JPH09203197A - 床板用緩衝材及びそれを用いた防音床板 - Google Patents
床板用緩衝材及びそれを用いた防音床板Info
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- JPH09203197A JPH09203197A JP1305096A JP1305096A JPH09203197A JP H09203197 A JPH09203197 A JP H09203197A JP 1305096 A JP1305096 A JP 1305096A JP 1305096 A JP1305096 A JP 1305096A JP H09203197 A JPH09203197 A JP H09203197A
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Landscapes
- Floor Finish (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 防音床板において、コンクリート面への敷設
時に、コンクリート面に塗布した接着剤により遮音性
(防音性)が低下するのを回避する。 【解決手段】 木質基材1の裏面に、一面又は両面に複
数の突起12、13を一体形成した弾性シート11と、
該弾性シートの突起12を有する少なくとも1面側に該
突起の先端まで達する状態で、かつ、弾性シートよりも
柔らかい合成樹脂発泡体層15を積層する。該合成樹脂
発泡体層15によりコンクリート面に塗布した接着剤が
弾性シート11側に浸入するのが阻止されて、遮音性が
低下するのは回避される。
時に、コンクリート面に塗布した接着剤により遮音性
(防音性)が低下するのを回避する。 【解決手段】 木質基材1の裏面に、一面又は両面に複
数の突起12、13を一体形成した弾性シート11と、
該弾性シートの突起12を有する少なくとも1面側に該
突起の先端まで達する状態で、かつ、弾性シートよりも
柔らかい合成樹脂発泡体層15を積層する。該合成樹脂
発泡体層15によりコンクリート面に塗布した接着剤が
弾性シート11側に浸入するのが阻止されて、遮音性が
低下するのは回避される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防音機能を床板に
備えるために床板用緩衝材を木質基材の裏面に貼り付た
防音床板に関する。
備えるために床板用緩衝材を木質基材の裏面に貼り付た
防音床板に関する。
【0002】
【従来の技術】基材として合板等の木質材を用い、その
裏面に緩衝材を積層して防音機能を備えるようにした防
音床板は知られている。この種の防音床板は、通常、コ
ンクリートスラブ上に直接あるいはコンクリートスラブ
に敷設した捨て張り合板に対して接着剤を用いて貼り付
けられ、いわゆるフローリング床を構成する。床の防音
性(遮音性)あるいは歩行感を向上させる観点から、木
質基材や緩衝材の形状、構造に種々のものが提案されて
いる。
裏面に緩衝材を積層して防音機能を備えるようにした防
音床板は知られている。この種の防音床板は、通常、コ
ンクリートスラブ上に直接あるいはコンクリートスラブ
に敷設した捨て張り合板に対して接着剤を用いて貼り付
けられ、いわゆるフローリング床を構成する。床の防音
性(遮音性)あるいは歩行感を向上させる観点から、木
質基材や緩衝材の形状、構造に種々のものが提案されて
いる。
【0003】一例として、裏面側に多数の切溝を持つ木
質基材の該裏面側に、裏面に多数の凸部(突起)を形成
した弾性シート(ゴムシート)を緩衝材として貼り付け
て防音床板を構成し、該防音床板を、該弾性シートの凸
部側をコンクリート面側として接着剤によりコンクリー
ト面へ貼り付けるようにしたもの(特開昭63−241
264号公報等参照)、木質基材の裏面に、凹凸模様を
付した不織布マットに該凹凸が容易に消滅しないように
天然ゴムあるいは合成樹脂を塗布した緩衝材を貼り付け
て防音床板を構成したもの(特開平2−96053号公
報等参照)等が知られている。木質基材の裏面に貼り付
ける緩衝材の素材としては、他に、ゴム発泡体やポリウ
レタン発泡体、ポリエチレン発泡体等の合成樹脂発泡体
も用いられる。
質基材の該裏面側に、裏面に多数の凸部(突起)を形成
した弾性シート(ゴムシート)を緩衝材として貼り付け
て防音床板を構成し、該防音床板を、該弾性シートの凸
部側をコンクリート面側として接着剤によりコンクリー
ト面へ貼り付けるようにしたもの(特開昭63−241
264号公報等参照)、木質基材の裏面に、凹凸模様を
付した不織布マットに該凹凸が容易に消滅しないように
天然ゴムあるいは合成樹脂を塗布した緩衝材を貼り付け
て防音床板を構成したもの(特開平2−96053号公
報等参照)等が知られている。木質基材の裏面に貼り付
ける緩衝材の素材としては、他に、ゴム発泡体やポリウ
レタン発泡体、ポリエチレン発泡体等の合成樹脂発泡体
も用いられる。
【0004】木質基材の裏面に弾性を有する緩衝材を貼
り付けることにより、床材表面の衝撃音(軽衝撃)がコ
ンクリートスラブを介して階下に伝播するのが低減さ
れ、防音性(遮音性)が向上する。特に、上記の防音床
板のように、裏面緩衝材の少なくともコンクリート面と
接する側の面に凹凸(突起)を形成する場合には、床板
とコンクリートとの接触面を該突起部分のみに制限する
ことができることから、振動の伝播がさらに低減され、
遮音性は一層向上することが実証されている。また、木
質基材の裏面に多数の切溝を形成することにより遮音性
が向上することも実証されており、同時に、該切溝によ
りコンクリート面の不陸に対する床材の追従性が良好と
なる。
り付けることにより、床材表面の衝撃音(軽衝撃)がコ
ンクリートスラブを介して階下に伝播するのが低減さ
れ、防音性(遮音性)が向上する。特に、上記の防音床
板のように、裏面緩衝材の少なくともコンクリート面と
接する側の面に凹凸(突起)を形成する場合には、床板
とコンクリートとの接触面を該突起部分のみに制限する
ことができることから、振動の伝播がさらに低減され、
遮音性は一層向上することが実証されている。また、木
質基材の裏面に多数の切溝を形成することにより遮音性
が向上することも実証されており、同時に、該切溝によ
りコンクリート面の不陸に対する床材の追従性が良好と
なる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、上記構成
の防音床板を用いて多くのフローリング床施工を経験し
ているが、その過程において、コンクリート面に接着剤
を塗布し、その上に上記ような構成の防音床板を貼り付
け施工を行う場合に、接着剤の塗布量が多すぎると、緩
衝材裏面の突起によって形成されるコンクリート面と緩
衝材との間の空間部分が接着剤によって埋められてしま
い、裏面に形成した突起の弾性変形が阻害されることに
加え、結果として床材(裏面緩衝材の裏面)とコンクリ
ート面との接触面積が所期以上に増大することから、遮
音性能が低下することを知った。また、接着剤の塗布量
が少なすぎると、コンクリート面との接着が突起先端部
のみの点接着となることから、接着不良が生じ易いこと
も経験した。
の防音床板を用いて多くのフローリング床施工を経験し
ているが、その過程において、コンクリート面に接着剤
を塗布し、その上に上記ような構成の防音床板を貼り付
け施工を行う場合に、接着剤の塗布量が多すぎると、緩
衝材裏面の突起によって形成されるコンクリート面と緩
衝材との間の空間部分が接着剤によって埋められてしま
い、裏面に形成した突起の弾性変形が阻害されることに
加え、結果として床材(裏面緩衝材の裏面)とコンクリ
ート面との接触面積が所期以上に増大することから、遮
音性能が低下することを知った。また、接着剤の塗布量
が少なすぎると、コンクリート面との接着が突起先端部
のみの点接着となることから、接着不良が生じ易いこと
も経験した。
【0006】本発明の目的は、裏面に突起を形成した弾
性体を裏面緩衝材として持つ防音床板をコンクリート面
に貼り付け施工する際に生じがちな上記の不都合を解消
することにあり、より具体的には、施工時にコンクリー
ト面に塗布される接着剤の塗布状態の如何を問わず、裏
面緩衝材に一体に形成された突起が接着剤により埋め込
まれてしまうことのないようにし、それにより、高い遮
音性能を長期間にわたって維持することを可能とすると
共に、コンクリート面との接着不良が生じないようにし
た床板用緩衝材及び該緩衝材を貼り付けた防音床板を提
供することにある。
性体を裏面緩衝材として持つ防音床板をコンクリート面
に貼り付け施工する際に生じがちな上記の不都合を解消
することにあり、より具体的には、施工時にコンクリー
ト面に塗布される接着剤の塗布状態の如何を問わず、裏
面緩衝材に一体に形成された突起が接着剤により埋め込
まれてしまうことのないようにし、それにより、高い遮
音性能を長期間にわたって維持することを可能とすると
共に、コンクリート面との接着不良が生じないようにし
た床板用緩衝材及び該緩衝材を貼り付けた防音床板を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの本発明による床板用緩衝材は、基本的に、一面又は
両面に複数の突起が一体形成された弾性シートと、該弾
性シートの突起を有する少なくとも一面側に配されかつ
少なくとも該突起の先端近傍まで達する厚みを有する合
成樹脂発泡体層とを少なくとも有し、前記合成樹脂発泡
体層は前記弾性シートよりも柔らかいものであることを
特徴とする。
めの本発明による床板用緩衝材は、基本的に、一面又は
両面に複数の突起が一体形成された弾性シートと、該弾
性シートの突起を有する少なくとも一面側に配されかつ
少なくとも該突起の先端近傍まで達する厚みを有する合
成樹脂発泡体層とを少なくとも有し、前記合成樹脂発泡
体層は前記弾性シートよりも柔らかいものであることを
特徴とする。
【0008】弾性シートとしては、合成ゴム発泡体シー
ト、ゴムシート、合成樹脂発泡体シート、不織布等、従
来の防音床板の裏面緩衝材として用いられる素材を単独
であるいは2以上の素材の積層体として任意に用い得
る。その弾性シートの一面又は両面に複数の突起を一体
形成する方法も任意であり、弾性シートの製造時に同時
成形する方法、製造された弾性シートに対して後工程と
して、例えば成形型を用いた熱プレス等により成形する
方法等であってよい。また、ポリエステル繊維、ポリプ
ロピレン繊維、ナイロン繊維等の短繊維を用い、それを
例えばニードルパンチ方式によりマット状として不織布
(目付150g/m3 〜1000g/m3程度が好まし
い)とし、該不織布に対して針を差し込むことにより突
起を形成するような方法であってもよい。
ト、ゴムシート、合成樹脂発泡体シート、不織布等、従
来の防音床板の裏面緩衝材として用いられる素材を単独
であるいは2以上の素材の積層体として任意に用い得
る。その弾性シートの一面又は両面に複数の突起を一体
形成する方法も任意であり、弾性シートの製造時に同時
成形する方法、製造された弾性シートに対して後工程と
して、例えば成形型を用いた熱プレス等により成形する
方法等であってよい。また、ポリエステル繊維、ポリプ
ロピレン繊維、ナイロン繊維等の短繊維を用い、それを
例えばニードルパンチ方式によりマット状として不織布
(目付150g/m3 〜1000g/m3程度が好まし
い)とし、該不織布に対して針を差し込むことにより突
起を形成するような方法であってもよい。
【0009】弾性シートの突起部分を含んでの厚みは3
mm〜7mm程度、突起の高さは2mm〜5mm程度が
好ましい。厚みが薄すぎると遮音効果に乏しく、厚すぎ
るとコスト的に高くなることに加え、歩行感を低下させ
る恐れがある。突起の高さも低くすぎると歩行時の上か
らの圧力によりへたってしまい突起としての機能を果た
さなくなる。また、高すぎると歩行感に悪影響を与え
る。1個の突起の断面積は0.03cm2 〜4cm2 程
度、及び突起の間隔は5mm〜20mm程度が好ましい
が、これに限ることはなく、素材の種類や使用環境に応
じて、好ましい値を選定すればよい。
mm〜7mm程度、突起の高さは2mm〜5mm程度が
好ましい。厚みが薄すぎると遮音効果に乏しく、厚すぎ
るとコスト的に高くなることに加え、歩行感を低下させ
る恐れがある。突起の高さも低くすぎると歩行時の上か
らの圧力によりへたってしまい突起としての機能を果た
さなくなる。また、高すぎると歩行感に悪影響を与え
る。1個の突起の断面積は0.03cm2 〜4cm2 程
度、及び突起の間隔は5mm〜20mm程度が好ましい
が、これに限ることはなく、素材の種類や使用環境に応
じて、好ましい値を選定すればよい。
【0010】該弾性シートの突起を有する少なくとも一
面側に配する合成樹脂発泡体は、クロロプレンゴム、ニ
トロブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム等の合成
ゴムの発泡体、ポリオレフィン系樹脂発泡体、ポリウレ
タン系樹脂発泡体、等であってよく、いずれの場合であ
っても、該合成樹脂発泡体は弾性シートよりも柔らかい
もの、すなわち、弾性シートに形成される突起が該合成
樹脂発泡体層の存在によってその自由な変形(弾性変
形)が実質的に阻害されることがない程度に柔らかいも
のとされる。それにより、突起は合成樹脂発泡体層の存
在にもかかわらず、従来知られた突起(凹凸)を持つ裏
面緩衝材と同じ遮音機能を果たすことができる。
面側に配する合成樹脂発泡体は、クロロプレンゴム、ニ
トロブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム等の合成
ゴムの発泡体、ポリオレフィン系樹脂発泡体、ポリウレ
タン系樹脂発泡体、等であってよく、いずれの場合であ
っても、該合成樹脂発泡体は弾性シートよりも柔らかい
もの、すなわち、弾性シートに形成される突起が該合成
樹脂発泡体層の存在によってその自由な変形(弾性変
形)が実質的に阻害されることがない程度に柔らかいも
のとされる。それにより、突起は合成樹脂発泡体層の存
在にもかかわらず、従来知られた突起(凹凸)を持つ裏
面緩衝材と同じ遮音機能を果たすことができる。
【0011】合成樹脂発泡体層の厚みは少なくとも前記
突起の先端近傍まで達する厚みとされるが、突起の先端
をわずかに覆う程度の厚みであることが、突起先端から
接着剤が浸透するのを防止すると共に、歩行感を低下さ
せないことから、特に好ましい。好ましくは、合成樹脂
発泡体は独立気泡を持つものとするか、裏面に薄い樹脂
フィルムを積層する。それにより、後記するように、防
音床板をコンクリート面に敷設するときに、接着剤が合
成樹脂発泡体の内部に浸入するのをより完全に回避する
ことができ、所期の目的は一層達成される。
突起の先端近傍まで達する厚みとされるが、突起の先端
をわずかに覆う程度の厚みであることが、突起先端から
接着剤が浸透するのを防止すると共に、歩行感を低下さ
せないことから、特に好ましい。好ましくは、合成樹脂
発泡体は独立気泡を持つものとするか、裏面に薄い樹脂
フィルムを積層する。それにより、後記するように、防
音床板をコンクリート面に敷設するときに、接着剤が合
成樹脂発泡体の内部に浸入するのをより完全に回避する
ことができ、所期の目的は一層達成される。
【0012】本発明による床板用緩衝材の製造方法は任
意であるが、好ましくは、合成樹脂発泡体層を形成しよ
うとする側の弾性シートの面上に発泡性合成樹脂を流し
込み、発泡炉内で規定厚みまで発泡させるか、発泡後に
ブレードで規定の厚みとなるまでかきとる等の方法によ
り行う。この製造方法によれば、発泡成形と同時に、合
成樹脂発泡体は層状に弾性シートに一体化され、弾性シ
ートと合成樹脂発泡体層とを積層する工程を省略するこ
とができる。また、発泡体の表面に表皮が形成されるよ
うにし、該表皮が接着剤の非浸透膜としての機能を果た
すようにすることは好ましい態様である。なお、発泡合
成樹脂層の発泡倍率(比重)は樹脂材料の種類に応じて
適宜選ばれるが、少なくとも、前記したように該合成樹
脂発泡体層が存在しても前記突起が実質的に自由に変形
することができる柔らかさとなる程度にまで発泡させ
る。
意であるが、好ましくは、合成樹脂発泡体層を形成しよ
うとする側の弾性シートの面上に発泡性合成樹脂を流し
込み、発泡炉内で規定厚みまで発泡させるか、発泡後に
ブレードで規定の厚みとなるまでかきとる等の方法によ
り行う。この製造方法によれば、発泡成形と同時に、合
成樹脂発泡体は層状に弾性シートに一体化され、弾性シ
ートと合成樹脂発泡体層とを積層する工程を省略するこ
とができる。また、発泡体の表面に表皮が形成されるよ
うにし、該表皮が接着剤の非浸透膜としての機能を果た
すようにすることは好ましい態様である。なお、発泡合
成樹脂層の発泡倍率(比重)は樹脂材料の種類に応じて
適宜選ばれるが、少なくとも、前記したように該合成樹
脂発泡体層が存在しても前記突起が実質的に自由に変形
することができる柔らかさとなる程度にまで発泡させ
る。
【0013】本発明はさらに、上記した床板用緩衝材
を、木質基材の裏面に、その合成樹脂発泡体層側が裏面
となるようにして貼り付けたことを特徴とする防音床板
をも開示する。木質基材としては、従来の防音床板に用
いられているものを適宜用いることができ、合板、パー
ティクルボード、ハードボード、LVL(平行合板)、
MDF(中質繊維板)等をあげることができ、その表面
に銘木単板、化粧合成樹脂シートを貼着したり、塗装を
施して化粧層を形成してもよい。好ましくは、木質基材
は5プライ合板とされ、その表面側から2層目の単板に
達する凹溝が裏面側から多数形成される。
を、木質基材の裏面に、その合成樹脂発泡体層側が裏面
となるようにして貼り付けたことを特徴とする防音床板
をも開示する。木質基材としては、従来の防音床板に用
いられているものを適宜用いることができ、合板、パー
ティクルボード、ハードボード、LVL(平行合板)、
MDF(中質繊維板)等をあげることができ、その表面
に銘木単板、化粧合成樹脂シートを貼着したり、塗装を
施して化粧層を形成してもよい。好ましくは、木質基材
は5プライ合板とされ、その表面側から2層目の単板に
達する凹溝が裏面側から多数形成される。
【0014】図1は本発明による防音床板の好ましい一
例を示す断面図であり、この例では、木質基材1として
5プライ合板を用い、その表面側から2層目の単板12
に達する凹溝2が裏面側から多数形成されている。好ま
しくは、この凹溝2は、幅が1.5mm〜3mm程度、
ピッチは10mm〜25mm程度とすることが、生産
性、防音性、強度等の観点から好ましいが、これに限定
されるものではない。すなわち、この凹溝2はできるだ
け深い溝として形成するのが遮音性の面からは好ましい
が、あまり深くすると防音床板の曲げ強度が低下して、
運搬時や施工時に床板が破壊する恐れがあり、また、表
面側から3層目を残すと曲げが加わったときに残った3
層目が破壊して床鳴りを発生する恐れがある。そのため
に表面層から2層目に達する凹溝とすることは特に好ま
しい態様となる(なお、この構成については本出願人の
先の出願に係る特願平7−14487号が参照され
る)。
例を示す断面図であり、この例では、木質基材1として
5プライ合板を用い、その表面側から2層目の単板12
に達する凹溝2が裏面側から多数形成されている。好ま
しくは、この凹溝2は、幅が1.5mm〜3mm程度、
ピッチは10mm〜25mm程度とすることが、生産
性、防音性、強度等の観点から好ましいが、これに限定
されるものではない。すなわち、この凹溝2はできるだ
け深い溝として形成するのが遮音性の面からは好ましい
が、あまり深くすると防音床板の曲げ強度が低下して、
運搬時や施工時に床板が破壊する恐れがあり、また、表
面側から3層目を残すと曲げが加わったときに残った3
層目が破壊して床鳴りを発生する恐れがある。そのため
に表面層から2層目に達する凹溝とすることは特に好ま
しい態様となる(なお、この構成については本出願人の
先の出願に係る特願平7−14487号が参照され
る)。
【0015】前記木質基材1は、好ましくは、一枚が大
きさは9mm×75mm×900mm程度とされ、この
木質基材1が多数枚集合された後、その裏面に、上記し
た床板用緩衝材10が貼り付けられる。図1において、
11は前記した弾性シートであり、15は合成樹脂発泡
体層である。図1の例において、弾性シート11は一方
の面は平坦面であり、他方の面にのみ多数の突起12が
一体成形されている。そして、該平坦面側が木質基材1
の裏面に接着剤を介して貼着されており、突起12側に
は、該突起12の先端をわずかに越える厚みとなるよう
に、前記した弾性シート11よりも柔らかくされた合成
樹脂発泡体15が積層されている。
きさは9mm×75mm×900mm程度とされ、この
木質基材1が多数枚集合された後、その裏面に、上記し
た床板用緩衝材10が貼り付けられる。図1において、
11は前記した弾性シートであり、15は合成樹脂発泡
体層である。図1の例において、弾性シート11は一方
の面は平坦面であり、他方の面にのみ多数の突起12が
一体成形されている。そして、該平坦面側が木質基材1
の裏面に接着剤を介して貼着されており、突起12側に
は、該突起12の先端をわずかに越える厚みとなるよう
に、前記した弾性シート11よりも柔らかくされた合成
樹脂発泡体15が積層されている。
【0016】図2は、本発明による防音床板の他の例を
示す断面図であり、この例では、弾性シート11の木質
基材1に面する側にも突起13が形成されており、さら
に、木質基材1と弾性シート10との間には、木質基材
1と床板用緩衝材である弾性シート10とを接着し易く
する目的で不織布14が挟持されている。本発明による
防音床板をコンクリート面に敷設するに当たっては、従
来知られた防音床板の場合と同様に、コンクリート面に
接着剤を塗布した後、その上から防音床板を順次配置し
ていくか、あるいは、両面粘着テープ等を用いて貼り付
けていけばよい。本発明による防音床板においては、弾
性シートの裏面側に合成樹脂発泡体層を積層しているこ
とにより、接着面積が広くなりコンクリート面との接着
力は強固となると共に、接着剤を用いてコンクリート面
に貼り付ける場合であっても、合成樹脂発泡層の存在に
より、塗布された接着剤によって突起としての機能が損
なわれることはなく、接着剤により遮音性能が低下する
ことは回避される。さらに、前記のように、合成樹脂発
泡体層は弾性シートよりも十分に柔らかいものとされて
おり、突起の正常な弾性変形を妨げないために、遮音性
能が悪化することはない。さらに、この例においては、
木質基材1には多数の凹溝2が形成されているために、
遮音性の向上と共に歩行感も高められる。
示す断面図であり、この例では、弾性シート11の木質
基材1に面する側にも突起13が形成されており、さら
に、木質基材1と弾性シート10との間には、木質基材
1と床板用緩衝材である弾性シート10とを接着し易く
する目的で不織布14が挟持されている。本発明による
防音床板をコンクリート面に敷設するに当たっては、従
来知られた防音床板の場合と同様に、コンクリート面に
接着剤を塗布した後、その上から防音床板を順次配置し
ていくか、あるいは、両面粘着テープ等を用いて貼り付
けていけばよい。本発明による防音床板においては、弾
性シートの裏面側に合成樹脂発泡体層を積層しているこ
とにより、接着面積が広くなりコンクリート面との接着
力は強固となると共に、接着剤を用いてコンクリート面
に貼り付ける場合であっても、合成樹脂発泡層の存在に
より、塗布された接着剤によって突起としての機能が損
なわれることはなく、接着剤により遮音性能が低下する
ことは回避される。さらに、前記のように、合成樹脂発
泡体層は弾性シートよりも十分に柔らかいものとされて
おり、突起の正常な弾性変形を妨げないために、遮音性
能が悪化することはない。さらに、この例においては、
木質基材1には多数の凹溝2が形成されているために、
遮音性の向上と共に歩行感も高められる。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。 〔実施例1〕大きさ75mm×900mm、厚さ9mm
の5プライ合板の裏面に、表面から2層目の単板に達す
るように裏面から長さ方向に直交する凹溝を幅2mm、
ピッチ15mmで形成した小幅な木質基材を形成し、そ
の4周に雄ザネと雌ザネを形成した後、それを4本、縦
方向にそれぞれ70mm、100mm、30mmずらし
て平面形状が階段状となるように仕組んだ。
の5プライ合板の裏面に、表面から2層目の単板に達す
るように裏面から長さ方向に直交する凹溝を幅2mm、
ピッチ15mmで形成した小幅な木質基材を形成し、そ
の4周に雄ザネと雌ザネを形成した後、それを4本、縦
方向にそれぞれ70mm、100mm、30mmずらし
て平面形状が階段状となるように仕組んだ。
【0018】この木質基材の裏面に、突起を含めた厚さ
が5mmの突起付不織布(目付300g/m2 )の突起
を有する面に、該突起の先端までをスチレンブタジエン
ゴムの発泡体(発泡倍率10倍)で埋め込んで合成樹脂
発泡体層を形成した厚さ5mmの床板用緩衝材を、該合
成樹脂発泡体層側をコンクリート面側となるようにし
て、変性酢ビ系接着剤により貼着し、防音床板を作っ
た。この防音床板をウレタン系接着剤を塗布したコンク
リート面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付けて
防音床を構成した。
が5mmの突起付不織布(目付300g/m2 )の突起
を有する面に、該突起の先端までをスチレンブタジエン
ゴムの発泡体(発泡倍率10倍)で埋め込んで合成樹脂
発泡体層を形成した厚さ5mmの床板用緩衝材を、該合
成樹脂発泡体層側をコンクリート面側となるようにし
て、変性酢ビ系接着剤により貼着し、防音床板を作っ
た。この防音床板をウレタン系接着剤を塗布したコンク
リート面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付けて
防音床を構成した。
【0019】〔実施例2〕実施例1と同じ防音床板を、
両面粘着テープによりコンクリート面に貼り付けて防音
床を構成した。
両面粘着テープによりコンクリート面に貼り付けて防音
床を構成した。
【0020】〔比較例1〕実施例1と他の仕様は同等
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、ウレタン系接着剤を塗布したコンクリー
ト面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付けて防音
床を構成した。
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、ウレタン系接着剤を塗布したコンクリー
ト面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付けて防音
床を構成した。
【0021】〔比較例2〕実施例1と他の仕様は同等
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、両面粘着テープによりコンクリート面に
貼り付けて防音床を構成した。それぞれについて、JI
S A1418に規定する試験に従い、床板表面側から
床衝撃音(軽衝撃)を与え、階下において床衝撃音レベ
ルを測定した。その結果を表1に示す。
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、両面粘着テープによりコンクリート面に
貼り付けて防音床を構成した。それぞれについて、JI
S A1418に規定する試験に従い、床板表面側から
床衝撃音(軽衝撃)を与え、階下において床衝撃音レベ
ルを測定した。その結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】比較例1と比較例2とのL数を比較すれば
わかるように、従来の防音床板(合成樹脂発泡体層を持
たないもの)においては、125Hz及び250Hzに
おいて接着剤による遮音性効果の低下が顕著に現れてい
るが、本発明による防音床板では、コンクリート面への
貼り付けにウレタン系接着剤を用いた場合(実施例1)
も、用いない場合(両面粘着テープによる接着)(実施
例2)も、衝撃音レベル(L数)はほぼ同一であり、接
着剤による遮音性低下を引き起こさないことがわかる。
さらに、接着剤を用いる場合、用いない場合のいずれに
おいても、本発明による防音床板は比較例のものよりも
低い衝撃音レベルを示している。これは、配した樹脂発
泡体層中で床衝撃音が緩衝された理由によるものと解す
ることができ、ここからも、本発明による防音床板の有
効性が実証される。
わかるように、従来の防音床板(合成樹脂発泡体層を持
たないもの)においては、125Hz及び250Hzに
おいて接着剤による遮音性効果の低下が顕著に現れてい
るが、本発明による防音床板では、コンクリート面への
貼り付けにウレタン系接着剤を用いた場合(実施例1)
も、用いない場合(両面粘着テープによる接着)(実施
例2)も、衝撃音レベル(L数)はほぼ同一であり、接
着剤による遮音性低下を引き起こさないことがわかる。
さらに、接着剤を用いる場合、用いない場合のいずれに
おいても、本発明による防音床板は比較例のものよりも
低い衝撃音レベルを示している。これは、配した樹脂発
泡体層中で床衝撃音が緩衝された理由によるものと解す
ることができ、ここからも、本発明による防音床板の有
効性が実証される。
【0024】〔実施例3〕木質基材として凹溝を形成し
ないものを用いた以外は実施例1と同様にして防音床板
を作り、この防音床板をウレタン系接着剤を塗布したコ
ンクリート面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付
けて防音床を構成した。
ないものを用いた以外は実施例1と同様にして防音床板
を作り、この防音床板をウレタン系接着剤を塗布したコ
ンクリート面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付
けて防音床を構成した。
【0025】〔実施例4〕実施例3と同じ防音床板を、
両面粘着テープによりコンクリート面に貼り付けて防音
床を構成した。
両面粘着テープによりコンクリート面に貼り付けて防音
床を構成した。
【0026】〔比較例3〕実施例3と他の仕様は同等
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、ウレタン系接着剤を塗布したコンクリー
ト面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付けて防音
床を構成した。
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、ウレタン系接着剤を塗布したコンクリー
ト面に緩衝材側をコンクリート側として貼り付けて防音
床を構成した。
【0027】〔比較例4〕実施例3と他の仕様は同等
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、両面粘着テープによりコンクリート面に
貼り付けて防音床を構成した。それぞれについて、JI
S A1418に規定する試験に従い、床板表面側から
床衝撃音(軽衝撃)を与え、階下において床衝撃音レベ
ルを測定した。その結果を表2に示す。
で、裏面緩衝材の突起側に合成樹脂発泡体層を形成しな
い防音床板を、両面粘着テープによりコンクリート面に
貼り付けて防音床を構成した。それぞれについて、JI
S A1418に規定する試験に従い、床板表面側から
床衝撃音(軽衝撃)を与え、階下において床衝撃音レベ
ルを測定した。その結果を表2に示す。
【0028】
【表2】
【0029】表2に示されるように、木質基材として凹
溝を形成しないものを用いた場合であっても、実施例
1、2及び比較例1、2の場合と同様に、本発明による
床板用緩衝材が有効に機能している。また、実施例1、
実施例2のL値は、実施例3、実施例4のL値よりも低
い値となっており、凹溝が遮音効果に有意に機能してい
ることがわかる。
溝を形成しないものを用いた場合であっても、実施例
1、2及び比較例1、2の場合と同様に、本発明による
床板用緩衝材が有効に機能している。また、実施例1、
実施例2のL値は、実施例3、実施例4のL値よりも低
い値となっており、凹溝が遮音効果に有意に機能してい
ることがわかる。
【0030】
【発明の効果】本発明により製造される防音床板によれ
ば、コンクリート面への敷設時に現れる接着剤による遮
音性(防音性)の低下が回避される。
ば、コンクリート面への敷設時に現れる接着剤による遮
音性(防音性)の低下が回避される。
【図1】 本発明による防音床板の1例を示す断面図。
【図2】 本発明による防音床板の他の例を示す断面
図。
図。
1…木質基材、2…凹溝、10…床板用緩衝材、11…
弾性シート、12、13…突起、14…不織布、15…
合成樹脂発泡体層
弾性シート、12、13…突起、14…不織布、15…
合成樹脂発泡体層
Claims (4)
- 【請求項1】 一面又は両面に複数の突起が一体形成さ
れた弾性シートと、該弾性シートの突起を有する少なく
とも一面側に配されかつ少なくとも該突起の先端近傍ま
で達する厚みを有する合成樹脂発泡体層とを少なくとも
有し、前記合成樹脂発泡体層は前記弾性シートよりも柔
らかいものであることを特徴とする床板用緩衝材。 - 【請求項2】 前記合成樹脂発泡体層は前記突起の先端
を越える厚みを有することを特徴とする請求項1記載の
床板用緩衝材。 - 【請求項3】 木質基材の裏面に、請求項1又は2記載
の床板用緩衝材をその合成樹脂発泡体層側が裏面となる
ようにして貼り付けたことを特徴とする防音床板。 - 【請求項4】 前記木質基材は5プライ合板であり、そ
の表面側から2層目の単板に達する凹溝が裏面側から多
数形成されていることを特徴とする請求項3記載の防音
床板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1305096A JPH09203197A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 床板用緩衝材及びそれを用いた防音床板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1305096A JPH09203197A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 床板用緩衝材及びそれを用いた防音床板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09203197A true JPH09203197A (ja) | 1997-08-05 |
Family
ID=11822309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1305096A Withdrawn JPH09203197A (ja) | 1996-01-29 | 1996-01-29 | 床板用緩衝材及びそれを用いた防音床板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09203197A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100363579C (zh) * | 2005-09-29 | 2008-01-23 | 黄清华 | 多隔音层地板 |
| JP2016053280A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 永大産業株式会社 | 木質系床材 |
-
1996
- 1996-01-29 JP JP1305096A patent/JPH09203197A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100363579C (zh) * | 2005-09-29 | 2008-01-23 | 黄清华 | 多隔音层地板 |
| JP2016053280A (ja) * | 2014-09-04 | 2016-04-14 | 永大産業株式会社 | 木質系床材 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030401 |