JPH09209157A - プラズマcvd法による堆積膜形成装置及び方法 - Google Patents

プラズマcvd法による堆積膜形成装置及び方法

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JPH09209157A
JPH09209157A JP8040607A JP4060796A JPH09209157A JP H09209157 A JPH09209157 A JP H09209157A JP 8040607 A JP8040607 A JP 8040607A JP 4060796 A JP4060796 A JP 4060796A JP H09209157 A JPH09209157 A JP H09209157A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】複数の原料ガス放出孔を有する原料ガス導入管
と円筒状支持体とのバランスをとり、膜厚および膜質が
均一な堆積膜を形成するプラズマCVD法による堆積膜
量産装置および方法を提供する。 【解決手段】真空気密可能な反応容器内に円筒状支持体
を設置し、複数の原料ガス放出孔を有する堆積膜形成用
原料ガス導入管により原料ガスを導入すると共に、放電
エネルギー印加して堆積膜を形成する堆積膜形成装置及
び方法において、前記設置された円筒状支持体の長手方
向の距離に対する、前記原料ガス導入管の原料ガス放出
孔の上端から下端までの原料ガス放出領域の距離、また
は、前記原料ガス導入管の上端の原料ガス放出から前記
円筒状支持体の上端あるいは下端までの距離の関係を、
それぞれ所定の範囲に設定して前記円筒状反応容器内の
放電とガス流量の安定化を図り、堆積膜を形成するよう
にしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマCVD法
により、支持体上に機能性堆積膜、特に電子写真用感光
体、光起電力デバイス、画像入力用ラインセンサー、撮
像デバイス、TFT等の半導体素子として好適に利用で
きる、結晶質、または非単結晶質半導体を連続的に形成
する改良された堆積膜形成装置および方法に関するもの
である。特に、電子写真感光体のような大面積の堆積膜
を形成するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体デバイス、電子写真用感光
体、画像入力用ラインセンサー、撮像デバイス、光起電
力デバイス、その他各種エレクトロニクス素子、光学素
子等に用いる素子部材として、アモルファスシリコン、
例えば水素または/及びハロゲン(例えばフッ素、塩素
等)で補償されたアモルファスシリコン[以下、A−S
i(H,X)と略記する]のような非単結晶質の堆積膜
またはダイヤモンド薄膜のような結晶質の堆積膜が提案
され、その中のいくつかは実用に付されている。そし
て、こうした堆積膜は、プラズマCVD法、すなわち、
原料ガスを直流またわ高周波、あるいはマイクロ波によ
るグロー放電によって分解し、ガラス、石英、耐熱性合
成樹脂フイルム、ステンレス、アルミニウムなどの支持
体上に堆積膜を形成する方法により形成され、そのため
の装置も各種提案されている。
【0003】例えば、図2は高周波プラズマCVD法
(以後「PCVD」と略記する)による電子写真用感光
体の製造装置の一例を示す模式的な構成図である。図2
に示す製造装置の構成は以下の通りである。この装置は
大別すると、堆積装置(2100)、原料ガスの供給装
置(2200)、反応容器(2111)内を減圧にする
ための排気装置(図示せず)から構成されている。堆積
装置(2100)中の反応容器(2111)内には円筒
状支持体(2112)、支持体加熱用ヒーター(211
3)、原料ガス導入管(2114)が設置され、更に高
周波マッチングボックス(2115)が接続されてい
る。原料ガス供給装置(2200)は、SiH4、Ge
H4、H2,CH4、B2H6、PH3等の原料ガスのボンベ
(2221〜2226)とバルブ(2231〜223
6,2241〜2246,2251〜2256)および
マスフローコントローラー(2211〜2216)から
構成され、各原料ガスのボンベはバルブ(2260)を
介して反応容器(2111)内のガス導入管(211
4)に接続されている。
【0004】こうした従来の堆積膜形成装置を用いた堆
積膜の形成は、例えば以下のように行なわれる。まず、
反応容器(2111)内に円筒状支持体(2112)を
設置し、不図示の排気装置(例えば真空ポンプ)により
反応容器(2111)内を排気する。続いて、支持体加
熱用ヒーター(2113)により円筒状支持体(211
2)の温度を20℃乃至450℃の所定の温度に制御す
る。堆積膜形成用の原料ガスを反応容器(2111)に
流入させるには、ガスボンベのバルブ(2231〜22
37)、反応容器のリークバルブ(2117)が閉じら
れていることを確認し、又、流入バルブ(2241〜2
246)、流出バルブ(2251〜2256)、補助バ
ルブ(2260)が開かれていることを確認して、まず
メインバルブ(2118)を開いて反応容器(211
1)およびガス配管内(2116)を排気する。次に真
空計(2119)の読みが約5×10-6Torrになっ
た時点で補助バルブ(2260)、流出バルブ(225
1〜2256)を閉じる。その後、ガスボンベ(222
1〜2226)より各ガスをバルブ(2231〜223
6)を開いて導入し、圧力調整器(2261〜226
6)により各ガス圧を2kg /cm2 に調整する。
次に、流入バルブ(2241〜2246)を除々に開け
て、各ガスをマスフローコントローラー(2211〜2
216)内に導入する。以上のようにして成膜の準備が
完了した後、以下の手順で各層の形成を行う。円筒状支
持体(2112)が所定の温度になったところで流出バ
ルブ(2251〜2256)のうちの必要なものおよび
補助バルブ(2260)を除々に開き、ガスボンベ(2
221〜2226)から所定のガスをガス導入管(21
14)を介して反応容器(2111)内に導入する。次
にマスフローコントローラー(2211〜2216)に
よって各原料ガスが所定の流量になるように調整する。
その際、反応容器(2111)内の圧力が1Torr以
下の所定の圧力になるように真空計(2119)を見な
がらメインバルブ(2118)の開口を調整する。内圧
が安定したところで、周波数13.56MHzの高周波
電源(不図示)を所望の電力に設定して、高周波マッチ
ングボックス(2115)を通じて反応容器(211
1)内に高周波電力を導入し、グロー放電を生起させ
る。この放電エネルギーによって反応容器内に導入24
された原料ガスが分解され、円筒状支持体(2112)
上に所定のシリコンを主成分とする堆積膜が形成される
ところとなる。所望の膜厚の形成が行われた後、高周波
電力の供給を止め、流出バルブを閉じて反応容器へのガ
スの流入を止め、堆積膜の形成を終える。同様の操作を
複数回繰り返すことによって、所望の多層構造の光受容
層を形成することができる。それぞれの層を形成する際
には必要なガス以外の流出バルブはすべて閉じられてい
ることは言うまでもなく、また、それぞれのガスが反応
容器(2111)内、流出バルブ(2251〜225
6)から反応容器(2111)に至る配管内に残留する
ことを避けるために、流出バルブ(2251〜225
6)を閉じ、補助バルブ(2260)を開き、さらにメ
インバルブ(2118)を全開にして系内を一旦高真空
に排気する操作を必要に応じて行う。
【0005】このようにして、電子写真用感光体のよう
な大面積を有する堆積膜を形成する場合、膜厚、膜質の
均一化が必要であり、そのための装置構成も各種提案さ
れている。例えば、特開昭58−30125号公報によ
れば、原料ガス導入に、円筒状電極とは独立した、ガス導
入用ガス管を用い、該ガス管に設けたガス放出孔の断面
積と間隔を円筒形支持体の長手方向で変化させ、原料ガ
スを均一に放出することにより、膜厚および電子写真用
感光体として使用する場合の画像ムラを改善する技術が
開示されている。特開昭58−32413号公報によれ
ば、ガス導入手段兼用の円筒状電極においても、ガス導
入用ガス管を使用した場合においても、ガス放出孔の向
きを原料ガスが一定方向に回転する様に設定することに
より、膜厚の均一性を改善する技術が開示されている。
特開昭62−218573号公報によれば、ガス導入管
の上部及び下部を分岐管により接続することにより、支
持体を回転させなくても膜厚、膜質の均一性を改善する
技術が開示されている。特開昭63−479号公報によ
れば、ガス導入管のガス放出孔と円筒状支持体との角度
と、円筒状電極の内径、円筒状支持体の内径との関係を
規定することにより、支持体を回転させなくても膜厚、
膜質の均一性を改善する技術が開示されている。特開昭
63−7373号公報によれば、ガス導入管を用い、ガ
ス導入管の断面積、ガス放出孔の断面積と数の関係を規
定することにより、円筒状支持体を回転させずに、形成
される堆積膜の膜厚及び膜質を均一にする技術が開示さ
れている。これらの技術により電子写真用感光体の膜厚
や膜質の均一性が向上し、それに伴って歩留も向上して
きた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置で作成された電子写真用感光体は、膜厚、膜質が均
一化され歩留の面で改善されてきたが、総合的な特性向
上を図る上でさらに改良される余地が存在するのが実情
である。特に、電子写真装置の高画質、高速化、高耐久
化は急速に進んでおり、電子写真用感光体においては電
気的特性や光導電特性の更なる向上とともに、帯電能、
感度を維持しつつあらゆる環境下で大幅に性能を延ばす
ことが求められている。そして、電子写真装置の画像特
性向上のために電子写真装置内の光学露光装置、現像装
置、転写装置等の改良がなされた結果、電子写真用感光
体においても従来以上の画像特性の向上が求められるよ
うになった。このような状況下において、前述した従来
技術により上記課題についてある程度の膜厚、膜質の均
一化が可能になってはきたが、更なる画像品質の向上に
関しては未だ充分とはいえない。特にアモルファスシリ
コン系感光体の更なる高画質化への課題として、更に、
均一な膜を得ることとともに、微小な画像欠陥の発生を
抑制することが挙げられる。そのためには、反応空間内
のガスの流量、速度のバランスをとることが必要であ
る。
【0007】そこで、本発明は、上記従来のものにおけ
る課題を解決するため、複数の原料ガス放出孔を有する
原料ガス導入管と円筒状支持体とのバランスをとり、膜
厚および膜質が均一な堆積膜を定常的に形成し、かつ、
画像欠陥を激減しうるプラズマCVD法による堆積膜形
成装置および方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】また、本発明は、形成される膜の諸物性、
成膜速度、再現性の向上、膜の生産性を向上し、量産化
を行う場合その歩留まりを飛躍的に向上させることが可
能なプラズマCVD法による堆積膜量産装置およびを方
法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、プラズマCVD法による堆積膜形成装置
および方法をつぎのように構成したものである。すなわ
ち、本発明の堆積膜形成装置は、上壁、電極を兼ねる円
筒状反応容器及び底壁で密封形成されてなる反応空間
と、該反応空間内に円筒状支持体を設置する手段と、該
円筒状支持体の同軸外周上に該円筒状支持体の長手方向
に沿って設けられた複数の原料ガス放出孔を有する堆積
膜形成用原料ガス導入管と、該原料ガスを励起させて励
起種化するための放電エネルギー印加手段と、前記反応
室内を排気する手段とからなるプラズマCVD法による
堆積膜形成装置において、前記設置された円筒状支持体
の長手方向の距離に対する、前記原料ガス導入管の原料
ガス放出孔の上端から下端までの原料ガス放出領域の距
離、または、前記原料ガス導入管の上端の原料ガス放出
から前記円筒状支持体の上端あるいは下端までの距離の
関係を、それぞれ所定の範囲に設定して前記円筒状反応
容器内の放電とガス流量の安定化を図り、高画質化への
対応が可能な均一性と画像欠陥の少ない光受容部材を形
成したことを特徴としている。また、本発明の堆積膜形
成方法は、真空気密可能な反応容器内に円筒状支持体を
設置し、該円筒状支持体の同軸外周上に該円筒状支持体
の長手方向に沿って設けられた複数の原料ガス放出孔を
有する堆積膜形成用原料ガス導入管により原料ガスを導
入すると共に、該原料ガスを放電エネルギー印加手段に
よって励起させ前記円筒状支持体上に堆積膜を形成する
堆積膜形成方法において、前記設置された円筒状支持体
の長手方向の距離に対する、前記原料ガス導入管の原料
ガス放出孔の上端から下端までの原料ガス放出領域の距
離、または、前記原料ガス導入管の上端の原料ガス放出
から前記円筒状支持体の上端あるいは下端までの距離の
関係を、それぞれ所定の範囲に設定して前記円筒状反応
容器内の放電とガス流量の安定化を図り、高画質化への
対応が可能な均一性と画像欠陥の少ない光受容部材を形
成するようにしたことを特徴としている。本発明におけ
る堆積膜形成装置および方法においては、前記原料ガス
導入管の原料ガス放出孔の上端から下端までの原料ガス
放出領域をG、前記設置された円筒状支持体の長手方向
の距離をLとする時、前記Gと前記Lとの関係を1.1
≦G/L≦2.5とすることにより、上記した本発明の
目的をより最適に達成することが可能となる。また、本
発明における堆積膜形成装置および方法においては、前
記原料ガス導入管の上端の原料ガス放出孔と前記設置さ
れた円筒状支持体の上端との距離をG−u、前記設置さ
れた円筒状支持体の長手方向の距離をLとする時、前記
G−uと前記Lとの関係を0.02≦G−u/L≦1.
14とすることにより、上記した本発明の目的をより最
適に達成することが可能となる。また、本発明における
堆積膜形成装置および方法においては、前記原料ガス導
入管の下端の原料ガス放出孔と前記設置された円筒状支
持体の下端との距離をG−s、前記設置された円筒状支
持体の長手方向の距離をLとする時、前記G-sと前記
Lとの関係を0.02≦G−s/L≦1.14とするこ
とにより、上記した本発明の目的をより最適に達成する
ことが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、上記構成により上記し
た発明の課題を達成することができるものであるが、そ
れは、本発明者らの、複数の原料ガス放出孔を有する原
料ガス導入管と円筒状支持体とのバランスをとって、円
筒状反応容器内の放電とガス流量の安定化を図る上にお
いて、前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離に
対する、前記原料ガス導入管の原料ガス放出孔の上端か
ら下端までの原料ガス放出領域の距離、または、前記原
料ガス導入管の上端の原料ガス放出から前記円筒状支持
体の上端あるいは下端までの距離の関係が大きく影響す
るという知見に基づくものである。以下、図に基づいて
本発明の内容を説明する。図1は、本発明の原料ガス導
入管と円筒状支持体において、前記原料ガス放出領域
G、円筒状支持体の長手方向の長さL、上端の原料ガス
放出孔と円筒状支持体の上端との距離G-u、下端の原
料ガス放出孔と円筒状支持体の下端との距離G-sとの
関係を表した模式的説明図である。従来装置において
は、ガス導入管が支持体に対して長手方向で平行に設置
されていたが、排気が下部からの為、反応空間内のガス
量が上下で不均一となり円筒状支持体の長手方向での膜
厚、及び膜質がバラつきが生じてしまうという問題があ
る。こうした問題を解決する為、ガス導入管に設けるガ
ス放出孔の分布やガス放出方向の調整等を行ない、ある
程度改善されたものの、まだ不十分である。本発明のプ
ラズマCVD法による堆積膜形成装置においては、これ
らの関係を一定の範囲に設定する事により円筒状支持体
へ堆積膜の膜厚、膜質の均一化が図られることになる。
【0011】本発明において使用される支持体として
は、導電性でも電気絶縁性であってもよい。導電性支持
体としては、Al、Cr、Mo、Au、In、Nb、T
e、V、Ti、Pt、Pd、Fe等の金属、およびこれ
らの合金、例えばステンレス等が挙げられる。また、ポ
リエステル、ポリエチレン、ポリカーボネート、セルロ
ースアセテート、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、ポリアミド等の合成樹脂のフィルムまたは
シート、ガラス、セラミック等の電気絶縁性支持体の少
なくとも光受容層を形成する側の表面を導電処理した支
持体も用いることができる。本発明に於いて使用される
支持体の形状は平滑表面あるいは凹凸表面の円筒状また
は板状無端ベルト状であることができ、その厚さは、所
望通りの電子写真用感光体を形成し得るように適宜決定
するが、電子写真用感光体としての可撓性が要求される
場合には、支持体としての機能が充分発揮できる範囲内
で可能な限り薄くすることができる。しかしながら、支
持体は製造上および取り扱い上、機械的強度等の点から
通常は10μm以上とされる。特にレーザー光などの可
干渉性光を用いて像記録を行う場合には、可視画像にお
いて現われる、いわゆる干渉縞模様による画像不良をよ
り効果的に解消するために、支持体の表面に凹凸を設け
てもよい。支持体の表面に設けられる凹凸は、特開昭6
0−168156号公報、同60−178457号公
報、同60−225854号公報等に記載された公知の
方法により作成される。
【0012】また、レーザー光などの可干渉光を用いた
場合の干渉縞模様による画像不良をより効果的に解消す
る別の方法として、支持体の表面に複数の球状痕跡窪み
による凹凸形状を設けてもよい。即ち、支持体の表面が
電子写真用感光体に要求される解像力よりも微少な凹凸
を有し、しかも該凹凸は、複数の球状痕跡窪みによるも
のである。支持体の表面に設けられる複数の球状痕跡窪
みによる凹凸は、特開昭61−231561号公報に記
載された公知の方法により作成される。本発明の装置を
用いて、グロー放電法によって堆積膜を形成するには、
基本的にはシリコン原子(Si)を供給し得るSi供給
用の原料ガスと、水素原子(H)を供給し得るH供給用
の原料ガスまたは/及びハロゲン原子(X)を供給し得
るX供給用の原料ガスを、反応容器内に所望のガス状態
で導入して、該反応容器内にグロー放電を生起させ、あ
らかじめ所定の位置に設置されてある所定の支持体上に
a−Si:H,Xからなる層を形成すればよい。
【0013】本発明において使用されるSi供給用ガス
となり得る物質としては、SiH4、Si2H6、Si3H
8、Si4H10等のガス状態の、またはガス化し得る水素
化珪素(シラン類)が有効に使用されるものとして挙げ
られ、更に層作成時の取り扱い易さ、Si供給効率の良
さ等の点でSiH4、Si2H6が好ましいものとして挙げ
られる。そして、形成される堆積膜中に水素原子を構造的
に導入し、水素原子の導入割合の制御をいっそう容易に
なるようにはかり、本発明の目的を達成する膜特性を得
るために、これらのガスに更にH2および/またはHeあ
るいは水素原子を含む珪素化合物のガスも所望量混合し
て層形成することが必要である。また、各ガスは単独種
のみでなく所定の混合比で複数種混合しても差し支えな
いものである。また本発明において使用されるハロゲン
原子供給用の原料ガスとして有効なのは、たとえばハロ
ゲンガス、ハロゲン化物、ハロゲンを含むハロゲン間化
合物、ハロゲンで置換されたシラン誘導体等のガス状の
またはガス化し得るハロゲン化合物が好ましく挙げられ
る。また、さらにはシリコン原子とハロゲン原子とを構
成要素とするガス状のまたはガス化し得る、ハロゲン原
子を含む水素化珪素化合物も有効なものとして挙げるこ
とができる。本発明に於て好適に使用し得るハロゲン化
合物としては、具体的には弗素ガス(F2)、BrF、C
lF、ClF3、BrF3、BrF5、IF3、IF7等のハロゲ
ン間化合物を挙げることができる。ハロゲン原子を含む
珪素化合物、いわゆるハロゲン原子で置換されたシラン
誘導体としては、具体的には、たとえばSiF4、Si2F6
等の弗化珪素が好ましいものとして挙げることができ
る。
【0014】堆積膜中に含有される水素原子または/及
びハロゲン原子の量を制御するには、例えば支持体の温
度、水素原子または/及びハロゲン原子を含有させるた
めに使用される原料物質の反応容器内へ導入する量、放
電電力等を制御すればよい。本発明においては、堆積膜
には必要に応じて伝導性を制御する原子を含有させるこ
とが好ましい。伝導性を制御する原子は、堆積膜中に万
偏なく均一に分布した状態で含有されても良いし、ある
いは層厚方向には不均一な分布状態で含有している部分
があってもよい。前記伝導性を制御する原子としては、
半導体分野における、いわゆる不純物を挙げることがで
き、p型伝導特性を与える周期律表第IIIb族に属する
原子(以後「第IIIb族原子」と略記する)またはn型
伝導特性を与える周期律表第Vb族に属する原子(以後
「第Vb族原子」と略記する)を用いることができる。
第IIIb族原子としては、具体的には、硼素(B)、ア
ルミニウム(Al)、ガリウム(Ga)、インジウム
(In)、タリウム(Tl)等があり、特にB、Al、
Gaが好適である。第Vb族原子としては、具体的には
燐(P)、砒素(As)アンチモン(Sb)、ビスマス
(Bi)等があり、特にP、Asが好適である。堆積膜
に含有される伝導性を制御する原子の含有量としては、
好ましくは1×10-2〜1×104原子ppm、より好
ましくは5×10-2〜5×103原子ppm、最適には
1×10-1〜1×103原子ppmとされるのが望まし
い。伝導性を制御する原子、たとえば、第IIIb族原子
あるいは第Vb族原子を構造的に導入するには、層形成
の際に、第IIIb族原子導入用の原料物質あるいは第V
b族原子導入用の原料物質をガス状態で反応容器中に、
堆積膜を形成するための他のガスとともに導入してやれ
ばよい。
【0015】第IIIb族原子導入用の原料物質あるいは
第Vb族原子導入用の原料物質となり得るものとして
は、常温常圧でガス状のまたは、少なくとも層形成条件
下で容易にガス化し得るものが採用されるのが望まし
い。そのような第IIIb族原子導入用の原料物質として
具体的には、硼素原子導入用としては、B2H6、B4H1
0、B5H9、B5H11、B6H10、B6H12、B6H14等の水素
化硼素、BF3、BCl3、BBr3等のハロゲン化硼素等が
挙げられる。この他、AlCl3、GaCl3、Ga(CH3)
3、InCl3、TlCl3等も挙げることができる。第V
b族原子導入用の原料物質として有効に使用されるの
は、燐原子導入用としては、PH3、P2H4等の水素化
燐、PH4I、PF3、PF5、PCl3、PCl5、PBr
3、PBr5、PI3等のハロゲン化燐が挙げられる。この
他、AsH3、AsF3、AsCl3、AsBr3、AsF5、
SbH3、SbF3、SbF5、SbCl3、SbCl5、
BiH3、BiCl3、BiBr3等も第Vb族原子導入
用の出発物質の有効なものとして挙げることができる。
また、これらの伝導性を制御する原子導入用の原料物質
を必要に応じてH2および/またはHeにより希釈して使
用してもよい。本発明の目的を達成し、所望の膜特性を
有する堆積膜を形成するには、Si供給用のガスと希釈
ガスとの混合比、反応容器内のガス圧、放電電力ならび
に支持体温度を適宜設定することが必要である。
【0016】希釈ガスとして使用するH2および/また
はHeの流量は、層設計にしたがって適宜最範囲が選択
されるが、Si供給用ガスに対しH2および/またはH
eを、通常の場合3〜20倍、好ましくは4〜15倍、
最適には5〜10倍の範囲に制御することが望ましい。
反応容器内のガス圧も同様に層設計にしたがって適宜最
適範囲が選択されるが、通常の場合1×10-4〜10T
orr、好ましくは5×10-4〜5Torr、最適には
1×10-3〜1Torrとするのが好ましい。放電電力
もまた同様に層設計にしたがって適宜最適範囲が選択さ
れるが、Si供給用のガスの流量に対する放電電力を、
通常の場合2〜7倍、好ましくは2.5〜6倍、最適に
は3〜5倍の範囲に設定することが望ましい。さらに、
支持体の温度は、層設計にしたがって適宜最適範囲が選
択されるが、通常の場合200〜350℃とするのが望
ましい。本発明においては、堆積膜を形成するための支
持体温度、ガス圧の望ましい数値範囲として前記した範
囲が挙げられるが、これらの条件は通常は独立的に別々
に決められるものではなく、書望の特性を有する電子写
真用感光体を形成すべく相互的且つ有機的関連性に基づ
いて最適値を決めるのが望ましい。
【0017】
【実施例】以下、本発明の装置について、実験例および
実施例により更に詳しく説明するが、本発明はこれらに
より限定されるものではない。 [実験例1]長さ358mm 、外径φ108mmの鏡
面加工を施したAl製シリンダー(円筒状支持体)を用
い、原料ガス放出管の原料ガス放出領域Gを変化させ、
図2に示した装置を用いて該支持体上に図3に示す層構
成の光受容層を表1に示す作製条件により形成した。但
し、Gの変化方法としては円筒状支持体を一定の位置に
固定した時に、円筒状支持体の上下方向に均等に変化さ
せた。
【0018】
【表1】 作製した電子写真用感光体の膜厚ムラ、母線ムラについ
て評価した。その結果を表2に示す。
【0019】
【表2】 なお、評価方法は以下のとうりである。 『 膜厚ムラ』 電子写真用感光体の長手方向に添って堆
積膜の膜厚を測定し、膜厚の平均値のばらつきが、3%
以内のものを◎、5%以内のものを○、5%を越えるも
のを△とした3段階評価を行った。 『母線ムラ』電子写真装置(キヤノン製NP6150を
テスト用に改造)に、作製した電子写真感光体をセット
し、一か所の基準箇所を設け電子写真感光体の長手方向
で帯電電位を測定し、その帯電電位のばらつきが3%以
内のものを◎、5%以内のものを○、5%を越えるもの
を△とした3段階評価を行った。 『ガス利用効率』使用量に対してのガス利用効率が15
%以上を◎、10〜15%を○、5%以下を△とした3
段階評価を行った。 『総合評価』上記2項目の評価とガス利用効率を組み合
わした、総合評価を行った。◎は非常に優れている。○
良好。△実用上問題ないがやや悪いの3段階評価を行っ
た。表2より1.1≦G/L≦2.5の範囲で良好な結
果が得られた。
【0020】[実験例2]実験例1に示す、Al製シリ
ンダー(円筒状支持体)を用い、実験例1と同様の装置
にて、同様の層構成の光受容層を形成した。本実験例で
は、原料ガス導入管の原料ガス放出孔の下端から円筒状
支持体の下端までの距離G−sと円筒状支持体の長さL
の関係をG−s/L=0.05とした時に原料ガス導入
管の原料ガス放出孔の上端と円筒状支持隊の上端の距離
G−uと円筒状支持体の長さLの関係を表3に示す様に
変化させその後実験例1と同様の評価を行った。その結
果を同様に表3に示す。
【0021】
【表3】 なお、欠陥の評価方法は以下のとうりである。 『欠陥』光学顕微鏡を用いて50倍の倍率で9cm2
範囲で電子写真用感光体の表面を観察し、大きさ、及び個
数にて評価を行った。20μm以上の欠陥が20個未満
で且つ40μm以上の欠陥が無いものを◎、20μm以
上の欠陥を20個以上あるが、40μm以上の欠陥が無
いものを○、20μm以上の欠陥が20個以上あり、4
0μm以上の欠陥があるものを△、と3段階評価を行っ
た。 『総合評価』上記3項目の評価について総合評価を行っ
た。◎は非常に優れている。○良好。△実用上問題ない
がやや悪いの3段階評価を行った。表3より0.02≦
G−u/L≦1.14の範囲において良好な結果が得られ
た。
【0022】[実験例3]実験例1に示す、Al製シリン
ダー(円筒状支持体)を用い、実験例1と同様の装置に
て、同様の層構成の光受容層を形成した。本実験例で
は、原料ガス導入管の原料ガス放出孔の下端から円筒状
支持体の上端までの距離G−uと円筒状支持体の長さL
の関係をG−u/L=0.05とした時に原料ガス導入
管の原料ガス放出孔の下端と円筒状支持体の下端の距離
G−sと円筒状支持体の長さLの関係を表4に示す様に
変化させその後、実験例1と同様の評価を行った。その
結果を同様に表4に示す。
【0023】
【表4】 『総合評価』は上記2項目の評価とガス利用効率を組み
合わした、総合評価を行った。◎は非常に優れている。
○良好。△実用上問題ないがやや悪いの3段階評価を行
った。
【0024】表4より0.02≦G−s/L≦1.14
の範囲において良好な結果が得られた。
【0025】[実施例1]長さ358mm、外径φ10
8mmの鏡面加工を施したAl製シリンダー(円筒状支
持体)を用い、図2に示した装置を用いて該支持体上に
図3に示す光受容層を表1に示す作製条件により形成し
た。この時、原料ガス導入管として、表5に示す条件の
各原料ガス放出管を使用した際の結果を表6に示す。
【0026】
【表5】 作製した電子写真感光体について膜厚ムラ、母線ムラ、
帯電電位、欠陥について評価した。これらの結果を表6
に示す。なお帯電電位、及び欠陥の評価方法としては以
下の通りである。『帯電電位』の評価方法としては通常
のプロセススピードで同一の帯電電圧を与えたときに現
像位置で得られる感光体の表面電位を測定した時一定の
規格電位を100%とした時の相対値で示す。『欠陥』光
学顕微鏡を用いて50倍の倍率で9cm2の範囲で電子
写真用感光体の表面を観察し、大きさ、及び個数にて評
価を行った。20μm以上の欠陥が20個未満で且つ4
0μm以上の欠陥が無いものを◎、20μm以上の欠陥
が20個以上あるが、40μm以上の欠陥が無いものを
○、20μm以上の欠陥が20個以上あり、40μm以
上の欠陥があるものを△、と3段階評価を行った。
【0027】
【表6】 表6から明らかな様に一定の範囲に設定された原料ガス
放出管を用いれば良好な結果が得られた。また予期せぬ
効果として帯電電位が見られた。
【0028】[実施例2]長さ358mm、外径φ10
8mmの鏡面加工を施したAl製シリンダー(円筒状支
持体)を長手方向(上下方向)に2段に積み重ねた、図
5に示す装置を用い表7に示す条件にて図3に示す層構
成の光受容層を形成した。
【0029】
【表7】 作製した電子写真感光体について実施例1と同様の評価
をした結果を表8に示す。
【0030】
【表8】 表8から明らかな様にAl製シリンダー(円筒状支持
体)の長さが変化しても、一定の範囲に設定された原料
ガス放出管を用いれば良好な結果が得られた。
【0031】[実施例3]実施例1同様のAl製シリン
ダー(円筒状支持体)と装置を用い表9に示す条件にて
該支持体上に図4に示す光受容層を形成した。この時、
原料ガス導入管として、実施例1で使用したType
(2)の原料ガス導入管を使用した。
【0032】
【表9】 作製した電子写真感光体について実施例1と同様の方法
にて評価した。これらの結果を表10に示す。
【0033】
【表10】 表10より明らかな様に層構成の異なった光受容体にお
いても良好な結果が得られた。
【0034】[実施例4]実施例3と同様のAl製シリ
ンダー(円筒状支持体)を用い、表11に示す条件によ
り、図2に示す装置の高周波電源をVHF(図示せず)
に交換した装置を用いて図3に示す層構成の光受容層を
作製した。この様にして作製した光受容層も同様に良好
な結果を示した。
【0035】
【表11】
【0036】
【発明の効果】本発明は、以上の構成により複数の原料
ガス放出孔を有する原料ガス導入管と円筒状支持体との
バランスをとって、円筒状反応容器内の放電とガス流量
の安定化を図ることが可能となり、膜質を均一にするこ
とができると共に、画像欠陥の発生を激減し、量産を行
う場合において、歩留を飛躍的に向上することができ
る。また、本発明によると、形成される膜の諸物性、成
膜速度、再現性の向上、膜の生産性を向上させることが
可能となり、量産化を行う場合その歩留まりを飛躍的に
向上させることが可能なプラズマCVD法による堆積膜
量産装置およびを方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原料ガス導入管と円筒状支持
体において、前記原料ガス放出領域G、円筒状支持体の
長手方向の長さL、上端の原料ガス放出孔と円筒状支持
体の上端との距離G−u、下端の原料ガス放出孔と円筒
状支持体の下端との距離G−sとの関係を表した模式的
説明図である。
【図2】本発明の電子写真用光受容部材の光受容層を形
成するための装置の一例で、高周波を用いたグロー放電
法による電子写真用光受容部材の製造装置の模式的説明
図である。
【図3】本発明の電子写真用光受容部材の光受容層を形
成するための装置の一例プラズマCVD法による堆積膜
形成装置における、電極を兼ねる円筒状反応容器、円筒
状支持体を含む対向電極、を示す模式的説明図である。
【符号の説明】
2110,5110:堆積装置 2111,5111:反応容器 2112,5112:円筒状支持体 2113,5113:支持体加熱用ヒーター 2114,5114:原料ガス導入管 2115,5115:マッチングボックス 2116,5116:原料ガス配管 2117,5117:反応容器リークバルブ 2118,5118:メイン排気バルブ 2119,5119:真空計 2200,5220:原料ガス供給装置 2211〜2216、5211〜5216:マスフロー
コントローラー 2221〜2226、5221〜5226:原料ガスボ
ンベ 2231〜2236、5231〜5236:原料ガスボ
ンベバルブ 2241〜2246、5241〜5246:ガス流入バ
ルブ 2251〜2256、5251〜5256:ガス流出バ
ルブ 2261〜2266、5221〜5266:圧力調整器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の原料ガス導入管と円筒状支持
体において、前記原料ガス放出領域G、円筒状支持体の
長手方向の長さL、上端の原料ガス放出孔と円筒状支持
体の上端との距離G−u、下端の原料ガス放出孔と円筒
状支持体の下端との距離G−sとの関係を表した模式的
説明図である。
【図2】本発明の電子写真用光受容部材の光受容層を形
成するための装置の一例で、高周波を用いたグロー放電
法による電子写真用光受容部材の製造装置の模式的説明
図である。
【図3】本発明によって作製された光受容層の層構成を
示す図である。
【図4】本発明によって作製された光受容層の層構成を
示す図である。
【図5】本発明の電子写真用光受容部材の光受容層を形
成するための装置の一例プラズマCVD法による堆積膜
形成装置における、電極を兼ねる円筒状反応容器、円筒
状支持体を含む対向電極、を示す模式的説明図である。
【符号の説明】 2110,5110:堆積装置 2111,5111:反応容器 2112,5112:円筒状支持体 2113,5113:支持体加熱用ヒーター 2114,5114:原料ガス導入管 2115,5115:マッチングボックス 2116,5116:原料ガス配管 2117,5117:反応容器リークバルブ 2118,5118:メイン排気バルブ 2119,5119:真空計 2200,5220:原料ガス供給装置 2211〜2216、5211〜5216:マスフロー
コントローラー 2221〜2226、5221〜5226:原料ガスボ
ンベ 2231〜2236、5231〜5236:原料ガスボ
ンベバルブ 2241〜2246、5241〜5246:ガス流入バ
ルブ 2251〜2256、5251〜5256:ガス流出バ
ルブ 2261〜2266、5221〜5266:圧力調整器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 H01L 21/31 C 31/08 31/08 Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上壁、電極を兼ねる円筒状反応容器及び底
    壁で密封形成されてなる反応空間と、該反応空間内に円
    筒状支持体を設置する手段と、該円筒状支持体の同軸外
    周上に該円筒状支持体の長手方向に沿って設けられた複
    数の原料ガス放出孔を有する堆積膜形成用原料ガス導入
    管と、該原料ガスを励起させて励起種化するための放電
    エネルギー印加手段と、前記反応室内を排気する手段と
    からなるプラズマCVD法による堆積膜形成装置におい
    て、 前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離に対す
    る、前記原料ガス導入管の原料ガス放出孔の上端から下
    端までの原料ガス放出領域の距離、または、前記原料ガ
    ス導入管の上端の原料ガス放出から前記円筒状支持体の
    上端あるいは下端までの距離の関係を、それぞれ所定の
    範囲に設定して前記円筒状反応容器内の放電とガス流量
    の安定化を図り、高画質化への対応が可能な均一性と画
    像欠陥の少ない光受容部材を形成したことを特徴とする
    堆積膜形成装置。
  2. 【請求項2】前記原料ガス導入管の原料ガス放出孔の上
    端から下端までの原料ガス放出領域をG、前記設置され
    た円筒状支持体の長手方向の距離をLとする時、前記G
    と前記Lとを下記式(1)を満足するように設定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の堆積膜形成装置。 1.1≦G/L≦2.5……(1)
  3. 【請求項3】前記原料ガス導入管の上端の原料ガス放出
    孔と、前記設置された円筒状支持体の上端との距離をG
    −u、前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離を
    Lとする時、前記G−uと前記Lとを下記式(2)を満
    足するように設定したことを特徴とする請求項1に記載
    の堆積膜形成装置。 0.02≦G−u/L≦1.14……(2)
  4. 【請求項4】前記原料ガス導入管の下端の原料ガス放出
    孔と前記設置された円筒状支持体の下端との距離をG−
    s、前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離をL
    とする時、前記G−sと前記Lとを下記式(3)を満足
    するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の
    堆積膜形成装置。 0.02≦G−s/L≦1.14……(3)
  5. 【請求項5】真空気密可能な反応容器内に円筒状支持体
    を設置し、該円筒状支持体の同軸外周上に該円筒状支持
    体の長手方向に沿って設けられた複数の原料ガス放出孔
    を有する堆積膜形成用原料ガス導入管により原料ガスを
    導入すると共に、該原料ガスを放電エネルギー印加手段
    によって励起させ前記円筒状支持体上に堆積膜を形成す
    る堆積膜形成方法において、 前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離に対す
    る、前記原料ガス導入管の原料ガス放出孔の上端から下
    端までの原料ガス放出領域の距離、または、前記原料ガ
    ス導入管の上端の原料ガス放出から前記円筒状支持体の
    上端あるいは下端までの距離の関係を、それぞれ所定の
    範囲に設定して前記円筒状反応容器内の放電とガス流量
    の安定化を図り、高画質化への対応が可能な均一性と画
    像欠陥の少ない光受容部材を形成するようにしたことを
    特徴とする堆積膜形成方法。
  6. 【請求項6】前記原料ガス導入管の原料ガス放出孔の上
    端から下端までの原料ガス放出領域をG、前記設置され
    た円筒状支持体の長手方向の距離をLとする時、前記G
    と前記Lとを下記式(4)を満足するように設定したこ
    とを特徴とする請求項5に記載の堆積膜形成方法。 1.1≦G/L≦2.5……(4)
  7. 【請求項7】前記原料ガス導入管の上端の原料ガス放出
    孔と前記設置された円筒状支持体の上端との距離をG−
    u、前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離をL
    とする時、前記G−uと前記Lとを下記式(5)を満足
    するように設定したことを特徴とする請求項5に記載の
    堆積膜形成方法。 0.02≦G−u/L≦1.14……(5)
  8. 【請求項8】前記原料ガス導入管の下端の原料ガス放出
    孔と前記設置された円筒状支持体の下端との距離をG−
    s、前記設置された円筒状支持体の長手方向の距離をL
    とする時、前記G−sと前記Lとを下記式(6)を満足
    するように設定したことを特徴とする請求項5に記載の
    堆積膜形成装置。 0.02≦G−s/L≦1.14……(6)
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