JPH09207995A - 生ビール樽用フィッティング - Google Patents

生ビール樽用フィッティング

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JPH09207995A
JPH09207995A JP3707696A JP3707696A JPH09207995A JP H09207995 A JPH09207995 A JP H09207995A JP 3707696 A JP3707696 A JP 3707696A JP 3707696 A JP3707696 A JP 3707696A JP H09207995 A JPH09207995 A JP H09207995A
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JP
Japan
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bush
stopper
draft beer
beer barrel
fitting
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Application number
JP3707696A
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English (en)
Inventor
Michio Saito
道夫 斉藤
Kazuyoshi Takahashi
一善 高橋
Tadahiro Ogawa
忠裕 小川
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NAS Toa Co Ltd
Original Assignee
NAS Toa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィッテングを口金から外す際の安全性の向
上、低コスト化、組込み作業性、取外し作業性等の向上
を図る。 【解決手段】 板ばね材から成るストッパ15をガスバ
ルブ13等と一体に移動可能に設け、ストッパ部18を
ブッシュ5の長穴35から突出させる。治具でガスバル
ブ13、ストッパ15等を下降させ、ガス流路34を開
放して生ビール樽本体1内の残圧を抜くとともに、スト
ッパ部18を弾性変形によりブッシュ5の凹入部5aに
おいて後退させ、抜け止め状態を解除する。解除状態
で、治具の操作により係合状態のブッシュ5等を回転さ
せ、ねじ6、7を緩めて口金4から外す。ブッシュ5等
を口金4から強制的に外そうとすると、ストッパ部18
を口金4の内端面に当接させ、生ビール樽本体1内の残
圧による飛び出しを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用の生ビール
樽用フィッティング、特に、その飛び出し防止装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生ビール樽用フィッティ
ングの一例として、口金にディスペンサを装着して生ビ
ールを注出する際に、ガスバルブを開いてこのガスバル
ブの外周部から生ビール樽本体内にガスを送り込むとと
もに、ビールバルブを開いて生ビールを生ビール樽本体
から上記ガスバルブの内側を通って送り出すようにした
構成が知られている。
【0003】生ビール樽用フィッティングの他の例とし
て、ガスバルブを開いて、このガスバルブの外周部から
生ビール樽本体内にガスを送り込むとともに、生ビール
を生ビール樽本体から上記ガスバルブの内側を通って送
り出すようにした構成が知られている。
【0004】そして、上記従来例のいずれの構成におい
ても、生ビール樽本体およびフィッティングの洗浄、補
修等を行う際には、フィッティングのガスバルブを押圧
して開放し、生ビール樽本体内の残圧を抜いて安全性を
図った後、フィッティングを生ビール樽本体の口金から
外す必要がある。
【0005】しかしながら、従来例の構成では、ガスバ
ルブを開放して生ビール樽本体内の残圧を抜かなくても
フィッティングを口金から外すことができるため、生ビ
ール樽本体およびフィッティングの洗浄、補修等に際
し、ガスバルブの開放操作を行うことなく、フィッティ
ングを口金から外すと、生ビール樽本体内の残圧があっ
た場合には、フィッティングを口金から外す終端部で、
フィッティングが残圧により口金から勢いよく飛び出
し、人身事故につながるおそれがあり、危険である。
【0006】そこで、本出願人は、先に特願平6−43
304号として、ガスバルブと共に移動し得るようにス
トッパを設け、このストッパは、中間部でほぼV字状に
なるように折り曲げ、ガスバルブによるガス流路の開放
位置で、弾性変形によりストッパ部をブッシュ内に圧接
状態で収め、ガスバルブによるガス流路の閉塞位置で、
反撥弾性によりストッパ部をブッシュの開放部から外方
へ抜け止め状態に突出させるようにした構成を提案し
た。
【0007】上記のようなストッパを用いた生ビール樽
用フィッティングでは、ガスバルブの開放操作を行うこ
となくブッシュを口金に対して緩めて口金から外そうと
すると、ストッパのストッパ部が口金の内端面、若しく
は生ビール樽本体の上鏡の内側面に係合して抜け止めさ
れる。したがって、ガスバルブの開放操作を行い、生ビ
ール樽本体内の残圧を抜いた後でなければ、生ビール樽
本体の口金から外すことができないので、常に安全に取
り外すことができて安全性を図ることができる。また、
生ビール樽本体への組込みに際し、ストッパの弾性変形
を利用してガスバルブ等をブッシュ内に直線状に挿入す
ることができるので、組込み作業性を向上させることが
できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の生ビール樽用フィッティングにおいては、ブッシ
ュが中間部より下端部に亘り、外周面、内周面共にほぼ
同一径となるように形成されているため、生ビール樽本
体内の残圧抜き取り時におけるガスバルブによるガス流
路の開放位置で、開放部の下縁の押圧による弾性変形に
よりストッパ部をブッシュ側に後退させる際に、口金か
ら抜くことができるようにストッパ部をブッシュ内にほ
ぼ完全に収めるように後退させる必要がある。一方、ガ
スバルブによるガス流路の閉塞位置で、反撥弾性により
ストッパ部を開放部から外方へ抜け止め状態に突出させ
る。そして、ブッシュ等の強制回転により口金から離脱
させようとすると、ストッパ部を口金の内端面、若しく
は生ビール樽本体の上鏡の内側面に係合させてフィッテ
ィングの飛び出しを規制する必要があり、確実な係合状
態を得るためにはストッパ部の十分な突出長さを確保す
る必要がある。これらの両方の条件を満足するには、ス
トッパ、ブッシュ等に高い寸法精度、加工精度および組
立精度が要求され、高価となるばかりでなく、ストッパ
部の十分な突出長さを確保するには、後退時に突出長さ
が長くなるおそれがあり、フィッティングを口金の内側
から組み込む作業および取り外す作業に困難を伴う。
【0009】また、上記従来例の生ビール樽用フィッテ
ィングにおけるストッパは、下垂部と傾斜部が折り返し
部により連設され、傾斜部は先端のストッパ部側に至る
に従い、次第に下垂部から離隔するように形成され、し
かも、ガスバルブを繰り返し押圧して生ビールを注出す
る度にストッパのストッパ部がブッシュ内に収まるよう
に傾斜部が押圧されるようになっている。このため、繰
り返して使用すると、ばね性が劣化し、終にはガスバル
ブの復帰時におけるストッパの反撥弾性による突出長さ
が不足し、生ビール樽本体内の残圧を抜くことなく生ビ
ール樽用フィッティングを口金から外そうとした際にス
トッパ部が口金の内端面、若しくは生ビール樽本体の上
鏡の内側面に係合できないおそれがあり、安全性に劣
る。また、上記のようにストッパはばね性の劣化が生じ
やすいため、これを少しでも緩和するには、ストッパ、
ブッシュ等に高い加工および組立精度が要求され、高価
となる。
【0010】更に、例えば、ガスバルブの開放操作を行
うことなく、ブッシュを強制的に回転させ、ストッパの
先端部を口金の内端面、若しくは生ビール樽本体の上鏡
の内側面とブッシュの開放部の下縁との間で水平方向に
折り曲げながらブッシュ等のフィッティングを口金から
外そうとすると、特に、生ビール樽本体内の残圧が高い
場合には、ブッシュの雄ねじが口金の雌ねじから離脱し
た瞬間、ブッシュ等のフィッティングが生ビール樽本体
内の残圧により口金から飛び出す方向に付勢され、上記
のように変形されているストッパの先端部が座屈して終
には下方へ折れ曲がり、フィッティングが口金から飛び
出すおそれがある。
【0011】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、フィッティングの飛び出し規制のため
のストッパ部の十分な突出長さを確保することができる
とともに、フィッティングの口金からの組込み時に障害
とならないようにブッシュ側に後退させることができ、
したがって、フィッティングの飛び出しを確実に規制す
ることができて安全性を向上させることができ、しか
も、ストッパ、ブッシュ等に高い寸法精度、加工精度お
よび組立精度が要求されず、低コスト化を図ることがで
きるとともに、口金からの組込み作業性および取り外し
作業性を向上させることができるようにした生ビール樽
用フィッティングを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の技術的手段は、生ビール樽本体の口金に取外
し可能に螺合されるブッシュに形成された回転操作用の
係合部と、上記ブッシュに形成された凹入部と、上記ブ
ッシュに形成された開放部と、上記ブッシュのガス流路
をばねの付勢力により閉塞し、ばねの付勢力に抗して開
放し得るガスバルブと共に移動し得るように設けられた
ストッパとを備え、上記ストッパは、少なくとも上記生
ビール樽本体内の残圧の抜き取り時における上記ガスバ
ルブによる上記ガス流路の開放位置で、弾性変形により
ストッパ部が上記ブッシュの凹入部において、このブッ
シュ側に後退され、少なくとも上記ガスバルブによる上
記ガス流路の閉塞位置で、反撥弾性により上記ストッパ
部が上記開放部から外方へ抜け止め状態に突出されるよ
うに構成されたものである。
【0013】そして、上記技術的手段において、ストッ
パ部の抜け止め突出状態でのブッシュの回転による口金
からの離脱時に、上記ストッパ部が少なくとも金属の圧
縮方向で上記口金の内端面、若しくは上記生ビール樽本
体の上鏡の内側面に当接されてブッシュ等の飛び出しが
規制されるように構成されるのが好ましく、また、スト
ッパは各種のばね材により形成することができるが、特
に、板ばね材により形成するのが好ましい。
【0014】本発明によれば、治具によりガスバルブを
ストッパと共にばねの弾性に抗して後退させ、ガス流路
を開放して生ビール樽本体内の残圧を抜くとともに、ス
トッパのストッパ部を弾性変形によりブッシュの凹入部
において、ブッシュ側に後退させて抜け止め状態を解除
し、この解除状態で治具を回転させることにより、係合
部を介してブッシュ等を一体的に回転させ、生ビール樽
本体の口金から外すことができる。このようにガスバル
ブの開放操作を行わなければストッパによる口金等から
の抜け止め状態を解除することができないので、取外し
時には生ビール樽本体内の残圧を確実に抜くことができ
る。そして、上記のように抜け止め状態の解除の際に、
ストッパのストッパ部をブッシュの凹入部において、ブ
ッシュ側に後退させるようにしているので、フィッティ
ングの飛び出し規制のためのストッパ部の十分な突出長
さを確保することができるとともに、フィッティングの
口金からの組込み時、取り外し時に障害とならないよう
にブッシュ側に後退させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1ないし図8は本発
明の一実施形態における生ビール樽用フィッティングを
示し、図1はガス流路を閉塞した状態の断面図、図2は
生ビールの注出に際し、ガス流路を開放した状態の断面
図、図3はフィッティングの取り外しに際し、ガス流路
を開放した状態の断面図、図4はフィッティングの飛び
出し規制状態の断面図、図5、図6、図7、図8はそれ
ぞれ図1、図2、図3、図4における口金、ブッシュお
よびストッパの位置関係を説明するための正面図であ
る。
【0016】図1ないし図8に示すように、ステンレス
製の生ビール樽本体1の上鏡2の中央部に穴3が形成さ
れ、この穴3の縁に口金4の基部が溶接により固定され
ている。口金4および生ビール樽本体1内の上部にブッ
シュ5が挿入され、口金4の上部内周に形成された雌ね
じ6にブッシュ5の上部外周に形成された雄ねじ7が取
外し可能に螺合されている。口金4の基部内周に形成さ
れた環状の突出部8とブッシュ5の中間部外周に形成さ
れた環状の段部9との間に0リングからなるパッキング
10が介在されてシールされている。ブッシュ5内には
ダウンチューブ11の上部が挿入され、ダウンチューブ
11はその下端が生ビール樽本体1の底部付近に位置さ
れ、軸方向に移動可能となっている。ダウンチューブ1
1は上端部に鍔状部12を有し、その上端部内側には外
周部をゴムにより形成したガスバルブ13の下部が圧入
等により固定され、ガスバルブ13の中間部外周の段部
14が鍔状部12の上面に当接されている。
【0017】ストッパ15は金属等の板ばね材から成
り、リング状部16と下垂部17とストッパ部18とか
ら構成されている。その一例として、リング状部16の
外周一部に下垂部17の基端部が湾曲部19により連設
されている。下垂部17はその基部20側と先端部21
側に対し、中間部22がそれぞれ2箇所の湾曲する折り
曲げ部23、24と25、26で形成された傾斜部22
a、22bにより外方へ突出されている。下垂部17の
中間部22における先端部(下部)21側の傾斜部22
b寄り位置の両側にはストッパ18が直角方向で外方へ
突出するように連設されている。
【0018】各ストッパ部18は下垂部17の中間部2
2の両側長手縁の突出部が直角方向に折り曲げられるこ
とにより下垂部17の中間部22に連設されている。そ
して、各ストッパ部18の上縁18aが先端側に至るに
従い、次第に上方に位置するように傾斜され、下縁18
bも上記と同様でやや急角度に傾斜され、ストッパ部1
8は高さよりも幅が狭くなるように設定されている。
【0019】ストッパ15はその基部のリング状部16
がダウンチューブ11の上端部に鍔状部12の下面に接
触した状態で嵌合されている。ブッシュ5の下端内側の
複数箇所に突出部27が形成され、突出部27上にダウ
ンチューブ11の外周において、リテイリングディスク
28の係合部29が係合されている。このリテイリング
ディスク28はダウンチューブ11の軸方向への移動を
案内することができる。ブッシュ5内と生ビール樽本体
1内とはブッシュ5の下部に形成された開放部30とリ
テイリングディスク28に形成された切欠31およびブ
ッシュ5に形成された穴(図示省略)により連通されて
いる。
【0020】ストッパ15のリング状部16とリテイリ
ングディスク28との間にはダウンチューブ11の外周
において圧縮ばね32が介在され、この圧縮ばね32の
弾性によりストッパ15、ダウンチューブ11およびガ
スバルブ13が一体に上方へ付勢されている。これによ
りガスバルブ13のゴムからなる上部外周部がブッシュ
5の内側に設けられた弁座33に当接され、ガス流路3
4が閉塞され、ストッパ15のストッパ部18がブッシ
ュ5の下部(内方)に一対形成された開放部としての座
屈規制用の縦方向の長穴35から外方へ突出され、口金
4からの抜け止め状態(ロック状態)となっている(図
1参照)。ブッシュ5はその下端部が絞り加工により下
端側に至るに従い、次第に小径となるテーパー状の凹入
部5aが形成され、各長穴35は凹入部5aの下部に到
達するように設定されている。
【0021】そして、ストッパ部18が長穴35の中間
部から斜め上方へ突出した非動作状態において、ストッ
パ部18と口金4の内端面(若しくは上鏡2の内側面)
との間隔は口金4の雄ねじ6とブッシュ5の雄ねじ7の
高さよりも狭くなるように設定され、ブッシュ5の回転
操作に際し、雌ねじ6と雄ねじ7の螺合状態が解消され
る前にストッパ部18の上縁18aの先端部が口金4の
内端面(若しくは上鏡2の内側面)に係合されるように
なっている(図4参照)。また、この状態で下垂部17
の基部20が圧縮ばね32に外接するように沿わされ、
下垂部17の中間部22が圧縮ばね32から離脱してブ
ッシュ5の内側面に接近するように沿わされ、下垂部1
7の先端部21がブッシュ5の内方で圧縮ばね32と凹
入部5aの下部内側面との間に位置されるように挿入さ
れている。
【0022】そして、ガスバルブ13が上方から押圧さ
れてガスバルブ13、ダウンチューブ11およびストッ
パ15が圧縮ばね32の弾性に抗して下降することによ
り、ガスバルブ13が弁座33から離隔し、ガス流路3
4が開放されてビール樽本体1がガス流路34を介して
外部に開放される。このとき、後述する生ビールの注出
(注入)時にブッシュ5等が下降してガス流路34が開
放された状態で、上記非動作状態と同様に、ストッパ1
5は変形されず、ストッパ部18が長穴35から斜め上
方へ抜け止め可能に突出された状態に保持されるように
設定され、また、この状態において、ストッパ15の下
垂部17の先端部21がブッシュ5の開放部30におい
て、リテイリングディスク28の切欠31内に位置され
るように設定されている(図2参照)。
【0023】また、生ビール樽本体1内の残圧を抜き取
り、ブッシュ5等を口金4から取り外す際にストッパ1
5の下垂部17の下方の湾曲折り曲げ部26がブッシュ
5の凹入部5aの内側傾斜面に沿って圧接状態で摺動さ
れ、凹入部5aにおいて、下垂部17の弾性変形により
ストッパ部18がブッシュ5の内方へ向かって後退され
るように設定され、また、この状態で、ストッパ15の
下垂部17はその先端部21側がブッシュ5の開放部3
0において、リテイリングディスク28の切欠31より
ブッシュ5の下方へ突出するように設定されている(図
3参照)。このとき、ストッパ15は、上方の折り曲げ
部19、23、24が変位し、変位箇所が三箇所に分散
されて撓み、しかも、下垂部17の中間部22が圧縮ば
ね32により後退規制されることにより、ばね性の劣化
が防止されるので、ストッパ15と長穴35等の厳格な
加工、組立精度を不要とすることができることになる。
【0024】ダウンチューブ11の上部内側にはステン
レス製のビールバルブ36が軸方向に移動可能に設けら
れている。ダウンチューブ11におけるビールバルブ3
6の下方内周に形成された段部37とビールバルブ36
とに圧縮ばね38が介在され、この圧縮ばね38の弾性
によりビールバルブ36が上方へ付勢されている。これ
によりビールバルブ36がガスバルブ13におけるゴム
から成る弁座39に当接され、ビール流路40が閉塞さ
れるようになっている(図1参照)。そして、ビールバ
ルブ36が上方から押圧されて圧縮ばね38の弾性に抗
して下降することにより、ビールバルブ36が弁座39
から離隔してビール流路40が開放され、生ビール樽本
体1内がビール流路40を介して外部に開放されるよう
になっている。ブッシュ5の上端部(外端部)内側には
回転操作用の係合部41が1箇所以上に形成されてい
る。
【0025】上記構成のフィッティング42におけるガ
スバルブ13の開放操作とブッシュ5の回転操作に用い
る治具43は、図3に鎖線で示すように、ガスバルブ1
3を押圧するための押圧操作部44と、ブッシュ5を回
転するための回転操作部45とが一体に設けられてい
る。押圧操作部44はブッシュ5のガス流路34を通っ
てガスガスバルブ13を押圧し得るように小径に形成さ
れ、回転操作部45はブッシュ5の上部内側に挿入し得
るように大径に形成され、回転操作部45にはブッシュ
5の係合部41と係合し得る係合部(図示省略)が形成
されている。回転操作部45の上面中央部には軸部46
が一体に突設され、軸部46にはハンドル47が一体に
設けられている。
【0026】以上の構成において、以下、その動作につ
いて説明する。まず、生ビールの注出動作について説明
すると、図1、図5の状態において、口金4にディスペ
ンサ(図示省略)を装着してガスバルブ13を押圧し、
ガスバルブ13、ダウンチューブ11およびストッパ1
5を圧縮ばね32の弾性に抗して下降させるとともに、
ビールバルブ36を押圧し、ビールバルブ36を圧縮ば
ね38の弾性に抗して下降させる。これに伴い、ガスバ
ルブ13がブッシュ5の弁座33から離隔してガス流路
34を開放するとともに(図2参照)、ビールバルブ3
6をガスバルブ13の弁座39から離隔してビール流路
40を開放する。そして、ガス流路34から生ビール樽
本体1内にガスを送り込むことにより、生ビール樽本体
1内の生ビールをダウンチューブ11を経てビール流路
38から外部へ注出することができる。
【0027】生ビールの注出後、ディスペンサを口金4
から外し、ガスバルブ13およびビールバルブ36の押
圧状態を解放することにより、図1に示すように、ガス
バルブ13、ダウンチューブ11およびストッパ15を
圧縮ばね32の復元弾性により上昇させ、ガスバルブ1
3を弁座33に当接させてガス流路34を閉塞するとと
もに、ビールバルブ36を圧縮ばね38の復元弾性によ
り上昇させ、弁座39に当接させてビール流路40を閉
塞することができる。このように生ビールの注出後、フ
ィッティング42を復帰させ、生ビールの注出に待機さ
せることができる。また、上記と同様にして生ビールを
生ビール樽本体1内に注入することができる。
【0028】次に、フィッティングの取外し動作につい
て説明する。まず、図3に示すように、治具43の押圧
操作部44をブッシュ5のガス流路34に挿入するとと
もに、回転操作部45をブッシュ5の上部に挿入してそ
の係合部をブッシュ5の係合部41に係合する。そし
て、押圧操作部44でガスバルブ13を押圧し、ガスバ
ルブ13、ダウンチューブ11およびストッパ15等を
圧縮ばね32の弾性に抗して上記生ビール注出時よりも
深く一体に下降させる。これに伴い、ガスバルブ13が
ブッシュ5の弁座33から離隔してガス流路34を開放
させ、生ビール樽本体1内の残圧をガス流路34を介し
て外部に抜くことができるとともに、ストッパ15の下
垂部17の下方の湾曲折り曲げ部26をブッシュ5の凹
入部5aの内側傾斜面に沿って圧接状態で摺動させ、凹
入部5aにおいて、上記のように下垂部17の弾性変形
(撓み)によりストッパ部18を図3、図7に示すよう
に、ブッシュ5の内方へ後退させて抜け止め状態(ロッ
ク状態)を解除することができる。
【0029】上記解除状態を保ち、治具43の回転操作
部45の下面によりブッシュ5の上部段部48を押圧
し、雌ねじ6と雄ねじ7の食い付きを解除して治具43
の回転操作を行うことにより、その係合部とブッシュ5
の係合部41を介してブッシュ5に回転力を加えること
ができる。このとき、圧縮ばね32が圧縮状態であり、
その摩擦抵抗とストッパ15の下垂部17の中間部22
のブッシュ5の凹入部5aの下部内側面に対する圧接に
よる摩擦抵抗等によりガスバルブ13、ダウンチューブ
11、リテイリングディスク28、ストッパ15等をブ
ッシュ5と一体的に回転させ、ねじ6、7を緩めてフィ
ッティング42を口金4から外すことができる。このと
き、上記のように生ビール樽本体1内の残圧は外部に抜
けているので、フィッティング42を口金4から安全に
外すことができる。したがって、生ビール樽本体1およ
びフィッティング42の洗浄、補修等を行うことができ
る。
【0030】フィッティング42の取外し前において
は、上記のようにストッパ15のストッパ部18がブッ
シュ5の長穴35から外方へ抜け止め状態に突出してい
る(図1、図5参照)。したがって、この状態でガスバ
ルブ13の開放操作を行うことなく、図4、図8に示す
ように、ブッシュ5等を口金4に対してねじ6、7が緩
む方向へ回転させても、ねじ6、7が離脱する前にスト
ッパ部18の上縁18aの先端部が口金4の内端面(若
しくは上鏡2の内側面)に係合して抜け止め状態に保持
されるので、フィッティング42が生ビール樽本体1内
の残圧で飛ばされるおそれはない。このとき、ストッパ
15の下垂部17の先端部21は圧縮ばね32により奥
側への後退が規制され、しかも、ストッパ部18が長穴
35により側方への変形、すなわち、座屈が規制される
ことにより、それ以上、ストッパ部18が変形するのを
防止され、フィッティング42が口金4からそれ以上飛
び出すのを規制することができる。
【0031】なお、本発明は、ダウンチューブ11をブ
ッシュ5に固定し、ビールバルブを別に設けることな
く、ガスバルブを開いてこのガスバルブの外周部から生
ビール樽本体1内にガスを送り込むとともに、生ビール
を生ビール樽本体1から上記ガスバルブの内側を通って
送り出すようにしたタイプに実施することもできる。ま
た、生ビールの注出、若しくは注入時にストッパ15の
下方の湾曲折り曲げ部26がブッシュ5の凹入部5aの
内側面に当接し、ブッシュ5側に少し、若しくは抜け止
め解除状態に後退させるようにしてもよく、この場合に
おいても、生ビールの注出を繰り返しても下垂部17の
撓みを利用し、その変形は少なく抑制されるので、ばね
性の劣化は防止される。また、上記実施形態において
は、ブッシュ5を強制的に回転させてブッシュ5の雄ね
じ7を口金4の雌ねじ6から離脱させようとするとき、
離脱する前にストッパ15のストッパ部18を口金4の
内端面(若しくは上鏡2の内側面)に当接させてフィッ
ティング42が生ビール樽本体1内の残圧により飛び出
さないように規制しているが、ブッシュ5の雄ねじ7が
口金4の雌ねじ6から離脱し、フィッティング42が口
金4からの飛び出し始めたとき、ストッパ15のストッ
パ部18を口金4の内端面(若しくは上鏡2の内側面)
に当接させて生ビール樽本体1内の残圧によりフィッテ
ィング42がそれ以上飛び出さないように規制してもよ
い。また、ストッパ15は上記実施形態の形状に限定さ
れるものではなく、生ビール樽本体1内の残圧によるフ
ィッティング42の飛び出しを防止することができれ
ば、いかなる形状でもよく、ストッパ15の形状によっ
てはブッシュ5の凹入部5aはテーパー状に限らず、段
差部により小径に形成してもよく、ブッシュ5の下端部
に限らず、中間部に形成することもできる。更に、ブッ
シュ5の凹入部5aは上記実施形態のようにブッシュ5
の全周に亘って小径となるように凹入させることなく、
ストッパ15のストッパ部18に対応する箇所などを部
分的に凹入させることもできる。本発明は、このほか、
その基本的技術思想を逸脱しない範囲で種々設計変更す
ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、治
具によりガスバルブをストッパと共にばねの弾性に抗し
て後退させ、ガス流路を開放して生ビール樽本体内の残
圧を抜くとともに、ストッパのストッパ部を弾性変形に
よりブッシュ側に後退させて抜け止め状態を解除し、こ
の解除状態で治具を回転させることにより、係合部を介
してブッシュ等を一体的に回転させ、生ビール樽本体の
口金から外すことができる。このようにガスバルブの開
放操作を行わなければストッパによる口金からの抜け止
め状態を解除することができないので、取外し時には生
ビール樽本体内の残圧を確実に抜くことができる。そし
て、上記のように抜け止め状態の解除の際に、ストッパ
のストッパ部をブッシュの凹入部において、ブッシュ側
に後退させるようにしているので、フィッティングの飛
び出し規制のためのストッパ部の十分な突出長さを確保
することができるとともに、フィッティングの口金から
の組込み時、取り外し時に障害とならないようにブッシ
ュ側に後退させることができる。したがって、フィッテ
ィングの飛び出しを確実に規制することができて安全性
を向上させることができ、しかも、ストッパ、ブッシュ
等に高い寸法精度、加工精度および組立精度が要求され
ず、低コスト化を図ることができ、また、生ビール樽本
体への組み込み作業性および生ビール樽本体からの取り
外し作業性を向上させることができる。
【0033】また、ストッパ部の抜け止め突出状態での
ブッシュの回転による口金からの離脱時に、ストッパ部
を少なくとも金属の圧縮方向で口金の内端面、若しくは
生ビール樽本体の上鏡の内側面に当接させてブッシュ等
のフィッティングの飛び出しを防止するように構成する
ことにより、特に、生ビール樽本体内の残圧が高い場合
でもフィッティングの飛び出しを防止することができ、
更に一層安全性を向上させることができる。
【0034】また、ストッパを板ばね材により形成する
ことにより、変形、復元が容易となり、更に一層長寿命
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における生ビール樽用フィ
ッティングを示し、ガス流路を閉塞した状態の断面図で
ある。
【図2】同フィッティングを示し、生ビールの注出に際
し、ガス流路を開放した状態の断面図である。
【図3】同フィッティングを示し、フィッティングの取
り外しに際し、ガス流路を開放した状態の断面図であ
る。
【図4】同フィッティングを示し、フィッティングの飛
び出し規制状態の断面図である。
【図5】図1における口金、ブッシュおよびストッパの
位置関係を説明するための正面図である。
【図6】図2における口金、ブッシュおよびストッパの
位置関係を説明するための正面図である。
【図7】図3における口金、ブッシュおよびストッパの
位置関係を説明するための正面図である。
【図8】図4における口金、ブッシュおよびストッパの
位置関係を説明するための正面図である。
【符号の説明】
1 生ビール樽本体 2 口金 5 ブッシュ 5a 凹入部 11 ダウンチューブ 13 ガスバルブ 15 ストッパ 17 下垂部 18 ストッパ部 32 圧縮ばね 34 ガス流路 35 長穴(開放部) 36 ビールバルブ 38 圧縮ばね 40 ビール流路 41 係合部 42 フィッティング 43 治具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ビール樽本体の口金に取外し可能に螺
    合されるブッシュに形成された回転操作用の係合部と、
    上記ブッシュに形成された凹入部と、上記ブッシュに形
    成された開放部と、上記ブッシュのガス流路をばねの付
    勢力により閉塞し、ばねの付勢力に抗して開放し得るガ
    スバルブと共に移動し得るように設けられたストッパと
    を備え、上記ストッパは、少なくとも上記生ビール樽本
    体内の残圧の抜き取り時における上記ガスバルブによる
    上記ガス流路の開放位置で、弾性変形によりストッパ部
    が上記ブッシュの凹入部において、このブッシュ側に後
    退され、少なくとも上記ガスバルブによる上記ガス流路
    の閉塞位置で、反撥弾性により上記ストッパ部が上記開
    放部から外方へ抜け止め状態に突出されるように構成さ
    れた生ビール樽用フィッティング。
  2. 【請求項2】 ストッパ部の抜け止め突出状態でのブッ
    シュの回転による口金からの離脱時に、上記ストッパ部
    が少なくとも金属の圧縮方向で口金の内端面、若しくは
    生ビール樽本体の上鏡の内側面に当接されてブッシュ等
    が飛び出し規制されるように構成された請求項1記載の
    生ビール樽用フィッティング。
  3. 【請求項3】 ストッパが板ばね材により形成された請
    求項1または2記載の生ビール樽用フィッティング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8401089B2 (en) 1999-07-19 2013-03-19 Nokia Corporation Video coding
US8654863B2 (en) 1999-07-19 2014-02-18 Nokia Oy Video coding

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