JPH09203659A - ボロメータ型赤外線検出装置 - Google Patents

ボロメータ型赤外線検出装置

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JPH09203659A
JPH09203659A JP8227846A JP22784696A JPH09203659A JP H09203659 A JPH09203659 A JP H09203659A JP 8227846 A JP8227846 A JP 8227846A JP 22784696 A JP22784696 A JP 22784696A JP H09203659 A JPH09203659 A JP H09203659A
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bolometer
signal lines
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lines
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Akio Tanaka
昭生 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボロメータ型赤外線検出装置において、配線
抵抗のばらつきによる大きな画素間ばらつきがあった。 【解決手段】 信号線X1 、X2 、…、Xm と信号線Y
1 、Y2 、…、Yn 、ソース線S1 、S2 、…、Sn
の交差する点に、MOSトランジスタQ及びボロメータ
Rよりなる画素P11、P12、…、Pmnが接続されてい
る。図中の左上に存在する接地端子GNDは水平ソース
線S0 を介してソース線S0 、S1 、…、Sn に接続さ
れ、図中の右下に存在する出力端子OUTは水平信号線
0 及びトランスファゲートTG1 、TG2 、…、TG
n を介して信号線Y1 、Y2 、…、Yn に接続されてい
る。信号線Y1 、Y2 、…、Yn 及びソース線S1 、S
2 、…、Sn の配線幅は同一であり、水平ソース線S0
及び水平信号線Y0 の配線幅は同一である。従って、各
画素に流れる電流経路は画素群においてほぼ対角とな
り、また、配線対抗による電圧降下も均等化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボロメータ型赤外線
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、赤外線検出装置は、防犯、監
視、誘導、医療、工業計測等に広く用いられている。図
25は本願出願人がすでに提案した2次元ボロメータ型
赤外線検出装置を示す(参照:特願平6−189144
号、平成6年8月11日出願)。図25において、信号
線X1、X2、─、XmはX方向に平行に配列され、信号
線Y1、Y2、─、Yn及びソース線S1、S2、─、Sn
Y方向に平行に配列されている。また、ソース線S1
2、─、Snは接地されている。
【0003】画素Pijは信号線X1、X2、─、Xmと信
号線Y1、Y2、─、Yn(ソース線S1、S2、─、Sn
との交差する点に設けられている。たとえば、画素P22
はNチャネルMOSトランジスタQ及びボロメータRに
より構成されている。この場合、MOSトランジスタQ
のソースは接地され、MOSトランジスタQのドレイン
はボロメータRを介して信号線Y2に接続され、さら
に、トランスファゲートTG2を介して出力端子OUT
に接続されている。また、MOSトランジスタQのゲー
トは信号線X2に接続されている。
【0004】ボロメータRはチタンもしくはその合金に
より構成されている。この結果、電流がボロメータRを
流れたときの1/f雑音を低減でき、従って、感度と共
にS/N比を改善できる。また、チタンを用いたボロメ
ータRの比抵抗は小さいので熱雑音を低減できる。さら
に、単位温度当りの抵抗変化及び熱伝導率が小さいの
で、感度を改善できる。
【0005】また、ボロメータRはMOSトランジスタ
Qのドレインに接続されているので、ボロメータRの抵
抗がMOSトランジスタQに流れる電流を決定し、従っ
て、抵抗のばらつきである1/f雑音はほとんど観察さ
れない。なお、ボロメータRが接地端子GNDとMOS
トランジスタQのソースとの間に接続されていると、M
OSトランジスタQがオンとなったときに、ボロメータ
Rによる電圧降下がMOSトランジスタQのソース電位
を上昇させ、この結果、MOSトランジスタQのオン抵
抗が上昇して1/f雑音が増加することになる。
【0006】また、信号線Y1、Y2、─、Ynと水平信
号線YOすなわち出力端子OUTとの間には、Pチャネ
ルMOSトランジスタ及びNチャネルMOSトランジス
タよりなるトランスファゲートTG1、TG2、─、TG
nが接続されている。この場合、ボロメータRに流れる
電流は要求される信号量に依存し、従って、ボロメータ
Rによる電圧降下はこの信号量に依存する。この結果、
トランスファゲートTG1、TG2、─、TGnの動作点
は対応するボロメータRに従って変化する。しかしなが
ら、各トランスファゲートのPチャネルMOSトランジ
スタにおいては、ソース電位が小さければオン抵抗は大
きく、他方、NチャネルMOSトランジスタにおいて
は、ソース電位が小さければオン抵抗は小さい。従っ
て、いかなる動作点においても、各トランスファゲート
のオン抵抗は小さくなり、1/f雑音を最小にできる。
【0007】信号線X1、X2、─、Xmは垂直レジスタ
1及びアンド回路2−1、2−2、─、2−mによって
順次選択される。たとえば、垂直シフトレジスタ1の出
力信号φV2が“1”(ハイレベル)のときに、信号線X
2の電圧はハイ(=VV)とされる。たとえば、VV=5
Vである。垂直シフトレジスタ1は垂直同期信号VSYNC
を受信し、これを水平同期信号HSYNCを受信してシフト
させるものである。
【0008】信号線Y1、Y2、─、Ynは水平レジスタ
3及びアンド回路4−1、4−2、─、4−nによって
順次選択される。たとえば、水平シフトレジスタ3の出
力信号φH2が“1”(ハイレベル)のときに、アンド回
路4−2の出力はハイ(=VH)とされる。たとえば、
H=5Vである。水平シフトレジスタ3は水平同期信
号HSYNC'を受信し、これを同期クロック信号SCKを
受信してシフトさせるものである。
【0009】水平同期信号HSYNC'は水平同期信号H
SYNCを水平ブランキング時間TBだけ遅延したものであ
る。このため、遅延時間TBを有する遅延回路5が設け
られている。すなわち、信号線X1、X2、─、Xmはた
とえば比較的抵抗値が大きいポリシリコンよりなり、信
号線Y1、Y2、─、Yn及びソース線S1、S2、─、Sn
は、たとえば比較的抵抗値が小さいアルミニウムもしく
はその合金よりなる。また、信号線X1、X2、─、Xm
はMOSトランジスタQのゲート容量を含み大きな容量
を有する。従って、信号線X1、X2、─、Xmの電圧の
時定数は信号線Y1、Y2、─、Ynの電圧の時定数より
大きい。従って、信号線X1、X2、─、Xmにパルスを
印加後に十分な水平動作を行うためには、水平同期信号
SYNCを遅延させる必要がある。
【0010】出力端子OUTは積分回路6に接続されて
いる。積分回路6は、エミッタが出力端子OUTに接続
されたバイポーラトランジスタ61、バイポーラトラン
ジスタ61のコレクタに接続されたキャパシタ62、及
びキャパシタ62に接続されたリセットトランジスタ6
3よりなる。バイポーラトランジスタ61はトランスフ
ァゲートTG1、TG2、─、TGnの各動作時間に相当
する積分バイアス信号φBによって動作する。また、リ
セットトランジスタ63は信号φRによって動作し、積
分回路6の積分出力信号SOUTをVRとする。
【0011】積分回路6においては、積分バイアス信号
φBによって決定される積分時間TSは同期クロック信号
SCKの1期間によって決定されるトランファゲートT
1、TG2、─、TGnの動作時間より小さく、これに
より、トランスファゲートTG1、TG2、─、TGn
動作時間のばらつきによって生ずるランダム雑音及び固
定パターンを除去する。なお、積分期間TSは水平シフ
トレジスタ3から出力されるパルスの幅によって決定さ
れ、バイポーラトランジスタ61のベース電圧は一定と
されるとすれば、水平シフトレジスタ3のMOSトラン
ジスタ及びアンド回路4−1、4−2、─、4−nの特
性上のばらつきにより画素のMOSトランジスタQの動
作のばらつきを生し、この結果、ボロメータの自己発熱
発生がばらつき、ランダム雑音及び固定パターン雑音が
発生する。
【0012】MOSトランジスタQ及びボロメータRに
よって構成された1画素に印加された電圧はバイポーラ
トランジスタ61のエミッタと接地端子GNDとの差電
圧、つまり、バイポーラトランジスタのベースと接地端
子GNDとの差電圧マイナスバイポーラトランジスタの
ビルトイン電圧を引いた電圧によって決定させる。従っ
て、積分出力信号SOUTの電圧は各画素から分離され
る。この結果、積分期間TSが増加して雑音を減少させ
たとき、あるいはボロメータを流れる電流が増加して感
度を増加させたとき、キャパシタ62に蓄積された電荷
量は増加する。しかし、この場合、リセット電圧VR
画素に印加される電圧と独立に設定できる。このように
して、ボロメータRの状態を読出すことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
先願のボロメータ型赤外線検出装置においては、各画素
ijのMOSトランジスタQのソースは各ソース線
1、S2、─、Sn毎に接地されている。従って、各画
素Pijを順次読出していくとき、接地端子から各画素P
ijを介して出力端子OUTへの各電流経路において、水
平信号線Y0が関与する配線抵抗が画素によってばらつ
く。そもそも、入射赤外線によるボロメータRの抵抗の
変化はわずかであるので、上述の配線抵抗のばらつきは
大きな画素間のばらつきを招くという課題がある。な
お、信号線Y1、Y2、─、Yn、ソース線S1、S2
─、Sn、水平信号線Y0はアルミニウムもしくはその合
金を用いて低抵抗化を図って配線抵抗のばらつきを小さ
くしても、配線抵抗のばらつきは残り、画素間のばらつ
きの解消には不十分である。従って、本発明の目的は、
画素間のばらつきを小さくしたボロメータ型赤外線検出
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明は、各画素に流れる電流経路を複数の画素の
群においてほぼ対角としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るボロメータ型
赤外線検出装置の第1の実施の形態を示す回路図であ
る。図1においては、接地端子GNDと出力端子OUT
とは互いに対角に配置されている。これにより、接地端
子GNDと出力端子OUTとの間のいかなる画素Pij
通る電気的経路の長さを均等化している。さらに、信号
線Y1、Y2、─、Yn、及びソース線S1、S2、─、Sn
の配線幅をすべて同一にすると共に、水平信号線Y0
び水平ソース線S0の配線幅を同一にする。
【0016】なお、この場合、垂直の線Y1、Y2、─、
n、S1、S2、─、Snの配線幅と水平の線Y0、S0
配線幅とを同一にする必要はない。たとえば垂直の線Y
1、Y2、─、Ynは、画素の開口率(画素面積に占める
受光面積の割合)を上げるために、数μmの細い配線を
用いる。また、水平の線Y0、S0は、比較的スペースに
余裕があるために、数10μmの太い配線を用いて低抵
抗化を図る。このようにして、接地端子GNDと出力端
子OUTとの間のいかなる画素Pijを通る配線の抵抗を
均等化する。なお、接地端子GNDとの出力端子OUT
とは必しも対角である必要はなく、接地端子GNDを点
線で示すごとく配置してもよい。要するに、画素Pij
流れる電流が装置(チップ)上で図右下から左上へほぼ
対角で流れ、これにより、画素Pijによらず配線抵抗を
均等化できればよい。
【0017】図2の(A)は図1の垂直シフトレジスタ
1の詳細な回路図である。すなわち、Dフリップフロッ
プ1−1、1−2、─、1−mを直列接続してある。D
フリップフロップ1−1は垂直同期信号VSYNCを受信
し、他方、すべてのDフリップフロップ1−1、1−
2、─、1−mは水平同期信号HSYNCによって動作す
る。これにより、垂直シフトレジスタ1は垂直選択信号
φV1、φV2、─、φVmを順次発生し、信号線X1、X2
─、Xmが順次選択されて動作することになる。
【0018】図2の(B)は図1の水平シフトレジスタ
3の詳細な回路図である。すなわち、Dフリップフロッ
プ3−1、3−2、─、3−nを直列接続してある。D
フリップフロップ3−1は水平同期信号HSYNC'を受信
し、他方、すべてのDフリップフロップ3−1、3−
2、─、3−nは同期クロック信号SCKによって動作
する。これにより、水平シフトレジスタ3は水平選択信
号φH1、φH2、─、φHnを順次発生し、信号線Y1
2、─、Ynが順次選択されて動作することになる。
【0019】図1のボロメータ型赤外線検出装置の動作
を図3を参照して説明する。垂直シフトレジスタ1は図
3の(A)に示す垂直同期信号VSYNC及び図3の(B)
に示す水平同期信号HSYNCを受信すると、図3の
(C)、(D)、(E)、(F)に示すごとく、垂直選
択信号φV1、φV2、φV3、─、φVmを順次発生する。上
述したように、水平同期信号HSYNCは遅延回路5によっ
て遅延され、図3の(G)、(H)に示す水平同期信号
SYNC'となる。なお、図3の(H)は図3の(G)の
部分拡大図である。
【0020】水平シフトレジスタ3は図3の(H)に示
す水平同期信号HSYNC'及び図3の(I)に示す同期ク
ロック信号SCKを受信すると、図3の(J)、
(K)、(L)、(M)に示すごとく、水平選択信号φ
H1、φH2、φH3、─、φHnを順次発生する。
【0021】また、図3の(N)に示す積分バイアス信
号φBをバイポーラトランジスタ61に入力し、図3の
(O)に示すリセット信号φRを各積分期間TS後にリセ
ットトランジスタ63に入力する。これにより、図3の
(P)に示す積分出力信号SOUTが得られる。
【0022】図4は図1のボロメータ型赤外線検出装置
の変更例を示す。図4においては、接地端子GNDと出
力端子OUTとは、図1の場合と異なる方法で、装置
(チップ)上で互いに対角に配置されている。また、図
1のトランスファゲートTG1、TG2、─、TGnの代
りに、NチャネルMOSトランジスタG1、G2、─、G
nを設けてある。このようにして、図4においても、接
地端子GNDと出力端子OUTとの間のいかなる画素P
ijを通る配線の抵抗を均等化する。なお、図4において
も、接地端子GNDと出力端子OUTとは必しも対角で
ある必要はなく、接地端子GNDを点線で示すごとく配
置してもよい。要するに、画素Pijを流れる電流が装置
(チップ)上で図の右上から左下へほぼ対角で流れ、こ
れにより、画素Pijによらず配線抵抗を均等化できれば
よい。
【0023】図5は本発明に係るボロメータ型赤外線検
出装置の第2の実施の形態を示す回路図である。図5に
おいては、出力端子OUT’、及び出力端子OUT’に
接続された積分回路6’を図1の構成要素に付加してあ
る。なお、積分回路6’は積分回路6と同一構成をなし
ている。この場合、トランスファゲートTG1、TG3
─、TGn-1 は水平信号線Y0を介して出力端子OUT
に接続され、トランスファゲートTG2、TG4、─、T
nは水平信号線Y0'を介して出力端子OUT’に接続
されている。さらに、各水平信号線Y0、Y0'の配線幅
の合計が水平リース線S0の配線幅となっている。つま
り、水平ソース線S0の配線幅は各水平信号線Y0、Y0'
の配線幅の2倍となっている。これにより、水平信号線
0、Y0'の単位長を当りの電圧降下を水平ソース線S0
の単位長さ当りの電圧降下と同一になるようにする。さ
らに、図1の水平シフトレジスタ3とトランスファゲー
トTG1、TG2、─、TGnとの間にラッチ回路7を設
けてある。ラッチ回路7は水平シフトレジスタ3から水
平選択信号φH1、φH2、─、φHnを受信し、ストローブ
信号STに応答して水平選択信号φH1'、φH2'、─、φ
Hn'を発生する。図5においては、2つの画素を同時に
読出すことができ、つまり、積分期間を図1の場合の2
倍にできる。このようにして、接地端子GNDと出力端
子OUT、OUT’との間のいかなる画素Pijを通る配
線の抵抗を均等化する。
【0024】図6は図5のラッチ回路の詳細な回路図で
ある。すなわち、図6の(A)に示すごとく、ラッチ7
−1、7−2、─、7−nが並列接続されており、各ラ
ッチ7−1、7−2、─、7−nは水平シフトレジスタ
3から水平選択信号φH1、φH2、─、φHnを受信し、ス
トローブ信号STによって制御される。各ラッチ7−
1、7−2、─、7−nは、図6の(B)に示されてい
る。すなわち、ST=“0”(ローレベル)のときは、
ラッチ7−iは保持状態であり、ST=“1”(ハイレ
ベル)のときには、ラッチ7−iは通過状態、つまり、
水平選択信号φHi'は水平選択信号φHiと同一である。
従って、ストローブ信号STが“1”から“0”に切換
わると、ラッチ7−iは通過状態から保持状態に切換
り、その直前の値を保持する。
【0025】図5のボロメータ型赤外線検出装置の第1
の動作を図7を参照して説明する。垂直シフトレジスタ
1は、図7の(A)、(B)に示す垂直同期信号VSYNC
及び垂直同期信号HSYNCを用いて図1の場合と同様に動
作するので、信号φV1、φV2、─、φVmの説明は省略す
る。図7の(C)、(D)に示すごとく、遅延された水
平同期信号HSYNC'は図7の(E)に示す同期クロック
信号SCKの2クロックを十分カバーするパルス幅を有
する。水平シフトレジスタ3は図7の(D)に示す水平
同期信号HSYNC'及び図7の(E)に示す同期クロック
信号SCKを受信して、図7の(J)、(K)、
(L)、(M)に示すごとく、図3の(J)、(K)、
(L)、(M)の場合の2倍のパルス幅の水平選択信号
φH1、φH2、─、φHnを発生する。図7の(E)、
(I)に示すように、ストローブ信号STの周波数は同
期クロック信号SCKの周波数の1/2である。従っ
て、ラッチ回路7は、図7の(J)、(K)に示す互い
に同一の水平選択信号φH1'、φH2'、図7の(L)、
(M)に示す互いに同一の水平選択信号φH3'、φH4'等
を発生する。
【0026】また、積分バイアス信号φB、φB' は、図
7の(N)に示すごとく、同一であり、積分回路6、
6’に供給される。この場合、図7の(N)に示す積分
バイアス信号φB、φB' のパルス幅は図3の(N)に示
す積分バイアス信号φBのパルス幅の2倍である。ま
た、図7の(O)に示す同一のリセット信号φR、φR'
は各積分期間2TS後に積分回路6、6’に供給され
る。このようにして、図7の(P)、(Q)に示す積分
出力信号SOUT、SOUT ' を得ることができる。
【0027】図5のボロメータ型赤外線検出装置の第2
の動作を図8を参照して説明する。第2の動作において
は、図8の(I)に示すごとく、ストローブ信号STは
常に“1”(ハイレベル)である。従って、ラッチ回路
7は通過状態であり、この結果、図8の(F)、
(G)、(H)、(J)、(K)、(L)に示すごと
く、φHn' は水平選択信号φH1、φH2、─、φHnと同一
となる。また、図8の(M)、(N)、(P)、(Q)
に示すように、積分回路6’用の積分バイアス信号φB'
及びリセットパルスφR' は、積分回路6用の積分バイ
アス信号φB及びリセット信号φRに対して同期クロック
信号SCKの1クロック分シフトされる。この結果、図
8の(O)、(R)に示すごとく、積分出力信号
OUT、SOUT ' が得られる。
【0028】図7、図8に示す第1、第2の動作のいず
れにおいても、積分期間(2TS)を図1の場合(TS
に対して2倍にできる。
【0029】図9は図5のボロメータ型赤外線検出装置
の変更例を示す。図9においては、1つの積分回路6が
出力端子OUT、OUT’に接続されている。
【0030】図9のボロメータ型赤外線検出装置の動作
を図10を参照して説明する。垂直シフトレジスタ1
は、図10の(A)、(B)に示す垂直同期信号VSYNC
及び垂直同期信号HSYNCを用いて図1の場合と同様に動
作するので、信号φV1、φV2、…、φVmの説明は省略す
る。図10の(C)、(D)に示すごとく、遅延された
水平同期信号HSYNC’は図10の(E)に示す同期クロ
ック信号SCKの1クロックを十分カバーするパレス幅
を有する。水平シフトレジスタ3は図10の(D)に示
す水平同期信号HSYNC’及び図10の(E)に示す同期
クロック信号SCKを受信して、図10の(F)、
(G)、(H)に示すごとく、図3の(J)、(K)、
(L)、(M)の場合の同一のパレス幅の水平選択信号
φH1、φH2、…、φHnを発生する。
【0031】さらに、図10の(I)に示すごとく、ス
トローブ信号STは常に“1”(ハイレベル)である。
従って、ラッチ回路7は通過状態であり、この結果、図
10の(F)、(G)、(H)、(J)、(K)、
(L)に示すごとく、水平選択信号φH1’、φH2’、
…、φHn’は水平選択信号φH1、φH2、…、φHnと同一
となる。また、図10の(M)、(N)に示す積分バイ
アス信号φB 及びリセット信号φR ' は積分回路6に供
給される。この結果、図10の(O)に示すごとく、積
分出力信号SOUT が得られる。このように、ラッチ回路
7を有する図9の赤外線検出装置はラッチ回路を有しな
い図1の赤外線検出装置と同一の動作をする。
【0032】図11は図5のボロメータ型赤外線検出装
置の変更例を示す。図11においては、接地端子GND
と出力端子OUTとは、図5の場合と異なる方法で、装
置(チップ)上で互いに対角に配置されている。また、
図5のトランスファゲートTG1 、TG2 、…、TGn
の代りに、NチャネルMOSトランジスタG1 、G2
…、Gn を設けてある。このようにして、図11におい
ても、接地端子GNDと出力端子OUTとの間のいかな
る画素Pijを通る配線の抵抗を均等化する。なお、図1
1においても、接地端子GNDと出力端子OUTとは必
ずしも対角である必要はなく、接地端子GNDを点線で
示すごとく配置してもよい。要するに、画素Pijを流れ
る電流が装置(チップ)上で図の右上から左下へほぼ対
角で流れ、これにより、画素Pijによらず配線抵抗を均
等化できればよい。
【0033】図12は本発明に係る赤外線検出装置の第
3の実施の形態を示す回路図を示し、1次元の赤外線検
出装置が示されている。図12においては、接地端子G
NDに接続された水平ソース線S0 及び出力端子OUT
に接続された水平信号線Y0はX方向に平行に配列さ
れ、信号線Y1 ’、Y2 ’、…、Yn ’はY方向に平行
に配列されている。
【0034】画素Pj (j=1、2、…、n)は水平ソ
ース線S0 と信号線Y1 ’、Y2 ’…、Yn ’との交差
する点に設けられている。たとえば、画素P2 はNチャ
ネルMOSトランジスタQ及びボロメータRにより構成
されている。この場合、MOSトランジスタQのソース
は接地端子GNDに接続され、MOSトランジスタQの
ドレインはボロメータRを介して出力端子OUTに接続
されている。また、MOSトランジスタQのゲートは信
号線Y2 ’に接続されている。
【0035】また、ボロメータRはMOSトランジスタ
Qのドレインに接続されているので、ボロメータRの抵
抗がMOSトランジスタQに流れる電流を決定し、従っ
て、抵抗のばらつきである1/f雑音はほとんど観察さ
れない。
【0036】図12においても、接地端子GNDと出力
端子OUTとは互いに対角に配置されている。これによ
り、接地端子GNDと出力端子OUTとの間のいかなる
画素PJ を通る電気的経路の長さを均等化している。さ
らに、水平信号線Y0 及び水平ソース線S0 の配線幅を
同一にする。このようにして、接地端子GNDと出力端
子OUTとの間のいかなる画素PJを通る配線の抵抗を
均等化する。なお、接地端子GNDと出力端子OUTと
は必しも対角である必要はなく、接地端子GNDを点線
で示すごとく配置してもよい。要するに、画素Pj を流
れる電流が装置(チップ)上で図の右下から左上へほぼ
対角で流れ、これにより、画素Pj によらず配線抵抗を
均等化できればよい。
【0037】図12のボロメータ型赤外線検出装置の動
作を図13を参照して説明する。水平シフトレジスタ3
は図13の(A)に示す水平同期信号HSYNC’及び図1
3の(B)に示す同期クロック信号SCKを受信する
と、図13の(C)、(D)、(E)、(F)に示すご
とく、水平選択信号φH1、φH2、φH3、…、φHnを順次
発生する。
【0038】また、図13の(G)に示す積分バイチス
信号φB をバイポーラトランジスタ61に入力し、図1
3の(H)に示すリセット信号φR を各積分期間TS
にリセットトランジスタ63に入力する。これにより、
図13の(I)に示す積分出力信号SOUT が得られる。
【0039】図14は本発明に係るボロメータ型赤外線
検出装置の第4の実施の形態を示す回路図である。図1
4においては、出力端子OUT’、及び出力端子OU
T’に接続された積分回路6’を図12の構成要素に付
加してある。なお、積分回路6’は積分回路6と同一構
成をなしている。また、各水平信号線Y0 、Y0 ’の配
線幅の合計が水平ソース線S0 の配線幅となっている。
つまり、水平ソース線S0 の配線幅は各水平信号線
0 、Y0 ’の配線幅の2倍となっている。これによ
り、水平信号線Y0 、Y0 ’の単位長さ当りの電圧降下
を水平ソース線S0 の単位長さ当りの電圧降下と同一に
なるようにする。
【0040】さらに、図12の水平シフトレジスタ3と
アンド回路4−1、4−2、…、4−nとの間にラッチ
回路7を設けてある。ラッチ回路7は水平シフトレジス
タ3から水平選択信号φH1、φH2、…、φHnを受信し、
ストローブ信号STに応答して水平選択信号φH1’、φ
H2’、…、φHn’を発生する。図14においては、2つ
の画素を同時に流出することができ、つまり、積分期間
を図12の場合の2倍にできる。このようにして、接地
端子GNDと出力端子OUT、OUT’との間のいかな
る画素Pj を通る配線の抵抗を均等化する
【0041】図14のボロメータ型赤外線検出装置の第
1の動作を図15を参照して説明する。水平シフトレジ
スタ3は図15の(A)に示す水平同期信号HSYNC及び
図15の(B)に示す同期クロック信号SCKを受信し
て、図15の(C)、(D)、(E)に示すごとく、図
13の(C)、(D)、(E)、(F)の場合の2倍の
パルス幅の水平選択信号φH1、φH2、…、φHnを発生す
る。図15の(B)、(F)に示すように、ストローブ
信号STの周波数は同期クロック信号SCKの周波数の
1/2である。従って、ラッチ回路7は、図15の
(G)、(H)に示す互いに同一の水平選択信号
φH1’、φH2’、図15の(I)、(J)に示す互いに
同一の水平選択信号φH3’、φH4’等を発生する。
【0042】また、積分バイアス信号φB 、φB ’、
は、図15の(K)に示すごとく、同一であり、積分回
路6、6’に供給される。この場合、図15の(K)に
示す積分バイアス信号φB 、φB ’のパルス幅は図13
の(G)に示す積分バイアス信号φB のパルス幅の2倍
である。また、図15の(L)に示す同一のリセット信
号φR 、φR ’は各積分期間2TS 後に積分回路6、
6’に供給される。このようにして、図15の(M)、
(N)に示す積分出力信号SOUT 、SOUT ’を得ること
ができる。
【0043】図14のボロメータ型赤外線検出装置の第
2の動作を図16を参照して説明する。第2の動作にお
いては、図16の(F)に示すごとく、ストローブ信号
STは常に“1”(ハイレベル)である。従って、ラッ
チ回路7は通過状態であり、この結果、図16の
(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、(H)、
(I)に示すごとく、水平選択信号φH1’、φH2’、
…、φHn’は水平選択信号φH1、φH2、…、φHnと同一
となる。また、図16の(J)、(K)、(M)、
(N)に示すように積分回路6’用の積分バイアス信号
φB ' 及びリセット信号φR ’は、積分回路6用の積分
バイアス信号φB 及びリセット信号φR に対して同期ク
ロック信号SCKの1クロック分シフトされる。この結
果、図16の(L)、(O)に示すごとく、積分出力信
号SOUT 、SOUT ’が得られる。
【0044】図15、図16に示す第1、第2の動作の
いずれにおいても、積分期間(2TS )を図12の場合
(TS )に対して2倍にできる。
【0045】図17は図14のボロメータ型赤外線検出
装置の変更例を示す。図17においては、1つの積分回
路6が出力端子OUT、OUT’に接続されている。
【0046】図17のボロメータ型赤外線検出装置の動
作を図18を参照して説明する。図18の(A)、
(B)に示すごとく、遅延された水平同期信号HSYNC
同期クロック信号SCKの1クロックを十分カバーする
パルス幅を有する。水平シフトレジスタ3は図18の
(A)に示す水平同期信号HSYNC及び図18の(B)に
示す同期クロック信号SCKを受信して、図18の
(C)、(D)、(E)に示すごとく、図13の
(C)、(D)、(E)、(F)の場合の同一のパレス
幅の水平選択信号φH1、φH2、…、φHnを発生する。
【0047】さらに、図18の(F)に示すごとく、ス
トローブ信号STは常に“1”(ハイレベル)である。
従って、ラッチ回路7は通過状態であり、この結果、図
18の(C)、(D)、(E)、(F)、(G)、
(I)に示すごとく、水平選択信号φH1’、φH2’、
…、φHn’は水平選択信号φH1、φH2、…、φHnと同一
となる。また、図18の(J)、(K)に示す積分バイ
アス信号φB 及びリセット信号φR ' は積分回路6に供
給される。この結果、図18の(L)に示すごとく、積
分出力信号SOUT が得られる。このように、ラッチ回路
7を有する図17の赤外線検出装置はラッチ回路を有し
ない図12の赤外線検出装置と同一の動作をする。
【0048】図19は図25、図1、図4、図5、図
9、図11、図12、図14、図17の積分回路6、
6’の変更例を示す。すなわち、バイポーラトランジス
タ61(61’)の代りに、接合型FET64を設けて
ある。この場合、接合型FET64はバイポーラトラン
ジスタ61(61’)と同一の動作をする。接合型FE
T64はバイポーラトランジスタ61(61’)に比較
して相互コンダクタンスの点で劣るが、ショットノイズ
がないという利点がある。また、バイポーラトランジス
タのベース抵抗手に相当する。抵抗の値は小さく、従っ
て、ジョンソンノイズも小さいという利点がある。
【0049】図20は図1、図4、図5、図9、図1
1、図12、図14または図17のボロメータ型赤外線
検出装置を含む赤外線処理システムを示すブロック回路
図である。図1、図4、図5、図9、図11、図12、
図14または図17のボロメータ型赤外線検出装置23
00は、積分回路6(6’)を除き、ペルチエ素子23
01上に設けられ、赤外線検出装置を一定温度にしてい
る。ペルチエ素子2301は中央処理装置(CPU)2
303によって制御される。また、CPU2303は駆
動回路2304を制御して垂直同期信号VSYNC、水平同
期信号HSYNC、同期クロック信号SCK、ストローブ信
号ST等の制御信号を赤外線検出装置2300に送出す
る。この場合、赤外線検出装置2300が図1、図4、
図12に示すものであれば、ストローブ信号STは供給
されない。また、赤外線検出装置2300が、図12、
図14、図17に示すものであれば、垂直同期信号V
SYNCは供給されない。
【0050】赤外線検出装置2300の各出力OUT、
OUT’は積分回路6、6’に接続されており、各積分
回路6、6’は駆動回路2304から積分バイアス信号
φB、φB ’及びリセット信号φR 、φR ’を受信す
る。各積分回路6、6’の出力はサンプル/ホールド回
路2305、2305’に接続され、各サンプル/ホー
ルド回路2305、2305’はアナログ/ディジタル
(A/D)変換器2306、2306’に接続されてい
る。この場合、赤外線検出装置2300が図1、図4、
図9、図12、図17に示すものであれば、積分回路
6’、サンプル/ホールド回路2305’及びA/D変
換器2306’は存在しない。
【0051】また、図20において、2307はプログ
ラム、定数を記憶するROM、2308は、画素データ
を記憶するRAM、2309はNTSC信号等を発生す
るディジタル/アナログ(D/A)変換器である。CP
U2303、A/D変換器2306、2306’ROM
2307、RAM2308、D/A変換器2309はデ
ータバスDB及びアドレスバスABによって相互に接続
されている。なお、積分回路6、6’は赤外線検出装置
2300に内蔵せしめることができる。つまり、赤外線
検出装置2300及び積分回路6、6’は1シングルチ
ップで構成できる。
【0052】次に、図1、図4、図5、図9、図11の
画素Pijについて、図21、図22、図23を参照して
説明する。なお、図21は断面図、図22、図23は平
面図であって、図22は主として信号を読出す1階部
分、図23は主として赤外線を電気信号に変換する2階
部分を示す。始めに、図22、図23を参照すると、P
- 型単結晶シリコン基板2401に厚いシリコン酸化層
2402を形成し、各画素を区分する。さらに、その上
に、薄いシリコン酸化層2403を形成し、また、ポリ
シリコン層2404を形成し、パターニングすることに
より、信号線Xi を形成する。また、シリコン基板24
01には、シリコン酸化層2402及びポリシリコン層
2404をマスクとしてN型不純物層2401S、24
01Dを形成する。これらのN型不純物層2401S、
2401Dはソース領域、ドレイン領域として作用す
る。この場合、ポリシリコン層2404下のシリコン基
板2401はチャネル領域2401Cとして作用する。
このように、画素PijのNチャネルMOSトランジスタ
Qはゲート電極(ポリシリコン層2404)、ソース領
域2401S及びドレイン領域2401Dにより構成さ
れている。この場合、ゲート電極はフォールデッド形
状、つまり、ジグザク形状をなしており、これにより、
ゲート電極の幅を大きくし、トランジスタQに流れる電
流を増加させる。また、図21において、表面に厚いシ
リコン酸化層2405を形成し、その一部に空胴240
5aを形成する。この空胴2405aはシリコン酸化層
2405にポリシリコン層を埋め込み、最後にこれをエ
ッチング除去することにより形成される。空胴2405
aはボロメータRの熱絶縁性を向上させる。
【0053】次に、図21、図23を参照すると、アル
ミニウムもしくはその合金を形成してパターニングする
ことによりアルミニウム層2406を形成する。アルミ
ニウム層2406はソース線Sj 、Sj+1 及び信号線Y
j の作用をする。この場合、ソース線Sj 、Sj+1 はコ
ンタクトホールCONT1を介してソース領域2401
S(図22)に接続されている。また、アルミニウム層
2406はコンタクトホールCONT2を介してドレイ
ン領域2401Dへのコンタクトの作用をしている。図
21、図23において、ボロメータRとして作用するチ
タン層2407、シリコン酸化層2408及びチタン窒
化層2409を形成する。チタン層2407、シリコン
酸化層2408及びチタン窒化層2409は赤外線吸収
層をも形成しており、空胴2405aと共にスリット2
410によって熱的に絶縁された長い足を有する受光面
(ダイヤフラム)を形成している。すなわち、チタン層
2407から反射された赤外線はチタン窒化層2409
の電磁気的効果により吸収される。この電磁気的効果を
効率的に発揮させるために、シリコン酸化層2408の
暑さはλ/(4n)、ただしλは赤外線の波長、nはシ
リコン酸化層2408の屈折率である。また、チタン窒
化層2409は厚さ数百Åである。また、赤外線を効率
的に反射するために、チタン層2407は緻密なフォル
デット形状となっている。
【0054】図21、図22、図23における画素にお
いては、赤外線が熱的に絶縁されたダイアフラムに入射
すると、ダイヤフラムは加熱され、この結果、ボロメー
タR(2407)の抵抗値つまりチタン層2407の抵
抗値が変化する。この場合、ボロメータR(2407)
の足の部分の温度はほとんど変化しないので、その部分
の抵抗値はほとんど変化しない。また、ボロメータR
は、図23に示すごとく、つづら折り形状をなしてお
り、この結果、ボロメータRは赤外線の受光に関して実
質的に長さを稼いでいる。従って、ボロメータRの長い
つづら折り形状部の抵抗値は、ボロメータRの足の部分
の抵抗値、MOSトランジスタQのオン抵抗、接地端子
GNDと出力端子OUTとの間の配線抵抗、あるいはト
ランスファゲートたとえばTGj の抵抗値よりも大きく
なる。
【0055】図24は図21、図22、図23のダイヤ
フラムの変更例を示し、各画素のMOSトランジスタQ
は図21、図22、図23の場合を同様に、シリコン基
板2601に形成されている。また、ダイヤフラム26
02は窒化シリコンもしくは酸化シリコンよりなり、シ
リコン基板2601に接触した2つの足2602a、2
602bを有する。さらに、チタンのボロメータ260
3はダイヤフラム2602上でつづら折り形状をなして
おり、シリコン基板2601に電気的に接続されてい
る。従って、この場合も、ボロメータ2603は赤外線
の受光に関して実質的に長さを稼いでいる。従って、ボ
ロメータ2603の長いつづら折り形状部の抵抗値は、
ボロメータRの足の部分の抵抗値、MOSトランジスタ
Qのオン抵抗、接地端子GNDと出力端子OUTとの間
の配線抵抗、あるいはトランスファゲートたとえばTG
j の抵抗値よりも大きくなる。
【0056】なお、図5、図9、図11、図14及び図
17においては、2つの出力端子OUT、OUT’を設
けているが、3つ以上の出力端子を設けることもでき
る。たとえば、3つの出力端子の場合、信号線Y1 、Y
4、…を第1の出力端子に、信号線Y2 、Y5、…を第2
の出力端子に、信号線Y3 、Y6 、…を第3の出力端子
に接続すればよい。また、この場合、水平ソース線S0
の配線幅を水平信号線の配線幅の3倍とすればよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
画素に流れる電流経路を複数の画素の群においてほぼ対
角にしたので、各画素の電流経路の配線抵抗を均等化で
き、従って、各画素のばらつきを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボロメータ型赤外線検出装置の第
1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1の垂直シフトレジスタ、水平シフトレジス
タの回路図である。
【図3】図1の装置の動作を示すタイミング図である。
【図4】図1の装置の変更例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るボロメータ型赤外線検出装置の第
2の実施の形態を示す回路図である。
【図6】図5のラッチ回路の回路図である。
【図7】図5の装置の第1の動作を示すタイミング図で
ある。
【図8】図5の装置の第2の動作を示すタイミング図で
ある。
【図9】図5の装置の変更例を示す回路図である。
【図10】図9の装置の動作を示すタイミング図であ
る。
【図11】図5の装置の変更例を示す回路図である。
【図12】本発明に係るボロメータ型赤外線検出装置の
第3の実施の形態を示す回路図である。
【図13】図12の装置の変更例を示す回路図である。
【図14】本発明に係るボロメータ型赤外線検出装置の
第4の実施の形態を示す回路図である。
【図15】図14の装置の第1の動作を示すタイミング
図である。
【図16】図14の装置の第2の動作を示すタイミング
図である。
【図17】図14の装置の変更例を示す回路図である。
【図18】図17の装置の動作を示すタイミング図であ
る。
【図19】図1、図4、図5、図9、図11、図12、
図14、図20の積分回路の変更例を示す回路図であ
る。
【図20】図1、図4、図5、図9、図11、図12、
図14または図17のボロメータ型赤外線検出装置を含
む赤外線処理システムを示すブロック回路図である。
【図21】図1、図4、図5、図9、図11の装置の画
素の一例を示す断面図である。
【図22】図21の平面図である。
【図23】図21の平面図である。
【図24】図1、図4、図5、図9、図11の装置の画
素の他の例を示す断面図である。
【図25】従来のボロメータ型赤外線検出装置を示す回
路図である。
【符号の説明】
1…垂直シフトレジスタ 2−1、2−2、…、2−m…アンド回路 3…水平シフトレジスタ 4−1、4−2、…、4−n…アンド回路 5…遅延回路 6、6’…積分回路 7…ラッチ回路 X1 、X2 、…、Xm …信号線 Y1 、Y2 、…、Yn …信号線 Y0 、Y0 ’…水平信号線 S1 、S2 、…、Sn …ソース線 S0 …共通ソース線 P11、P12、…、Pmn、P1 、P2 、…、P3 …画素 R…ボロメータ GND…接地端子 OUT、OUT’…出力端子 TG1 、TG2 、…、TGn …トランスファゲート

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源端子(GND)と、 第1の方向(Y)に配列された複数の第1の信号線(X
    1 、X2 、…、Xm )と、 該第1の方向にほぼ垂直の第2の方向(X)に配列され
    た複数の第2の信号線(Y1 、Y2 、…、Yn )と、 前記第2の方向に配列された複数のソース線(S1 、S
    2 、…、Sn )と、 前記第1の方向に配列され、該各ソース線と前記電源端
    子とを接続する水平ソース線(S0 )と、 2次元に配列された複数の画素(P11、P12、…、
    mn)と、 を具備し、 前記各画素が、 前記ソース線の1つに接続されたソース、前記第1の信
    号線の1つに接続されたゲート、及びドレインを有する
    第1のMOSトランジスタ(Q)と、 該第1のMOSトランジスタのドレインと前記第2の信
    号線の1つに接続されたボロメータ(R)と、 を具備し、 前記各画素を流れる電流経路は前記複数の画素の群内に
    おいてほぼ対角になっているボロメータ型赤外線検出装
    置。
  2. 【請求項2】 さらに、 前記各第2の信号線に接続された複数のトランスファゲ
    ート(TG1 、TG2、…、TGn )と、 出力端子(OUT)と、 前記第1の方向に配列され、前記各トランスファゲート
    と前記出力端子とを接続する水平信号線(Y0 )とを具
    備し、 前記水平ソース線と前記電源端子との接続点が前記出力
    端子に対して前記装置上でほぼ対角に位置する請求項1
    に記載のボロメータ型赤外線検出装置。
  3. 【請求項3】 前記各第2の信号線及び前記各ソース線
    の配線幅が同一であり、前記水平ソース線及び前記水平
    信号線の配線幅が同一である請求項2に記載のボロメー
    タ型赤外線検出装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記各ソース線と前記水平ソース線との間に設けられた
    複数の第2のMOSトランジスタ(G1 、G2 、…、G
    n )と、 出力端子(OUT)と、 前記第1の方向に配列され、前記各第2の信号線と前記
    出力端子とを接続する水平信号線(Y0 )とを具備し、 前記水平ソース線と前記電源端子との接続点が前記水平
    信号線と前記出力端子との接続点に対して前記装置上で
    ほぼ対角に位置する請求項1に記載のボロメータ型赤外
    線検出装置。
  5. 【請求項5】 前記各第2の信号線及び前記各ソース線
    の配線幅が同一であり、前記水平ソース線及び前記水平
    信号線の配線幅が同一である請求項4に記載のボロメー
    タ型赤外線検出装置。
  6. 【請求項6】 さらに、 前記各第2の信号線に接続された複数のトランスファゲ
    ート群(TG1 、TG2 、…、TGn )と、 複数の出力端子(OUT)と、 前記第1の方向に配列され、前記各トランスファゲート
    群の1つと前記出力端子の1つとを接続する複数の水平
    信号線(Y0 、Y0 ’)とを具備し、 前記水平ソース線と前記電源端子との接続点が前記各出
    力端子に対して前記装置上でほぼ対角に位置する請求項
    1に記載のボロメータ型赤外線検出装置。
  7. 【請求項7】 前記各第2の信号線及び前記各ソース線
    の配線幅が同一であり、前記水平ソース線の配線幅は前
    記各水平信号線の配線幅のn倍、ただし、nは前記出力
    端子の数である請求項6に記載のボロメータ型赤外線検
    出装置。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記各ソース線と前記水平ソース線との間に設けられた
    複数の第2のMOSトランジスタ(G1 、G2 、…、G
    n )と、 複数の出力端子(OUT、OUT’)と、 前記第1の方向に配列され、前記第2の信号線の群と前
    記各出力端子とを接続する複数の水平信号線(Y0 、Y
    0 ’)とを具備し、 前記水平ソース線と前記電源端子との接続点が前記各水
    平信号線と前記出力端子との接続点に対して前記装置上
    でほぼ対角に位置する請求項1に記載のボロメータ型赤
    外線検出装置。
  9. 【請求項9】 前記各第2の信号線及び前記各ソース線
    の配線幅が同一であり、前記水平ソース線の配線幅は前
    記各水平信号線の配線幅のn倍、ただし、nは前記出力
    端子の数である請求項8に記載のボロメータ型赤外線検
    出装置。
  10. 【請求項10】 電源端子(GND)と、 出力端子(OUT)と、 第1の方向(Y)に配列され、前記出力端子に接続され
    た水平信号線(Y0 )と、 該第1の方向にほぼ垂直の第2の方向(X)に配列され
    た複数の信号線(Y1’、Y2 ’、…、Yn ’)と、 前記第1の方向に配列され前記電源端子とを接続する水
    平ソース線(S0 )と、前記第1の方向に1次元に配列
    された複数の画素(P1 、P2 、…、Pn )と、を具備
    し、 前記各画素が、 前記水平ソース線に接続されたソース、前記第2の信号
    線の1つに接続されたゲート、及びドレインを有する第
    1のMOSトランジスタ(Q)と、 該第1のMOSトランジスタのドレインと前記水平の信
    号線に接続されたボロメータ(R)と、 を具備し、 前記各画素を流れる電流経路は前記複数の画素の群内に
    おいてほぼ対角になっているボロメータ型赤外線検出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記水平ソース線と前記電源端子との
    接続点が前記水平信号線と前記出力端子との接続点に対
    して前記装置上でほぼ対角に位置する請求項10に記載
    のボロメータ型赤外線検出装置。
  12. 【請求項12】 前記水平ソース線及び前記水平信号線
    の配線幅が同一である請求項10に記載のボロメータ型
    赤外線検出装置。
  13. 【請求項13】 電源端子(GND)と、 複数の出力端子(OUT)と、 第1の方向(Y)に配列され、前記各出力端子に接続さ
    れた複数の水平信号線(Y0 、Y0 ’)と、 該第1の方向にほぼ垂直の第2の方向(X)に配列され
    た複数の信号線(Y1’、Y2 ’、…、Yn ’)と、 前記第1の方向に配列され前記電源端子とを接続する水
    平ソース線(S0 )と、前記第1の方向に1次元に配列
    された複数の画素(P1 、P2 、…、Pn )と、を具備
    し、 前記各画素が、 前記水平ソース線に接続されたソース、前記第2の信号
    線の1つに接続されたゲート、及びドレインを有する第
    1のMOSトランジスタ(Q)と、 該第1のMOSトランジスタのドレインと前記水平信号
    線の一つに接続されたボロメータ(R)と、 を具備し、 前記各画素を流れる電流経路は前記複数の画素の群内に
    おいてほぼ対角になっているボロメータ型赤外線検出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記水平ソース線と前記電源端子との
    接続点が前記水平信号線と前記各出力端子との接続点に
    対して前記装置上でほぼ対角に位置する請求項13に記
    載のボロメータ型赤外線検出装置。
  15. 【請求項15】 前記水平ソース線の配線幅が前記水平
    信号線の配線幅のn倍、ただし、nは前記出力端子の数
    である請求項13に記載のボロメータ型赤外線検出装
    置。
  16. 【請求項16】 前記出力端子が積分回路(6、6’)
    に接続され、 該積分回路が、 前記出力端子に接続され、積分バイアス信号(φB )に
    よりオンとされる接合型FET(64)と、 該接合型FETに接続されたキャパシタ(62)と、 該キャパシタに接続されたリセットトランジスタ(6
    1)とを具備する請求項1、10もしくは13に記載の
    ボロメータ型赤外線検出装置。
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