JPH09212033A - 定着装置 - Google Patents
定着装置Info
- Publication number
- JPH09212033A JPH09212033A JP1779796A JP1779796A JPH09212033A JP H09212033 A JPH09212033 A JP H09212033A JP 1779796 A JP1779796 A JP 1779796A JP 1779796 A JP1779796 A JP 1779796A JP H09212033 A JPH09212033 A JP H09212033A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating roller
- seconds
- temperature
- time
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 立ち上がりが速く、確実な温度制御が可能で
安全性の高い、省エネルギー化に適した定着装置を低コ
ストにて提供する。 【解決手段】 加熱ローラ1の直径をD、最大通紙幅を
W、焦電型の非接触温度センサ3の応答時間をTs、加
熱ローラ1の室温から定着可能温度までの立ち上がり時
間をThとすると、5(秒)≦Th≦0.23×DW
(秒)かつ0.01Th≦Ts≦0.08Thとなるよ
うに設定する。これにより、立ち上がりが速いにも関わ
らずオーバーシュート及びアンダーシュートを良好な範
囲内に留めて定着性を良好に保つことができる。また、
応答速度は非常に速いが高価なセンサを用いなくても良
いのでコストを押えることができる。
安全性の高い、省エネルギー化に適した定着装置を低コ
ストにて提供する。 【解決手段】 加熱ローラ1の直径をD、最大通紙幅を
W、焦電型の非接触温度センサ3の応答時間をTs、加
熱ローラ1の室温から定着可能温度までの立ち上がり時
間をThとすると、5(秒)≦Th≦0.23×DW
(秒)かつ0.01Th≦Ts≦0.08Thとなるよ
うに設定する。これにより、立ち上がりが速いにも関わ
らずオーバーシュート及びアンダーシュートを良好な範
囲内に留めて定着性を良好に保つことができる。また、
応答速度は非常に速いが高価なセンサを用いなくても良
いのでコストを押えることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を用いる画像形成装置の定着装置に関し、さらに詳しく
言えば自己発熱型加熱ローラを用いる定着装置に関す
る。
を用いる画像形成装置の定着装置に関し、さらに詳しく
言えば自己発熱型加熱ローラを用いる定着装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた複写機、プ
リンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては省エ
ネルギー化が求められており、その一つの方策として、
定着動作を実行する通紙時のみ定着装置のヒータに通電
し、それ以外のときには通電しない(予熱を行なわな
い)ようにするオンデマンド方式が提案されている。
リンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては省エ
ネルギー化が求められており、その一つの方策として、
定着動作を実行する通紙時のみ定着装置のヒータに通電
し、それ以外のときには通電しない(予熱を行なわな
い)ようにするオンデマンド方式が提案されている。
【0003】従来の定着装置の加熱ローラは、中空のパ
イプ状ローラの内部にハロゲンランプなどのヒータを設
置し、そのハロゲンヒータを発熱させてローラ全体を加
熱するようにしている。この方式の加熱ローラは、ロー
ラとヒータの間に空気層が介在しているため加熱効率が
悪く、省エネルギー化には不利である。このような従来
の加熱ローラでオンデマンド方式を行なおうとするなら
ば、耐久性を無視して小さな径の加熱ローラを用いた
り、必要以上の大電力を投入しなければ実現することは
できない。
イプ状ローラの内部にハロゲンランプなどのヒータを設
置し、そのハロゲンヒータを発熱させてローラ全体を加
熱するようにしている。この方式の加熱ローラは、ロー
ラとヒータの間に空気層が介在しているため加熱効率が
悪く、省エネルギー化には不利である。このような従来
の加熱ローラでオンデマンド方式を行なおうとするなら
ば、耐久性を無視して小さな径の加熱ローラを用いた
り、必要以上の大電力を投入しなければ実現することは
できない。
【0004】一方、ローラの外表面に電気抵抗体を被着
し、これに通電して発熱させるようにした自己発熱型の
加熱ローラは、ローラ表層で熱が発生することになり、
加熱効率が高く省エネルギー化に適している。この方式
の加熱ローラを用いた定着装置は従来のハロゲンヒータ
を内蔵したものに比べて熱効率が良く、高速立ち上がり
をねらえるというメリットがあり、オンデマンド方式に
適している。しかし、予熱を行なわずに、ユーザが使用
するときに直ちに装置を立ち上げるためには、自己発熱
型加熱ローラの立ち上がり時間を極力短くすることが求
められる。
し、これに通電して発熱させるようにした自己発熱型の
加熱ローラは、ローラ表層で熱が発生することになり、
加熱効率が高く省エネルギー化に適している。この方式
の加熱ローラを用いた定着装置は従来のハロゲンヒータ
を内蔵したものに比べて熱効率が良く、高速立ち上がり
をねらえるというメリットがあり、オンデマンド方式に
適している。しかし、予熱を行なわずに、ユーザが使用
するときに直ちに装置を立ち上げるためには、自己発熱
型加熱ローラの立ち上がり時間を極力短くすることが求
められる。
【0005】ところで、定着装置には加熱ローラの温度
を検知するための温度センサ(温度検出手段)が設けら
れており、その検出温度に基づいて定着装置の温度制御
が行われる。従来一般的に使用されているサーミスタを
用いた接触型温度センサは応答時間が通常2〜3秒以上
かかるが、従来方式の定着装置ではその立ち上がり時間
が30秒〜40秒と遅いため、サーミスタを用いた接触
型温度センサで充分である。しかし、自己発熱型加熱ロ
ーラを用いた定着装置においてサーミスタを用いた接触
型温度センサを使用した場合には、温度センサの応答時
間が遅いので加熱ローラの立ち上がり速度を速くした場
合には制御温度に対するオーバーシュート、アンダーシ
ュートが顕著になるという不具合が生じた。また接触型
の温度センサは加熱ローラ表面の離型層との摩擦により
離型層を摩耗させることがあり、自己発熱型加熱ローラ
に対して使用した場合、ローラ表面の離型層が劣化した
場合には1次側の発熱抵抗層と2次側のサーミスタ回路
とが接触(短絡)し、装置に損傷を与えるという安全上
の問題があった。
を検知するための温度センサ(温度検出手段)が設けら
れており、その検出温度に基づいて定着装置の温度制御
が行われる。従来一般的に使用されているサーミスタを
用いた接触型温度センサは応答時間が通常2〜3秒以上
かかるが、従来方式の定着装置ではその立ち上がり時間
が30秒〜40秒と遅いため、サーミスタを用いた接触
型温度センサで充分である。しかし、自己発熱型加熱ロ
ーラを用いた定着装置においてサーミスタを用いた接触
型温度センサを使用した場合には、温度センサの応答時
間が遅いので加熱ローラの立ち上がり速度を速くした場
合には制御温度に対するオーバーシュート、アンダーシ
ュートが顕著になるという不具合が生じた。また接触型
の温度センサは加熱ローラ表面の離型層との摩擦により
離型層を摩耗させることがあり、自己発熱型加熱ローラ
に対して使用した場合、ローラ表面の離型層が劣化した
場合には1次側の発熱抵抗層と2次側のサーミスタ回路
とが接触(短絡)し、装置に損傷を与えるという安全上
の問題があった。
【0006】このような不具合を改善するため、加熱ロ
ーラの離型層を厚くしたり、厚膜の絶縁層を離型層と発
熱抵抗層の間に設けるなど、発熱抵抗層の外周側に保護
層を設ける対策が施されている。また、温度センサとし
て赤外線検知型の非接触センサを用いることが特開昭6
0−133328号公報に示されている。そして、特開
平4−159587号公報及び特開昭58−19206
5号公報には、発熱抵抗体の抵抗値(又は電流値)の変
化に基づいて加熱ローラの温度判定を行ない定着温度を
制御することが提案されている。
ーラの離型層を厚くしたり、厚膜の絶縁層を離型層と発
熱抵抗層の間に設けるなど、発熱抵抗層の外周側に保護
層を設ける対策が施されている。また、温度センサとし
て赤外線検知型の非接触センサを用いることが特開昭6
0−133328号公報に示されている。そして、特開
平4−159587号公報及び特開昭58−19206
5号公報には、発熱抵抗体の抵抗値(又は電流値)の変
化に基づいて加熱ローラの温度判定を行ない定着温度を
制御することが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自己発
熱型加熱ローラに対する接触型温度センサの不具合を改
善するために発熱抵抗層の外周側に保護層を設けた場合
には、その副作用として立ち上がり速度が若干遅くなる
という問題があった。また、赤外線検知型の非接触セン
サは非常に高価なため、通常の汎用プリンタなどにはコ
スト的に用いることができないという問題がある。
熱型加熱ローラに対する接触型温度センサの不具合を改
善するために発熱抵抗層の外周側に保護層を設けた場合
には、その副作用として立ち上がり速度が若干遅くなる
という問題があった。また、赤外線検知型の非接触セン
サは非常に高価なため、通常の汎用プリンタなどにはコ
スト的に用いることができないという問題がある。
【0008】さらに、発熱抵抗体の抵抗値(又は電流
値)の変化に基づいて加熱ローラの温度判定を行なうも
のは、応答速度の改善は可能なものの、加熱ローラ全体
の平均的な温度しか検知することができないという問題
がある。立ち上がり時間の短縮を狙って熱容量を小さく
した(加熱ローラの芯金肉厚を極力薄くした)装置で
は、加熱ローラの軸方向の熱伝導量が低下することによ
り小サイズ紙を連続通紙するとローラ軸方向に温度差が
生じる。しかし、加熱ローラの平均的な温度しか検知で
きない場合には、このローラ軸方向の温度差を検出する
ことができず、小サイズ紙の連続通紙直後に大サイズの
用紙を通紙すると定着不良を発生させることがある。
値)の変化に基づいて加熱ローラの温度判定を行なうも
のは、応答速度の改善は可能なものの、加熱ローラ全体
の平均的な温度しか検知することができないという問題
がある。立ち上がり時間の短縮を狙って熱容量を小さく
した(加熱ローラの芯金肉厚を極力薄くした)装置で
は、加熱ローラの軸方向の熱伝導量が低下することによ
り小サイズ紙を連続通紙するとローラ軸方向に温度差が
生じる。しかし、加熱ローラの平均的な温度しか検知で
きない場合には、このローラ軸方向の温度差を検出する
ことができず、小サイズ紙の連続通紙直後に大サイズの
用紙を通紙すると定着不良を発生させることがある。
【0009】本発明は、自己発熱型加熱ローラを用いた
定着装置における上述の問題を解決し、立ち上がりが速
く、確実な温度制御が可能で安全性の高い、省エネルギ
ー化に適した定着装置を低コストにて提供することを課
題とする。
定着装置における上述の問題を解決し、立ち上がりが速
く、確実な温度制御が可能で安全性の高い、省エネルギ
ー化に適した定着装置を低コストにて提供することを課
題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、自己発熱型加熱ローラと、該加熱ローラの放射す
る赤外線により非接触で温度を検知する温度センサとを
有し、該温度センサの出力に基づいて前記加熱ローラの
温度制御が行われる定着装置において、前記加熱ローラ
の室温から定着可能温度までの立ち上がり時間をTh、
前記加熱ローラの直径をDcm、前記加熱ローラの最大通
紙幅をWcm、前記温度センサの応答時間をTsとしたと
き、5(秒)≦Th≦0.23×DW(秒)かつ0.0
1Th≦Ts≦0.08Thであることにより解決され
る。
より、自己発熱型加熱ローラと、該加熱ローラの放射す
る赤外線により非接触で温度を検知する温度センサとを
有し、該温度センサの出力に基づいて前記加熱ローラの
温度制御が行われる定着装置において、前記加熱ローラ
の室温から定着可能温度までの立ち上がり時間をTh、
前記加熱ローラの直径をDcm、前記加熱ローラの最大通
紙幅をWcm、前記温度センサの応答時間をTsとしたと
き、5(秒)≦Th≦0.23×DW(秒)かつ0.0
1Th≦Ts≦0.08Thであることにより解決され
る。
【0011】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記加熱ローラは、ローラ表層に発熱抵抗体層が
設けられ該発熱抵抗体層より外周側に強化・絶縁のため
の保護層を有さずに形成されることを提案する。
めに、前記加熱ローラは、ローラ表層に発熱抵抗体層が
設けられ該発熱抵抗体層より外周側に強化・絶縁のため
の保護層を有さずに形成されることを提案する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例の定着装置をその電力
制御系と共に示すものである。この図に示す定着装置
は、自己発熱型加熱ローラ1、加圧ロ−ラ2、加熱ロー
ラ1の温度を検知する非接触温度センサ3、給電ブラシ
4等により構成される。加熱ローラ1はその両端に電極
部1aが設けられ、その電極部1aに給電ブラシ4が接
触されている。
する。図1は、本発明の一実施例の定着装置をその電力
制御系と共に示すものである。この図に示す定着装置
は、自己発熱型加熱ローラ1、加圧ロ−ラ2、加熱ロー
ラ1の温度を検知する非接触温度センサ3、給電ブラシ
4等により構成される。加熱ローラ1はその両端に電極
部1aが設けられ、その電極部1aに給電ブラシ4が接
触されている。
【0013】この定着装置が装着される図示しない電子
写真装置本体には、電源5及び制御回路6が設けられて
いる。その電源5から給電ブラシ4を介して加熱ローラ
1に電力が供給される。また、非接触温度センサ3によ
る検出温度が制御回路6に入力され、制御回路6がトラ
イアック7を制御して電源5からの電力をON/OFF
する。
写真装置本体には、電源5及び制御回路6が設けられて
いる。その電源5から給電ブラシ4を介して加熱ローラ
1に電力が供給される。また、非接触温度センサ3によ
る検出温度が制御回路6に入力され、制御回路6がトラ
イアック7を制御して電源5からの電力をON/OFF
する。
【0014】従来、非接触型温度センサとしては応答速
度は非常に速い(通常、0.05秒以下)が高価なサー
モパイル型の温度センサがよく知られている。しかし、
最近では、応答速度ではサーモパイル型よりやや劣るも
ののより安価な、チョッパを用いた焦電型センサや熱容
量の異なるサーミスタを組み合わせたサーミスタ使用型
センサが開発されており、本実施例では、非接触温度セ
ンサ3として焦電型センサ又はサーミスタ使用型センサ
を用いる。
度は非常に速い(通常、0.05秒以下)が高価なサー
モパイル型の温度センサがよく知られている。しかし、
最近では、応答速度ではサーモパイル型よりやや劣るも
ののより安価な、チョッパを用いた焦電型センサや熱容
量の異なるサーミスタを組み合わせたサーミスタ使用型
センサが開発されており、本実施例では、非接触温度セ
ンサ3として焦電型センサ又はサーミスタ使用型センサ
を用いる。
【0015】図2は、非接触温度センサを定着装置に用
いた場合の、センサ応答時間による加熱ローラ立ち上が
り時間とオーバーシュート量の関係を示すグラフであ
る。このグラフは、横軸に立ち上がり時間を縦軸にオー
バーシュート量をとり、センサの応答時間(グラフ上に
記入)別に両者の関係が示してある。測定条件は、直径
30mmのA3通紙用ローラを用い、加熱ローラが室温か
ら180℃まで立ち上がる時間とした。なお、加熱ロー
ラの立ち上がり時間は消費電力を変えることで変化させ
ている。また、センサ応答時間は一般的定義であるが、
温度変化を瞬時に起してからセンサの出力が飽和出力の
64%まで変化する時間として定義している。
いた場合の、センサ応答時間による加熱ローラ立ち上が
り時間とオーバーシュート量の関係を示すグラフであ
る。このグラフは、横軸に立ち上がり時間を縦軸にオー
バーシュート量をとり、センサの応答時間(グラフ上に
記入)別に両者の関係が示してある。測定条件は、直径
30mmのA3通紙用ローラを用い、加熱ローラが室温か
ら180℃まで立ち上がる時間とした。なお、加熱ロー
ラの立ち上がり時間は消費電力を変えることで変化させ
ている。また、センサ応答時間は一般的定義であるが、
温度変化を瞬時に起してからセンサの出力が飽和出力の
64%まで変化する時間として定義している。
【0016】図2のグラフにおいて、オーバーシュート
量の10deg という値は、定着性を良好に保つ上で望ま
しい値である。従って、このグラフ上で、各立ち上がり
時間で10deg 以下のオーバーシュート量を達成できる
応答時間のセンサを用いれば定着性をほぼ良好に保つこ
とができる。
量の10deg という値は、定着性を良好に保つ上で望ま
しい値である。従って、このグラフ上で、各立ち上がり
時間で10deg 以下のオーバーシュート量を達成できる
応答時間のセンサを用いれば定着性をほぼ良好に保つこ
とができる。
【0017】例えば、加熱ローラ立ち上がり時間が30
秒(S)の場合、温度センサの応答時間が3秒の場合に
はオーバーシュート量が10deg を越えてしまうので、
定着性が良好とはいえない。しかし、温度センサの応答
時間が1.6秒、0.8秒、0.1秒の場合にはオーバ
ーシュート量が10deg 以下であり、定着性を良好に保
つことができる。
秒(S)の場合、温度センサの応答時間が3秒の場合に
はオーバーシュート量が10deg を越えてしまうので、
定着性が良好とはいえない。しかし、温度センサの応答
時間が1.6秒、0.8秒、0.1秒の場合にはオーバ
ーシュート量が10deg 以下であり、定着性を良好に保
つことができる。
【0018】また、加熱ローラ立ち上がり時間が20秒
(S)の場合には、センサ応答時間1.6秒の場合にオ
ーバーシュート量が10deg であり、定着性を良好に保
つ限界と言える。さらに加熱ローラ立ち上がり時間が短
く10秒の場合には、センサ応答時間0.8秒が限界と
なる。加熱ローラ立ち上がり時間が10秒以下になる
と、応答時間0.8秒のものは不適格で、グラフ上では
応答時間0.1秒のものが定着性を良好に保っている。
(S)の場合には、センサ応答時間1.6秒の場合にオ
ーバーシュート量が10deg であり、定着性を良好に保
つ限界と言える。さらに加熱ローラ立ち上がり時間が短
く10秒の場合には、センサ応答時間0.8秒が限界と
なる。加熱ローラ立ち上がり時間が10秒以下になる
と、応答時間0.8秒のものは不適格で、グラフ上では
応答時間0.1秒のものが定着性を良好に保っている。
【0019】ところで、プリンタを例に取って考える
と、データのやり取りや用紙が給紙されてから定着装置
に入るまでに5秒程度の時間がかかり、加熱ローラ立ち
上がり時間を5秒より短くしてもあまり意味が無い。従
って、温度センサの応答時間を考えた場合、現実的に
は、最も応答速度の速いセンサでも立ち上がり時間5秒
の加熱ローラに対応できれば良いことになる。すなわ
ち、加熱ローラ立ち上がり時間を5秒としたときにオー
バーシュート量10deg 以下を達成できればよいことに
なり、この条件を満たす温度センサが立ち上がりの迅速
な定着装置でも定着性を良好に保てることになる。ここ
で図2のグラフを見ると、加熱ローラ立ち上がり時間5
秒のときには、応答時間0.1秒のものがオーバーシュ
ート量10deg以下となっており、充分良好な定着性を
保っている。もちろん、加熱ローラ立ち上がり時間が長
い場合は、センサ応答時間に余裕があり、より長い応答
時間のセンサを用いることが可能となる。なお、アンダ
ーシュートについてはオーバーシュートと同じとして考
える。
と、データのやり取りや用紙が給紙されてから定着装置
に入るまでに5秒程度の時間がかかり、加熱ローラ立ち
上がり時間を5秒より短くしてもあまり意味が無い。従
って、温度センサの応答時間を考えた場合、現実的に
は、最も応答速度の速いセンサでも立ち上がり時間5秒
の加熱ローラに対応できれば良いことになる。すなわ
ち、加熱ローラ立ち上がり時間を5秒としたときにオー
バーシュート量10deg 以下を達成できればよいことに
なり、この条件を満たす温度センサが立ち上がりの迅速
な定着装置でも定着性を良好に保てることになる。ここ
で図2のグラフを見ると、加熱ローラ立ち上がり時間5
秒のときには、応答時間0.1秒のものがオーバーシュ
ート量10deg以下となっており、充分良好な定着性を
保っている。もちろん、加熱ローラ立ち上がり時間が長
い場合は、センサ応答時間に余裕があり、より長い応答
時間のセンサを用いることが可能となる。なお、アンダ
ーシュートについてはオーバーシュートと同じとして考
える。
【0020】そして、図2のグラフから分かることは、
加熱ローラ立ち上がり時間に0.08を掛けた(乗じ
た)ものより短い応答時間のセンサを用いれば定着性を
良好に保てるということである。例えば、加熱ローラ立
ち上がり時間が20秒の場合、20秒×0.08=1.
6秒となり、応答時間が1.6秒以内のセンサを用いれ
ば良いことになる。グラフを見ると、応答時間1.6秒
のセンサがオーバーシュート量10deg になっており、
応答時間0.8秒及び0.1秒のものはこれより少ない
オーバーシュート量になっている。また、加熱ローラ立
ち上がり時間が10秒の場合、10秒×0.08=0.
8秒となり、応答時間0.8秒以内のセンサを用いれば
オーバーシュート量10deg 以内を達成できる。
加熱ローラ立ち上がり時間に0.08を掛けた(乗じ
た)ものより短い応答時間のセンサを用いれば定着性を
良好に保てるということである。例えば、加熱ローラ立
ち上がり時間が20秒の場合、20秒×0.08=1.
6秒となり、応答時間が1.6秒以内のセンサを用いれ
ば良いことになる。グラフを見ると、応答時間1.6秒
のセンサがオーバーシュート量10deg になっており、
応答時間0.8秒及び0.1秒のものはこれより少ない
オーバーシュート量になっている。また、加熱ローラ立
ち上がり時間が10秒の場合、10秒×0.08=0.
8秒となり、応答時間0.8秒以内のセンサを用いれば
オーバーシュート量10deg 以内を達成できる。
【0021】ただし、上述の如く、応答時間0.05秒
以下の非接触型温度センサは高価なため、本発明では応
答時間0.05秒以上のセンサ使用を念頭に置く。この
0.05秒というセンサ応答時間を加熱ローラ立ち上が
り時間として最短の5秒(立ち上がり時間を5秒以下に
する必要が無いことは先に述べた)という時間に関連し
て表すと、加熱ローラ立ち上がり時間×0.01とな
る。つまり、5秒×0.01=0.05秒となる。従っ
て、本実施例では、非接触温度センサ3として、加熱ロ
ーラ立ち上がり時間×0.01以上かつ加熱ローラ立ち
上がり時間×0.08以下の応答時間のセンサを用いる
ものとする。これを数式により示すと、非接触温度セン
サの応答時間をTs,加熱ローラ立ち上がり時間をTh
として次式のようになる。なお、加熱ローラ立ち上が
り時間とは室温から定着可能温度までの立ち上がり時間
とする。 0.01Th≦Ts≦0.08Th……… 図3は、図2のグラフの横軸を加熱ローラ立ち上がり時
間で正規化したものであり、すなわちグラフの横軸が加
熱ローラ立ち上がり時間に関連する温度センサの応答時
間になっている。このグラフに示すように、センサ応答
時間が0.08Thでオーバーシュート量が10deg と
なっており、これ以下の応答時間のセンサで良好な定着
性を保てることが分かる。
以下の非接触型温度センサは高価なため、本発明では応
答時間0.05秒以上のセンサ使用を念頭に置く。この
0.05秒というセンサ応答時間を加熱ローラ立ち上が
り時間として最短の5秒(立ち上がり時間を5秒以下に
する必要が無いことは先に述べた)という時間に関連し
て表すと、加熱ローラ立ち上がり時間×0.01とな
る。つまり、5秒×0.01=0.05秒となる。従っ
て、本実施例では、非接触温度センサ3として、加熱ロ
ーラ立ち上がり時間×0.01以上かつ加熱ローラ立ち
上がり時間×0.08以下の応答時間のセンサを用いる
ものとする。これを数式により示すと、非接触温度セン
サの応答時間をTs,加熱ローラ立ち上がり時間をTh
として次式のようになる。なお、加熱ローラ立ち上が
り時間とは室温から定着可能温度までの立ち上がり時間
とする。 0.01Th≦Ts≦0.08Th……… 図3は、図2のグラフの横軸を加熱ローラ立ち上がり時
間で正規化したものであり、すなわちグラフの横軸が加
熱ローラ立ち上がり時間に関連する温度センサの応答時
間になっている。このグラフに示すように、センサ応答
時間が0.08Thでオーバーシュート量が10deg と
なっており、これ以下の応答時間のセンサで良好な定着
性を保てることが分かる。
【0022】参考に、立ち上がり時間10秒の自己発熱
型加熱ローラに応答時間0.8秒の温度センサを用いた
ときの、立ち上がり時の加熱ローラ温度変化特性を図4
に、また、同じく立ち上がり時間10秒の自己発熱型加
熱ローラに応答時間3秒の温度センサを用いたときの、
立ち上がり時の加熱ローラ温度変化特性を図5に、そし
て、従来方式の定着装置に応答時間3秒の温度センサを
用いたときの、立ち上がり時の加熱ローラ温度変化特性
を図6に夫々示した。各図のグラフにおいて横軸にヒー
タONからの時間を、縦軸に加熱ローラ温度をとってあ
る。なお、加熱ローラの設定温度は180℃とした。ま
た、ローラ温度が設定温度に到達してからオーバーシュ
ートが終了するまでの時間は、各センサの応答時間に、
検知から実際の処理が行われるまでのタイムラグを加え
た時間となっている。このタイムラグは制御系によって
も異なるが、通常0.05秒から0.5秒程度となって
いる。
型加熱ローラに応答時間0.8秒の温度センサを用いた
ときの、立ち上がり時の加熱ローラ温度変化特性を図4
に、また、同じく立ち上がり時間10秒の自己発熱型加
熱ローラに応答時間3秒の温度センサを用いたときの、
立ち上がり時の加熱ローラ温度変化特性を図5に、そし
て、従来方式の定着装置に応答時間3秒の温度センサを
用いたときの、立ち上がり時の加熱ローラ温度変化特性
を図6に夫々示した。各図のグラフにおいて横軸にヒー
タONからの時間を、縦軸に加熱ローラ温度をとってあ
る。なお、加熱ローラの設定温度は180℃とした。ま
た、ローラ温度が設定温度に到達してからオーバーシュ
ートが終了するまでの時間は、各センサの応答時間に、
検知から実際の処理が行われるまでのタイムラグを加え
た時間となっている。このタイムラグは制御系によって
も異なるが、通常0.05秒から0.5秒程度となって
いる。
【0023】図4と図5を比較すると、同じ立ち上がり
時間の加熱ローラであるが、温度センサの応答時間の差
により、センサ応答時間+タイムラグの時間が短い図4
のものの方が、設定温度を中心とするオーバーシュート
量及びアンダーシュート量が少ないことが分かる。ま
た、図6の従来方式のものは、立ち上がり時間が長いの
で、オンデマンド方式(省エネルギー化)には不適であ
る。ただし、加熱ローラの熱容量が自己発熱型より大き
いので、センサ応答時間3秒でもオーバーシュート量及
びアンダーシュート量はそれほど大きくはならない。
時間の加熱ローラであるが、温度センサの応答時間の差
により、センサ応答時間+タイムラグの時間が短い図4
のものの方が、設定温度を中心とするオーバーシュート
量及びアンダーシュート量が少ないことが分かる。ま
た、図6の従来方式のものは、立ち上がり時間が長いの
で、オンデマンド方式(省エネルギー化)には不適であ
る。ただし、加熱ローラの熱容量が自己発熱型より大き
いので、センサ応答時間3秒でもオーバーシュート量及
びアンダーシュート量はそれほど大きくはならない。
【0024】ところで、10秒という加熱ローラ立ち上
がり時間を式にあてはめると、0.1秒≦Ts≦0.
8秒となり、センサ応答時間が0.1秒〜0.8秒の範
囲で良好な定着性を保てることが分かる。図4に示した
例では、温度センサの応答時間は0.8秒であり、0.
1秒〜0.8秒の範囲にあることからも分かるように良
好な定着性を保持していると言える。また、図5に示し
た例では、温度センサの応答時間が3秒であり、0.1
秒〜0.8秒の範囲にないことから良好な定着性を保持
しているとは言えない。このことは図においてもオーバ
ーシュート量及びアンダーシュート量が大きいことから
も理解できる。
がり時間を式にあてはめると、0.1秒≦Ts≦0.
8秒となり、センサ応答時間が0.1秒〜0.8秒の範
囲で良好な定着性を保てることが分かる。図4に示した
例では、温度センサの応答時間は0.8秒であり、0.
1秒〜0.8秒の範囲にあることからも分かるように良
好な定着性を保持していると言える。また、図5に示し
た例では、温度センサの応答時間が3秒であり、0.1
秒〜0.8秒の範囲にないことから良好な定着性を保持
しているとは言えない。このことは図においてもオーバ
ーシュート量及びアンダーシュート量が大きいことから
も理解できる。
【0025】上記のように、温度センサの応答時間を加
熱ローラ立ち上がり時間に関連して示した場合、式を
満足させる温度センサを用いることで、その立ち上がり
時間の加熱ローラにおいて良好な定着性を(低コスト
に)保持できることが分かった。しかし、立ち上がり時
間の遅い加熱ローラではオンデマンド方式を実現できな
いことは前述した。従って、加熱ローラとしてはある程
度立ち上がりの速いものを使用する必要がある。以下、
省エネルギー化を実現するという目的に合致した加熱ロ
ーラとしてどのようなものを用い、その加熱ローラに対
して式の条件をあてはめるかについて説明する。
熱ローラ立ち上がり時間に関連して示した場合、式を
満足させる温度センサを用いることで、その立ち上がり
時間の加熱ローラにおいて良好な定着性を(低コスト
に)保持できることが分かった。しかし、立ち上がり時
間の遅い加熱ローラではオンデマンド方式を実現できな
いことは前述した。従って、加熱ローラとしてはある程
度立ち上がりの速いものを使用する必要がある。以下、
省エネルギー化を実現するという目的に合致した加熱ロ
ーラとしてどのようなものを用い、その加熱ローラに対
して式の条件をあてはめるかについて説明する。
【0026】加熱ローラの径及び幅と立ち上がり時間と
の関係を見ると、ローラ径が大きく幅の広い方が当然立
ち上がり時間は長くなる。従って、ローラ径を小さく幅
を狭くしてやれば立ち上がり時間を短くできることにな
るが、ある程度までは従来方式(ハロゲンヒータ等内蔵
方式)で達成できるが、あるレベル以上に立ち上がり時
間を短くするには従来方式では無理がある。従来方式で
は必要以上に大電力を投入するかローラ芯金肉厚を極端
に薄くしてやらなければならない。これは耐久性の低
下、無駄な電力消費、大容量電源に伴うコスト上昇、ロ
ーラ加工性の低下などの結果となり、現実的ではない。
このような従来方式での限界レベル(立ち上がり時間)
をローラ径とローラ幅の関係で示すと、0.23×DW
(秒)となる。ここで、D:加熱ローラ直径(cm)、
W:最大通紙幅(cm)である。例えば、直径30mmでA
3サイズ(用紙幅297mm)用のローラの場合、0.2
3×DW=0.23×3×29.7≒20.5秒とな
る。
の関係を見ると、ローラ径が大きく幅の広い方が当然立
ち上がり時間は長くなる。従って、ローラ径を小さく幅
を狭くしてやれば立ち上がり時間を短くできることにな
るが、ある程度までは従来方式(ハロゲンヒータ等内蔵
方式)で達成できるが、あるレベル以上に立ち上がり時
間を短くするには従来方式では無理がある。従来方式で
は必要以上に大電力を投入するかローラ芯金肉厚を極端
に薄くしてやらなければならない。これは耐久性の低
下、無駄な電力消費、大容量電源に伴うコスト上昇、ロ
ーラ加工性の低下などの結果となり、現実的ではない。
このような従来方式での限界レベル(立ち上がり時間)
をローラ径とローラ幅の関係で示すと、0.23×DW
(秒)となる。ここで、D:加熱ローラ直径(cm)、
W:最大通紙幅(cm)である。例えば、直径30mmでA
3サイズ(用紙幅297mm)用のローラの場合、0.2
3×DW=0.23×3×29.7≒20.5秒とな
る。
【0027】しかし、自己発熱型加熱ローラならば、こ
の0.23×DW(秒)以下の立ち上がり時間を無理な
く達成することができる。このため、0.23×DW
(秒)以下の範囲は、自己発熱型加熱ローラが優位性を
持つ領域として定められている。よって、加熱ローラと
しては0.23×DW(秒)以下の立ち上がり時間を有
するものを用いることになるが、上述したように加熱ロ
ーラ立ち上がり時間を5秒以下にすることは意味がない
ので、5秒以上で0.23×DW(秒)の立ち上がり時
間の加熱ローラを本発明では用いるものとする。この条
件を数式により示すと次式のようになる。なお、加熱
ローラ立ち上がり時間をThとする。 5(秒)≦Th≦0.23×DW(秒)……… 従って、本実施例では、加熱ローラ1として式の条件
に合致するものを用い、かつ非接触温度センサ3として
上記の式を満足するものを使用する。これにより、従
来方式では達成に無理がある迅速な立ち上がり時間の自
己発熱型加熱ローラを用いた定着装置において、オーバ
ーシュート量10deg 以内を達成できることになる。よ
って定着装置の立ち上がりが速いにも関わらずオーバー
シュート及びアンダーシュートを良好な範囲内に留めて
定着性を良好に保つことができる。また、非接触温度セ
ンサを用いているので、接触型センサのような安全上の
問題や立ち上がり速度に対する悪影響(離型層を厚くし
たり絶縁層を設けたりすることによる)もない。さら
に、加熱ローラ温度を直接的に検知する(発熱抵抗体の
抵抗値等から加熱ローラの平均的な温度を求めるのでは
ない)ので、確実な温度検知により定着不良等を引き起
こすことがない。そして、応答速度は非常に速いが高価
なセンサを用いなくても良いので、コストを押えること
ができる。もちろん使用している加熱ローラの立ち上が
りが速いので、オンデマンド方式による省エネルギー化
を行なうことができる。
の0.23×DW(秒)以下の立ち上がり時間を無理な
く達成することができる。このため、0.23×DW
(秒)以下の範囲は、自己発熱型加熱ローラが優位性を
持つ領域として定められている。よって、加熱ローラと
しては0.23×DW(秒)以下の立ち上がり時間を有
するものを用いることになるが、上述したように加熱ロ
ーラ立ち上がり時間を5秒以下にすることは意味がない
ので、5秒以上で0.23×DW(秒)の立ち上がり時
間の加熱ローラを本発明では用いるものとする。この条
件を数式により示すと次式のようになる。なお、加熱
ローラ立ち上がり時間をThとする。 5(秒)≦Th≦0.23×DW(秒)……… 従って、本実施例では、加熱ローラ1として式の条件
に合致するものを用い、かつ非接触温度センサ3として
上記の式を満足するものを使用する。これにより、従
来方式では達成に無理がある迅速な立ち上がり時間の自
己発熱型加熱ローラを用いた定着装置において、オーバ
ーシュート量10deg 以内を達成できることになる。よ
って定着装置の立ち上がりが速いにも関わらずオーバー
シュート及びアンダーシュートを良好な範囲内に留めて
定着性を良好に保つことができる。また、非接触温度セ
ンサを用いているので、接触型センサのような安全上の
問題や立ち上がり速度に対する悪影響(離型層を厚くし
たり絶縁層を設けたりすることによる)もない。さら
に、加熱ローラ温度を直接的に検知する(発熱抵抗体の
抵抗値等から加熱ローラの平均的な温度を求めるのでは
ない)ので、確実な温度検知により定着不良等を引き起
こすことがない。そして、応答速度は非常に速いが高価
なセンサを用いなくても良いので、コストを押えること
ができる。もちろん使用している加熱ローラの立ち上が
りが速いので、オンデマンド方式による省エネルギー化
を行なうことができる。
【0028】図7は、本実施例における加熱ローラの構
造を示す断面図である。この図に示すように、加熱ロー
ラ1は、その外周から離型層,発熱層,絶縁層,芯金の
順で層構造になっている。芯金が発熱層の内側にあり、
また発熱層の外側に厚い(接触型温度センサを用いる場
合の強化絶縁レベルの)絶縁層を持たないので、加熱ロ
ーラ1は高速な立ち上がりを実現している。そして、非
接触型温度センサを用いているので発熱層露出による危
険もなく、安全性も確保される。なお、第1層の離型層
と第2層の発熱層の間に絶縁層又は保護層を薄く設ける
こともできる。
造を示す断面図である。この図に示すように、加熱ロー
ラ1は、その外周から離型層,発熱層,絶縁層,芯金の
順で層構造になっている。芯金が発熱層の内側にあり、
また発熱層の外側に厚い(接触型温度センサを用いる場
合の強化絶縁レベルの)絶縁層を持たないので、加熱ロ
ーラ1は高速な立ち上がりを実現している。そして、非
接触型温度センサを用いているので発熱層露出による危
険もなく、安全性も確保される。なお、第1層の離型層
と第2層の発熱層の間に絶縁層又は保護層を薄く設ける
こともできる。
【0029】図8は、図7に示す本実施例の加熱ローラ
1の立ち上がり時間を、図9に示す従来例の加熱ローラ
の立ち上がり時間と比較するグラフである。図9に示す
従来例の加熱ローラ11は、その外周から離型層,芯
金,絶縁層,発熱層となっており、芯金が発熱層の外側
にある。本実施例においては、温度センサとして非接触
型温度センサを用いることによるローラ表面が摩耗しな
いというメリットを充分に活かして、芯金の外側に発熱
層を配置し、その発熱層の外側に厚い絶縁層がない。そ
のため、図8に示すように、本実施例の加熱ローラは、
図9の従来例のものよりも立ち上がり時間が短くなって
いる。よって、立ち上がりがより速く用紙に対する熱供
給性に優れた、より省エネルギーな定着装置を実現する
ことができる。
1の立ち上がり時間を、図9に示す従来例の加熱ローラ
の立ち上がり時間と比較するグラフである。図9に示す
従来例の加熱ローラ11は、その外周から離型層,芯
金,絶縁層,発熱層となっており、芯金が発熱層の外側
にある。本実施例においては、温度センサとして非接触
型温度センサを用いることによるローラ表面が摩耗しな
いというメリットを充分に活かして、芯金の外側に発熱
層を配置し、その発熱層の外側に厚い絶縁層がない。そ
のため、図8に示すように、本実施例の加熱ローラは、
図9の従来例のものよりも立ち上がり時間が短くなって
いる。よって、立ち上がりがより速く用紙に対する熱供
給性に優れた、より省エネルギーな定着装置を実現する
ことができる。
【0030】図10は、本発明の定着装置における非接
触型温度センサの応答時間についての補足説明をするた
めのものであり、本発明の定着装置に使用可能な焦電型
温度センサの出力とそれを平均化処理したものを示すグ
ラフである。非接触型温度センサとして焦電型温度セン
サを用いた場合、図10(a)に示すように出力にノイ
ズが乗ることがよくある。このノイズは、センサのコス
トを下げるために多少高速化してノイズに対する保護的
な回路、又はノイズに対する発生防止的な回路を省いた
ときに顕著にみられる。これを改善するため、温度セン
サの出力信号を数回平均化処理をすることで図10
(b)に示すようにノイズ除去を行なうことができる。
出力信号の平均化処理を行なう場合、センサ応答時間は
実質的に遅くなるが、本発明ではセンサ応答時間として
このノイズ除去(平均化処理)を含めた時間をセンサ応
答時間としている。もちろん、上記実施例においても、
出力信号の平均化処理を含めた実質的な応答時間を温度
センサの応答時間としている。
触型温度センサの応答時間についての補足説明をするた
めのものであり、本発明の定着装置に使用可能な焦電型
温度センサの出力とそれを平均化処理したものを示すグ
ラフである。非接触型温度センサとして焦電型温度セン
サを用いた場合、図10(a)に示すように出力にノイ
ズが乗ることがよくある。このノイズは、センサのコス
トを下げるために多少高速化してノイズに対する保護的
な回路、又はノイズに対する発生防止的な回路を省いた
ときに顕著にみられる。これを改善するため、温度セン
サの出力信号を数回平均化処理をすることで図10
(b)に示すようにノイズ除去を行なうことができる。
出力信号の平均化処理を行なう場合、センサ応答時間は
実質的に遅くなるが、本発明ではセンサ応答時間として
このノイズ除去(平均化処理)を含めた時間をセンサ応
答時間としている。もちろん、上記実施例においても、
出力信号の平均化処理を含めた実質的な応答時間を温度
センサの応答時間としている。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の定着装置
によれば、加熱ローラの立ち上がり時間をTh、加熱ロ
ーラ直径をDcm、加熱ローラの最大通紙幅をWcm、非接
触温度センサの応答時間をTsとすると、5(秒)≦T
h≦0.23×DW(秒)かつ0.01Th≦Ts≦
0.08Thであるので、迅速な立ち上がりの定着装置
において高価な温度センサを用いなくともオーバーシュ
ート及びアンダーシュートを良好な範囲内に留めて定着
性を良好に保つことができる。また、接触型センサを用
いる場合の安全上の問題や立ち上がり速度に対する悪影
響もない。さらに、加熱ローラ温度を直接的に検知する
ので、確実な温度検知により定着不良等を引き起こすこ
とがない。
によれば、加熱ローラの立ち上がり時間をTh、加熱ロ
ーラ直径をDcm、加熱ローラの最大通紙幅をWcm、非接
触温度センサの応答時間をTsとすると、5(秒)≦T
h≦0.23×DW(秒)かつ0.01Th≦Ts≦
0.08Thであるので、迅速な立ち上がりの定着装置
において高価な温度センサを用いなくともオーバーシュ
ート及びアンダーシュートを良好な範囲内に留めて定着
性を良好に保つことができる。また、接触型センサを用
いる場合の安全上の問題や立ち上がり速度に対する悪影
響もない。さらに、加熱ローラ温度を直接的に検知する
ので、確実な温度検知により定着不良等を引き起こすこ
とがない。
【0032】請求項2の構成により、芯金の外側に発熱
層を配置しその発熱層の外側に保護層がないので、立ち
上がりがより速く用紙に対する熱供給性に優れた、より
省エネルギーな定着装置を実現することができる。
層を配置しその発熱層の外側に保護層がないので、立ち
上がりがより速く用紙に対する熱供給性に優れた、より
省エネルギーな定着装置を実現することができる。
【図1】本発明の一実施例の定着装置をその電力制御系
と共に示す斜視図である。
と共に示す斜視図である。
【図2】非接触温度センサを定着装置に用いた場合の、
センサ応答時間による加熱ローラ立ち上がり時間とオー
バーシュート量の関係を示すグラフである。
センサ応答時間による加熱ローラ立ち上がり時間とオー
バーシュート量の関係を示すグラフである。
【図3】図2のグラフの横軸を加熱ローラ立ち上がり時
間で正規化したグラフである。
間で正規化したグラフである。
【図4】立ち上がり時間10秒の自己発熱型加熱ローラ
に応答時間0.8秒の温度センサを用いたときの立ち上
がり時の加熱ローラ温度変化特性を示すグラフである。
に応答時間0.8秒の温度センサを用いたときの立ち上
がり時の加熱ローラ温度変化特性を示すグラフである。
【図5】立ち上がり時間10秒の自己発熱型加熱ローラ
に応答時間3秒の温度センサを用いたときの、立ち上が
り時の加熱ローラ温度変化特性を示すグラフである。
に応答時間3秒の温度センサを用いたときの、立ち上が
り時の加熱ローラ温度変化特性を示すグラフである。
【図6】従来方式の定着装置に応答時間3秒の温度セン
サを用いたときの、立ち上がり時の加熱ローラ温度変化
特性を示すグラフである。
サを用いたときの、立ち上がり時の加熱ローラ温度変化
特性を示すグラフである。
【図7】図1に示した定着装置の加熱ローラの構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図8】その加熱ローラと従来例の加熱ローラの立ち上
がり時間を比較するグラフである。
がり時間を比較するグラフである。
【図9】従来の加熱ローラの一例の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図10】本発明の定着装置に使用可能な焦電型温度セ
ンサの出力とそれを平均化処理したものを示すグラフで
ある。
ンサの出力とそれを平均化処理したものを示すグラフで
ある。
1,11 加熱ローラ 1a 電極部 2 加圧ロ−ラ 3 非接触温度センサ 4 給電ブラシ 5 電源 6 制御回路 7 トライアック
Claims (2)
- 【請求項1】 自己発熱型加熱ローラと、該加熱ローラ
の放射する赤外線により非接触で温度を検知する温度セ
ンサとを有し、該温度センサの出力に基づいて前記加熱
ローラの温度制御が行われる定着装置において、 前記加熱ローラの室温から定着可能温度までの立ち上が
り時間をTh、前記加熱ローラの直径をDcm、前記加熱
ローラの最大通紙幅をWcm、前記温度センサの応答時間
をTsとしたとき、5(秒)≦Th≦0.23×DW
(秒)かつ0.01Th≦Ts≦0.08Thであるこ
とを特徴とする定着装置。 - 【請求項2】 前記加熱ローラは、ローラ表層に発熱抵
抗体層が設けられ該発熱抵抗体層より外周側に強化・絶
縁のための保護層を有さずに形成されることを特徴とす
る、請求項1に記載の定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1779796A JPH09212033A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1779796A JPH09212033A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 定着装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09212033A true JPH09212033A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11953716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1779796A Pending JPH09212033A (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09212033A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7248808B2 (en) | 2005-03-17 | 2007-07-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Heating apparatus, heating apparatus control method and noncontact thermal sensing device |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP1779796A patent/JPH09212033A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7248808B2 (en) | 2005-03-17 | 2007-07-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Heating apparatus, heating apparatus control method and noncontact thermal sensing device |
| US7389080B2 (en) | 2005-03-17 | 2008-06-17 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Heating apparatus, heating apparatus control method and noncontact thermal sensing device |
| US7641385B2 (en) | 2005-03-17 | 2010-01-05 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Heating apparatus, heating apparatus control method and noncontact thermal sensing device |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2131253A2 (en) | Image forming apparatus | |
| KR102383348B1 (ko) | 화상 가열 장치 및 화상 형성 장치 | |
| US6011938A (en) | Fixing device in image forming device | |
| EP0510896B1 (en) | Image fixing | |
| JP2004062181A (ja) | 電力制御方法 | |
| JPH0980972A (ja) | 加熱定着装置 | |
| JP2014194443A (ja) | 定着制御装置及び画像形成装置 | |
| US20090060553A1 (en) | Image forming apparatus | |
| JP5164703B2 (ja) | 定着装置 | |
| JP2009058773A (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH09212033A (ja) | 定着装置 | |
| JP3347375B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JPH07114294A (ja) | 定着装置 | |
| JP3426061B2 (ja) | 定着装置 | |
| JPH0792852A (ja) | 画像形成装置の定着装置 | |
| JPH0830928B2 (ja) | 定着装置 | |
| JPH11167307A (ja) | 画像形成装置 | |
| US20090060552A1 (en) | Image forming apparatus | |
| JP2004233390A (ja) | 定着装置 | |
| JP3004878B2 (ja) | 定着装置 | |
| JP5695161B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP5940879B2 (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
| JPH11344893A (ja) | 定着装置 | |
| JP5400016B2 (ja) | 画像形成装置 | |
| JP2003215974A (ja) | 定着装置及びこれを備える画像形成装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040127 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040720 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |