JP2000280286A - Rimポリウレタン二色成形方法 - Google Patents

Rimポリウレタン二色成形方法

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JP2000280286A
JP2000280286A JP11090976A JP9097699A JP2000280286A JP 2000280286 A JP2000280286 A JP 2000280286A JP 11090976 A JP11090976 A JP 11090976A JP 9097699 A JP9097699 A JP 9097699A JP 2000280286 A JP2000280286 A JP 2000280286A
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JP
Japan
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polyurethane
molding
cavity
branch
polyurethane material
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JP11090976A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Asatani
俊彦 浅谷
Takayuki Ito
孝幸 伊藤
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長手本体の途中の分岐部においても、表面部
を十分な厚さに且つピンホールが生じないように形成す
る。もって従来必要であったモールドコートを省略可能
とする。 【解決手段】 リング部を成形する長手部4aと第一ス
ポーク部を成形する第一分岐部4bと、第二スポーク部
を成形する第二分岐部4cとを備えた型1のキャビティ
4を減圧する。減圧下のキャビティ4にゲート6から表
面部用ポリウレタン材料U1 を注入し、第一分岐部4b
まで流動させる。該材料U1 を脱泡・硬化させる間欠工
程をおく。再び該材料U1 を注入し、第二分岐部4cま
で流動させ、該材料U1 を脱泡・硬化させる間欠工程を
おく。再び該材料U1 を注入し、長手部4aの略全域に
流動させる。続いて、内部用ポリウレタン材料を注入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング部の途中に
スポーク部を有するステアリングホイールや、中央部に
ステー部を有するエアスポイラー等のように、長手本体
の途中に分岐体を有する長手成形品を、RIM(反応射
出成形)ポリウレタン二色成形する方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】先に本願出願人は、下記のようなRIM
ポリウレタン二色成形方法を提案した(特開平6−14
3340号公報)。 型のキャビティを減圧する。 減圧下のキャビティに表面部用ポリウレタン材料を
注入する。注入された表面部用ポリウレタン材料は減圧
下で発泡してキャビティ内を流動するとともに、その泡
が破れてキャビティ面の略全面に膜状に付着し、気泡の
ほとんどない緻密な表面部が形成される。 減圧下のキャビティに内部用ポリウレタン材料を注
入する。注入された内部用ポリウレタン材料はキャビテ
ィに流動・充満して反応硬化し、二色成形品の内部が形
成される。
【0003】この二色成形方法により、表面部と内部と
からなる二色成形品を容易にRIMポリウレタン成形す
ることができるようになったが、上記工程でキャビテ
ィ面に付着した表面部用ポリウレタン材料がまだ流動性
を有しているときに、上記工程の内部用ポリウレタン
材料の注入を行うと、特にキャビティ面のゲート近傍部
位に付着した表面部用ポリウレタン材料が内部用ポリウ
レタン材料により連れ流されて薄肉化する結果、同部位
の表面部が透けて内部が見えたり、同部位の性状が悪化
したりするという問題があった。
【0004】そこで、次に本願出願人は、下記のような
RIMポリウレタン二色成形方法を提案した(特開平9
−207168号公報)。図11は、ステアリングホイ
ール90の芯金91に同方法で二色成形された表面部9
3と内部94とからなるポリウレタン被覆92を示すも
ので、(a)は平面図、(b)はゲート近傍部位
((a)のb矢示部)の内部成形終了時の断面図、
(c)はスポーク部((a)のc矢示部)の内部成形終
了時の断面図である。95はポリウレタン被覆92の長
手本体としてのリング部を指し、96はリング部95の
途中から分岐した分岐体としてのスポーク部を指してい
る。
【0005】 型100のキャビティ101を減圧す
る。 減圧下のキャビティ101にゲート103から表面
部用ポリウレタン材料を少量注入し、前記飛散作用によ
りキャビティ面102のゲート近傍部位のみに膜状に付
着させ、同部位に気泡のほとんどない緻密な表面部93
を形成する(表面材料第一注入工程)。 この表面部用ポリウレタン材料を硬化させるための
硬化時間をおく(間欠工程)。 減圧下のキャビティ101に再び表面部用ポリウレ
タン材料を注入し、前記発泡・脱泡作用によりキャビテ
ィ面102の略全面(全周)に膜状に付着させ、残りの
表面部93を形成する(表面材料第二注入工程)。 減圧下のキャビティに内部用ポリウレタン材料を注
入し、発泡した内部94を形成する(内部材料注入工
程)。
【0006】この二色成形方法によれば、図11(b)
に示すように、ゲート近傍部位における表面部93の薄
肉化を防止し、十分な厚さの表面部93を確保できるよ
うになったが、次のような問題については考慮されてい
なかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、図11
(c)に示すように、スポーク部96における表面部9
3が十分な厚さに形成されず、該表面部93が透けて内
部が見えたり、同スポーク部96の性状が悪化したりす
るという問題があった。また、図11(c)に示すよう
に、スポーク部96における表面部93に気泡がピンホ
ール97として残り、それが外部に現れて見栄えが悪く
なることもあった。そこで、成形前にキャビティ面10
2に着色材を塗布しておき(モールドコート)、成形時
にその着色材を表面部93に付着させて、表面部93の
前記諸問題を隠蔽する必要があり、手間とコストがかか
っていた。これら諸問題の原因は、次のようなものと考
えられる。
【0008】緻密な表面部93が形成される機構を説明
すると、減圧下のキャビティ101に注入された表面部
用ポリウレタン材料は、材料中の自然吸蔵ガス(又は添
加した発泡剤)が圧力低下による突沸により急速に発泡
するのに伴って、キャビティ101内を流動するととも
に、その泡が破れて(脱泡して)キャビティ面102の
略全面に膜状に付着する、というものである。また、キ
ャビティ面102付近では反応熱が型に逃げて反応硬化
が遅れ、表面部ポリウレタン材料の増粘が抑制されるた
め、泡が破れやすいということもある。
【0009】従って、緻密な表面部93を十分な厚さに
成形するためには、キャビティ面102付近において一
定以上の脱泡を起こさせることが必要である。しかし、
図11(c)に示すように、スポーク部96のキャビテ
ィ101は、一面を除く周囲全面がキャビティ面102
に囲まれた閉鎖的な空間であることから、脱泡の必要な
表面部用ポリウレタン材料の量(キャビティ面に接する
表面積ということもできる)が多い。また、同空間の一
面がリング部95のキャビティ101に開口しているだ
けであるから、リング部95のキャビティ101の全体
に発泡した表面部用ポリウレタン材料U1 が流動して真
空度が低くなると、減圧による脱泡効率が低くなってし
まう。そのため、一定以上の脱泡作用が得られず、スポ
ーク部96において表面部93が薄くなったり、気泡が
ピンホール97として残ったりするのである。
【0010】そこで、本発明の目的は、長手本体の途中
の分岐部においても、表面部を十分な厚さに且つピンホ
ールが生じないように形成することができ、もって従来
必要であったモールドコートを省略できる可能性のある
RIMポリウレタン二色成形方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、長手本体の途
中に分岐体を有する長手成形品のRIMポリウレタン二
色成形方法であって、長手本体を成形する長手部と分岐
体を成形する分岐部とを備えた型のキャビティを減圧す
る工程と、減圧下のキャビティにゲートから表面部用ポ
リウレタン材料を注入し、該材料をゲートから分岐部に
至るまでの長手部を経て分岐部まで流動させる表面材料
分岐域注入工程と、注入された表面部用ポリウレタン材
料を脱泡させるとともに硬化させる間欠工程(放置時間
をおく)と、減圧下のキャビティに再びゲートから表面
部用ポリウレタン材料を注入し、該材料を長手部の略全
域に流動させる表面材料全域注入工程と、減圧下のキャ
ビティに内部用ポリウレタン材料を注入する内部材料注
入工程とを含む。
【0012】また、長手成形品が長手本体の途中に二以
上の分岐体を有し、キャビティが分岐体を成形する二以
上の分岐部を備える場合、ゲートに近い分岐部から順に
各分岐部を対象として表面材料分岐域注入工程及び間欠
工程を繰返し行うことが好ましい。
【0013】表面部用ポリウレタン材料には、着色材
料、離型剤及び触媒のうち少なくとも一つを副次的成分
として混合することができる。また、表面部用ポリウレ
タン材料を内部用ポリウレタン材料に比べて高性能材料
とすることもできる。高性能材料としては、無黄変材料
を例示できる。また、表面部用ポリウレタン材料を内部
用ポリウレタン材料に比べてウレタン反応速度の高い材
料とすることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をステアリングホイ
ールのポリウレタン被覆のRIMポリウレタン二色成形
に具体化した実施形態例について、図1〜図9に基づい
て説明する。
【0015】図6は、ステアリングホイール45の芯金
46に本方法で二色成形された表面部48と内部49と
からなるポリウレタン被覆47を示すもので、(a)は
平面図、(b)はゲート近傍部位((a)のb矢示部)
の内部成形終了時の断面図、(c)はスポーク部
((a)のc矢示部)の内部成形終了時の断面図であ
る。70はポリウレタン被覆47の長手本体としてのリ
ング部を指し、71はリング部70の途中(ゲート6に
近い方)から分岐した第一分岐体としての一対の第一ス
ポーク部を指し、72はリング部70の途中(ゲート6
から遠い方)から分岐した第二分岐体としての一対の第
二スポーク部を指している。
【0016】また、本実施形態で使用する成形装置は、
成形用金型1、真空箱11、材料射出機構21等から構
成されており、これら各部を順に詳述する。
【0017】成形用金型1は上型2と下型3とに分割形
成されている。上型2と下型3のPL面には、型閉じ時
にリング状のキャビティ4を形成するキャビティ面5
と、キャビティ4へのゲート6とが形成されている。キ
ャビティ4は、リング部70を成形する長手部4aと、
第一スポーク部71を成形する一対の第一分岐部4b
と、第二スポーク部72を成形する一対の第二分岐部4
cとを備えている。上型2におけるポリウレタン材料の
最終充満位置にはベント孔7が形成されている。
【0018】次に、真空箱11は上箱12と下箱13と
に分割形成され、上箱12内には上型2が取付けられ、
下箱13内には下型3が取付けられている。上箱12及
び下箱13は図示しない型締装置に取付けられており、
本実施形態では下箱13が昇降することにより、上箱1
2及び下箱13の開閉と、上型2及び下型3の開閉とが
同時に行われるようになっている。上箱12の分割面に
形成された溝にはOリング14が取付けられ、真空箱1
1を閉じたとき、Oリング14は下箱13の分割面に当
接して上箱12と下箱13との間をシールする。
【0019】下箱13には吸引プラグ15が取付けら
れ、この吸引プラグ15には吸引ホース16及びバルブ
17を介して真空ポンプ18が接続されている。また、
下箱13には、真空箱11の外部からベント孔7の付近
を目視し得る透視窓19が気密を保つように設けられて
いる。
【0020】材料射出機構21は、図8に示すような三
成分ミキシングヘッド22を備え、主成分であるポリオ
ール成分及びイソシアネート成分と、副次的成分である
第三成分とを混合できるようになっている。この三成分
ミキシングヘッド22は、シリンダ23とその先端に取
付けられたボディ24とからなり、ボディ24は先端に
細い射出ノズル25を有している。
【0021】ボディ24の中心には貫通孔26が形成さ
れ、該貫通孔26にはシリンダ23のピストン(図示
略)に取着されたスプール28が摺動可能に挿入されて
いる。スプール28外周の180度反対の位置には長手
方向に延びる一対の長溝29が設けられている。ピスト
ンの往復動により、スプール28は図8に二点鎖線で示
す前進位置と実線で示す後退位置とに摺動し、後退した
スプール28の先方は後述する各成分の混合室30とな
る。
【0022】ボディ24の左右内部には円筒形状をなす
ポリオール成分用のノズル体31とイソシアネート成分
用のノズル体32とが相対向して設けられている。各ノ
ズル体31,32には混合室30又は長溝29に開口す
るテーパ状のオリフィス35が形成されている。ボディ
24の外面には各ノズル体31,32を保持するホルダ
(図示略)が装着され、これに挿通されたニードル37
の先端がオリフィス35の開度を加減するようになって
いる。また、ボディ24のノズル体31,32の隣りに
はポリオール成分用の還流穴38とイソシアネート成分
用の還流穴39とが形成され、いずれも長溝29に開口
している。
【0023】ノズル体31及び還流穴38にはホース4
1aによりポリオール成分のタンク41bとポンプ41
cとが接続され、タンク41b→ポンプ41c→ノズル
体31→長溝29→還流穴38→タンク41b、という
ポリオール成分の循環路が形成されている。ノズル体3
2及び還流穴39にもホース42aによりイソシアネー
ト成分のタンク42bとポンプ42cとが接続され、タ
ンク42b→ポンプ42c→ノズル体32→長溝29→
還流穴39→タンク42b、というイソシアネート成分
の循環路が形成されている。
【0024】スプール28の中心には第三成分の副吐出
孔52が設けられている。副吐出孔52の先端はスプー
ル28の先端面に開口し、後端はスプール28の途中部
外周に開口している。ボディ24の後部には、スプール
28の後退時にのみ副吐出孔52の後端開口に連通する
導入孔53が形成されている。導入孔53にはホース4
3aにより流量調整装置43d及びバルブ43cを介し
て第三成分のタンク43bが接続され、タンク43b内
はエア加圧装置43eにより常時加圧されている。バル
ブ43cはタンク43bからボディ24までのいずれか
の箇所に設ければよい。バルブ43cの駆動方式は限定
されず、例えばエア式でも電気式でもよい。バルブ43
cは専用のタイマやシーケンスの内部タイマ等で開閉制
御されるようになっている。なお、第三成分としての着
色材料は顔料をポリオール成分に分散させたものであ
る。
【0025】上記三成分ミキシングヘッド22の射出ノ
ズル25は、下箱13に形成された貫通孔40を貫通し
て下型3のゲート6に接続されている。三成分ミキシン
グヘッド22と貫通孔40とは複数のOリング50によ
りシールされている。
【0026】さて、上記成形装置を使用して行う第一実
施形態のポリウレタン被覆のRIMポリウレタン二色成
形方法について、工程順に説明する。図9は、同成形に
おける材料注入のタイミングチャート図である。
【0027】(1)成形用金型1の上型2と下型3とを
型開きし、キャビティ面5に離型剤を塗布する。 (2)下型3にステアリングホイール45の芯金46を
セットした後、上型2と下型3とを型閉じしてキャビテ
ィ4を形成すると同時に、上箱12と下箱13とを閉じ
て真空箱11を密閉状態とする。 (3)真空ポンプ18により真空箱11内を適度な真空
度まで減圧し、ベント孔7からキャビティ4を減圧雰囲
気にする。適度な真空度は、ポリウレタン材料の組成や
成形品の寸法等に応じて変わるものであり、特に限定さ
れないが、本実施形態では2〜5Torrとした。
【0028】(4)表面材料第一スポーク域(第一分岐
域)注入工程; スプール28を後退させて、ノズル体
31からはポリオール成分を、ノズル体32からはイソ
シアネート成分をそれぞれ混合室30に吐出させ、また
バルブ43cを開いて、副吐出孔52から第三成分とし
ての着色材料を混合室30に吐出させ、これらを衝突混
合させて表面部用ポリウレタン材料U1 を作成する。な
お、本実施形態では、この表面部用ポリウレタン材料U
1 に発泡剤を実質的に添加しない。
【0029】図1、図3(a)、図4(a)(b)及び
図9に示すように、キャビティ4の減圧を引続いて行い
ながら、表面部用ポリウレタン材料U1 を射出ノズル2
5から吐出させ、ゲート6からキャビティ4に適量だけ
注入する。注入時間は例えば0.1秒、注入速度は例え
ば約150g/秒とする。注入された表面部用ポリウレ
タン材料U1 は、材料中の自然吸蔵ガス(発泡剤を添加
した場合には、さらにその発泡剤)が圧力低下による突
沸により急速に発泡するのに伴って、ゲート6から第一
分岐部4bに至るまでの長手部4aを経て第一分岐部4
bまで流動するとともに、その泡が破れて(脱泡が開始
して)流動済の長手部4a及び第一分岐部4bのキャビ
ティ面5に膜状に付着する。図3(a)の網掛ハッチン
グは、このときの表面部用ポリウレタン材料U1 の付着
範囲を指している。
【0030】図4(b)に示すように、キャビティ4の
第一分岐部4bは、一面を除く周囲全面がキャビティ面
5に囲まれた閉鎖的な空間であることから、脱泡の必要
な表面部用ポリウレタン材料U1 の量が多い。また、同
空間の一面がリング部95のキャビティ101に開口し
ているだけであるから、減圧による脱泡には不利であ
る。しかし、本実施形態では、第一分岐部4bより先の
長手部4aには発泡した表面部用ポリウレタン材料U1
がほとんど存在しておらず適度な真空度が保たれている
ことから、第一分岐部4bのキャビティ面5付近の表面
部用ポリウレタン材料U1 は、該長手部4aから効率よ
く脱泡され始める。
【0031】(5)間欠工程; この注入された表面部
用ポリウレタン材料U1 の脱泡を完了して十分な厚さの
表面部48を形成するとともに、該材料U1 を硬化させ
るための時間をおく(放置する)。すなわち、前工程で
開始した脱泡は本工程でさらに進行して完了し、特に第
一スポーク部71においても一定以上の脱泡作用が得ら
れるため、表面部48が十分な厚さに形成され、気泡が
ピンホールとして残ることもない。また、該材料U1 は
反応硬化が進行するが、このときの硬化は、完全な硬化
ではなく、後で注入する内部用ポリウレタン材料U2 に
より連れ流されない程度の硬化でよい。本工程の放置時
間は、例えば1.5〜2.5秒とする。なお、この放置
時間を短縮するには、表面部用ポリウレタン材料U1 の
第三成分にウレタン反応促進触媒を加えるなどして、表
面部用ポリウレタン材料U1 をウレタン反応速度の高い
材料とすればよい。また、表面部48の耐光性を高める
には、表面部用ポリウレタン材料U1 を耐光性の高い無
黄変材料とすればよい。
【0032】(6)表面材料第二スポーク域(第二分岐
域)注入工程; 工程(4)と同じく、表面部用ポリウ
レタン材料U1 を作成し、図3(b)に示すように、キ
ャビティ4の減圧を引続いて行いながら、表面部用ポリ
ウレタン材料U1 をゲート6からキャビティ4に適量だ
け注入する。注入時間は例えば0.32秒、注入速度は
例えば約150g/秒とする。注入された表面部用ポリ
ウレタン材料U1 は、工程(4)と同じ機構により、ゲ
ート6から第二分岐部4cに至るまでの長手部4aを経
て第二分岐部4cまで流動するとともに、脱泡が開始し
て流動済みの長手部4a及び第二分岐部4cのキャビテ
ィ面5に膜状に付着する。図3(b)の網掛ハッチング
は、このときの表面部用ポリウレタン材料U1 の付着範
囲を指している。
【0033】そして、工程(4)と同様の理由から、第
二分岐部4cのキャビティ面5付近の表面部用ポリウレ
タン材料U1 は、該長手部4aから効率よく脱泡され始
める。
【0034】(7)間欠工程; この注入された表面部
用ポリウレタン材料U1 の脱泡を完了して十分な厚さの
表面部48を形成するとともに、該材料U1 を硬化させ
るための時間をおく(放置する)。すなわち、前工程で
開始した脱泡は本工程でさらに進行して完了し、特に第
二スポーク部72においても一定以上の脱泡作用が得ら
れるため、表面部48が十分な厚さに形成され、気泡が
ピンホールとして残ることもない。また、該材料U1 は
反応硬化が進行するが、このときの硬化は、完全な硬化
ではなく、後で注入する内部用ポリウレタン材料U2 に
より連れ流されない程度の硬化でよい。本工程の放置時
間は、例えば1.5〜2.5秒とする。
【0035】(8)表面材料全域注入工程; 工程
(4)と同じく、表面部用ポリウレタン材料U1 を作成
し、図3(c)に示すように、キャビティ4の減圧を引
続いて行いながら、表面部用ポリウレタン材料U1 をゲ
ート6からキャビティ4に適量だけ注入する。注入時間
は例えば0.2秒、注入速度は例えば約150g/秒と
する。注入された表面部用ポリウレタン材料U1 は、工
程(4)と同じ機構により、ゲート6から長手部4aの
略全域に流動するとともに、脱泡が開始して長手部4a
のキャビティ面5に膜状に付着する。図3(c)の網掛
ハッチングは、このときの表面部用ポリウレタン材料U
1 の付着範囲を指している。
【0036】(9) 間欠工程; この注入された表面
部用ポリウレタン材料U1 の脱泡を完了して十分な厚さ
の表面部48を形成するとともに、該材料U1 を硬化さ
せるための時間をおく(放置する)。このときの硬化
は、完全な硬化ではなく、後で注入する内部用ポリウレ
タン材料U2 により連れ流されない程度の硬化でよい。
本工程の放置時間は、例えば0.5〜2.0秒とする。
なお、ゲート6から遠く離れたところでは、表面部用ポ
リウレタン材料U1 の薄肉化は実質的に起こらない。む
しろ、表面部用ポリウレタン材料U1 を最終充満位置ま
で連れ流した方がよい場合もあり、その場合にはこの間
欠工程(9)は省略した方が好ましい。
【0037】(10)内部材料注入工程; バルブ43
cを閉じて、第三成分としての着色材料の吐出を止め、
ポリオール成分とイソシアネート成分とは引続いて吐出
させ、これらを衝突混合させて内部用ポリウレタン材料
U2 を作成する。なお、本実施形態では、この内部用ポ
リウレタン材料U2 に発泡剤を実質的に添加しない。図
5及び図6に示すように、キャビティ4の減圧を引続い
て行いながら、内部用ポリウレタン材料U2 を射出ノズ
ル25から吐出させ、表面材料注入工程と同一のゲート
6からキャビティ4に注入する。注入時間は例えば3.
2秒、注入速度は例えば約150g/秒とする。
【0038】注入された内部用ポリウレタン材料U2 の
うちキャビティ面5から離れた部分には、材料U2 中の
自然吸蔵ガスが減圧雰囲気下で突沸することにより、高
発泡のコア部が形成される。また、材料U2 のうち表面
部48に近い部分には、減圧雰囲気下での脱泡作用によ
り、低発泡の緻密な自己スキン層が形成される。このよ
うにして、ポリウレタン被覆47のコア部と自己スキン
層とからなる内部49が形成される(図7参照)。この
注入により、キャビティ4は全材料U1 ,U2で充満
し、内部用ポリウレタン材料U2 の流動先端部はベント
孔7から少し吹き出して硬化し、吹き出し部9が形成さ
れる。
【0039】この工程において、表面部48は、前記の
各間欠工程によって内部用ポリウレタン材料U2 により
連れ流されない程度に硬化しているので、薄肉化が防止
され、たとえゲート近傍部位やスポーク部であっても内
部49が透かして見える程に薄肉化することはない。
【0040】(11)脱型工程; 内部用ポリウレタン
材料U2 がキュアされるのを待って、図7に示すよう
に、上型2と下型3とを型開きすると同時に、上箱12
と下箱13とを開き、ポリウレタン被覆47付きのステ
アリングホイール45を取り出す。ポリウレタン被覆4
7には内部用ポリウレタン材料U2 のゲート残留部10
が付いてくるため、該ゲート残留部10を切除する。前
記の通り、各間欠工程により表面部48の薄肉化が防止
されているので、表面部48を透かして内部49が見え
たり、表面部48の色の濃さにむらが生じたりすること
はなく、見栄えを害しない。従って、本二色成形方法に
よれば、従来必要であったモールドコートを省略できる
可能性がある。
【0041】なお、上記材料射出機構21において、第
三成分のバルブ43cをタンク43bとエア加圧装置4
3eとの間に設け、このバルブ43cを上記と同じタイ
ミングで開閉しても、上記と同様の作用・効果が得られ
る。
【0042】また、上記二色成形方法において、内部材
料注入工程を二工程に分けることもできる。すなわち、
内部材料第一注入工程では着色材料の吐出を止め、内部
材料第二注入工程では着色材料を吐出させることで、前
記ゲート残留部10を切除したときの切り口が着色され
ているようにすることができる。
【0043】また、図10に示すように、上記三成分ミ
キシングヘッド22の二つを中央の注入機構55に接続
してなる六成分ミキシングヘッド20を使用することも
できる。同図における上側の三成分ミキシングヘッド2
2は、高性能材料(例えば耐光性に優れた無黄変材料)
である表面部用ポリウレタン材料U1 を作成するもの
で、第三成分としてポリオール成分に顔料とウレタン反
応促進触媒とを添加してなる着色材料が用いられる。同
図における下側の三成分ミキシングヘッド22は、普通
級材料(例えば黄変材料)の内部用ポリウレタン材料U
2 を作成するもので、必要に応じて第三成分としての触
媒等が加えられる。注入機構55は、二つの射出ノズル
25を結合するボディ56を備え、ボディ56先端は細
い射出ノズル57となっている。ボディ56の中心には
二つの射出ノズル25が開口する貫通孔58が形成さ
れ、該貫通孔58にはシリンダ59のピストン(図示
略)に取着されたスプール60が摺動可能に挿入されて
いる。
【0044】なお、本発明は前記実施形態の構成に限定
されず、例えば次のように、発明の趣旨から逸脱しない
範囲で適宜変更して具体化することもできる。 (1)一対のスポーク部しか有しないステアリングホイ
ールの場合には、前記実施形態の工程(6)(7)は省
略される。 (2)ステアリングホイールのポリウレタン被覆以外に
も、例えば、中央部にステー部を有するエアスポイラー
等のように、長手本体の途中に分岐体を有する各種長手
成形品のRIMポリウレタン成形に適用することができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明のRIMポリ
ウレタン二色成形方法によれば、長手本体の途中の分岐
部においても、表面部を十分な厚さに且つピンホールが
生じないように形成することができ、もって従来必要で
あったモールドコートを省略できる可能性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態で使用する成形装置と表面材
料注入工程とを示す断面図である。
【図2】同成形装置の下型とステアリングホイールの芯
金とを示す平面図である。
【図3】(a)は表面材料第一スポーク域注入工程、
(b)は表面材料第二スポーク域注入工程、(c)は表
面材料全域注入工程のそれぞれにおける表面部用ポリウ
レタン材料の流動状態を示す下型のキャビティの概略平
面図である。
【図4】(a)は図3のIVa矢示部の断面図、(b)
は図3のIVb矢示部の断面図である。
【図5】同成形装置と内部材料注入工程とを示す断面図
である。
【図6】(a)は同二色成形によるステアリングホイー
ルのポリウレタン被覆の平面図、(b)は(a)のb矢
示部の断面図、(c)は(a)のc矢示部の断面図であ
る。
【図7】同成形装置と脱型工程とを示す断面図である。
【図8】同成形に使用した三成分ミキシングヘッドの断
面図である。
【図9】同成形における材料注入のタイミングチャート
図である。
【図10】同成形に使用できる六成分ミキシングヘッド
の断面図である。
【図11】従来の二色成形によるステアリングホイール
のポリウレタン被覆の平面図、(b)は(a)のb矢示
部の断面図、(c)は(a)のc矢示部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 成形用金型 2 上型 3 下型 4 キャビティ 4a 長手部 4b 第一分岐部 4c 第二分岐部 5 キャビティ面 6 ゲート 45 ステアリングホイール 46 芯金 47 ポリウレタン被覆 48 表面部 49 内部 70 リング部 71 第一スポーク部 72 第二スポーク部 U1 表面部用ポリウレタン材料 U2 内部用ポリウレタン材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AA42 AB12 AD18 AH19 AM32 CA13 CB01 CB12 CB28 CK11 CP07 4F206 AA42 AB12 AD18 AH19 AM32 JA01 JB12 JB28 JF01 JN12 JN26 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手本体の途中に分岐体を有する長手成
    形品のRIMポリウレタン二色成形方法であって、 前記長手本体を成形する長手部と前記分岐体を成形する
    分岐部とを備えた型のキャビティを減圧する工程と、 前記減圧下のキャビティにゲートから表面部用ポリウレ
    タン材料を注入し、該材料をゲートから分岐部に至るま
    での長手部を経て分岐部まで流動させる表面材料分岐域
    注入工程と、 注入された前記表面部用ポリウレタン材料を脱泡させる
    とともに硬化させる間欠工程と、 前記減圧下のキャビティに再びゲートから表面部用ポリ
    ウレタン材料を注入し、該材料を長手部の略全域に流動
    させる表面材料全域注入工程と、 前記減圧下のキャビティに内部用ポリウレタン材料を注
    入する内部材料注入工程とを含むRIMポリウレタン二
    色成形方法。
  2. 【請求項2】 前記長手成形品が長手本体の途中に二以
    上の分岐体を有し、前記キャビティが前記分岐体を成形
    する二以上の分岐部を備える場合、前記ゲートに近い分
    岐部から順に各分岐部を対象として前記表面材料分岐域
    注入工程及び間欠工程を繰返し行う請求項1記載のRI
    Mポリウレタン二色成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6988878B2 (en) 2001-09-13 2006-01-24 Toyoda Gosei Co., Ltd. Apparatus and method for molding articles

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