JPH09211408A - 液晶表示パネルの製造方法及び液晶表示パネル製造用治具 - Google Patents

液晶表示パネルの製造方法及び液晶表示パネル製造用治具

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JPH09211408A
JPH09211408A JP1507396A JP1507396A JPH09211408A JP H09211408 A JPH09211408 A JP H09211408A JP 1507396 A JP1507396 A JP 1507396A JP 1507396 A JP1507396 A JP 1507396A JP H09211408 A JPH09211408 A JP H09211408A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極基板としてプラスチックまたは薄板ガラ
スを用いた液晶表示パネルであっても、ギャップ精度が
高く、ギャップむらによる表示色むらのない液晶表示パ
ネルを得る。 【解決手段】 少なくとも液晶表示パネル2の表示エリ
ア3が、ギャップ制御板1から露出しないように配置さ
れるとともに、液晶表示パネル2の注入口5側及び注入
口5に対して反対側の端部は、表示エリア3以外の部分
の少なくとも一部が、ギャップ制御板1から露出するよ
うに配置され、ギャップ制御板1の外側から液晶表示パ
ネル2に所定の圧力を加えた状態で液晶材料の注入を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
製造方法及び液晶表示パネル製造用治具に関するもので
あり、特に、電極基板としてプラスチックまたは薄板ガ
ラスを用いた液晶表示パネルの製造方法及び液晶表示パ
ネル製造用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの注入方法は、液晶材料
及び液晶表示パネルを所定の時間真空状態に保った後、
液晶表示パネルの注入口を液晶材料中に浸して大気圧に
戻し、液晶表示パネル内と大気との圧力差を利用して液
晶表示パネルに液晶材料を注入する真空注入法が一般的
である。
【0003】電極基板にガラスを用いた液晶表示パネル
の注入では、複数の液晶表示パネルを立て掛けるような
状態でセットする治具が使用されており、0.7mm以
上の厚さを有するガラスを電極基板として用いた液晶表
示パネルの場合、この方法で特に問題はない。
【0004】近年、0.3〜0.5mm程度の厚さの薄
板ガラスを電極基板として用いた液晶表示パネル及びプ
ラスチックを電極基板として用いた液晶表示パネルが製
造されるようになってきており、従来の注入方法では、
ギャップ精度の高い液晶表示パネルを得ることが困難と
なっている。
【0005】そこで、プラスチックを電極基板として用
いたプラスチック液晶表示パネルの注入方法において
は、例えば、特開昭63−47725号公報に開示され
ているように、2枚の剛板の間にプラスチック液晶表示
パネルを挟持して液晶材料を注入する方法、特開平3−
175416号公報に開示されているように、プラスチ
ック液晶表示パネルの両面に、プラスチック液晶表示パ
ネルの面積を覆うサイズのギャップ制御板を密着させた
状態で固定保持し、加圧板にて両側より加圧し、少なく
とも1つ以上のプラスチック液晶表示パネルに、同時に
一定の圧力をかけた状態で液晶材料を注入する方法が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開昭63−
47725号公報で提案されている方法では、液晶表示
パネルの注入口に対して反対側の端部は、液晶材料の注
入の完了を確認するため、液晶表示パネルの表示エリア
の一部が剛板から露出している。このため、剛板から露
出している表示エリアの一部については、剛板によるギ
ャップ制御が行えないため、ギャップむらが生じて表示
色むらとなってしまう。
【0007】さらに、液晶表示パネルの注入口側の端部
についても、剛板が液晶材料中に浸漬しないように、液
晶表示パネルの表示エリアの一部が剛板から露出してい
る。このため、剛板から露出している表示エリアの一部
については、剛板によるギャップ制御が行えないため、
ギャップむらが生じて表示色むらとなってしまう。
【0008】また、特開平3−175416号公報で提
案されている方法では、ギャップ制御板によって液晶表
示パネルの表示エリア全面を覆っているため、表示エリ
ア全面のギャップ制御を行うことができ、ギャップむら
による表示色むらを解消できるが、以下のような問題点
がある。
【0009】まず、液晶表示パネルの注入口に対して反
対側の端部が、ギャップ制御板から露出していないた
め、バッチ処理で注入を行うための治具に液晶表示パネ
ルをセットする際に、液晶表示パネルに直接触って治具
に対する位置決めを行うことが困難であり、作業性が悪
いという問題点がある。
【0010】次に、液晶表示パネルの注入口側の端部に
ついては、ギャップ制御板が液晶材料中に浸漬しないよ
うに、液晶表示パネルの注入口を延長して形成し、この
延長した注入口部分をギャップ制御板から露出させてい
る。このため、一対の電極基板から得られる液晶表示パ
ネルの数が減少してしまい、生産効率が悪化してしま
う。さらに、注入口部分が長いために、注入口封止に必
要な時間が長くなるとともに、注入口封止樹脂が多量に
必要となる。さらに、この液晶表示パネルをセットする
電子機器に、延長した注入口部分に対応するデッドエリ
アを設けなくてはならず、電子機器のコンパクト化に対
応できない。
【0011】電子機器のコンパクト化に対応するため
に、延長した注入口部分を液晶表示パネルから切り離し
てしまうこと可能であるが、その場合、分断工数が増加
するとともに、次のような問題点がある。
【0012】延長した注入口部分は、ギャップ制御板に
よってギャップ制御を行うことができないためにギャッ
プむらがあり、バッチ処理で注入を行っている場合、液
晶表示パネル間で注入口封止樹脂が注入口に入っていく
スピードにばらつきが生じる。
【0013】このため、注入口封止樹脂が注入口に入っ
ていくスピードが速い液晶表示パネルでは、ギャップ制
御板で挟持された部分まで注入口封止樹脂が入った場
合、注入口封止樹脂が紫外線硬化樹脂のときには、ギャ
ップ制御板で挟持された部分には紫外線を照射すること
ができないため、注入口封止樹脂を硬化させることがで
きないので、未硬化の注入口封止樹脂が液晶材料と化学
反応して表示不良となってしまう。
【0014】注入口封止樹脂が注入口に入っていくスピ
ードが遅い液晶表示パネルでは、延長した注入口部分を
切り離した後の液晶表示パネルの外形部分まで注入口封
止樹脂が入っていない場合、この液晶表示パネルは注入
口を封止されていない状態であり、液晶表示パネル内に
気泡が混入して表示不良となってしまう。
【0015】本発明は、前述した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、電極基板としてプラスチックまた
は薄板ガラスを用いた、ギャップ精度の高い液晶表示パ
ネルを得ることができる液晶表示パネルの製造方法及び
液晶表示パネル製造用治具を提供することを目的として
いる。
【0016】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の請求項1記載の液晶表示パネルの製造
方法は、液晶表示パネルの両面にギャップ制御板を密着
させ、該ギャップ制御板の外側から該液晶表示パネルに
所定の圧力を加えた状態で液晶材料の注入を行う液晶表
示パネルの製造方法であって、少なくとも該液晶表示パ
ネルの表示エリアが、該ギャップ制御板から露出しない
ように配置されるとともに、該液晶表示パネルの注入口
側及び注入口に対して反対側の端部は、該表示エリア以
外の部分の少なくとも一部が、該ギャップ制御板から露
出するように配置され、該ギャップ制御板の外側から該
液晶表示パネルに所定の圧力を加えた状態で液晶材料の
注入を行うことを特徴としている。
【0017】請求項2記載の液晶表示パネルの製造方法
は、請求項1記載の液晶表示パネルの製造方法におい
て、前記ギャップ制御板は、前記液晶表示パネルの注入
口に対応する部分に、切り欠きが設けられていることを
特徴としている。
【0018】請求項3記載の液晶表示パネルの製造方法
は、請求項1または請求項2記載の液晶表示パネルの製
造方法において、液晶材料を吸収させることによって湿
潤状態となっている液晶材料吸収体に、前記液晶表示パ
ネルの注入口を接触させることにより、該液晶表示パネ
ルへ液晶材料の注入を行うことを特徴としている。
【0019】請求項4記載の液晶表示パネル製造用治具
は、液晶表示パネルの両面にギャップ制御板を密着さ
せ、該ギャップ制御板の外側から該液晶表示パネルに所
定の圧力を加えた状態で液晶材料の注入を行うための液
晶表示パネル製造用治具であって、該ギャップ制御板
は、少なくとも該液晶表示パネルの表示エリア全面を覆
う大きさであるとともに、該液晶表示パネルの注入口側
及び注入口に対して反対側の端部については、該表示エ
リア以外の部分の少なくとも一部が、該ギャップ制御板
から露出するような大きさであることを特徴としてい
る。
【0020】請求項5記載の液晶表示パネル製造用治具
は、請求項4記載の液晶表示パネル製造用治具におい
て、前記ギャップ制御板は、前記液晶表示パネルの注入
口に対応する部分に、切り欠きが設けられていることを
特徴としている。
【0021】請求項6記載の液晶表示パネル製造用治具
は、請求項4または請求項5記載の液晶表示パネル製造
用治具において、剛性を有する加圧板及び複数のバネを
有し、該バネの反発力により、該加圧板を介して前記ギ
ャップ制御板の外側から、前記液晶表示パネルに所定の
圧力を加えることを特徴としている。
【0022】請求項7記載の液晶表示パネル製造用治具
は、請求項4乃至請求項6記載の液晶表示パネル製造用
治具において、前記液晶表示パネルの下側を支えるため
の支持体を有し、該支持体が、平面方向に可動すること
を特徴としている。
【0023】本発明の液晶表示パネルの製造方法によれ
ば、少なくとも液晶表示パネルの表示エリアが、ギャッ
プ制御板から露出しないように配置されるとともに、液
晶表示パネルの注入口側及び注入口に対して反対側の端
部は、表示エリア以外の部分の少なくとも一部が、ギャ
ップ制御板から露出するように配置され、ギャップ制御
板の外側から液晶表示パネルに所定の圧力を加えた状態
で液晶材料の注入を行うことにより、表示エリア全面を
ギャップ制御板で覆うことができるため、表示エリア全
面のギャップ制御を行うことができる。
【0024】さらに、ギャップ制御板で液晶表示パネル
を挟持した後においても、液晶表示パネルの注入口に対
して反対側の端部は、ギャップ制御板から表示エリア以
外の部分の少なくとも一部が露出しているため、バッチ
処理で注入を行うための治具へ液晶表示パネルをセット
する際、位置決めを液晶表示パネルに直接触って行うこ
とができる。
【0025】さらに、注入口を延長して形成しなくて
も、液晶表示パネルの注入口側の端部は、ギャップ制御
板から表示エリア以外の部分の少なくとも一部が露出し
ているため、ギャップ制御板を液晶材料に浸漬させるこ
となく、液晶表示パネルへ液晶材料を注入することがで
きる。
【0026】また、液晶表示パネルの注入口に対応する
部分に、切り欠きが設けられたギャップ制御板を用いる
ことにより、液晶表示パネル及びギャップ制御板の注入
口側端面を同一平面で支えることができるため、バッチ
処理で注入を行うための治具への液晶表示パネルのセッ
ティングが容易になるとともに、該治具の構造を簡素化
することができる。
【0027】また、液晶材料を吸収させることによって
湿潤状態となっている液晶材料吸収体に、液晶表示パネ
ルの注入口を接触させることによって、液晶表示パネル
へ液晶材料の注入を行うことにより、より簡便にギャッ
プ制御板を液晶材料に浸漬させることなく、液晶表示パ
ネルへ液晶材料を注入することができるとともに、高価
な液晶材料の消費を著しく少なくすることができる。
【0028】本発明の液晶表示パネル製造用治具によれ
ば、ギャップ制御板は、少なくとも液晶表示パネルの表
示エリア全面を覆う大きさであるとともに、液晶表示パ
ネルの注入口側及び注入口に対して反対側の端部につい
ては、表示エリア以外の部分の少なくとも一部が、ギャ
ップ制御板から露出するような大きさであることによ
り、表示エリア全面をギャップ制御板で覆うことができ
るため、表示エリア全面のギャップ制御を行うことがで
きる。
【0029】さらに、ギャップ制御板で液晶表示パネル
を挟持した後においても、液晶表示パネルの注入口に対
して反対側の端部は、ギャップ制御板から表示エリア以
外の部分の少なくとも一部が露出しているため、本治具
へ液晶表示パネルをセットする際、位置決めを液晶表示
パネルに直接触って行うことができる。
【0030】さらに、注入口を延長して形成しなくて
も、液晶表示パネルの注入口側の端部は、ギャップ制御
板から表示エリア以外の部分の少なくとも一部が露出し
ているため、ギャップ制御板を液晶材料に浸漬させるこ
となく、液晶表示パネルへ液晶材料を注入することがで
きる。
【0031】また、液晶表示パネルの注入口に対応する
部分に、切り欠きが設けられたギャップ制御板を用いる
ことにより、液晶表示パネル及びギャップ制御板の注入
口側端面を同一平面で支えることができるため、本治具
への液晶表示パネルのセッティングが容易になるととも
に、本治具の構造を簡素化することができる。
【0032】また、剛性を有する加圧板及び複数のバネ
を有し、バネの反発力により、加圧板を介してギャップ
制御板の外側から、液晶表示パネルに所定の圧力を加え
ることにより、液晶表示パネルの表示エリア全面にほぼ
均一な圧力を加えることができるため、高精度のギャッ
プ制御を行うことができる。
【0033】また、液晶表示パネルの下側を支えるため
の支持体を有し、支持体が平面方向に可動することによ
り、液晶表示パネルの機種交換を行う場合であっても、
支持体の位置を移動させ、ギャップ制御板を交換するこ
とによって容易に対応することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】図1乃至図8を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0035】図1乃至図4を用いて、ギャップ制御板1
で液晶表示パネル2を挟持する場合の各々の位置関係を
説明する。図1は本発明に係わるギャップ制御板1で液
晶表示パネル2を挟持した場合を示す正面図、図2は液
晶表示パネル2を示す正面図、図3は本発明に係わる他
のギャップ制御板1を示す斜視図、図4は本発明に係わ
る他のギャップ制御板1で液晶表示パネル2を挟持した
場合を示す正面図である。
【0036】図1及び図2に示すように、硬質樹脂であ
るナイロン系樹脂からなるギャップ制御板1で液晶表示
パネル2を挟持する。
【0037】ギャップ制御板1の材質は、金属、セラミ
ック、ガラス、硬質樹脂等の剛性体でも構わないし、軟
質樹脂、各種ゴム等の弾性体でも構わない。また、厚さ
については、特に限定されるものではない。
【0038】液晶表示パネル2は、例えば、一対のアク
リル系樹脂からなる電極基板に、透明電極、配向膜を形
成し、シール材料4、スペーサーを介して貼り合わせる
ことによって得られる。
【0039】この液晶表示パネル2は、表示エリア3と
してシール材料4の内側が利用され、一端に注入口5を
有し、注入口5部分には、注入の際の液晶材料が流入す
る勢いによる配向の乱れ及びスペーサーの移動を防止す
るため、ダミーシールパターン6がシール材料4によっ
て形成され、注入口5を有していない端部の少なくとも
一端には、駆動回路と接続するための端子部7が形成さ
れている。
【0040】液晶表示パネル2の電極基板は、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエーテルスルホン、ポリカー
ボネート、ポリアリレート、エポキシ系樹脂、厚さが
0.3〜0.5mm程度の薄板ガラス等を用いることが
でき、特に限定されるものではない。また、透明電極、
配向膜、シール材料4、スペーサー等の液晶表示パネル
2のその他の構成材料についても、特に限定されるもの
ではない。
【0041】ギャップ制御板1と液晶表示パネル2との
位置関係は、液晶表示パネル2の表示エリア3について
は、ギャップ制御板1によって全面を覆われ、注入口5
側の端部については、注入口5及びシール材料4の一部
がギャップ制御板1から露出し、注入口5と反対側の端
部については、端子部7及びシール材料4の一部がギャ
ップ制御板1から露出するように、ギャップ制御板1に
よって液晶表示パネル2が挟持されている。
【0042】このようにすれば、ギャップ制御板1によ
ってシール材料4の内側の表示エリア3全面を覆ってい
るため、高精度のギャップ制御を行うことができる。さ
らに、端子部7がギャップ制御板1から露出しているた
め、液晶表示パネル2の位置決めを端子部7を直接触っ
て行うことができる。
【0043】本発明の他の実施の形態として、図3及び
図4に示すように、硬質樹脂であるナイロン系樹脂から
なり、注入口5に対応する部分に台形の切り欠き部8が
形成されたギャップ制御板1により、液晶表示パネル2
を挟持する。
【0044】切り欠き部8の形状は、半円形、三角形、
四角形、台形、楕円形等を用いることができ、特に限定
されるものではない。
【0045】この切り欠き部8を有するギャップ制御板
1と液晶表示パネル2との位置関係は、液晶表示パネル
2の表示エリア3については、ギャップ制御板1によっ
て全面を覆われ、注入口5側の端部については、注入口
5、ダミーシールパターン6及びシール材料4の一部が
切り欠き部8から露出し、注入口5と反対側の端部につ
いては、端子部7及びシール材料4の一部がギャップ制
御板1から露出するように、ギャップ制御板1によって
液晶表示パネル2が挟持されている。
【0046】このようにすれば、ギャップ制御板1によ
ってシール材料4の内側の表示エリア3全面を覆ってい
るため、高精度のギャップ制御を行うことができる。さ
らに、端子部7がギャップ制御板1から露出しているた
め、液晶表示パネル2の位置決めを端子部7を直接触っ
て行うことができる。
【0047】また、切り欠き部8から注入口5の大部分
が露出しているが、注入口5部分に形成されたダミーシ
ールパターン6により、露出部分のギャップの変化を抑
制することができる。
【0048】図5乃至図6を用いて、本発明の治具につ
いて説明する。図5は液晶表示パネル2を支持体9上に
セットした場合を示す斜視図、図6は本発明の治具の概
略を示す平面図である。
【0049】図5に示すように、支持体9上に、ギャッ
プ制御板1と液晶表示パネル2とを、両端がギャップ制
御板1になるように交互に配置する。支持体9は、液晶
表示パネル2の機種交換の場合、平面方向に移動させる
ことによって対応できるようになっている。
【0050】液晶表示パネル2は、液晶表示パネル2単
品を用いても構わないし、液晶表示パネル2が横に複数
繋がった短冊状のものを用いても構わない。電子手帳程
度の大きさの液晶表示パネル2の場合、短冊状のまま注
入を行った後、液晶表示パネル2単品に分断した方が、
短時間に大量の液晶表示パネル2を効率よく製造するこ
とができる。
【0051】ギャップ制御板1として、切り欠き部8を
有するギャップ制御板1を用いた場合、液晶表示パネル
2とギャップ制御板1とを同一の支持体9で支えること
ができるため、治具の部品点数を削減し、治具の構造を
簡素化することができるとともに、安価で治具を作製す
ることができる。
【0052】図6に示すように、支持体9上に、ギャッ
プ制御板1(図6には図示せず)と液晶表示パネル2
(図6には図示せず)とを両端がギャップ制御板1にな
るように交互に配置し、ボルト10を締め付けることに
より、複数のバネ11の反発力を利用して加圧板12を
介して液晶表示パネル2に圧力を加える構造となってい
る。
【0053】バネ11によって液晶表示パネル2に加え
る圧力は、30g/cm2〜130g/cm2が望まし
い。圧力が30g/cm2より小さい場合、液晶表示パ
ネル2のギャップが所定の値より大きくなり、圧力が1
30g/cm2より大きい場合、液晶表示パネル2のギ
ャップが所定の値より小さくなってしまう。
【0054】加圧板12の材質は、表面が平滑で反りま
たはうねりがなく、バネ11に接する面とギャップ制御
板1に接する面とが平行な剛性体であればよく、金属、
セラミック、ガラス、硬質樹脂等を用いることができ、
特に限定されるものではない。
【0055】図7及び図8を用いて、本発明に係わる注
入方法について説明する。図7は本発明に係わる注入方
法の一例を説明する斜視図、図8は本発明に係わる注入
方法を示す説明図である。
【0056】本発明に係わる注入方法としては、図7に
示すように、芯材13に液晶材料吸収体14を巻き付
け、液晶材料吸収体14の一部を液晶皿15に入れられ
た液晶材料16中に浸漬する。
【0057】このようにすることにより、液晶材料吸収
体14は、液晶材料16を吸い上げ、液晶材料16中に
浸漬していない部分まで液晶材料16によって湿潤状態
が保たれる。
【0058】この方法は、液晶表示パネル2をギャップ
制御板1で挟持した状態のまま真空状態とし、図8に示
すように、注入口5に液晶材料16によって湿潤状態と
なっている液晶材料吸収体14を接触させた後、大気圧
に戻すことによって注入を行う方法である。
【0059】この方法によれば、ギャップ制御板1に液
晶材料16を接触させることなく注入を行うことができ
るとともに、短時間に大量の液晶表示パネル2を効率よ
く、しかも簡便に製造することができる。
【0060】液晶材料吸収体14は、フェルト、スポン
ジ、脱脂綿、ガーゼ等を用いることができ、液晶材料1
6の吸収性がよければ特に限定されるものではないが、
クリーンルーム内で使用するための旭化成製のBEMC
OT等が、発塵しないため好ましい。
【0061】以上の説明のように、本発明の製造方法及
び治具を用いれば、ギャップ精度が高く、ギャップむら
による表示色むらのない液晶表示パネル2を得ることが
できる。
【0062】
【発明の効果】以上の説明のように、本発明の液晶表示
パネルの製造方法によれば、少なくとも液晶表示パネル
の表示エリアが、ギャップ制御板から露出しないように
配置されるとともに、液晶表示パネルの注入口側及び注
入口に対して反対側の端部は、表示エリア以外の部分の
少なくとも一部が、ギャップ制御板から露出するように
配置され、ギャップ制御板の外側から液晶表示パネルに
所定の圧力を加えた状態で液晶材料の注入を行うことに
より、表示エリア全面をギャップ制御板で覆うことがで
きるため、表示エリア全面のギャップ制御を行うことが
でき、ギャップむらによる表示色むらのない液晶表示パ
ネルを得ることができる。
【0063】さらに、ギャップ制御板で液晶表示パネル
を挟持した後においても、液晶表示パネルの注入口に対
して反対側の端部は、ギャップ制御板から表示エリア以
外の部分の少なくとも一部が露出しているため、バッチ
処理で注入を行うための治具へ液晶表示パネルをセット
する際、位置決めを液晶表示パネルに直接触って行うこ
とができ、治具への液晶表示パネルの位置決め作業が簡
便なものとなる。
【0064】さらに、注入口を延長して形成しなくて
も、液晶表示パネルの注入口側の端部は、ギャップ制御
板から表示エリア以外の部分の少なくとも一部が露出し
ているため、ギャップ制御板を液晶材料に浸漬させるこ
となく、液晶表示パネルへ液晶材料を注入することがで
き、前述した注入口を延長して形成することによる種々
の問題点を解消することができる。
【0065】また、液晶表示パネルの注入口に対応する
部分に、切り欠きが設けられたギャップ制御板を用いる
ことにより、液晶表示パネル及びギャップ制御板の注入
口側端面を同一平面で支えることができるため、バッチ
処理で注入を行うための治具への液晶表示パネルのセッ
ティングが容易になるとともに、該治具の構造を簡素化
することができ、安価で治具を作製することができる。
【0066】また、液晶材料を吸収させることによって
湿潤状態となっている液晶材料吸収体に、液晶表示パネ
ルの注入口を接触させることによって、液晶表示パネル
へ液晶材料の注入を行うことにより、より簡便にギャッ
プ制御板を液晶材料に浸漬させることなく、液晶表示パ
ネルへ液晶材料を注入することができるとともに、高価
な液晶材料の消費を著しく少なくすることができ、コス
トダウンが可能となる。
【0067】本発明の液晶表示パネル製造用治具によれ
ば、ギャップ制御板は、少なくとも液晶表示パネルの表
示エリア全面を覆う大きさであるとともに、液晶表示パ
ネルの注入口側及び注入口に対して反対側の端部につい
ては、表示エリア以外の部分の少なくとも一部が、ギャ
ップ制御板から露出するような大きさであることによ
り、表示エリア全面をギャップ制御板で覆うことができ
るため、表示エリア全面のギャップ制御を行うことがで
き、ギャップむらによる表示色むらのない液晶表示パネ
ルを得ることができる。
【0068】さらに、ギャップ制御板で液晶表示パネル
を挟持した後においても、液晶表示パネルの注入口に対
して反対側の端部は、ギャップ制御板から表示エリア以
外の部分の少なくとも一部が露出しているため、本治具
へ液晶表示パネルをセットする際、位置決めを液晶表示
パネルに直接触って行うことができ、本治具への液晶表
示パネルの位置決め作業が簡便なものとなる。
【0069】さらに、注入口を延長して形成しなくて
も、液晶表示パネルの注入口側の端部は、ギャップ制御
板から表示エリア以外の部分の少なくとも一部が露出し
ているため、ギャップ制御板を液晶材料に浸漬させるこ
となく、液晶表示パネルへ液晶材料を注入することがで
き、前述した注入口を延長して形成することによる種々
の問題点を解消することができる。
【0070】また、液晶表示パネルの注入口に対応する
部分に、切り欠きが設けられたギャップ制御板を用いる
ことにより、液晶表示パネル及びギャップ制御板の注入
口側端面を同一平面で支えることができるため、本治具
への液晶表示パネルのセッティングが容易になるととも
に、本治具の構造を簡素化することができ、安価で治具
を作製することができる。
【0071】また、剛性を有する加圧板及び複数のバネ
を有し、バネの反発力により、加圧板を介してギャップ
制御板の外側から、液晶表示パネルに所定の圧力を加え
ることにより、液晶表示パネルの表示エリア全面にほぼ
均一な圧力を加えることができるため、高精度のギャッ
プ制御を行うことができ、ギャップむらによる表示色む
らのない液晶表示パネルを得ることができる。
【0072】また、液晶表示パネルの下側を支えるため
の支持体を有し、支持体が平面方向に可動することによ
り、液晶表示パネルの機種交換を行う場合であっても、
支持体の位置を移動させ、ギャップ制御板を交換するこ
とによって対応することができるため、液晶表示パネル
の異なる機種間で、ギャップ制御板以外は共用化するこ
とができ、治具にかかる費用を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるギャップ制御板で液晶表示パネ
ルを挟持した場合を示す正面図である。
【図2】液晶表示パネルを示す正面図である。
【図3】本発明に係わる他のギャップ制御板を示す斜視
図である。
【図4】本発明に係わる他のギャップ制御板で液晶表示
パネルを挟持した場合を示す正面図である。
【図5】液晶表示パネルを支持体上にセットした場合を
示す斜視図である。
【図6】本発明の治具の概略を示す平面図である。
【図7】本発明に係わる注入方法の一例を説明する斜視
図である。
【図8】本発明に係わる注入方法を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ギャップ制御板 2 液晶表示パネル 3 表示エリア 4 シール材料 5 注入口 6 ダミーシールパターン 7 端子部 8 切り欠き部 9 支持体 10 ボルト 11 バネ 12 加圧板 13 芯材 14 液晶材料吸収体 15 液晶皿 16 液晶材料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示パネルの両面にギャップ制御板
    を密着させ、該ギャップ制御板の外側から該液晶表示パ
    ネルに所定の圧力を加えた状態で液晶材料の注入を行う
    液晶表示パネルの製造方法において、少なくとも前記液
    晶表示パネルの表示エリアが、前記ギャップ制御板から
    露出しないように配置されるとともに、該液晶表示パネ
    ルの注入口側及び注入口に対して反対側の端部は、該表
    示エリア以外の部分の少なくとも一部が、該ギャップ制
    御板から露出するように配置され、該ギャップ制御板の
    外側から該液晶表示パネルに所定の圧力を加えた状態で
    液晶材料の注入を行うことを特徴とする液晶表示パネル
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記ギャップ制御板は、前記液晶表示パ
    ネルの注入口に対応する部分に、切り欠きが設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの
    製造方法。
  3. 【請求項3】 液晶材料を吸収させることによって湿潤
    状態となっている液晶材料吸収体に、前記液晶表示パネ
    ルの注入口を接触させることにより、該液晶表示パネル
    へ液晶材料の注入を行うことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の液晶表示パネルの製造方法。
  4. 【請求項4】 液晶表示パネルの両面にギャップ制御板
    を密着させ、該ギャップ制御板の外側から該液晶表示パ
    ネルに所定の圧力を加えた状態で液晶材料の注入を行う
    ための液晶表示パネル製造用治具において、前記ギャッ
    プ制御板は、少なくとも前記液晶表示パネルの表示エリ
    ア全面を覆う大きさであるとともに、該液晶表示パネル
    の注入口側及び注入口に対して反対側の端部について
    は、該表示エリア以外の部分の少なくとも一部が、該ギ
    ャップ制御板から露出するような大きさであることを特
    徴とする液晶表示パネル製造用治具。
  5. 【請求項5】 前記ギャップ制御板は、前記液晶表示パ
    ネルの注入口に対応する部分に、切り欠きが設けられて
    いることを特徴とする請求項4記載の液晶表示パネル製
    造用治具。
  6. 【請求項6】 剛性を有する加圧板及び複数のバネを有
    し、該バネの反発力により、該加圧板を介して前記ギャ
    ップ制御板の外側から、前記液晶表示パネルに所定の圧
    力を加えることを特徴とする請求項4または請求項5記
    載の液晶表示パネル製造用治具。
  7. 【請求項7】 前記液晶表示パネルの下側を支えるため
    の支持体を有し、該支持体が、平面方向に可動すること
    を特徴とする請求項4乃至請求項6記載の液晶表示パネ
    ル製造用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276339A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 21 Aomori Sangyo Sogo Shien Center 液晶表示パネル製造用加圧装置
JP2023551663A (ja) * 2020-11-20 2023-12-12 シェンツェン・ウィキュー・オプトエレクトロニクス・カンパニー・リミテッド 液晶アセンブリ

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