JPH09204868A - ブレーカの引外し装置 - Google Patents

ブレーカの引外し装置

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JPH09204868A
JPH09204868A JP1237396A JP1237396A JPH09204868A JP H09204868 A JPH09204868 A JP H09204868A JP 1237396 A JP1237396 A JP 1237396A JP 1237396 A JP1237396 A JP 1237396A JP H09204868 A JPH09204868 A JP H09204868A
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surface portion
breaker
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movable iron
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敏宏 大井戸
Yasushi Tsugihata
康 二畠
Akihiko Hirao
昭彦 平尾
Tomoyuki Sawada
知行 澤田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレーカに過大電流が流れてもヨークが部分
的に飽和せず、また可動鉄心に対する吸引力が低下せ
ず、確実に電路を遮断するブレーカの引外し装置を提供
する。 【解決手段】 電路1と、底面部3a及び底面部の両端
から延設されて互いに対向する側面部3b,3cを有し
底面部及び側面部により電路を囲むコ字状のヨーク14
と、ヨークの側面部の先端と対向し、前記電路に過電流
が流れたときに励磁したヨークに吸引されて電路を遮断
する可動鉄片2とを有するブレーカの引外し装置におい
て、前記コ字状のヨークの底面部の断面を側面部の断面
より厚くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的大きな領域
の過電流を検知してブレーカを動作させるブレーカの引
外し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術を図8〜図11を用いて説明
する。図8は、ブレーカの引外し装置の断面図である。
図9はヨークの断面図である。図10はヨークの斜視図
である。図11はヨークの飽和を説明する断面図であ
る。
【0003】ブレーカの引外し装置は、図8に示すよう
に、電路に相当するバイメタル1と、可動鉄片2と、ヨ
ーク3と、復帰ばね4とを備えている。
【0004】可動鉄心2は、磁性の帯状体であって、両
側に軸部5を有するとともに、引外し用の係止受け部6
およびバイメタル連動部7を有する。
【0005】バイメタル1は、過電流検出用の直熱型バ
イメタルであり、可動鉄片2に対向配置されて前記バイ
メタル連動部7に係合し、過電流が流れると発熱による
湾曲動作で前記可動鉄片2を前記復帰ばね4のバネ力に
抗して駆動する。バイメタル1は、その上端が固定部と
なって負荷端子8aに固着されて電気的機械的に接続さ
れ、下端を動作部としてバイメタル連動部7を係止する
とともに、リード線9と接続している。
【0006】ヨーク3は、図9に示すように、断面が略
コの字形状であって、内側に貫通しているバイメタル1
と対向する底面部3aと、底面部3aの両端部から延設
される側面部3b,3cとからなる。底面部3aと側面
部3b,3cとは略同じ厚みを有する。ヨーク3は、比
較的大きな領域の過電流の検出用であって、バイメタル
1に比較的大きな領域の過電流が流れた時、復帰ばね4
のバネ力に抗して可動鉄片2を吸引する磁性体である。
【0007】復帰バネ4は、バネ力により、可動鉄片2
をバイメタル1から離れる方向に復帰付勢する。
【0008】8a,8bは負荷端子、10は係止受け部
に係止するラッチリンクとなるクレドルである。
【0009】電路であるリード線9および負荷端子8
a,8bを通してバイメタル1に過電流が流れると、バ
イメタル1が矢印Aの方向に徐々に湾曲動作し、可動鉄
片2はバイメタル連動部7においてバイメタル1に押圧
される。そして、可動鉄片2は、軸部5を軸として復帰
ばね4のバネ力に抗して反時計まわりB方向に回動し、
クレドル10を係止受け部6から引き外す。そして、可
動鉄片2が引外し動作してクレドル10が引外される
と、クレドル10が反時計まわりに回動し、反転ばね1
1が反転して可動接触子12を開極駆動するため、電路
は遮断される。
【0010】一方、電路に比較的大きな領域の過電流が
流れると、図9に示すように、バイメタル1を流れる電
流によってバイメタル1のまわりに発生する磁束がヨー
ク3と可動鉄片2およびその間のギャップ部Gからなる
磁路Cを流れる。そして、該ギャップ部Gが小さくなる
ように、可動鉄片2がヨーク3にバイメタル1の前記湾
曲動作よりも速く瞬時に吸引される。該吸引により、可
動鉄片2が軸部5を中心に反時計まわりB方向に回動
し、可動鉄片2に係止していたクレドル10が引外され
る。そして、可動鉄片2が引外し動作してクレドル10
が引外されると、クレドル10が反時計まわりに回動
し、反転ばね11が反転して可動接触子12を開極駆動
するため、電路は遮断される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にブレ
ーカは瞬時感動電流を定格電流の何倍かに設定するが、
瞬時感動電流のような過大電流が流れると、前記略コの
字形状のヨーク3の磁束密度は線形領域から飽和領域へ
移行する。
【0012】しかしながら、図10に示す略コの字形状
のヨーク3においては、ヨーク3の断面Eである底面部
3aに磁束が多く通るため、図11において斜線部で示
すように、底面部3aから飽和が始まる。そして、前記
略コの字形状のヨーク3に部分的な飽和が生じて磁気抵
抗が増大し、前記ギャップ部Gに磁束が通りにくくな
る。従って、ヨーク3及び可動鉄心2からなる磁路の磁
気効率が悪くなり、可動鉄心2に対する吸引力は低下す
るという問題点があった。
【0013】本発明は、上記問題点を改善するために成
されたもので、ブレーカに過大電流が流れてもヨークが
部分的に飽和せず、また可動鉄心に対する吸引力が低下
せず、確実に電路を遮断するブレーカの引外し装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するために、請求項1記載の発明にあっては、電路
と、底面部及び底面部の両端から延設されて互いに対向
する側面部を有し底面部及び側面部により電路を囲むコ
字状のヨークと、ヨークの側面部の先端と対向し、前記
電路に過電流が流れたときに励磁したヨークに吸引され
て電路を遮断する可動鉄片とを有するブレーカの引外し
装置において、前記コ字状のヨークの底面部の断面を側
面部の断面より厚くしたことを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載の発明にあっては、電路と、
底面部及び底面部の両端から延設されて互いに対向する
側面部を有し底面部及び側面部により電路を囲むコ字状
のヨークと、ヨークの側面部の先端と対向し、前記電路
に過電流が流れたときに励磁したヨークに吸引されて電
路を遮断する可動鉄片とを有するブレーカの引外し装置
において、前記ヨークの底面部の内面に板状の強磁性体
片を設け、ヨークの底面部の断面と強磁性体片の断面と
を加えた総断面を側面部の断面より厚くしたことを特徴
とするものである。
【0016】請求項3記載の発明にあっては、電路と、
底面部及び底面部の両端から延設されて互いに対向する
側面部を有し底面部及び側面部により電路を囲むコ字状
のヨークと、ヨークの側面部の先端と対向し、前記電路
に過電流が流れたときに励磁したヨークに吸引されて電
路を遮断する可動鉄片とを有するブレーカの引外し装置
において、前記ヨークは、略均等な厚みを有しL字形状
に形成された2つのL字強磁性体片の各々の一面を重ね
合わせ、各々の他の面を互いに対向してコ字形状を形成
したものであることを特徴とするものである。
【0017】請求項4記載の発明にあっては、電路と、
底面部及び底面部の両端から延設されて互いに対向する
側面部を有し底面部及び側面部により電路を囲むコ字状
のヨークと、ヨークの側面部の先端と対向し、前記電路
に過電流が流れたときに励磁したヨークに吸引されて電
路を遮断する可動鉄片とを有するブレーカの引外し装置
において、側面部先端を縮幅して可動鉄片と対向する先
端面を小さくしたことを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載の発明にあっては、前記ヨー
クの底面部とブレーカのボディとに貫通孔を設け、前記
強磁性体片にネジ孔を設け、強磁性体のネジをブレーカ
のボディの貫通孔とヨークの底面部の貫通孔とに挿通し
て前記強磁性体片と螺合することを特徴とするものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明にかかるブレーカの引外し
装置の第一実施の形態を図1〜図3に基づいて、第二実
施の形態を図4に基づいて、第三実施の形態を図5に基
づいて、第四実施の形態を図6に基づいて、第五実施の
形態を図7に基づいて説明する。
【0020】〔第一実施の形態〕図1はブレーカの引外
し装置の断面図である。図2はヨークの斜視図である。
図3はヨークの制作方法の説明図である。なお、図1に
おいては前述の従来の技術で説明したところのブレーカ
の引外し装置と同等の箇所には同じ符号を付してあるの
で、同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0021】図1に示す本第一実施の形態のブレーカの
引外し装置が、前述の従来の技術で説明したところのブ
レーカの引外し装置と異なり特徴となるのは次の構成で
ある。
【0022】即ち、図2に示すようにヨーク3の底面部
3aの断面Dの断面積を、従来の技術で説明したヨーク
3の底面部3aの断面Eの断面積の略2倍とした構成で
ある。該ヨーク3は、例えば図3に示すように、断面積
が従来の技術で説明したヨーク3の底面部3aの断面E
の略2倍である板体から斜線で示す側部を切削し、ある
いは鍛造によって同形状を形成し、該肉薄になった部分
を折曲して形成する。
【0023】底面部3aの断面Dの断面積の2倍にした
ので、ヨーク3の部分的な飽和が生じない。従って、ヨ
ーク3及び可動鉄心2からなる磁路の磁気効率が低下す
ることなく、可動鉄心2に対する吸引力も低下しない。
よって、比較的大きな領域の過電流が流れた場合には、
可動鉄心2はヨーク3に吸引され、電路は遮断される。
【0024】〔第二実施の形態〕図4はヨークの斜視図
である。なお、本第二実施の形態においては前述の従来
の技術で説明したところのブレーカの引外し装置と同等
の箇所の詳細な説明は省略する。
【0025】本第二実施の形態のブレーカの引外し装置
が、前述の従来の技術で説明したところのブレーカの引
外し装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0026】即ち、図4に示すようにヨーク3の底面部
3aに強磁性体片13をかしめまたは溶接等の手段によ
り設けた構成である。
【0027】強磁性体片13の断面Fは、略コの字形状
のヨーク3の底面部3aの断面Eと略同面積である。従
って、強磁性体片13とヨーク3の底面部3aとを併せ
た総断面積は、底面部3aの断面Eの断面積の略2倍で
ある。
【0028】そして、総断面積を底面部3aの断面Eの
断面積の2倍にしたので、ヨーク3の部分的な飽和が生
じない。従って、ヨーク3及び可動鉄心2からなる磁路
の磁気効率が低下することなく、可動鉄心2に対する吸
引力も低下しない。よって、比較的大きな領域の過電流
が流れた場合には、可動鉄心2はヨーク3に吸引され、
電路は遮断される。
【0029】また、ヨーク3に強磁性体片13を設ける
のであるから、従来制作されているヨークをそのまま使
用して、吸引力の低下を防止できる。
【0030】〔第三実施の形態〕図5はヨークの斜視図
である。なお、本第三実施の形態においては前述の従来
の技術で説明したところのブレーカの引外し装置と同等
の箇所の詳細な説明は省略する。
【0031】本第三実施の形態のブレーカの引外し装置
が、前述の従来の技術で説明したところのブレーカの引
外し装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0032】即ち、図5に示すように、強磁性体片をL
字形状に折曲した同一形状のL字強磁性体片14a,1
4bの各々一面を重ね合わせて、各々の他の面を互いに
対向するようにしてコ字形状を形成し、重ね合わせた面
を固着してヨーク14を形成した構成である。
【0033】L字強磁性体片14a,14bの断面G,
Hは、従来の技術で説明した所のヨーク3の底面部3a
の断面Eの断面積と略同等の断面積を有している。従っ
て、L字強磁性体片14a,14bが重ね合わされて形
成されるヨーク14の底面部14cの断面積は、ヨーク
3の底面部3aの断面積の略2倍となる。
【0034】そして、底面部14cの断面積を従来のヨ
ーク3の底面部3aの断面積の2倍にしたので、ヨーク
14の部分的な飽和が生じない。従って、ヨーク14及
び可動鉄心2からなる磁路の磁気効率が低下することな
く、可動鉄心2に対する吸引力も低下しない。よって、
比較的大きな領域の過電流が流れた場合には、可動鉄心
2はヨーク3に吸引され、電路は遮断される。
【0035】また、切削または鍛造の制作工程を要さず
して制作されたL字強磁性体片を用いて底面部14cの
断面積を従来のヨークの底面部の断面積の略2倍にでき
るので、容易にヨーク14を制作することができる。
【0036】〔第四実施の形態〕図6はヨークの斜視図
である。なお、本第四実施の形態においては前述の従来
の技術で説明したところのブレーカの引外し装置と同等
の箇所の詳細な説明は省略する。
【0037】本第四実施の形態のブレーカの引外し装置
が、前述の従来の技術で説明したところのブレーカの引
外し装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0038】即ち、図6に示すようにヨーク3の側面部
3b,3cの先端部を縮幅して台形を形成し、可動鉄片
2と対向する面I,Jを従来のヨークの同部の面積の略
2分の1にした構成である。
【0039】一般的に吸引力Fの以下の式により表され
る。
【0040】
【数1】
【0041】(1)式において、φはギャップ部磁束で
あり、μ0は空気の透磁率であり、Sはギャップ部断面
積である。
【0042】リレー等の電磁石装置においては、磁気的
に飽和しない領域を使用するため、ギャップ部断面積S
を大きくすれば、磁気抵抗の低下からギャップ部磁束φ
は大きくなる。その場合にあっては、ギャップ部断面積
Sの増加分よりギャップ部磁束φの2乗の増加分の方が
大きいため、吸引力Fは増加する。しかし、ブレーカの
短絡センサにおいては、磁気的に飽和する領域をも使用
するためギャップ部断面積Sを大きくしても、ギャップ
部磁束φが大きくならずに、ギャップ部断面積Sが増加
すると吸引力Fが低下する。
【0043】従って、キャップ部面積Sに相当するヨー
ク3のギャップ部Gと対向している面I,Jを、従来ヨ
ークの同部の面積の2分の1にしているので、ヨーク3
が飽和していてギャップ部磁束φが増加しない場合であ
っても、吸引力Fは略2倍となる。よって、比較的大き
な領域の過電流が流れた場合には、可動鉄心2はヨーク
3に吸引され、電路は遮断される。
【0044】〔第五実施の形態〕図7はヨークの斜視図
である。なお、本第五実施の形態においては前述の第二
実施の形態で説明したところのブレーカの引外し装置と
同等の箇所の詳細な説明は省略する。
【0045】本第五実施の形態のブレーカの引外し装置
が、前述の第二実施に形態で説明したところのブレーカ
の引外し装置と異なり特徴となるのは次の構成である。
【0046】即ち、図7に示すようにヨーク3の底面部
3aに貫通孔3dを設け、強磁性体片13にも貫通孔3
dよりやや小さいネジ孔13aを設け、強磁性体片13
と強磁性体のネジ15とにより、ヨーク3をブレーカの
ボディ内面に螺着して設ける構成である。
【0047】強磁性体片13とヨーク3の底面部3aと
を併せた総断面積は、底面部3aの断面Eの断面積の略
2倍である。また、貫通孔3d、ネジ孔13aを設けて
いるが、ネジ15を螺着するので、総断面積は減少しな
い。
【0048】従って、強磁性体片13とネジ15とは、
ヨーク3をブレーカのボディ内面の所定位置に取り付け
ると共に、ヨーク3の底面部3aの総断面積を底面部3
aの断面Eの断面積の略2倍にし、ヨーク3の部分的な
飽和を防止する。
【0049】よって、ヨーク3及び可動鉄心2からなる
磁路の磁気効率が低下することなく、可動鉄心2に対す
る吸引力も低下せず、比較的大きな領域の過電流が流れ
た場合には、可動鉄心2はヨーク3に吸引され、電路は
遮断される。
【0050】なお、本第一乃至第三及び第五実施の形態
においては、底面部3aの総断面積を略2倍にするもの
として説明しているが、該値は2倍に限られるものでは
なく、底面部の断面積を増加させてるものであればよ
い。
【0051】また、本第四実施の形態においては、側面
部の先端面積を2分の1にするものとして説明している
が、該値は2分の1に限られるものではなく、該先端面
積を減少させてるものであればよい。
【0052】
【発明の効果】本発明のブレーカの引外し装置は上述の
ように構成してあるから、請求項1記載の発明にあって
は、コ字状のヨークの底面部の断面を側面部の断面より
厚くしたので、ヨークの部分的な飽和が生じず、ヨーク
及び可動鉄心からなる磁路の磁気効率が低下せず、また
可動鉄心に対する吸引力も低下せず、よって、過電流が
流れた場合には可動鉄心がヨークに吸引されて確実に電
路を遮断することのできるブレーカの引外し装置を提供
することができるという効果を奏する。
【0053】請求項2記載の発明にあっては、ヨークの
底面部の内面に板状の強磁性体片を設けるので、既に制
作されているヨークを用いて制作することができ、また
ヨークの底面部の断面と強磁性体片の断面とを加えた総
断面を側面部の断面より厚くしたので、ヨークの部分的
な飽和が生じず、ヨーク及び可動鉄心からなる磁路の磁
気効率が低下せず、また可動鉄心に対する吸引力も低下
せず、よって、過電流が流れた場合には可動鉄心がヨー
クに吸引されて確実に電路を遮断することのできるブレ
ーカの引外し装置を提供することができるという効果を
奏する。
【0054】請求項3記載の発明にあっては、ヨーク
は、略均等な厚みを有しL字形状に形成された2つのL
字強磁性体片の各々の一面を重ね合わせ、各々の他の面
を互いに対向してコ字形状を形成したものであるから、
ヨーク及び可動鉄心からなる磁路の磁気効率が低下せ
ず、また可動鉄心に対する吸引力も低下せず、よって、
過電流が流れた場合には可動鉄心がヨークに吸引されて
確実に電路を遮断することのできるブレーカの引外し装
置を提供することができるという効果を奏する。
【0055】請求項4記載の発明にあっては、側面部先
端を縮幅して可動鉄片と対向する先端面を小さくしたの
で、ヨークが飽和していてギャップ部磁束が増加しない
場合であっても吸引力は増加し、過電流が流れた場合に
は、可動鉄心がヨークに吸引され確実に電路を遮断する
ブレーカの引外し装置を提供することができるという効
果を奏する。
【0056】請求項5記載の発明にあっては、前記ヨー
クの底面部とブレーカのボディとに貫通孔を設け、前記
強磁性体片にネジ孔を設け、強磁性体のネジをブレーカ
のボディの貫通孔とヨークの底面部の貫通孔とに挿通し
て前記強磁性体片と螺合するようにしたので、強磁性体
片とネジとは、ヨークをブレーカのボディ内面の所定位
置に取り付けると共に、ヨークの底面部の総断面を厚く
して、ヨークの部分的な飽和を防止し、ヨーク及び可動
鉄心からなる磁路の磁気効率が低下せず、また可動鉄心
に対する吸引力も低下せず、よって、過電流が流れた場
合には可動鉄心がヨークに吸引されて確実に電路を遮断
することのできるブレーカの引外し装置を提供すること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブレーカの引外し装置の断面図であ
る。
【図2】ヨークの斜視図である。
【図3】ヨークの制作方法の説明図である。
【図4】ヨークの斜視図である。
【図5】ヨークの斜視図である。
【図6】ヨークの斜視図である。
【図7】ヨークの斜視図である。
【図8】従来のブレーカの引外し装置の断面図である。
【図9】ヨークの断面図である。
【図10】ヨークの斜視図である。
【図11】ヨークの飽和を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 電路 2 可動鉄片 3 ヨーク 3a 底面部 3b 側面部 3c 側面部 3d 貫通孔 13 強磁性体片 13a ネジ孔 14 ヨーク 14a L字強磁性体片 14b L字強磁性体片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 知行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路と、底面部及び底面部の両端から延
    設されて互いに対向する側面部を有し底面部及び側面部
    により電路を囲むコ字状のヨークと、ヨークの側面部の
    先端と対向し、前記電路に過電流が流れたときに励磁し
    たヨークに吸引されて電路を遮断する可動鉄片とを有す
    るブレーカの引外し装置において、前記コ字状のヨーク
    の底面部の断面を側面部の断面より厚くしたことを特徴
    とするブレーカの引外し装置。
  2. 【請求項2】 電路と、底面部及び底面部の両端から延
    設されて互いに対向する側面部を有し底面部及び側面部
    により電路を囲むコ字状のヨークと、ヨークの側面部の
    先端と対向し、前記電路に過電流が流れたときに励磁し
    たヨークに吸引されて電路を遮断する可動鉄片とを有す
    るブレーカの引外し装置において、前記ヨークの底面部
    の内面に板状の強磁性体片を設け、ヨークの底面部の断
    面と強磁性体片の断面とを加えた総断面を側面部の断面
    より厚くしたことを特徴とするブレーカの引外し装置。
  3. 【請求項3】 電路と、底面部及び底面部の両端から延
    設されて互いに対向する側面部を有し底面部及び側面部
    により電路を囲むコ字状のヨークと、ヨークの側面部の
    先端と対向し、前記電路に過電流が流れたときに励磁し
    たヨークに吸引されて電路を遮断する可動鉄片とを有す
    るブレーカの引外し装置において、前記ヨークは、略均
    等な厚みを有しL字形状に形成された2つのL字強磁性
    体片の各々の一面を重ね合わせ、各々の他の面を互いに
    対向してコ字形状を形成したものであることを特徴とす
    るブレーカの引外し装置。
  4. 【請求項4】 電路と、底面部及び底面部の両端から延
    設されて互いに対向する側面部を有し底面部及び側面部
    により電路を囲むコ字状のヨークと、ヨークの側面部の
    先端と対向し、前記電路に過電流が流れたときに励磁し
    たヨークに吸引されて電路を遮断する可動鉄片とを有す
    るブレーカの引外し装置において、側面部先端を縮幅し
    て可動鉄片と対向する先端面を小さくしたことを特徴と
    するブレーカの引外し装置。
  5. 【請求項5】 前記ヨークの底面部とブレーカのボディ
    とに貫通孔を設け、前記強磁性体片にネジ孔を設け、強
    磁性体のネジをブレーカのボディの貫通孔とヨークの底
    面部の貫通孔とに挿通して前記強磁性体片と螺合するこ
    とを特徴とする請求項2記載のブレーカの引外し装置。
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