JPH09201909A - 透湿性複合シート及びそれを用いた吸収性物品 - Google Patents

透湿性複合シート及びそれを用いた吸収性物品

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JPH09201909A
JPH09201909A JP8011594A JP1159496A JPH09201909A JP H09201909 A JPH09201909 A JP H09201909A JP 8011594 A JP8011594 A JP 8011594A JP 1159496 A JP1159496 A JP 1159496A JP H09201909 A JPH09201909 A JP H09201909A
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信也 佐藤
Tetsuya Masuki
哲也 舛木
Fumiaki Kikuchi
文晃 菊池
Akihiko Gunji
亮彦 郡司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い透湿度を維持しつつ接着強度の向上した
柔軟な透湿性複合シートの提供。 【解決手段】 本発明の透湿性複合シート1は、ウレタ
ン系及び/又はエステル系のエラストマー並びにポリオ
レフィン系熱可塑性樹脂からなる無孔シート2を、繊維
集合体3上に積層させてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透湿性複合シート
及びそれを用いた吸収性物品に関し、更に詳しくは接着
強度の向上した透湿性複合シート及びそれを用いた吸収
性物品に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ウレタ
ン系又はエステル系のエラストマーのシートを不織布等
に積層した透湿性シートが知られている。例えば、特開
昭51−111290号公報は、透湿性に優れたポリエ
ステルフィルムシートとして、短鎖エステル単位と長鎖
エステル単位とを含有するコポリエステルエラストマー
からなるフィルムシートを開示している。同公報には、
かかるフィルムシートをナイロンやポリエステル等の合
成繊維織布によって補強して用い得ることが記載されて
いる。
【0003】また、特開平6−134000号公報及び
特開平7−70936号公報は、ポリエチレングリコー
ルとポリイソシアネートを主成分として合成したポリウ
レタン樹脂を用いて無孔の透湿ポリウレタンフィルムを
製造し、少なくともその片面に伸縮性不織布を積層した
ことを特徴とする伸縮性透湿防水シートを開示してい
る。そして、かかる防水シートは、おむつのバックシー
トに使用されることが記載されている。
【0004】しかしながら、上記各公報に記載のシート
において用いられているウレタン系及びエステル系のエ
ラストマーは、これを不織布等に積層した場合に、接着
強度(ラミネート強度)が十分ではなく、積層複合化が
困難であった。また、接着強度を上げようとすると、シ
ートのドレープ性(柔軟性)の低下が避けられなかっ
た。
【0005】従って、本発明の目的は、高い透湿度を維
持しつつ接着強度の向上した柔軟な透湿性複合シートを
提供することにある。また、本発明の目的は、ムレが防
止され、風合いに優れた吸収性物品を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討を
重ねた結果、ウレタン系及び/又はエステル系のエラス
トマーにポリオレフィン系熱可塑性樹脂を添加して得ら
れる無孔シートを、不織布等に積層することにより、上
記目的を達成し得る透湿性複合シートが得られることを
知見した。
【0007】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
であり、ウレタン系及び/又はエステル系のエラストマ
ー並びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる無孔シ
ートを、繊維集合体上に積層させてなることを特徴とす
る透湿性複合シートを提供することにより、上記目的を
達成したものである。
【0008】また、本発明は、上記透湿性複合シートを
用いた吸収性物品として、液透過性の表面シート、液不
透過性の裏面シート、及びこれら両シート間に介在する
液保持性の吸収体を具備してなる吸収性物品において、
上記裏面シートとして、ウレタン系及び/又はエステル
系のエラストマー並びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂
からなる無孔シートを、繊維集合体上に積層させてなる
透湿性複合シートを用いることを特徴とする吸収性物品
を提供するものである。
【0009】また、本発明は、上記透湿性複合シートを
製造するための好ましい方法として、ウレタン系及び/
又はエステル系のエラストマー並びにポリオレフィン系
熱可塑性樹脂からなる混合物をシート状に溶融成形した
後、繊維集合体上に溶融ラミネートすることを特徴とす
る透湿性複合シートの製造方法を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の透湿性複合シート
の好ましい一実施形態を図面を参照して説明する。ここ
で、図1は、本発明の透湿性複合シートの好ましい一実
施形態の構造を示す概略断面図である。
【0011】図1に示す実施形態の透湿性複合シート1
は、ウレタン系及び/又はエステル系のエラストマー並
びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる無孔シート
2を、繊維集合体3上に積層(ラミネート)させたもの
である。以下、上記透湿性複合シート1を構成する無孔
シート2及び繊維集合体3についてそれぞれ説明する。
【0012】上記無孔シート2は、上述の通りウレタン
系及び/又はエステル系のエラストマー並びにポリオレ
フィン系熱可塑性樹脂からなる。上記ウレタン系及びエ
ステル系のエラストマーとしては、シート状に成形した
場合に透湿性を発現し得るものであれば特に制限なく用
いることができる。上記ウレタン系のエラストマーとし
て好ましく用いられるものとしては、例えば、ハードセ
グメントとしてウレタン結合を有するブロックと、ソフ
トセグメントとしてポリカーボネート系ポリオール、エ
ーテル系ポリオール、カプロラクトン系ポリエステル、
又はアジペート系ポリエステル等を有するブロックとか
ら成る熱可塑性エラストマー等が挙げられる。また、特
開平7−70936号公報、特開平6−134000号
公報、特公平6−67604号公報、特開平1−141
669号公報、特公昭52−21042号公報等に記載
のウレタン系のエラストマーを用いることもできる。一
方、上記エステル系のエラストマーとして好ましく用い
られるものとしては、例えば、ハードセグメントとして
芳香族ポリエステルを有するブロックと、ソフトセグメ
ントとして脂肪族ポリエーテル、又は脂肪族ポリエステ
ルを有するブロックとから成る熱可塑性エラストマー等
が挙げられる。また、特開昭51−111290号公報
等に記載のエステル系のエラストマーを用いることもで
きる。
【0013】上記ウレタン系のエラストマーとエステル
系のエラストマーとは、それぞれ単独で用いてもよく、
又は両者を組み合わせて用いてもよい。両者を組み合わ
せて用いる場合には、それぞれの配合割合に特に制限は
ないが、上記ウレタン系のエラストマーを主な配合に用
いる場合や、ブロッキング防止効果を付与する場合に
は、上記エステル系のエラストマーの硬度を選んでブレ
ンドすると良い。
【0014】上記無孔シート2を構成する他方の成分で
あるオレフィン系熱可塑性樹脂としては、エチレンやプ
ロピレン等のホモポリマー、及びエチレンやプロピレン
等と他の重合性単量体とのコポリマー等を用いることが
できるが、これらに限定されるものではない。上記重合
性単量体としては、例えば、アクリル酸、アクリル酸エ
ステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、メタク
リル酸、メタクリル酸エステル、メタクリル酸グリシジ
ル、酢酸ビニル等を用いることができる。上記オレフィ
ン系熱可塑性樹脂として好ましく用いることができるも
のとしては、エチレンとアクリル酸、アクリル酸エチ
ル、ビニルアルコールマレイン酸無水物又は酢酸ビニル
とのコポリマー等が挙げられる。
【0015】上記オレフィン系熱可塑性樹脂は単独で用
いてもよく、又は2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。上記オレフィン系熱可塑性樹脂を2種以上を組み合
わせて用いる場合には、特に、低密度ポリエチレン(L
DPE)と、オレフィン系コポリマー(例えば、エチレ
ン/アクリル酸エチルコポリマー等)とを用いると、上
記無孔シート2を成形する際の溶融物の流動性及び接着
性が向上するので好ましい。
【0016】上記無孔シート2は、上記エラストマー9
9〜51重量部、及び上記ポリオレフィン系熱可塑性樹
脂1〜49重量部からなることが好ましい。上記エラス
トマーの含有量が99重量部を超えるか又は上記ポリオ
レフィン系熱可塑性樹脂の含有量が1重量部に満たない
と上記繊維集合体に対する接着効果が低く、上記エラス
トマーの含有量が51重量部に満たないか又は上記ポリ
オレフィン系熱可塑性樹脂の含有量が49重量部を超え
ると上記エラストマーの有する透湿性を阻害するおそれ
があるので、上記範囲内とすることが好ましい。更に好
ましくは、上記無孔シート2は、上記エラストマー99
〜60重量部、上記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂1〜
40重量部からなる。
【0017】上述の通り、上記無孔シート2は、上記エ
ラストマー及び上記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂から
なるが、これらに加えて他の樹脂を含有してもよい。そ
のような樹脂としては、例えば、上記エラストマーと上
記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂との相容化剤として働
くような樹脂等を挙げることができる。かかる他の樹脂
は、上記エラストマー100重量部に対して好ましくは
0.1〜10重量部配合することができる。また、上記
無孔シート2には、必要に応じて、滑剤、アンチブロッ
キング剤、熱・光安定剤、帯電防止剤、着色剤等の各種
添加剤を添加してもよい。
【0018】上記無孔シート2は液不透過性である。こ
れと同時に、該無孔シート2は、微細孔によってではな
く、上記エラストマーの水蒸気の取り込み、拡散、放出
という形で透湿性を発現する。上記無孔シート2は、そ
の厚さに特に制限はないが、複合シートとしてのドレー
プ性(柔軟性)、風合い等の観点から5〜50μmであ
ることが好ましく、5〜30μmであることが更に好ま
しい。
【0019】次に、図1に示す実施形態の透湿性複合シ
ート1における上記繊維集合体3について説明する。上
記繊維集合体3としては、シート状の繊維集合体、例え
ば合成繊維の織布や不織布を用いることができ、特に不
織布を用いることが好ましい。上記不織布としては、熱
可塑性繊維を主体とする不織布等が好ましく挙げられ、
例えばスパンボンド不織布、カード法不織布、メルトブ
ローン不織布、スパンレース不織布、ニードルパンチ不
織布等が挙げられるがこれらに限定されるものではな
い。
【0020】特に、上記繊維集合体3としては、ポリオ
レフィン系不織布を用いることが好ましく、就中、高弾
性樹脂を芯とし、低弾性及び/又は低融点のポリオレフ
ィン系樹脂を鞘とした芯鞘型の複合繊維を用いて形成さ
れた不織布を用いると、得られる透湿性複合シートの風
合いが一層高くなると共に弾力性が高くなり、また、該
不織布と上記無孔シート2との接着性も良好であるので
特に好ましい。上記不織布における繊維の太さは、柔軟
性及び風合い等の点から細い程好ましく、特に好ましく
は3デニール以下である。太さの下限には特に制限はな
いが実際の生産上0.1デニール程度迄である。
【0021】上記繊維集合体3は、その厚さに特に制限
はないが、コストと風合い等の観点から0.1〜5mm
(0.5g/cm2 加重下)であることが好ましく、
0.3〜3mmであることが更に好ましい。同様に、上
記繊維集合体3においては、その坪量に特に制限はない
が、コスト等の観点から10〜100g/m2 であるこ
とが好ましく、10〜50g/m2であることが更に好
ましい。
【0022】図1に示す実施形態の透湿性複合シート1
は、全体として透湿性を有するものであり、その透湿度
は0.5g/〔100cm2 ・hr〕以上であることが
好ましい。上記透湿度が0.5g/〔100cm2 ・h
r〕に満たないと、本発明の透湿性複合シートを例えば
使い捨ておむつ等の裏面シート等として用いた場合にム
レにつながる場合がある。また、上記透湿性複合シート
1は、透湿性を有することに加えて、液体不透過性であ
り、その耐水圧は50cm以上であることが好ましく、
更に好ましくは100cm以上である。上記耐水圧が5
0cmに満たないと、本発明の透湿性複合シートを例え
ば使い捨ておむつ等の裏面シート等として用いた場合に
尿等を防漏できない場合がある。
【0023】図1に示す実施形態の透湿性複合シート1
においては、その坪量に特に制限はないが、あまり坪量
を多くするとコスト高になるため、15〜130g/m
2 であることが好ましく、25〜50g/m2 であるこ
とが更に好ましい。
【0024】本発明の透湿性複合シートは、図1に示す
実施形態に限定されるものではなく、種々の変更形態が
可能である。例えば、本発明の透湿性複合シートを使い
捨ておむつの裏面シートとして用いる場合には、上記繊
維集合体の所定の位置に、粘着性のファスニングテープ
を貼着するためのランディングテープを設けたり、機械
的ファスナーの凸部材と係合可能な凹部材を設けてもよ
い。また、図1に示す実施形態の透湿性複合シートにお
いては、上記無孔シート2上に別の繊維集合体やシート
を一層以上積層してもよい。同様に、上記繊維集合体3
上に別の無孔シートや他のシートを一層以上積層しても
よい。また、図1に示す実施形態の透湿性複合シートに
おいては、上記無孔シート2の大きさと上記繊維集合体
3の大きさとは同一である必要はなく、例えば上記無孔
シート2上の所定の位置にのみ上記繊維集合体が積層さ
れていてもよい。
【0025】次に、図1に示す実施形態の透湿性複合シ
ート1の好ましい製造方法について説明する。上記透湿
性複合シート1は、ウレタン系及び/又はエステル系の
エラストマー並びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂から
なる混合物をシート状に溶融成形の際に、繊維集合体上
に溶融ラミネートすることによって好ましく製造され
る。
【0026】上記方法について詳述すると、まず、所定
量の上記ウレタン系及び/又はエステル系のエラストマ
ーと、上記ポリオレフィン系熱可塑性樹脂とを、必要に
応じて他の樹脂と混合した混合物を押出機にて溶融混練
する。次いで、上記溶融混練物をTダイのスリットから
押し出し、シート状に溶融成形して、これとは別に製造
しておいた繊維集合体上に、直接溶融ラミネートする。
この場合、上記繊維集合体と上記Tダイのスリットとの
距離(即ち、エアギャップ)は、上記シート状の溶融成
形物が固化する前の溶融状態のうちに上記繊維集合体と
溶融ラミネートし得るような距離とする。また、この際
の成形速度(溶融ラミネートの速度)は、上記無孔シー
トの膜切れや厚みムラが発生しないような速度とする。
【0027】溶融ラミネート後、積層体を一対の加熱ロ
ール間に挿通して熱圧着させたり、あるいは加熱エンボ
スロール等を用いた点接着等により、上記無孔シートと
上記繊維集合体との密着性を一層向上させて、上記透湿
性複合シートを得てもよい。
【0028】上記方法においては、予め製造しておいた
繊維集合体上に溶融成形した上記無孔シートを積層して
もよく、又は上記無孔シートを上記繊維集合体がカード
ウエブとしてシート化された直後に積層してもよい。ま
た、積層に先立ち上記繊維集合体の積層面をコロナ処理
やフレーム処理して、該繊維集合体と上記無孔シートと
の接着性を一層向上させてもよい。
【0029】以上、図1に示す実施形態の透湿性複合シ
ートの好ましい製造方法を詳述したが、該透湿性複合シ
ートの製造方法は上記方法には限られず、例えば、上記
無孔シートと上記繊維集合体との積層には、熱圧着ラミ
ネートやフレームラミネート等を用いたり、或いはホッ
トメルト接着剤や液状接着剤等を用いたラミネートを行
ってもよい。
【0030】次に、図1に示す実施形態の透湿性複合シ
ートを用いた吸収性物品について、使い捨ておむつを例
にとり、図2を参照して説明する。ここで、図2は、図
1に示す実施形態の積層を複合シートを用いた吸収性物
品の一例としての使い捨ておむつを示す斜視図である。
【0031】図2に示す使い捨ておむつ10は、液透過
性の表面シート11、液不透過性の裏面シート12、及
びこれら両シート間に介在する液保持性の吸収体(図示
せず)を具備してなり、使用時に着用者の腹側に位置す
る腹側胴まわり部13及び背側に位置する背側胴まわり
部14が形成されている。該背側胴まわり部14の両側
部には、機械的ファスナーの凸部材からなる一対の係合
部15,15が配設されている。このような構成並びに
上記表面シート11及び上記吸収体の形成材料等は従来
公知の構成及び形成材料等と同様である。而して、図2
に示す使い捨ておむつ10においては、上記裏面シート
12として、上記透湿性複合シートを用いている。上述
の通り、上記透湿性複合シートは透湿性を有するもので
あるから、該透湿性複合シートを裏面シートとして用い
た上記使い捨ておむつ10では、吸収した体液をその内
部におけるムレを効果的に防止することができる。
【0032】また、上記使い捨ておむつ10において
は、上記裏面シート12として用いられる上記透湿性複
合シートは、その繊維集合体側が、上記使い捨ておむつ
10の外方を向くように用いられている。上記透湿性複
合シートをこのように用いることによって、上記使い捨
ておむつ10に布様の感触を付与することができ、肌触
りや外観等の風合いに優れた使い捨ておむつとなすこと
ができる。
【0033】更に、上記使い捨ておむつ10において
は、上記透湿性複合シートにおける上記繊維集合体が、
上記係合部15,15と係合可能な凹部材を兼用してい
る。従って、上記裏面シート12上に、上記係合部1
5,15と係合可能な凹部材を別途設ける必要がなく、
製造工程が簡略化される。また、上記使い捨ておむつ1
0を丸めて廃棄するときに、上記係合部15,15を上
記裏面シート12の何れの位置にも係合させて廃棄する
ことができるので、極めて便利である。
【0034】なお、本発明の吸収性物品としては、上記
展開型の使い捨ておむつの他、パンツ型の使い捨ておむ
つ、生理用ナプキン及び失禁パッド等が挙げられ、上記
透湿性複合シートは吸収性物品の用途に応じて所望の形
状で用いられる。
【0035】
【実施例】以下、実施例により本発明の透湿性複合シー
トを更に詳細に説明する。しかしながら、本発明はかか
る実施例に限定されないことはいうまでもない。なお、
以下の説明においては、特に断らない限り「部」は重量
部を示す。
【0036】〔実施例1〕エステル系のエラストマー
(日本合成化学工業製のXG−830)70部と、オレ
フィン系熱可塑性樹脂(エチレン/アクリル酸エチル共
重合体、三井・デュポンポリケミカル社製のA702)
30重量部とをヘンシェルミキサーで混合し、得られた
樹脂混合物を二軸押出機にて溶融混練した後、Tダイか
らシート状に押し出して(坪量16.9g/m2 )、予
め製造しておいたポリエチレンからなるサクションヒー
トボンド不織布(坪量20g/m2 )上に、成形速度1
00m/minで溶融ラミネートし、透湿性複合シート
を製造した。なお、この際のエアギャップは120mm
であった。また、この透湿性複合シートについて、下記
の方法で透湿度及びラミネート強力を測定した。その結
果を表1に示す。
【0037】<透湿度の測定>JIS Z0208に準
拠して測定した。 <ラミネート強力の測定>得られた透湿性複合シートを
幅25mm、長さ100mmの試験片に切り出した後、
チャック間40mmで引っ張り試験機にてTピール試験
を行い、ピーク値5点の平均を求めた。なお、引っ張り
速度は300mm/minであり、MD方向(シートの
成形方向が試験片の長手方向)とTD方向(シートの成
形方向と直角な方向が試験片の長手方向)について測定
した。
【0038】〔実施例2〜4〕実施例1において用いた
樹脂混合物に代えて表1に示す樹脂混合物を用い、且つ
実施例1おける成形加工条件に代えて表1に示す成形加
工条件を用いる以外は、実施例1と同様の操作により透
湿性複合シートを得た。得られた透湿性複合シートにつ
いて実施例1と同様の測定をした。その結果を表1に示
す。
【0039】〔比較例1〕実施例1において、ポリオレ
フィン系熱可塑性樹脂を用いず、エステル系のエラスト
マーのみを100重量部用いる以外は実施例1と同様の
操作により透湿性複合シートを得た。得られた透湿性複
合シートについて実施例1と同様の測定をした。その結
果を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1に示す結果から明らかなように、ポリ
オレフィン系熱可塑性樹脂を含有する無孔シートと不織
布とを積層して得られた本発明の透湿性複合シート(実
施例1〜4)は、ポリオレフィン系熱可塑性樹脂を含有
しない無孔シートを用いた比較例1の透湿性複合シート
と同程度の柔軟性を有し、且つ接着強度が一層高いもの
であった。
【0042】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明によれば、
ウレタン系及び/又はエステル系のエラストマーにポリ
オレフィン系熱可塑性樹脂を添加して得られる無孔シー
トを繊維集合体と積層することにより、高い透湿度を維
持しつつ接着強度の向上した柔軟な透湿性複合シートが
得られる。また、上記透湿性複合シートを裏面シートと
して用いた吸収性物品は、ムレが防止され、風合いに優
れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透湿性複合シートの好ましい一実施形
態の構造を示す概略断面図である。
【図2】図1に示す実施形態の積層を複合シートを用い
た吸収性物品の一例としての使い捨ておむつを示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 透湿性複合シート 2 無孔シート 3 繊維集合体 10 使い捨ておむつ 11 液透過性の表面シート 12 液不透過性の裏面シート
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75/04 NGG A41B 13/02 F (72)発明者 郡司 亮彦 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタン系及び/又はエステル系のエラ
    ストマー並びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる
    無孔シートを、繊維集合体上に積層させてなることを特
    徴とする透湿性複合シート。
  2. 【請求項2】 上記無孔シートが、上記エラストマー9
    9〜51重量部、及び上記ポリオレフィン系熱可塑性樹
    脂1〜49重量部からなる、請求項1記載の透湿性複合
    シート。
  3. 【請求項3】 透湿度が0.5g/〔100cm2 ・h
    r〕以上であり、耐水圧が50cm以上である、請求項
    1又は2記載の透湿性複合シート。
  4. 【請求項4】 液透過性の表面シート、液不透過性の裏
    面シート、及びこれら両シート間に介在する液保持性の
    吸収体を具備してなる吸収性物品において、上記裏面シ
    ートとして、ウレタン系及び/又はエステル系のエラス
    トマー並びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる無
    孔シートを、繊維集合体上に積層させてなる透湿性複合
    シートを用いることを特徴とする吸収性物品。
  5. 【請求項5】 ウレタン系及び/又はエステル系のエラ
    ストマー並びにポリオレフィン系熱可塑性樹脂からなる
    混合物をシート状に溶融成形した後、繊維集合体上に溶
    融ラミネートすることを特徴とする透湿性複合シートの
    製造方法。
JP01159496A 1996-01-26 1996-01-26 透湿性複合シート及びそれを用いた吸収性物品 Expired - Fee Related JP3568668B2 (ja)

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