JPH0981987A - テープ駆動ベルトおよびベルト駆動式記録テープカートリッジ - Google Patents

テープ駆動ベルトおよびベルト駆動式記録テープカートリッジ

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JPH0981987A
JPH0981987A JP7236751A JP23675195A JPH0981987A JP H0981987 A JPH0981987 A JP H0981987A JP 7236751 A JP7236751 A JP 7236751A JP 23675195 A JP23675195 A JP 23675195A JP H0981987 A JPH0981987 A JP H0981987A
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JP
Japan
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belt
tape
drive
cartridge
recording tape
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Application number
JP7236751A
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English (en)
Inventor
Kenji Kato
憲司 加藤
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 テープ駆動ベルトによりテープを走行さ
せるベルト駆動式記録テープカートリッジにおけるテー
プ駆動ベルトとして、長径が駆動ベルト幅の1/200
〜1/2で、その個数が1平方センチメートルあたり1
0個〜1000個である、表裏面を貫通する複数の穴を
有するテープ駆動ベルトを用いる。 【効果】 ベルトの表面を粗面化することなくベルトと
テープの間に引き込んだ空気を逃がすことが可能とな
り、テープを傷つけることなく高速走行時でも安定した
テープ張力を付与できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンピュー
タのデータバックアップ用として好適なベルト駆動式記
録テープカートリッジに関し、特に高密度記録に適した
データカートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルト駆動式記録テープカートリッジは
その簡便性、多大な記憶容量から、コンピューター等の
データバックアップ用として広く用いられており、例え
ば米国特許第3,692,255号、同4,581,1
89号、同4,466,564号等にこの種のテープカ
ートリッジが開示されている。
【0003】図3に、ベルト駆動式記録テープカートリ
ッジの典型例を示す。カートリッジは、アルミニウム等
の金属から形成されたベースプレート1と、ポリカーボ
ネート等のプラスチックから形成された上ハーフ(図示
せず)を組み合わせて本体を構成している。ベースプレ
ート1上には一対のテープリールハブ11および12が
回転可能に設けられている。リールハブには記録テープ
2(以下、単にテープということがある)が巻き付けら
れており、複数のガイドピン5やベルトドライブローラ
ー10により形成される経路を走行する。
【0004】一方、駆動ベルト3(以下、単にベルトと
いうことがある)がベルトドライブローラ10およびコ
ーナーローラー4に掛け渡され、ベルトの外面がテープ
の最外周を押圧している。ベルトは通常ドライブ側に設
けられたドライブローラー6が、カートリッジ側のベル
トドライブローラー10を回転させると、ベルトドライ
ブローラー10の回転方向に移動する。ドライブローラ
ー6は、これも通常はドライブ側に設けられたモーター
(図示せず)によって駆動されている。ベルト3が移動
すると、ベルト3とテープ2との摩擦力によりテープ2
が走行する。テープに情報を記録またはテープから情報
を再生する場合は、ドライブ側の記録・再生用ヘッド2
0がテープ2に接触する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなベルト駆動
式記録テープカートリッジにおいて、テープの張力や走
行速度、走行方向等の安定性は、テープを駆動するベル
トに依存する部分が大きい。これは、そもそもベルト自
体が有する弾性により、ベルトドライブローラー10で
与えられる引っ張り力が全体に均一にかからないベルト
に、ほぼ常に径が異なる巻き取り側リールと従動側リー
ルとを同様にベルトに接触させてテープを駆動すること
により、テープの張力を制御しているからである。ま
た、ベルトが蛇行すればそれにつれてテープも蛇行する
から、テープのトラッキング精度にも直接影響を与える
上、ベルトとテープとの間に生じる摩擦力が不安定だと
テープの走行速度に影響がでる。
【0006】このように、ベルト駆動式記録テープカー
トリッジにおいては、テープとベルトとの摩擦力がデー
タの記録・再生特性を大きく左右するため、駆動ベルト
の材料、表面形状などについて種々の検討がなされてき
た。たとえばベルトの表面(テープと接する面)が平坦
過ぎる場合には、駆動ベルトとテープとの間に空気を引
き込む傾向があり、テープに十分な張力を付与できず、
データエラー等の原因となる。このため米国特許4,4
66,564号などではこの問題を解決するために、ベ
ルトにエンボス加工を施して折り目模様をつけたり、無
機微粒子を添加するなどして、ベルト表面を粗面化して
テープとベルトとの間に引き込まれた空気を、テープと
ベルトの接触面での間隙から逃がすことによりこの問題
を解決している。
【0007】しかし近年、記録媒体の大容量化に伴い、
記録データの高密度化、転送速度の高速化が要求されて
きており、より高精度で、かつ速い駆動ベルトの起動、
走行、停止が必要となってきている。このような高速化
に伴い、上述の表面を粗くしたベルトではテープの記録
面に傷を生じさせたり、逆に表面が平滑だと引き込んだ
空気によりベルトとテープの接触が不安定になり、テー
プ張力が変動してトラッキングエラーを引き起こしてし
まう等の問題があった。
【0008】本発明の目的は、テープの損傷を防ぎ、か
つ高速駆動時にもテープに安定した張力を付与すること
が可能な駆動ベルトおよびこの駆動ベルトを用いた記録
テープカートリッジを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明者が検討
した結果、特定の形状を有するベルトを用いることによ
って上記目的を達成できることを見いだし、本発明に到
達した。すなわち、本発明は、表裏面を貫通する複数の
孔を有するテープ駆動ベルトおよびこのベルトを用いた
テープカートリッジに在する。
【0010】本発明のベルトは、表裏面を貫通する複数
の孔を有するため、ベルトとテープの間に引き込まれた
空気をベルトに設けた孔から逃がすことができ、高速駆
動時においても、安定したテープ走行が可能になる。し
かも、ベルトのテープと接する面を粗面化する必要がな
いので、テープの損傷が抑えられる。また、本発明によ
るベルト駆動式記録テープカートリッジは、一対のテー
プリールと、この一対のテープリールに両端が巻き付け
られた記録テープと、この記録テープを所定の走行経路
にガイドするガイド手段と、内面を複数の支持手段で移
動可能に支持されるとともに、その外面が前記テープに
少なくとも2箇所で常時接触するベルトとを有するベル
ト駆動式記録テープカートリッジにおいて、前記ベルト
がその内外面を貫通する複数の孔を有することを特徴と
するベルト駆動式記録テープカートリッジである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の駆動ベルトは、熱可塑性
エラストマーから得ることができる。熱可塑性エラスト
マーとしては、高温での加工が容易であり、伸びが大き
く、繰り返し加重の下で耐久性が良く、耐摩耗性に優れ
たものであればよい。具体的にはポリエーテルウレタ
ン、ポリエステルウレタン、ポリカーボネートウレタ
ン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリスチレン、ポリ
ブタジエン等およびこれらのの共重合体が挙げられる。
また、帯電を防止する目的で電気伝導性顔料を添加して
も良い。
【0012】ベルトは、シートをリング状に打ち抜いて
作ってもよいし、チューブをスライスして作ってもよい
が、孔開け作業のしやすさなどから、シートを打ち抜い
てつくることが好ましい。この際、カートリッジ挿入後
の厚さが80〜200μm程度になるようにシートやチ
ューブの肉厚を定めるのが好ましい。ベルトは、環状の
ベルトを高温状態で1.5〜2.5倍程度引き伸ばし、
シートを打ち抜いて作成した場合にはさらにねじってか
らカートリッジに挿入する。ベルトは、カートリッジに
挿入される際にも1.0〜2.0倍程度に引き伸ばさ
れ、最終的には、当初の長さの3.0〜5.0倍程度に
なる。
【0013】ベルトに開ける穴は、環状に打ち抜かれる
前の熱可塑性エラストマーのシートまたは引き伸ばされ
る前のベルトに多数の針を押し込んで開けることができ
るが、レーザー光を用いるなどの他の方法によって穴を
開けてもよい。ベルトとテープの間に引き込まれる空気
を逃がすためには、穴の総面積が十分広いことが必要で
ある。一般に、ベルトの引き伸ばしの工程が入るため
に、穴は楕円形となるが、その長径がベルトの幅に対し
て1/200〜1/2で、かつ穴の数が1平方センチメ
ートルあたり10個〜1000個であることが好まし
い。長径が大きすぎるとベルト強度が低下し、逆に小さ
すぎると空気を逃がしにくくなる。また、個数について
も、同様の傾向にある。
【0014】また、本発明によるベルトは、安定した摩
擦力を得られるという効果の他に、エンボス加工や無機
物の添加による粗面化によらずに引き込んだ空気を逃が
すことができるため、良好なベルトトラッキング特性が
得られるという効果も有する。エンボス加工された、ま
たは無機物が添加されたベルトは、模様がテープ表面に
転写してテープの記録再生特性を低下させたり、テープ
に傷をつけてデータエラーを引き起こしたりして、特に
耐久性の点で好ましくない。本発明においては、穴を開
けない場合の表面粗度(Rmax)が最大0.2μmで
あるような平滑なベルトを用いることが好ましく、これ
を用いた場合、エンボス加工された、または無機物が添
加されたベルトが引き起こす上記の問題点が改良され
る。
【0015】ベルトを挿入した後、カートリッジの片側
のリールにテープを巻き取り、テープの先端を、ガイド
ピンなどで形成される走行経路を通してもう片側のリー
ルに巻き込んだ後、上ハーフをはめ込むことにより本発
明のベルト駆動式記録テープカートリッジが得られる。
【0016】
【実施例】以下の実施例を参照して、本発明についてさ
らに説明する。 (実施例1)ポリエステルポリウレタンに6%のカーボ
ンブラックを加えてを溶融押し出しして、厚さ180μ
mのシート状に成形した。このシートの表面粗さはRma
xで0.15このシート状物に、これを抜き型を使用し
て、外径47.0mm、内径30.1mmの環状に打ち
抜いた。この環状ベルト3に多数の針を有する治具を用
いて細かい穴7を開けた(図1)。これを、熱風にさら
した環境下で外周が300mmとなるように延伸した
(図2)。得られたベルトの幅は4.9mm、厚さは1
07μmであった。このベルトを、引き伸ばしながらド
ライブローラと1対のコーナローラ間にかけまわすこと
によりカートリッジに装着した。カートリッジ内におけ
る穴の長径平均は0.08mm、穴の個数は40個/c
2であった。このカートリッジにテープを巻き込み、
テープカートリッジを製造した。
【0017】(実施例2)孔の個数が300個/cm2
となるように孔を開けたこと以外は実施例1と同様にし
てテープカートリッジを製造した。ベルトの幅は4.9
mm、ベルトの厚さは111μmであった。
【0018】(実施例3)孔の長径平均が0.3mmと
なるように穴を開けた以外は実施例1と同様にしてテー
プカートリッジを製造した。ベルトの幅は4.9mm、
ベルトの厚さは111μmであった。
【0019】(比較例1)ベルトに穴を開けなかった以
外は実施例1と同様にしてテープカートリッジを製造し
た。ベルトの幅は3.8mm、厚さは109μm、表面
粗さはRmax0.17マイクロメータであった。
【0020】(比較例2)シート化する時にエンボス加
工を行った以外は比較例1と同様にしてテープカートリ
ッジを製造した。ベルトの幅は3.8mm、厚さは11
0μm、ベルトの表面粗さはRmax8.5μmであっ
た。上述のようにして製造した各カートリッジについ
て、テープスピードの変化によるテープ張力の測定試験
を行った。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】比較例1においては、速度150inch
/secではベルトがテープパックから外れてしまい、
走行不能となった。表1から明らかなように、穴を開け
なければ十分なテープ張力を与えることができない表面
の平坦なベルト(比較例1)に穴を開けることにより
(実施例1)、エンボス加工を施したベルト(比較例
2)と同等のテープ張力を与えることができ、テープの
なめらかで安定性の高い走行が可能である。しかも、エ
ンボス加工を行っていないので、テープの損傷など、エ
ンボス加工品が有する問題もない。なお、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その他種々の態様で
実施されることが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による、表裏面を貫通する多数の穴を有する駆動ベルト
を用いることにより、高速走行時でも安定したテープ走
行を実現する事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート打ち抜き後、孔を開けた時点の構成を示
す図
【図2】延伸した後の構成を示す図
【図3】ベルト駆動式記憶カートリッジの構成を示す図
【符号の説明】
1 ベースプレート 2 記録テープ 3 駆動ベルト 4 コーナーローラー 5 ガイドピン 6 ドライブローラー 10 ベルトドライブローラー 11,12 テープリール 20 記憶・再生ヘッド

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープ駆動ベルトによりテープを走行さ
    せるベルト駆動式記録テープカートリッジにおけるテー
    プ駆動ベルトであって、表裏面を貫通する複数の穴を有
    することを特徴とするテープ駆動ベルト。
  2. 【請求項2】 一対のテープリールと、この一対のテー
    プリールに両端が巻き付けられた記録テープと、この記
    録テープを所定の走行経路にガイドするガイド手段と、
    内面を複数の支持手段で移動可能に支持されるととも
    に、その外面が前記テープに少なくとも2箇所で常時接
    触するベルトとを有するベルト駆動式記録テープカート
    リッジにおいて、前記ベルトがその内外面を貫通する複
    数の孔を有することを特徴とするベルト駆動式記録テー
    プカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記駆動ベルトの内側と外側を貫通する
    穴の長径が駆動ベルト幅の1/200〜1/2で、その
    個数が1平方センチメートルあたり10個〜1000個
    である、請求項2記載のベルト駆動式記録テープカート
    リッジ。
  4. 【請求項4】 前記駆動ベルトの最大表面粗(Rma
    x)が0.2μm未満である、請求項2記載のベルト駆
    動式記録テープカートリッジ。
JP7236751A 1995-09-14 1995-09-14 テープ駆動ベルトおよびベルト駆動式記録テープカートリッジ Pending JPH0981987A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6498699B1 (en) * 1999-12-02 2002-12-24 Storage Technology Corporation Tape transport using a carrier ribbon

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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