JPH09214108A - パターン形成方法およびパターン形成装置 - Google Patents

パターン形成方法およびパターン形成装置

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JPH09214108A
JPH09214108A JP24430596A JP24430596A JPH09214108A JP H09214108 A JPH09214108 A JP H09214108A JP 24430596 A JP24430596 A JP 24430596A JP 24430596 A JP24430596 A JP 24430596A JP H09214108 A JPH09214108 A JP H09214108A
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JP
Japan
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ink
blanket
intaglio plate
pattern forming
forming apparatus
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Pending
Application number
JP24430596A
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English (en)
Inventor
Takuya Hamaguchi
卓也 浜口
Katsuhiko Mizuno
克彦 水野
Takeshi Nakamura
中村  剛
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度のパターンを簡便に形成することので
きるパターン形成方法と、パターン形成装置を提供す
る。 【解決手段】 凹版に保持されたインキを一旦ブランケ
ット上に転移させ、その後、被印刷基板上に転移させ、
この際、使用するインキの定常流粘度を300〜300
0poise の範囲とし、ブランケットの臨界表面張力を2
0〜30dyne/cm、硬度を40〜80°、粘弾性 tanδ
を0.05〜0.20の範囲とし、被印刷基板上に転移
させたインキを焼成してパターンとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路や画像表
示装置等の電子装置におけるパターン形成方法と、パタ
ーン形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路や画像表示装置等の電子
装置における電極、抵抗体、誘電体等のパターンは、よ
り高い精度で、かつ、低い製造コストでの形成が可能な
ことが要求されている。
【0003】従来、上記のような電子装置におけるパタ
ーン形成方法としては、蒸着、スパッタリング、メッキ
等により形成した所望の特性を有する薄膜をフォトリソ
グラフィー法によりエッチングする薄膜エッチング法、
スクリーン印刷法等によりインキを塗布して形成した膜
をフォトリソグラフィー法によりエッチングする厚膜エ
ッチング法、スクリーン印刷法、凹版オフセット法等の
印刷法等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
薄膜エッチング法や厚膜エッチング法では、高精度のパ
ターンを形成することが可能であるが、エッチング工程
を有するために製造コストが高くなってしまうという問
題があった。また、例えば、40〜50インチサイズの
大型画像表示装置のような大面積の基板に電極等のパタ
ーンを形成する場合には、大型薄膜形成装置、大型露光
装置、大型エッチング装置が多数必要となり、この点で
も製造コストの増大を来すという問題があった。
【0005】また、上述のスクリーン印刷法は、エッチ
ング工程がなく、上記の薄膜エッチング法や厚膜エッチ
ング法に比べて工程が簡略であることから製造コスト低
減が期待されていたが、集積回路のように微小面積に回
路が集中している場合や、近年大型化が進んでいる画像
表示装置、例えば、40〜50インチサイズの大型化を
めざすプラズマディスプレイパネル(PDP)に用いら
れる電極パターンの場合には、要求される寸法精度を満
たすことができないという問題がある。特に、大型画像
表示装置の電極パターンを形成する場合、その周辺部で
の寸法精度の低下が生じて実用に供し得ないものであ
る。
【0006】また、従来の凹版オフセット法では、ブラ
ンケットから被印刷基板へのインキの転移率が低く、連
続印刷時の膜厚、線幅の変動が大きく、要求される寸法
精度をもつパターンを安定して連続印刷するのは困難で
あった。
【0007】本発明は、上記のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、高精度のパターンを簡便に形成するこ
とのできるパターン形成方法と、パターン形成装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明のパターン形成方法は、定常流粘度が
300〜3000poise の範囲にあるインキと、臨界表
面張力が20〜30dyne/cm 、硬度が40〜80°、粘
弾性 tanδが0.05〜0.20の範囲にあるブランケ
ットとを使用し、凹版に保持されたインキを一旦ブラン
ケット上に転移させた後、該インキをブランケット上か
ら被印刷基板上に転移させ、その後、前記インキを焼成
するような構成とした。
【0009】また、本発明のパターン形成方法は、前記
インキが導電性粉末を40〜90重量%、ガラス粉末を
1〜10重量%、バインダー樹脂を5〜55重量%の範
囲で含有する導電性インキであるような構成とした。
【0010】パターン形成装置の第1の発明は、凹版
と、該凹版にインキを供給するインキ供給部と、前記イ
ンキ供給部から前記凹版に供給されたインキの不要部分
を掻き取るためのドクター部と、前記凹版に保持された
インキを一旦受理して被印刷基板上に転移するためのブ
ランケット胴と、前記被印刷基板を載置するステージと
を備え、前記ブランケット胴は、臨界表面張力が20〜
30dyne/cm 、硬度が40〜80°、粘弾性 tanδが
0.05〜0.20の範囲にあるブランケットを周面に
装着するような構成とした。
【0011】また、本発明のパターン形成装置は、前記
ドクター部によるインキ掻き取り後に前記凹版上に残留
したインキを拭き取るためのインキ拭取部を備えたよう
な構成とした。
【0012】さらに、本発明のパターン形成装置は、前
記凹版がシリンダー状であるような構成とし、また、前
記ブランケット胴は、前記シリンダー状の凹版と離接可
能であるような構成とした。
【0013】パターン形成装置の第2の発明は、凹版
と、該凹版にインキを供給するインキ供給部と、前記イ
ンキ供給部から前記凹版に供給されたインキの不要部分
を掻き取るためのドクター部と、前記凹版に保持された
インキを一旦受理して被印刷基板上に転移するための長
尺状のブランケットが巻き回された送り出しローラと、
該送り出しローラから送り出されたブランケットを前記
凹版に接触させてインキを受理させるための圧胴と、該
圧胴を通過した前記ブランケットを巻き取るための巻き
取りローラと、前記圧胴と前記巻き取りローラとの間の
前記ブランケット搬送路に設けたバックアップローラ
と、前記被印刷基板を載置するステージとを備え、前記
ブランケットは、臨界表面張力が20〜30dyne/cm 、
硬度が40〜80°、粘弾性 tanδが0.05〜0.2
0の範囲にあるような構成とした。
【0014】また、本発明のパターン形成装置は、前記
ドクター部によるインキ掻き取り後に前記凹版上に残留
したインキを拭き取るためのインキ拭取部を備えたよう
な構成とした。
【0015】さらに、本発明のパターン形成装置は、前
記凹版がシリンダー状であるような構成とし、また、前
記圧胴が前記シリンダー状の凹版と離接可能であるよう
な構成とした。
【0016】そして、本発明のパターン形成装置は、上
述の凹版を20〜100℃の範囲で温度調整が可能であ
るような構成とした。
【0017】上記のような本発明は、凹版に保持された
インキが一旦ブランケット上に転移された後に被印刷基
板上に転移されるが、この際、インキの定常流粘度が3
00〜3000poise の範囲にあり、ブランケットの臨
界表面張力が20〜30dyne/cm 、硬度が40〜80
°、粘弾性 tanδが0.05〜0.20の範囲にあるた
め、ブランケットから被印刷基板へのインキの転移率が
極めて高く、凹版の微細パターンを忠実に再現した高精
細なパターンを被印刷基板上に形成することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の最良の実施形態に
ついて説明する。
【0019】まず、本発明のパターン形成装置について
説明する。図1は、本発明のパターン形成装置の第1の
実施形態を示す概略構成図である。図1において、パタ
ーン形成装置1は、シリンダー状の凹版2、この凹版2
にインキを供給するためのインキ供給部3、凹版2に供
給されたインキの不要部分を掻き取るためのドクター部
4、ブランケットBを周面に装着したブランケット胴
5、被印刷基板Sを載置するステージ6、凹版2のイン
キを拭き取るためのインキ拭取部7、および、ブランケ
ット洗浄部8とを備えている。
【0020】また、図2は、本発明のパターン形成装置
の第2の実施形態を示す概略構成図である。図2におい
て、パターン形成装置11は、シリンダー状の凹版1
2、この凹版12にインキを供給するためのインキ供給
部13、凹版12に供給されたインキの不要部分を掻き
取るためのドクター部14、凹版12に保持されたイン
キを一旦受理して被印刷基板上に転移するための長尺状
のブランケットBが巻き回された送り出しローラ15
と、この送り出しローラ15から送り出されたブランケ
ットBを凹版12に接触させてインキを受理させるため
の圧胴16と、圧胴を通過したブランケットBを巻き取
るための巻き取りローラ18と、圧胴16と巻き取りロ
ーラ18との間のブランケット搬送路に設けたバックア
ップローラ17、搬送ローラ19、被印刷基板Sを載置
するステージ20、および、凹版12のインキを拭き取
るためのインキ拭取部21とを備えている。
【0021】凹版2,12は、画線部と非画線部とを備
えており、画線部はパターンを形成するための溝形状を
なし、通常、画線部の溝の長手方向が凹版2,12のシ
リンダー周長方向となるようにすることが好ましい。
【0022】凹版2,12に形成する画線部(パター
ン)は、種々のパターンが可能であり、本発明では、画
線部を構成する溝の最小線幅を20μm程度、非画線部
の最小幅(パターンの最小形成間隔)を20μm程度と
することができる。また、画線部を構成する溝の深さ
(版深)は5〜50μm程度が好ましい。
【0023】このような凹版2,12は、従来の凹版製
版方法により作製することができ、特に制限のあるもの
ではない。例えば、凹版シリンダーの内部に温度調節用
の流路を形成して20〜100℃の範囲で凹版の温度調
節を行うようにし、凹版の温度を常温よりも高く設定す
ることにより、版面上のインキ粘度を制御してドクター
および受理速度を高速化することが可能である。
【0024】インキ供給部3,13は、特に制限はな
く、ディスペンサー、インキングロール等の従来公知の
機構を有するインキ供給装置を使用することができる。
【0025】また、ドクター部4,14の凹版2,12
への接触圧は、エアー圧可変式等にすることによって、
適宜設定することができる。尚、ドクター部4,14の
材質には特に制限はなく、従来からドクター用部材とし
て使用されているSK鋼、ステンレス、および、刃先表
面をメッキして硬度を上げた材料(例えば、SK鋼等の
表面にニッケルやセラミックスをメッキして硬度を上げ
たもの)等により形成することができる。また、ドクタ
ー部4,14の寸法は、凹版2,12の有効幅、ドクタ
ー部4,14の材質等に応じて適宜設定することができ
る。
【0026】パターン形成装置1を構成するブランケッ
ト胴5は、周面にブランケットを装着したものである。
このブランケット胴5は、真円度が±10μm以下、円
筒度が±10μm以下であることが好ましい。また、パ
ターン形成装置11を構成する圧胴16およびバックア
ップローラ17も、上記のブランケット胴5と同様に、
真円度が±10μm以下、円筒度が±10μm以下であ
ることが好ましい。
【0027】本発明では、ブランケットBとして、臨界
表面張力が20〜30dyne/cm 、硬度が40〜80°、
粘弾性 tanδが0.05〜0.20の範囲にあるブラン
ケットを使用することを特徴としている。
【0028】ブランケットの臨界表面張力は、測定対象
のブランケットを適当な寸法に切断し、接触角計CA−
D型(協和界面科学(株)製)にて測定したZismanプロ
ットより求める。Zismanプロットに使用した溶剤、およ
びその表面張力を以下に示す。
【0029】 溶剤名 表面張力(dyne/cm) ・エタノール …20.05 ・ジエチレングリコールモノエチルエーテル …31.9 ・トリメチロールプロパントリアクリレート …35.5 ・ジアリルフタレート …36.8 一般に臨界表面張力が20〜30dyne/cmの範囲にある
ゴム材料としては、ジメチルシロキサン、メチルビニル
シロキサン、メチルフルオロビニルシロキサン、メチル
フェニルビニルシロキサン等や、上記ポリマーとNB
R、EPDM、スチレンブタジエンゴム(SBR)との
ブレンド及び共重合系、フッ素ゴム、及びNBR、EP
DM、SBR等にシリコーンオイル等を混り込んだもの
及びNBR、EPDM、SBRをシロキサン雰囲気中で
100〜200℃で1時間程度ベーキングし、表面エネ
ルギーの小さなコート層を形成したものが挙げられる。
【0030】ブランケットの臨界表面張力が30dyne/
cmを超えると、ブランケットの表面ゴム層のインキに対
するぬれ性が高すぎてブランケットから被印刷基板Sへ
のインキ転移率が低くなりパイリングを生じる原因とな
る。また、臨界表面張力が20dyne/cm未満であると、
凹版2,12からブランケットへのインキの転移性が低
下し、細線再現性、線幅再現性が低下して好ましくな
い。
【0031】次に、上述のようにして臨界表面張力を所
定の値になるようにしたゴム材料の硬度と粘弾性を、そ
れぞれ硬度が40〜80°、粘弾性 tanδが0.05〜
0.20の範囲となるように調整する。
【0032】ブランケットの硬度は、JIS C TY
PE ゴム硬度計を用いて測定する。また、ブランケッ
トの粘弾性( tanδ)は、レオバイブロンDDV−II−
EP((株)オリエンテック)にて、温度20℃、周波
数11Hzで測定する。
【0033】ブランケットのゴム材料の硬度および粘弾
性は、生ゴム中の架橋基密度、架橋基の局在化状態、充
填剤の種類、含有率、粒径、表面処理、架橋剤種類、1
次加硫条件(温度、時間等)、2次加硫の有無およびそ
の条件等で調整できる。ここで、使用する充填剤として
は煙霧質シリカ、粉砕シリカ、沈殿シリカ、重炭酸カル
シウム、炭酸カルシウム、ケイソウ土、タルク、石英紛
等を使用することができる。
【0034】ブランケットの硬度が40°未満になると
凹版からのインキの受理形状が悪くなり、また、硬度が
80°を超えると被印刷基板へのインキの転移形状が悪
くなり好ましくない。一方、ブランケットの粘弾性 tan
δが0.05未満である場合、凹版2,12からブラン
ケットへのインキの転移性が低下し、画線の細り、エッ
ジ精度の低下となり好ましくなく、粘弾性 tanδが0.
20を超えるとブランケットの粘性的物性が大きくなり
すぎ、被印刷基板のチャッキングに悪影響を与え好まし
くない。
【0035】使用するブランケットは、いわゆるコンプ
レッシブル型のブランケットに限定されるものではな
く、圧縮層を備えていないソリッド型のブランケットで
あってもよい。
【0036】上述のようなブランケットBをパターン形
成装置1のブランケット胴5に装着することにより、ブ
ランケットから被印刷基板Sへのインキの転移率が極め
て高いものとなり、微細なパターンの連続印刷が可能と
なる。また、パターン形成装置11において、上述のよ
うなブランケットBを送り出しローラ15→圧胴16→
バックアップローラ17→巻き取りローラ18からなる
所定の搬送路で送ることにより、バックアップローラ1
7の配設位置にてブランケットBから被印刷基板Sへ極
めて高いインキ転移率で微細なパターンの連続印刷が可
能となる。
【0037】ステージ6,20は、被印刷基板Sを載置
した状態で図1、図2の矢印a方向に往復移動するもの
である。ステージ6,20における被印刷基板Sの保持
は、チャック等による機械保持、吸引による吸着保持
等、いずれの方式であってもよい。また、ステージ6,
20の平坦度は±20μm以下が好ましい。このような
ステージ6,20の移動は、ボールネジ、リニヤガイド
を用いたモーター駆動等の公知の駆動方式により行うこ
とができ、位置決め精度が±10μm以下、真直度が±
10μm以下、上下動が±10μm以下であることが好
ましい。
【0038】また、インキ拭取部7,21は、ドクター
部4,14によるインキ掻き取り後に、凹版2,12上
に残留した不要なインキを拭き取るためのものであり、
対となる繰り出しローラ7a,21aと巻き取りローラ
7b,21b、これらの中間に位置するワイピングロー
ラ7c,21c、および、繰り出しローラ7a,21a
からワイピングローラ7c,21cを経て巻き取りロー
ラ7b,21bに巻き取られるワイピングフィルム7
d,21dとを備えている。図示例では、ワイピングロ
ーラ7c,21cがワイピングフィルム7d,21dを
介して凹版2,12に対向しており、時計方向(図の矢
印b方向)に回転する凹版2,12の表面に対して、ワ
イピングフィルム7d,21dが逆方向(図の下から上
方向)に移動することによって、凹版2,12の非画線
部に付着している不要なインキを除去するようになって
いる。尚、このときの凹版2,12に対するワイピング
ローラ7c,21cの押圧力、凹版2,12とワイピン
グフィルム7d,21dとの相対速度は、適宜設定する
ことができる。
【0039】上記のワイピングフィルム7d,21dと
しては、金属箔、合成繊維、合成樹脂、ゴム等いずれで
あってもよく、より具体的には、アルミニウム箔、アル
ミニウムを蒸着したポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニルフィ
ルム、ポリスチレンフィルム、ポリビニルブチラールフ
ィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリメチルメタク
リレートフィルム、ポリ酢酸ビニルフィルム、ナイロン
66フィルム等を使用することができる。
【0040】本発明のパターン形成装置1では、ブラン
ケット洗浄部8として市販のブランケット洗浄装置を使
用することができる。
【0041】上述のようなパターン形成装置1,11に
おいて、凹版2,12からブランケット胴5上のブラン
ケットB、あるいは、圧胴上を搬送されるブランケット
Bへのインキの転移時の凹版2,12周面の速度(周速
度)vとブランケットBの移動速度vは、1〜300mm
/秒、好ましくは10〜100mm/秒程度とすることが
できる。また、ステージ6,20に保持された被印刷基
板SへのブランケットBからのインキの転移時の被印刷
基板Sの移動速度VとブランケットBの移動速度Vは、
1〜300mm/秒、好ましくは100〜300mm/秒程
度とすることができる。
【0042】また、本発明のパターン形成装置1,11
では、凹版2とブランケット胴5とを離接可能とし、ま
た、凹版12と圧胴16とを離接可能としてもよい。こ
れにより、凹版2,12からブランケットへのインキの
転移を所定の速度vで終了した後、ブランケット胴5を
凹版2から離間させ、あるいは圧胴16を凹版12から
離間させ、ブランケット胴5あるいは圧胴16、送り出
しローラ15、巻き取りローラ18の回転速度を変化さ
せ、ブランケットから被印刷基板Sへ所定の速度Vでイ
ンキの転移を行うことができる。
【0043】次に、本発明のパターン形成方法を、上述
のパターン形成装置1の作動を含めて説明する。
【0044】まず、図1において矢印b方向に所定の速
度で回転する凹版2上にインキ供給部3からインキが供
給される。次いで、凹版2がドクター部4と接触して不
要なインキが掻き取られることにより、凹版2の画線部
(溝部)にインキが保持され、さらに、ドクター部4を
通過しても凹版2の非画線部に付着している不要なイン
キがインキ拭取部7のワイピングフィルム7dによって
拭き取られる。
【0045】上記のように凹版2の画線部に保持された
インキは、次に矢印c方向に所定の速度で回転するブラ
ンケット胴5と接触することによって、ブランケット胴
5の周面に装着されたブランケットBに一旦転移され
る。このときの凹版2周面の速度(周速度)とブランケ
ット胴5周面の速度(周速度)vは、上述の範囲(1〜
300mm/秒、好ましくは10〜100mm/秒程度)で
設定され、凹版2からブランケットBへインキが転移さ
れる。
【0046】次に、被印刷基板Sが載置されたステージ
6が図1の右方向に移動し、上述のようにインキが転移
されたブランケット胴5との位置合わせが終了した後、
ブランケット胴5と接触しながら右方向に移動して、被
印刷基板S上へインキが転移されて電極の印刷が終了す
る。このときの被印刷基板Sの移動速度Vとブランケッ
ト胴5周面の速度(周速度)Vは、上述の範囲(1〜3
00mm/秒、好ましくは100〜300mm/秒程度)と
なるように設定される。
【0047】このように被印刷基板S上へのインキの印
刷が終了した後、ステージ6は図1の左方向に移動して
元の位置に戻り、被印刷基板Sはステージ6から取りは
ずされ、新たな被印刷基板Sが載置される。
【0048】以上で、パターン形成装置1による被印刷
基板Sへのパターン形成が終了し、形成装置1は同様の
操作を繰り返すことにより、連続して被印刷基板Sへの
パターン形成を行うことができる。また、ブランケット
洗浄部8によるブランケットBの洗浄は、1回のパター
ン形成が終了する毎に行ってもよく、また、所定の回数
連続してパターン形成を行った後に洗浄するようにして
もよい。
【0049】一方、ステージ6から取り出された被印刷
基板Sは、印刷されたインキに対する焼成処理が施され
る。焼成の温度は、使用するインキに応じて適宜設定す
ることができ、例えば、400〜600℃の範囲で設定
することができる。このような焼成が行われることによ
り、被印刷基板S上にパターンが形成される。
【0050】次に、本発明のパターン形成方法を、上述
のパターン形成装置11の作動を含めて説明する。
【0051】まず、図2において矢印b方向に所定の速
度で回転する凹版12上にインキ供給部13からインキ
が供給される。次いで、凹版12がドクター部14と接
触して不要なインキが掻き取られることにより、凹版1
2の画線部(溝部)にインキが保持され、さらに、ドク
ター部14を通過しても凹版12の非画線部に付着して
いる不要なインキがインキ拭取部21のワイピングフィ
ルム21dによって拭き取られる。
【0052】上記のように凹版12の画線部に保持され
たインキは、次に矢印c方向へ回転する圧胴15上を通
るブランケットBと接触することによって、ブランケッ
ト上に一旦転移される。このときの凹版12周面の速度
(周速度)とブランケットBの移動速度(周速度)v
は、上述の範囲(1〜300mm/秒、好ましくは10〜
100mm/秒程度)で設定され、凹版2からブランケッ
トBへインキが転移される。
【0053】次に、このブランケットBは搬送ローラ1
9を経由してバックアップローラ17の送られ、一方、
被印刷基板Sが載置されたステージ20が図2の右方向
に移動し、上述のようにインキが転移されたブランケッ
トとの位置合わせが終了した後、バックアップローラ1
7の下部でブランケットBと接触しながら右方向に移動
して、被印刷基板S上へインキが転移されてパターンの
印刷が終了する。このときの被印刷基板Sの移動速度V
とブランケットBの移動速度Vは、上述の範囲(1〜3
00mm/秒、好ましくは100〜300mm/秒程度)と
なるように設定される。
【0054】このように被印刷基板S上へのインキの印
刷が終了した後、ステージ20は図2の左方向に移動し
て元の位置に戻り、被印刷基板Sはステージ20から取
りはずされ、新たな被印刷基板Sが載置される。
【0055】以上で、パターン形成装置1による被印刷
基板Sへのパターン形成が終了し、形成装置11は同様
の操作を繰り返すことにより、連続して被印刷基板Sへ
のパターン形成を行うことができる。
【0056】一方、ステージ20から取り出された被印
刷基板Sは、印刷されたインキに対する焼成処理が施さ
れる。焼成の温度は、使用するインキに応じて適宜設定
することができ、例えば、400〜600℃の範囲で設
定することができる。このような焼成が行われることに
より、被印刷基板S上にパターンが形成される。
【0057】ここで、上述の本発明のパターン形成方法
において使用できるインキの一例として、導電性インキ
について説明する。
【0058】使用する導電性インキは、定常流粘度が3
00〜3000poise の範囲にあるインキである。定常
流粘度は、キャリーメッド社製CS100レオメータを
用いて、測定温度20℃、測定剪断速度0.01〜20
0/秒の範囲で測定することができる。定常流粘度が3
00poise 未満であると、ブランケットから被印刷基板
Sへのインキ転移率が100%未満となり、また、30
00poise を超えると凹版2,12からブランケットへ
のインキ転移率が50%以下となり、さらに細線再現
性、線幅再現性が低下し好ましくない。
【0059】このような導電性インキは、導電性粉末を
40〜90重量%、ガラス粉末を1〜10重量%、バイ
ンダー樹脂を5〜55重量%の範囲で含有するものが好
ましく使用できる。
【0060】導電性粉末としては、Ag、Au、Pt、
Pd、Al、Ni、C等の単体、合金、もしくは、これ
らの混合物を使用することができる。このような導電性
粉末の粒径は、1〜10μm程度が好ましい。
【0061】また、ガラス粉末は、上述のように印刷さ
れた電極パターンを焼成する際に、軟化ないし溶融して
上記の導電性粉末を被印刷基板Sに強固に接着させるた
めのものである。このため、ガラス粉末は、焼成温度よ
りも10〜200℃低い軟化点を有することが必要であ
る。このようなガラス粉末としては、PbOを50重量
%以上含有し、他の成分として、ガラスの分相を防止す
る効果をもたせたり、軟化点を調整したり、熱膨張係数
を被印刷基板Sに合わせたりするために、Al2 O3 、
B2 O3 、SiO2 、MgO、CaO、SrO、Ba
O、ZnO、TiO2 、ZrO2 等のなかから適宜選択
して含有させたものを使用することができる。
【0062】このようなガラス粉末の粒度は、350メ
ッシュ程度まで粉砕したものが適当である。導電性イン
キにおけるガラス粉末の含有量が1重量%未満である
と、焼成時における導電性インキと被印刷基板Sとの接
着力が不足となり、また、10重量%を超えると、焼成
して形成した電極パターンの導電性が不十分となり好ま
しくない。
【0063】また、導電性インキに含有されるバインダ
ー樹脂としては、低温での焼成が可能であり、かつ、焼
成のおいて分解、気化して炭化物が電極中に残存しない
ような樹脂が好ましい。具体的には、エチルセルロー
ス、メチルセルロース、ニトロセルロース、セルロース
アセテート、セルロースプロピオネート、セルロースブ
チレート等のセルロース樹脂、メチルメタクリレート、
エチルメタクリレート、ノルマルブチルメタクリレー
ト、イソブチルメタクリレート、イソプロピルメタクリ
レート、2−エチルメタクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート等の重合体からなるアクリル樹脂が
挙げられる。
【0064】また、導電性インキには、粘度調整用に、
溶剤としてテルピネオール、ブチルカルビトールアセテ
ート等を含有させることができる。
【0065】
【実施例】次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説
明する。
【0066】導電性インキの調製 導電性粉末として、平均粒径1μmの銀粒子を準備し
た。また、ガラス粉末としてIWFフリット7570
(岩城ガラス(株)製 300メッシュ、軟化点440
℃)を350メッシュ粒径に粉砕したガラス粉末を準備
した。
【0067】さらに、バインダー樹脂として、ポリエス
テルアクリレートオリゴマー、トリメチロールプロパン
トリアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートを4
0:40:30(重量比)で調合したものを準備した。
【0068】次に、下記の表1に示されるような組成で
導電性粉末、ガラス粉末およびバインダー樹脂を3本ロ
ールミルにて混合して導電性インキA〜Cを調製し、各
導電性インキの定常流粘度を下記の測定条件で測定して
結果を表1に示した。
【0069】(定常流粘度の測定条件)キャリーメッド
社製CS100レオメータを用いて、測定温度20℃、
測定剪断速度100/秒で測定する。
【0070】
【表1】 ブランケットの作製 基布と圧縮層からなる基材上に表面ゴムを塗布した後、
PETフィルムを表面ゴム塗布面に圧着させた状態で加
硫を行い、その後、フィルムを剥離して表面ゴム層(厚
さ約100μm)を形成してブランケット(試料1〜
9)を作製した。各ブランケット(試料1〜9)の作製
条件は、以下に示す通りとした。
【0071】 試料1: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−108 …100重量部 硬化剤 信越シリコーン(株)製 CAT−108 … 5重量部 充填剤 カキウチ(株)製 セラトムFW−14 … 30重量部 (加硫条件) 1次加硫 25℃、75時間 試料2: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−742U …100重量部 架橋剤 ジメチル-2,5ジt−ブチルフェロキシヘキサン … 5重量部 (加硫条件) 1次加硫 170℃、20分間 試料3: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−785U …100重量部 架橋剤 2,5- ジメチル−2,5 t−ブチルフェロキシヘキサン … 5重量部 (加硫条件) 1次加硫 170℃、20分間 2次加硫 200℃、4時間 試料4: (組成物) 信越シリコーン(株)製 FE361U …100重量部 架橋剤 C−8A … 5重量部 (加硫条件) 1次加硫 165℃、10分間 2次加硫 200℃、4時間 試料5: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−108 …100重量部 硬化剤 信越シリコーン(株)製 CAT−108 … 5重量部 日本エアロジル(株)製 エアロジル200 … 15重量部 (加硫条件) 1次加硫 25℃、75時間 試料6: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−742U …100重量部 架橋剤 ジメチル-2,5ジt−ブチルフェロキシヘキサン … 5重量部 (加硫条件) 1次加硫 120℃、20分間 試料7: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−785U …100重量部 架橋剤 2,5- ジメチル−2,5 t−ブチルフェロキシヘキサン … 5重量部 (加硫条件) 1次加硫 150℃、40分間 2次加硫 200℃、5時間 試料8: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−108 …100重量部 硬化剤 信越シリコーン(株)製 CAT−108 … 5重量部 充填剤 カキウチ(株)製 セラトムFW−14 … 30重量部 ジメチルシリコーンオイル … 5重量部 (加硫条件) 1次加硫 25℃、75時間 試料9: (組成物) 信越シリコーン(株)製 KE−5570 …100重量部 日本合成ゴム(株)製 JSR N220SH 10… 10重量部 架橋剤 2,5- ジメチル−2,5 t−ブチルフェロキシヘキサン … 5重量部 硫黄 …0.3重量部 チラウム …0.1重量部 (加硫条件) 1次加硫 150℃、40分間 2次加硫 200℃、5時間 上述のように作製した各ブランケットの臨界表面張力、
硬度、粘弾性は、下記の表2に示す通りであった。
【0072】尚、臨界表面張力は、下記の溶剤を使用
し、協和界面科学(株)、接触角計CA−D型にて測定
し、Zismanプロットより算出した。
【0073】 溶剤名 表面張力(dyne/cm ) ・エタノール 20.05 ・ジエチレングリコールモノエチルエーテル 31.9 ・トリメチロールプロパントリアクリレート 35.5 ・ジアリルフタレート 36.8 また、表面ゴム層の硬度は、JIS C TYPE ゴ
ム硬度計を用いて測定した。
【0074】また、粘弾性 tanδは、(株)オリエンテ
ック製のレオバイブロンDDV-II-EPにて、温度20℃、
周波数11Hzで測定した。
【0075】
【表2】 電極の形成 図1に示されるようなパターン形成装置に上記の導電性
インキA〜C、ブランケット試料1〜9を使用してガラ
ス基板(サイズ300×400mm)上に電極パターン
形成を行った。
【0076】使用した凹版オフセット方式のパターン形
成装置は、下記の仕様とした。
【0077】 (凹版) ・サイズ :有効周長=550mm(胴径約180mmφ) 有効長さ=500mm ・回転速度 :5〜300mm/秒(周速度) ・版深 :25μm (インキ供給部) ディスペンサー (ドクター部) ・サイズ :ドクター=450mm ホルダー=600mm ・圧 :エアー圧可変 ・動作 :上下動 (ブランケット胴) ・サイズ :有効周長=450mm(胴径約180mmφ) 有効長さ=600mm ・回転速度 :5〜300mm/秒(周速度) ・動作 :上下動 ・ブランケット装着方式 :巻き込み式 (ステージ) ・速度 :5〜400mm/秒 ・アライメント:ピン当て方式、XY調整機構、アライメントカメラ ・定盤サイズ :700×700mm ・ガラス基板保持方式 :真空吸着方式 ・定盤平坦度 :10μm (インキ拭取部) ・方式 :フィルム拭き取り方式 ・フィルム送り速度 :5〜200mm/秒 ・フィルム巻き径 :約200mmφ ・ワイピングローラ :ゴムローラ(径100mmφ) ・ワイピングフィルム:ポリエステルフィルム 凹版に形成した画線部は、電極パターン(パターン全体
のサイズ=150×210mm)であり、版深25μ
m、線幅は70〜150μmの範囲で異なる線幅をもつ
ものとした。
【0078】凹版とブランケット胴の周速度vは40m
m/秒とし、ブランケット胴の周速度Vとガラス基板の
移動速度Vは300mm/秒とした。
【0079】上記のようにパターン形成装置によってガ
ラス基板上に電極パターンを印刷した後、ガラス基板を
600℃に60分間保持して導電性インキの焼成を行っ
て電極パターン(試料1〜11)を形成した。また、形
成した電極パターンの膜厚、パターン形状、電気抵抗値
を測定、評価して、下記の表3に示した。
【0080】尚、電極パターン(試料1〜5)形成にお
いて使用した導電性インキA〜Cとブランケット試料1
〜3の組み合わせは、下記の表3に示されるものとし
た。また、電極パターン(試料6〜11)形成では、下
記のような導電性インキAとブランケット試料4〜9の
組み合わせとした。
【0081】 電極試料6 : 導電性インキAとブランケット試料4の組み合わせ 電極試料7 : 導電性インキAとブランケット試料5の組み合わせ 電極試料8 : 導電性インキAとブランケット試料6の組み合わせ 電極試料9 : 導電性インキAとブランケット試料7の組み合わせ 電極試料10: 導電性インキAとブランケット試料8の組み合わせ 電極試料11: 導電性インキAとブランケット試料9の組み合わせ
【0082】
【表3】 表3に示されるように、定常流粘度が300〜3000
poise の範囲にあるインキ試料Aを使用し、かつ、臨界
表面張力が20〜30dyne/cm 、硬度が40〜80°、
粘弾性 tanδが0.05〜0.20の範囲にあるブラン
ケット試料(1〜3)を用いた場合、インキ転移率が高
く、導電性や直線性が良好で高精度な電極パターン(試
料1,4,5)の形成が可能であった。
【0083】一方、電極パターン(試料6)の形成で
は、ガラス基板のチャッキング不良が発生し、電極パタ
ーン形成が不可能であった。また、電極パターン(試料
7,9,10)の形成では、凹版からブランケットへの
インキの転移不良が発生し、電極パターン形成が不可能
であった。さらに、電極パターン(試料8,11)の形
成では、ブランケットからガラス基板へのインキの転移
不良が発生し、電極パターン形成が不可能であった。
【0084】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によればイ
ンキとして定常流粘度が300〜3000poise の範囲
のインキを使用し、凹版に保持されたインキは一旦ブラ
ンケット上に転移された後、被印刷基板上に転移される
が、ブランケットの臨界表面張力が20〜30dyne/cm
、硬度が40〜80°、粘弾性 tanδが0.05〜
0.20の範囲であるので、凹版からブランケットへの
インキの転移率と、ブランケットから被印刷基板へのイ
ンキの転移率が極めて高いものとなり、これにより、凹
版の微細パターンを忠実に再現した高精細なパターンを
被印刷基板上に形成することができ、集積回路のように
微小面積に集中しているような電極や抵抗体、誘電体
等、あるいは、大面積の画像表示装置に使用するための
電極等のパターンを優れた直線性と高い精度で簡便に形
成することができる。また、インキ拭取部により凹版上
の不要なインキを拭き取るように構成されているので、
ドクター部によるインキ掻き取り残りや、過剰なインキ
掻き取りが生じることがなく、地汚れ、ざらつき、ス
ジ、ムラ、ピンホール等の欠陥のないパターン形成が可
能となり、さらに、凹版をシリンダー状とすることによ
り、パターンの印刷形成の高速化が可能であるととも
に、ブランケット胴あるいは圧胴とシリンダー状の凹版
とを離接可能とすることにより、凹版からブランケット
へのインキの転移条件とブランケットから被印刷基板へ
のインキの転移条件を独立して最適なものとすることが
でき、パターン形成の高精度化と製造コストの低減の両
立が可能となる。さらに、長尺状のブランケットを使用
することにより、常時ブランケットの新しい面を使用し
てパターン形成が可能であり、ブランケットの交換を行
うことなく、安定して高精度のパターン形成が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパターン形成装置の第1の実施形態を
示す概略構成図である。
【図2】本発明のパターン形成装置の第2の実施形態を
示す概略構成図である。
【符号の説明】
1,11…パターン形成装置 2,12…凹版 3,13…インキ供給部 4,14…ドクター部 5…ブランケット胴 6,20…ステージ 7,21…インキ拭取部 8…ブランケット洗浄部 15…送り出しローラ 16…圧胴 17…バックアップローラ 18…巻き取りローラ B…ブランケット S…被印刷基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 11/00 PTH C09D 11/00 PTH

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定常流粘度が300〜3000poise の
    範囲にあるインキと、臨界表面張力が20〜30dyne/c
    m 、硬度が40〜80°、粘弾性 tanδが0.05〜
    0.20の範囲にあるブランケットとを使用し、凹版に
    保持されたインキを一旦ブランケット上に転移させた
    後、該インキをブランケット上から被印刷基板上に転移
    させ、その後、前記インキを焼成することを特徴とする
    パターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記インキは、導電性粉末を40〜90
    重量%、ガラス粉末を1〜10重量%、バインダー樹脂
    を5〜55重量%の範囲で含有する導電性インキである
    ことを特徴とする請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 凹版と、該凹版にインキを供給するイン
    キ供給部と、前記インキ供給部から前記凹版に供給され
    たインキの不要部分を掻き取るためのドクター部と、前
    記凹版に保持されたインキを一旦受理して被印刷基板上
    に転移するためのブランケット胴と、前記被印刷基板を
    載置するステージとを備え、前記ブランケット胴は、臨
    界表面張力が20〜30dyne/cm 、硬度が40〜80
    °、粘弾性 tanδが0.05〜0.20の範囲にあるブ
    ランケットを周面に装着したものであることを特徴とす
    るパターン形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ドクター部によるインキ掻き取り後
    に前記凹版上に残留したインキを拭き取るためのインキ
    拭取部を備えたことを特徴とする請求項3に記載のパタ
    ーン形成装置。
  5. 【請求項5】 前記凹版はシリンダー状であることを特
    徴とする請求項3または請求項4に記載のパターン形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記ブランケット胴は、前記シリンダー
    状の凹版と離接可能であることを特徴とする請求項5に
    記載のパターン形成装置。
  7. 【請求項7】 凹版と、該凹版にインキを供給するイン
    キ供給部と、前記インキ供給部から前記凹版に供給され
    たインキの不要部分を掻き取るためのドクター部と、前
    記凹版に保持されたインキを一旦受理して被印刷基板上
    に転移するための長尺状のブランケットが巻き回された
    送り出しローラと、該送り出しローラから送り出された
    ブランケットを前記凹版に接触させてインキを受理させ
    るための圧胴と、該圧胴を通過した前記ブランケットを
    巻き取るための巻き取りローラと、前記圧胴と前記巻き
    取りローラとの間の前記ブランケット搬送路に設けたバ
    ックアップローラと、前記被印刷基板を載置するステー
    ジとを備え、前記ブランケットは、臨界表面張力が20
    〜30dyne/cm 、硬度が40〜80°、粘弾性 tanδが
    0.05〜0.20の範囲にあることを特徴とするパタ
    ーン形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ドクター部によるインキ掻き取り後
    に前記凹版上に残留したインキを拭き取るためのインキ
    拭取部を備えたことを特徴とする請求項7に記載のパタ
    ーン形成装置。
  9. 【請求項9】 前記凹版はシリンダー状であることを特
    徴とする請求項7または請求項8に記載のパターン形成
    装置。
  10. 【請求項10】 前記圧胴は、前記シリンダー状の凹版
    と離接可能であることを特徴とする請求項9に記載のパ
    ターン形成装置。
  11. 【請求項11】 前記凹版は20〜100℃の範囲で温
    度調節が可能であることを特徴とする請求項3乃至請求
    項10のいずれかに記載のパターン形成装置。
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