JPH09212424A - ディスクキャッシュ及びディスクキャッシュ方法 - Google Patents

ディスクキャッシュ及びディスクキャッシュ方法

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JPH09212424A
JPH09212424A JP8014147A JP1414796A JPH09212424A JP H09212424 A JPH09212424 A JP H09212424A JP 8014147 A JP8014147 A JP 8014147A JP 1414796 A JP1414796 A JP 1414796A JP H09212424 A JPH09212424 A JP H09212424A
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JP
Japan
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data
disk
disk device
writing
area
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JP8014147A
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Takashi Ishii
隆 石井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】実装スペースを多く必要とすることなく、安価
な構成で、電源・コントローラに障害が発生した場合に
もデータを復元することを可能にする。 【解決手段】ライトバック方式を採るディスクキャッシ
ュにおいて、キャッシング対象となるハードディスク装
置14と比較して高速なアクセスが可能なSRAMカー
ド38と、SRAMカード38に対して容量が大きいデ
ィスクキャッシュ用の専用ディスク領域(コントローラ
領域)が確保されたハードディスク装置14と、ハード
ディスク装置14に対するデータの書き込み要求に対し
て、ディスクキャッシュ用メモリ36及びSRAMカー
ド38に対してデータの書き込みを行ない、その後、S
RAMカード38に書き込まれたデータをハードディス
ク装置14のコントローラ領域に書き込むデータ管理機
構44とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、書き込み方式とし
てライトバック方式を採るディスクキャッシュ及びディ
スクキャッシュ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータシステムにおける、
書き込み方式としてライトバック方式を採るディスクキ
ャッシュにおいては、停電等の電源系の障害発生時にデ
ータを保証するための様々な方式が考えられている。例
えば、安価なコンピュータシステムにおける、システム
全体を無停電電源装置により停電時にバックアップする
第1の方式、比較的高価なコンピュータシステムにおけ
る、電源系・コントローラ系を二重化し、かつバッテリ
バックアップ電源系が設けられた第2の方式などがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のコン
ピュータシステムにおいて、電源系の障害発生時には、
第1の方式では電源自体の障害には対処できず、さらに
はコントローラ障害にも対処することができないために
データを復元できない場合があった。また、第2の方式
では、コンピュータシステムの価格がシステムの機能に
対して高価となってしまい、かつ実装スペースも多く必
要となってしまう。
【0004】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、実装スペースを多く必要とすることなく、
安価な構成で、電源・コントローラに障害が発生した場
合にもデータを復元することが可能なディスクキャッシ
ュを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャッシュメ
モリに格納されたデータをディスク装置に書き込む際の
書き込み方式としてライトバック方式を採るディスクキ
ャッシュにおいて、キャッシング対象となるディスク装
置と比較して高速なアクセスが可能な高速不揮発性記憶
手段と、前記高速不揮発性記憶手段に対して容量が大き
いディスクキャッシュ用の専用ディスク領域が確保され
たディスク装置と、ディスク装置に対するデータの書き
込み要求に対して、キャッシュメモリ及び前記高速不揮
発性記憶手段に対してデータの書き込みを行ない、その
後、前記高速不揮発性記憶手段に書き込まれたデータを
前記ディスク装置の専用ディスク領域に書き込むデータ
管理機構手段とを具備したことを特徴とする。
【0006】これにより、キャッシュメモリに格納され
るデータのバックアップに、高速不揮発性記憶手段と、
ディスク装置の記憶領域に設けられた専用ディスク領域
が用いられる。両者が併用されることで、高速不揮発性
記憶手段に要求される記憶容量は少量で良く、かつディ
スク装置を利用することでシステムの省スペース化が図
られる。
【0007】また、前記高速不揮発性記憶手段は、デー
タバックアップ用の電源を装備した、システムからの着
脱可能な記憶媒体であることを特徴とする。これによ
り、ディスクキャッシュを制御するコントローラに障害
が発生し、他のコントローラに変更する必要が生じて
も、前記高速不揮発性記憶手段によってバックアップさ
れたデータを利用してデータ復元が可能となる。
【0008】また、前記データ管理機構手段は、前記高
速不揮発性記憶手段に対してディスク装置への書き込み
を効率的にできる形式でデータを格納し、前記高速不揮
発性記憶手段に書き込まれたデータを前記ディスク装置
の専用ディスク領域に書き込む際に連続書き込みを行な
うことを特徴とする。
【0009】これにより、キャッシュメモリのバックア
ップにディスク装置を用いることにより発生する、ディ
スクアクセスによって処理速度が低下する影響を回避す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
ディスクキャッシュを有するコンピュータシステムの概
略構成を示すブロック図である。本実施形態におけるデ
ィスクキャッシュは、書き込み方式としてライトバック
方式を採用している。
【0011】図1に示すように、コンピュータシステム
は、ホストシステム10、ディスクコントローラ12、
ハードディスク装置14(ハードディスク装置(HDD
0〜HDDn)14−0〜14−n)から構成されてい
る。ホストシステム10とディスクコントローラ12
は、接続用コネクタ16を介して接続されている。接続
用コネクタ16は、例えばPCIバスに相当する。
【0012】ホストシステム10は、CPU20、CP
Uローカルメモリ22、外部回路接続用バス変換回路2
4等を含んで構成されている。CPU20は、システム
全体の制御を司るもので、CPUローカルメモリ22に
格納されたプログラム、データに基づいて動作する。
【0013】CPUローカルメモリ22は、CPU20
によってアクセスされるメモリであり、CPU20の動
作を規定するOS(オペレーティングシステム)、アプ
リケーションプログラムの他、各種データを格納する。
【0014】外部回路接続用バス変換回路24は、外部
回路とのデータやコマンドの入出力のためのインタフェ
ースであり、CPUローカルメモリ22とディスクコン
トローラ12のディスクキャッシュ用メモリ36やハー
ドディスク装置14の間でデータ等を入出力するデータ
パスや、CPU20とディスクコントローラ12のCP
U30との間のコマンド等を入出力するコマンドパスが
設けられる。外部回路接続用バス変換回路24は、接続
用コネクタ16を介して、ディスクコントローラ12と
接続される。
【0015】ディスクコントローラ12は、ホストシス
テム10からのハードディスク装置14に対するアクセ
スを制御するもので、CPU30、F/W(ファームウ
ェア)用メモリ32、DMA(Direct Memory Access)
回路34、ディスクキャッシュ用メモリ36、コネクタ
37、SRAMカード38、外部回路接続用バス変換回
路40、SCSI(Small Computer System Interface
)チップ42を含んで構成されている。また、CPU
30、F/W用メモリ32、及びDMA回路34によっ
てデータ管理機構44を構成し、ホストシステム10か
らハードディスク装置14へのアクセスに対するディス
クキャッシュの機能を制御する。
【0016】CPU30は、ディスクコントローラ12
の制御を司るもので、F/W用メモリ32に格納された
プログラムに基づいて、ホストシステム10からのハー
ドディスク装置14に対するアクセスを制御する。
【0017】F/W用メモリ32は、CPU30の動作
を規定するプログラム等が格納されるもので、ホストシ
ステム10からのハードディスク装置14に対するアク
セス制御、及びディスクキャッシュの機能を実現するプ
ログラムが含まれる。さらに、電源やコントローラに障
害が発生した場合に、ディスクキャッシュ用メモリ36
に記憶されているデータを復元するための機能のための
プログラムが含まれる。
【0018】DMA回路34は、CPU30による制御
のもとで、ディスクキャッシュ用メモリ36とSRAM
カード38に対するアクセスを制御するもので、外部回
路接続用バス変換回路40とSCSIチップ42との間
でデータの入出力を行なう。
【0019】データ管理機構44は、ホストシステム1
0からの書き込みデータについての、ディスクキャッシ
ュ用メモリ36とSRAMカード38への書き込み制
御、ハードディスク装置14に対するアクセスの他、電
源やコントローラにおける障害発生時のデータ復旧(デ
ィスクキャッシュ用メモリ36に格納されたデータの復
元)を行なう機能を有している。
【0020】ディスクキャッシュ用メモリ36は、ディ
スクキャッシュの機能において使用されるメモリであ
り、例えばDRAMによって構成される。コネクタ37
は、SRAMカード38を接続するためのもので、例え
ばPCMCIA(Personal Computer Memory Card Inte
rface )/JEIDA(Japan Electronic Industry De
velopment Assosiation )規格に準拠した仕様によって
構成されている。
【0021】SRAMカード38は、コネクタ37によ
ってシステムから取り外し可能な記憶媒体であり、ホス
トシステム10からのデータ書き込みに用いられる。S
RAMカード38は、データバックアップ用の電池が設
けられた構成をしており、システムから取り外しても記
憶しているデータを保持することが可能な高速不揮発性
記憶として用いられる。
【0022】外部回路接続用バス変換回路40は、外部
回路とのデータやコマンドの入出力のためのインタフェ
ースであり、ディスクキャッシュ用メモリ36やハード
ディスク装置14とホストシステム10のCPUローカ
ルメモリ22との間でデータを入出力するデータパス
や、CPU30とホストシステム10のCPU20との
間のコマンド等を入出力するコマンドパスが設けられ
る。外部回路接続用バス変換回路40は、接続用コネク
タ16を介して、ホストシステム10と接続される。
【0023】SCSIチップ42は、ハードディスク装
置14を接続するためのインタフェースである。ハード
ディスク装置14は、データやプログラム等を保存する
ためのもので、通常の使用に用いられるキャッシングの
対象となるディスク領域(以下、ユーザ領域とする)の
他に、電源系やディスクコントローラ12における障害
発生時のデータ復旧のために用いられる専用ディスク領
域(以下、コントローラ領域とする)が設けられる。コ
ントローラ領域は、高速不揮発性記憶として用いられる
SRAMカード38の記憶容量に対して大きな容量が確
保される。コントローラ領域には、ディスクキャッシュ
用メモリ36に格納されるデータがパッキングデータ
(ディスクへの書き込みを効率的にできる形式のデー
タ)と、データの存在位置を示すディレクトリ情報とが
格納される。
【0024】次に、本実施形態におけるコンピュータシ
ステムの動作について説明する。本実施形態において、
ホストシステム10からのディスクアクセスに対して、
ディスクコントローラ12(データ管理機構44)は、
ディスクキャッシュ用メモリ36を用いてアクセス制御
を行なう。
【0025】正常動作時に、システムの電源をオフする
時には、ホストシステム10は、その旨をディスクコン
トローラ12に通知する。ディスクコントローラ12
は、ディスクキャッシュ用メモリ36に、ハードディス
ク装置14に対して書き戻す必要のあるデータが存在す
る場合、全ての該当するデータをハードディスク装置1
4に書き戻してから、書き戻しが完了したことをホスト
システム10に通知する。ホストシステム10は、ディ
スクコントローラ12からのデータの書き込みが完了し
たことを示す通知を受けた後に、電源を落とす。
【0026】SRAMカード38には、ディスクキャッ
シュ用メモリ36に格納されている全てのデータのハー
ドディスク装置14への書き戻しが完了したことを示す
ステータスが所定の領域に格納される。ディスクコント
ローラ12(データ管理機構44)は、ホストシステム
10からの電源オフの通知に対して、データの書き戻
し、さらにSRAMカード38へのステータスの書き込
みが終了した後に、書き戻しが完了したことをホストシ
ステム10に通知するものとする。
【0027】はじめに、図2に示すフローチャートを参
照しながら、ホストシステム10からのデータの書き込
みの処理(ライトコマンド処理)について説明する。図
3にはホストシステム10からの書き込みデータに対す
る処理についての概略を説明するための図を示してい
る。
【0028】まず、ホストシステム10のCPU20か
らコマンドパスを介して、CPUローカルメモリ22に
格納されたデータのハードディスク装置14に対する書
き込み要求(ライトコマンド)があった場合、ディスク
コントローラ12のデータ管理機構44(CPU30)
は、データパスを介して得られるデータに対するライト
コマンド処理を起動する。
【0029】データ管理機構44は、ディスクキャッシ
ュ用メモリ36とSRAMカード38の双方に対して、
データを書き込むための領域を獲得できるか否かをチェ
ックする(ステップA1)。
【0030】ここで、データを書き込むための領域が獲
得できた場合(ステップA2)、データ管理機構44
は、ディスクキャッシュ用メモリ36とSRAMカード
38の双方にデータの書き込みを行なう(ステップA
3)。
【0031】この時、ディスクキャッシュ用メモリ36
に対する書き込みは、一般的なライトバック方式に従
い、セグメント管理された複数の領域の中から、その後
のサーチ処理(読み出し、書き込み時)に対する簡便さ
が考慮された適当なセグメントが選択されて実行され
る。
【0032】一方、SRAMカード38に対するデータ
の書き込みは、空いた領域から任意の領域が選択されて
実行される。同時に、書き込みを行なったデータに対す
るディレクトリ情報、すなわちデータのハードディスク
装置14に対する書き込み位置(ディスク領域)を示す
アドレスと、ディスクキャッシュ用メモリ36に対して
書き込みを行なった位置(メモリ領域)を示すアドレス
からなるアドレス情報も書き込む。
【0033】また、ディレクトリ情報(あるいはデー
タ)には、データの有効性を保証するための処理に用い
られるフラグが付加される。具体的には、データ書き込
みを行なうための領域を獲得した際に、フラグをコマン
ド実行中を表わすように設定し、ホストシステム10か
ら正常にデータが転送されるとフラグをデータ有効を表
わすように書き替える。
【0034】データ管理機構44は、フラグ書き込みを
正常に終了した後に、ホストシステム10に対してライ
トコマンド処理の終了を通知する。なお、SRAMカー
ド38に対する書き込みは、ディスクキャッシュ用メモ
リ36に対して適当なセグメントが選択されて書き込ま
れるのとは関係なく、ディスクへの書き込みを効率的に
できる形式によって書き込まれる。例えば、書き込みデ
ータをハードディスク装置14に対して書き込みを行な
う際のデータ単位(例えばセクタ単位)となる連続的な
データとする(以下、このデータをパッキングデータと
する)。
【0035】一方、ステップA2において、データを書
き込むための領域が獲得できなかった場合、データ管理
機構44は、書き込み要求のあったデータをハードディ
スク装置14のユーザ領域における該当する領域に書き
込み、書き込みが完了した後にホストシステム10に対
してライトコマンド処理の終了を通知する。
【0036】以上のようなライトコマンド処理が複数回
行なわれる間に所定の状態となった時(アイドル時、も
しくは一定時間が経過した時など)、通常のライトバッ
ク方式に従って、ディスクキャッシュ用メモリ36に格
納されたデータを、ハードディスク装置14のユーザ領
域中の書き込み要求アドレスに対して書き込むバックグ
ラウンド処理が実施される。
【0037】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら、バックグラウンド処理の動作について説明す
る。バックグラウンド処理が起動されると、データ管理
機構44は、ディスクキャッシュ用メモリ36からハー
ドディスク装置14に書き戻すべきデータが格納された
領域(ブロック)のチェックを行なう(ステップB
1)。ここでは、ディスクキャッシュ用メモリ36中の
ホストシステム10からのアクセスが比較的少ないと考
えられる領域(ブロック)から順に選択される。
【0038】対象とするブロックが存在する場合(ステ
ップB2)、データ管理機構44は、ディスクキャッシ
ュ用メモリ36の該当するブロックのデータを、ハード
ディスク装置14のユーザ領域における所定のディスク
領域に書き戻す(ステップB3)。
【0039】また、データ管理機構44は、ディスクキ
ャッシュ用メモリ36のデータの書き戻しが完了した領
域を解放すると共に、SRAMカード38とハードディ
スク装置14のコントローラ領域に格納されているディ
レクトリ情報を参照して、書き戻しの対象となったデー
タがSRAMカード38もしくはハードディスク装置1
4のコントローラ領域に存在するか否かを判別する。該
当するデータが格納されていた場合、データ管理機構4
4は、ディスクキャッシュ用メモリ36もしくはハード
ディスク装置14のコントローラ領域における、該当す
る領域を解放する(ステップB4)。
【0040】ところで、ハードディスク装置14に対す
る書き込み速度に対して、ホストシステム10からの書
き込み要求速度が高速な場合には、SRAMカード38
のハードディスク装置14への書き戻しによって解放さ
れる領域に対して、新たに使用される領域の方が大きく
なり、空き容量が減少していく。
【0041】そこで、データ管理機構44は、バックグ
ラウンド処理の際に、SRAMカード38の空き容量を
チェックする(ステップB5)。すなわち、SRAMカ
ード38の空きブロック数が予め設定される規定値以下
となっていないかを判別する。SRAMカード38の空
き容量が十分にある場合には(ステップB6)、バック
グラウンド処理を終了する。
【0042】規定値は、SRAMカード38上でパッキ
ングデータとして効率的にデータを格納でき(大容量分
のパッキングデータとする程、ハードディスク装置14
に対する書き込み効率が向上する)、かつホストシステ
ム10からのデータ書き込み要求に対して不都合なくデ
ータを格納できる容量を表わす空き容量を示す値で設定
される。この規定値は、実行される処理の違い(ハード
ディスク装置14に対するアクセス頻度等)等によって
異なるもので、処理内容に応じて決定されるものとす
る。
【0043】一方、SRAMカード38の空き容量が十
分ではない場合には(ステップB6)、データ管理機構
44は、ハードディスク装置14のコントローラ領域の
空き容量をチェックする(ステップB7)。すなわち、
SRAMカード38のブロック中に格納されているパッ
キングデータをまとめて書き込める領域が残っているか
を判別する。
【0044】ここで、コントローラ領域に十分な空き容
量がある場合、データ管理機構44は、SRAMカード
38からハードディスク装置14のコントローラ領域に
対して、パッキングデータ(及びディレクトリ情報)の
連続書き込み(シーケンシャルライト)を実行し、この
書き込みの後、SRAMカード38の該当する領域を解
放する(ステップB10)。
【0045】こうして、SRAMカード38の容量の少
なさを、ハードディスク装置14に確保されたコントロ
ーラ領域を使用して補完することにより、データのバッ
クアップを実施しながら、ライトバックキャッシュ動作
を実行することができる。
【0046】この時、コントローラ領域に対する書き込
み、すなわちハードディスク装置14に対する書き込み
が発生するために、通常のライトバックキャッシュに対
して性能的に不利となるが、ハードディスク装置14
は、ランダムアクセスに対しては低速なデバイスであっ
ても、シーケンシャルな大容量書き込みに対しては決し
て低速なデバイスではない。本実施形態では、SRAM
カード38上でデータをパッキングデータとして格納
し、シーケンシャルライトによって書き込みを行なうた
めに高速に処理が可能であるので、ハードディスク装置
14に対する書き込みが発生しても性能劣化は極めて少
ない。
【0047】一方、コントローラ領域に十分な空き容量
がない場合(ステップB8)、データ管理機構44は、
コントローラ領域に空き領域を確保するために、コント
ローラ領域に格納されているデータに対応するディスク
キャッシュ用メモリ36中のデータ(キャッシュブロッ
ク)をハードディスク装置14のユーザ領域に書き戻す
(ステップB9)。すなわち、データ管理機構44は、
コントローラ領域中のデータ有効のフラグが付加されて
いるデータのディレクトリ情報に含まれる、メモリ領域
を示すアドレスに応じて、該当するブロック内のデータ
をハードディスク装置14に書き戻す。こうしてデータ
管理機構44は、ディスクキャッシュ用メモリ36のデ
ータをハードディスク装置14に書き戻すことで、コン
トローラ領域中のデータを無効化し、強制的に領域を確
保する。
【0048】データ管理機構44は、SRAMカード3
8からハードディスク装置14の強制的に確保されたコ
ントローラ領域に対して、パッキングデータ(及びディ
レクトリ情報)のシーケンシャルライトによる書き込み
を実行し、この書き込みの後、SRAMカード38の該
当する領域を解放する(ステップB10)。
【0049】次に、電源・コントローラに障害が発生し
た場合のデータ復旧の動作について説明する。正常動作
によって電源オフされた場合には、SRAMカード38
にはディスクキャッシュ用メモリ36に格納された全て
のデータがハードディスク装置に書き戻されたことを示
すステータスが書き込まれている。このため、通常の
(正常時)の電源オン時に、データ管理機構44は、S
RAMカード38の所定の領域にステータスが書き込ま
れていれば、データ復旧の処理を行なわず、通常のコマ
ンド受付け状態に移行する。
【0050】一方、電源系やコントローラに障害が発生
したために、予期せぬタイミングでディスクコントロー
ラ12の動作が中断され、電源オフとなった場合には、
SRAMカード38の所定の領域にステータスが書き込
まれていない。
【0051】電源オン時に、データ管理機構44は、S
RAMカード38の所定の領域にステータスが書き込ま
れていないことを識別できるため、この場合にはデータ
復旧の処理に移行する。
【0052】データ管理機構44は、SRAMカード3
8またはハードディスク装置14のコントローラ領域に
残されているデータ、すなわち障害が発生したためにハ
ードディスク装置14に対して書き戻されなかったデー
タを、ディレクトリ情報に従ってハードディスク装置の
ユーザ領域に書き戻す処理を実行する。
【0053】ディレクトリ情報(あるいはデータ)に
は、ホストシステム10から正常にデータ転送されたこ
とを示すデータ有効のフラグが付加されている。データ
管理機構44は、SRAMカード38とハードディスク
装置14のコントローラ領域に格納されているデータ有
効のフラグが付加されたディレクトリ情報(ディスク領
域のアドレス)をもとに、ディレクトリ情報に対応する
データを、ハードディスク装置14のユーザ領域中のデ
ィスク領域のアドレスが示す領域に書き込む。
【0054】こうして、どの時点において電源系やディ
スクコントローラ12に障害が発生した場合であって
も、バックアップされたSRAMカード38またはハー
ドディスク装置14のコントローラ領域中のデータ有効
のフラグが付加されているデータを、ハードディスク装
置14のユーザ領域の所定の領域に書き戻すことで、ホ
ストシステム10に対してライト終了を通知したデータ
についてはデータ保証することができる。
【0055】このようにして、電源系やディスクコント
ローラ12に障害が発生し、ディスクキャッシュ用メモ
リ36に格納されたデータがハードディスク装置14に
対して書き戻す前に破壊された場合であっても、SRA
Mカード38またはハードディスク装置14に確保され
たコントローラ領域に格納されているバックアップされ
たデータを用いてデータを復元することができる。
【0056】SRAMカード38は、ディスクコントロ
ーラ12から取り外し可能な記憶媒体であるので、コン
トローラ故障時に、交換された正常なディスクコントロ
ーラに容易に移動させることができるので、データ復元
に用いることができる。
【0057】また、データバックアップ用のSRAMカ
ード38の容量は、ハードディスク装置14の記憶領域
に設けられるコントローラ領域と併用するので小容量で
良い。さらに、ハードディスク装置14にデータバック
アップ用の領域(コントローラ領域)を設けることで、
安価、かつ多くの実装スペースを必要としないスペース
効率の良いシステムを構成することができる。
【0058】また、ハードディスク装置14にデータバ
ックアップ用の領域を設けたとしても、SRAMカード
38上でハードディスク装置14に対する書き込みを効
率的に実行できる形式のパッキングデータに構成し、さ
らにハードディスク装置14に対してシーケンシャルラ
イトにより書き込みを実行するので、バックアップ用デ
ータの書き込みによる処理時間による性能劣化を招かな
い。
【0059】なお、前述した実施形態においては、キャ
ッシングの対象とする外部記憶装置としてハードディス
ク装置14−0〜14−nを例にしているが、データの
書き替えが可能な他の記憶媒体、例えば光磁気ディスク
などを対象とすることも勿論可能である。
【0060】また、データ復旧の動作の説明において、
ハードディスク装置14のコントローラ領域にディレク
トリ情報と対応するデータが格納されているものとして
説明しているが、場合によってはコントローラ領域には
データ復旧のためのデータが格納されていない場合もあ
る(バックグラウンド処理においてSRAMカード38
の空き容量が規定値以下となる前に障害等が発生した場
合など)。その場合には、SRAMカード38に格納さ
れているデータについての処理のみで良い。
【0061】また、図1では複数あるハードディスク装
置14−0〜14−nのそれぞれにおいてコントローラ
領域を設けるものとしているが、必ずしも全てに必要で
はなく、少なくとも一か所に設けられていれば良い。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、キ
ャッシュメモリに格納されるデータのバックアップに、
高速不揮発性記憶と、ディスク装置の記憶領域に設けら
れた専用ディスク領域とを併用することにより、実装ス
ペースを多く必要とすることなく、安価な構成で、電源
・コントローラに障害が発生した場合にもデータを復元
することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わるディスクキャッシ
ュを有するコンピュータシステムの概略構成を示すブロ
ック図。
【図2】本実施形態におけるデータの書き込みの処理
(ライトコマンド処理)について説明するためのフロー
チャート。
【図3】本実施形態においてホストシステムからの書き
込みデータに対する処理についての概略を説明するため
の図。
【図4】本実施形態においてバックグラウンド処理の動
作について説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…ホストシステム 12…ディスクコントローラ 14,14−0〜14−n…ハードディスク装置 16…接続用コネクタ 20,30…CPU 22…CPUローカルメモリ 24,40…外部回路接続用バス変換回路 32…F/W用メモリ 34…DMA回路 36…ディスクキャッシュ用メモリ 37…コネクタ 38…SRAMカード 38、外部回路接続用バス変換回路 42…SCSIチップ 44…データ管理機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャッシュメモリに格納されたデータを
    ディスク装置に書き込む際の書き込み方式としてライト
    バック方式を採るディスクキャッシュにおいて、 キャッシング対象となるディスク装置と比較して高速な
    アクセスが可能な高速不揮発性記憶手段と、 前記高速不揮発性記憶手段に対して容量が大きいディス
    クキャッシュ用の専用ディスク領域が確保されたディス
    ク装置と、 ディスク装置に対するデータの書き込み要求に対して、
    キャッシュメモリ及び前記高速不揮発性記憶手段に対し
    てデータの書き込みを行ない、その後、前記高速不揮発
    性記憶手段に書き込まれたデータを前記ディスク装置の
    専用ディスク領域に書き込むデータ管理機構手段とを具
    備したことを特徴とするディスクキャッシュ。
  2. 【請求項2】 前記高速不揮発性記憶手段は、データバ
    ックアップ用の電源を装備した、システムからの着脱可
    能な記憶媒体であることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスクキャッシュ。
  3. 【請求項3】 前記データ管理機構手段は、 前記高速不揮発性記憶手段に対してディスク装置への書
    き込みを効率的にできる形式でデータを格納し、前記高
    速不揮発性記憶手段に書き込まれたデータを前記ディス
    ク装置の専用ディスク領域に書き込む際に連続書き込み
    を行なうことを特徴とする請求項1記載のディスクキャ
    ッシュ。
  4. 【請求項4】 キャッシュメモリに格納されたデータを
    ディスク装置に書き込む際の書き込み方式としてライト
    バック方式を採るディスクキャッシュ方法において、 ディスク装置に対するデータの書き込み要求に対して、
    キャッシュメモリ及びキャッシング対象となるディスク
    装置と比較して高速なアクセスが可能な高速不揮発性記
    憶手段に対してデータを書き込み、 前記高速不揮発性記憶手段に対するデータを書き込みに
    伴って変化する前記高速不揮発性記憶手段の空き容量が
    十分であるかを、予め設定された規定値に基づいて判別
    し、 この判別によって前記高速不揮発性記憶手段の空き容量
    が十分でないと判別された際に、前記高速不揮発性記憶
    手段に書き込まれたデータを前記ディスク装置に確保さ
    れたディスクキャッシュ用の専用ディスク領域に書き込
    むことを特徴とするディスクキャッシュ方法。
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