JPH09207168A - Rimポリウレタン二色成形方法 - Google Patents

Rimポリウレタン二色成形方法

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JPH09207168A
JPH09207168A JP4053396A JP4053396A JPH09207168A JP H09207168 A JPH09207168 A JP H09207168A JP 4053396 A JP4053396 A JP 4053396A JP 4053396 A JP4053396 A JP 4053396A JP H09207168 A JPH09207168 A JP H09207168A
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JP
Japan
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polyurethane
internal
cavity
polyurethane material
injection
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JP4053396A
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Toshihiko Asatani
俊彦 浅谷
Katsumi Jo
克美 城
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Priority to DE69624453T priority patent/DE69624453T2/de
Priority to EP01129731A priority patent/EP1190840A1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲート近傍部における表面部の薄肉化を防止
できるRIMポリウレタン二色成形方法を提供する。 【解決手段】 RIMポリウレタン二色成形方法は、型
のキャビティを減圧する工程と、減圧下のキャビティに
表面部用ポリウレタン材料を少量注入する表面材料第一
注入工程と、注入された表面部用ポリウレタン材料を硬
化させる間欠工程と、減圧下のキャビティに再び表面部
用ポリウレタン材料を注入する表面材料第二注入工程
と、減圧下のキャビティに着色材料を含まない内部用ポ
リウレタン材料を注入する内部材料第一注入工程と、減
圧下のキャビティに着色材料を含む内部用ポリウレタン
材料を少量注入する内部材料第二注入工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面部と内部とで
色彩、性質等が異なる二色成形品を、ポリウレタン材料
によりRIM成形(反応射出成形)する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】先に本願出願人は、次のようなRIMポ
リウレタン二色成形方法を提案した(特開平6−143
340号公報)。 まず、型のキャビティを減圧する。 次に、減圧下のキャビティに表面部用ポリウレタン
材料を少量注入する。注入された表面部用ポリウレタン
材料は、それまでの加圧状態からの急激な圧力低下によ
り、キャビティに飛散してキャビティ面の略全面に薄膜
状に付着し、二色成形品の表面部が形成される。 続いて、減圧下のキャビティに内部用ポリウレタン
材料を注入する。注入された内部用ポリウレタン材料は
キャビティに流動・充満して反応硬化し、二色成形品の
内部が形成される。
【0003】この二色成形方法によれば、薄膜状の表面
部が内部を覆った二色成形品を容易にRIMポリウレタ
ン成形することができ、例えば、表面部に離型剤を含ま
せれば、剥離剤の塗布工程を省略することができ、表面
部に着色材料を含ませれば、着色材料の塗布工程を省略
することができ、また、表面部に所定の触媒を含ませる
こと等により表面部と内部の性質を異ならせれば、手触
り感、耐久性等の諸特性の変更の自由度を高めることが
できるようになった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の二色
成形方法にも、次のような問題が残っていた。表面部用
ポリウレタン材料は、上記の工程でキャビティ面の略
全面に薄膜状に付着して粘度が多少増加したとしても、
流動性や成形性を有している状態であるから、上記の
工程における内部用ポリウレタン材料の流動により、徐
々に連れ流されて薄肉化することがある。この薄肉化
は、内部用ポリウレタン材料の流動を他部より長時間受
けるゲート近傍部のキャビティ面において、特に起こり
やすい。
【0005】(1)従って、例えば、着色材料を表面部
用ポリウレタン材料のみに含ませ、内部用ポリウレタン
材料に含ませなかった場合には、ゲート近傍部で表面部
が薄肉化し、該薄肉化部を透かして無着色の内部が表面
に見えたり、表面部の色の濃さにむらが生じたりして、
見栄えが悪くなるという問題があった。図25及び図2
6は、上記方法で二色成形したステアリングホイールの
被覆100を示している。ゲート103から離れた部位
には、図25の実線の網掛け及び図26(a)に示すよ
うに、着色の表面部用ポリウレタン材料よりなる表面部
101が付いているが、ゲート103近傍部では、図2
5の破線の網掛け及び図26(b)に示すように、表面
部101が連れ流されて薄肉化し、無着色の内部用ポリ
ウレタン材料よりなる内部102が透かして見えてい
る。また、連れ流された表面部用ポリウレタン材料は、
図25に示すように、ゲート103近傍部から二方向に
分かれて流動して融合部104に溜まるため、該融合部
104と他の部分とで収縮率の違いによる外径の不均一
や手触り感の相違等が生じるおそれもあった。
【0006】(2)また、離型剤を表面部用ポリウレタ
ン材料のみに含ませ、内部用ポリウレタン材料に含ませ
なかった場合には、表面部の薄肉化によりゲート近傍部
の離型性が悪化する。 (3)また、特定の触媒を表面部用ポリウレタン材料の
みに含ませ、内部用ポリウレタン材料に含ませなかった
場合には、表面部の薄肉化によりゲート近傍部の性状が
悪化する。 (4)また、表面部用ポリウレタン材料に高価な高性能
材料(例えば無黄変材料)を使用し、内部用ポリウレタ
ン材料に安価な一般材料を使用した場合には、表面部の
薄肉化によりゲート近傍部の性能規格を満足しなくな
る。
【0007】そこで、本発明の目的は、ゲート近傍部に
おける表面部の薄肉化を防止できるRIMポリウレタン
二色成形方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のRIMポリウレタン二色成形方法は、型の
キャビティを減圧する工程と、前記減圧下のキャビティ
に表面部用ポリウレタン材料を注入する表面材料注入工
程と、注入された前記表面部用ポリウレタン材料を硬化
させる間欠工程と、前記減圧下のキャビティに内部用ポ
リウレタン材料を注入する内部材料注入工程とを含むよ
うに構成される。この方法においては、表面部用ポリウ
レタン材料と内部用ポリウレタン材料とを、同一ゲート
から注入してもよいし、別ゲートから注入してもよい。
【0009】また、別の本発明のRIMポリウレタン二
色成形方法は、型のキャビティを減圧する工程と、前記
型のゲートから前記減圧下のキャビティに表面部用ポリ
ウレタン材料を少量注入する表面材料第一注入工程と、
注入された前記表面部用ポリウレタン材料を硬化させる
間欠工程と、前記同一ゲートから前記減圧下のキャビテ
ィに再び表面部用ポリウレタン材料を注入する表面材料
第二注入工程と、前記同一ゲートから前記減圧下のキャ
ビティに内部用ポリウレタン材料を注入する内部材料注
入工程とを含むように構成される。なお、表面材料第一
注入工程で注入する表面部用ポリウレタン材料の「少
量」の程度は、特に限定されず、例えば表面材料第二注
入工程で注入する表面部用ポリウレタン材料の量に対し
て1/10から1/2の範囲で適宜変更できる。
【0010】ここで、内部材料注入工程は、単一の工程
でもよいが、前記減圧下のキャビティに着色材料を含ま
ない内部用ポリウレタン材料を注入する内部材料第一注
入工程と、前記減圧下のキャビティに着色材料を含む内
部用ポリウレタン材料を少量注入する内部材料第二注入
工程とからなる二工程でもよい。なお、内部材料第二注
入工程で注入する内部用ポリウレタン材料の「少量」の
程度は、特に限定されず、例えば内部材料第一注入工程
で注入する内部用ポリウレタン材料の量に対して1/1
0から1/2の範囲で適宜変更できる。
【0011】また、各方法において、表面部用ポリウレ
タン材料に、着色材料、離型剤及び触媒のうち少なくと
も一つを副次的成分として混合することができる。ま
た、表面部用ポリウレタン材料を内部用ポリウレタン材
料に比べて高性能材料とすることもできる。高性能材料
としては、無黄変材料を例示できる。また、表面部用ポ
リウレタン材料を内部用ポリウレタン材料に比べてウレ
タン反応速度の高い材料とすることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をステアリングホイ
ールのポリウレタン被覆のRIMポリウレタン二色成形
に具体化した実施形態例について、図面に基づいて説明
する。まず、図1〜図7は第一実施形態を示している。
本実施形態で使用する成形装置は、図1〜図5に示すよ
うに、成形用金型1、真空箱11、材料射出機構21等
から構成されており、これら各部を順に詳述する。
【0013】成形用金型1は上型2と下型3とに分割形
成されている。上型2と下型3のPL面には、型閉じ時
にリング状のキャビティ4を形成するキャビティ面5
と、キャビティ4へのゲート6とが形成されている。上
型2におけるポリウレタン材料の最終充満位置にはベン
ト孔7が形成されている。
【0014】次に、真空箱11は上箱12と下箱13と
に分割形成され、上箱12内には上型2が取付けられ、
下箱13内には下型3が取付けられている。上箱12及
び下箱13は図示しない型締装置に取付けられており、
本実施形態では下箱13が昇降することにより、上箱1
2及び下箱13の開閉と、上型2及び下型3の開閉とが
同時に行われるようになっている。上箱12の分割面に
形成された溝にはOリング14が取付けられ、真空箱1
1を閉じたとき、Oリング14は下箱13の分割面に当
接して上箱12と下箱13との間をシールする。
【0015】下箱13には吸引プラグ15が取付けら
れ、この吸引プラグ15には吸引ホース16及びバルブ
17を介して真空ポンプ18が接続されている。また、
下箱13には、真空箱11の外部からベント孔7の付近
を目視し得る透視窓19が気密を保つように設けられて
いる。
【0016】材料射出機構21は、図5に示すような三
成分ミキシングヘッド22を備え、主成分であるポリオ
ール成分及びイソシアネート成分と、副次的成分である
第三成分とを混合できるようになっている。この三成分
ミキシングヘッド22は、シリンダ23とその先端に取
付けられたボディ24とからなり、ボディ24は先端に
細い射出ノズル25を有している。
【0017】ボディ24の中心には貫通孔26が形成さ
れ、該貫通孔26にはシリンダ23のピストン(図示
略)に取着されたスプール28が摺動可能に挿入されて
いる。スプール28外周の180度反対の位置には長手
方向に延びる一対の長溝29が設けられている。ピスト
ン27の往復動により、スプール28は図5に二点鎖線
で示す前進位置と実線で示す後退位置とに摺動し、後退
したスプール28の先方は後述する各成分の混合室30
となる。
【0018】ボディ24の左右内部には円筒形状をなす
ポリオール成分用のノズル体31とイソシアネート成分
用のノズル体32とが相対向して設けられている。各ノ
ズル体31,32には混合室30又は長溝29に開口す
るテーパ状のオリフィス35が形成されている。ボディ
24の外面には各ノズル体31,32を保持するホルダ
(図示略)が装着され、これに挿通されたニードル37
の先端がオリフィス35の開度を加減するようになって
いる。また、ボディ24のノズル体31,32の隣りに
はポリオール成分用の還流穴38とイソシアネート成分
用の還流穴39とが形成され、いずれも長溝29に開口
している。
【0019】ノズル体31及び還流穴38にはホース4
1aによりポリオール成分のタンク41bとポンプ41
cとが接続され、タンク41b→ポンプ41c→ノズル
体31→長溝29→環流穴38→タンク41b、という
ポリオール成分の循環路が形成されている。ノズル体3
2及び還流穴39にもホース42aによりイソシアネー
ト成分のタンク42bとポンプ42cとが接続され、タ
ンク42b→ポンプ42c→ノズル体32→長溝29→
環流穴39→タンク42b、というイソシアネート成分
の循環路が形成されている。
【0020】スプール28の中心には第三成分の副吐出
孔52が設けられている。副吐出孔52の先端はスプー
ル28の先端面に開口し、後端はスプール28の途中部
外周に開口している。ボディ24の後部には、スプール
28の後退時にのみ副吐出孔52の後端開口に連通する
導入孔53が形成されている。導入孔53にはホース4
3aにより流量調整装置43d及びバルブ43cを介し
て第三成分のタンク43bが接続され、タンク43b内
はエア加圧装置43eにより常時加圧されている。バル
ブ43cはタンク43bからボディ24までのいずれか
の箇所に設ければよい。バルブ43cの駆動方式は限定
されず、例えばエア式でも電気式でもよい。バルブ43
cは専用のタイマやシーケンスの内部タイマ等で開閉制
御されるようになっている。なお、第三成分としての着
色材料は顔料をポリオール成分に分散させたものであ
る。
【0021】上記三成分ミキシングヘッド22の射出ノ
ズル25は、下箱13に形成された貫通孔40を貫通し
て下型3のゲート6に接続されている。三成分ミキシン
グヘッド22と貫通孔40とは複数のOリング50によ
りシールされている。
【0022】さて、上記成形装置を使用して行う第一実
施形態のポリウレタン被覆のRIMポリウレタン二色成
形方法について、工程順に説明する。 成形用金型1の上型2と下型3とを型開きし、キャ
ビティ面5に離型剤を塗布する。 下型3にステアリングホイール45の芯金46をセ
ットした後、上型2と下型3とを型閉じしてキャビティ
4を形成すると同時に、上箱12と下箱13とを閉じて
真空箱11を密閉状態とする。 真空ポンプ18により真空箱11内を適当な真空度
まで減圧し、ベント孔7からキャビティ4を減圧雰囲気
にする。
【0023】 表面材料注入工程(図6参照); ス
プール28を後退させて、ノズル体31からはポリオー
ル成分を、ノズル体32からはイソシアネート成分をそ
れぞれ混合室30に吐出させ、またバルブ43cを開い
て、副吐出孔52から第三成分としての着色材料を混合
室30に吐出させ、これらを衝突混合させて表面部用ポ
リウレタン材料U1 を作成する。なお、本実施形態で
は、この表面部用ポリウレタン材料U1 に発泡剤を実質
的に添加しない。図1に示すように、キャビティ4の減
圧を引続いて行いながら、表面部用ポリウレタン材料U
1 を射出ノズル25から吐出させ、ゲート6からキャビ
ティ4に注入する。注入時間は例えば1.0秒、注入量
は例えば約150gとする。注入された表面部用ポリウ
レタン材料U1 は、それまでの加圧状態からの急激な圧
力低下で材料U1 中の自然吸蔵ガスが突沸することによ
り、キャビティ4に飛散してキャビティ面5の略全面に
薄膜状に付着し、ポリウレタン被覆47の表面部48を
形成する。
【0024】 間欠工程(図6参照); 注入された
表面部用ポリウレタン材料U1 が硬化するための硬化時
間をおく。このときの硬化は、完全な硬化ではなく、後
で注入する内部用ポリウレタン材料U2 により連れ流さ
れない程度の硬化でよい。硬化時間は例えば12秒とす
る。なお、この硬化時間を短縮するには、表面部用ポリ
ウレタン材料U1 の第三成分にウレタン反応促進触媒を
加えるなどして、表面部用ポリウレタン材料U1 をウレ
タン反応速度の高い材料とすればよい。また、表面部4
8の耐光性を高めるには、表面部用ポリウレタン材料U
1 を耐光性の高い無黄変材料とすればよい。
【0025】 内部材料注入工程(図6参照); バ
ルブ43cを閉じて、第三成分としての着色材料の吐出
を止め、ポリオール成分とイソシアネート成分とは引続
いて吐出させ、これらを衝突混合させて内部用ポリウレ
タン材料U2 を作成する。なお、本実施形態では、この
内部用ポリウレタン材料U2 に発泡剤を実質的に添加し
ない。図2に示すように、キャビティ4の減圧を引続い
て行いながら、内部用ポリウレタン材料U2 を射出ノズ
ル25から吐出させ、表面材料注入工程と同一のゲート
6からキャビティ4に注入する。注入時間は例えば2.
4秒、注入量は例えば約360gとする。注入された内
部用ポリウレタン材料U2 のうちキャビティ面5から離
れた部分には、材料U2 中の自然吸蔵ガスが減圧雰囲気
下で突沸することにより、高発泡のコア部が形成され
る。また、材料U2 のうちキャビティ面5に近い部分に
は、減圧雰囲気下での脱ガス作用により、低発泡の緻密
な自己スキン層が形成される。このようにして、ポリウ
レタン被覆47のコア部と自己スキン層とからなる内部
49が形成される(図7参照)。この注入により、キャ
ビティ4は全材料U1,U2 で充満し、内部用ポリウレ
タン材料U2 の流動先端部はベント孔7から少し吹き出
して硬化し、吹き出し部9が形成される。このとき、表
面部48は、前記間欠工程によって内部用ポリウレタン
材料U2により連れ流されない程度に硬化しているの
で、薄肉化が防止され、たとえゲート近傍部であっても
内部49が透かして見える程に薄肉化することはない。
【0026】 脱型工程; 内部用ポリウレタン材料
U2 がキュアされるのを待って、図3に示すように、上
型2と下型3とを型開きすると同時に、上箱12と下箱
13とを開き、図4に示すように、ポリウレタン被覆4
7付きのステアリングホイール45を取り出す。ポリウ
レタン被覆47には内部用ポリウレタン材料U2 のゲー
ト残留部10が付いてくるため、該ゲート残留部10を
切除する。その切り口8には、無色の内部用ポリウレタ
ン材料U2 による内部49が出現するため、該切り口を
塗装する必要がある。しかし、前記の通り、間欠工程に
より表面部48の薄肉化が防止されるので、内部49が
透かして見えたり、表面部48の色の濃さにむらが生じ
たりすることはなく、見栄えを害しない。また、図26
及び図26の従来例のように連れ流された表面部用ポリ
ウレタン材料が融合部に溜まることはないため、外径の
不均一や手触り感の相違等が生じるおそれもない。
【0027】その他にも、本RIMポリウレタン二色成
形方法によれば、次のような効果が得られる。 (1) 成形前にキャビティ面5に着色材料を塗布する工程
を省略できる。 (2) 着色材料の使用量を必要最少限に節約でき、コスト
を削減できる。 (3) 着色材料に含まれる顔料粒子は材料射出機構21に
おける通過部位を磨耗させ、磨耗した部品は交換が必要
になる。しかし、上記のように着色材料の使用量を必要
最少限にできるので、前記磨耗が減少し、材料射出機構
21のメンテナンス及び部品交換のサイクルが延び、そ
のための工数及び費用も低減できる。 (4) 内部用ポリウレタン材料U2 に添加する老化防止剤
その他の添加物も削減できる。
【0028】なお、上記材料射出機構21において、図
8に示すように、第三成分のバルブ43cをタンク43
bとエア加圧装置43eとの間に設け、このバルブ43
cを上記と同じタイミングで開閉しても、上記と同様の
作用・効果が得られる。
【0029】次に、図9〜図13は第二実施形態を示し
ている。本実施形態は、表面材料注入工程を二工程に分
け、その間に間欠工程を入れた点においてのみ第一実施
形態と相違するもので、これを工程順に説明する。 〜 第一実施形態の〜と同様である。
【0030】 表面材料第一注入工程(図13参
照); 第一実施形態のと同様に表面部用ポリウレタ
ン材料U1 を作成する。図9に示すように、キャビティ
4の減圧を引続いて行いながら、表面部用ポリウレタン
材料U1 をゲート6からキャビティ4に少量注入する。
注入時間は例えば0.2秒、注入量は例えば約30gと
する。注入された表面部用ポリウレタン材料U1 は、キ
ャビティ4に飛散してキャビティ面5のゲート近傍部に
薄膜状に付着し、ポリウレタン被覆47の表面部48の
ゲート近傍部のみを形成する。図10はこのときの下型
3の状態を示している(芯金は図示略)。 間欠工程(図13参照); 第一実施形態のと同
様である。
【0031】 表面材料第二注入工程(図13参
照); 表面材料第一注入工程と同様に表面部用ポリウ
レタン材料U1 を作成する。図11に示すように、キャ
ビティ4の減圧を引続いて行いながら、表面部用ポリウ
レタン材料U1 を表面材料第一注入工程と同一のゲート
6からキャビティ4に注入する。注入時間は例えば0.
8秒、注入量は例えば約120gとする。注入された表
面部用ポリウレタン材料U1は、キャビティ4に飛散し
てキャビティ面5の略全面に薄膜状に付着し、ポリウレ
タン被覆47の表面部48を形成する。図12はこのと
きの下型3の状態を示し(芯金は図示略)、表面部48
のゲート近傍部は、表面材料第一注入工程と表面材料第
二注入工程とによって、他部より厚くなる。
【0032】 内部材料注入工程(図13参照);
第一実施形態のと同様である。このとき、表面材料第
二注入工程で注入されてキャビティ面5に付着した表面
部用ポリウレタン材料U1 は、硬化していないので、内
部用ポリウレタン材料U2 の流動によって若干連れ流さ
れる。しかし、表面材料第一注入工程で注入されてキャ
ビティ面5に付着した表面部用ポリウレタン材料U1
は、硬化しているので、連れ流されない。 脱型工程; 第一実施形態のと同様である。
【0033】本実施形態によれば、注入直後の内部用ポ
リウレタン材料U2 によって特に連れ流されやすいゲー
ト近傍部の表面部48の厚さが他部より厚くなるので、
同部の薄肉化がさらに確実に防止される。
【0034】次に、図14〜図20は第三実施形態を示
している。本実施形態は、内部材料注入工程を二工程に
分けた点においてのみ第一実施形態と相違するもので、
これを工程順に説明する。 〜 第一実施形態の〜と同様である。 表面材料注入工程(図20参照); 第一実施形態
のと同様である。 間欠工程(図20参照); 第一実施形態のと同
様である。
【0035】 内部材料第一注入工程(図20参
照); 第一実施形態のと同様に内部用ポリウレタン
材料U2 を作成する。図14に示すように、キャビティ
4の減圧を引続いて行いながら、内部用ポリウレタン材
料U2 を射出ノズル25から吐出させ、表面材料注入工
程と同一のゲート6からキャビティ4に注入する。注入
時間は例えば1.8秒、注入量は例えば約270gとす
る。注入された内部用ポリウレタン材料U2 により、ポ
リウレタン被覆47のコア部と自己スキン層とからなる
内部49の大半部49aが形成される。図15はこのと
きの下型3の状態を示している(芯金は図示略)。
【0036】 内部材料第二注入工程(図20参
照); 前記内部用ポリウレタン材料U2がキャビティ
4に充満する少し手前で、図5のバルブ43cを再び開
いて、副吐出孔52から第三成分としての着色材料を混
合室30に吐出させ、前記表面部用ポリウレタン材料U
1 と略同様の内部用ポリウレタン材料U3 を作成する。
図16に示すように、キャビティ4の減圧を引続いて行
いながら、内部用ポリウレタン材料U3 を射出ノズル2
5から吐出させ、表面材料注入工程と同一のゲート6か
らキャビティ4に少量注入する。注入時間は例えば0.
6秒、注入量は例えば約90gとする。注入された内部
用ポリウレタン材料U3 は、前記内部用ポリウレタン材
料U2 と略同様に高発泡のコア部と低発泡の自己スキン
層とを形成し、ポリウレタン被覆47の内部49の残部
であるゲート近傍部49bを形成する。図17はこのと
きの下型3の状態を示している。この注入により、キャ
ビティ4は全材料U1 ,U2 ,U3 で充満し、内部用ポ
リウレタン材料U2 の流動先端部はベント孔7から少し
吹き出して硬化し、吹き出し部9が形成される。
【0037】 脱型工程; 第一実施形態のと同様
である。ポリウレタン被覆47に付いてきたゲート残留
部10を切除すると、図18及び図19に示すように、
その切り口8には内部用ポリウレタン材料U3 による内
部49のゲート近傍部49bが出現する。このゲート近
傍部49bは表面部48と同じ着色材料で着色されてい
るので、切り口8は表面部48と同一色になってほとん
ど目立たず、見栄えを害しない。従って、切り口8を塗
装する必要が無い。
【0038】次に、図21は第四実施形態を示してい
る。本実施形態は、第二実施形態と第三実施形態とを組
み合わせた(表面材料注入工程を二工程に分け、その間
に間欠工程を入れるとともに、内部材料注入工程を二工
程に分けた)もので、工程は次の通りである。 〜 第一実施形態の〜と同様である。 表面材料第一注入工程; 第二実施形態のと同様
である。 間欠工程; 第一実施形態のと同様である。 表面材料第二注入工程; 第二実施形態のと同様
である。 内部材料第一注入工程; 第三実施形態のと同様
である。 内部材料第二注入工程; 第三実施形態のと同様
である。 脱型工程; 第一実施形態のと同様である。
【0039】次に、図22及び図23は第五実施形態を
示している。本実施形態では、図22に示すように、上
記三成分ミキシングヘッド22の二つを中央の注入機構
55に接続してなる六成分ミキシングヘッド20を使用
する。同図における上側の三成分ミキシングヘッド22
は、高性能材料(例えば耐光性に優れた無黄変材料)で
ある表面部用ポリウレタン材料U1 を作成するもので、
第三成分としてポリオール成分に顔料とウレタン反応促
進触媒とを添加してなる着色材料が用いられる。同図に
おける下側の三成分ミキシングヘッド22は、普通級材
料(例えば黄変材料)の内部用ポリウレタン材料U2 を
作成するもので、必要に応じて第三成分としての触媒等
が加えられる。注入機構55は、二つの射出ノズル25
を結合するボディ56を備え、ボディ56先端は細い射
出ノズル57となっている。ボディ56の中心には二つ
の射出ノズル25が開口する貫通孔58が形成され、該
貫通孔58にはシリンダ59のピストン(図示略)に取
着されたスプール60が摺動可能に挿入されている。
【0040】上記成形装置を使用して行う第五実施形態
のポリウレタン被覆のRIMポリウレタン二色成形方法
は、次の通りである。 〜 第一実施形態の〜と同様である。
【0041】 表面材料注入工程(図23参照);
上側の三成分ミキシングヘッド22で、スプール28を
後退させ、高性能のポリオール成分とイソシアネート成
分と第三成分としての着色成分及びウレタン反応促進触
媒とを混合室30に吐出させ、これらを衝突混合させて
高性能の表面部用ポリウレタン材料U1 を作成する。下
側の三成分ミキシングヘッド22では、スプール28を
前進させて各成分の吐出を止める。第一実施形態のと
同じく、キャビティ4の減圧を引続いて行いながら、表
面部用ポリウレタン材料U1 を注入機構55の射出ノズ
ル57から吐出させ、ゲート6からキャビティ4に注入
する(図1を援用する)。注入時間は例えば0.9秒、
注入量は例えば約135gとする。注入された表面部用
ポリウレタン材料U1 は、第一実施形態と同じくキャビ
ティ面5の略全面に薄膜状に付着し、ポリウレタン被覆
47の表面部48を形成する。
【0042】 間欠工程(図23参照); 第一実施
形態のと同様である。但し、本実施形態の表面部用ポ
リウレタン材料U1 は、ウレタン反応促進触媒を含んで
いるので、付着後速やかにウレタン反応が進み、硬化時
間は例えば10秒でよい。
【0043】 内部材料注入工程(図23参照);
下側の三成分ミキシングヘッド22で、スプール28を
後退させ、普通級のポリオール成分とイソシアネート成
分と(必要時には第三成分と)を混合室30に吐出さ
せ、これらを衝突混合させて普通級の内部用ポリウレタ
ン材料U2 を作成する。上側の三成分ミキシングヘッド
22では、スプール28を前進させて各成分の吐出を止
める。第一実施形態のと同じく、キャビティ4の減圧
を引続いて行いながら、内部用ポリウレタン材料U2 を
射出ノズル57から吐出させ、表面材料注入工程と同一
のゲート6からキャビティ4に注入する(図2を援用す
る)。注入時間は例えば2.5秒、注入量は例えば約3
75gとする。注入された内部用ポリウレタン材料U2
は、第一実施形態と同じく高発泡のコア部と低発泡の自
己スキン層とからなる内部49を形成する。この注入に
より、キャビティ4は全材料U1 ,U2 で充満し、内部
用ポリウレタン材料U2 の流動先端部はベント孔7から
少し吹き出して硬化し、吹き出し部9が形成される。 脱型工程; 第一実施形態のと同様である。
【0044】次に、図24は第六実施形態を示してい
る。本実施形態は、表面材料注入工程を二工程に分け、
その間に間欠工程を入れた点においてのみ第五実施形態
と相違するものである。要するに、第五実施形態に第二
実施形態を組み合わせたものであるから、両実施形態の
説明を援用して、本実施形態の詳細説明は省略する。
【0045】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱しない
範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)第二及び第四実施形態における表面材料第一注入
工程で形成される表面部48の長さは、特に限定され
ず、例えばキャビティ全長の1/10から1/2までの
範囲で適宜変更できる。 (2)第三及び第四実施形態における内部49の大半部
49aとゲート近傍部49bとの体積比率は、特に限定
されず、例えば1:1から10:1までの範囲で適宜変
更できる。 (3)ステアリングホイールのポリウレタン被覆以外に
も、例えば、ステアリングホイールのパッド、コンソー
ルボックスやグローブボックスの蓋、アームレスト、エ
アスポイラー等の各種二色成形品のRIMポリウレタン
成形に適用すること。
【0046】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のRIMポリ
ウレタン二色成形方法によれば、ゲート近傍部における
表面部の薄肉化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態において、ステアリング
ホイールのポリウレタン被覆の表面部を形成する表面材
料注入工程の断面図である。
【図2】同じく内部を形成する内部材料注入工程の断面
図である。
【図3】同じく脱型工程の断面図である。
【図4】同じく脱型工程の平面図である。
【図5】同成形に使用したミキシングヘッドの断面図で
ある。
【図6】同成形における材料切替のタイミングチャート
図である。
【図7】同成形によるポリウレタン被覆の断面図であ
る。
【図8】ミキシングヘッドの変更例の断面図である。
【図9】第二実施形態における表面材料第一注入工程の
断面図である。
【図10】同じく表面材料第一注入工程での下型を示す
平面図である。
【図11】同じく表面材料第二注入工程の断面図であ
る。
【図12】同じく表面材料第二注入工程での下型を示す
平面図である。
【図13】同成形における材料切替のタイミングチャー
ト図である。
【図14】第三実施形態における内部材料第一注入工程
の断面図である。
【図15】同じく内部材料第一注入工程での下型を示す
平面図である。
【図16】同じく内部材料第二注入工程の断面図であ
る。
【図17】同じく内部材料第二注入工程での下型を示す
平面図である。
【図18】同成形によるポリウレタン被覆の一部破断平
面図である。
【図19】同ポリウレタン被覆の要部正面図である。
【図20】同成形における材料切替のタイミングチャー
ト図である。
【図21】第四実施形態の成形における材料切替のタイ
ミングチャート図である。
【図22】第五実施形態の成形に使用するミキシングヘ
ッドの断面図である。
【図23】同成形における材料切替のタイミングチャー
ト図である。
【図24】第六実施形態の成形における材料切替のタイ
ミングチャート図である。
【図25】従来の二色成形の問題を示すポリウレタン被
覆の平面図である。
【図26】(a)は図25のXXVIa−XXVIa線
断面図、(b)は図25のXXVIb−XXVIb線断
面図である。
【符号の説明】
1 成形用金型 2 上型 3 下型 4 キャビティ 5 キャビティ面 11 真空箱 12 上箱 13 下箱 18 真空ポンプ 21 材料射出機構 45 ステアリングホイール 47 ポリウレタン被覆 48 表面部 49 内部 49a 大半部 49b ゲート近傍部 U1 表面部用ポリウレタン材料 U2 内部用ポリウレタン材料 U3 内部用ポリウレタン材料

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型のキャビティを減圧する工程と、 前記減圧下のキャビティに表面部用ポリウレタン材料を
    注入する表面材料注入工程と、 注入された前記表面部用ポリウレタン材料を硬化させる
    間欠工程と、 前記減圧下のキャビティに内部用ポリウレタン材料を注
    入する内部材料注入工程とを含むRIMポリウレタン二
    色成形方法。
  2. 【請求項2】 型のキャビティを減圧する工程と、 前記型のゲートから前記減圧下のキャビティに表面部用
    ポリウレタン材料を少量注入する表面材料第一注入工程
    と、 注入された前記表面部用ポリウレタン材料を硬化させる
    間欠工程と、 前記同一ゲートから前記減圧下のキャビティに再び表面
    部用ポリウレタン材料を注入する表面材料第二注入工程
    と、 前記同一ゲートから前記減圧下のキャビティに内部用ポ
    リウレタン材料を注入する内部材料注入工程とを含むR
    IMポリウレタン二色成形方法。
  3. 【請求項3】 前記内部材料注入工程は、 前記減圧下のキャビティに着色材料を含まない内部用ポ
    リウレタン材料を注入する内部材料第一注入工程と、 前記減圧下のキャビティに着色材料を含む内部用ポリウ
    レタン材料を少量注入する内部材料第二注入工程とから
    なる請求項1又は2記載のRIMポリウレタン二色成形
    方法。
  4. 【請求項4】 前記表面部用ポリウレタン材料が無黄変
    材料である請求項1、2又は3記載のRIMポリウレタ
    ン二色成形方法。
  5. 【請求項5】 前記表面部用ポリウレタン材料が内部用
    ポリウレタン材料に比べてウレタン反応速度の高い材料
    である請求項1、2又は3記載のRIMポリウレタン二
    色成形方法。
JP4053396A 1995-12-28 1996-02-02 Rimポリウレタン二色成形方法 Pending JPH09207168A (ja)

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US08/762,963 US6156257A (en) 1995-12-28 1996-12-10 Reactive injection molding process for manufacturing a two-colored molded polyurethane products
EP01129732A EP1190841A1 (en) 1995-12-28 1996-12-18 Reactive injection molding process for manufacturing a two-colored molded product of polyurethanes
DE69624453T DE69624453T2 (de) 1995-12-28 1996-12-18 Reaktionsspritzgiessverfahren zur Herstellung von zweifarbigen Polyurethanformteilen
EP01129731A EP1190840A1 (en) 1995-12-28 1996-12-18 Reactive injection molding process for manufacturing a two-colored molded product of polyurethanes
EP96120382A EP0781643B1 (en) 1995-12-28 1996-12-18 Reactive injection molding process for manufacturing a two-colored molded product of polyurethanes

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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