JPH0921067A - 輻射線遮断性繊維またはその製品の製造法 - Google Patents

輻射線遮断性繊維またはその製品の製造法

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JPH0921067A
JPH0921067A JP8202713A JP20271396A JPH0921067A JP H0921067 A JPH0921067 A JP H0921067A JP 8202713 A JP8202713 A JP 8202713A JP 20271396 A JP20271396 A JP 20271396A JP H0921067 A JPH0921067 A JP H0921067A
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JP
Japan
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zinc oxide
fiber
fibers
polyamide
fine powder
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JP8202713A
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English (en)
Inventor
Toshio Ozawa
敏男 小澤
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Toyo Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光線、熱線等の輻射線の遮断性が優れ、
白度、風合が良好なポリエステル系、ポリアミド系、ポ
リオレフィン系またはセルロースアセテート系繊維また
はその製品を得る。 【解決手段】 酸化亜鉛または酸化亜鉛を主体とするセ
ラミックス粉末を、ポリエステル系、ポリアミド系、ポ
リオレフィン系またはセルロースアセテート系繊維また
はその製品に1〜40重量%付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽光線、紫外線、可
視光線、赤外線、熱線等の輻射線の遮断性が優れ、白
度、風合が良好なポリエステル繊維、ポリアミド繊維、
ポリオレフィン繊維もしくはセルロースアセテート繊維
またはその製品の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】既に、紫外線吸収剤や、紫外線、可視光
線等をカットする無機化合物粉末を繊維に含有させるこ
とによって、太陽光線等の輻射線を遮へいする効果があ
ることが知られている。
【0003】このような無機化合物粉末として、酸化チ
タン系のもの等が知られ、使用されているが、これらの
無機化合物粉末は、4μよりも長波長のいわゆる遠赤外
線領域の輻射線を吸収し、かつ放射するので、熱線の遮
断性が劣る欠点があった。
【0004】また、上記無機化合物粉末を繊維に多量に
含有させた場合、酸化チタン系化合物粉末は硬度が高い
ために、繊維処理工程で装置の摩耗損傷等の障害が多発
する欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、太陽光線、
紫外線、熱線等の輻射線に対する遮断性が優れ、風合、
白度とも良好であり、衣料用等として日焼けを防ぎ、涼
しい繊維製品を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は粒径3μm以下まで微粉砕するか、分級し
た微粒子状の酸化亜鉛または酸化亜鉛を主体とする無機
化合物粉末をポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリ
オレフィン繊維もしくはセルロースアセテート繊維に対
して1〜40重量%付与するものである。
【0007】酸化亜鉛は近紫外線を吸収するが、可視光
線領域から近、中、遠、各赤外線領域にわたって極めて
高い反射率を示す。従って、直接太陽光線等、外側から
の輻射線照射による熱を遮断することができ、着用して
涼しい繊維製品を得ることができる。
【0008】また、酸化亜鉛は白度も良好で、粉末硬度
も低く、粒度もマイクロトラック法で0.6μ以下が5
0%以上のごく微粒子を容易に製造することができ、溶
融紡糸法、乾式紡糸法等の際の合成繊維への練り込み
や、繊維製品の後加工が容易であり、品質、風合等が優
れた製品を得ることができる。
【0009】本発明に使用する酸化亜鉛の室温での分光
反射率曲線は図1のとおりである。なお、この図1は、
縦軸が反射率(%)、横軸が波長(μm)であり、硫酸
バリウムの反射率を100%とした場合の値である。
【0010】図1の分光反射率曲線に示されたとおり、
酸化亜鉛は、近紫外線を吸収するが、0.7μから長い
波長領域、即ち、近、中、遠赤外線領域で100%もし
くはそれよりも高い反射率を示し、従って熱の吸収が少
ないことが分かる。
【0011】この輻射線反射特性は、酸化チタンよりも
遙かに優れており、輻射線を遮断した繊維製品を得るこ
とができる。
【0012】また酸化亜鉛を放射率特性の面から見る
と、図2は酸化亜鉛及び酸化チタンの放射率曲線であっ
て、縦軸が放射率(%)、横軸が波長(μm)である。
【0013】図2から分かるように酸化チタンは近ない
し遠赤外線領域で、かなりのエネルギー放射があるのに
対して、酸化亜鉛は、エネルギー放射が極めて低く、こ
の点からも輻射線遮断性があることが分かる。
【0014】本発明に使用される酸化亜鉛は、これ単独
もしくは、酸化亜鉛を50重量%以上含み、これ以外に
も酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化アルミニウム等
が混合されたセラミックスであってもよい(総称して酸
化亜鉛系セラミックスという)。
【0015】上記酸化亜鉛系セラミックスは、ポリエス
テル、ポリアミド、ポリオレフィンまたはセルロースア
セテートの繊維、糸、織物、編物、不織布等の繊維製品
に、懸濁液の状態でパディング、コーティング、プリン
ト、スプレイ等の後加工手段によって施す。
【0016】上記酸化亜鉛系セラミックスを上記繊維製
品に付与するには、粒径3μm以下、好ましくは1μm
以下まで微粉砕するか、分級したものを用いるのが懸濁
液が安定するので好ましい。
【0017】本発明に使用する繊維は、ポリエステル、
ポリアミド、ポリオレフィン、セルロースアセテート等
の繊維が挙げられる。
【0018】これらの繊維に対する酸化亜鉛系セラミッ
クスの配合割合は、繊維に対して1〜40重量%、好ま
しくは2〜30重量%である。配合割合が更に高くなれ
ば紡糸性が悪くなる欠点があり、また配合割合が更に小
さくなると波長0.7〜6μの輻射線の反射が悪くなる
欠点がある。
【0019】繊維製品に対して後処理として前記酸化亜
鉛系セラミックス粉末を施す場合には、前記粉末の微粒
子を、通常の手段によって水性懸濁液として、浸漬、パ
ディング、スプレー等、常法に従って付与する。
【0020】次に本発明を実施例について更に詳細に説
明する。
【実施例】
実施例1 酸化亜鉛を微粉砕して得られた粒径20μ以下の微粉末
を、アクリル酸エステル系のバインダー剤を主体とし、
安定剤、柔軟剤等の補助剤を加えたバインダーエマルジ
ョン液中に約15重量%混合、攪拌し、懸濁液を作成し
た。
【0021】この懸濁液を、ポリプロピレン繊維からな
る長繊維不織布に、ドクターコーティングによって上記
懸濁液を付与(目付重量40g/m)し、110℃で
予備乾燥後、155℃で熱処理し、酸化亜鉛を繊維表面
に均一に接着固定した。
【0022】得られたポリプロピレン繊維布帛に光照射
した場合における温度上昇を測定した。
【0023】なお、比較のため、酸化亜鉛を含まないア
クリル酸エステル系のポリマーを主体とするバインダー
エマルジョンのみを上記不織布に付与した場合、及び通
常の未処理のポリプロピレン不織布についても同様に温
度上昇を測定した。その結果は表1のとおりである。
【0024】なお、温度上昇の測定は、この不織布を奥
行3cmの箱面に張設し、編物から25cmの距離から
300Wのレフランプ(松下電器産業社製)で光を照射
し、上記箱の底面の温度を照射直後から漸次測定する方
法をとった。
【0025】
【表1】
【0026】表1の結果から明らかなように、本発明の
酸化亜鉛付与ポリプロピレン不織布は光照射面とは反対
側の空気温度上昇が少なく、かつ遅いことが分かり、こ
のポリプロピレン不織布をテントとして用いた場合に
は、夏期太陽光の下でもテント内部は温度上昇が少な
い。
【0027】実施例2 実施例1で作成した酸化亜鉛の懸濁液を、ポリアミドタ
フタ(経50デニール、24フィラメントの糸110
本、緯75デニール、36フィラメントの糸80本)
に、パディング法(マングル絞り100%)によって施
し、110℃で予備乾燥後、155℃で1.5分間熱処
理し、酸化亜鉛を繊維表面に均一に接着固定した。
【0028】得られたポリアミドタフタを実施例1と同
様の方法により、光照射時における温度上昇を測定し
た。なお、比較のため、酸化亜鉛を含まないアクリル酸
エステル系のポリマーを主体とするバインダーエマルジ
ョンのみを上記布帛に付与した場合、及び通常のポリア
ミドタフタについても同様に温度上昇を測定した。その
結果は表2のとおりである。
【0029】
【表2】
【0030】表2から明らかなように、本発明の酸化亜
鉛付与ポリアミドタフタは光照射面とは反対側の空気温
度上昇が少なく、かつ遅いことが分かり、このタフタを
着用すれば、夏期太陽光の下でも涼しいことが理解でき
る。
【0031】
【効果】本発明の繊維及びその製品は、実施例からも理
解できるように、光照射面とは反対側の空気温度上昇が
少なく、かつ遅いために、本発明の製品を着用すれば、
夏期、戸外の太陽光線の下でも涼しいという優れた性質
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸化亜鉛の分光反射率曲線であって、横軸は波
長(μm)、縦軸は反射率(%)である。ただし、この
反射率は硫酸バリウムの反射率を100%とした比較値
である。
【図2】酸化亜鉛及び酸化チタンの分光放射率曲線であ
って、横軸は波長(μm)、縦軸は反射率(%)であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径3μm以下まで微粉砕するか、分級
    した微粒子状の酸化亜鉛または酸化亜鉛を主体とするセ
    ラミック粉末を水性懸濁液として、ポリエステル繊維、
    ポリアミド繊維、ポリオレフィン繊維及び/またはセル
    ロースアセテート繊維に対して1〜40重量%付与する
    ことを特徴とする輻射線遮断性繊維またはその製品の製
    造法。
JP8202713A 1996-06-27 1996-06-27 輻射線遮断性繊維またはその製品の製造法 Pending JPH0921067A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002161473A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Unitika Textiles Ltd 太陽熱遮蔽性を有する繊維およびその製造方法
JP2008196085A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Hiraoka & Co Ltd 遮熱性に優れた天然繊維調メッシュシート
CN104862973A (zh) * 2015-04-27 2015-08-26 南通安博力户外用品有限公司 织物用紫外屏蔽涂层材料及制备方法
CN104862970A (zh) * 2015-04-27 2015-08-26 南通安博力户外用品有限公司 高阻燃无毒害织物涂层材料及制备方法

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