JPH09207262A - 農業用シート - Google Patents
農業用シートInfo
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- JPH09207262A JPH09207262A JP8016562A JP1656296A JPH09207262A JP H09207262 A JPH09207262 A JP H09207262A JP 8016562 A JP8016562 A JP 8016562A JP 1656296 A JP1656296 A JP 1656296A JP H09207262 A JPH09207262 A JP H09207262A
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- Japan
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- sheet
- agricultural
- synthetic resin
- infrared
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Protection Of Plants (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】農業用シートにおいて、赤外線遮断層の膜厚を
適宜に調整することによって、赤外線、特に近赤外線を
必要とする遮断程度に対応して遮断できるようにして、
栽培条件に対応した農業用シートの容易な使い分けがで
きるようにする。 【解決手段】紫外線透過性の透明乃至半透明の合成樹脂
シート1の少なくとも片面に酸化錫、若しくは酸化錫を
主体とする無機系物質を物理的蒸着法にて成膜した赤外
線遮断層2を備え、少なくとも紫外線を透過し且つ赤外
線を遮断する。
適宜に調整することによって、赤外線、特に近赤外線を
必要とする遮断程度に対応して遮断できるようにして、
栽培条件に対応した農業用シートの容易な使い分けがで
きるようにする。 【解決手段】紫外線透過性の透明乃至半透明の合成樹脂
シート1の少なくとも片面に酸化錫、若しくは酸化錫を
主体とする無機系物質を物理的蒸着法にて成膜した赤外
線遮断層2を備え、少なくとも紫外線を透過し且つ赤外
線を遮断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱光線である赤外
線を遮断して紫外線を透過するシートであって、温室用
の被覆シートなどに使用する農業用シートに関する。
線を遮断して紫外線を透過するシートであって、温室用
の被覆シートなどに使用する農業用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】温室に張られる農業用シートは、地域の
気候や気象条件や、温室で栽培する植物の種類による栽
培に適する温度など、その目的に応じて種々のシートが
開発されている。
気候や気象条件や、温室で栽培する植物の種類による栽
培に適する温度など、その目的に応じて種々のシートが
開発されている。
【0003】例えば、害虫を防ぐために紫外線を遮断可
能なシート、あるいは寒冷地にて保温性を重視したシー
トなどがある。
能なシート、あるいは寒冷地にて保温性を重視したシー
トなどがある。
【0004】上記のように保温性を重視した農業用シー
トは、特に寒冷地では、熱線である赤外線を良好に透過
して、温室内を好適な温度に保温できるように、十分に
赤外線を透過可能なシートであることが必要である。
トは、特に寒冷地では、熱線である赤外線を良好に透過
して、温室内を好適な温度に保温できるように、十分に
赤外線を透過可能なシートであることが必要である。
【0005】しかしながら、このような寒冷地において
使用されるこのような十分に赤外線を透過可能なシート
を温暖地で使用した場合は、温室内の温度が必要以上に
上昇し過ぎる傾向がある。
使用されるこのような十分に赤外線を透過可能なシート
を温暖地で使用した場合は、温室内の温度が必要以上に
上昇し過ぎる傾向がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そのため上記農業用シ
ートを使用する際には、栽培の対象とする植物の好適な
栽培温度条件や、各地域における気候条件や気象条件な
どに適合した農業用シートが選択的に使用されており、
このような栽培条件に対応して農業用シートの使い分け
が容易に行えることが望まれる。
ートを使用する際には、栽培の対象とする植物の好適な
栽培温度条件や、各地域における気候条件や気象条件な
どに適合した農業用シートが選択的に使用されており、
このような栽培条件に対応して農業用シートの使い分け
が容易に行えることが望まれる。
【0007】本発明は、上記のような農業用シートにお
いて、赤外線遮断層の膜厚を適宜に調整することによっ
て、赤外線、特に近赤外線を必要とする遮断程度に対応
して遮断できるようにして、栽培条件に対応した農業用
シートの容易な使い分けができるようにすることにあ
る。
いて、赤外線遮断層の膜厚を適宜に調整することによっ
て、赤外線、特に近赤外線を必要とする遮断程度に対応
して遮断できるようにして、栽培条件に対応した農業用
シートの容易な使い分けができるようにすることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、紫外線透過性
の透明乃至半透明の合成樹脂シートの少なくとも片面に
酸化錫、若しくは酸化錫を主体とする無機系物質を物理
的蒸着法にて成膜した赤外線遮断層を備え、少なくとも
紫外線を透過し且つ赤外線を遮断することを特徴とする
農業用シートである。
の透明乃至半透明の合成樹脂シートの少なくとも片面に
酸化錫、若しくは酸化錫を主体とする無機系物質を物理
的蒸着法にて成膜した赤外線遮断層を備え、少なくとも
紫外線を透過し且つ赤外線を遮断することを特徴とする
農業用シートである。
【0009】また本発明は、上記発明の農業用シートに
おいて、前記合成樹脂シート面若しくは前記赤外線遮断
層の表面に、フッ素系樹脂又はシリコーン系樹脂などに
よる汚染防止層を備える農業用シートである。
おいて、前記合成樹脂シート面若しくは前記赤外線遮断
層の表面に、フッ素系樹脂又はシリコーン系樹脂などに
よる汚染防止層を備える農業用シートである。
【0010】また本発明は、上記発明の農業用シートに
おいて、前記合成樹脂シート面若しくは前記赤外線遮断
層の表面に界面活性剤による防露層を備える農業用シー
トである。
おいて、前記合成樹脂シート面若しくは前記赤外線遮断
層の表面に界面活性剤による防露層を備える農業用シー
トである。
【0011】また本発明は、上記発明の農業用シートに
おいて、前記合成樹脂シートが、ポリエチレンテレフタ
レート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂のうちのいずれか1種又はこれらの複合によるシ
ートである農業用シートである。
おいて、前記合成樹脂シートが、ポリエチレンテレフタ
レート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン
系樹脂のうちのいずれか1種又はこれらの複合によるシ
ートである農業用シートである。
【0012】また本発明は、上記発明の農業用シートに
おいて、前記無機系物質が、酸化錫を主体とし、これに
銅、亜鉛、マグネシウム、アンチモン、インジウムなど
の金属酸化物、又は近、銀などの貴金属類、又はカーボ
ンブラック、又は周期律表4A、5A、6Aに属する物
質の酸化物のうちのいずれか1種又は複数種を混合した
混合物であるである農業用シートである。
おいて、前記無機系物質が、酸化錫を主体とし、これに
銅、亜鉛、マグネシウム、アンチモン、インジウムなど
の金属酸化物、又は近、銀などの貴金属類、又はカーボ
ンブラック、又は周期律表4A、5A、6Aに属する物
質の酸化物のうちのいずれか1種又は複数種を混合した
混合物であるである農業用シートである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の農業用シートを、実施の
形態に従って以下に詳細に説明する。
形態に従って以下に詳細に説明する。
【0014】〔実施の形態1〕図1(a)は、本発明の
農業用シートの実施の形態1であり、透明乃至半透明な
紫外線を透過する合成樹脂シート1の少なくとも片面
に、物理的蒸着法(PVD法)、例えば真空蒸着方式
(例えば、真空度10-9Torr以上)、又はスパッタ
リング方式(例えば、10-1〜10Pa程度のアルゴン
ガスなど不活性ガス中にて、4000〜6000V印
加)にて、無機系物質を吸着させて成膜し、赤外線遮断
層2を設けたものである。
農業用シートの実施の形態1であり、透明乃至半透明な
紫外線を透過する合成樹脂シート1の少なくとも片面
に、物理的蒸着法(PVD法)、例えば真空蒸着方式
(例えば、真空度10-9Torr以上)、又はスパッタ
リング方式(例えば、10-1〜10Pa程度のアルゴン
ガスなど不活性ガス中にて、4000〜6000V印
加)にて、無機系物質を吸着させて成膜し、赤外線遮断
層2を設けたものである。
【0015】前記赤外線遮断層2は、紫外線(UV)を
透過し、赤外線(IR)を遮断するものである。
透過し、赤外線(IR)を遮断するものである。
【0016】使用する合成樹脂シート1としては、ポリ
エチレンテレフタレート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂のうちのいずれか1種又はこ
れらの複合によるシートが使用でき、シート1の厚さ
は、本発明においては特に限定されるものではないが、
例えば、50μm〜300μmの範囲のいずれかが適当
である。
エチレンテレフタレート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂のうちのいずれか1種又はこ
れらの複合によるシートが使用でき、シート1の厚さ
は、本発明においては特に限定されるものではないが、
例えば、50μm〜300μmの範囲のいずれかが適当
である。
【0017】また、赤外線遮断層2を形成する無機系物
質としては、例えば錫、銅、亜鉛、マグネシウム、アン
チモン、インジウムなどの金属酸化物、又は金、銀など
の貴金属類、又はカーボンブラック、又は周期律表4
A、5A、6Aに属する酸化物のうちのいずれか1種若
しくはこれら酸化物の混合物などの無機系物質が使用で
きる。
質としては、例えば錫、銅、亜鉛、マグネシウム、アン
チモン、インジウムなどの金属酸化物、又は金、銀など
の貴金属類、又はカーボンブラック、又は周期律表4
A、5A、6Aに属する酸化物のうちのいずれか1種若
しくはこれら酸化物の混合物などの無機系物質が使用で
きる。
【0018】また、赤外線遮断層2の膜厚は、本発明に
おいては特に限定されるものではないが、赤外線(I
R)に対する必要とする遮断程度に応じて膜厚は適宜に
設定でき、例えば、50〜600Å、好ましくは100
〜200Å程度が適当である。なお、赤外線の遮断性を
より大きくするためには、遮断層2の膜厚をより厚く設
定するものであり、例えば、赤外線(IR)がほぼ完全
に遮断される前記遮断層2の膜厚としては600〜80
0Å以上である。
おいては特に限定されるものではないが、赤外線(I
R)に対する必要とする遮断程度に応じて膜厚は適宜に
設定でき、例えば、50〜600Å、好ましくは100
〜200Å程度が適当である。なお、赤外線の遮断性を
より大きくするためには、遮断層2の膜厚をより厚く設
定するものであり、例えば、赤外線(IR)がほぼ完全
に遮断される前記遮断層2の膜厚としては600〜80
0Å以上である。
【0019】〔実施の形態2〕図1(b)は、本発明の
農業用シートの実施の形態2であり、透明乃至半透明な
紫外線を透過する合成樹脂シート1の少なくとも片面に
無機系物質をスパッタリングして赤外線遮断層2を設
け、該遮断層2を設けた合成樹脂シート1の少なくとも
片面、又は両面に汚染防止層3を設けたものである。
農業用シートの実施の形態2であり、透明乃至半透明な
紫外線を透過する合成樹脂シート1の少なくとも片面に
無機系物質をスパッタリングして赤外線遮断層2を設
け、該遮断層2を設けた合成樹脂シート1の少なくとも
片面、又は両面に汚染防止層3を設けたものである。
【0020】使用する合成樹脂シート1、また、赤外線
遮断層2を形成する無機系物質としては、上記実施の形
態1と同様のものが使用できる。
遮断層2を形成する無機系物質としては、上記実施の形
態1と同様のものが使用できる。
【0021】前記汚染防止層3の材料としては、フッ素
系樹脂、又はシリコーン系樹脂などが使用でき、該汚染
防止層3は、農業用シートの表面に、外界の塵埃、水
分、油分などによる汚れが吸着したり落ち難くなったり
するのを防止するものである。
系樹脂、又はシリコーン系樹脂などが使用でき、該汚染
防止層3は、農業用シートの表面に、外界の塵埃、水
分、油分などによる汚れが吸着したり落ち難くなったり
するのを防止するものである。
【0022】〔実施の形態3〕図1(c)は、実施の形
態3であり、透明乃至半透明な紫外線を透過する合成樹
脂シート1の少なくとも片面に無機系物質をスパッタリ
ングして赤外線遮断層2を設け、該遮断層2を設けた合
成樹脂シート1の少なくとも片面、又は両面に防露層4
を設けたものである。
態3であり、透明乃至半透明な紫外線を透過する合成樹
脂シート1の少なくとも片面に無機系物質をスパッタリ
ングして赤外線遮断層2を設け、該遮断層2を設けた合
成樹脂シート1の少なくとも片面、又は両面に防露層4
を設けたものである。
【0023】使用する合成樹脂シート1、また、赤外線
遮断層2を形成する無機系物質としては、上記実施の形
態1、又は実施の形態2と同様のものが使用できる。
遮断層2を形成する無機系物質としては、上記実施の形
態1、又は実施の形態2と同様のものが使用できる。
【0024】前記防露層4の材料としては界面活性剤が
使用でき、合成樹脂シート1あるいは赤外線遮断層2は
親油性層であり、この親油性表面に界面活性剤の一方の
親油基が吸着し、該界面活性剤の他方の親水基が、農業
用シートの外面側に親水性を付与する。そして、農業用
シートの親水性外面は、外界に発生する霧や結露する露
などを吸着するとともに、その表面張力を低下させ、吸
着した霧や露などを流動性良く流れ落とす作用をするも
のである。
使用でき、合成樹脂シート1あるいは赤外線遮断層2は
親油性層であり、この親油性表面に界面活性剤の一方の
親油基が吸着し、該界面活性剤の他方の親水基が、農業
用シートの外面側に親水性を付与する。そして、農業用
シートの親水性外面は、外界に発生する霧や結露する露
などを吸着するとともに、その表面張力を低下させ、吸
着した霧や露などを流動性良く流れ落とす作用をするも
のである。
【0025】〔実施の形態4〕図1(d)は、実施の形
態4であり、透明乃至半透明な紫外線を透過する合成樹
脂シート1の少なくとも片面に無機系物質をスパッタリ
ングして赤外線遮断層2を設け、該遮断層2を設けた合
成樹脂シート1の一方の面に汚染防止層3、他方の面に
防露層4を設けたものである。なお、図1(d)では、
汚染防止層3が赤外線遮断層2面の側に設けられている
が、赤外線遮断層2面と反対面側に設けてもよい。
態4であり、透明乃至半透明な紫外線を透過する合成樹
脂シート1の少なくとも片面に無機系物質をスパッタリ
ングして赤外線遮断層2を設け、該遮断層2を設けた合
成樹脂シート1の一方の面に汚染防止層3、他方の面に
防露層4を設けたものである。なお、図1(d)では、
汚染防止層3が赤外線遮断層2面の側に設けられている
が、赤外線遮断層2面と反対面側に設けてもよい。
【0026】使用する合成樹脂シート1、また、赤外線
遮断層2を形成する無機系物質としては、上記実施の形
態1乃至実施の形態3と同様のものが使用できる。
遮断層2を形成する無機系物質としては、上記実施の形
態1乃至実施の形態3と同様のものが使用できる。
【0027】また、前記汚染防止層3の材料としては、
上記実施の形態2で示した汚染防止層3(図1(b)参
照)の材料と同様のものが使用でき、また、前記防露層
4の材料としては、上記実施の形態3で示した防露層4
(図1(c)参照)の材料と同様のものが使用できる。
上記実施の形態2で示した汚染防止層3(図1(b)参
照)の材料と同様のものが使用でき、また、前記防露層
4の材料としては、上記実施の形態3で示した防露層4
(図1(c)参照)の材料と同様のものが使用できる。
【0028】
【実施例】以下に本発明の農業用シートの具体的実施例
を説明する。
を説明する。
【0029】<実施例1>基材シートとして、厚さ50
μmのポリエチレンテレフタレート製の透明な合成樹脂
シートを用意した。
μmのポリエチレンテレフタレート製の透明な合成樹脂
シートを用意した。
【0030】上記基材シート面にスパッタリング成膜す
るための無機系物質による成膜材料として、酸化錫を用
意した。
るための無機系物質による成膜材料として、酸化錫を用
意した。
【0031】上記合成樹脂シートの片面に、スパッタリ
ング方式にて上記酸化錫を所定の膜厚(膜厚;200
Å)にて成膜して、赤外線遮断層を形成した。
ング方式にて上記酸化錫を所定の膜厚(膜厚;200
Å)にて成膜して、赤外線遮断層を形成した。
【0032】次に、上記合成樹脂シートの赤外線遮断層
上に、グラビアコーティング方式にてフッ素系樹脂を所
定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜1.5μ
m)にて塗布して汚染防止層を形成した。
上に、グラビアコーティング方式にてフッ素系樹脂を所
定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜1.5μ
m)にて塗布して汚染防止層を形成した。
【0033】次に、上記合成樹脂シートの赤外線遮断層
と反対側の面に、グラビアコーティング方式にて界面活
性剤を所定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜
1.5μm)にて塗布して防露層を形成して、本発明の
農業用シートを得た。
と反対側の面に、グラビアコーティング方式にて界面活
性剤を所定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜
1.5μm)にて塗布して防露層を形成して、本発明の
農業用シートを得た。
【0034】<比較例>基材シートとして、厚さ50μ
mのポリエチレンテレフタレート製の透明な合成樹脂シ
ートを用意した。
mのポリエチレンテレフタレート製の透明な合成樹脂シ
ートを用意した。
【0035】粒径50〜100Åの酸化錫の超微粒子
を、アクリル系樹脂を有機系溶剤に溶解した樹脂バイン
ダー中に分散混合して、無機系微粒子を分散させた樹脂
液(分散液)を用意した。
を、アクリル系樹脂を有機系溶剤に溶解した樹脂バイン
ダー中に分散混合して、無機系微粒子を分散させた樹脂
液(分散液)を用意した。
【0036】上記合成樹脂シートの片面に、グラビアコ
ーティング方式にて上記分散液を所定の塗布量(塗布膜
厚;3μm、又は2.5〜3.5μm)にて塗布し加熱
乾燥させて、赤外線遮断層を形成した。
ーティング方式にて上記分散液を所定の塗布量(塗布膜
厚;3μm、又は2.5〜3.5μm)にて塗布し加熱
乾燥させて、赤外線遮断層を形成した。
【0037】次に、上記合成樹脂シートの赤外線遮断層
上に、グラビアコーティング方式にてフッ素系樹脂を所
定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜1.5μ
m)にて塗布して汚染防止層を形成した。
上に、グラビアコーティング方式にてフッ素系樹脂を所
定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜1.5μ
m)にて塗布して汚染防止層を形成した。
【0038】次に、上記合成樹脂シートの赤外線遮断層
と反対側の面に、グラビアコーティング方式にて界面活
性剤を所定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜
1.5μm)にて塗布して防露層を形成して農業用シー
トを得た。
と反対側の面に、グラビアコーティング方式にて界面活
性剤を所定の塗布量(塗布膜厚;1μm、又は0.5〜
1.5μm)にて塗布して防露層を形成して農業用シー
トを得た。
【0039】<測定結果>図2は、上記実施例1による
スパッタリング方式にて赤外線遮断層が形成された本発
明の農業用シートと上記比較例による分散液を塗布する
ことにより得られた農業用シートの分光透過率を示すグ
ラフである。
スパッタリング方式にて赤外線遮断層が形成された本発
明の農業用シートと上記比較例による分散液を塗布する
ことにより得られた農業用シートの分光透過率を示すグ
ラフである。
【0040】図2によれば、実施例1による本発明の農
業用シートでは、波長400nm未満の紫外線(UV)
及び400〜700nm近辺の可視光線をともに良好に
透過し、700〜900nm近辺の赤外線は透過するも
のの、900nm以上の赤外線を良好に遮断し、特に1
200nm以上の赤外線を十分に遮断できる。
業用シートでは、波長400nm未満の紫外線(UV)
及び400〜700nm近辺の可視光線をともに良好に
透過し、700〜900nm近辺の赤外線は透過するも
のの、900nm以上の赤外線を良好に遮断し、特に1
200nm以上の赤外線を十分に遮断できる。
【0041】また比較例による農業用シートは、波長4
00nm未満の紫外線(UV)及び400〜700nm
近辺の可視光線をともに良好に透過し、700〜150
0nm近辺の赤外線は透過するものの、1500nm以
上の赤外線を良好に遮断し、特に1800nm以上の赤
外線を十分に遮断できる。
00nm未満の紫外線(UV)及び400〜700nm
近辺の可視光線をともに良好に透過し、700〜150
0nm近辺の赤外線は透過するものの、1500nm以
上の赤外線を良好に遮断し、特に1800nm以上の赤
外線を十分に遮断できる。
【0042】よって、上記実施例1は比較例に比べて赤
外線領域の波長をより良好に遮断できることが判った。
外線領域の波長をより良好に遮断できることが判った。
【0043】<比較結果>上記実施例1により得られた
本発明の農業用シートと、従来の一般的な農業用シート
(赤外線遮断機能を有するもの)との性能の比較結果で
は、表1に示すように、例えば、午前9時〜午後3時ま
での6時間経過後において、従来の農業用シートを用い
た密閉空間では、空間内温度が73℃まで上昇したのに
対して、本発明の農業用シートを用いた密閉空間では、
54℃までの上昇に抑えることができ、過剰な温度上昇
を回避できた。
本発明の農業用シートと、従来の一般的な農業用シート
(赤外線遮断機能を有するもの)との性能の比較結果で
は、表1に示すように、例えば、午前9時〜午後3時ま
での6時間経過後において、従来の農業用シートを用い
た密閉空間では、空間内温度が73℃まで上昇したのに
対して、本発明の農業用シートを用いた密閉空間では、
54℃までの上昇に抑えることができ、過剰な温度上昇
を回避できた。
【0044】
【表1】
【0045】
【発明の効果】本発明の農業用シートは、赤外線を遮断
するとともに紫外線を透過するため、温室などの過剰な
温度上昇を抑え、植物栽培の好適温度に保持することが
でき、また、紫外線の透過によって植物の栽培が円滑に
行えるなどの効果がある。
するとともに紫外線を透過するため、温室などの過剰な
温度上昇を抑え、植物栽培の好適温度に保持することが
でき、また、紫外線の透過によって植物の栽培が円滑に
行えるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は本発明の農業用シートの実施
の形態を説明する側断面図である。
の形態を説明する側断面図である。
【図2】本発明の農業用シートの実施例における分光透
過率を示すグラフである。
過率を示すグラフである。
1…合成樹脂シート 2…赤外線遮断層 3…汚染防止
層 4…防露層
層 4…防露層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/00 B32B 27/00 Z 27/20 27/20 Z 27/30 27/30 D 101 101 27/32 27/32 Z 27/36 27/36
Claims (5)
- 【請求項1】紫外線透過性の透明乃至半透明の合成樹脂
シートの少なくとも片面に酸化錫、若しくは酸化錫を主
体とする無機系物質を物理的蒸着法にて成膜した赤外線
遮断層を備え、少なくとも紫外線を透過し且つ赤外線を
遮断することを特徴とする農業用シート。 - 【請求項2】前記合成樹脂シート面若しくは前記赤外線
遮断層の表面に、フッ素系樹脂又はシリコーン系樹脂な
どによる汚染防止層を備える請求項1記載の農業用シー
ト。 - 【請求項3】前記合成樹脂シート面若しくは前記赤外線
遮断層の表面に界面活性剤による防露層を備える請求項
1又は請求項2記載の農業用シート。 - 【請求項4】前記合成樹脂シートが、ポリエチレンテレ
フタレート系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂のうちのいずれか1種又はこれらの複合によ
るシートである請求項1乃至請求項3記載の農業用シー
ト。 - 【請求項5】前記無機系物質が、酸化錫を主体とし、こ
れに銅、亜鉛、マグネシウム、アンチモン、インジウム
などの金属酸化物、又は近、銀などの貴金属類、又はカ
ーボンブラック、又は周期律表4A、5A、6Aに属す
る物質の酸化物のうちのいずれか1種又は複数種を混合
した混合物であるである請求項1乃至請求項4記載の農
業用シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8016562A JPH09207262A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 農業用シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8016562A JPH09207262A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 農業用シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09207262A true JPH09207262A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=11919730
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8016562A Pending JPH09207262A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 農業用シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09207262A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010029167A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Nisshin Denki:Kk | 紫の可視光線と不可視光線の近紫外線で透過するウイルス殺菌安全施設 |
| JP2010239952A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Nisshin Denki:Kk | 紫の可視光線と不可視光線の近紫光線を透過する植物被覆帯 |
| JP2010284873A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Asahi Glass Co Ltd | 熱線反射性透明材料、熱線反射性透明材料の製造方法及び熱線反射性透明材料を備えた温室 |
| JP2016032464A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | オカモト株式会社 | 植物栽培用被覆材 |
| KR20240114595A (ko) * | 2023-01-17 | 2024-07-24 | (주)우리스마트바이오 | 마이크로 그린 재배 장치 |
-
1996
- 1996-02-01 JP JP8016562A patent/JPH09207262A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010029167A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Nisshin Denki:Kk | 紫の可視光線と不可視光線の近紫外線で透過するウイルス殺菌安全施設 |
| JP2010239952A (ja) * | 2009-04-03 | 2010-10-28 | Nisshin Denki:Kk | 紫の可視光線と不可視光線の近紫光線を透過する植物被覆帯 |
| JP2010284873A (ja) * | 2009-06-11 | 2010-12-24 | Asahi Glass Co Ltd | 熱線反射性透明材料、熱線反射性透明材料の製造方法及び熱線反射性透明材料を備えた温室 |
| JP2016032464A (ja) * | 2014-07-31 | 2016-03-10 | オカモト株式会社 | 植物栽培用被覆材 |
| KR20240114595A (ko) * | 2023-01-17 | 2024-07-24 | (주)우리스마트바이오 | 마이크로 그린 재배 장치 |
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