JPH09202104A - 自動車用ホイール - Google Patents
自動車用ホイールInfo
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- JPH09202104A JPH09202104A JP3541896A JP3541896A JPH09202104A JP H09202104 A JPH09202104 A JP H09202104A JP 3541896 A JP3541896 A JP 3541896A JP 3541896 A JP3541896 A JP 3541896A JP H09202104 A JPH09202104 A JP H09202104A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 2ピース・溶接型でありながら、ディスク体
20の表面側からリム体10とディスク体20の継ぎ目
が見えない自動車用ホイールを提供する。リム体10と
ディスク体20の同心性および接合強度を高める。 【構成】 リム体10の表面側の端部からフロントフラ
ンジ部を除去する。ディスク体20の外周部にそのフロ
ントフランジ部24を設ける。リム体10のビードシー
ト部11に傾斜面15を設け、リム体10の表面側の端
部に設けたビードシート部11が外嵌する環状受け部2
5をフロントフランジ部24の裏面側に設ける。ビード
シート部11とフロントフランジ部24との間を、リム
体10の外面側から溶接する。フロントフランジ部24
の裏面内周部に形成した環状凹部27に、傾斜面15が
形成されたビードシート部11の端縁部を嵌入させるこ
とにより、溶接ビード30ののど厚Bの確保を容易にす
る。
20の表面側からリム体10とディスク体20の継ぎ目
が見えない自動車用ホイールを提供する。リム体10と
ディスク体20の同心性および接合強度を高める。 【構成】 リム体10の表面側の端部からフロントフラ
ンジ部を除去する。ディスク体20の外周部にそのフロ
ントフランジ部24を設ける。リム体10のビードシー
ト部11に傾斜面15を設け、リム体10の表面側の端
部に設けたビードシート部11が外嵌する環状受け部2
5をフロントフランジ部24の裏面側に設ける。ビード
シート部11とフロントフランジ部24との間を、リム
体10の外面側から溶接する。フロントフランジ部24
の裏面内周部に形成した環状凹部27に、傾斜面15が
形成されたビードシート部11の端縁部を嵌入させるこ
とにより、溶接ビード30ののど厚Bの確保を容易にす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽合金製の自動車
用ホイール、特にリム部とディスク部とを別々に成形し
て両者を溶接により一体化したいわゆる2ピース・溶接
型の自動車用ホイールに関する。
用ホイール、特にリム部とディスク部とを別々に成形し
て両者を溶接により一体化したいわゆる2ピース・溶接
型の自動車用ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】軽合金製の自動車用ホイールにあって
は、強度や気密性といった機械的品質に加え、デザイン
面での品質が強く求められている。リム部とディスク部
とを別々に成形して両者を溶接により結合一体化した2
ピース・溶接型ホイールの場合、デザイン面での品質と
しては、リム体とディスク体とが一体に形成されたいわ
ゆる1ピース構造のホイールに近い外観を有すること、
少なくとも溶接ビードがディスク表面の側から見えない
ことなどが挙げられる。以下の説明では、ディスク表面
の側、すなわち車体の側方に露出する側を表面側と称
し、その反対側を裏面側と称する。
は、強度や気密性といった機械的品質に加え、デザイン
面での品質が強く求められている。リム部とディスク部
とを別々に成形して両者を溶接により結合一体化した2
ピース・溶接型ホイールの場合、デザイン面での品質と
しては、リム体とディスク体とが一体に形成されたいわ
ゆる1ピース構造のホイールに近い外観を有すること、
少なくとも溶接ビードがディスク表面の側から見えない
ことなどが挙げられる。以下の説明では、ディスク表面
の側、すなわち車体の側方に露出する側を表面側と称
し、その反対側を裏面側と称する。
【0003】図5(A)(B)に2ピース・溶接型ホイ
ールの従来例を示す。図5(A)に示されたホイール
は、表面側および裏面側の両端部にフランジ部1,2が
設けられ、中央部にドロップセンタ3が設けられたリム
体4を有する。リム体4に組み合わされるディスク体5
は、リム体4の内面側に嵌合し、外周のリング部がドロ
ップセンタ3の底面に溶接されている。溶接はディスク
体5の裏面側で且つリム体4の内面側から行われる。
ールの従来例を示す。図5(A)に示されたホイール
は、表面側および裏面側の両端部にフランジ部1,2が
設けられ、中央部にドロップセンタ3が設けられたリム
体4を有する。リム体4に組み合わされるディスク体5
は、リム体4の内面側に嵌合し、外周のリング部がドロ
ップセンタ3の底面に溶接されている。溶接はディスク
体5の裏面側で且つリム体4の内面側から行われる。
【0004】図5(B)に示されたホイールは、フラン
ジ部1,2間のドロップセンタ3が中央より裏面側に偏
位したリム体4を有する。リム体4の内面側に嵌合した
ディスク体5は、ドロップセンタ3より表面側のリム体
内周面に溶接されている。ここでの溶接もディスク体5
の裏面側で且つリム体4の内面側から行われる。なお6
は溶接ビードである。
ジ部1,2間のドロップセンタ3が中央より裏面側に偏
位したリム体4を有する。リム体4の内面側に嵌合した
ディスク体5は、ドロップセンタ3より表面側のリム体
内周面に溶接されている。ここでの溶接もディスク体5
の裏面側で且つリム体4の内面側から行われる。なお6
は溶接ビードである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5(A)(B)に示
された2ピース・溶接型ホイールにあっては、いずれも
溶接ビード6がディスク体5の裏面側に形成されるの
で、ディスク体5の表面側からは溶接ビード6は見えな
い。しかし、ディスク体5がリム体4の内面側に嵌合し
ているので、表面側から継ぎ目が見え、1ピース構造の
ホイールとは一見して区別が付くことになる。また溶接
作業はリム体4の内面側からよりも外面側からの方が簡
単であるが、いずれのホイールもリム体4の内面側から
の溶接を必要とするので、この点が不利となる。
された2ピース・溶接型ホイールにあっては、いずれも
溶接ビード6がディスク体5の裏面側に形成されるの
で、ディスク体5の表面側からは溶接ビード6は見えな
い。しかし、ディスク体5がリム体4の内面側に嵌合し
ているので、表面側から継ぎ目が見え、1ピース構造の
ホイールとは一見して区別が付くことになる。また溶接
作業はリム体4の内面側からよりも外面側からの方が簡
単であるが、いずれのホイールもリム体4の内面側から
の溶接を必要とするので、この点が不利となる。
【0006】1ピース構造のホイールに外観が類似する
と言う点に関し、スチール製のホイールの場合は、図6
に示すような構造が知られている。これは、リム体4の
表面側の端部からフランジ部1を除去し、そのフランジ
部1をディスク体5の外周部に設けたものであり、リム
体4の表面側の端部に設けられたビードシート部7をデ
ィスク体5の裏面外周部に溶接することにより製造され
る。
と言う点に関し、スチール製のホイールの場合は、図6
に示すような構造が知られている。これは、リム体4の
表面側の端部からフランジ部1を除去し、そのフランジ
部1をディスク体5の外周部に設けたものであり、リム
体4の表面側の端部に設けられたビードシート部7をデ
ィスク体5の裏面外周部に溶接することにより製造され
る。
【0007】この構造によると、リム体4とディスク体
5の継ぎ目および溶接ビード5がディスク体5の裏面側
に隠れ、ディスク体5の表面側から見ただけでは1ピー
ス構造と2ピース構造の区別が付かない。しかし、ディ
スク体5に対してリム体4が位置決めされないために、
両者の同心性が良くないという問題がある。なお、両端
のフランジ部1,2のうち表面側のものは、特にフロン
トフランジ部と呼ばれている。
5の継ぎ目および溶接ビード5がディスク体5の裏面側
に隠れ、ディスク体5の表面側から見ただけでは1ピー
ス構造と2ピース構造の区別が付かない。しかし、ディ
スク体5に対してリム体4が位置決めされないために、
両者の同心性が良くないという問題がある。なお、両端
のフランジ部1,2のうち表面側のものは、特にフロン
トフランジ部と呼ばれている。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、2ピース・溶接型の軽合金ホイールでありな
がら、1ピース構造のホイールに外観が酷似し、且つリ
ム体とディスク体との同心性が優れると共に、リム体と
ディスク体の接合強度がとりわけ高く、更には溶接作業
も容易な自動車用ホイールを提供することを目的とす
る。
のであり、2ピース・溶接型の軽合金ホイールでありな
がら、1ピース構造のホイールに外観が酷似し、且つリ
ム体とディスク体との同心性が優れると共に、リム体と
ディスク体の接合強度がとりわけ高く、更には溶接作業
も容易な自動車用ホイールを提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる自動車用
ホイールは、車体の側方に露出する側を表面側、その反
対側を裏面側として、ホイール中心軸方向の表面側の端
部にフロントフランジ部がなく、その端部にビードシー
ト部が設けられた軽合金製のリム体と、外周部に前記フ
ロントフランジ部が設けられ、フロントフランジ部の裏
面側に位置して前記リム体のビードシート部が外嵌する
環状受け部が設けられた軽合金製のディスク体とを具備
し、ディスク体の環状受け部に外嵌したリム体のビード
シート部とディスク体のフロントフランジ部とが、リム
体の外面側からの溶接により接合された自動車用ホイー
ルであって、前記ビードシート部の端縁部には傾斜面が
形成されており、ディスク体のフロントフランジ部の裏
面内周部に環状凹部が形成され、ディスク体の環状受け
部に外嵌するリム体のビードシート部の端縁部が前記環
状凹部に嵌入している。
ホイールは、車体の側方に露出する側を表面側、その反
対側を裏面側として、ホイール中心軸方向の表面側の端
部にフロントフランジ部がなく、その端部にビードシー
ト部が設けられた軽合金製のリム体と、外周部に前記フ
ロントフランジ部が設けられ、フロントフランジ部の裏
面側に位置して前記リム体のビードシート部が外嵌する
環状受け部が設けられた軽合金製のディスク体とを具備
し、ディスク体の環状受け部に外嵌したリム体のビード
シート部とディスク体のフロントフランジ部とが、リム
体の外面側からの溶接により接合された自動車用ホイー
ルであって、前記ビードシート部の端縁部には傾斜面が
形成されており、ディスク体のフロントフランジ部の裏
面内周部に環状凹部が形成され、ディスク体の環状受け
部に外嵌するリム体のビードシート部の端縁部が前記環
状凹部に嵌入している。
【0010】本発明にかかる自動車用ホイールにおいて
は、ディスク体の裏面側にリム体が片持ち支持される。
これにより、リム体とディスク体の接合箇所がディスク
体の裏面側に隠れるが、その反面、ビードシート部とフ
ロントフランジ部との間に形成された溶接ビードに大き
な力が加わる。フロントフランジ部の裏面側に設けられ
た環状受け部は、この力の軽減に有効であるが、それで
も溶接ビードは重要である。
は、ディスク体の裏面側にリム体が片持ち支持される。
これにより、リム体とディスク体の接合箇所がディスク
体の裏面側に隠れるが、その反面、ビードシート部とフ
ロントフランジ部との間に形成された溶接ビードに大き
な力が加わる。フロントフランジ部の裏面側に設けられ
た環状受け部は、この力の軽減に有効であるが、それで
も溶接ビードは重要である。
【0011】溶接ビードに関し、本発明にかかる自動車
用ホイールにおいては、タイヤのビード部が溶接ビード
に当たる。そのため、タイヤのビード部の表面に対応し
て溶接ビードの表面を凹状に湾曲させることが望まれ
る。しかし、溶接ビードの表面を凹状に湾曲させること
により、のど厚と呼ばれる溶接ビードの高さを確保し難
くなる。のど厚に関しては、リム体のビードシート部の
肉厚より大きいことが必要であるが、溶接ビードの表面
を凹状に湾曲させることにより、これが困難になるわけ
である。
用ホイールにおいては、タイヤのビード部が溶接ビード
に当たる。そのため、タイヤのビード部の表面に対応し
て溶接ビードの表面を凹状に湾曲させることが望まれ
る。しかし、溶接ビードの表面を凹状に湾曲させること
により、のど厚と呼ばれる溶接ビードの高さを確保し難
くなる。のど厚に関しては、リム体のビードシート部の
肉厚より大きいことが必要であるが、溶接ビードの表面
を凹状に湾曲させることにより、これが困難になるわけ
である。
【0012】本発明にかかる自動車用ホイールにおい
て、ビードシート部の端縁部に傾斜面を形成するととも
に、ディスク体のフロントフランジ部の裏面内周部に環
状凹部を形成し、ディスク体の環状受け部に外嵌するリ
ム体のビードシート部の端縁部を前記環状凹部に嵌入さ
せたのは、溶接ビードの表面を凹状に湾曲させた場合に
も、リム体のビードシート部の肉厚より大きいのど厚を
容易に確保するためである。
て、ビードシート部の端縁部に傾斜面を形成するととも
に、ディスク体のフロントフランジ部の裏面内周部に環
状凹部を形成し、ディスク体の環状受け部に外嵌するリ
ム体のビードシート部の端縁部を前記環状凹部に嵌入さ
せたのは、溶接ビードの表面を凹状に湾曲させた場合に
も、リム体のビードシート部の肉厚より大きいのど厚を
容易に確保するためである。
【0013】本発明にかかる自動車用ホイールにおいて
は、のど厚を大きくする観点から、ビードシート部の端
縁部を他の部分より厚肉とすることが望まれる。
は、のど厚を大きくする観点から、ビードシート部の端
縁部を他の部分より厚肉とすることが望まれる。
【0014】また、溶接ビードに加わる力を軽減する観
点から、ディスク体の環状受け部を裏面側へ延長するべ
く、ディスク体の裏面外周部に裏面側へ突出する環状突
出部を設けることが望まれる。
点から、ディスク体の環状受け部を裏面側へ延長するべ
く、ディスク体の裏面外周部に裏面側へ突出する環状突
出部を設けることが望まれる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図示
例に基づいて説明する。図1は本発明を実施した自動車
用ホイールの1例についてその全体構造を示す縦断側面
図、図2は同ホイールの正面図、図3は同ホイールの主
要部を比較例と対比して示す縦断側面図である。
例に基づいて説明する。図1は本発明を実施した自動車
用ホイールの1例についてその全体構造を示す縦断側面
図、図2は同ホイールの正面図、図3は同ホイールの主
要部を比較例と対比して示す縦断側面図である。
【0016】本ホイールは、図1および図2に示される
ように、アルミ合金等の軽合金からなるリム体10およ
びディスク体20を溶接により一体化した2ピース・溶
接型の自動車用ホイールである。
ように、アルミ合金等の軽合金からなるリム体10およ
びディスク体20を溶接により一体化した2ピース・溶
接型の自動車用ホイールである。
【0017】リム体10は、表面側の端部からフロント
フランジ部を除去した構造であり、その端部にはビード
シート部11が設けられている。ビードシート部11の
裏面側には、内面側へ窪んだドロップセンタ12が設け
られている。ドロップセンタ12は、リム体10の中心
軸方向中央より表面側に位置し、最深部より表面側の部
分は、表面側へ向かうに連れて急激に拡径する急傾斜部
であり、最深部より裏面側の部分は、裏面側へ向かうに
連れて緩やかに拡径する緩傾斜部である。リム体10の
裏面側の端部には、ビードシート部13を介してフラン
ジ部14が設けられている。ビードシート部11,13
は、いずれもホイール中心軸に平行である。
フランジ部を除去した構造であり、その端部にはビード
シート部11が設けられている。ビードシート部11の
裏面側には、内面側へ窪んだドロップセンタ12が設け
られている。ドロップセンタ12は、リム体10の中心
軸方向中央より表面側に位置し、最深部より表面側の部
分は、表面側へ向かうに連れて急激に拡径する急傾斜部
であり、最深部より裏面側の部分は、裏面側へ向かうに
連れて緩やかに拡径する緩傾斜部である。リム体10の
裏面側の端部には、ビードシート部13を介してフラン
ジ部14が設けられている。ビードシート部11,13
は、いずれもホイール中心軸に平行である。
【0018】前記ビードシート部11の端縁部には、図
3(A)に示すように、傾斜面15が設けられている。
この傾斜面15は、ビードシート部11の端縁部が後述
するディスク体20に形成される環状凹部27に入り込
むような寸法に設定されている。
3(A)に示すように、傾斜面15が設けられている。
この傾斜面15は、ビードシート部11の端縁部が後述
するディスク体20に形成される環状凹部27に入り込
むような寸法に設定されている。
【0019】リム体10と組み合わされるディスク体2
0は、中心部にハブ部21を有する。ハブ部21は、そ
の外周面から外面側へ放射状に延出した複数本のスポー
ク22により外周のリング部23と接続されている。リ
ング部23には、外面側へ突出するフロントフランジ部
24が一体的に設けられると共に、リム体10のビード
シート部11が外嵌する環状受け部25が、フロントフ
ランジ部24の裏面側に位置して設けられている。環状
受け部25の外周面は、ホイール中心軸に平行である。
環状受け部25を裏面側へ延長するために、リング部2
3には裏面側へ突出する環状突出部26が一体的に設け
られている。
0は、中心部にハブ部21を有する。ハブ部21は、そ
の外周面から外面側へ放射状に延出した複数本のスポー
ク22により外周のリング部23と接続されている。リ
ング部23には、外面側へ突出するフロントフランジ部
24が一体的に設けられると共に、リム体10のビード
シート部11が外嵌する環状受け部25が、フロントフ
ランジ部24の裏面側に位置して設けられている。環状
受け部25の外周面は、ホイール中心軸に平行である。
環状受け部25を裏面側へ延長するために、リング部2
3には裏面側へ突出する環状突出部26が一体的に設け
られている。
【0020】リム体10とディスク体20との接合部
は、図3(A)に示されるように、フロントフランジ部
24の裏面内周部に環状凹部27が形成され、これに、
環状受け部25に外嵌したビードシート部11の端縁部
が嵌入する構造となっている。ビードシート部11と、
これが嵌入した環状凹部27との間には隙間が形成され
る。
は、図3(A)に示されるように、フロントフランジ部
24の裏面内周部に環状凹部27が形成され、これに、
環状受け部25に外嵌したビードシート部11の端縁部
が嵌入する構造となっている。ビードシート部11と、
これが嵌入した環状凹部27との間には隙間が形成され
る。
【0021】そして、ビードシート部11とフロントフ
ランジ部24との内隅部に形成された溶接ビード30に
より両者が接合される。すなわち、図3(A)に示すよ
うに、ビードシート部11と、これが嵌入した環状凹部
27との間にある隙間においてリム体10とディスク体
20とが接続されて一体化されている。このため、図3
(A)に示すようにのど厚Bは、従来のもの(同図
(B)参照)より大きくなっている。これにより、リム
体10とディスク体20との結合強度は従来のもより高
くなっているのが分かる。
ランジ部24との内隅部に形成された溶接ビード30に
より両者が接合される。すなわち、図3(A)に示すよ
うに、ビードシート部11と、これが嵌入した環状凹部
27との間にある隙間においてリム体10とディスク体
20とが接続されて一体化されている。このため、図3
(A)に示すようにのど厚Bは、従来のもの(同図
(B)参照)より大きくなっている。これにより、リム
体10とディスク体20との結合強度は従来のもより高
くなっているのが分かる。
【0022】また、溶接ビード30の表面は、タイヤの
ビード部が密着するようにJIS規格等によりその寸法
が規定されている。このため、溶接を行った後に、溶接
ビード30の表面をJIS規格等に合致するように切削
加工により切削し、タイヤのビードの表面に対応して凹
状に湾曲している。また、その表面は、必要に応じ仕上
げ加工される。
ビード部が密着するようにJIS規格等によりその寸法
が規定されている。このため、溶接を行った後に、溶接
ビード30の表面をJIS規格等に合致するように切削
加工により切削し、タイヤのビードの表面に対応して凹
状に湾曲している。また、その表面は、必要に応じ仕上
げ加工される。
【0023】環状受け部25の外径は、リム体10およ
びディスク体20の成形段階においては、ビードシート
部11の内径より僅かに大きく設定されている。そし
て、組立段階において、ビードシート部11の端面が環
状凹部27の底面に当接するまで、ビードシート部11
の内側へ環状受け部25を焼き嵌め又は圧入する。これ
により、リム体10とディスク体20が組み合わされ
る。その後ビードシート部11とフロントフランジ部2
4との内隅部に、リム体10の外面側から全周にわたっ
て溶接を行うことにより、リム体10とディスク体20
が接合一体化される。
びディスク体20の成形段階においては、ビードシート
部11の内径より僅かに大きく設定されている。そし
て、組立段階において、ビードシート部11の端面が環
状凹部27の底面に当接するまで、ビードシート部11
の内側へ環状受け部25を焼き嵌め又は圧入する。これ
により、リム体10とディスク体20が組み合わされ
る。その後ビードシート部11とフロントフランジ部2
4との内隅部に、リム体10の外面側から全周にわたっ
て溶接を行うことにより、リム体10とディスク体20
が接合一体化される。
【0024】溶接としては、溶接ビードの始端部に終端
部を重ね、その部分を所定の形状に切削する方法が、溶
接部の気密性を確実にする点などから望ましい。
部を重ね、その部分を所定の形状に切削する方法が、溶
接部の気密性を確実にする点などから望ましい。
【0025】本ホイールは次のような特徴を有する。
【0026】ディスク体20にフロントフランジ部24
が設けられ、そのフロントフランジ部24の裏面にリム
体10が溶接されているので、リム体10とディスク体
20の継ぎ目および溶接ビード30が表面側から見え
ず、表面側からは1ピース構造と同じに見える。
が設けられ、そのフロントフランジ部24の裏面にリム
体10が溶接されているので、リム体10とディスク体
20の継ぎ目および溶接ビード30が表面側から見え
ず、表面側からは1ピース構造と同じに見える。
【0027】ディスク体20の環状受け部25にリム体
10のビードシート部11が外嵌するので、溶接の際に
リム体10とディスク体20の同心性が容易に得られ
る。また、環状受け部25によりビードシート部11が
内面側から支持されるので、溶接ビード30に加わる力
が軽減され、リム体10とディスク体20の接合強度が
向上する。溶接においては、リム体10の外面側から作
業を行うので、作業性も良い。
10のビードシート部11が外嵌するので、溶接の際に
リム体10とディスク体20の同心性が容易に得られ
る。また、環状受け部25によりビードシート部11が
内面側から支持されるので、溶接ビード30に加わる力
が軽減され、リム体10とディスク体20の接合強度が
向上する。溶接においては、リム体10の外面側から作
業を行うので、作業性も良い。
【0028】特に本ホイールでは、フロントフランジ部
24の裏面内周部に形成された環状凹部27に、ビード
シート部13の傾斜面15が設けられた端縁部が嵌入し
ているので、図3(B)のように傾斜面15及び環状凹
部27を形成しない場合と比較して、溶接ビード30の
のど厚Bの確保が容易となる。そのため、タイヤのビー
ド部の表面に対応して溶接ビード30の表面が凹状に湾
曲しているにもかかわらず、ビードシート部11の肉厚
Bより大きいのど厚Bが容易に確保され、この点からも
接合強度が向上する。
24の裏面内周部に形成された環状凹部27に、ビード
シート部13の傾斜面15が設けられた端縁部が嵌入し
ているので、図3(B)のように傾斜面15及び環状凹
部27を形成しない場合と比較して、溶接ビード30の
のど厚Bの確保が容易となる。そのため、タイヤのビー
ド部の表面に対応して溶接ビード30の表面が凹状に湾
曲しているにもかかわらず、ビードシート部11の肉厚
Bより大きいのど厚Bが容易に確保され、この点からも
接合強度が向上する。
【0029】なお、環状凹部27の深さは、10〜20
mm程度が望ましい。これが小さいとのど厚Bの確保が
容易にならないが、大き過ぎた場合は溶接治具等の関係
から傾斜面15と環状凹部27との間の隙間が完全に溶
接されないという問題が生じる。
mm程度が望ましい。これが小さいとのど厚Bの確保が
容易にならないが、大き過ぎた場合は溶接治具等の関係
から傾斜面15と環状凹部27との間の隙間が完全に溶
接されないという問題が生じる。
【0030】これらに加え、本ホイールでは環状突出部
26により環状受け部25が延長されているので、溶接
ビード30に加わる力が一層軽減され、リム体10とデ
ィスク体20の接合強度が特に高い。環状受け部25の
奥行き寸法は、ビードシート部11の厚み寸法の少なく
とも2倍は必要である。この奥行き寸法が小さいと、溶
接ビード30に加わる力を十分に軽減できないので、自
動車用ホイールの寿命や安全性に問題が生じるおそれが
あるが、特に大きくする必要もない。
26により環状受け部25が延長されているので、溶接
ビード30に加わる力が一層軽減され、リム体10とデ
ィスク体20の接合強度が特に高い。環状受け部25の
奥行き寸法は、ビードシート部11の厚み寸法の少なく
とも2倍は必要である。この奥行き寸法が小さいと、溶
接ビード30に加わる力を十分に軽減できないので、自
動車用ホイールの寿命や安全性に問題が生じるおそれが
あるが、特に大きくする必要もない。
【0031】溶接に関しては更に、リム体10のビード
シート部11の内径よりディスク体20の環状受け部2
5の外径が大となるように、リム体10およびディスク
体20を成形して、その環状受け部25をビードシート
部11に焼き嵌め又は圧入したので、ビードシート部1
1に拡径方向の応力が付加され、フロントフランジ部2
4と溶接するときのビードシート部11の溶接歪みが防
止される。
シート部11の内径よりディスク体20の環状受け部2
5の外径が大となるように、リム体10およびディスク
体20を成形して、その環状受け部25をビードシート
部11に焼き嵌め又は圧入したので、ビードシート部1
1に拡径方向の応力が付加され、フロントフランジ部2
4と溶接するときのビードシート部11の溶接歪みが防
止される。
【0032】図4は本発明を実施した自動車用ホイール
の他の例を示す縦断側面図である。本例では、環状凹部
27に嵌入するビードシート部11の端縁部近傍が外面
側へ増肉されている。こうすることにより、ビードシー
ト部11の肉厚Aに対する溶接ビード30ののど厚Bの
大きな比率(A/B)の確保が一層容易になる。
の他の例を示す縦断側面図である。本例では、環状凹部
27に嵌入するビードシート部11の端縁部近傍が外面
側へ増肉されている。こうすることにより、ビードシー
ト部11の肉厚Aに対する溶接ビード30ののど厚Bの
大きな比率(A/B)の確保が一層容易になる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明にかかる自
動車用ホイールは、リム体の表面側の端部からフロント
フランジ部を排除して、そのフロントフランジ部をディ
スク体の外周部に設け、フロントフランジ部の裏面にリ
ム体を溶接する構成としたので、リム体とディスク体の
継ぎ目および溶接ビードがフロントフランジ部の裏面側
に隠れる。従って、2ピース・溶接型であるにもかかわ
らず、表面側からは1ピース構造と同じに見え、デザイ
ン性に優れる。
動車用ホイールは、リム体の表面側の端部からフロント
フランジ部を排除して、そのフロントフランジ部をディ
スク体の外周部に設け、フロントフランジ部の裏面にリ
ム体を溶接する構成としたので、リム体とディスク体の
継ぎ目および溶接ビードがフロントフランジ部の裏面側
に隠れる。従って、2ピース・溶接型であるにもかかわ
らず、表面側からは1ピース構造と同じに見え、デザイ
ン性に優れる。
【0034】リム体の表面側の端部に設けたビードシー
ト部がディスク部の環状受け部に外嵌するので、両者を
組み合わせるときの芯出しが容易でその芯出し精度が高
い。また、環状受け部によってリム体が支持され、溶接
ビードに加わる力が軽減されるので、リム体がディスク
体の裏面側に片持ち支持される構造であるにもかかわら
ず、リム体とディスク体の接合強度が高い。リム体の外
面側から溶接を行うので、溶接作業も容易である。
ト部がディスク部の環状受け部に外嵌するので、両者を
組み合わせるときの芯出しが容易でその芯出し精度が高
い。また、環状受け部によってリム体が支持され、溶接
ビードに加わる力が軽減されるので、リム体がディスク
体の裏面側に片持ち支持される構造であるにもかかわら
ず、リム体とディスク体の接合強度が高い。リム体の外
面側から溶接を行うので、溶接作業も容易である。
【0035】これらに加え、フロントフランジ部の裏面
内周部に環状凹部を形成し、これに傾斜面を形成したビ
ードシート部の端縁部を嵌入させたので、タイヤのビー
ド部の表面に対応して溶接ビードの表面を凹状に湾曲さ
せた場合にも、ビードシート部の肉厚より大きい溶接ビ
ードののど厚が容易に確保され、この点からも接合強度
が向上する。
内周部に環状凹部を形成し、これに傾斜面を形成したビ
ードシート部の端縁部を嵌入させたので、タイヤのビー
ド部の表面に対応して溶接ビードの表面を凹状に湾曲さ
せた場合にも、ビードシート部の肉厚より大きい溶接ビ
ードののど厚が容易に確保され、この点からも接合強度
が向上する。
【0036】ビードシート部の端縁部を他の部分より厚
肉とした場合は、溶接ビードののど厚の確保が一層容易
になる。
肉とした場合は、溶接ビードののど厚の確保が一層容易
になる。
【0037】ディスク体の環状受け部を裏面側へ延長す
るべく、ディスク体の裏面外周部に裏面側へ突出する環
状突出部を設けた場合は、ディスク体を厚くすることな
く、ディスク体によるリム体支持強度が上がり、その
分、溶接部に加わる力が軽減するので、リム体とディス
ク体の接合強度が更に上がる。
るべく、ディスク体の裏面外周部に裏面側へ突出する環
状突出部を設けた場合は、ディスク体を厚くすることな
く、ディスク体によるリム体支持強度が上がり、その
分、溶接部に加わる力が軽減するので、リム体とディス
ク体の接合強度が更に上がる。
【図1】本発明を実施した自動車用ホイールの1例につ
いてその全体構造を示す縦断側面図である。
いてその全体構造を示す縦断側面図である。
【図2】同ホイールの正面図である。
【図3】同ホイールのリム体とディスク体の接合部を比
較例と対比して示す縦断側面図である。
較例と対比して示す縦断側面図である。
【図4】リム体とディスク体の接合部の他の例を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図5】2ピース・溶接型の軽合金ホイールの従来例を
示す縦断側面図である。
示す縦断側面図である。
【図6】スチール製のホイール構造を示す縦断側面図で
ある。
ある。
10 リム体 11,13 ビードシート部 12 ドロップセンタ 15 傾斜面 20 ディスク体 21 リム部 22 スポーク 23 リング部 24 フロントフランジ部 25 環状受け部 26 環状突出部 27 環状凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 車体の側方に露出する側を表面側、その
反対側を裏面側として、ホイール中心軸方向の表面側の
端部にフロントフランジ部がなく、その端部にビードシ
ート部が設けられた軽合金製のリム体と、外周部に前記
フロントフランジ部が設けられ、フロントフランジ部の
裏面側に位置して前記リム体のビードシート部が外嵌す
る環状受け部が設けられた軽合金製のディスク体とを具
備し、ディスク体の環状受け部に外嵌したリム体のビー
ドシート部とディスク体のフロントフランジ部とが、リ
ム体の外面側からの溶接により接合された自動車用ホイ
ールであって、前記ビードシート部の端縁部には傾斜面
が形成されており、ディスク体のフロントフランジ部の
裏面内周部に環状凹部が形成され、ディスク体の環状受
け部に外嵌するリム体のビードシート部の端縁部が前記
環状凹部に嵌入していることを特徴とする自動車用ホイ
ール。 - 【請求項2】 ビードシート部の端縁部が他の部分より
厚肉であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用
ホイール。 - 【請求項3】 ビードシート部とフロントフランジ部と
の間に形成された溶接ビードの表面が、タイヤのビード
部の表面に対応して凹状に湾曲していることを特徴とす
る請求項1または2に記載の自動車用ホイール。 - 【請求項4】 ディスク体の環状受け部を裏面側へ延長
するべく、ディスク体の裏面外周部に裏面側へ突出する
環状突出部が設けられていることを特徴とする請求項
1、2または3に記載の自動車用ホイール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3541896A JPH09202104A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 自動車用ホイール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3541896A JPH09202104A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 自動車用ホイール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09202104A true JPH09202104A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=12441334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3541896A Pending JPH09202104A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 自動車用ホイール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09202104A (ja) |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP3541896A patent/JPH09202104A/ja active Pending
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