが含まれる。
【0015】かかるハニカム構造体の材質としては、
紙、樹脂含浸紙、セラミックスファイバー紙、不織布、
ガラス繊維不織布、アルミニウム、アラミドなどのエン
ジニアリングプラスチックス、セラミックスなどの公知
の各種素材が挙げられる。これらの中で安価・軽量かつ
加工性良好なことから、紙もしくは樹脂含浸紙が好まし
い。樹脂含浸紙は、紙に樹脂を含浸して、耐水性、強
度、難燃性などの性能を向上せしめたものである。用い
られる樹脂としては、目的とする性能を向上するもので
あれば特に制約されない。かかる樹脂としては、フェノ
ール樹脂、レゾルシン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂などの熱硬
化性樹脂、あるいは各種エマルジョンなどの公知の樹脂
があげられる。
【0016】本発明で使用することができる多孔質繊維
板としては、繊維屑、金属線、ガラス繊維、やしがら繊
維、ガラス繊維、ロックファイバー、炭素繊維、アルミ
ナ繊維、ポリアミド繊維、ポリイミド繊維、ポリアミド
イミドなどの繊維状物を少量の樹脂で成型せしめたもの
が使用できる。また、繊維強化熱可塑性樹脂シートを加
熱成型させて得られる膨脹体も使用できる。繊維状物を
成型せしめるに用いられる樹脂としては、ポリオレフィ
ン樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素
樹脂などの熱硬化性樹脂、あるいは各種エマルジョンな
どがあげられる。
【0017】本発明で特に好ましくは、繊維強化熱可塑
性樹脂シートを加熱加型させて得られる膨脹体であって
空隙を有する見掛け比重0.2〜0.7の膨脹体であ
る。繊維強化熱可塑性樹脂シートに用いられる繊維とし
ては、公知の繊維が用いられる。好ましくは、強度に優
れることからガラス繊維、ロックファイバー、炭素繊
維、アルミナ繊維、ポリアミド繊維、ポリイミド繊維、
ポリアミドイミド繊維等を挙げる事ができる。製造しや
すく、膨脹加工が容易でかつコストを低く押さえること
ができることから、ガラス繊維がより好ましい。
【0018】ガラス繊維としては、材質は特に制限され
ず、含アルカリガラス、低アルカリガラス、無アルカリ
ガラス等のいずれでも良く、Eガラス、Cガラス、Aガ
ラス等、従来ガラス繊維として使用されている各種ガラ
スを用いることができる。使用する繊維の形状は特に制
限されないが、繊維の径が5〜30μmであると高強度
の膨脹体が容易に得られるので好ましい。
【0019】また、樹脂に充填する繊維の割合は、繊維
の真比重によって多少異なるが、1〜60重量%である
ことが好ましい。より好ましくは5〜50重量%であ
る。充填割合が低いと、繊維強化熱可塑性樹脂のシート
の膨脹体の強度が不十分となるので好ましくない。また
充填割合が高くなると繊維強化熱可塑性樹脂シートの製
造が困難になるので好ましくない。
【0020】繊維強化熱可塑性樹脂シートに用いられる
熱可塑性樹脂としては、公知の熱可塑性樹脂が使用でき
る。例えば、ポリオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂およ
びその共重合樹脂、塩化ビニリデン樹脂、酢酸ビニル系
樹脂、ポリスチレンおよびその共重合樹脂、ポリアミド
樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、熱可塑性ポ
リエステル樹脂、ポリフェニレンオキサイドおよびノリ
ル樹脂、ポリスルフォン等が挙げられる。ポリオレフィ
ン樹脂としては、高密度ポリエチレン、中〜低密度ポリ
エチレン、直鎖状低密度ポリエチレン等のポリエチレン
系共重合体、いわゆるブロックポリプロピレンと呼ばれ
る耐衝撃性ポリプロピレン、ランダムポリプロピレンと
呼ばれる共重合体等のポリプロピレン系共重合体、ポリ
ブテン、1−メチルペンテン−1樹脂等を使用すること
が出来、さらには、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−塩化ビニル共重合体等のオレフィンと他の極性
モノマーとの共重合体も使用することが出来る。また、
これらの他にも、上記した樹脂どうしのコポリマー、あ
るいはホモポリマーとコポリマーのブレンド物も使用出
来る。一方、塩化ビニルの共重合体としては、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン
共重合体、塩化ビニル−アクリロニトリル共重合体等が
挙げられる。
【0021】酢酸ビニル系樹脂としては、酢酸ビニル樹
脂、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール等が
挙げられ、ポリスチレンの共重合体としては、ABS樹
脂、SAN樹脂、ACS樹脂などが挙げられる。ポリア
ミド系樹脂としては、ナイロン6、ナイロン8、ナイロ
ン11、ナイロン66、ナイロン610などが挙げられ
る。ポリカーボネートとしては、ビスフェノールAとホ
スゲンから得られるポリカーボネート、ビスフェノール
Aとジフェニルカーボネートから得られるポリカーボネ
ートなど、熱可塑性ポリエステル樹脂としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレンテレナフタレー
トなどが使用できる。これらの熱可塑性樹脂は、単独で
用いても良いし、2種以上を混合したポリマーブレンド
で用いても良い。本発明においては、実用強度があれば
特に制約されない。実用強度としては、少なくとも引張
強さが500N/cm以上が好ましい。本発明におい
て、熱可塑性樹脂としては、膨脹体にしたときの強度、
化学的安定性および成型などの加工のし易さからポリオ
レフィンが好ましい。
【0022】繊維強化熱可塑性樹脂シートを得る方法と
しては、公知の方法を用いることが出来る。例えば、マ
ット状ないしシート状にした繊維を、シート状の熱可塑
性樹脂シートと積層して熱融着せしめる方法、あるいは
粉末状の熱可塑性樹脂とガラス繊維の短繊維を水中で分
散混合せしめた後、抄紙機ですくって脱水してシート化
しさらに乾燥してから加圧加熱して繊維強化熱可塑性樹
脂シートを得る方法が挙げられる。
【0023】また繊維強化熱可塑性樹脂シートには、必
要に応じて酸化チタン、カーボンブラック、べンガラ等
の着色顔料、炭酸カルシウム、クレー、タルクなどのフ
ィラー、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の公知の安定剤を
添加することができる。
【0024】該シートの膨脹は、熱可塑性樹脂の融点以
上に加熱することにより容易に行われる。即ち加熱によ
り繊維強化熱可塑性樹脂シートの中の繊維が、熱可塑性
樹脂の束縛から解放され、繊維の復元力により自由な方
向をとることにより膨脹が起こる。加熱方法として好ま
しい方法は、遠赤外線による加熱である。遠赤外線によ
る加熱装置としては、例えば、インフラスタイン(日本
ガイシ社品)などがあげられる。
【0025】膨脹した繊維強化熱可塑性樹脂シートは、
該熱可塑性樹脂の融点以下の温度でプレス加工して目的
の見掛け比重の膨脹体とする。この時のプレス厚みで見
掛け比重を制御することができる。膨脹体の見掛け比重
としては、0.2〜0.7が好ましく、これよりも軽く
なると、膨脹体の強度が不十分となり、またこれよりも
重くなると本発明の目的である軽さが達成しがたい。
【0026】本発明で用いる外表面材としては、樹脂製
シート、合板、単板、金属板などが用いられる。外表面
材は、本発明の目的である防音設備の外観となるもので
あり、また内部を保護するものである。かかる目的に適
うものであれば特に制約されない。外表面材の厚みとし
ては、0.1〜10mmが好ましく、薄くなると、例え
ば接着剤の塗布ムラなどの心材や下地の欠陥が表面に現
れたり、外表面材が容易に傷つくなどの問題が生じやす
く好ましくない。またより厚くなると得られる複合ボー
ドの重量が重くなったり、コストが高くなるので、好ま
しくない。
【0027】内表面材、中間層、および外表面材は、必
要に応じて接着剤を用いて貼り合わせる。また、貼り合
わせずに用いることもできる。かかる接着剤としては、
公知の無溶剤型接着剤が好ましく用いられる。例えば一
液もしくは二液のエポキシ系接着剤、シリコン系接着剤
もしくは、ウレタン系接着剤等があげられる。例えば、
インスターボンドXTE−118(二液エポキシ系接着
剤、松栄化学工業社品、チクソ性指数3.2)などがあ
る。
【0028】これらの接着剤を用いるに際しては、必要
に応じて被着面の表面処理を行うことが好ましい。表面
処理としては公知の方法が採用される。例えば、被着面
がポリオレフィンである場合には、コロナ放電処理、フ
レーム処理などの処理方法があげられる。また被着面が
金属である場合では、脱脂後にプライマー塗布すること
により、より強固な接着が得られる。
【0029】接着剤の塗布量としては、0.1〜1.0
Kg/mが好ましい。接着剤の塗布量が少ないと十分
な接着が得られず、接着剤の塗布量が多いと複合ボード
が重い物となり、好ましくない。かかる接着剤は、表面
材側に所定量を塗布される。貼り合わせは、常温もしく
は加熱下で加圧することにより行われる。
【0030】
【作用】内表面材として用いる熱可塑性樹脂フレークを
主体とするボードと、ハニカム構造体もしくは多孔質繊
維板である中間層と、外表面材を有する複合ボードの三
層構造とすることにより、それぞれが単独では到達しえ
ない防音性能を有し、かつ物理強度と加工性に優れた複
合ボードを得ることができる。上記の如く優れた特性を
有するものであるから、土木・建築工事等で使用される
コンクリート型枠、輸送用車両の形成用材料、壁材ある
いは床材等の建築内外装材、家具などの材料の様とはも
ちろん、これ以外にも幅広く利用できるものである。
【0031】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
る。 実施例1 1、複合ボードの製造 (1)内表面材 癈磁気テープを用いて作成された厚さ15mmのボード
(フジ化成社品、見掛け比重0・43)を用いた。 (2)中間層 厚さ30mmのペーパーハニカム(セルサイズ8mm)
新日本コア社品)を用いた。 (3)外表面材 厚さ5.5mmの合板を用いた。 (4)複合ボードの製造 上記内表面材と、中間層および外表面材を、ペースト状
接着剤(インスターボンドKH−1085K)松栄化学
工業社品、エマルジョン系接着剤)を用いて常温下で1
6時間プレスし、厚さ45.5mmの複合ボードを得
た。得られた複合ボードを図1に示した。1は内表皮材
であり、2は中間層、3は外表面材である。また実施例
1の複合ボードの部分断面拡大図を図2に示した。
【0032】2、複合ボードの性能評価 かくして得られた複合ボードを用いて内寸が30cmの
立方体の箱を作成した。この箱の中心部に、音源(電子
アラーム)を置き、音源から60cm離れた位置で騒音
を測定した。結果を表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】また、実施例1の複合ボードを用いて、高
さ3m幅5m奥行き5mの防音室を組み立てた。この中
に木材加工用の切削機を稼働させ、騒音を測定した。結
果を表2に示した。防音室の組み立てに際しては、電気
配線、切削用木材の供給口と切削済み木材の出口、粉塵
排出ダクトなどの加工の必要があり、穴明け、切り欠き
などの加工を行った。加工はのこぎりなどの木工用の工
具を用いて容易に行うことができた。
【0035】
【表2】
【0036】実施例2 1、複合ボードの製造 (1)内表面材 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルムを
ランダムに裁断して得られた平均長径7mmのフィルム
状フレーク100重量部を、二液エポキシ樹脂系接着剤
(インスターボンドX−13183,松栄化学工業社
品)20重量部と混合し、常温下でプレスし、厚さ10
mm,見掛け比重0・43の内表面材を得た。 (2)中間層 ガラス繊維強化ポリプロピレンの膨脹体(厚さ15m
m,見掛け比重0.45、ガラス繊維40%含有)を用
いた。 (3)外表面材 厚さ5.5mmの合板を用いた。 (4)複合ボードの製造 上記内表面材(裏面)に、ペースト状接着剤インスター
ボンドKH−1085K(松栄化学工業社品、エマルジ
ョン系接着剤)を0.25kg/mに塗布し、中間層
と常温下で16時間プレスし、厚さ25mmのボードを
得た。このボードの中間層側に外表面材をインスターボ
ンドKH−1085K(上記)を用いて同様にして貼合
せた。得られた実施例2の複合ボードを図3に示した。
4は内表面材であり、5は中間層、6は外表面材であ
る。また実施例2の複合ボードの部分断面拡大図を図4
に示した。
【0037】2、複合ボードの性能評価 かくして得られた複合ボードを用いて内寸が30cmの
立方体の箱を作成した。この箱の中心部に、騒音音源
(電子アラーム)を置き、音源から60cm離れた位置
で騒音を測定した。結果を表3に示した。
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明の複合ボード
は、熱可塑性樹脂フレークを主体とするボードと、ハニ
カム構造体もしくは多孔質繊維板、および合板などの外
表面材よりなる防音材であるから加工性が良い。
【0040】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の複合ボードの斜視図である。
【図2】実施例1の複合ボードの部分拡大断面図であ
る。
【図3】実施例2の複合ボードの斜視図である。
【図4】実施例2の複合ボードの部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1、内表面材(磁気テープ使用ボード) 2、中間層(ペーパーハニカム) 3、外表面材(合板) 4、内表面材(裁断フイルム使用ボード) 5,中間層(ガラス繊維強化ポリプロピレンの膨脹体) 6、外表面材(合板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新谷 彰 愛知県名古屋市熱田区六野1丁目3番18号 松栄化学工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱可塑性樹脂フレークを主体とするボード
    を内表面材とし、ハニカム構造体もしくは多孔質繊維板
    を中間層とし、外表面材を有する複合ボード。
  2. 【請求項2】熱可塑性樹脂フレークが磁気テープ廃材で
    ある請求項1の複合ボード。
  3. 【請求項3】多孔質繊維板が、ガラス繊維強化ポリオレ
    フィンである請求項2の複合ボード。
JP4529496A 1996-01-27 1996-01-27 複合ボード Pending JPH09201888A (ja)

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JP4529496A JPH09201888A (ja) 1996-01-27 1996-01-27 複合ボード

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JP4529496A JPH09201888A (ja) 1996-01-27 1996-01-27 複合ボード

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JPH09201888A true JPH09201888A (ja) 1997-08-05

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JP4529496A Pending JPH09201888A (ja) 1996-01-27 1996-01-27 複合ボード

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020035818A (ko) * 2002-04-25 2002-05-15 권회현 흡차음재
CN106182953A (zh) * 2016-08-29 2016-12-07 青岛威奥轨道装饰材料制造有限公司 一种纤维蜂窝复合板及其制备方法
CN109532155A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 郑州诺尔新材料技术有限公司 一种磁性复合板及其制作方法,以及由该复合板制作的磁性告示板

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