JPH09208916A - 酢酸ビニル樹脂系接着剤 - Google Patents

酢酸ビニル樹脂系接着剤

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JPH09208916A
JPH09208916A JP1281296A JP1281296A JPH09208916A JP H09208916 A JPH09208916 A JP H09208916A JP 1281296 A JP1281296 A JP 1281296A JP 1281296 A JP1281296 A JP 1281296A JP H09208916 A JPH09208916 A JP H09208916A
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JP
Japan
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vinyl acetate
polymerization
adhesive
acetate resin
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP1281296A
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English (en)
Inventor
Kunio Hanashita
国雄 花下
Masayuki Oishi
正之 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】取扱いが容易であり、かつ初期接着性に優れ
る、一液型の酢酸ビニル樹脂系接着剤を提供することに
ある。 【解決手段】濃度7〜15重量%のポリビニルアルコー
ル水溶液又は変性ポリビニルアルコール水溶液の存在
下、酢酸ビニル系モノマーに、エチレングリコールを重
合初期に添加し、乳化重合することにより得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酢酸ビニル樹脂系
接着剤に関するものであり、詳しくは、木工用接着剤と
して用いられる酢酸ビニル樹脂系接着剤に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、初期接着性の良好な酢酸ビニ
ル樹脂系接着剤として種々のものが提案されている。酢
酸ビニル樹脂系接着剤に初期接着性を付与する方法とし
ては、一般に、該接着剤の重合時に不揮発分の濃度を高
める方法が行われている。具体的には、エチレン−酢酸
ビニル共重合体等の高不揮発分の樹脂を、酢酸ビニル系
モノマー等の乳化重合終了時に配合して、不揮発分の濃
度を高める方法が採用されている。しかしながら、この
方法は、酢酸ビニル樹脂系接着剤のコストアップにつな
がる等の問題点があった。
【0003】また、例えば、特開昭49−34932号
公報には、イソシアネートを添加することにより、初期
接着性が良好であり、耐水性の優れた酢酸ビニル樹脂エ
マルジョンが開示されている。しかしながら、イソシア
ネートを添加による弊害として、可使時間が短い、温度
による粘度上昇が大きい、イソシアネートの取り扱い
等、作業性が悪いという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、取扱いが容
易であり、かつ初期接着性に優れる、一液型の酢酸ビニ
ル樹脂系接着剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の酢酸ビニル樹脂
系接着剤は、濃度7〜15重量%のポリビニルアルコー
ル水溶液又は変性ポリビニルアルコール水溶液の存在
下、酢酸ビニル系モノマーに、エチレングリコールを重
合初期に添加し、乳化重合することにより得られるもの
である。
【0006】本発明で用いられる酢酸ビニル系モノマー
としては、酢酸ビニルモノマー単独であってもよく、酢
酸ビニルモノマーとこれと共重合しうる他のモノマーと
の混合物であってもよい。このような他のモノマーとし
ては、例えば、プロピオン酸ビニル、アクリル酸エステ
ル、メタクリル酸エステル等が挙げられ、これらは単独
で用いられもよく、二種以上が併用されてもよい。
【0007】本発明で用いられるポリビニルアルコール
としては、重合度300〜2400、ケン化度80モル
%以上のものが好ましく、カルボキシ変性ポリビニルア
ルコールのような変性ポリビニルアルコールであっても
よい。また、上記ポリビニルアルコールとしては重合度
やケン化度の異なるものが併用されてもよい。なお、必
要に応じて、上記ポリビニルアルコールと共に、通常用
いられるアニオン型、カチオン型、非イオン型の界面活
性剤が併用されてもよい。
【0008】上記ポリビニルアルコール水溶液の濃度
は、低くなると重合安定性が低下して粗粒子等が発生
し、高くなると粘度が高くなり過ぎるので、7〜15重
量%に制限される。
【0009】上記エチレングリコールの添加時期は、重
合終了後では効果が得られないので、重合初期に行われ
る。ここで重合初期とは、重合を円滑に進めるために行
われる、いわゆる初期重合時のことである。初期重合と
は、重合に用いられる全モノマー量の2〜7重量%を予
め温度上昇が安定するまで行っておく重合のことであ
る。
【0010】上記エチレングリコールの添加量は、少な
くなると十分な分子量の低下が起こらず、多くなると粗
粒子が発生するので、酢酸ビニル系モノマー100重量
部に対して、0.5〜15重量部である。
【0011】上記酢酸ビニルモノマーの乳化条件につい
ては、特に制限はなく、重合温度、重合時間、酢酸ビニ
ルモノマーの添加方法など、従来公知の方法が適用可能
である。
【0012】酢酸ビニルモノマーの乳化重合は、例え
ば、攪拌機、温度計、滴下装置及び還流冷却器を具備し
た反応容器中に、水及びポリビニルアルコール又は変性
ポリビニルアルコールを仕込み加温して溶解した後、適
当な温度の酢酸ビニルモノマー及びエチレングリコール
を添加し、さらに重合触媒を添加し数時間乳化重合する
ことにより得られる。なお、必要に応じて、重合系に炭
酸アンモニウム、酒石酸等のpH調整剤やナトリウムホ
ルムアルデヒドスルホキシレート、L−アスコルビン酸
などの還元剤を添加してもよい。
【0013】(作用)本発明の酢酸ビニル樹脂系接着剤
では、エチレングリコールが連鎖移動剤として適度に働
くために、接着剤の全体性能を低下させることなく重合
度低下が起こり、それによってタック性が付与されるこ
とにより、接着剤の初期接着力が向上するものと考えら
れる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
【0015】(実施例1)酢酸ビニルモノマーの重合に
先立って、次の調製を行った。 酢酸ビニルモノマー100重量部にアクリル酸1.5
重量部を混合し混合液(a)を調製した。 H2 O2 0.3重量部を蒸留水15重量部に溶解し溶
液(b)を調製した。 酒石酸0.2重量部を蒸留水15重量部に溶解し溶液
(c)を調製した。
【0016】蒸留水150重量部に、重合度1800、
ケン化度88モル%の部分ケン化ポリビニルアルコール
9重量部と、重合度1700、ケン化度100モル%の
完全ケン化ポリビニルアルコール2重量部を加えて95
℃まで加熱した。この温度で1時間保ってポリビニルア
ルコールを完全に溶解させた後、72℃まで冷却した。
このポリビニルアルコール溶液中に、全混合液(a)の
3重量%分とエチレングリコール2重量部を加え、さら
に全溶液(b)及び(c)の各々20重量%分を加えて
初期重合させ、続いて混合液(a)、溶液(b)及び
(c)の残部を連続して滴下し重合を行った。重合開始
から3時間後に重合を停止し、残存モノマー濃度0.5
重量%以下、不揮発分45重量%、粘度20,000c
psの重合生成物を得た。
【0017】次いで、上記重合生成物に、ジブチルフタ
レート(可塑剤)15重量部を加えて、MFT(最低造
膜温度)を2℃に調整して、酢酸ビニル樹脂系接着剤を
得た。
【0018】(比較例1)エチレングリコールを全く使
用しなかったこと以外は実施例1と同様にして、酢酸ビ
ニル樹脂系接着剤を得た。
【0019】上記実施例及び比較例で得られた酢酸ビニ
ル樹脂系接着剤をにつき下記の測定及び性能評価を行
い、その結果を表1に示した。 (1)重合度の測定 ポリエチレンフィルム上に、300μmの厚さとなるよ
うにドクターブレードで酢酸ビニル樹脂系接着剤を塗布
し、この接着剤の塗膜0.28gを溶剤テトラヒドロフ
ランに72時間振動浸漬し、その浸漬液をシマズ社製G
PCを使用して重合度を測定し、重合度の測定結果か
ら、数平均分子量を算出した。
【0020】(2)木工接着力の測定 かば材同士を酢酸ビニル樹脂系接着剤で貼り合わせ、圧
締圧力5kg/cm2で30分間圧締した後、20℃、
60%RHの条件下で、一定時間養生し、JIS K6
804に準拠して圧縮せん断強度を測定した。
【0021】(3)紙管原紙による初期接着力 紙管用厚紙同士を貼り合わせ、一定時間後の初期接着力
を、JTトーツ社製「初期接着力測定装置」を使用して
測定した。
【0022】(4)作業性の評価 パーティクルボードを芯材とし、その両側に酢酸ビニル
樹脂系接着剤を使用して、塗布量150g/m2 、堆積
時間5分となるように3mm厚のベニヤを貼り合わせた
後、圧締圧力2.5kg/cm2 、20℃、60%RH
の条件下で、一定時間放置し、圧締時間と共に「はみだ
し部」の皮膜の乾燥程度を目視により評価した。また、
一定の圧締時間後に手で剥離して接着強度を評価した。
【0023】(5)皮膜強度 動的粘弾性測定結果より皮膜強度(Er)を測定した。 実施例1では、Er=1.06E+0.09(20℃) Er=7.08E+0.07(30℃) Tg=26.2℃であった。 比較例1では、Er=9.46E+0.08(20℃) Er=8.19E+0.07(30℃) Tg=26.0℃であった。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】本発明の酢酸ビニル樹脂系接着剤は、上
述の構成とすることにより、重合度は低くなるにもかか
わらず、従来の酢酸ビニル樹脂系接着剤に比べて、木工
接着力及び作業適性に遜色がなく、かつ優れた初期接着
力を有する。従って、本発明の酢酸ビニル樹脂系接着剤
は、フラッシュパネルや突板等の木質基材の接着に好適
に使用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 濃度7〜15重量%のポリビニルアルコ
    ール水溶液又は変性ポリビニルアルコール水溶液の存在
    下、酢酸ビニル系モノマー100重量部に対して、エチ
    レングリコール0.5〜15重量部を重合初期に添加
    し、乳化重合することにより得られる酢酸ビニル樹脂系
    接着剤。
JP1281296A 1996-01-29 1996-01-29 酢酸ビニル樹脂系接着剤 Pending JPH09208916A (ja)

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JP1281296A JPH09208916A (ja) 1996-01-29 1996-01-29 酢酸ビニル樹脂系接着剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107236488A (zh) * 2017-05-16 2017-10-10 东莞市三宏胶粘材料有限公司 一种木皮粘合专用水性胶粘剂及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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