JPH0920890A - 微生物土壌改良資材及び植物苗の生産方法 - Google Patents
微生物土壌改良資材及び植物苗の生産方法Info
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- JPH0920890A JPH0920890A JP7172001A JP17200195A JPH0920890A JP H0920890 A JPH0920890 A JP H0920890A JP 7172001 A JP7172001 A JP 7172001A JP 17200195 A JP17200195 A JP 17200195A JP H0920890 A JPH0920890 A JP H0920890A
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- Japan
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- soil
- plant
- improving material
- gliocladium
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- Pending
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 植物の土壌病害防除効果及び生育促進効果に
優れた微生物土壌改良剤及び簡単な処理で健苗を効率よ
く育成することが可能な植物苗の生産方法を提供する。 【解決手段】 グリオクラディウム属に属する真菌の培
養物と多孔質担体、好ましくは、ゼオライト、モンモリ
ロナイト、アタパルジャイト等とを構成要素とする微生
物土壌改良資材を作成し、植物苗を生産するにあたり、
前記微生物土壌改良資材を、植物の播種時に栽培用土に
施用し、植物の根圏にグリオクラディウム属に属する真
菌を定着させることによって土壌病害を防除し且つ苗の
生育を促進させる。
優れた微生物土壌改良剤及び簡単な処理で健苗を効率よ
く育成することが可能な植物苗の生産方法を提供する。 【解決手段】 グリオクラディウム属に属する真菌の培
養物と多孔質担体、好ましくは、ゼオライト、モンモリ
ロナイト、アタパルジャイト等とを構成要素とする微生
物土壌改良資材を作成し、植物苗を生産するにあたり、
前記微生物土壌改良資材を、植物の播種時に栽培用土に
施用し、植物の根圏にグリオクラディウム属に属する真
菌を定着させることによって土壌病害を防除し且つ苗の
生育を促進させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物土壌改良資
材及び植物苗の生産方法に関し、詳しくは、グリオクラ
ディウム属に属する真菌と多孔質担体を用いた微生物土
壌改良資材及びこの微生物土壌改良資材を用いた健苗を
効率的に育成することが可能な植物苗の生産方法に関す
る。
材及び植物苗の生産方法に関し、詳しくは、グリオクラ
ディウム属に属する真菌と多孔質担体を用いた微生物土
壌改良資材及びこの微生物土壌改良資材を用いた健苗を
効率的に育成することが可能な植物苗の生産方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、栽培植物の苗の生産は、各農家が
農閑期に農畜産廃棄物より堆肥を作りこれにクンタンや
山土を調合し苗床用土を作って行っていた。しかし、好
収益性の作物を狙っての土地の高度利用や施設栽培の普
及は、農家に苗を作る時間と手間をかける余裕をなくし
てきた。これに加えて、農業の担い手の高齢化や労働力
不足による農作業の軽作業化、省力化の指向により、現
在では、苗生産の外注化、セル成型苗の利用が増えるに
至っている。この様な外注生産の苗やセル成型苗では、
輸送中のトラブルや天候等で適期に植えられないため
に、あるいは、セル成型苗においては管理が十分にでき
ないために、病気苗、徒長苗や老化苗の発生が問題とな
っていた。このため、簡便な処理で耐病性のある健苗を
つくる技術の開発が望まれていた。
農閑期に農畜産廃棄物より堆肥を作りこれにクンタンや
山土を調合し苗床用土を作って行っていた。しかし、好
収益性の作物を狙っての土地の高度利用や施設栽培の普
及は、農家に苗を作る時間と手間をかける余裕をなくし
てきた。これに加えて、農業の担い手の高齢化や労働力
不足による農作業の軽作業化、省力化の指向により、現
在では、苗生産の外注化、セル成型苗の利用が増えるに
至っている。この様な外注生産の苗やセル成型苗では、
輸送中のトラブルや天候等で適期に植えられないため
に、あるいは、セル成型苗においては管理が十分にでき
ないために、病気苗、徒長苗や老化苗の発生が問題とな
っていた。このため、簡便な処理で耐病性のある健苗を
つくる技術の開発が望まれていた。
【0003】一方、グリオクラディウム属に属する真菌
は、土壌病害を引き起こす有害微生物であるリゾクトニ
ア属菌、ピシウム属菌等と拮抗することが知られてお
り、いわゆる生物防除剤となる微生物である(Canadian
Journal of Botany 59,22,1981)。しかし、これまで
に、グリオクラディウム属に属する真菌と多孔質担体を
同時に用いることで、植物苗の病害が防除されると共に
苗の生育が促進され、丈夫な苗が得られたという報告は
ない。
は、土壌病害を引き起こす有害微生物であるリゾクトニ
ア属菌、ピシウム属菌等と拮抗することが知られてお
り、いわゆる生物防除剤となる微生物である(Canadian
Journal of Botany 59,22,1981)。しかし、これまで
に、グリオクラディウム属に属する真菌と多孔質担体を
同時に用いることで、植物苗の病害が防除されると共に
苗の生育が促進され、丈夫な苗が得られたという報告は
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記観点か
らなされたものであり、植物の土壌病害防除効果及び生
育促進効果に優れた微生物土壌改良剤及び簡単な処理で
健苗を効率よく育成することが可能な植物苗の生産方法
を提供することを課題とする。
らなされたものであり、植物の土壌病害防除効果及び生
育促進効果に優れた微生物土壌改良剤及び簡単な処理で
健苗を効率よく育成することが可能な植物苗の生産方法
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために鋭意研究を重ねた結果、グリオクラディ
ウム属に属する真菌の培養物を植物の播種時に、多孔質
担体と一緒に土壌に処理することにより、リゾクトニア
属菌、ピシウム属菌等に起因する土壌病害を防除すると
ともに、苗の生育を促進することを見出し、本発明を完
成させた。
解決するために鋭意研究を重ねた結果、グリオクラディ
ウム属に属する真菌の培養物を植物の播種時に、多孔質
担体と一緒に土壌に処理することにより、リゾクトニア
属菌、ピシウム属菌等に起因する土壌病害を防除すると
ともに、苗の生育を促進することを見出し、本発明を完
成させた。
【0006】すなわち本発明は、グリオクラディウム属
に属する真菌の培養物と多孔質担体からなる微生物土壌
改良資材である。上記本発明の微生物土壌改良資材にお
いて、用いられる多孔質担体として具体的には、平均粒
径が0.1mmから5mmの多孔質担体が挙げられ、多
孔質担体の種類としては、モンモリロナイト、ゼオライ
ト、アタパルジャイト等が挙げられる。
に属する真菌の培養物と多孔質担体からなる微生物土壌
改良資材である。上記本発明の微生物土壌改良資材にお
いて、用いられる多孔質担体として具体的には、平均粒
径が0.1mmから5mmの多孔質担体が挙げられ、多
孔質担体の種類としては、モンモリロナイト、ゼオライ
ト、アタパルジャイト等が挙げられる。
【0007】また本発明は、植物の播種時に、上記微生
物土壌改良資材を栽培用土に施用し、植物の根圏にグリ
オクラディウム属に属する真菌を定着させることにより
土壌病害を防除し且つ苗の生育を促進させることを特徴
とする植物苗の生産方法を提供する。
物土壌改良資材を栽培用土に施用し、植物の根圏にグリ
オクラディウム属に属する真菌を定着させることにより
土壌病害を防除し且つ苗の生育を促進させることを特徴
とする植物苗の生産方法を提供する。
【0008】上記本発明の植物苗の生産方法は、例え
ば、アブラナ科、キク科、アカザ科、イネ科、ナス科、
ユリ科、セリ科、マメ科、バラ科、サクラソウ科、キキ
ョウ科、リンドウ科、ナデシコ科、ゴマノハグサ科、シ
ュウカイドウ科、スミレ科、シソ科、キンポウゲ科、ア
ヤメ科、イソマツ科等の植物に適用可能である。
ば、アブラナ科、キク科、アカザ科、イネ科、ナス科、
ユリ科、セリ科、マメ科、バラ科、サクラソウ科、キキ
ョウ科、リンドウ科、ナデシコ科、ゴマノハグサ科、シ
ュウカイドウ科、スミレ科、シソ科、キンポウゲ科、ア
ヤメ科、イソマツ科等の植物に適用可能である。
【0009】また、上記本発明の植物苗の生産方法にお
ける、植物の栽培用土に微生物土壌改良資材を施用する
施用量であるが、栽培用土の乾燥重量1g当たりグリオ
クラディウム属に属する真菌のコロニー形成単位として
1×103〜1×108CFUの範囲から選ばれることが
好ましい。
ける、植物の栽培用土に微生物土壌改良資材を施用する
施用量であるが、栽培用土の乾燥重量1g当たりグリオ
クラディウム属に属する真菌のコロニー形成単位として
1×103〜1×108CFUの範囲から選ばれることが
好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。 <1>本発明の微生物土壌改良資材 本発明の微生物土壌改良資材はグリオクラディウム属に
属する真菌の培養物と多孔質担体からなるが、本発明に
用いられるグリオクラディウム属に属する真菌として
は、グリオクラディウム属に属する真菌であれば特に限
定されず、例えば、グリオクラディウム オウレウム
(Gliocladium aureum)、グリオクラディウム カテニ
ュレータム(Gliocladium catenulatum)、グリオクラ
ディウム デリクエッセンス(Gliocladium deliquesce
ns)、グリオクラディウム ニグラム(Gliocladium ni
grum)、グリオクラディウム ペニシロイデス(Gliocl
adiumpenicilloides)、グリオクラディウム ロゼウム
(Gliocladium roseum)、グリオクラディウム サガリ
エンシス(Gliocladium sagariensis)、グリオクラデ
ィウム ベルモエセニ(Gliocladium vermoeseni)、グ
リオクラディウム ビレンス(Gliocladium virens)等
を挙げることができる。これらは、1種を単独で用いて
もよく、また2種以上を混合して用いてもよい。また、
これらグリオクラディウム属に属する真菌のうちでも本
発明おいては、グリオクラディウム カテニュレータ
ム、グリオクラディウム デリクエッセンス、グリオク
ラディウムビレンスが好ましい。
する。 <1>本発明の微生物土壌改良資材 本発明の微生物土壌改良資材はグリオクラディウム属に
属する真菌の培養物と多孔質担体からなるが、本発明に
用いられるグリオクラディウム属に属する真菌として
は、グリオクラディウム属に属する真菌であれば特に限
定されず、例えば、グリオクラディウム オウレウム
(Gliocladium aureum)、グリオクラディウム カテニ
ュレータム(Gliocladium catenulatum)、グリオクラ
ディウム デリクエッセンス(Gliocladium deliquesce
ns)、グリオクラディウム ニグラム(Gliocladium ni
grum)、グリオクラディウム ペニシロイデス(Gliocl
adiumpenicilloides)、グリオクラディウム ロゼウム
(Gliocladium roseum)、グリオクラディウム サガリ
エンシス(Gliocladium sagariensis)、グリオクラデ
ィウム ベルモエセニ(Gliocladium vermoeseni)、グ
リオクラディウム ビレンス(Gliocladium virens)等
を挙げることができる。これらは、1種を単独で用いて
もよく、また2種以上を混合して用いてもよい。また、
これらグリオクラディウム属に属する真菌のうちでも本
発明おいては、グリオクラディウム カテニュレータ
ム、グリオクラディウム デリクエッセンス、グリオク
ラディウムビレンスが好ましい。
【0011】上記グリオクラディウム属に属する真菌を
本発明に用いるに際しては、菌体をグリオクラディウム
属に属する真菌の菌体が増殖可能な培地で培養した培養
物を用いればよく、更に、培養により胞子が十分に形成
されたグリオクラディウム属に属する真菌を含有する培
養物を用いることがより好ましい。
本発明に用いるに際しては、菌体をグリオクラディウム
属に属する真菌の菌体が増殖可能な培地で培養した培養
物を用いればよく、更に、培養により胞子が十分に形成
されたグリオクラディウム属に属する真菌を含有する培
養物を用いることがより好ましい。
【0012】グリオクラディウム属に属する真菌の培養
は、通常の微生物の培養方法と同様にして行うことが可
能である。例えば、実験室的には、ポテトデキストロー
ス寒天培地で10日間、25℃で培養する等の培養法が
挙げられる。大量培養する場合には、通常の液体培養で
も、また、フスマ等の植物由来の固体成分、糖や窒素源
を含浸させた多孔質体等を用いた固体培養も可能であ
る。得られたグリオクラディウム属に属する真菌の培養
物は、そのまま、あるいは、必要に応じて、培養物を粉
砕又は細断してから、または培養物から遠心分離等によ
って菌体を分離してから、あるいは培養物や菌体を乾燥
してから本発明に用いることも可能である。
は、通常の微生物の培養方法と同様にして行うことが可
能である。例えば、実験室的には、ポテトデキストロー
ス寒天培地で10日間、25℃で培養する等の培養法が
挙げられる。大量培養する場合には、通常の液体培養で
も、また、フスマ等の植物由来の固体成分、糖や窒素源
を含浸させた多孔質体等を用いた固体培養も可能であ
る。得られたグリオクラディウム属に属する真菌の培養
物は、そのまま、あるいは、必要に応じて、培養物を粉
砕又は細断してから、または培養物から遠心分離等によ
って菌体を分離してから、あるいは培養物や菌体を乾燥
してから本発明に用いることも可能である。
【0013】本発明の微生物土壌改良資材は、上記グリ
オクラディウム属菌の培養物に多孔質担体を加えること
により得られるが、この多孔質担体を加えることによ
り、本発明の微生物土壌改良資材が栽培用土に施用され
た時に、グリオクラディウム属に属する真菌の栽培用土
内での定着性が向上され、植物の土壌病害防除効果や生
育促進効果が引き出されることになる。
オクラディウム属菌の培養物に多孔質担体を加えること
により得られるが、この多孔質担体を加えることによ
り、本発明の微生物土壌改良資材が栽培用土に施用され
た時に、グリオクラディウム属に属する真菌の栽培用土
内での定着性が向上され、植物の土壌病害防除効果や生
育促進効果が引き出されることになる。
【0014】本発明に用いる多孔質担体としては、特に
制限はなく、例えば、ゼオライト、アタパルジャイト、
セピアライト、モンモリロナイト、パーライト、鹿沼
土、赤玉土、軽石、炭、サンゴ砂等の無機多孔質担体、
例えば、樹皮(バーク)、オガクズ等の有機多孔質担体
等を挙げることができる。これら、多孔質担体について
も、1種を単独で又は2種以上を混合して用いることが
できる。また、上記多孔質担体のうちでもゼオライト、
アタパルジャイト、モンモリロナイト等の多孔質粘土鉱
物が本発明においては好ましく用いられる。これらの多
孔質粘土鉱物は、保水能、保肥能、塩基補給機能を有し
ており、一般的には、火山灰土等の土壌改良剤として用
いられているものである。
制限はなく、例えば、ゼオライト、アタパルジャイト、
セピアライト、モンモリロナイト、パーライト、鹿沼
土、赤玉土、軽石、炭、サンゴ砂等の無機多孔質担体、
例えば、樹皮(バーク)、オガクズ等の有機多孔質担体
等を挙げることができる。これら、多孔質担体について
も、1種を単独で又は2種以上を混合して用いることが
できる。また、上記多孔質担体のうちでもゼオライト、
アタパルジャイト、モンモリロナイト等の多孔質粘土鉱
物が本発明においては好ましく用いられる。これらの多
孔質粘土鉱物は、保水能、保肥能、塩基補給機能を有し
ており、一般的には、火山灰土等の土壌改良剤として用
いられているものである。
【0015】この様な多孔質粘土鉱物は、そのまま本発
明の微生物土壌改良資材に配合してもよいが、これらを
焼成して用いてもよい。焼成すれば、雑菌の混入はな
く、また崩壊しにくくなり取り扱いがし易くなる。焼成
温度は、200〜1300℃が好ましく、より好ましく
は300〜800℃である。
明の微生物土壌改良資材に配合してもよいが、これらを
焼成して用いてもよい。焼成すれば、雑菌の混入はな
く、また崩壊しにくくなり取り扱いがし易くなる。焼成
温度は、200〜1300℃が好ましく、より好ましく
は300〜800℃である。
【0016】更に、上記本発明に用いる多孔質担体は、
平均粒子径が0.1〜5mmの範囲であることが好まし
く、0.2〜3mmの範囲であることがより好ましい。
多孔質担体の平均粒径が5mmを越えると、単位当たり
の粒の数が少なくなり、吸着したグリオクラディウム属
菌の菌糸や胞子と、生育した植物の根と接触する機会が
減り、植物に対する土壌病害防除効果や、生育促進効果
が十分に得られないことがあり、また、0.1mm未満
の微細粒子になると、飛散等がおきハンドリングが容易
でなくなったり、培土の通気性が悪くなるといった物理
性の点からも好ましくない。
平均粒子径が0.1〜5mmの範囲であることが好まし
く、0.2〜3mmの範囲であることがより好ましい。
多孔質担体の平均粒径が5mmを越えると、単位当たり
の粒の数が少なくなり、吸着したグリオクラディウム属
菌の菌糸や胞子と、生育した植物の根と接触する機会が
減り、植物に対する土壌病害防除効果や、生育促進効果
が十分に得られないことがあり、また、0.1mm未満
の微細粒子になると、飛散等がおきハンドリングが容易
でなくなったり、培土の通気性が悪くなるといった物理
性の点からも好ましくない。
【0017】上記グリオクラディウム属菌の培養物と多
孔質担体の配合の割合としては、微生物土壌改良資材中
のグリオクラディウム属に属する真菌の濃度が1×10
5〜1×109CFU/g程度となるように、また、微生
物土壌改良資材中の多孔質担体の割合が1〜50容量%
となるように配合すればよい。
孔質担体の配合の割合としては、微生物土壌改良資材中
のグリオクラディウム属に属する真菌の濃度が1×10
5〜1×109CFU/g程度となるように、また、微生
物土壌改良資材中の多孔質担体の割合が1〜50容量%
となるように配合すればよい。
【0018】<2>本発明の植物苗の生産方法 本発明の植物苗の生産方法においては、植物の播種時
に、上記微生物土壌改良資材を栽培用土に施用する。播
種時にこの様な処理をすることで、植物の苗の生育と共
に、苗の根圏にグリオクラディウム属に属する真菌を定
着させることができ、リゾクトニア属菌やピシウム属菌
等に起因する土壌病害、例えば、キャベツ、レタス、テ
ンサイ、イネ、サルビア、ナス等の苗立枯病等を防除
し、且つ苗の生育を促進させることが可能となる。
に、上記微生物土壌改良資材を栽培用土に施用する。播
種時にこの様な処理をすることで、植物の苗の生育と共
に、苗の根圏にグリオクラディウム属に属する真菌を定
着させることができ、リゾクトニア属菌やピシウム属菌
等に起因する土壌病害、例えば、キャベツ、レタス、テ
ンサイ、イネ、サルビア、ナス等の苗立枯病等を防除
し、且つ苗の生育を促進させることが可能となる。
【0019】上記本発明の方法においては、栽培用土に
微生物土壌改良資材を施用する施用量は、栽培用土の乾
燥重量1g当たりグリオクラディウム属に属する真菌の
コロニー形成単位として1×103〜1×108CFUが
好ましく、より好ましくは、1×104〜1×107CF
Uである。施用量が1×103CFU/g乾土未満では
グリオクラディウムは土壌中で定着しにくく土壌病害防
除効果や苗の生育促進効果の発現が不安定になりやす
く、また、1×108CFU/g乾土を越えて施用して
も効果は頭打ちになり経済的に不利である。
微生物土壌改良資材を施用する施用量は、栽培用土の乾
燥重量1g当たりグリオクラディウム属に属する真菌の
コロニー形成単位として1×103〜1×108CFUが
好ましく、より好ましくは、1×104〜1×107CF
Uである。施用量が1×103CFU/g乾土未満では
グリオクラディウムは土壌中で定着しにくく土壌病害防
除効果や苗の生育促進効果の発現が不安定になりやす
く、また、1×108CFU/g乾土を越えて施用して
も効果は頭打ちになり経済的に不利である。
【0020】また、栽培用土に上記微生物土壌改良資材
を施用する施用方法は、セル成型苗の場合は、栽培用土
にグリオクラディウム属に属する真菌の含有量が上記範
囲となるような量の微生物土壌改良資材を配合し混合す
る方法が一般的である。圃場に播種する場合には、植物
の苗の根圏をカバーする範囲の土壌に、グリオクラディ
ウム属に属する真菌の含有量が上記範囲となるような量
の微生物土壌改良資材を混合する方法が通常取られる。
を施用する施用方法は、セル成型苗の場合は、栽培用土
にグリオクラディウム属に属する真菌の含有量が上記範
囲となるような量の微生物土壌改良資材を配合し混合す
る方法が一般的である。圃場に播種する場合には、植物
の苗の根圏をカバーする範囲の土壌に、グリオクラディ
ウム属に属する真菌の含有量が上記範囲となるような量
の微生物土壌改良資材を混合する方法が通常取られる。
【0021】本発明の植物苗の生産方法における栽培用
土の基材としては、一般的な材料、例えば、畑土、田
土、山土、赤玉土、炭、ゼオライト、パーライト、バー
ミキュライト、鹿沼土、軽石、サンゴ砂等から選ばれる
1種又は2種以上を挙げることができる。また、栽培用
土には、グリオクラディウム属に属する真菌の栄養源と
して、例えば、完熟堆肥や完熟腐葉土等に含まれる発酵
が進んだ有機物や、パルプカス、ピートモス、木材チッ
プ、杉等の樹皮等に含まれる一般の土壌微生物には分解
されにくい有機物等を、用土全体を乾燥したときに用土
全量に対して概ね5重量%以上の有機物が含有するよう
に配合すると、グリオクラディウム属に属する真菌の土
壌への定着性、増殖性、保存性が増し、土壌病害を防除
し苗の生育を促進させる効果が増大する。また、栽培用
土には上記有機物以外にも各種目的に応じた各種成分を
配合することが可能であり、例えば、緩効性肥料等を配
合することがよく行われる。
土の基材としては、一般的な材料、例えば、畑土、田
土、山土、赤玉土、炭、ゼオライト、パーライト、バー
ミキュライト、鹿沼土、軽石、サンゴ砂等から選ばれる
1種又は2種以上を挙げることができる。また、栽培用
土には、グリオクラディウム属に属する真菌の栄養源と
して、例えば、完熟堆肥や完熟腐葉土等に含まれる発酵
が進んだ有機物や、パルプカス、ピートモス、木材チッ
プ、杉等の樹皮等に含まれる一般の土壌微生物には分解
されにくい有機物等を、用土全体を乾燥したときに用土
全量に対して概ね5重量%以上の有機物が含有するよう
に配合すると、グリオクラディウム属に属する真菌の土
壌への定着性、増殖性、保存性が増し、土壌病害を防除
し苗の生育を促進させる効果が増大する。また、栽培用
土には上記有機物以外にも各種目的に応じた各種成分を
配合することが可能であり、例えば、緩効性肥料等を配
合することがよく行われる。
【0022】本発明の方法が適用される植物としては、
特に制限されないが、具体的には、アブラナ科、キク
科、アカザ科、イネ科、ナス科、ユリ科、セリ科、マメ
科、バラ科、サクラソウ科、キキョウ科、リンドウ科、
ナデシコ科、ゴマノハグサ科、シュウカイドウ科、スミ
レ科、シソ科、キンポウゲ科、アヤメ科、イソマツ科等
から選ばれる植物、例えば、キャベツ、レタス、テンサ
イ、イネ、サルビア、ナス等を、本発明の植物苗の生産
方法を適用したときに顕著な効果が得られる植物として
挙げることができる。
特に制限されないが、具体的には、アブラナ科、キク
科、アカザ科、イネ科、ナス科、ユリ科、セリ科、マメ
科、バラ科、サクラソウ科、キキョウ科、リンドウ科、
ナデシコ科、ゴマノハグサ科、シュウカイドウ科、スミ
レ科、シソ科、キンポウゲ科、アヤメ科、イソマツ科等
から選ばれる植物、例えば、キャベツ、レタス、テンサ
イ、イネ、サルビア、ナス等を、本発明の植物苗の生産
方法を適用したときに顕著な効果が得られる植物として
挙げることができる。
【0023】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。まずはじ
めに、本発明の微生物土壌改良資材の実施例を説明す
る。
めに、本発明の微生物土壌改良資材の実施例を説明す
る。
【0024】
【実施例1、2】 微生物土壌改良資材 グリオクラディウム ビレンス(Gliocladium virens)
ATCC52199をフスマ培地で20日間25℃で培
養した後、軽く粉砕した。用いたフスマは、予め目開き
3mmの篩分けをし、粒径を3mm以下としたものであ
った。この様にして得られた培養物を粒径1〜3mmの
ゼオライトと培養物:ゼオライト=1:5(容量比)の
混合比で混合し乾燥させた。このグリオクラディウム
ビレンスATCC52199の培養物とゼオライトとの
混合物を微生物土壌改良資材1とした。また、微生物土
壌改良資材1におけるグリオクラディウム属の菌体濃度
は、1.2×108CFU/gであった。
ATCC52199をフスマ培地で20日間25℃で培
養した後、軽く粉砕した。用いたフスマは、予め目開き
3mmの篩分けをし、粒径を3mm以下としたものであ
った。この様にして得られた培養物を粒径1〜3mmの
ゼオライトと培養物:ゼオライト=1:5(容量比)の
混合比で混合し乾燥させた。このグリオクラディウム
ビレンスATCC52199の培養物とゼオライトとの
混合物を微生物土壌改良資材1とした。また、微生物土
壌改良資材1におけるグリオクラディウム属の菌体濃度
は、1.2×108CFU/gであった。
【0025】上記においてグリオクラディウム ビレン
ス ATCC52199の代わりにグリオクラディウム
ビレンス IFO8350を用いて同様の処理を行い
グリオクラディウム ビレンス IFO8350の培養
物とゼオライトとの混合物を得た。得られた混合物のゼ
オライト量を加減してこの混合物におけるグリオクラデ
ィウム属の菌体濃度を1.2×108CFU/gにあわ
せ、これを微生物土壌改良資材2とした。
ス ATCC52199の代わりにグリオクラディウム
ビレンス IFO8350を用いて同様の処理を行い
グリオクラディウム ビレンス IFO8350の培養
物とゼオライトとの混合物を得た。得られた混合物のゼ
オライト量を加減してこの混合物におけるグリオクラデ
ィウム属の菌体濃度を1.2×108CFU/gにあわ
せ、これを微生物土壌改良資材2とした。
【0026】
【実施例3〜6】 微生物土壌改良資材 グリオクラディウム ビレンス(Gliocladium virens)
ATCC24290をジャガイモ煮汁グルコース培地で
10日間25℃で振盪培養した後、ホモゲナイザーで菌
糸を細断した。これを遠心分離して得られた菌体濃縮物
を、粒径0.25〜0.6mmのモンモリロナイトまた
はアタパルジャイトに振りかけ、雑菌が入らないように
して乾燥した。混合比は、濃縮物:モンモリロナイト
(またはアタパルジャイト)=1:2(容量比)であっ
た。得られたグリオクラディウムビレンス ATCC2
4290の培養菌体濃縮物とモンモリロナイトとの混合
物を微生物土壌改良資材3とし、同様にアタパルジャイ
トとの混合物を微生物土壌改良資材4とした。また、微
生物土壌改良資材3、及び4におけるグリオクラディウ
ム属の菌体濃度は共に、1.8×108CFU/gであ
った。
ATCC24290をジャガイモ煮汁グルコース培地で
10日間25℃で振盪培養した後、ホモゲナイザーで菌
糸を細断した。これを遠心分離して得られた菌体濃縮物
を、粒径0.25〜0.6mmのモンモリロナイトまた
はアタパルジャイトに振りかけ、雑菌が入らないように
して乾燥した。混合比は、濃縮物:モンモリロナイト
(またはアタパルジャイト)=1:2(容量比)であっ
た。得られたグリオクラディウムビレンス ATCC2
4290の培養菌体濃縮物とモンモリロナイトとの混合
物を微生物土壌改良資材3とし、同様にアタパルジャイ
トとの混合物を微生物土壌改良資材4とした。また、微
生物土壌改良資材3、及び4におけるグリオクラディウ
ム属の菌体濃度は共に、1.8×108CFU/gであ
った。
【0027】上記においてグリオクラディウム ビレン
ス ATCC24290の代わりにグリオクラディウム
ビレンス IFO8349を用いて同様の処理を行い
グリオクラディウム ビレンス IFO8349の培養
菌体濃縮物とモンモリロナイトとの混合物及びグリオク
ラディウム ビレンス IFO8349の培養菌体濃縮
物とアタパルジャイトとの混合物を得た。得られた混合
物のモンモリロナイト量又はアタパルジャイト量を加減
してこれらの混合物におけるグリオクラディウム属の菌
体濃度をそれぞれ1.8×108CFU/gにあわせ、
これらを順に微生物土壌改良資材5及び微生物土壌改良
資材6とした。
ス ATCC24290の代わりにグリオクラディウム
ビレンス IFO8349を用いて同様の処理を行い
グリオクラディウム ビレンス IFO8349の培養
菌体濃縮物とモンモリロナイトとの混合物及びグリオク
ラディウム ビレンス IFO8349の培養菌体濃縮
物とアタパルジャイトとの混合物を得た。得られた混合
物のモンモリロナイト量又はアタパルジャイト量を加減
してこれらの混合物におけるグリオクラディウム属の菌
体濃度をそれぞれ1.8×108CFU/gにあわせ、
これらを順に微生物土壌改良資材5及び微生物土壌改良
資材6とした。
【0028】次に、上記各実施例で得られた微生物土壌
改良資材を用いた本発明の植物苗の生産方法の実施例に
ついて説明する。
改良資材を用いた本発明の植物苗の生産方法の実施例に
ついて説明する。
【0029】
【実施例7〜18】 キャベツ苗の生産 (1)土壌病害菌非存在下での栽培(実施例7〜12) 上記各実施例で得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ
培土(プロバイド:みかど育種農場製)に5%(w/
v)混合し、これを栽培用土としてセルトレイ(128
穴、TLCポリフォーム社製)に入れ、キャベツ(品
種:味富)を播種した。試験は各区20株で行い、播種
3週間後に苗の生育量を測定し、各区において20株の
平均値を算出して評価に用いた。また、比較のため培土
に何も添加しなかったもの、ゼオライトのみ、モンモリ
ロナイトのみまたはアタパルジャイトのみをそれぞれ培
土に5%(w/v)混合したものを栽培用土として用い
て、上記同様の試験を行った。結果を表1に示す。
培土(プロバイド:みかど育種農場製)に5%(w/
v)混合し、これを栽培用土としてセルトレイ(128
穴、TLCポリフォーム社製)に入れ、キャベツ(品
種:味富)を播種した。試験は各区20株で行い、播種
3週間後に苗の生育量を測定し、各区において20株の
平均値を算出して評価に用いた。また、比較のため培土
に何も添加しなかったもの、ゼオライトのみ、モンモリ
ロナイトのみまたはアタパルジャイトのみをそれぞれ培
土に5%(w/v)混合したものを栽培用土として用い
て、上記同様の試験を行った。結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】(2)土壌病害菌存在下での栽培(実施例
13〜18) 上記実施例7〜12及び比較例1〜4のキャベツ苗の生
産試験で用いた栽培用土と同様の栽培用土を用意し、こ
れらのそれぞれに、予めフスマ培地で2週間培養したリ
ゾクトニア ソラニ(Rhizoctonia solani)MAFF3
05255を0.2重量%の割合でよく混和した。これ
らの土壌病害菌含有の栽培用土のそれぞれをセルトレイ
(128穴、TLCポリフォーム社製)に入れ、キャベ
ツ(品種:味富)を播種し栽培した。試験本数は各区1
28本であった。播種2週間後に苗立枯病にかからなか
った健苗の数を数えた。結果を表2に示す。
13〜18) 上記実施例7〜12及び比較例1〜4のキャベツ苗の生
産試験で用いた栽培用土と同様の栽培用土を用意し、こ
れらのそれぞれに、予めフスマ培地で2週間培養したリ
ゾクトニア ソラニ(Rhizoctonia solani)MAFF3
05255を0.2重量%の割合でよく混和した。これ
らの土壌病害菌含有の栽培用土のそれぞれをセルトレイ
(128穴、TLCポリフォーム社製)に入れ、キャベ
ツ(品種:味富)を播種し栽培した。試験本数は各区1
28本であった。播種2週間後に苗立枯病にかからなか
った健苗の数を数えた。結果を表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】これらの結果から、グリオクラディウム属
菌培養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材によ
る処理区は何れも、比較例の処理区に比べて、キャベツ
の苗の生育が促進され、特に根張りがよかったこと、ま
た、土壌病害をよく防除することが確認された。
菌培養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材によ
る処理区は何れも、比較例の処理区に比べて、キャベツ
の苗の生育が促進され、特に根張りがよかったこと、ま
た、土壌病害をよく防除することが確認された。
【0034】
【実施例19〜30】 レタス苗の生産 (1)土壌病害菌非存在下での栽培(実施例19〜2
4) 上記各実施例で得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ
培土(マザーソイル:タキイ種苗製)に5%(w/v)
混合し、これを栽培用土としてセルトレイ(128穴、
TLCポリフォーム社製)に入れ、レタス(品種:サリ
ナス88)を播種した。試験は各区20株で行い、播種
4週間後に苗の生育量を測定し、各区において20株の
平均値を算出して評価に用いた。また、比較のため培土
に何も添加しなかったもの、ゼオライトのみ、モンモリ
ロナイトのみまたはアタパルジャイトのみをそれぞれ培
土に5%(w/v)混合したものを栽培用土として用い
て、上記同様の試験を行った。結果を表3に示す。
4) 上記各実施例で得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ
培土(マザーソイル:タキイ種苗製)に5%(w/v)
混合し、これを栽培用土としてセルトレイ(128穴、
TLCポリフォーム社製)に入れ、レタス(品種:サリ
ナス88)を播種した。試験は各区20株で行い、播種
4週間後に苗の生育量を測定し、各区において20株の
平均値を算出して評価に用いた。また、比較のため培土
に何も添加しなかったもの、ゼオライトのみ、モンモリ
ロナイトのみまたはアタパルジャイトのみをそれぞれ培
土に5%(w/v)混合したものを栽培用土として用い
て、上記同様の試験を行った。結果を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】(2)土壌病害菌存在下での栽培(実施例
25〜30) 上記実施例19〜24及び比較例9〜12のレタス苗の
生産試験で用いた栽培用土と同様の栽培用土を用意し、
これらのそれぞれに、予めフスマ培地で2週間培養した
リゾクトニア ソラニ MAFF305255を0.2
重量%の割合でよく混和した。これらの土壌病害菌含有
の栽培用土のそれぞれをセルトレイ(128穴、TLC
ポリフォーム社製)に入れ、レタス(品種:サリナス8
8)を播種し栽培した。試験本数は各区128本であっ
た。播種2週間後に苗立枯病にかからなかった健苗の数
を数えた。結果を表4に示す。
25〜30) 上記実施例19〜24及び比較例9〜12のレタス苗の
生産試験で用いた栽培用土と同様の栽培用土を用意し、
これらのそれぞれに、予めフスマ培地で2週間培養した
リゾクトニア ソラニ MAFF305255を0.2
重量%の割合でよく混和した。これらの土壌病害菌含有
の栽培用土のそれぞれをセルトレイ(128穴、TLC
ポリフォーム社製)に入れ、レタス(品種:サリナス8
8)を播種し栽培した。試験本数は各区128本であっ
た。播種2週間後に苗立枯病にかからなかった健苗の数
を数えた。結果を表4に示す。
【0037】
【表4】
【0038】これらの結果から、グリオクラディウム属
菌培養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材によ
る処理区は何れも、比較例の処理区に比べて、レタスの
苗の生育が促進され、特に根張りがよかったこと、また
土壌病害をよく防除することが確認された。
菌培養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材によ
る処理区は何れも、比較例の処理区に比べて、レタスの
苗の生育が促進され、特に根張りがよかったこと、また
土壌病害をよく防除することが確認された。
【0039】
【実施例31、32】 テンサイ苗の生産 褐色火山性砂壌土20kgにテンサイ育苗肥料(N2−
P18−Mg5−Mn0.2−B0.08)を400g
混合し用土とした。この用土に、上記各実施例で得られ
た微生物土壌改良資材をそれぞれ5%(w/v)の割合
で混合した。これをペーパーポット(日甜規格1号)に
詰め、鎮圧後、播種(1粒播)し、上記混合用土で覆土
した。試験は各区20株で行い、播種1週間後に苗の生
育量を測定し、各区において20株の平均値を算出して
評価に用いた。また、比較のため培土に何も添加しなか
ったもの、ゼオライトのみを培土に5%(w/v)混合
したものを用いて、上記同様の試験を行った。結果を表
5に示す。
P18−Mg5−Mn0.2−B0.08)を400g
混合し用土とした。この用土に、上記各実施例で得られ
た微生物土壌改良資材をそれぞれ5%(w/v)の割合
で混合した。これをペーパーポット(日甜規格1号)に
詰め、鎮圧後、播種(1粒播)し、上記混合用土で覆土
した。試験は各区20株で行い、播種1週間後に苗の生
育量を測定し、各区において20株の平均値を算出して
評価に用いた。また、比較のため培土に何も添加しなか
ったもの、ゼオライトのみを培土に5%(w/v)混合
したものを用いて、上記同様の試験を行った。結果を表
5に示す。
【0040】
【表5】
【0041】この結果から、グリオクラディウム属菌培
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材による処
理区は何れも、比較例の処理区に比べて、テンサイの苗
の生育が促進されたことが確認された。
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材による処
理区は何れも、比較例の処理区に比べて、テンサイの苗
の生育が促進されたことが確認された。
【0042】
【実施例33〜36】 イネ苗の生産 上記各実施例で得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ
培土(イネ育苗用培土:三井東圧肥料製)に7%(w/
v)混合し、この3.5Lをイネ育苗箱に床土として詰
め、種籾(品種:コシヒカリ)を播種した後、その上に
覆土として上記混合培土の1.5Lをかけた。これを3
日間30℃に維持した後、ビニールトンネルに入れた。
播種1ヶ月後に各区において任意に選択した20株の苗
の生育量を測定し、この平均値を算出して評価に用い
た。また、比較のため培土に何も添加しなかったもの、
モンモリロナイトのみまたはアタパルジャイトのみをそ
れぞれ培土に7%(w/v)混合したものを用いて、上
記同様の試験を行った。結果を表6に示す。
培土(イネ育苗用培土:三井東圧肥料製)に7%(w/
v)混合し、この3.5Lをイネ育苗箱に床土として詰
め、種籾(品種:コシヒカリ)を播種した後、その上に
覆土として上記混合培土の1.5Lをかけた。これを3
日間30℃に維持した後、ビニールトンネルに入れた。
播種1ヶ月後に各区において任意に選択した20株の苗
の生育量を測定し、この平均値を算出して評価に用い
た。また、比較のため培土に何も添加しなかったもの、
モンモリロナイトのみまたはアタパルジャイトのみをそ
れぞれ培土に7%(w/v)混合したものを用いて、上
記同様の試験を行った。結果を表6に示す。
【0043】
【表6】
【0044】また、播種後1ヶ月までに比較例の処理区
では、育苗箱の1部にピシウムによる苗立枯病の発生を
見たが、実施例の処理区では何れも苗立枯病は皆無であ
った。
では、育苗箱の1部にピシウムによる苗立枯病の発生を
見たが、実施例の処理区では何れも苗立枯病は皆無であ
った。
【0045】これらの結果から、グリオクラディウム属
菌培養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材によ
る処理区は何れも、比較例の処理区に比べて、イネの苗
の生育が促進され、土壌病害も防除できることが確認さ
れた。
菌培養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材によ
る処理区は何れも、比較例の処理区に比べて、イネの苗
の生育が促進され、土壌病害も防除できることが確認さ
れた。
【0046】
【実施例37〜40】 サルビア苗の生産 植物の残渣、鶏糞より作った堆肥に田土を混ぜた用土を
播種箱の下1/2に入れ、上1/2には上記各実施例で
得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ培土(クレハ園
芸培土:呉羽化学製)に10%(w/v)混合したもの
を入れ、サルビア(品種:ボンファイア)を筋状に播種
した。試験は各区20株で行い、播種5週間後に苗の生
育量を測定し、各区において20株の平均値を算出して
評価に用いた。また、比較のため培土に何も添加しなか
ったもの、モンモリロナイトのみまたはアタパルジャイ
トのみをそれぞれ培土に10%(w/v)混合したもの
を用いて、上記同様の試験を行った。結果を表7に示
す。
播種箱の下1/2に入れ、上1/2には上記各実施例で
得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ培土(クレハ園
芸培土:呉羽化学製)に10%(w/v)混合したもの
を入れ、サルビア(品種:ボンファイア)を筋状に播種
した。試験は各区20株で行い、播種5週間後に苗の生
育量を測定し、各区において20株の平均値を算出して
評価に用いた。また、比較のため培土に何も添加しなか
ったもの、モンモリロナイトのみまたはアタパルジャイ
トのみをそれぞれ培土に10%(w/v)混合したもの
を用いて、上記同様の試験を行った。結果を表7に示
す。
【0047】
【表7】
【0048】この結果から、グリオクラディウム属菌培
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材による処
理区は何れも、比較例の処理区に比べて、サルビアの苗
の生育が促進され、特に根張りがよかったことが確認さ
れた。
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材による処
理区は何れも、比較例の処理区に比べて、サルビアの苗
の生育が促進され、特に根張りがよかったことが確認さ
れた。
【0049】
【実施例41〜44】 ナス苗の生産 植物の残渣、鶏糞より作った堆肥に田土を混ぜた用土を
播種箱の下1/2に入れ、上1/2には上記各実施例で
得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ培土(クレハ園
芸培土:呉羽化学製)に10%(w/v)混合したもの
を入れ、ナス(品種:千両2号)を筋状に播種した。試
験は各区20株で行い、播種4週間後に苗の生育量を測
定し、各区において20株の平均値を算出して評価に用
いた。また、比較のため培土に何も添加しなかったも
の、モンモリロナイトのみまたはアタパルジャイトのみ
をそれぞれ培土に10%(w/v)混合したものを用い
て、上記同様の試験を行った。結果を表8に示す。
播種箱の下1/2に入れ、上1/2には上記各実施例で
得られた微生物土壌改良資材をそれぞれ培土(クレハ園
芸培土:呉羽化学製)に10%(w/v)混合したもの
を入れ、ナス(品種:千両2号)を筋状に播種した。試
験は各区20株で行い、播種4週間後に苗の生育量を測
定し、各区において20株の平均値を算出して評価に用
いた。また、比較のため培土に何も添加しなかったも
の、モンモリロナイトのみまたはアタパルジャイトのみ
をそれぞれ培土に10%(w/v)混合したものを用い
て、上記同様の試験を行った。結果を表8に示す。
【0050】
【表8】
【0051】この結果から、グリオクラディウム属菌培
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材による処
理区は何れも、比較例の処理区に比べて、ナスの苗の生
育が促進され、特に根張りがよかったことが確認され
た。
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材による処
理区は何れも、比較例の処理区に比べて、ナスの苗の生
育が促進され、特に根張りがよかったことが確認され
た。
【0052】
【発明の効果】本発明の微生物土壌改良剤は、植物の土
壌病害防除効果及び生育促進効果に優れている。また、
本発明の植物苗の生産方法によれば、簡単な処理で丈夫
な苗を効率的に育成することが可能である。
壌病害防除効果及び生育促進効果に優れている。また、
本発明の植物苗の生産方法によれば、簡単な処理で丈夫
な苗を効率的に育成することが可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 グリオクラディウム属に属する真菌の培
養物と多孔質担体からなる微生物土壌改良資材。 - 【請求項2】 多孔質担体の平均粒径が0.1mmから
5mmである請求項1記載の微生物土壌改良資材。 - 【請求項3】 多孔質担体がモンモリロナイト、ゼオラ
イト、アタパルジャイトから選ばれる請求項1又は2記
載の微生物土壌改良資材。 - 【請求項4】 植物の播種時に、請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の微生物土壌改良資材を栽培用土に施用
し、植物の根圏にグリオクラディウム属に属する真菌を
定着させることにより土壌病害を防除し且つ苗の生育を
促進させることを特徴とする植物苗の生産方法。 - 【請求項5】 植物が、アブラナ科、キク科、アカザ
科、イネ科、ナス科、ユリ科、セリ科、マメ科、バラ
科、サクラソウ科、キキョウ科、リンドウ科、ナデシコ
科、ゴマノハグサ科、シュウカイドウ科、スミレ科、シ
ソ科、キンポウゲ科、アヤメ科、イソマツ科から選ばれ
る請求項4記載の植物苗の生産方法。 - 【請求項6】 前記植物の栽培用土に微生物土壌改良資
材を施用する施用量が、栽培用土の乾燥重量1g当たり
グリオクラディウム属に属する真菌のコロニー形成単位
として1×103〜1×108CFUである請求項4又は
5記載の植物苗の生産方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7172001A JPH0920890A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 微生物土壌改良資材及び植物苗の生産方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7172001A JPH0920890A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 微生物土壌改良資材及び植物苗の生産方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0920890A true JPH0920890A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15933687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7172001A Pending JPH0920890A (ja) | 1995-07-07 | 1995-07-07 | 微生物土壌改良資材及び植物苗の生産方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0920890A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150139757A (ko) | 2014-06-04 | 2015-12-14 | (주)타스 | 토양개량재 및 이의 제조방법 |
| CN114158457A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-11 | 光合生物科技(深圳)有限公司 | 一种带细菌屋的园艺配方土及其制备方法 |
| JP2023132097A (ja) * | 2022-03-10 | 2023-09-22 | クニミネ工業株式会社 | 土壌改良剤 |
-
1995
- 1995-07-07 JP JP7172001A patent/JPH0920890A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150139757A (ko) | 2014-06-04 | 2015-12-14 | (주)타스 | 토양개량재 및 이의 제조방법 |
| CN114158457A (zh) * | 2021-11-29 | 2022-03-11 | 光合生物科技(深圳)有限公司 | 一种带细菌屋的园艺配方土及其制备方法 |
| JP2023132097A (ja) * | 2022-03-10 | 2023-09-22 | クニミネ工業株式会社 | 土壌改良剤 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040203 |