JPH09209194A - 電着塗装装置 - Google Patents
電着塗装装置Info
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- JPH09209194A JPH09209194A JP2032896A JP2032896A JPH09209194A JP H09209194 A JPH09209194 A JP H09209194A JP 2032896 A JP2032896 A JP 2032896A JP 2032896 A JP2032896 A JP 2032896A JP H09209194 A JPH09209194 A JP H09209194A
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Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】濾過手段の目詰り防止。
【解決手段】酸供給手段(41)を設け、供給ポンプ1
5aおよび循環ポンプ15bの停止時に濾過手段(2
1)の一次側にカチオン塗料液中から生じた炭酸鉛(P
bCO3 )等の金属化合物を溶解可能な酸を供給して起
動前まで封入する構成とする。
5aおよび循環ポンプ15bの停止時に濾過手段(2
1)の一次側にカチオン塗料液中から生じた炭酸鉛(P
bCO3 )等の金属化合物を溶解可能な酸を供給して起
動前まで封入する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電着槽内のカチオ
ン塗料液を循環させる塗料液循環系と,カチオン塗料液
を濾過して濾過液を水洗室に供給可能かつ水洗室から排
出された濾過液を電着槽に戻し可能な濾過液循環系とを
備えた電着塗装装置に関する。
ン塗料液を循環させる塗料液循環系と,カチオン塗料液
を濾過して濾過液を水洗室に供給可能かつ水洗室から排
出された濾過液を電着槽に戻し可能な濾過液循環系とを
備えた電着塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、電着塗装装置の従来構成を示
す。図において、1は電着槽,10Aは塗料液撹拌系,
10Bは塗料液循環系,20は濾過液循環系である。
す。図において、1は電着槽,10Aは塗料液撹拌系,
10Bは塗料液循環系,20は濾過液循環系である。
【0003】電着槽1は、電着塗装を行うメインタンク
2と,このメインタンク2からオーバーフローするカチ
オン塗料液を収容するサブタンク3とからなる。カチオ
ン塗料液は、塩基を有する樹脂(エポキシ樹脂等),顔
料(鉛,チタン等),酢酸や蟻酸等の中和剤および溶剤
とから組成されており、例えば酢酸濃度が0.1%前後
とされている。
2と,このメインタンク2からオーバーフローするカチ
オン塗料液を収容するサブタンク3とからなる。カチオ
ン塗料液は、塩基を有する樹脂(エポキシ樹脂等),顔
料(鉛,チタン等),酢酸や蟻酸等の中和剤および溶剤
とから組成されており、例えば酢酸濃度が0.1%前後
とされている。
【0004】塗料液撹拌系10Aは、撹拌ポンプ11,
塗料液循環管13を含み、サブタンク3内のカチオン塗
料液をメインタンク2内に戻し可能に形成されている。
塗料液中の塗料成分の沈降および不均一化を防止する役
目を果たす。
塗料液循環管13を含み、サブタンク3内のカチオン塗
料液をメインタンク2内に戻し可能に形成されている。
塗料液中の塗料成分の沈降および不均一化を防止する役
目を果たす。
【0005】また、塗料液循環系10Bは、供給ポンプ
15a,循環ポンプ15b,弁(16a,16b,16
c),塗料液循環管17(配管17a,17b,17
c)を含み、サブタンク3内のカチオン塗料液を濾過手
段(例えば、限外濾過膜装置21)を通して循環可能に
形成されている。なお、一般に、循環ポンプ15bは、
供給ポンプ15aよりも容量が大きいものが使用され
る。
15a,循環ポンプ15b,弁(16a,16b,16
c),塗料液循環管17(配管17a,17b,17
c)を含み、サブタンク3内のカチオン塗料液を濾過手
段(例えば、限外濾過膜装置21)を通して循環可能に
形成されている。なお、一般に、循環ポンプ15bは、
供給ポンプ15aよりも容量が大きいものが使用され
る。
【0006】濾過液循環系20は、上記濾過手段(限外
濾過膜装置21)を用いてカチオン塗料液から抽出され
た濾過液(溶剤,中和剤,濾過膜を通過した低分子樹脂
等)を電着槽1の後段に配設された水洗室(例えば、第
1水洗シャワー室5,第2水洗シャワー室6)に供給可
能かつ水洗室(5,6)から回収された濾過液を電着槽
1に戻し可能に構成されている。
濾過膜装置21)を用いてカチオン塗料液から抽出され
た濾過液(溶剤,中和剤,濾過膜を通過した低分子樹脂
等)を電着槽1の後段に配設された水洗室(例えば、第
1水洗シャワー室5,第2水洗シャワー室6)に供給可
能かつ水洗室(5,6)から回収された濾過液を電着槽
1に戻し可能に構成されている。
【0007】具体的には、濾過液循環系20は、濾過手
段(21),管路22(配管22a,22b,22c
等),濾過液貯留槽23,ポンプ(24a,24b,2
4c,24d),第1および第2洗浄水槽(25A,2
6A),噴出ノズル(5A,6A)等から構成されてい
る。
段(21),管路22(配管22a,22b,22c
等),濾過液貯留槽23,ポンプ(24a,24b,2
4c,24d),第1および第2洗浄水槽(25A,2
6A),噴出ノズル(5A,6A)等から構成されてい
る。
【0008】ここにおいて、濾過手段(21)によって
カチオン塗料液中の塗料成分が除去された濾過液は、配
管22aを介して濾過液貯留槽内23に収容される。こ
の濾過液貯留槽23内の濾過液は、ポンプ24aが駆動
されると洗浄水として配管22bを介して第2水洗シャ
ワー室6の下方に配設された第2洗浄水槽26Aに送給
される。第2洗浄水槽26A内に送給された洗浄水はポ
ンプ24bによって第2水洗シャワー室6内の噴出ノズ
ル6Aから噴出されて被塗装物を洗浄した後に第2洗浄
水槽26A内に回収される。
カチオン塗料液中の塗料成分が除去された濾過液は、配
管22aを介して濾過液貯留槽内23に収容される。こ
の濾過液貯留槽23内の濾過液は、ポンプ24aが駆動
されると洗浄水として配管22bを介して第2水洗シャ
ワー室6の下方に配設された第2洗浄水槽26Aに送給
される。第2洗浄水槽26A内に送給された洗浄水はポ
ンプ24bによって第2水洗シャワー室6内の噴出ノズ
ル6Aから噴出されて被塗装物を洗浄した後に第2洗浄
水槽26A内に回収される。
【0009】この第2洗浄水槽26A内からオーバーフ
ローした洗浄水は第1水洗シャワー室5の下方に配設さ
れた第1洗浄水槽25Aに送給される。第1洗浄水槽2
5A内に送給された洗浄水はポンプ24cによって第1
水洗シャワー室5内の噴出ノズル5Aから噴出されて被
塗装物に第1水洗を施した後に第1洗浄水槽25A内に
回収される。第1洗浄水槽25A内の洗浄水はポンプ2
4dおよび配管22cによって電着槽1のサブタンク3
に戻される。
ローした洗浄水は第1水洗シャワー室5の下方に配設さ
れた第1洗浄水槽25Aに送給される。第1洗浄水槽2
5A内に送給された洗浄水はポンプ24cによって第1
水洗シャワー室5内の噴出ノズル5Aから噴出されて被
塗装物に第1水洗を施した後に第1洗浄水槽25A内に
回収される。第1洗浄水槽25A内の洗浄水はポンプ2
4dおよび配管22cによって電着槽1のサブタンク3
に戻される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記電着塗
装装置では、電着塗装を行わない場合でも撹拌ポンプ1
1はもとより供給ポンプ15a,循環ポンプ15bを駆
動している。これは、各ポンプ(15a,15b)を停
止すると、濾過手段(21)内でカチオン塗料液の塗料
成分が沈降して限外濾過膜に付着し目詰り等を引き起こ
すからである。
装装置では、電着塗装を行わない場合でも撹拌ポンプ1
1はもとより供給ポンプ15a,循環ポンプ15bを駆
動している。これは、各ポンプ(15a,15b)を停
止すると、濾過手段(21)内でカチオン塗料液の塗料
成分が沈降して限外濾過膜に付着し目詰り等を引き起こ
すからである。
【0011】しかし、電着塗装を行わない場合には、水
洗室(5,6)への濾過液の供給は必要がないため、各
ポンプ(15a,15b)を駆動することはランニング
コスト高となる欠点を有している。
洗室(5,6)への濾過液の供給は必要がないため、各
ポンプ(15a,15b)を駆動することはランニング
コスト高となる欠点を有している。
【0012】そこで、電着塗装装置が、電着塗装を行わ
ない場合には、各ポンプ(15a,15b)を停止し、
濾過液循環系20から濾過液を濾過手段(21)へ供給
してカチオン塗料液を濾過液で置換可能に構成されるこ
とがある。
ない場合には、各ポンプ(15a,15b)を停止し、
濾過液循環系20から濾過液を濾過手段(21)へ供給
してカチオン塗料液を濾過液で置換可能に構成されるこ
とがある。
【0013】例えば、図4で2点鎖線で示す如く、濾過
液貯留槽23と塗料液循環管17の濾過手段(21)よ
りも上流側部分とを連通する配管35とポンプ36と弁
37とを備え、各ポンプ(15a,15b)停止時に弁
(16a,16c)を閉鎖,弁16bを開放した状態で
ポンプ36を一定時間駆動して濾過液を濾過手段(2
1)の一次側に供給し,しかる後に弁16bを閉鎖して
濾過液を濾過手段(21)内に封入する構成とされるこ
とがある。
液貯留槽23と塗料液循環管17の濾過手段(21)よ
りも上流側部分とを連通する配管35とポンプ36と弁
37とを備え、各ポンプ(15a,15b)停止時に弁
(16a,16c)を閉鎖,弁16bを開放した状態で
ポンプ36を一定時間駆動して濾過液を濾過手段(2
1)の一次側に供給し,しかる後に弁16bを閉鎖して
濾過液を濾過手段(21)内に封入する構成とされるこ
とがある。
【0014】かかる構成とすることにより、濾過手段
(21)が早期に目詰りしてしまうのは防止できたもの
の、濾過手段(21)の目詰りを長期に亘って防止する
までにはいたっていないのが実情である。
(21)が早期に目詰りしてしまうのは防止できたもの
の、濾過手段(21)の目詰りを長期に亘って防止する
までにはいたっていないのが実情である。
【0015】本発明の目的は、上記事情に鑑み、濾過手
段の目詰りを長期に亘って防止することができる電着塗
装装置を提供することにある。
段の目詰りを長期に亘って防止することができる電着塗
装装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記従来構造では、カチ
オン塗料液中から生じた金属化合物〔例えば、顔料の鉛
と濾過液に混入した空気の炭酸ガス成分とが化合してな
る炭酸鉛(PbCO3)等〕は、装置運転中は濾過手段
の濾過膜に付着しようとしても塗料液の流動エネルギに
よって阻止されるが、運転停止されると金属化合物が濾
過膜に付着してしまい、運転再開して塗料液を流動させ
ても除去できなくなってしまうことを幾多の実験結果等
から突き止めた。
オン塗料液中から生じた金属化合物〔例えば、顔料の鉛
と濾過液に混入した空気の炭酸ガス成分とが化合してな
る炭酸鉛(PbCO3)等〕は、装置運転中は濾過手段
の濾過膜に付着しようとしても塗料液の流動エネルギに
よって阻止されるが、運転停止されると金属化合物が濾
過膜に付着してしまい、運転再開して塗料液を流動させ
ても除去できなくなってしまうことを幾多の実験結果等
から突き止めた。
【0017】そこで、本発明は、装置運転停止時には濾
過手段に酸を供給して封入することにより、濾過膜に付
着した金属化合物を溶かすこととして前記目的を達成せ
んとするものである。
過手段に酸を供給して封入することにより、濾過膜に付
着した金属化合物を溶かすこととして前記目的を達成せ
んとするものである。
【0018】すなわち、本発明は、電着槽内のカチオン
塗料液をポンプによって濾過手段を通して循環させる塗
料液循環系と、濾過手段を用いてカチオン塗料液から抽
出された濾過液を水洗室に供給可能かつ水洗室から回収
された濾過液を電着槽に戻し可能な濾過液循環系とを備
えた電着塗装装置において、前記カチオン塗料液中から
生じた金属化合物を溶解する酸を前記濾過手段の一次側
に供給可能な酸供給手段を設け、前記ポンプ停止時に酸
供給手段を駆動して酸を濾過手段の一次側に供給し当該
ポンプの起動前まで当該濾過手段内に酸を封入可能に構
成したことを特徴とする。
塗料液をポンプによって濾過手段を通して循環させる塗
料液循環系と、濾過手段を用いてカチオン塗料液から抽
出された濾過液を水洗室に供給可能かつ水洗室から回収
された濾過液を電着槽に戻し可能な濾過液循環系とを備
えた電着塗装装置において、前記カチオン塗料液中から
生じた金属化合物を溶解する酸を前記濾過手段の一次側
に供給可能な酸供給手段を設け、前記ポンプ停止時に酸
供給手段を駆動して酸を濾過手段の一次側に供給し当該
ポンプの起動前まで当該濾過手段内に酸を封入可能に構
成したことを特徴とする。
【0019】かかる発明では、塗料液循環系のポンプ停
止時に、酸供給手段を駆動して酸を濾過手段の一次側に
供給し,当該ポンプの起動前まで酸を当該濾過手段内に
封入する。
止時に、酸供給手段を駆動して酸を濾過手段の一次側に
供給し,当該ポンプの起動前まで酸を当該濾過手段内に
封入する。
【0020】これにより、濾過手段内は酸で置換される
ので、塗料成分の沈降が生じないのはもとより、濾過膜
に付着していた炭酸鉛等の金属化合物は酸によって溶か
される。したがって、濾過手段の目詰りが長期に亘って
防止される。
ので、塗料成分の沈降が生じないのはもとより、濾過膜
に付着していた炭酸鉛等の金属化合物は酸によって溶か
される。したがって、濾過手段の目詰りが長期に亘って
防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本電着塗装装置は、図1および図2
に示す如く、基本的構成は従来例(図4)と同様である
が、酸供給手段40を設け、ポンプ(供給ポンプ15
a,循環ポンプ15b)停止時に濾過手段(21)内に
酸を供給可能に構成されている。
参照して説明する。本電着塗装装置は、図1および図2
に示す如く、基本的構成は従来例(図4)と同様である
が、酸供給手段40を設け、ポンプ(供給ポンプ15
a,循環ポンプ15b)停止時に濾過手段(21)内に
酸を供給可能に構成されている。
【0022】この実施形態では、本電着塗装装置全体を
駆動制御する制御手段50を用いて濾過手段(21)に
酸を自動的に供給するものとしている。
駆動制御する制御手段50を用いて濾過手段(21)に
酸を自動的に供給するものとしている。
【0023】なお、従来例(図4)と共通する構成要素
については同一の符号を付し、その説明を簡略化又は省
略する。
については同一の符号を付し、その説明を簡略化又は省
略する。
【0024】酸供給手段40は、濾過手段(例えば、限
外濾過膜装置21)の一次側にカチオン塗料液中から生
じた金属化合物〔例えば、顔料の鉛と濾過液に混入した
空気の炭酸ガス成分とが化合してなる水に不溶性の炭酸
鉛(PbCO3 )等〕を溶解する酸を供給する手段であ
る。
外濾過膜装置21)の一次側にカチオン塗料液中から生
じた金属化合物〔例えば、顔料の鉛と濾過液に混入した
空気の炭酸ガス成分とが化合してなる水に不溶性の炭酸
鉛(PbCO3 )等〕を溶解する酸を供給する手段であ
る。
【0025】この実施形態では、酸としては電着槽1内
のカチオン塗料液中の酸と同種の酸(例えば、酢酸,蟻
酸)で高濃度のものを使用するものとしている。この実
施形態では酢酸(CH3 COOH)を使用している。
のカチオン塗料液中の酸と同種の酸(例えば、酢酸,蟻
酸)で高濃度のものを使用するものとしている。この実
施形態では酢酸(CH3 COOH)を使用している。
【0026】酢酸(CH3 COOH)は、上記炭酸鉛
(PbCO3 )を溶解可能である。同様に、酢酸は、チ
タン(Ti)等と炭酸ガスとの金属化合物も溶解でき
る。
(PbCO3 )を溶解可能である。同様に、酢酸は、チ
タン(Ti)等と炭酸ガスとの金属化合物も溶解でき
る。
【0027】この実施形態では、酸供給手段40は、濾
過液貯留槽23のオーバーフロー槽29,配管35,ポ
ンプ36,酸槽42,酸供給管43,供給ポンプ45を
含み、濾過手段(21)の一次側に高濃度の酢酸を供給
可能に形成されている。
過液貯留槽23のオーバーフロー槽29,配管35,ポ
ンプ36,酸槽42,酸供給管43,供給ポンプ45を
含み、濾過手段(21)の一次側に高濃度の酢酸を供給
可能に形成されている。
【0028】具体的には、酸供給手段40は、供給ポン
プ45を駆動すると酸槽42内に収容された極めて高濃
度の酸(酢酸)が酸供給管43を介してオーバーフロー
槽29内に供給されるように構成されている。
プ45を駆動すると酸槽42内に収容された極めて高濃
度の酸(酢酸)が酸供給管43を介してオーバーフロー
槽29内に供給されるように構成されている。
【0029】このオーバーフロー槽29内には、酸槽4
2から酸が供給されるとともに、限外濾過手段(21)
から配管22aの枝管部a2および弁27を通して濾過
液が供給されて、当該槽29内の酢酸濃度は金属化合物
(PbCO3 等)を十分に溶解できる値、例えば電着槽
1内の酢酸濃度の10〜20倍に調整される。
2から酸が供給されるとともに、限外濾過手段(21)
から配管22aの枝管部a2および弁27を通して濾過
液が供給されて、当該槽29内の酢酸濃度は金属化合物
(PbCO3 等)を十分に溶解できる値、例えば電着槽
1内の酢酸濃度の10〜20倍に調整される。
【0030】この濃度調整された高濃度の酢酸は、ポン
プ36を駆動することにより配管35および弁37を通
して塗料液循環管17の弁16aと循環ポンプ15bと
の間の部分に供給される。
プ36を駆動することにより配管35および弁37を通
して塗料液循環管17の弁16aと循環ポンプ15bと
の間の部分に供給される。
【0031】なお、配管22aには、上記した枝管部a
2の他に、濾過液を濾過液貯留槽23へ送給するための
枝管部a1が設けられており、この枝管部a1には弁2
6が介装されている。上記した各弁(16a,16b,
16c,26,27,37)は、電磁開閉弁とされてい
る。
2の他に、濾過液を濾過液貯留槽23へ送給するための
枝管部a1が設けられており、この枝管部a1には弁2
6が介装されている。上記した各弁(16a,16b,
16c,26,27,37)は、電磁開閉弁とされてい
る。
【0032】より具体的には、装置運転停止時に弁(1
6a,16c)が閉鎖されかつ供給ポンプ15a,循環
ポンプ15bが停止されてから設定時間T1が経過する
まで弁(16b,37)を開放するとともにポンプ36
を駆動する構成とされている。設定時間T1は、濾過手
段(21)内に残留していたカチオン塗料液全量をサブ
タンク3へ排出して完全に酸で置換可能に選定されてい
る。
6a,16c)が閉鎖されかつ供給ポンプ15a,循環
ポンプ15bが停止されてから設定時間T1が経過する
まで弁(16b,37)を開放するとともにポンプ36
を駆動する構成とされている。設定時間T1は、濾過手
段(21)内に残留していたカチオン塗料液全量をサブ
タンク3へ排出して完全に酸で置換可能に選定されてい
る。
【0033】また、装置運転開始持(起動時)から設定
時間T2が経過するまで弁26を閉鎖するとともに、弁
27を開放し、かつ供給ポンプ45を駆動する構成とさ
れている。なお、設定時間T2経過後は、弁26が開放
されるとともに弁27が閉鎖され、かつ供給ポンプ45
は駆動停止される。設定時間T2は、オーバーフロー槽
29内に所定量の酸〔すなわち、装置運転停止時に濾過
手段(21)内のカチオン塗料液を完全に置換可能な量
の高濃度の酸〕を供給可能に選定されている。
時間T2が経過するまで弁26を閉鎖するとともに、弁
27を開放し、かつ供給ポンプ45を駆動する構成とさ
れている。なお、設定時間T2経過後は、弁26が開放
されるとともに弁27が閉鎖され、かつ供給ポンプ45
は駆動停止される。設定時間T2は、オーバーフロー槽
29内に所定量の酸〔すなわち、装置運転停止時に濾過
手段(21)内のカチオン塗料液を完全に置換可能な量
の高濃度の酸〕を供給可能に選定されている。
【0034】制御手段50は、図2に示す如く、CPU
51,ROM52,RAM53,キーボード54,表示
器55,タイマ56,入出力ポート(I/O)57等か
ら形成されている。入出力ポート57には、上記した弁
(16a,16b,16c,26,27,37等)がそ
れぞれ電空変換器(16D1,16D2,26D,27
D,37D)を介して接続されているとともに、ポンプ
(15a,15b,24a〜24d,36,45)がそ
れぞれ駆動回路(15D,24D,36D,45D)を
介して接続されている。
51,ROM52,RAM53,キーボード54,表示
器55,タイマ56,入出力ポート(I/O)57等か
ら形成されている。入出力ポート57には、上記した弁
(16a,16b,16c,26,27,37等)がそ
れぞれ電空変換器(16D1,16D2,26D,27
D,37D)を介して接続されているとともに、ポンプ
(15a,15b,24a〜24d,36,45)がそ
れぞれ駆動回路(15D,24D,36D,45D)を
介して接続されている。
【0035】次に、この実施形態の作用を図3に示すタ
イミングチャートに基づき説明する。電着塗装中(装置
運転中)には、弁(16a,16b,16c)が開放さ
れた状態で各ポンプ(11,15a,15b)が駆動さ
れるとともに、濾過液循環系20のポンプ(24a,2
4b,24c,24d)が弁26が開放された状態で駆
動される。
イミングチャートに基づき説明する。電着塗装中(装置
運転中)には、弁(16a,16b,16c)が開放さ
れた状態で各ポンプ(11,15a,15b)が駆動さ
れるとともに、濾過液循環系20のポンプ(24a,2
4b,24c,24d)が弁26が開放された状態で駆
動される。
【0036】これにより、電着槽1のサブタンク3内の
カチオン塗料液は循環されるとともに、濾過手段(2
1)で濾過された液は洗浄水として水洗室(5,6)に
送られ被塗装物の洗浄に使用された後サブタンク3内に
戻される。
カチオン塗料液は循環されるとともに、濾過手段(2
1)で濾過された液は洗浄水として水洗室(5,6)に
送られ被塗装物の洗浄に使用された後サブタンク3内に
戻される。
【0037】なお、この際、弁(27,37)は閉鎖さ
れているとともに、ポンプ(45,36)は駆動停止さ
れている。
れているとともに、ポンプ(45,36)は駆動停止さ
れている。
【0038】電着塗装を終了するためにキーボード54
の停止スイッチ(図示省略)が押されると、CPU51
は各ポンプ(15a,15b)を停止するとともに弁
(16a,16c)を閉鎖する。そして、弁37を開放
してポンプ36を設定時間T1だけ駆動する。
の停止スイッチ(図示省略)が押されると、CPU51
は各ポンプ(15a,15b)を停止するとともに弁
(16a,16c)を閉鎖する。そして、弁37を開放
してポンプ36を設定時間T1だけ駆動する。
【0039】これにより、オーバーフロー槽29内の酸
は、配管35,ポンプ36および弁37を介して弁16
aよりも下流側の配管17a部分に供給される。この供
給された酢酸によって上記配管17a部分,循環ポンプ
15b,濾過手段(21),配管17b,弁16bに残
留していたカチオン塗料液はサブタンク3へ押し出さ
れ、濾過手段(21)内等は酢酸で置換される。
は、配管35,ポンプ36および弁37を介して弁16
aよりも下流側の配管17a部分に供給される。この供
給された酢酸によって上記配管17a部分,循環ポンプ
15b,濾過手段(21),配管17b,弁16bに残
留していたカチオン塗料液はサブタンク3へ押し出さ
れ、濾過手段(21)内等は酢酸で置換される。
【0040】こうして、濾過手段(21)内等が酢酸で
置換されたところで、CPU51は弁(37,16b,
26)を閉鎖して、酢酸を濾過手段(21)内等に封入
する。
置換されたところで、CPU51は弁(37,16b,
26)を閉鎖して、酢酸を濾過手段(21)内等に封入
する。
【0041】これにより、濾過手段(21)内で塗料成
分の沈殿が生じることはなく、濾過膜に付着していた炭
酸鉛(PbCO3 )等の金属化合物は溶かされる。
分の沈殿が生じることはなく、濾過膜に付着していた炭
酸鉛(PbCO3 )等の金属化合物は溶かされる。
【0042】電着塗装が再開される場合には、弁(16
a,16b,16c)が開放されるととも各ポンプ(1
5a,15b)が駆動される。これにより、運転再開当
初に濾過手段(21)等内の金属化合物が溶解した酢酸
がサブタンク3内へ送給されることになるが、同一種類
の酸であり当該タンク3の容積に比較して少量であるの
で、タンク3内のカチオン塗料液に悪影響を及ぼすこと
はない。
a,16b,16c)が開放されるととも各ポンプ(1
5a,15b)が駆動される。これにより、運転再開当
初に濾過手段(21)等内の金属化合物が溶解した酢酸
がサブタンク3内へ送給されることになるが、同一種類
の酸であり当該タンク3の容積に比較して少量であるの
で、タンク3内のカチオン塗料液に悪影響を及ぼすこと
はない。
【0043】また、装置運転再開時から所定時間T2を
経過するまでは、弁26が閉鎖され,かつ弁27が開放
されて濾過手段21からの濾過液がオーバーフロー槽2
9内に供給されるとともに、供給ポンプ45が駆動され
て酸槽45内の極めて高濃度の酢酸が当該オーバーフロ
ー槽29内に供給される。これにより、オーバーフロー
槽29内には、高濃度の酢酸が所定量収容され、次の酸
供給に備えられる。
経過するまでは、弁26が閉鎖され,かつ弁27が開放
されて濾過手段21からの濾過液がオーバーフロー槽2
9内に供給されるとともに、供給ポンプ45が駆動され
て酸槽45内の極めて高濃度の酢酸が当該オーバーフロ
ー槽29内に供給される。これにより、オーバーフロー
槽29内には、高濃度の酢酸が所定量収容され、次の酸
供給に備えられる。
【0044】しかして、この実施形態によれば、酸供給
手段41を設け、各ポンプ(15a,15b)停止時に
濾過手段(21)の一次側に高濃度の酢酸を供給して起
動前まで封入するので、濾過手段(21)の濾過膜に付
着した金属化合物(PbCO3 等)を酢酸で溶かして除
去することができる。したがって、濾過手段(21)の
目詰りを長期に亘って防止することができる。
手段41を設け、各ポンプ(15a,15b)停止時に
濾過手段(21)の一次側に高濃度の酢酸を供給して起
動前まで封入するので、濾過手段(21)の濾過膜に付
着した金属化合物(PbCO3 等)を酢酸で溶かして除
去することができる。したがって、濾過手段(21)の
目詰りを長期に亘って防止することができる。
【0045】また、酸槽42から酢酸をオーバーフロー
槽29内へ供給するので、濾過液貯留槽23内に高濃度
の酢酸が入るようなことはなく、装置運転開始時の水洗
室(5,6)での被塗装物の塗料再溶解を防止できる。
槽29内へ供給するので、濾過液貯留槽23内に高濃度
の酢酸が入るようなことはなく、装置運転開始時の水洗
室(5,6)での被塗装物の塗料再溶解を防止できる。
【0046】なお、上記実施形態では、濾過手段を限外
濾過膜装置21から形成した場合について説明したが、
例えば限外濾過膜よりも更に目の細かい高分子の分離膜
によってイオン領域での低分子の分離ができる逆浸透膜
装置(図示省略)から形成してもよい。
濾過膜装置21から形成した場合について説明したが、
例えば限外濾過膜よりも更に目の細かい高分子の分離膜
によってイオン領域での低分子の分離ができる逆浸透膜
装置(図示省略)から形成してもよい。
【0047】また、酸供給を自動的に行う場合について
説明したが、手動で上記各弁37等の開閉と各ポンプ3
6等の駆動・停止とを所定のタイミングで行うように構
成してもよい。
説明したが、手動で上記各弁37等の開閉と各ポンプ3
6等の駆動・停止とを所定のタイミングで行うように構
成してもよい。
【0048】また、酸供給手段40で濾過手段(21)
へ供給する酸を電着槽1内の酸(酢酸,蟻酸)と同種と
したが、異種としてもよい。異種の酸を使用する場合に
は、例えば、図1で2点鎖線で示す如く、配管17bの
途中部分に排液部47(排出管49,弁48)を設け、
濾過手段(21)内に封入した酸を排液部47を介して
外部排出する。なお、炉過手段(21)へ供給する酸が
電着槽1内の酸と同種の場合でも、上記した排液部47
を設けてもよい。かかる構成とすることにより電着槽1
内の酸濃度管理を一段と正確に行うことができる。
へ供給する酸を電着槽1内の酸(酢酸,蟻酸)と同種と
したが、異種としてもよい。異種の酸を使用する場合に
は、例えば、図1で2点鎖線で示す如く、配管17bの
途中部分に排液部47(排出管49,弁48)を設け、
濾過手段(21)内に封入した酸を排液部47を介して
外部排出する。なお、炉過手段(21)へ供給する酸が
電着槽1内の酸と同種の場合でも、上記した排液部47
を設けてもよい。かかる構成とすることにより電着槽1
内の酸濃度管理を一段と正確に行うことができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、酸供給手段を設け、循
環ポンプ停止時に濾過手段の一次側に酸を供給して当該
濾過手段内に起動前まで封入するので、濾過手段に付着
した金属化合物を酸で溶かして除去することができる。
したがって、濾過手段の目詰りを長期に亘って防止する
ことができる。
環ポンプ停止時に濾過手段の一次側に酸を供給して当該
濾過手段内に起動前まで封入するので、濾過手段に付着
した金属化合物を酸で溶かして除去することができる。
したがって、濾過手段の目詰りを長期に亘って防止する
ことができる。
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、電気的・電子的構成を説明するための
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】同じく、動作を説明するためのタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図4】電着塗装装置の従来構成を説明するための図で
ある。
ある。
1 電着槽 2 メインタンク 3 サブタンク 5 第1水洗シャワー室(水洗室) 6 第2水洗シャワー室(水洗室) 10A 塗料液撹拌系 10B 塗料液循環系 15a 供給ポンプ(ポンプ) 15b 循環ポンプ(ポンプ) 20 濾過液循環系 21 限外濾過膜装置(濾過手段) 40 酸供給手段
Claims (1)
- 【請求項1】 電着槽(1) 内のカチオン塗料液をポンプ
(15a,15b) によって循環させる塗料液循環系(10B) と、
濾過手段(21)を用いてカチオン塗料液から抽出された濾
過液を水洗室(5,6) に供給可能かつ水洗室(5,6) から回
収された濾過液を電着槽(1) に戻し可能な濾過液循環系
(20)とを備えた電着塗装装置において、 前記カチオン塗料液中から生じた金属化合物を溶解する
酸を前記濾過手段(20)の一次側に供給可能な酸供給手段
(40)を設け、前記ポンプ(15a,15b) 停止時に酸供給手段
(40)を駆動して酸を濾過手段(20)の一次側に供給し当該
ポンプ(15a,15b) の起動前まで当該濾過手段(20)内に酸
を封入可能に構成したことを特徴とする電着塗装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2032896A JPH09209194A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 電着塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2032896A JPH09209194A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 電着塗装装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09209194A true JPH09209194A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12024077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2032896A Pending JPH09209194A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 電着塗装装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09209194A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011032566A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd | 化成液加温システム及びその停止方法 |
| JP2020084319A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 株式会社大阪ソーダ | 鉛化合物の付着した電解用電極から鉛化合物を含む電極表面付着物を除去する方法 |
-
1996
- 1996-02-06 JP JP2032896A patent/JPH09209194A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011032566A (ja) * | 2009-08-06 | 2011-02-17 | Nippon Paint Plant Engineering Co Ltd | 化成液加温システム及びその停止方法 |
| JP2020084319A (ja) * | 2018-11-21 | 2020-06-04 | 株式会社大阪ソーダ | 鉛化合物の付着した電解用電極から鉛化合物を含む電極表面付着物を除去する方法 |
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