JPH09213047A - 記録テープ駆動ベルト、当該駆動ベルトの製造方法および当該駆動ベルトを備えたベルト駆動式記録テープカートリッジ - Google Patents

記録テープ駆動ベルト、当該駆動ベルトの製造方法および当該駆動ベルトを備えたベルト駆動式記録テープカートリッジ

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JPH09213047A
JPH09213047A JP32453296A JP32453296A JPH09213047A JP H09213047 A JPH09213047 A JP H09213047A JP 32453296 A JP32453296 A JP 32453296A JP 32453296 A JP32453296 A JP 32453296A JP H09213047 A JPH09213047 A JP H09213047A
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drive belt
belt
elastic resin
drive
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Takeshi Kuriwada
健 栗和田
Ryuichi Yoshiyama
龍一 芳山
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Mitsubishi Chemical Corp
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Mitsubishi Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録テープにおけるデーターエラーの発生を軽
減し得る様に改良された記録テープ駆動ベルトを提供す
る。 【解決手段】駆動ベルトにより記録テープを走行させる
ベルト駆動式記録テープカートリッジにおける駆動ベル
ト(30)であって、記録テープ(20)との接触面側
の表面の長さ方向に角部(33)がラウンド形状の複数
本の溝(31)、(31)を設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録テープ駆動ベ
ルト、当該駆動ベルトの製造方法および当該駆動ベルト
を備えたベルト駆動式記録テープカートリッジに関する
ものである。以下、「記録テープ駆動ベルト」を駆動ベ
ルト、「ベルト駆動式記録テープカートリッジ」をテー
プカートリッジと略称することがある。
【0002】
【従来の技術】テープカートリッジは、例えば、米国特
許第3,692,255号、同4,581,189号、
同4,466,564号の各明細書に開示され、簡便か
つ記憶容量が大きいことから、コンピューター等のデー
タバックアップ用として広く使用されつつある。
【0003】上記のテープカートリッジは、基本的に
は、一対のテープリールと、この一対のテープリールに
両端が巻き付けられた記録テープと、この記録テープを
所定の走行経路にガイドするガイド手段と、複数の支持
手段でその内面が移動可能に支持されると共にその外面
が前記記録テープに少なくとも2箇所で常時接触する駆
動ベルトから構成される。そして、駆動ベルトと記録テ
ープは圧接しており、駆動ベルトの走行によって生じる
摩擦力によって記録テープが走行する。
【0004】駆動ベルトと記録テープとの接触面への空
気の引き込みを防止してトラッキングエラーを防止する
方法として、駆動ベルトの記録テープとの接触面側の表
面の長さ方向に複数本の溝を設ける方法が知られてい
る。そして、駆動ベルトの製造方法としては、(a)外
周面の円周方向に溝が形成された弾性樹脂円筒体をベル
ト幅に応じてスライスする方法、(b)一方の平面部の
円周方向に複数本の同心円状の溝が形成された円環状弾
性樹脂シートを前記溝が外周面側に位置する様に捻じて
引き伸ばす方法などが知られている。
【0005】上記の後者の製造方法は、例えば、弾性樹
脂シートから円環状弾性樹脂シートを打ち抜く工程と、
円環状弾性樹脂シートの一方の平面部の円周方向に複数
本の同心円状溝を形成する工程とによって円環状弾性樹
脂シートを容易に得ることが出来、しかも、円環状凹部
を備えた下金型と、円環状凸部を備え且つ当該凸部の円
環状平面部の円周方向に複数本の同心円状の溝形成用凹
凸部を備えた下金型とから成る溝転写金型を使用した溝
形成工程によって上記の円環状弾性樹脂シートに容易に
溝を形成し得るため、製造工程が比較的簡単であり、厚
さ精度に優れる等の利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
駆動ベルト、特に、溝形成に溝転写金型を使用する上記
(b)方法によって得られる駆動ベルトは、テープカー
トリッジに装着して使用した際、データーエラーを惹起
し易いと言う問題がある。本発明は、斯かる実情に鑑み
なされたものであり、その目的は、記録テープにおける
データーエラーの発生を軽減し得る様に改良された記録
テープ駆動ベルト、当該駆動ベルトの製造方法および当
該駆動ベルトを備えたベルト駆動式記録テープカートリ
ッジを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、記録テープにお
けるデーターエラーの発生は、主として、駆動ベルトの
溝の形状に起因しているとの知見を得た。本発明は、斯
かる知見を基に完成されたものであり、各発明の要旨
は、次の通りである。
【0008】第1の要旨は、駆動ベルトにより記録テー
プを走行させるベルト駆動式記録テープカートリッジに
おける駆動ベルトであって、記録テープとの接触面側の
表面の長さ方向に角部がラウンド形状の複数本の溝を設
けて成ることを特徴とする記録テープ駆動ベルトに存す
る。
【0009】第2の要旨は、駆動ベルトにより記録テー
プを走行させるベルト駆動式記録テープカートリッジに
おける駆動ベルトの製造方法であって、弾性樹脂シート
から円環状弾性樹脂シートを打ち抜く工程と、円環状弾
性樹脂シートの一方の平面部の円周方向に複数本の同心
円状溝を形成する工程と、溝付円環状弾性樹脂シートを
溝が外周面側に位置する様に捻じて引き伸ばす工程とか
ら成り、上記の溝形成工程においては、円環状凹部を備
えた下金型と、円環状凸部を備え且つ当該凸部の円環状
平面部の円周方向に複数本の同心円状の溝形成用凹凸部
を備えた下金型とから成る溝転写金型を使用し、そし
て、下金型の凹部に対する上金型の凸部の進入を浅くし
て加熱プレス加工を行うことを特徴とする記録テープ駆
動ベルトの製造方法に存する。
【0010】第3の要旨は、駆動ベルトにより記録テー
プを走行させるベルト駆動式記録テープカートリッジに
おける駆動ベルトの製造方法であって、弾性樹脂シート
の少なくとも片面に角部がラウンド形状の複数本の同心
円状溝を形成する工程と、同心円状溝が形成された弾性
樹脂シートからその平面部の円周方向に複数本の同心円
状溝が形成される様に円環状弾性樹脂シートを打ち抜く
工程と、溝付円環状弾性樹脂シートを溝が外周面側に位
置する様に捻じて引き伸ばす工程とから成ることを特徴
とする記録テープ駆動ベルトの製造方法に存する。
【0011】第4の要旨は、一対のテープリールと、こ
の一対のテープリールに両端が巻き付けられた記録テー
プと、この記録テープを所定の走行経路にガイドするガ
イド手段と、複数の支持手段でその内面が移動可能に支
持されると共にその外面が前記記録テープに少なくとも
2箇所で常時接触する記録テープ駆動ベルトを備えたベ
ルト駆動式記録テープカートリッジにおいて、上記の駆
動ベルトは、記録テープとの接触面側の表面の長さ方向
に角部がラウンド形状の複数本の溝を設けて成ることを
特徴とするベルト駆動式記録テープカートリッジに存す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
図1は、記録テープとの接触状態における本発明の駆動
ベルトの一例の要部の説明図、図2は、記録テープとの
接触状態における本発明の駆動ベルトの他の一例の要部
の説明図、図3(a)〜(d)は、本発明の駆動ベルト
の製造方法の一例の説明図、図4は、図3の製造方法に
て使用する金型の一例の拡大説明図、図5は、図3の製
造方法にて使用する金型の他の一例の拡大説明図、図6
は、本発明の駆動ベルトの製造方法の他の一例の説明
図、図7は、図6の製造方法で得られた溝付円環状弾性
樹脂シートの一例の平面説明図、図8は、本発明のベル
ト駆動式記録テープカートリッジの一例の説明図であ
る。
【0013】先ず、本発明の駆動ベルトについて説明す
る。前述の通り、本発明の駆動ベルトは、(a)外周面
の円周方向に溝が形成された弾性樹脂円筒体をベルト幅
に応じてスライスする方法、(b)一方の平面部の円周
方向に複数本の同心円状の溝が形成された円環状弾性樹
脂シートを前記溝が外周面側に位置する様に捻じて引き
伸ばす方法の何れによっても製造し得るが、製造工程が
比較的簡単であり、厚さ精度に優れる等の利点があるこ
とから、後者の製造方法(b)による駆動ベルトが好ま
しい。
【0014】駆動ベルトの厚さは通常80〜200μ
m、幅は通常3〜10mm、長さはテープカートリッジ
における駆動ベルト経路の長さ見合いである。溝の本数
は、駆動ベルトの幅にも依存するが、通常2〜10本で
ある。なお、本発明において、駆動ベルトの厚さは、溝
部を含む厚さ、換言すれば、記録テープの接触面から反
対面までの間の距離を言う。
【0015】上記の溝は、駆動ベルトの製造方法におい
て後述する通り、溝形成用凹凸部を備えた溝転写金型な
どによって形成するのがよい。なお、斯かる金型によっ
て形成される溝の形状は、溝転写時の加熱プレス条件
(温度および加圧力)、溝形成用凹凸部のサイズ、下金
型の円環状凹部に対する上金型の円環状凸部の進入深さ
(加圧力)、弾性樹脂の種類(特に弾性の程度)等にも
依存するが、必ずしも、溝形成用凹凸部に倣った形状の
凹凸溝となる訳でない。
【0016】本発明の駆動ベルトは、記録テープとの接
触面側の表面の長さ方向に角部がラウンド形状の複数本
の溝を設けて成ることを特徴とする。すなわち、図1及
び図2に示す本発明の駆動ベルト(30)は、記録テー
プ(20)との接触面側の表面の長さ方向に溝(31)
を3本設けているが、本発明においては、溝(31)形
成時に付与される角部(32)がラウンド形状に成され
ていることが重要である。
【0017】すなわち、駆動ベルト(30)は、記録テ
ープ(20)に圧接しており、駆動ベルト(30)の走
行によって生じる摩擦力によって記録テープ(20)が
走行するが、溝(31)形成時に付与される数多くの角
部によって記録テープ(20)がダメージを受け、その
結果、データーエラーを惹起する。そこで、本発明にお
いては、上記の様に、角部(32)がラウンド形状に成
されている溝(31)を設けることにより、トラッキン
グエラーと共にデーターエラーを防止したのである。
【0018】図1及び図2に示す本発明の駆動ベルト
(30)は、本発明の好ましい実施態様に従って、記録
テープ(20)との接触面側のベルト自体の両端角部
(33)、(33)もラウンド形状に成されている。ベ
ルト自体の両端角部(33)、(33)は、2箇所であ
り、溝(31)形成時に付与される角部(32)に比し
て数が少ない。しかしながら、両端角部(33)、(3
3)は、記録テープ(20)に対する圧接力が集中する
ためと思われるが、データーエラーの発生確率が高いた
め、ラウンド形状にする価値が高い。
【0019】図1に示す本発明の駆動ベルト(30)
は、後述する図4に示す形状の溝転写金型、すなわち、
円環状凸部を備えた上金型として、当該凸部の円環状平
面部の最外周および最内周に同心円状の溝形成用凸部を
備えた溝転写金型を使用することにより製造することが
出来る。なお、図4において、上記の溝形成用凸部は、
凸記号の半分の形で表現されている。
【0020】図2に示す本発明の駆動ベルト(30)
は、後述する図5に示す形状の溝転写金型、すなわち、
円環状凸部を備えた上金型として、当該凸部の円環状平
面部の最外周および最内周に同心円状の溝形成用凹部を
備えた溝転写金型を使用することにより製造することが
出来る。なお、図5において、上記の溝形成用凹部は、
凹記号の半分の形で表現されている。
【0021】上記のラウンド形状におけるラウンドの程
度は、駆動ベルト(30)の厚さにもよるが、曲率半径
(R)として、通常10〜100μm、好ましくは30
〜80μmとされる。R値が余りにも大きい場合は、記
録テープ(20)との間において十分な摩擦力を発揮し
て記録テープ(20)を円滑に走行させるための有効な
接触面積が小さくなるので好ましくない。
【0022】上記のラウンド形状は、例えば、後述の触
針型表面粗さ測定機による表面粗さの測定によって観察
することが出来、また、駆動ベルトの断面形状の顕微鏡
写真からも観察することが出来る。そして、R値は、上
記の顕微鏡写真に基づいて算出することが出来る。
【0023】また、本発明においては、駆動ベルト(3
0)の記録テープ(20)との接触面側の表面(凹凸溝
の凸部の表面)の表面粗度(Ra)は0.2μm以下で
あることが好ましい。上記のRaは、JIS B060
1−1994に準拠し、触針型表面粗さ測定機を使用
し、触針の先端半径2μm、荷重30mg、カットオフ
値0.08mmの条件下に測定した値を意味する。
【0024】本発明において、駆動ベルト(30)を構
成する弾性樹脂の種類は、特に制限されないが、加熱プ
レス加工が容易であり、伸びが大きく、耐摩耗性に優れ
る弾性樹脂が好ましい。特に、20℃と60℃の各温度
で測定した貯蔵弾性率(E′)の差が20%以内である
弾性樹脂が好ましい。上記の温度範囲は、テープカート
リッジが使用される通常の環境の予想される最低温度お
よび最高温度に対応し、上記の貯蔵弾性率は、駆動ベル
トに掛かる応力と歪みの比に対応する。
【0025】上記の粘弾性特性に関する事項は、次の様
な知見に基づくものである。すなわち、一般に、高分子
物質は、弾性と粘性とを併せた粘弾性的性質を有し、降
伏点以上の応力を与えると分子鎖相互の滑りによる粘性
流動が起こり、応力を取り除いても完全には回復せず永
久変形が残り、その結果、弾力も低下する。ところで、
テープカートリッジにおける駆動ベルトの場合は当該駆
動ベルトの張力によって記録テープの駆動が行われる
が、駆動ベルトに永久変形が残ることによりテープカー
トリッジにおける駆動ベルトの張力が低下して駆動シス
テムに悪影響を及ぼす。従って、記録テープを安定に走
行させるには、駆動ベルトの特性として、粘弾性特性が
重要である。
【0026】本発明において、駆動ベルトの粘弾性特性
は、例えば、レオメトリクス・サイエンティフィック・
エフ・イー社製の「Rheometrics Soli
dsAnalyzer(RSAII)」を利用して測定す
ることが出来る。具体的には、短冊状に切断した駆動ベ
ルトを測定装置にセットし、1Hzの周波数を掛けなが
ら、応力、歪、時間的遅れを測定することにより、貯蔵
弾性率(E′)、損失弾性率(E′′)、損失正接(t
anδ)が求められる。貯蔵弾性率(E′)の変化が小
さい程に機械的性質の変化は少なく、従って、一定応力
(又は一定歪)を与えた際に駆動ベルトの応力変化(又
は歪変化)が少ない。
【0027】従って、20℃と60℃の各温度で測定し
た貯蔵弾性率(E′)の差が20%以内である弾性樹脂
にて構成された本発明の駆動ベルトは、耐疲労性に優れ
ており、記録テープの走行時に作用する摩擦力によって
十分に耐えることが出来るため、伸びが少ないと言う特
徴を有する。すなわち、上記の粘弾性特性を有する駆動
ベルトを備えたテープカートリッジにおいては、駆動ベ
ルトの張力低下による記録テープの張力低下が少ない。
20℃と60℃の各温度で測定した貯蔵弾性率(E′)
の差の好ましい範囲は10%以下である。
【0028】本発明において好適に使用される弾性樹脂
の具体例としては、ポリエーテルウレタン樹脂、ポリエ
ステルウレタン樹脂、ポリカーボネートウレタン樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ブタジエン樹脂
などが挙げられる。また、ポリエチレン、ポリエーテ
ル、ブタジエン等から成る共重合体も使用することが出
来る。
【0029】次に、本発明の駆動ベルトの製造方法につ
いて説明する。本発明の製造方法は、弾性樹脂シートか
ら円環状弾性樹脂シートを打ち抜く工程と、円環状弾性
樹脂シートの一方の平面部の円周方向に複数本の同心円
状溝を形成する工程と、溝付円環状弾性樹脂シートを溝
が外周面側に位置する様に捻じて引き伸ばす工程とから
成る。
【0030】上記の打ち抜き工程は、通常の打ち抜き型
(パンチ)を使用して行うことが出来る。そして、上記
の溝形成工程と引き伸ばし工程は、例えば、図3(a)
〜(d)に示す手順に従って行うことが出来る。
【0031】すなわち、先ず、図3(a)に示す様に、
円環状凹部(1a)を備えた下金型(1)と円環状凸部
(21)を備えた上金型(2)とから成る溝転写金型を
使用し、下金型(1)の円環状凹部(1a)に円環状弾
性樹脂シート(3)を配置した後、図3(b)に示す様
に、上金型(2)の円環状凸部(21)を進入させて加
熱プレス加工を行う。加熱プレス加工は、通常、温度1
20〜150℃、時間1〜10秒の条件下に行われる。
【0032】次いで、図3(c)に示す様に、溝転写金
型から円環状弾性樹脂シート(3)を脱型し、図3
(d)に示す様に、所定の間隔を設けて配置された一対
の回転棒(4)、(4)の間に円環状弾性樹脂シート
(3)を掛け、高温度条件下、例えば、80〜150の
温度条件下に通常1.5〜2.5倍程度引き伸ばして冷
却する。
【0033】本発明における上記の溝形成工程において
は、図3〜図5に示す様に、円環状凸部(21)を備え
た上金型(2)として、当該凸部(21)の円環状平面
部の円周方向に複数本の同心円状の溝形成用凹凸部(2
1a)、(21b)を備えた溝転写金型を使用する。前
述した通り、図4に示す溝転写金型は、図1に示す本発
明の駆動ベルト(30)を製造するため、上金型(2)
の凸部の円環状平面部の最外周および最内周に同心円状
の溝形成用凸部(21b)を備えており、図5に示す溝
転写金型は、図2に示す本発明の駆動ベルト(30)を
製造するため、上金型(2)の凸部の円環状平面部の最
外周および最内周に同心円状の溝形成用凹部(21a)
を備えている。
【0034】そして、本発明においては、図1及び図2
に示す様に、記録テープ(20)との接触面側の駆動ベ
ルト(30)の表面に角部(32)がラウンド形状に成
された溝(31)を設けるため、下金型(1)の凹部
(1a)に対する上金型(2)の凸部(21)の進入を
下金型(1)と上金型(2)とのパーティー面が接触し
ない様に浅くして加熱プレス加工を行う。
【0035】上記の様な加熱プレスによれば、溝形成用
凹凸部(21a)、(21b)の凹凸形状は、円環状弾
性樹脂シート(3)に対してラフに転写されるため、溝
(31)形成時に付与される角部(32)がラウンド形
状に成されて角張ることがない。また、下金型(1)と
上金型(2)とのパーティー面とを接触させるが、下金
型(1)の凹部(1a)の深さが上金型(2)の凸部
(21)に対して深くなされている場合は、上記と同様
なラフな転写を行うことが出来る。
【0036】上金型(2)の進入深さや下金型(1)の
凹部(1a)の深さの程度は、溝形成用凹凸部のサイ
ズ、弾性樹脂の種類(特に弾性の程度)、特に、円環状
弾性樹脂シート(3)の厚さ等に依存するため、これら
を勘案し、所望のR値が得られる様に適宜選択される。
本発明の駆動ベルトは、上記の方法以外に、所望のR値
を備えた溝形成用凹凸部を有する上金型を使用して製造
することも出来る。しかしながら、上記の様な金型は、
精密加工のコストが高いために経済的に有利ではない。
【0037】次に、本発明の駆動ベルトの他の製造方法
について説明する。本発明の他の製造方法は、弾性樹脂
シートの少なくとも片面に角部がラウンド形状の複数本
の同心円状溝を形成する工程と、同心円状溝が形成され
た弾性樹脂シートからその平面部の円周方向に複数本の
同心円状溝が形成される様に円環状弾性樹脂シートを打
ち抜く工程と、溝付円環状弾性樹脂シートを溝が外周面
側に位置する様に捻じて引き伸ばす工程とから成る。
【0038】上記の同心円状溝の形成工程は、例えばロ
ール転写装置を使用して行うことが出来、上記の打ち抜
き工程は、通常の打ち抜き型(パンチ)を備えた打ち抜
き機を使用して行うことが出来る。そして、上記の引き
伸ばし工程は、前述の製造方法における場合と同様に行
うことが出来る(図3(d)参照)。
【0039】すなわち、先ず、図6に示す様に、図示を
省略した搬送ロールにより弾性樹脂シート(100)を
移送させ、ニップローラ(101)と表面に複数本の同
心円状溝(103)を有する転写ローラ(102)とか
ら成るロール転写装置により、弾性樹脂シート(10
0)の片面に角部がラウンド形状の複数本の同心円状溝
(104)を形成する。
【0040】同心円状溝(104)の角部のラウンド形
状は、前述の製造方法の加熱プレス加工の場合と同様の
原理に基づきニップローラ(101)と転写ローラ(1
02)との押圧力を調整することによって形成される。
この際、必要に応じ、上記の加熱プレス加工の場合と同
様にニップローラ(101)及び/又は転写ローラ(1
02)を適当な条件に加熱してもよい。
【0041】次に、打ち抜き機(105)により、同心
円状溝(104)が形成された弾性樹脂シート(10
0)からその平面部の円周方向に複数本の同心円状溝が
形成される様に溝付円環状弾性樹脂シート(106)を
打ち抜く。すなわち、同心円状溝(104)のパターン
の中心と同心となる様に打ち抜きを行い、図7に示す様
な溝付円環状弾性樹脂シート(106)を得る。そし
て、図3(d)に示すのと同様の方法により、溝付円環
状弾性樹脂シート(106)を溝が外周面側に位置する
様に捻じて引き伸ばす。この際の条件としては、前述の
製造方法と同一の条件が採用される。
【0042】上記の様にして得られた本発明の駆動ベル
トは、1.0〜2.0倍程度引き伸ばされてカートリッ
ジに装着され駆動ベルトとして使用される。
【0043】次に、本発明のテープカートリッジについ
て添付図面に基づいて説明する。図8は、本発明のテー
プカートリッジの一例の一部省略説明図であり、ドライ
ブ(50)にテープカートリッジ(10)がそのフロン
ト面(14)側の開口部から装填された状態を示してい
る。ドライブ(50)は、情報を記録または再生するた
めの装置であり、情報は、磁気的または光学的に記録テ
ープ(20)に記録される。
【0044】本発明のテープカートリッジは、基本的に
は、一対のテープリール(15)、(16)と、この一
対のテープリールに両端が巻き付けられた記録テープ
(20)と、この記録テープを所定の走行経路にガイド
するガイド手段(22)、(24)、(25)、(2
6)と、複数の支持手段(32)、(34)、(3
6)、(38)でその内面が移動可能に支持されると共
にその外面が記録テープ(20)に少なくとも2箇所で
常時接触する駆動ベルト(30)から構成される。
【0045】テープカートリッジ(10)は、アルミニ
ウム等の金属から成るベースプレート(18)、当該ベ
ースプレート上に垂直に植立された一対のテープリール
(15)、(16)、記録テープガイド手段(22)、
(24)、(25)、(26)及び複数の駆動ベルト支
持手段(32)、(34)、(36)、(38)、ベー
スプレート(18)に配置されるハウジング(13)か
ら主として構成されている。
【0046】ハウジング(13)は、通常、プラスチッ
クにて構成され、その両側が溝構造となされ、そして、
ドライブ(50)にテープカートリッジ(10)が装填
される際、ドライブ(50)の両端部に設けられたL字
型トラック(52)は、ハウジング(13)の両端部の
溝に嵌合してテープカートリッジ(10)をドライブ
(50)内に案内する。ドライブ(50)にテープカー
トリッジ(10)が完全に装填された場合、ドライブ
(50)の端部は、符号(60)で表される位置に来る
が、図8において、トラック(52)は、ハウジング
(13)と共にその途中からの一部の図示を省略してあ
る。
【0047】一対のテープリール(15)、(16)
は、それぞれの中心に回転軸を備え、記録テープ(2
0)の両端は、上記のテープリール(15)、(16)
に巻き付けられてテープパック(11)、(12)を構
成する。一対のテープリール(15)、(16)は、各
回転中心がフロント面(14)に対して異なる仮想垂直
線上に位置し、一方のフロント面(14)から回転中心
までの垂直距離が他方に比して大きくなる様に配置され
ている。その結果、ベースプレート(18)の長手方向
および幅方向の寸法を小さくしてコンパクト化すること
が出来、テープリール(15)、(16)における記録
テープ(20)の巻数を高めてテープパック(11)、
(12)を大きくして記録容量を高めることが出来る。
【0048】記録テープガイド手段(22)、(2
4)、(25)、(26)は、通常、金属製のピンにて
構成され、そして、所定の走行経路に記録テープ(2
0)をガイドする機能を有する。記録テープ(20)の
走行経路は、テープカートリッジ(10)のフロント面
(14)側を含み、ドライブ(50)にテープカートリ
ッジ(10)が装填された際、フロント面(14)側の
開口部において、記録テープ(20)がドライブ(5
0)側に配置された再生磁気ヘッド(56)に接する様
に成されている。
【0049】複数の駆動ベルト支持手段(32)、(3
4)、(36)、(38)は、通常、金属製のガイドピ
ンとその周囲に配置された樹脂製回転ロールから構成さ
れ、駆動ベルト(30)の走行経路を構成する様に配置
される。すなわち、駆動ベルト(30)の内面は、複数
の駆動ベルト支持手段(32)、(34)、(36)、
(38)で移動可能に支持されると共に、その外面は、
記録テープ(20)に少なくとも2箇所で常時接触す
る。
【0050】そして、複数の駆動ベルト支持手段の1個
(図示した例では(38))は、テープカートリッジ
(10)のフロント面(14)側に配置されてドライブ
ローラとしての機能を有し、ドライブ(50)にテープ
カートリッジ(10)が装填された際、フロント面(1
4)側の開口部において、複数の駆動ベルト支持手段の
1個(38)がドライブ(50)側に配置されたドライ
ブローラー(58)に接する様に成されている。なお、
図8中、符号(28)は、記録テープ(20)と再生磁
気ヘッド(56)の間の空間を表し、符号(53)ドア
を表す。
【0051】上記の様な構造のテープカートリッジは、
例えば、米国特許第4,262,860号明細書に開示
されて公知であり、その他の詳細は、上記の米国特許第
の明細書を参考にすることが出来る。
【0052】本発明において、駆動ベルト(30)は、
前述の通り、記録テープとの接触面側の表面の長さ方向
に角部がラウンド形状の複数本の溝を設けている。その
結果、駆動ベルト(30)と記録テープ(20)との接
触面への空気の引き込みが防止されてトラッキングエラ
ーが防止され、記録テープ(20)に圧接される駆動ベ
ルト(30)に角張った部分が少ないため、記録テープ
(20)のダメージが軽減されてデーターエラーが防止
される。また、特定の粘弾性特性を有する本発明の駆動
ベルトは、張力変化が少なく走行安定性に優れ、読み書
きを正確に行うことが出来る。特に、一対のテープリー
ルを特定の位置に配置して高容量化を図ったテープカー
トリッジにおいては、本発明の上記の効果は顕著であ
る。
【0053】すなわち、高容量のテープカートリッジに
おいては、テープパックが大きいため、十分に接触摩擦
力のために高い圧接状態が必要であり且つ長尺の駆動ベ
ルトが必要とされ、その結果、従来公知の駆動ベルトで
は、溝形成時に付与された角部によりデーターエラーが
一層惹起され易く、しかも、駆動ベルトの僅かな張力変
化によって記録テープの走行安定性が大きく影響される
が、本発明のテープカートリッジ(10)は、角張った
部分が少なく且つ張力変化が少ない駆動ベルト(30)
を備えているため、上記の様な高容量化タイプのテープ
カートリッジにおいても、記録テープ(20)の耐久性
および走行安定性に優れ、読み書きを正確に行うことが
出来る。
【0054】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例
において、評価は、次の方法で行った。
【0055】(1)駆動ベルトの貯蔵弾性率(E′):
レオメトリクス・サイエンティフィック・エフ・イー社
製の「Rheometrics Solids Ana
lyzer(RSAII)」を利用し、駆動ベルトから2
0mmの長さの試料を切取り、測定装置のチャック間に
弛ませずに取り付け、1Hzの周波数の条件下で測定し
た。
【0056】(2)溝形成時に付与される角部(溝角
部)及びベルト端部の曲率半径R: 駆動ベルトの断面
の顕微鏡写真(倍率75)に基づいて算出した。
【0057】(3)記録テープとの接触面側の駆動ベル
トの表面粗度(Ra):JIS B0601−1994
に準拠し、触針型表面粗さ測定機を使用し、触針の先端
半径2μm、荷重30mg、カットオフ値0.08mm
の条件下に測定した。
【0058】(4)カートリッジにおけるエラーの発生
状況:記録テープに1回データを書き込み2回読み出す
操作を60時間連続して行い、コロラドメモリーシステ
ム社のQICカートリッジ用ドライブを使用し、書き込
んだデータのエラーの発生状況を測定した。そして、1
トラックにおける長さ1m当たりのエラーの個数として
表した。
【0059】(5)駆動ベルトの張力:図8に示す一対
の駆動ベルト支持手段(36)、(34)間における5
000回走行前後のベルト張力を測定した。測定装置と
しては、「TENTELO METER」(TENTE
L CORP.製商品名)を使用した。
【0060】実施例1 弾性樹脂として、ポリカプロラクトン(分子量200
0)100重量部:メチルジイソシアネート(MDI)
200重量部:1,4−ブタンジオール(1,4−B
G)100重量部から成るポリウレタン樹脂を使用し、
これに6重量%のカーボンブラックを加えて混練した
後、溶融押出しを行って厚さ180μmのシートを得
た。次いで、このシートから打ち抜き型(パンチ)を使
用し、内径16.2mm、外径27.2mmの円環状弾
性シートを打ち抜いた。
【0061】次いで、内径16.2mm、外径27.2
mmの円環状凹部を備えた下金型と、円環状凸部を備え
且つ当該凸部の円環状平面部に同心円状の溝形成用凹凸
部を備えた上金型とから成る溝転写金型を使用した加熱
プレスにより、次の要領で上記の円環状弾性シートに溝
を転写した。上記の上金型としては、図5に示す様に、
凸部の円環状平面部の最外周および最内周に幅0.5m
m、高さ1.0mmの凹部を備え、これら凹部の間に凹
凸部を備え且つ凹部幅0.5mmの金型を使用した。そ
して、下金型の凹部に円環状弾性シートを配置し、上金
型を130℃に加熱し、下金型の凹部に上金型の凸部を
浅く挿入して1〜2秒円環状弾性シートに押し当て、角
部がラウンド形状の3本の環状溝を円環状弾性シートに
転写した。
【0062】次いで、上記の溝付円環状弾性樹脂シート
を熱風に曝した環境下で溝が外周面側に位置する様に且
つ外周が200mmとなる様に引き伸ばし、幅3.8m
m、厚さ107μmであり、図2に示す様な断面形状の
駆動ベルトを得た。溝形成時に付与される角部(溝角
部)及びベルト端部の曲率半径R(μm)、記録テープ
との接触面側の駆動ベルトの表面粗度(Ra)、20℃
と60℃との各貯蔵弾性率(E′)の測定結果を表1に
示す。
【0063】次いで、上記の駆動ベルトを約1.5倍に
引き伸ばしながらドライブローラと一対のコーナーロー
ラ間に掛け回すことにより、図8に示す様なテープカー
トリッジを作製し、書き込んだデータのエラーの発生状
況を測定した。5000回走行前後の駆動ベルトの張力
を測定した。これらの結果を表1に示す。
【0064】実施例2 実施例1において、弾性樹脂として、ポリカプロラクト
ン(分子量2000)100重量部:イソホロンジイソ
シアネート(IPDI)200重量部:1,4−ブタン
ジオール(1,4−BG)100重量部から成るポリウ
レタン樹脂を使用した以外は、実施例1と同様にして駆
動ベルト及びテープカートリッジを作製して評価を行っ
た。その結果を表1に示す。
【0065】比較例1 実施例1において、弾性樹脂として、ポリプロピレング
リコール(分子量2000)200重量部:トリレンジ
イソシアネート(TDI)100重量部:1,4−ブタ
ンジオール(1,4−BG)100重量部から成るポリ
ウレタン樹脂を使用し、そして、円環状弾性シートに溝
を転写する際、下金型の凹部に上金型の凸部を深く挿入
することにより、溝形成時に付与される角部を角張らせ
た以外は、実施例1と同様にして駆動ベルト及びテープ
カートリッジを作製して評価を行った。その結果を表1
に示す。
【0066】比較例2 実施例1において、弾性樹脂として、ポリプロピレング
リコール(分子量2000)400重量部:トリレンジ
イソシアネート(TDI)300重量部:1,4−ブタ
ンジオール(1,4−BG)100重量部から成るポリ
ウレタン樹脂を使用し、そして、円環状弾性シートに溝
を転写する際、下金型の凹部に上金型の凸部を深く挿入
することにより、溝形成時に付与される角部を角張らせ
た以外は、実施例1と同様にして駆動ベルト及びテープ
カートリッジを作製して評価を行った。その結果を表1
に示す。
【0067】
【表1】 ──────────────────────────────────── 実施例 比較例 1 2 1 2 溝角部の曲率半径R(μm) 30 30 − − ベルト端部の曲率半径R(μm) 30 30 − − ベルト表面粗さRa(μm) 0.2 0.2 0.2 0.2 貯蔵弾性率(×107Pa) 20℃ 1.24 6.87 2.90 7.21 60℃ 1.21 5.53 5.67 2.85 貯蔵弾性率減少率(%) 2.42 19.51 6.05 60.47 データーエラー発生状況 3 3 30 30 <ベルト張力(ounce) 変化> 0 回 12.5 12.3 12.2 11.8 5000 回 12.4 12.1 8.9 7.7 ────────────────────────────────────
【0068】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、記録テー
プにおけるデーターエラーの発生を軽減し得る様に改良
された記録テープ駆動ベルト、当該駆動ベルトの製造方
法および当該駆動ベルトを備えたベルト駆動式記録テー
プカートリッジが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録テープとの接触状態における本発明の駆動
ベルトの一例の要部の説明図
【図2】記録テープとの接触状態における本発明の駆動
ベルトの他の一例の要部の説明図
【図3】本発明の駆動ベルトの製造方法の一例の説明図
【図4】図3の製造方法にて使用する金型の一例の拡大
説明図
【図5】図3の製造方法にて使用する金型の他の一例の
拡大説明図
【図6】本発明の駆動ベルトの製造方法の他の一例の説
明図
【図7】図6の製造方法で得られた溝付円環状弾性樹脂
シートの一例の平面説明図
【図8】本発明のベルト駆動式記録テープカートリッジ
の一例の説明図
【符号の説明】
1:下金型 2:上金型 3:円環状弾性樹脂シート 1a:円環状凹部 21:円環状凸部 10:テープカートリッジ 15:テープリール 16:テープリール 20:記録テープ 30:記録テープ駆動ベルト 31:溝 32:角部 33:ベルト端部 22、24、25、26:記録テープガイド手段 32、34、36、38:駆動ベルト支持手段 100:弾性樹脂シート(100) 101:ニップローラ 102:転写ローラ 103:同心円状溝 104:同心円状溝 105:打ち抜き機 106:溝付円環状弾性樹脂シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ベルトにより記録テープを走行させ
    るベルト駆動式記録テープカートリッジにおける駆動ベ
    ルトであって、記録テープとの接触面側の表面の長さ方
    向に角部がラウンド形状の複数本の溝を設けて成ること
    を特徴とする記録テープ駆動ベルト。
  2. 【請求項2】 記録テープとの接触面側のベルト自体の
    両端角部がラウンド形状に成されている請求項1に記載
    の記録テープ駆動ベルト。
  3. 【請求項3】 一方の平面部の円周方向に複数本の同心
    円状溝が形成された円環状弾性樹脂シートを外周面側に
    溝が位置する様に捻じて引き伸ばしたエンドレスベルト
    から成る請求項1又は2に記載の記録テープ駆動ベルト
  4. 【請求項4】 20℃と60℃の各温度で測定した貯蔵
    弾性率(E′)の差が20%以内である弾性樹脂にて構
    成されている請求項1〜3の何れかに記載の記録テープ
    駆動ベルト。
  5. 【請求項5】 駆動ベルトにより記録テープを走行させ
    るベルト駆動式記録テープカートリッジにおける駆動ベ
    ルトの製造方法であって、弾性樹脂シートから円環状弾
    性樹脂シートを打ち抜く工程と、円環状弾性樹脂シート
    の一方の平面部の円周方向に複数本の同心円状溝を形成
    する工程と、溝付円環状弾性樹脂シートを溝が外周面側
    に位置する様に捻じて引き伸ばす工程とから成り、上記
    の溝形成工程においては、円環状凹部を備えた下金型
    と、円環状凸部を備え且つ当該凸部の円環状平面部の円
    周方向に複数本の同心円状の溝形成用凹凸部を備えた下
    金型とから成る溝転写金型を使用し、そして、下金型の
    凹部に対する上金型の凸部の進入を浅くして加熱プレス
    加工を行うことを特徴とする記録テープ駆動ベルトの製
    造方法。
  6. 【請求項6】 駆動ベルトにより記録テープを走行させ
    るベルト駆動式記録テープカートリッジにおける駆動ベ
    ルトの製造方法であって、弾性樹脂シートの少なくとも
    片面に角部がラウンド形状の複数本の同心円状溝を形成
    する工程と、同心円状溝が形成された弾性樹脂シートか
    らその平面部の円周方向に複数本の同心円状溝が形成さ
    れる様に円環状弾性樹脂シートを打ち抜く工程と、溝付
    円環状弾性樹脂シートを溝が外周面側に位置する様に捻
    じて引き伸ばす工程とから成ることを特徴とする記録テ
    ープ駆動ベルトの製造方法。
  7. 【請求項7】 一対のテープリールと、この一対のテー
    プリールに両端が巻き付けられた記録テープと、この記
    録テープを所定の走行経路にガイドするガイド手段と、
    複数の支持手段でその内面が移動可能に支持されると共
    にその外面が前記記録テープに少なくとも2箇所で常時
    接触する記録テープ駆動ベルトを備えたベルト駆動式記
    録テープカートリッジにおいて、上記の駆動ベルトは、
    記録テープとの接触面側の表面の長さ方向に角部がラウ
    ンド形状の複数本の溝を設けて成ることを特徴とするベ
    ルト駆動式記録テープカートリッジ。
  8. 【請求項8】 一対のテープリールは、各回転中心がカ
    ートリッジのフロント面に対して異なる仮想垂直線上に
    位置し、一方のフロント面から回転中心までの垂直距離
    が他方に比して大きくなる様に配置されている請求項7
    に記載のテープカートリッジ。
JP32453296A 1995-11-27 1996-11-20 記録テープ駆動ベルト、当該駆動ベルトの製造方法および当該駆動ベルトを備えたベルト駆動式記録テープカートリッジ Withdrawn JPH09213047A (ja)

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