JPH09210283A - 電気融着継手 - Google Patents
電気融着継手Info
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- JPH09210283A JPH09210283A JP8044276A JP4427696A JPH09210283A JP H09210283 A JPH09210283 A JP H09210283A JP 8044276 A JP8044276 A JP 8044276A JP 4427696 A JP4427696 A JP 4427696A JP H09210283 A JPH09210283 A JP H09210283A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、多層成形樹脂層間の密着性に優
れ、信頼性に優れる電気融着継手を提供することを目的
とする。 【解決手段】 内周部に電熱線を埋設した内筒部材層
と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して設
けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前記
外筒部材層が2層以上の多層樹脂層から形成され、この
外筒部材層の多層樹脂層間に0.5mmを超える厚さの
境界層(偏光顕微鏡観察によりコア層とコントラストが
異なる層)が形成されている電気融着継手。
れ、信頼性に優れる電気融着継手を提供することを目的
とする。 【解決手段】 内周部に電熱線を埋設した内筒部材層
と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して設
けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前記
外筒部材層が2層以上の多層樹脂層から形成され、この
外筒部材層の多層樹脂層間に0.5mmを超える厚さの
境界層(偏光顕微鏡観察によりコア層とコントラストが
異なる層)が形成されている電気融着継手。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂製の
管を融着接続するための熱可塑性樹脂製継手本体の内周
部に電熱線を埋設した電気融着継手に関し、特に肉厚大
口径の電気融着継手でも内部欠陥がなく長期信頼性に優
れ、能率良く製造できるものに関する。
管を融着接続するための熱可塑性樹脂製継手本体の内周
部に電熱線を埋設した電気融着継手に関し、特に肉厚大
口径の電気融着継手でも内部欠陥がなく長期信頼性に優
れ、能率良く製造できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性の樹脂、例えばポリエチ
レン管を電気的に熱融着して接続する管継手として、特
開昭57−69010号公報で開示された電気融着式プ
ラスチック管継手がある。このものは図7に部分断面図
で示すごとく、一端から他端に亘って溝34を設け、こ
の溝34に電熱線33を巻回した内筒部材31と、この
内筒部材31の外面に同様の樹脂を一体成形した外方部
材32とによって設けた電気融着式プラスチック管継手
である。この管継手は、内周部に埋設した電熱線33に
通電することにより、管継手内に挿入した樹脂管と一体
に溶融して接続するものである。上記プラスチック管継
手は、電熱線33を巻回した内筒部材31の外面に外方
部材32を射出成形して内筒部材31と外方部材32を
一体化したものであるが、電熱線33は継手に挿入した
接続樹脂管と継手内周面との境界を加熱して両者を溶融
するので、できる限り継手内周面の近傍に設ける必要が
ある。このため内筒部材31の電熱線33を収容する溝
34底部の肉厚tは、1mm以下の薄肉のものが用いら
れる。これに対して管継手の呼び径が大きくなると管継
手自体の肉厚も大きくなるので、外方部材32の肉厚T
も大きくなる。一例としてこの2層からなるガス用ポリ
エチレン管接続用管継手の呼び径別内筒部材と外方部材
の肉厚寸法を図7に示す。
レン管を電気的に熱融着して接続する管継手として、特
開昭57−69010号公報で開示された電気融着式プ
ラスチック管継手がある。このものは図7に部分断面図
で示すごとく、一端から他端に亘って溝34を設け、こ
の溝34に電熱線33を巻回した内筒部材31と、この
内筒部材31の外面に同様の樹脂を一体成形した外方部
材32とによって設けた電気融着式プラスチック管継手
である。この管継手は、内周部に埋設した電熱線33に
通電することにより、管継手内に挿入した樹脂管と一体
に溶融して接続するものである。上記プラスチック管継
手は、電熱線33を巻回した内筒部材31の外面に外方
部材32を射出成形して内筒部材31と外方部材32を
一体化したものであるが、電熱線33は継手に挿入した
接続樹脂管と継手内周面との境界を加熱して両者を溶融
するので、できる限り継手内周面の近傍に設ける必要が
ある。このため内筒部材31の電熱線33を収容する溝
34底部の肉厚tは、1mm以下の薄肉のものが用いら
れる。これに対して管継手の呼び径が大きくなると管継
手自体の肉厚も大きくなるので、外方部材32の肉厚T
も大きくなる。一例としてこの2層からなるガス用ポリ
エチレン管接続用管継手の呼び径別内筒部材と外方部材
の肉厚寸法を図7に示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の薄肉の内筒
部材31の外面に大きな肉厚寸法の外方部材32を射出
成形すると、外方部材32の大きな射出圧力と熱容量に
よって内筒部材31が溶融し、内筒部材31の溝34に
巻回した電熱線33が不規則に移動し、管との接続作業
時に電熱線33同志が接触してショートし正常な加熱が
行われない不良を発生させる問題がある。また一般に合
成樹脂の熱伝導率は非常に低く、更に溶融時から凝固時
への体積収縮もかなり大きい。この収縮率は樹脂の材質
によっては4%から10%に達するものもある。このた
め金型の射出成形の方案にもよるが、ゲートやランナー
の樹脂が固化した後もキャビティー内の成形品の一部に
未固化樹脂部分があると、樹脂射出圧を更に加え続けて
いても溶融樹脂を成形品内の未固化樹脂部分に補給する
ことができず、凝固時の体積収縮によって樹脂層肉厚内
部にヒケが生じる。ヒケを生じさせないためには、ゲー
トやランナーを太くし、樹脂の射出圧を大きくして長時
間射出圧を加えれば良いが、そうした場合、上記した薄
肉の内筒部材31が溶融して電熱線33の配置が移動し
てしまったり、肉厚T部の厚肉溶融樹脂が完全に凝固す
るまでの時間が長いので成形タクトが長くなって能率を
著しく悪化させる問題がある。結果として薄肉の内筒部
材に肉厚の樹脂を射出成形するのは、製造上の管理が難
しく、品質が安定しない。この問題は外方部材32の最
大肉厚がTが10mm以上になる呼び径75A以上の継
手に対して著しく発生する。
部材31の外面に大きな肉厚寸法の外方部材32を射出
成形すると、外方部材32の大きな射出圧力と熱容量に
よって内筒部材31が溶融し、内筒部材31の溝34に
巻回した電熱線33が不規則に移動し、管との接続作業
時に電熱線33同志が接触してショートし正常な加熱が
行われない不良を発生させる問題がある。また一般に合
成樹脂の熱伝導率は非常に低く、更に溶融時から凝固時
への体積収縮もかなり大きい。この収縮率は樹脂の材質
によっては4%から10%に達するものもある。このた
め金型の射出成形の方案にもよるが、ゲートやランナー
の樹脂が固化した後もキャビティー内の成形品の一部に
未固化樹脂部分があると、樹脂射出圧を更に加え続けて
いても溶融樹脂を成形品内の未固化樹脂部分に補給する
ことができず、凝固時の体積収縮によって樹脂層肉厚内
部にヒケが生じる。ヒケを生じさせないためには、ゲー
トやランナーを太くし、樹脂の射出圧を大きくして長時
間射出圧を加えれば良いが、そうした場合、上記した薄
肉の内筒部材31が溶融して電熱線33の配置が移動し
てしまったり、肉厚T部の厚肉溶融樹脂が完全に凝固す
るまでの時間が長いので成形タクトが長くなって能率を
著しく悪化させる問題がある。結果として薄肉の内筒部
材に肉厚の樹脂を射出成形するのは、製造上の管理が難
しく、品質が安定しない。この問題は外方部材32の最
大肉厚がTが10mm以上になる呼び径75A以上の継
手に対して著しく発生する。
【0004】上記問題を解消する手段として、外筒部材
を形成する樹脂層を2層以上に多層化することが考えら
れる。図8に、内周に電熱線2を配した内筒部材1と、
内筒部材1の外面に、中間部材層5と最終外筒部材6と
からなる外筒部材7を形成した電気融着継手8の断面図
を示す。この外筒部材を2層以上に多層化する方法によ
り、継手本体内に射出する樹脂の肉厚を十分に小さくで
き、また1回に射出する溶融樹脂の容量を少なくするこ
とができるので、各層段階で射出成形した溶融樹脂の冷
却速度が速くなり、成形タクトが短縮されて成形作業能
率が向上する。しかしながら、外筒部材層を2層以上の
多層化することにより、外筒部材層内に外筒部材層中に
先に射出成形された中間部材と後から射出成形された外
筒部材との間に層間が生じ、層間が剥離するとこの層間
に沿って破壊が急激に進行し、漏れの原因となるという
新たな問題が発生する。本発明は、多層成形樹脂層間の
密着性に優れ、信頼性に優れる電気融着継手を提供する
ものである。
を形成する樹脂層を2層以上に多層化することが考えら
れる。図8に、内周に電熱線2を配した内筒部材1と、
内筒部材1の外面に、中間部材層5と最終外筒部材6と
からなる外筒部材7を形成した電気融着継手8の断面図
を示す。この外筒部材を2層以上に多層化する方法によ
り、継手本体内に射出する樹脂の肉厚を十分に小さくで
き、また1回に射出する溶融樹脂の容量を少なくするこ
とができるので、各層段階で射出成形した溶融樹脂の冷
却速度が速くなり、成形タクトが短縮されて成形作業能
率が向上する。しかしながら、外筒部材層を2層以上の
多層化することにより、外筒部材層内に外筒部材層中に
先に射出成形された中間部材と後から射出成形された外
筒部材との間に層間が生じ、層間が剥離するとこの層間
に沿って破壊が急激に進行し、漏れの原因となるという
新たな問題が発生する。本発明は、多層成形樹脂層間の
密着性に優れ、信頼性に優れる電気融着継手を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、多層成形
樹脂層間の密着性に着目して検討を行った結果、層間の
密着性は層間の樹脂が再溶融することにより確保され、
この再溶融により層間部に形成される境界層の厚さが
0.5mmを超えると密着性が著しく向上することを見
出し、本発明を完成した。本発明の要旨は、内周部に電
熱線を埋設した内筒部材層と、この内筒部材層の外面に
熱可塑性樹脂を成形して設けた外筒部材層とからなる電
気融着継手において、前記外筒部材層が2層以上の多層
樹脂層から形成され、この外筒部材層の多層樹脂層間に
0.5mmより厚い境界層(偏光顕微鏡観察によりコア
層とコントラストが異なる層)が形成されていることを
特徴とする電気融着継手である。多層樹脂層間に形成さ
れる0.5mmを超える厚さの境界層は、図を用いて説
明すると、図8に示す電気融着継手8の中間部材層5と
最終外筒部材層6との層間に中間部材層5と最終外筒部
材層6とが再融解して形成され、少なくとも融着部であ
る電熱線の外周側、すなわち図8のXで示す部分に形成
されていればよい。コア層とは、中間部材層5と最終外
筒部材層6の境界層以外の部分をいう。また、内周部に
電熱線を埋設した内筒部材層と、この内筒部材層の外面
に熱可塑性樹脂を成形して設けた外筒部材層とからなる
電気融着継手において、前記外筒部材層が2層以上の多
層樹脂層からなり、この多層樹脂層間部でビッカース硬
さの変動量がコア層の標準偏差の6倍以下であることを
特徴とする電気融着継手である。さらに、この電気融着
継手において、熱可塑性樹脂がポリエチレンであると
き、この多層樹脂層間部でビッカース硬さの変化量が
0.3Hv以下であることを特徴とする電気融着継手で
ある。またさらに、内周部に電熱線を埋設した内筒部材
層と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して
設けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前
記外筒部材層が2層以上の多層樹脂層からなり、この多
層樹脂層間部で密度変化量が1%以下である電気融着継
手である。本発明は、内筒部材層と多層の外筒部材層は
樹脂の材質や色が異なる樹脂で設けてもよいが、同材質
の樹脂を用いたときに特に良好な密着性が得られる。本
発明において、多層樹脂層間部とは、境界層とは必ずし
も一致しないが、コア層と硬さ、密度等の物性が異なる
層である。
樹脂層間の密着性に着目して検討を行った結果、層間の
密着性は層間の樹脂が再溶融することにより確保され、
この再溶融により層間部に形成される境界層の厚さが
0.5mmを超えると密着性が著しく向上することを見
出し、本発明を完成した。本発明の要旨は、内周部に電
熱線を埋設した内筒部材層と、この内筒部材層の外面に
熱可塑性樹脂を成形して設けた外筒部材層とからなる電
気融着継手において、前記外筒部材層が2層以上の多層
樹脂層から形成され、この外筒部材層の多層樹脂層間に
0.5mmより厚い境界層(偏光顕微鏡観察によりコア
層とコントラストが異なる層)が形成されていることを
特徴とする電気融着継手である。多層樹脂層間に形成さ
れる0.5mmを超える厚さの境界層は、図を用いて説
明すると、図8に示す電気融着継手8の中間部材層5と
最終外筒部材層6との層間に中間部材層5と最終外筒部
材層6とが再融解して形成され、少なくとも融着部であ
る電熱線の外周側、すなわち図8のXで示す部分に形成
されていればよい。コア層とは、中間部材層5と最終外
筒部材層6の境界層以外の部分をいう。また、内周部に
電熱線を埋設した内筒部材層と、この内筒部材層の外面
に熱可塑性樹脂を成形して設けた外筒部材層とからなる
電気融着継手において、前記外筒部材層が2層以上の多
層樹脂層からなり、この多層樹脂層間部でビッカース硬
さの変動量がコア層の標準偏差の6倍以下であることを
特徴とする電気融着継手である。さらに、この電気融着
継手において、熱可塑性樹脂がポリエチレンであると
き、この多層樹脂層間部でビッカース硬さの変化量が
0.3Hv以下であることを特徴とする電気融着継手で
ある。またさらに、内周部に電熱線を埋設した内筒部材
層と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して
設けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前
記外筒部材層が2層以上の多層樹脂層からなり、この多
層樹脂層間部で密度変化量が1%以下である電気融着継
手である。本発明は、内筒部材層と多層の外筒部材層は
樹脂の材質や色が異なる樹脂で設けてもよいが、同材質
の樹脂を用いたときに特に良好な密着性が得られる。本
発明において、多層樹脂層間部とは、境界層とは必ずし
も一致しないが、コア層と硬さ、密度等の物性が異なる
層である。
【0006】本発明にかかる電気融着継手は、継手の内
周面を成形するとともに内周部に電熱線を収容した内筒
部材を設け、これを成形用金型のキャビティー部に装着
して電熱線付内筒部材の外面に熱可塑性溶融樹脂層を射
出成形して内筒部材と一体の中間部材を設け、この中間
部材の外面に更に熱可塑性樹脂層を射出成形して中間部
材と一体の成形部材を設け、この様に成形した成形部材
の外面に順次樹脂層を成形し、最終的に継手の樹脂層が
3層ないし5層の多層になった電気融着継手を得るもの
である。
周面を成形するとともに内周部に電熱線を収容した内筒
部材を設け、これを成形用金型のキャビティー部に装着
して電熱線付内筒部材の外面に熱可塑性溶融樹脂層を射
出成形して内筒部材と一体の中間部材を設け、この中間
部材の外面に更に熱可塑性樹脂層を射出成形して中間部
材と一体の成形部材を設け、この様に成形した成形部材
の外面に順次樹脂層を成形し、最終的に継手の樹脂層が
3層ないし5層の多層になった電気融着継手を得るもの
である。
【0007】本発明は、外筒部材の多層成形樹脂層の境
界層を0.5mmを超える厚さで形成することにより、
優れた密着性を得るものである。本発明において、境界
層とは偏光顕微鏡による観察でコア層とコントラストの
異なる層のことをいう。境界層の偏光顕微鏡による観察
は層間に垂直に0.02mm厚にミクロトームで薄片化
し偏光顕微鏡により観察し、この時の偏光角は境界層の
厚さが最大になるよう調整する。境界層の生成原因とし
て主に密度や結晶配向、結晶化度、残留応力が考えられ
る。図1(a)(b)に多層成形樹脂層の境界層の一例
を示す。図1(a)は、厚さ2.5mmの境界層であ
り、(b)は厚さ0.5mmの境界層であり、図1中A
が境界層、Bが外筒部材の中間部材層のコア層、Cが最
終外筒部材層のコア層である。図2に境界層の厚さと境
界層の伸びの関係を示す。境界層の厚さが0.5mmを
超えると伸びが大きくなり密着性、機械的強度特性が向
上する。伸びの小さくなる原因としては境界層が0.5
mm以下であるとき密度、結晶配向、結晶化度、残留応
力が微少範囲で変化するため歪みが大きくなり破壊の起
点となることが考えられる。
界層を0.5mmを超える厚さで形成することにより、
優れた密着性を得るものである。本発明において、境界
層とは偏光顕微鏡による観察でコア層とコントラストの
異なる層のことをいう。境界層の偏光顕微鏡による観察
は層間に垂直に0.02mm厚にミクロトームで薄片化
し偏光顕微鏡により観察し、この時の偏光角は境界層の
厚さが最大になるよう調整する。境界層の生成原因とし
て主に密度や結晶配向、結晶化度、残留応力が考えられ
る。図1(a)(b)に多層成形樹脂層の境界層の一例
を示す。図1(a)は、厚さ2.5mmの境界層であ
り、(b)は厚さ0.5mmの境界層であり、図1中A
が境界層、Bが外筒部材の中間部材層のコア層、Cが最
終外筒部材層のコア層である。図2に境界層の厚さと境
界層の伸びの関係を示す。境界層の厚さが0.5mmを
超えると伸びが大きくなり密着性、機械的強度特性が向
上する。伸びの小さくなる原因としては境界層が0.5
mm以下であるとき密度、結晶配向、結晶化度、残留応
力が微少範囲で変化するため歪みが大きくなり破壊の起
点となることが考えられる。
【0008】伸びは、図3に示す様に電気融着継手の層
間を含むように切り出し、角材を継ぎ足して試験片と
し、JIS K6775に基づき測定した。特に多層樹
脂層間部の評価に伸びを用いた理由は、伸びが大きくな
ると長期信頼性に関するクリープ特性が向上することが
わかっているため、電気融着継手を構成する部材の特性
で最も重要な因子の1つであるからである。
間を含むように切り出し、角材を継ぎ足して試験片と
し、JIS K6775に基づき測定した。特に多層樹
脂層間部の評価に伸びを用いた理由は、伸びが大きくな
ると長期信頼性に関するクリープ特性が向上することが
わかっているため、電気融着継手を構成する部材の特性
で最も重要な因子の1つであるからである。
【0009】また、本発明において、多層樹脂層間部で
ビッカース硬さの変動量をコア層の標準偏差の6倍以下
にする。硬さが違うということは分子量分布や結晶配
向、結晶化度、ミセルサイズ、残留応力等が存在し、コ
ア層と異なっていることを示している。硬さはこれらの
量を総合的に示す指標であり有効な物性値である。硬さ
の違う部分では、化学的特性と機械的特性が異なり、外
部より力が加わった場合、破壊の起点となる。特にこの
硬さの変化量が大きいときに小さいときに較べ歪みが集
中し、破壊し易くなる。このため硬さ変化は少ない方が
よく、多層樹脂層間部でビッカース硬さの変動量をコア
層の標準偏差の6倍以下にすることが好ましい。
ビッカース硬さの変動量をコア層の標準偏差の6倍以下
にする。硬さが違うということは分子量分布や結晶配
向、結晶化度、ミセルサイズ、残留応力等が存在し、コ
ア層と異なっていることを示している。硬さはこれらの
量を総合的に示す指標であり有効な物性値である。硬さ
の違う部分では、化学的特性と機械的特性が異なり、外
部より力が加わった場合、破壊の起点となる。特にこの
硬さの変化量が大きいときに小さいときに較べ歪みが集
中し、破壊し易くなる。このため硬さ変化は少ない方が
よく、多層樹脂層間部でビッカース硬さの変動量をコア
層の標準偏差の6倍以下にすることが好ましい。
【0010】外筒部材を形成する樹脂は、基本的に1種
類の樹脂を用いるが、溶融樹脂の冷却速度等の熱履歴や
射出成形時の溶融樹脂の流れ方向及び速度により境界層
で密度が異なる部分が発生すると応力集中、密着不良が
起こるため破壊の起点となり機械的強度が劣化する。特
に長期信頼性で問題が生じる。層間部での密度変化が1
%を超えると樹脂の結晶状態が大きく変わるため、十分
な層間の密着性が得られず、層間剥離が生じる。
類の樹脂を用いるが、溶融樹脂の冷却速度等の熱履歴や
射出成形時の溶融樹脂の流れ方向及び速度により境界層
で密度が異なる部分が発生すると応力集中、密着不良が
起こるため破壊の起点となり機械的強度が劣化する。特
に長期信頼性で問題が生じる。層間部での密度変化が1
%を超えると樹脂の結晶状態が大きく変わるため、十分
な層間の密着性が得られず、層間剥離が生じる。
【0011】
【発明の実施の態様】以下、本発明の実施例について詳
細に説明するが、本発明はこれら実施例に限るものでは
ない。 (実施例1)熱可塑性樹脂としてMFRが0.2g/1
0minのポリエチレンを用い、呼び径が150A(外
径207mm、長さ248mm)で、2層の外筒部材層
(中間部材層の肉厚11mm、最終外筒部材層11m
m)からなる電気融着継手を作製した。樹脂射出温度2
50℃で内周面を成形し、この内周部に電熱線を巻回し
た内筒部材を設け、これを成形用金型のキャビティー部
に装着して電熱線付内筒部材の外面に前記ポリエチレン
を250℃で射出成形して内筒部材と一体の中間部材を
設け、中間部材が固化した後、中間部材を60℃に保持
しながら、外面に更に前記ポリエチレンを射出成形して
中間部材と一体の最終外筒部材を設け、最終的に継手の
外筒部材樹脂層が2層になった電気融着継手を得た。最
終外筒部材層の樹脂射出温度は、180℃、193℃、
218℃、227℃、248℃、256℃、275℃の
7種類の電気融着継手を作製した。得られた電気融着継
手の境界層の厚さと伸びを前記の方法により測定した。
その結果を表1と図2に示す。また、最終外筒部材層の
樹脂射出成形温度が275℃のときの境界層を図1
(a)に、193℃のときの境界層を図1(b)に示
す。
細に説明するが、本発明はこれら実施例に限るものでは
ない。 (実施例1)熱可塑性樹脂としてMFRが0.2g/1
0minのポリエチレンを用い、呼び径が150A(外
径207mm、長さ248mm)で、2層の外筒部材層
(中間部材層の肉厚11mm、最終外筒部材層11m
m)からなる電気融着継手を作製した。樹脂射出温度2
50℃で内周面を成形し、この内周部に電熱線を巻回し
た内筒部材を設け、これを成形用金型のキャビティー部
に装着して電熱線付内筒部材の外面に前記ポリエチレン
を250℃で射出成形して内筒部材と一体の中間部材を
設け、中間部材が固化した後、中間部材を60℃に保持
しながら、外面に更に前記ポリエチレンを射出成形して
中間部材と一体の最終外筒部材を設け、最終的に継手の
外筒部材樹脂層が2層になった電気融着継手を得た。最
終外筒部材層の樹脂射出温度は、180℃、193℃、
218℃、227℃、248℃、256℃、275℃の
7種類の電気融着継手を作製した。得られた電気融着継
手の境界層の厚さと伸びを前記の方法により測定した。
その結果を表1と図2に示す。また、最終外筒部材層の
樹脂射出成形温度が275℃のときの境界層を図1
(a)に、193℃のときの境界層を図1(b)に示
す。
【0012】
【表1】
【0013】表1及び図2から境界層の厚さは、0.5
mmを超えるとき伸びが大きくなり、密着性が向上して
いることがわかる。また伸びを測定したとき層間剥離が
ない。さらに、表1より、境界層の厚さは最終外筒部材
の射出成形温度に依存し、218℃以上の射出成形温度
で境界層の厚さが0.5mmを超えることがわかる。こ
こで、表1において、層間剥離とは、図3に示すように
層間を含む様に伸び測定用試験片を作製するが、特に層
間の密着性の低いものはこの層間で剥離するため、これ
を層間剥離ありと示す。層間剥離しないものは層間以外
で切断するまで、伸びを測定した。境界層の厚さ0.7
mm以上では層間でない箇所の伸びと同程度であり、特
に信頼性が高い。なお、実施例1においては、内周部材
層の射出成形温度を250℃としたが、内周部材層は内
筒部材と電気融着時に再融解し密着力が向上するので、
内筒部材と接する内周部材層の射出成形温度は何度でも
よい。
mmを超えるとき伸びが大きくなり、密着性が向上して
いることがわかる。また伸びを測定したとき層間剥離が
ない。さらに、表1より、境界層の厚さは最終外筒部材
の射出成形温度に依存し、218℃以上の射出成形温度
で境界層の厚さが0.5mmを超えることがわかる。こ
こで、表1において、層間剥離とは、図3に示すように
層間を含む様に伸び測定用試験片を作製するが、特に層
間の密着性の低いものはこの層間で剥離するため、これ
を層間剥離ありと示す。層間剥離しないものは層間以外
で切断するまで、伸びを測定した。境界層の厚さ0.7
mm以上では層間でない箇所の伸びと同程度であり、特
に信頼性が高い。なお、実施例1においては、内周部材
層の射出成形温度を250℃としたが、内周部材層は内
筒部材と電気融着時に再融解し密着力が向上するので、
内筒部材と接する内周部材層の射出成形温度は何度でも
よい。
【0014】(実施例2)実施例1で作製した電気融着
継手の外筒部材樹脂層中の層間部の硬さ分布を測定し
た。硬さは測定面をミクロトームで平滑にし、金蒸着を
行った後、マイクロビッカース硬度計で測定した。この
時測定温度21℃、測定過重25g、荷重時間15秒で
ある。その後、層間からの距離を光学顕微鏡により測定
した。また、熱可塑性樹脂としてMFRが0.2g/1
0minのポリエチレンを用い、呼び径が150Aで、
外筒部材層が2層の電気融着継手を作製した。樹脂射出
温度250℃で内周部を成形し、この内周部に電熱線を
巻回した内筒部材を設け、これを成形用金型のキャビテ
ィー部に装着して電熱線付内筒部材の外面に前記ポリエ
チレンを250℃で射出成形して内筒部材と一体の中間
部材を設け、この中間部材の外面に更に前記ポリエチレ
ンを250℃で射出成形して中間部材と一体の成形部材
を設け、最終的に継手の外筒部材樹脂層が2層になった
電気融着継手を得た。ここで最終的に継手の外筒部材樹
脂層を成形するとき、中間部材樹脂表面温度を20℃と
60℃に調整した2種類の電気融着継手を得た。この継
手についても硬さと伸びを測定した。この結果を表2に
示す。中間部材から最終外筒部材層へかけての多層樹脂
層間部の硬さの変化を図4、5に示す。最大値と最小値
の差が多層樹脂層間部の硬さの変化量である。
継手の外筒部材樹脂層中の層間部の硬さ分布を測定し
た。硬さは測定面をミクロトームで平滑にし、金蒸着を
行った後、マイクロビッカース硬度計で測定した。この
時測定温度21℃、測定過重25g、荷重時間15秒で
ある。その後、層間からの距離を光学顕微鏡により測定
した。また、熱可塑性樹脂としてMFRが0.2g/1
0minのポリエチレンを用い、呼び径が150Aで、
外筒部材層が2層の電気融着継手を作製した。樹脂射出
温度250℃で内周部を成形し、この内周部に電熱線を
巻回した内筒部材を設け、これを成形用金型のキャビテ
ィー部に装着して電熱線付内筒部材の外面に前記ポリエ
チレンを250℃で射出成形して内筒部材と一体の中間
部材を設け、この中間部材の外面に更に前記ポリエチレ
ンを250℃で射出成形して中間部材と一体の成形部材
を設け、最終的に継手の外筒部材樹脂層が2層になった
電気融着継手を得た。ここで最終的に継手の外筒部材樹
脂層を成形するとき、中間部材樹脂表面温度を20℃と
60℃に調整した2種類の電気融着継手を得た。この継
手についても硬さと伸びを測定した。この結果を表2に
示す。中間部材から最終外筒部材層へかけての多層樹脂
層間部の硬さの変化を図4、5に示す。最大値と最小値
の差が多層樹脂層間部の硬さの変化量である。
【0015】
【表2】
【0016】表2から層間部の硬さ変化量がコア層の硬
さの標準偏差の6倍以下である時、層間部の伸びが大き
く、層間で良好な密着性を得られた。また、使用する熱
可塑性樹脂がポリエチレンのとき層間部におけるビッカ
ース硬さ変化量が0.3Hvのとき層間部の伸びが大き
く密着性が大きいことがわかった。硬さは結晶配向等に
より同一箇所でも方向が異なると値が変わる。ここで言
う硬さは最も変化量の大きい方向から測定したものであ
る。
さの標準偏差の6倍以下である時、層間部の伸びが大き
く、層間で良好な密着性を得られた。また、使用する熱
可塑性樹脂がポリエチレンのとき層間部におけるビッカ
ース硬さ変化量が0.3Hvのとき層間部の伸びが大き
く密着性が大きいことがわかった。硬さは結晶配向等に
より同一箇所でも方向が異なると値が変わる。ここで言
う硬さは最も変化量の大きい方向から測定したものであ
る。
【0017】(実施例3)熱可塑性樹脂としてMFRが
0.2g/10minのポリエチレンを用い、呼び径が
150Aで、外筒部材層が2層の電気融着継手を作製し
た。樹脂射出温度250℃で内周面を成形し、この内周
部に電熱線を巻回した内筒部材を設け、これを成形用金
型のキャビティー部に装着して電熱線付内筒部材の外面
に前記ポリエチレンを250℃で射出成形して内筒部材
と一体の中間部材を設け、この中間部材の外面に更に前
記ポリエチレンを射出成形して中間部材と一体の成形部
材を設け、最終的に継手の外筒部材樹脂層が2層になっ
た電気融着継手を得た。この時、外筒部材層の樹脂射出
温度を193℃、218℃、256℃の電気融着継手を
作製した。また、外筒部材層の樹脂射出温度を250℃
で中間部材樹脂表面温度を60℃に調整した電気融着継
手も作製した。これらから層間部の密度を密度勾配管法
により測定した。また同時に伸びも測定した。その結果
を表3に示す。さらに多層樹脂層間部の密度変化量を図
6に示す。
0.2g/10minのポリエチレンを用い、呼び径が
150Aで、外筒部材層が2層の電気融着継手を作製し
た。樹脂射出温度250℃で内周面を成形し、この内周
部に電熱線を巻回した内筒部材を設け、これを成形用金
型のキャビティー部に装着して電熱線付内筒部材の外面
に前記ポリエチレンを250℃で射出成形して内筒部材
と一体の中間部材を設け、この中間部材の外面に更に前
記ポリエチレンを射出成形して中間部材と一体の成形部
材を設け、最終的に継手の外筒部材樹脂層が2層になっ
た電気融着継手を得た。この時、外筒部材層の樹脂射出
温度を193℃、218℃、256℃の電気融着継手を
作製した。また、外筒部材層の樹脂射出温度を250℃
で中間部材樹脂表面温度を60℃に調整した電気融着継
手も作製した。これらから層間部の密度を密度勾配管法
により測定した。また同時に伸びも測定した。その結果
を表3に示す。さらに多層樹脂層間部の密度変化量を図
6に示す。
【0018】
【表3】
【0019】表3より層間部の密度変化量が1%以下の
とき伸びが大きいことがわかる。また、1%より大きい
とき伸びがなく密着性が悪い。なお、実施例1〜3にお
いて、外筒部材層が2層からなる電気融着継手について
説明したが、外筒部材層が3層以上であっても、各境界
層を0.5mmを超える厚さとすることにより優れた密
着性が得られるのはいうまでもない。
とき伸びが大きいことがわかる。また、1%より大きい
とき伸びがなく密着性が悪い。なお、実施例1〜3にお
いて、外筒部材層が2層からなる電気融着継手について
説明したが、外筒部材層が3層以上であっても、各境界
層を0.5mmを超える厚さとすることにより優れた密
着性が得られるのはいうまでもない。
【発明の効果】本発明により、多層成形樹脂層間の密着
性に優れ、信頼性に優れる電気融着継手を提供すること
ができる。
性に優れ、信頼性に優れる電気融着継手を提供すること
ができる。
【図1】(a)本発明電気融着継手の外筒部材層の多層
樹脂層間に形成された境界層の偏光顕微鏡写真である。 (b)比較の電気融着継手の外筒部材の多層樹脂層間に
形成された境界層の偏光顕微鏡写真である。
樹脂層間に形成された境界層の偏光顕微鏡写真である。 (b)比較の電気融着継手の外筒部材の多層樹脂層間に
形成された境界層の偏光顕微鏡写真である。
【図2】外筒部材層の多層樹脂層間に形成された境界層
の厚さと伸びとの関係を示す図である。
の厚さと伸びとの関係を示す図である。
【図3】伸び測定用試験片の作製方法を示す図である。
【図4】外筒部材層の多層樹脂層間部の硬さ分布を示し
た図である。
た図である。
【図5】外筒部材層の多層樹脂層間部の硬さ分布を示し
た図である。
た図である。
【図6】外筒部材層の多層樹脂層間部の密度分布を示し
た図である。
た図である。
【図7】従来の電気融着継手の部分断面図と各層の肉厚
T、t寸法を示す図である。
T、t寸法を示す図である。
【図8】外筒部材が多層樹脂層からなる電気融着継手の
断面図である。
断面図である。
1 内筒部材層 2 電熱線 4 コネクターピン 5 中間部材層 6 最終外筒部材層 7 外筒部材層 8 電気融着継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平尾 孝信 三重県桑名市大福2番地日立金属株式会社 桑名工場内 (72)発明者 武末 普二 三重県桑名市大福2番地 日立金属株式会 社桑名工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 内周部に電熱線を埋設した内筒部材層
と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して設
けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前記
外筒部材層が2層以上の多層樹脂層から形成され、この
外筒部材層の多層樹脂層間に0.5mmを超える厚さの
境界層(偏光顕微鏡観察によりコア層とコントラストが
異なる層)が形成されていることを特徴とする電気融着
継手。 - 【請求項2】 内周部に電熱線を埋設した内筒部材層
と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して設
けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前記
外筒部材層が2層以上の多層樹脂層からなり、この多層
樹脂層間部でビッカース硬さの変動量がコア層の標準偏
差の6倍以下であることを特徴とする電気融着継手。 - 【請求項3】 請求項2の電気融着継手において、熱可
塑性樹脂がポリエチレンであるとき、この多層樹脂層間
部でビッカース硬さの変化量が0.3Hv以下であるこ
とを特徴とする電気融着継手。 - 【請求項4】 内周部に電熱線を埋設した内筒部材層
と、この内筒部材層の外面に熱可塑性樹脂を成形して設
けた外筒部材層とからなる電気融着継手において、前記
外筒部材層が2層以上の多層樹脂層からなり、この多層
樹脂層間部で密度変化量が1%以下である電気融着継
手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8044276A JPH09210283A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 電気融着継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8044276A JPH09210283A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 電気融着継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09210283A true JPH09210283A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12686994
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8044276A Pending JPH09210283A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 電気融着継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09210283A (ja) |
-
1996
- 1996-02-06 JP JP8044276A patent/JPH09210283A/ja active Pending
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