JPH09210369A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH09210369A
JPH09210369A JP1402796A JP1402796A JPH09210369A JP H09210369 A JPH09210369 A JP H09210369A JP 1402796 A JP1402796 A JP 1402796A JP 1402796 A JP1402796 A JP 1402796A JP H09210369 A JPH09210369 A JP H09210369A
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JP
Japan
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cooking
value
constant
sensor
sensor output
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JP1402796A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Kondo
智之 近藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気体センサからのセンサ出力に基づいて調理
を制御するものにおいて、調理の出来上がり具合のばら
つきを極力防止すると共に、製造コストの上昇を防止す
る。 【解決手段】 本発明の電子レンジは、調理物から発生
する気体を検知する気体センサを備え、この気体センサ
から出力されるセンサ出力に基づいて調理を制御する調
理制御手段を備え、調理開始前に気体センサから出力さ
れるセンサ出力の初期値が所定範囲内に収まるように調
整する調整手段を備え、この調整手段により調整された
センサ出力の初期値に基づいて自動調理用の制御定数α
を可変させる制御定数補正手段を備えて成るものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、調理物から発生す
る気体を検知する気体センサを備え、この気体センサか
ら出力されるセンサ出力に基づいて調理を自動的に制御
するように構成された電子レンジに関する。
【0002】
【従来の技術】気体センサは、その抵抗値が気体の濃度
に応じて変化するという特性を有している。そこで、電
子レンジにおいては、上記気体センサの抵抗値(具体的
には、気体センサの端子間電圧)を測定することによ
り、調理物から発生する気体の量を検知するようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】調理物から気体がほと
んど発生していない調理開始前における気体センサの初
期抵抗値は、約10kΩから100kΩ程度までの範囲
で変動する値となっており、かなりばらつきがある。こ
のため、気体センサに複数の調整用抵抗を切替接続可能
に設け、気体センサの端子間電圧の値、即ち、センサ出
力の値がほぼ一定値になるように調整する必要がある。
この場合、従来構成においては、気体センサに抵抗値の
異なる例えば5個程度の調整用抵抗を種々組み合わせて
接続可能に設けており、これにより、センサ出力の初期
値が予め決めた所定範囲内に収まるようにしている。
【0004】一方、電子レンジにおいて、気体センサか
らのセンサ出力の値に基づいて加熱調理を自動的に制御
する場合、従来より、制御定数として定数α、βを用い
て制御している。これら定数α、βは、センサ出力の初
期値が上記所定範囲の中央値である場合に最適な加熱調
理が実行されるように設定されている。これにより、従
来構成の電子レンジにおいても、概ね良好な調理を実行
することができる。しかし、センサ出力の初期値が上記
所定範囲の最小値または最大値に近い値であった場合、
いわゆるα低下時点の検知時点が最適な場合(センサ出
力の初期値が所定範囲の中央値である場合)の検知時点
よりもかなり遅くなったり、かなり早くなったりする。
このため、過加熱になったり、加熱不足になったりする
ことがあり、調理の出来上がり具合がばらつくという欠
点があった。
【0005】このような欠点を解消する構成として、セ
ンサ出力の初期値が収まる所定範囲の幅を狭くすること
が容易に考えられるが、これを実現するためには、調整
用抵抗の個数を増やしたり、可変抵抗器を使用したりす
る必要がある。しかし、このように構成した場合、部品
点数が増えたり、構成が複雑になったり、部品コストが
高くなったりして、製造コストがかなり高くなるという
不具合があるため、実現することが困難であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、気体センサから
のセンサ出力に基づいて調理を制御するものにおいて、
調理の出来上がり具合がばらつくことを極力防止でき、
しかも、製造コストが高くなることを防止できる電子レ
ンジを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電子レンジは、
調理物から発生する気体を検知する気体センサと、この
気体センサから出力されるセンサ出力に基づいて調理を
制御する調理制御手段と、調理開始前に前記気体センサ
から出力されるセンサ出力の値が所定範囲内に収まるよ
うに調整する調整手段と、この調整手段により調整され
た前記センサ出力の値に基づいて自動調理用の制御定数
を可変させる制御定数補正手段とを備えて成るところに
特徴を有する。
【0008】上記構成によれば、調整手段により調整さ
れたセンサ出力の値に基づいて自動調理用の制御定数を
可変させる構成としたので、センサ出力の値(初期値)
が所定範囲の最小値または最大値に近い値であっても、
いわゆるα低下時点の検知時点が最適な場合(センサ出
力の値が所定範囲の中央値である場合)の検知時点とほ
ぼ同じにすることができる。このため、加熱調理を過不
足なく最適に実行することができ、調理の出来上がり具
合が均一になる。そして、この構成の場合、調整された
センサ出力の値に基づいて自動調理用の制御定数を可変
させるだけで済むから、部品点数が増えたり、構成が複
雑になったりすることもなく、製造コストが高くなるこ
とを防止できる。
【0009】また、上記構成において、調整手段を、気
体センサに接続されるものであってセンサ出力の値を調
整する複数の調整用抵抗と、センサ出力のレベルが所定
範囲内に収まるように複数の調整用抵抗を切替接続する
切替手段とから構成することが好ましい。
【0010】更に、気体センサからのセンサ出力のレベ
ルがピーク値Vmax に達した後、このピーク値Vmax に
定数αを乗じたα・Vmax だけ低下したα低下時点を検
知する機能を、調理制御手段が備えている場合、制御定
数補正手段は制御定数として上記定数αを可変させるこ
とが良い。また、気体センサからのセンサ出力の値がピ
ーク値Vmax に達した後、このピーク値Vmax に定数α
を乗じたα・Vmax だけ低下したα低下時点を検知し、
この時点から予め決められた時間T1 後に調理を終了す
る場合、又は、調理開始からα低下時点までの時間Tを
計時し、この時間Tに定数βを乗じた調理残時間β・T
だけα低下時点から調理を続けて調理終了する機能を、
調理制御手段が備えている場合、制御定数補正手段は制
御定数として上記定数βまたは上記時間T1 を可変させ
ることが好ましい。
【0011】一方、調整手段により調整されたセンサ出
力の値がセンサ異常判定用の上限値よりも大きい場合、
または、前記センサ出力の値がセンサ異常判定用の下限
値よりも小さい場合にセンサ異常であることを報知する
報知手段を備えることも一層好ましい構成である。更
に、センサ出力に定数Kを乗じた値に基づいて調理を制
御する機能を調理制御手段が備えている場合、制御定数
補正手段は制御定数として上記定数Kを可変させること
が良い構成である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をヒータ付き電子レ
ンジの第1の実施例について図1ないし図7を参照しな
がら説明する。まず、ヒータ付き電子レンジの概略全体
構成を示す図2及び図3において、レンジ本体1の内部
には、加熱室2が配設されている。この加熱室2の前面
開口部は、調理物の出し入れ口となっていると共に、扉
3により開閉される構成となっている。上記レンジ本体
1の前面部の右端部には、操作パネル4が設けられてお
り、この操作パネル4上には各種の表示器5や種々の操
作スイッチ6が配設されている。
【0013】また、加熱室2の内底部には、調理物Aを
載置する回転皿7が回転可能に設けられている。この回
転皿7は、RTモータ8により回転軸9を介して回転駆
動されるように構成されている。このRTモータ8の近
傍には、回転皿7上に載置された調理物Aの重量を回転
軸9を介して検知する重量センサ10(図4参照)が設
けられている。
【0014】更に、レンジ本体1内における加熱室2の
右側には、機械室11が設けられている。この機械室1
1内には、マグネトロン12、高圧トランスや制御回路
等の電気部品、及び、これら部品を冷却するファン装置
などが配設されている。上記マグネトロン12は、高周
波(マイクロ波)を導波管13を介して加熱室2内に供
給することにより、加熱室2内の調理物Aを高周波加熱
(レンジ加熱)するものである。上記ファン装置は、フ
ァンとこのファンを回転駆動するファンモータ14(図
4参照)とから構成されている。このファン装置により
送風された冷却風の一部は、マグネトロン12を冷却し
た後、加熱室2内に供給されるようになっている。
【0015】一方、加熱室2の左側壁15の上部には、
図3に示すように、多数の小孔からなる排気口16が設
けられている。この排気口16は、排気通路17を介し
てレンジ本体1の外部に連通している。この場合、上記
ファンモータ14が通電駆動されてファン装置により冷
却風が加熱室2内に供給されると、加熱室2内の空気は
上記排気口16及び排気通路17を通って機外へ排出さ
れるように構成されている。
【0016】そして、上記排気通路17の内底壁部に
は、排気通路17内の空気に含まれる水蒸気等の気体の
濃度を検知する気体センサ18が配設されている。この
気体センサ18が、調理物7から発生する水蒸気等の気
体を検知するセンサである。
【0017】尚、加熱室2の天井部及び底部には、平面
状ヒータからなる上部ヒータ及び下部ヒータが配設され
ている。また、加熱室2の後部には、熱風を加熱室2内
に循環供給する熱風ヒータが配設されている。これら上
部ヒータ、下部ヒータ及び熱風ヒータからオーブン加熱
調理用のヒータ装置19(図4参照)が構成されてい
る。
【0018】また、図4は上記した電子レンジの電気的
構成を機能ブロックの組み合わせにて示す図である。こ
の図4において、制御回路20は、主としてマイクロコ
ンピュータから構成されており、電子レンジの調理運転
全般を制御する機能を有し、そのための制御プログラム
を記憶している。この制御回路20が、調理制御手段及
び制御定数補正手段を構成している。
【0019】上記制御回路20は、各種の表示器5、R
Tモータ8、マグネトロン12及びヒータ装置19を駆
動回路21を介して駆動制御するように構成されてい
る。また、制御回路20は、重量センサ10からの検知
信号並びに各種の操作スイッチ6からの各スイッチ信号
を受けると共に、センサ回路22の気体センサ18から
の検知信号を受けるように構成されている。そして、制
御回路20は、後述するようにしてセンサ回路22の抵
抗切替回路23を切替制御するように構成されている。
【0020】ここで、上記センサ回路22の具体的構成
について、図5を参照して説明する。図5に示すよう
に、センサ回路22のうちの抵抗切替回路23は、5個
の調整用抵抗24、25、26、27、28と,トラン
ジスタ等からなる5個のスイッチング素子29、30、
31、32、33とを図示するように接続して構成され
ている。具体的には、調整用抵抗24とスイッチング素
子29とを直列に接続した直列回路と、調整用抵抗25
とスイッチング素子30とを直列に接続した直列回路
と、調整用抵抗26とスイッチング素子31とを直列に
接続した直列回路と、調整用抵抗27とスイッチング素
子32とを直列に接続した直列回路と、調整用抵抗28
とスイッチング素子33とを直列に接続した直列回路と
を並列に接続している。尚、調整用抵抗24は例えば
5.6kΩ、調整用抵抗25は例えば13kΩ,調整用
抵抗26は例えば39kΩ、調整用抵抗27は例えば5
1kΩ、調整用抵抗28は例えば68kΩである。
【0021】そして、例えば5Vの直流定電圧端子34
とアースとの間に、上記した並列回路構成からなる抵抗
切替回路23と気体センサ18とを直列に接続してい
る。また、抵抗切替回路23と気体センサ18との中間
接続点を制御回路20の入力端子Iに接続している。こ
れにより、制御回路20は、気体センサ18の端子間電
圧、即ち、気体センサ18から出力されるセンサ出力
(検知信号)を入力端子Iから入力するように構成され
ている。
【0022】また、上記抵抗切替回路23の5個のスイ
ッチング素子29〜33の各制御端子は、制御回路20
の5個の出力端子SENC1〜5にそれぞれ接続されて
いる。この場合、制御回路20は、各出力端子SENC
1〜5を例えばロウレベル(L)に設定することにより
各スイッチング素子29〜33をオンし、各出力端子S
ENC1〜5をハイレベル(H)に設定することにより
各スイッチング素子29〜33をオフするように構成さ
れている。これにより、制御回路20は、気体センサ1
8に対して5個の調整用抵抗24〜28を、下記の表1
で示すように(具体的には、NO1からNO19までの
19種類の接続態様で)切替接続可能に構成されてい
る。この場合、制御回路20と抵抗切替回路23とから
調整手段35が構成されている。
【0023】
【表1】
【0024】次に、上記構成の作用について図1、図6
及び図7も参照して説明する。図1のフローチャート
は、制御回路20に記憶された制御プログラムの制御の
うちの、気体センサ18からのセンサ出力に基づく自動
調理の調理運転開始時における制御の内容を概略的に示
すものである。以下、この図1のフローチャートに従っ
て説明する。
【0025】ここでは、自動調理として例えばごはんの
あたため調理を実行する場合について説明する。この場
合、まず、使用者は調理物A(ごはん)を加熱室2内に
収容すると共に、操作パネル4の中の操作スイッチ6を
操作して上記ごはんのあたため調理に対応する調理メニ
ューを設定し、その後、操作スイッチ6の中のスタート
スイッチを操作して調理運転を開始させる。すると、制
御回路20は、気体センサ18から出力されるセンサ出
力の初期値を予め決めた所定範囲内に収めるように調整
する処理を実行する。
【0026】具体的には、まず図1のステップS1にお
いて、制御回路20は出力端子SENC1〜3を「H」
にすると共に出力端子SENC4及び5を「L」に設定
し、2個の調整用抵抗27及び28を並列接続した回路
を気体センサ18に直列接続する初期状態に設定する。
続いて、制御回路20は、気体センサ18から出力され
るセンサ電圧(端子間電圧)を読み込み、読み込んだ電
圧値に応じて調整用抵抗24〜28の接続態様を切り換
える(ステップS2)。具体的には、制御回路20は、
気体センサ18のセンサ電圧をA/D変換して、「0〜
255」の範囲のセンサデータ値(1バイトのデータ
値)に変換する。
【0027】そして、このセンサデータ値に応じて前記
表1で示すように5個の調整用抵抗24〜28の接続態
様を切り換える。即ち、センサデータ値が0〜48であ
るときは、接続態様番号1の状態に切り替え(ステップ
S301)、センサデータ値が49〜52であるとき
は、接続態様番号2の状態に切り替え(ステップS30
2)、センサデータ値が53〜57であるときは、接続
態様番号3の状態に切り替え(ステップS303)、セ
ンサデータ値が58〜62であるときは、接続態様番号
4の状態に切り替え(ステップS304)、………、セ
ンサデータ値が193〜204であるときは、接続態様
番号18の状態に切り替え(ステップS318)、セン
サデータ値が205〜255であるときは、接続態様番
号19の状態に切り替える(ステップS319)。
【0028】このように抵抗接続を切り替えることによ
り、気体センサ18から出力されるセンサ電圧(センサ
データ値)の初期値は所定範囲である例えば「162〜
178」の範囲に収まるようになる(ステップS4)。
ここで、気体センサ18の初期抵抗値と、上述したよう
に抵抗接続切換の調整を行った後の初期センサデータ値
(センサ出力)との関係を図6のグラフで示す。このグ
ラフから、センサデータ値の初期値が「162〜17
8」の範囲に収まっていることがわかる。
【0029】さて、気体センサ18からのセンサデータ
値(センサ出力の値)に基づいて加熱調理を自動的に制
御する場合、従来より、制御定数として定数αを用いて
制御している。この定数αは、気体センサ18からのセ
ンサ出力の値がピーク値Vmax に達した後、このピーク
値Vmax に定数αを乗じたα・Vmax だけ低下したα低
下時点を検知するための定数である。
【0030】そして、上記定数αとしては例えば0.1
という値が設定されており、これは、気体センサ18の
抵抗値の変化率(変化量)で対応させると、抵抗値の変
化率が0.75の場合に対応している。ここで、抵抗値
の変化率は、Rs1/Rs0で定義される。尚、Rs1は加熱
調理中の抵抗値、Rs0は初期抵抗値(ピーク抵抗値)で
ある。そして、上記0.1に設定された定数αは、気体
センサ18の初期センサデータ値が所定範囲である「1
62〜178」の範囲の中央値(例えば170)である
場合に、適切な加熱調理(理想的な加熱調理)が実行さ
れるように設定されたものである。
【0031】このため、初期センサデータ値が上記「1
62〜178」の範囲の最小値または最大値に近い値で
あった場合、いわゆるα低下時点の検知時点が最適な場
合(初期センサデータ値が上記「162〜178」の範
囲の中央値である場合)の検知時点よりもかなり遅くな
ったり、かなり早くなったりする不具合が発生する可能
性がある。このような不具合が発生する様子を、図7の
グラフに示す。
【0032】この図7において、曲線P1は初期センサ
データ値が「162〜178」の範囲の中央値である場
合の抵抗値変化率Rs1/Rs0と定数αとの関係を示すグ
ラフである。曲線P2は初期センサデータ値が「162
〜178」の範囲の最小値162である場合の抵抗値変
化率Rs1/Rs0と定数αとの関係を示すグラフである。
曲線P3は初期センサデータ値が「162〜178」の
範囲の最大値178である場合の抵抗値変化率Rs1/R
s0と定数αとの関係を示すグラフである。
【0033】上記図7によれば、定数αを0.1に固定
していると、初期センサデータ値が162の場合、抵抗
値変化率Rs1/Rs0が0.75よりも大きくなってしま
い、α低下時点の検知時点が最適な場合の検知時点より
もかなり遅くなることがわかる。反対に、初期センサデ
ータ値が178の場合、抵抗値変化率Rs1/Rs0が0.
75よりも小さくなってしまい、α低下時点の検知時点
が最適な場合の検知時点よりもかなり早くなってしまう
ことがわかる。従って、このままでは、過加熱になった
り、加熱不足になったりすることがあり、調理の出来上
がり具合がばらつくおそれがあった。
【0034】上記した不具合を解消するには、図7から
明らかなように、初期センサデータ値が162の場合、
抵抗値変化率Rs1/Rs0が0.75になるときの定数α
は0.115であるから、定数αを0.1よりも少し大
きく設定すれば良い。また、初期センサデータ値が17
8の場合には、抵抗値変化率Rs1/Rs0が0.75にな
るときの定数αは0.085であるから、定数αを0.
1よりも少し小さく設定すれば良い。
【0035】そこで、本実施例では、図1のステップS
5へ進み、制御回路20は、初期センサデータ値に基づ
いて定数αを可変させる補正処理を行う。具体的には、
調整手段35により調整されたセンサデータ値の初期値
が160〜165であるとき定数αを0.12に設定し
(ステップS601)、センサデータ値の初期値が16
6〜175であるとき定数αを0.10に設定し(ステ
ップS602)、センサデータ値の初期値が176〜1
80であるとき定数αを0.08に設定する(ステップ
S603)。
【0036】続いて、マグネトロン12を発振駆動させ
て加熱調理を開始するようになっている(ステップS
7)。そして、これ以降の加熱調理制御は、従来周知の
加熱調理制御(定数α、βに基づく加熱調理制御)と同
じ制御が実行されるように構成されている。具体的に
は、気体センサ18からのセンサ出力のレベル(センサ
データ値)がピーク値Vmax に達した後、このピーク値
Vmax に定数αを乗じたα・Vmax だけ低下したα低下
時点を検知し、加熱調理開始から上記α低下時点までの
時間Tを計時し、この時間Tに定数βを乗じた調理残時
間β・Tだけ上記α低下時点から加熱調理を続けて調理
終了する制御が実行されるように構成されている。
【0037】このような構成の本実施例によれば、5個
の調整用抵抗24〜28を切替接続することにより気体
センサ18から出力されるセンサ出力(センサデータ
値)の初期値が所定範囲である「162〜178」の範
囲に収まるように調整した後、この調整したセンサ出力
の値に基づいて自動調理用の制御定数として例えば定数
αを可変させる構成とした。これにより、センサ出力の
初期値が上記所定範囲の最小値または最大値に近い値で
あっても、いわゆるα低下時点の検知時点が最適な場合
(センサ出力の初期値が所定範囲の中央値である場合)
の検知時点とほぼ同じになる。このため、加熱調理を過
不足なく最適に実行することができ、調理の出来上がり
具合を極力均一にすることができる。
【0038】ところで、気体センサ18が正常であれ
ば、5個の調整用抵抗24〜28を切替接続することに
より、気体センサ18から出力されるセンサデータ値の
初期値が「162〜178」の範囲に収まるように調整
することができる。しかし、気体センサ18が劣化する
と、5個の調整用抵抗24〜28を切替接続しても、気
体センサ18からのセンサデータ値の初期値が「162
〜178」の範囲に収まらなくなることがある。
【0039】このような場合、センサデータ値の初期値
が「162〜178」の範囲から少し外れた程度であれ
ば、気体センサ18のセンサ出力に基づく自動調理をそ
れほど問題なく実行することができる(加熱調理した調
理物を十分食べることができる)。しかし、センサデー
タ値の初期値が「162〜178」の範囲からひどく外
れるようになると、自動調理が不適切に実行されてしま
い、加熱調理した調理物を食べることができなくなるお
それもあった。
【0040】そこで、図8に示す第2の実施例のよう
に、調整されたセンサデータ値の初期値に基づいて気体
センサ18が正常であるか異常であるかを判断する処理
を、加熱開始前に実行するように構成しても良い。具体
的には、気体センサ18からのセンサデータ値の初期値
を調整した後(即ち、加熱開始前に)、まず図8のステ
ップS801において、調整したセンサデータ値の初期
値がセンサ異常判定用の上限値例えば「220」よりも
大きいか否かを判断する。ここで、上記初期値がセンサ
異常判定用の上限値よりも大きいときは、ステップS8
01にて「YES」へ進み、気体センサ18が異常であ
る旨のエラー表示を表示器5に表示する(ステップS8
04)。そして、調理運転を停止するように構成されて
いる。
【0041】また、上記初期値がセンサ異常判定用の上
限値よりも大きくなければ、ステップS801にて「N
O」へ進み、センサデータ値の初期値がセンサ異常判定
用の下限値例えば「100」よりも小さいか否かを判断
する(ステップS803)。ここで、上記初期値がセン
サ異常判定用の下限値よりも小さいときは、ステップS
803にて「YES」へ進み、気体センサ18が異常で
ある旨のエラー表示を表示器5に表示し(ステップS8
04)、調理運転を停止する。一方、上記初期値がセン
サ異常判定用の下限値よりも小さくないときは、ステッ
プS803にて「NO」へ進み、加熱開始するように構
成されている(ステップS7)。尚、上述した以外の第
2の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ構成と
なっている。
【0042】従って、第2の実施例においても、第1の
実施例とほぼ同じ作用効果を得ることができる。特に、
第2の実施例によれば、気体センサ18が正常であるか
否かを判断して、異常である場合にその異常を報知する
構成としたので、使用者は劣化等による気体センサ18
の異常を速やかに認識することができ、修理等の対処を
実行することができる。これにより、自動調理の失敗を
未然に防止することができる。
【0043】また、図9は本発明の第3の実施例を示す
ものであり、第1の実施例と異なるところを説明する。
尚、第1の実施例と同じ構成には同一符号を付してい
る。上記第3の実施例では、定数αを可変させる代わり
に、調整したセンサデータ値の初期値に基づいて自動調
理用の定数βを可変させるように構成している(ステッ
プS9)。
【0044】具体的には、センサデータ値の初期値を調
整した後(即ち、ステップS4を実行した後)、この調
整した初期値が160〜165であるとき定数βを1.
2に設定し(ステップS901)、初期値が166〜1
75であるとき定数βを1.0に設定し(ステップS9
02)、初期値が176〜180であるとき定数βを
0.8に設定する(ステップS903)。尚、この場
合、定数αは0.1に固定されている。そして、上記し
たように定数βを補正した後、続いてマグネトロン12
を発振駆動させて加熱調理を開始するように構成されて
いる(ステップS7)。上述した以外の第3の実施例の
構成は、第1の実施例の構成と同じ構成となっている。
【0045】上記第3の実施例においては、調整したセ
ンサデータ値の初期値に基づいて自動調理用の定数βを
可変させる構成としたので、α低下時点以降の加熱調理
時間(調理残時間)が上記初期値に応じた適切な時間と
なり、加熱調理を過不足なく最適に実行することができ
る。従って、第3の実施例においても、第1の実施例と
ほぼ同じ効果を得ることができる。
【0046】尚、上記第3の実施例では、調整したセン
サデータ値の初期値に基づいて自動調理用の定数βを可
変させる構成としたが、これに代えて、α低下時点から
予め決められた時間T1 後に調理を終了する自動調理の
場合には、調整されたセンサデータ値の初期値に基づい
て上記時間T1 を長く或いは短く可変させるように構成
しても良い。この構成の場合も、上記第3の実施例とほ
ぼ同様な作用効果を得ることができる。
【0047】図10は本発明の第4の実施例を示すもの
であり、第1の実施例と異なるところを説明する。尚、
第1の実施例と同じ構成には同一符号を付している。上
記第4の実施例では、気体センサ18からのセンサデー
タ値に定数Kを乗じた値に基づいて加熱調理を制御する
ように構成し、そして、定数αを可変させる代わりに、
調整されたセンサデータ値の初期値に基づいて上記定数
Kを可変させるように構成している。
【0048】具体的には、気体センサ18からのセンサ
データ値の初期値を調整した後(ステップS4を実行し
た後)、この調整したセンサデータ値の初期値に基づい
て定数Kを可変させる(ステップS10)。この場合、
調整した初期値が160〜165であるとき定数Kを
0.8に設定し(ステップS1001)、初期値が16
6〜175であるとき定数Kを1.0に設定し(ステッ
プS1002)、初期値が176〜180であるとき定
数βを1.2に設定するように構成されている(ステッ
プS1003)。尚、定数αは0.1に固定されている
と共に、定数βは1.0に固定されている。
【0049】続いて、上記したように定数Kを補正した
後は、加熱調理を開始するように構成されている(ステ
ップS7)。そして、加熱調理中は、気体センサ18か
ら出力されるセンサデータ値(センサ出力)Vに上記定
数Kを乗じたK・VをV´とし(ステップS11)、こ
のV´に基づいてα低下時点を検出するように構成され
ている(ステップS12)。
【0050】この後、α低下時点を検出したら、ステッ
プS12にて「YES」へ進み、調理残時間β・Tを算
出する(ステップS13)。そして、この算出した調理
残時間β・Tだけ上記α低下時点から加熱調理を続けた
後、調理を終了するように構成されている。上述した以
外の第4の実施例の構成は、第1の実施例の構成と同じ
構成となっている。
【0051】上記第4の実施例においては、調整したセ
ンサデータ値の初期値に基づいて定数Kを可変させる構
成としたので、α低下時点以降の加熱調理時間(調理残
時間)が上記初期値に応じた適切な時間となり、加熱調
理を過不足なく最適に実行することができる。従って、
上記第4の実施例においても、第1の実施例とほぼ同じ
効果を得ることができる。
【0052】尚、上記第4の実施例では、センサデータ
値Vに上記定数Kを乗じたK・VをV´とし、このV´
に基づいてα低下時点を検出するように構成したが、こ
れに代えて、αに上記定数Kを乗じたK・αをα´と
し、このα´が0.1となるα低下時点を検出するよう
に構成しても良く、この構成の場合も同じ効果を得るこ
とができる。
【0053】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、調整手段により調整されたセンサ出力の初期値に基
づいて自動調理用の制御定数を可変させる構成としたの
で、センサ出力の初期値が所定範囲の最小値または最大
値に近い値であっても、いわゆるα低下時点の検知時点
が最適な場合(センサ出力の初期値が所定範囲の中央値
である場合)の検知時点とほぼ同じになるため、加熱調
理を過不足なく最適に行うことができ、調理の出来上が
り具合を均一にすることができるという優れた効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すフローチャート
【図2】電子レンジ全体の斜視図
【図3】電子レンジの概略縦断正面図
【図4】ブロック図
【図5】センサ回路周辺の電気回路図
【図6】気体センサの初期抵抗値と抵抗接続切換の調整
を行った後のセンサデータ値の初期値との関係を示すグ
ラフ
【図7】気体センサの抵抗値変化率Rs1/Rs0と定数α
との関係を示すグラフ
【図8】本発明の第2の実施例を示すフローチャート
【図9】本発明の第3の実施例を示すフローチャート
【図10】本発明の第4の実施例を示すフローチャート
【符号の説明】
1はレンジ本体、2は加熱室、4は操作パネル、5は表
示器、6は操作スイッチ、11は機械室、12はマグネ
トロン、16は排気口、17は排気通路、18は気体セ
ンサ、20は制御回路(調理制御手段、制御定数補正手
段)、22はセンサ回路、23は抵抗切替回路、24、
25、26、27、28は調整用抵抗、35は調整手段
を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物から発生する気体を検知する気体
    センサと、 この気体センサから出力されるセンサ出力に基づいて調
    理を制御する調理制御手段と、 調理開始前に前記気体センサから出力されるセンサ出力
    の値が所定範囲内に収まるように調整する調整手段と、 この調整手段により調整された前記センサ出力の値に基
    づいて自動調理用の制御定数を可変させる制御定数補正
    手段とを備えて成る電子レンジ。
  2. 【請求項2】 調整手段は、気体センサに接続されるも
    のであって前記センサ出力のレベルを調整する複数の調
    整用抵抗と、 前記センサ出力の値が所定範囲内に収まるように前記複
    数の調整用抵抗を切替接続する切替手段とから構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の電子レンジ。
  3. 【請求項3】 調理制御手段が、気体センサからのセン
    サ出力の値がピーク値Vmax に達した後、このピーク値
    Vmax に定数αを乗じたα・Vmax だけ低下したα低下
    時点を検知する機能を備えている場合、 制御定数補正手段は、制御定数として前記定数αを可変
    させることを特徴とする請求項1または2記載の電子レ
    ンジ。
  4. 【請求項4】 調理制御手段が、気体センサからのセン
    サ出力の値がピーク値Vmax に達した後、このピーク値
    Vmax に定数αを乗じたα・Vmax だけ低下したα低下
    時点を検知し、この時点から予め決められた時間T1 後
    に調理を終了する場合、又は、調理開始から前記α低下
    時点までの時間Tを計時し、この時間Tに定数βを乗じ
    た調理残時間β・Tだけ前記α低下時点から調理を続け
    て調理終了する機能を備えている場合、 制御定数補正手段は、制御定数として前記定数βまたは
    前記時間T1 を可変させることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の電子レンジ。
  5. 【請求項5】 調整手段により調整されたセンサ出力の
    値がセンサ異常判定用の上限値よりも大きい場合、また
    は、前記センサ出力の値がセンサ異常判定用の下限値よ
    りも小さい場合にセンサ異常であることを報知する報知
    手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいず
    れかに記載の電子レンジ。
  6. 【請求項6】 調理制御手段がセンサ出力に定数Kを乗
    じた値に基づいて調理を制御する機能を備えている場
    合、 制御定数補正手段は、制御定数として前記定数Kを可変
    させることを特徴とする請求項1または2記載の電子レ
    ンジ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008036684A1 (de) 2008-08-06 2010-02-11 Rational Ag Gargerät und Verfahren zum Überwachen eines Garprozesses

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008036684A1 (de) 2008-08-06 2010-02-11 Rational Ag Gargerät und Verfahren zum Überwachen eines Garprozesses
EP2154435A2 (de) 2008-08-06 2010-02-17 Rational AG Gargerät und Verfahren zum Überwachen eines Garprozesses

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