JPH09214204A - 積層フィルタ - Google Patents
積層フィルタInfo
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- JPH09214204A JPH09214204A JP1625896A JP1625896A JPH09214204A JP H09214204 A JPH09214204 A JP H09214204A JP 1625896 A JP1625896 A JP 1625896A JP 1625896 A JP1625896 A JP 1625896A JP H09214204 A JPH09214204 A JP H09214204A
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Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造コストを削減しつつ十分に小型化するこ
とは難しい。 【解決手段】 インダクタンス(L)とキャパシタンス
(C)とが直列共振接続され、前記L同士が磁界結合さ
れ、前記Lがトリプレートストリップライン5で形成さ
れた積層フィルタ1において、それぞれの前記Cに対向
して誘電体板13、14を挟んで対向電極が形成され、
誘電体板13、14の誘電率がその他の誘電体板11、
12、15、16の誘電率よりも高く設定されている積
層フィルタ1。
とは難しい。 【解決手段】 インダクタンス(L)とキャパシタンス
(C)とが直列共振接続され、前記L同士が磁界結合さ
れ、前記Lがトリプレートストリップライン5で形成さ
れた積層フィルタ1において、それぞれの前記Cに対向
して誘電体板13、14を挟んで対向電極が形成され、
誘電体板13、14の誘電率がその他の誘電体板11、
12、15、16の誘電率よりも高く設定されている積
層フィルタ1。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は積層フィルタに関
し、より詳細には携帯電話等の高周波帯域を利用する移
動体無線通信機器等において使用される積層フィルタに
関する。
し、より詳細には携帯電話等の高周波帯域を利用する移
動体無線通信機器等において使用される積層フィルタに
関する。
【0002】
【従来の技術】インダクタンス(L)とキャパシタンス
(C)とを直列共振接続させた回路が誘電体基板上に形
成された積層フィルタとしては、従来より種々の構成の
ものが使用されている。
(C)とを直列共振接続させた回路が誘電体基板上に形
成された積層フィルタとしては、従来より種々の構成の
ものが使用されている。
【0003】図7はこの種の積層フィルタの一例を示し
た等価回路図である。キャパシタンス(C)とインダク
タンス(L)とが直列に接続され、その両端が接地31
された共振回路が2個並んで形成されており、2個のイ
ンダクタンス部分にそれぞれ入出力端子32が接続され
ている。このような回路における前記キャパシタンスと
インダクタンスとの値を特定の値に設定することによ
り、前記回路は特定周波数帯域のみを通過させるフィル
タとして機能する。
た等価回路図である。キャパシタンス(C)とインダク
タンス(L)とが直列に接続され、その両端が接地31
された共振回路が2個並んで形成されており、2個のイ
ンダクタンス部分にそれぞれ入出力端子32が接続され
ている。このような回路における前記キャパシタンスと
インダクタンスとの値を特定の値に設定することによ
り、前記回路は特定周波数帯域のみを通過させるフィル
タとして機能する。
【0004】前記積層フィルタにおいて、通常、インダ
クタンスはマイクロストリップラインにより構成され、
一方キャパシタンスは空気層を誘電体層としたギャップ
により構成されるか、又は誘電体セラミックスを使用し
たコンデンサにより構成される。
クタンスはマイクロストリップラインにより構成され、
一方キャパシタンスは空気層を誘電体層としたギャップ
により構成されるか、又は誘電体セラミックスを使用し
たコンデンサにより構成される。
【0005】以下、従来例としていくつかの積層フィル
タについて説明する。
タについて説明する。
【0006】図8(a)は特開平5ー55810号公報
に開示された誘電体フィルタを示した模式的斜視図であ
り、(b)は該誘電体フィルタを構成する片方の誘電体
板及び各導体を示した模式的斜視図である。
に開示された誘電体フィルタを示した模式的斜視図であ
り、(b)は該誘電体フィルタを構成する片方の誘電体
板及び各導体を示した模式的斜視図である。
【0007】図中41は誘電体板を示しており、誘電体
板41の当接平面42上には、内導体46が屈曲した帯
状に図中前後方向に被着形成され、内導体46の所定箇
所からは誘電体板41の側面方向へ延びる帯状の入出力
線路48が延設されている。入出力線路48は誘電体板
41の側面所定箇所に形成された入出力電極50と連接
しており、内導体46の一端部は誘電体板41の前面ま
で延設される一方、内導体46の他端部は当接平面42
の後部に帯状に形成された外導体45の延設部45aと
接続されている。外導体45は誘電体板41の背面、裏
面の全面及び側面の大部分に形成されている。
板41の当接平面42上には、内導体46が屈曲した帯
状に図中前後方向に被着形成され、内導体46の所定箇
所からは誘電体板41の側面方向へ延びる帯状の入出力
線路48が延設されている。入出力線路48は誘電体板
41の側面所定箇所に形成された入出力電極50と連接
しており、内導体46の一端部は誘電体板41の前面ま
で延設される一方、内導体46の他端部は当接平面42
の後部に帯状に形成された外導体45の延設部45aと
接続されている。外導体45は誘電体板41の背面、裏
面の全面及び側面の大部分に形成されている。
【0008】このように各導体が被着形成された誘電体
板41、41が当接平面42において鏡面対称に貼り合
せられることにより誘電体フィルタ40が構成されてい
る。
板41、41が当接平面42において鏡面対称に貼り合
せられることにより誘電体フィルタ40が構成されてい
る。
【0009】上記した誘電体フィルタ40によれば、誘
電体板41の前面を除く部分に形成された外導体45と
誘電体板41の当接平面42に形成された内導体46と
が延設部45aによって短絡され、各内導体46毎に1
/4波長の共振器が構成されている。
電体板41の前面を除く部分に形成された外導体45と
誘電体板41の当接平面42に形成された内導体46と
が延設部45aによって短絡され、各内導体46毎に1
/4波長の共振器が構成されている。
【0010】図9は図8に示した誘電体フィルタ40の
等価回路図である。図9から明らかなように、1/4波
長共振器は開放端側伝送線路51と短絡端側伝送線路5
2との直列構成とみなすことができ、内導体46の屈曲
配置による結合はジャイレータ53とみなすことができ
る。すなわち、複数個の誘電体共振器が結合孔やスリッ
ト等を必要とせずカスケード接続されたコウムライン型
誘電体フィルターが構成されることになる。
等価回路図である。図9から明らかなように、1/4波
長共振器は開放端側伝送線路51と短絡端側伝送線路5
2との直列構成とみなすことができ、内導体46の屈曲
配置による結合はジャイレータ53とみなすことができ
る。すなわち、複数個の誘電体共振器が結合孔やスリッ
ト等を必要とせずカスケード接続されたコウムライン型
誘電体フィルターが構成されることになる。
【0011】このように構成されたフィルタ40におい
ては隣接する前記共振器間でスリットなしに磁界結合が
確保される。しかしながら開放端(図中手前側)が外部
に露出していることにより付近の部品からの影響を受け
易く、図10に示すように内導体46の手前側にギャッ
プ53を形成しようとすると、誘電体板41の手前方向
長さを延長し、前記開放端側にも導体を被着形成した構
成の誘電体フィルタ54となる。
ては隣接する前記共振器間でスリットなしに磁界結合が
確保される。しかしながら開放端(図中手前側)が外部
に露出していることにより付近の部品からの影響を受け
易く、図10に示すように内導体46の手前側にギャッ
プ53を形成しようとすると、誘電体板41の手前方向
長さを延長し、前記開放端側にも導体を被着形成した構
成の誘電体フィルタ54となる。
【0012】上記誘電体フィルタ54においては誘電体
板41の手前方向長さを延長する必要があるため、小型
化ができないといった課題があった。
板41の手前方向長さを延長する必要があるため、小型
化ができないといった課題があった。
【0013】図11は特開昭57ー78201号公報に
おいて従来例として開示されたマイクロストリップライ
ンで構成されたコウムラインフィルタを示した斜視図で
ある。
おいて従来例として開示されたマイクロストリップライ
ンで構成されたコウムラインフィルタを示した斜視図で
ある。
【0014】このコウムラインフィルタ60において
は、誘電体板61の上面に3本のマイクロストリップラ
イン63が形成されており、このマイクロストリップラ
イン63の一端は誘電体板61の右側面部分に形成され
たアース電極65と接続されている。また、アース電極
65は前記部分の他、左側面の全部及び下面全体に形成
されている。そして、3本のマイクロストリップライン
63より手前側及び向こう側には、マイクロストリップ
ライン63と平行に入出力電極64が形成されており、
この入出力電極64は誘電体板61上面の左端部分に形
成されたアース電極65と接続されている。さらに、マ
イクロストリップライン63と誘電体板61上面の左端
部分に形成されたアース電極65との間には所要のキャ
パシタンス(C)を与えるためのチップコンデンサ66
が接続されて共振器が構成されている。
は、誘電体板61の上面に3本のマイクロストリップラ
イン63が形成されており、このマイクロストリップラ
イン63の一端は誘電体板61の右側面部分に形成され
たアース電極65と接続されている。また、アース電極
65は前記部分の他、左側面の全部及び下面全体に形成
されている。そして、3本のマイクロストリップライン
63より手前側及び向こう側には、マイクロストリップ
ライン63と平行に入出力電極64が形成されており、
この入出力電極64は誘電体板61上面の左端部分に形
成されたアース電極65と接続されている。さらに、マ
イクロストリップライン63と誘電体板61上面の左端
部分に形成されたアース電極65との間には所要のキャ
パシタンス(C)を与えるためのチップコンデンサ66
が接続されて共振器が構成されている。
【0015】図12は図11に示したコウムラインフィ
ルタ60の回路図であるが、3本のマイクロストリップ
ライン63がそれぞれコンデンサ66を介してアース電
極65に接続されている。また、入出力電極64もアー
ス電極65に接続されており、入出力電極64を外部電
子部品と接続することによりフィルタとして機能する。
ルタ60の回路図であるが、3本のマイクロストリップ
ライン63がそれぞれコンデンサ66を介してアース電
極65に接続されている。また、入出力電極64もアー
ス電極65に接続されており、入出力電極64を外部電
子部品と接続することによりフィルタとして機能する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図11に
示したコウムラインフィルタ60は、コンデンサ66を
別途設ける必要があり、かつ外部からの影響を避けるた
めにシールドケース(図示せず)も必要となるためコス
トが高くなるといった課題があった。
示したコウムラインフィルタ60は、コンデンサ66を
別途設ける必要があり、かつ外部からの影響を避けるた
めにシールドケース(図示せず)も必要となるためコス
トが高くなるといった課題があった。
【0017】図13(a)は上記コウムラインフィルタ
60をトリプレート型に応用した場合のフィルタ70を
示した模式的斜視図であり、(b)はフィルタ70を構
成する片方の誘電体板61を示した模式的斜視図であ
る。
60をトリプレート型に応用した場合のフィルタ70を
示した模式的斜視図であり、(b)はフィルタ70を構
成する片方の誘電体板61を示した模式的斜視図であ
る。
【0018】誘電体板61の当接平面61a上には入出
力電極64、及び後端面と一定距離の空間(ギャップ6
2)を隔てて3本のマイクロストリップライン63が被
着形成され、誘電体板61の前面、誘電体板61の裏面
61b、両側面61c、及び図中奥側の端面には外導体
65が被着形成されている。
力電極64、及び後端面と一定距離の空間(ギャップ6
2)を隔てて3本のマイクロストリップライン63が被
着形成され、誘電体板61の前面、誘電体板61の裏面
61b、両側面61c、及び図中奥側の端面には外導体
65が被着形成されている。
【0019】このように各導体が被着形成された誘電体
板61、61が当接平面61aにおいて鏡面対称に貼り
合せられることによりフィルタ70が構成されている。
板61、61が当接平面61aにおいて鏡面対称に貼り
合せられることによりフィルタ70が構成されている。
【0020】しかしながらこのように構成されたフィル
タ70にあっては、単に空気層を利用したギャップ62
によりコンデンサとしての機能を有するものであるた
め、高周波帯域においては前記コンデンサの容量が小さ
すぎ、ギャップ62を保ちながら容量を所定の値にする
ためにはマイクロストリップライン63の幅を大きくす
る必要があり、従ってフィルタ70全体の寸法も大きく
する必要があるため小型化ができないといった課題があ
った。
タ70にあっては、単に空気層を利用したギャップ62
によりコンデンサとしての機能を有するものであるた
め、高周波帯域においては前記コンデンサの容量が小さ
すぎ、ギャップ62を保ちながら容量を所定の値にする
ためにはマイクロストリップライン63の幅を大きくす
る必要があり、従ってフィルタ70全体の寸法も大きく
する必要があるため小型化ができないといった課題があ
った。
【0021】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、製造コストが低く、十分に小型化することができる
積層フィルタを提供することを目的としている。
り、製造コストが低く、十分に小型化することができる
積層フィルタを提供することを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段及びその効果】近年、移動
体通信に使用されるフィルタは高周波化及び小型化が要
求されている。共振周波数は下記の数1式で表わされ、
積層フィルタにおいて高周波化が図られるとインダクタ
ンス(L)やキャパシタンス(C)の値を小さくできる
ため一般的に小型化には都合がよい。
体通信に使用されるフィルタは高周波化及び小型化が要
求されている。共振周波数は下記の数1式で表わされ、
積層フィルタにおいて高周波化が図られるとインダクタ
ンス(L)やキャパシタンス(C)の値を小さくできる
ため一般的に小型化には都合がよい。
【0023】
【数1】 f0 =1/[2π(LC)1/2 ] π:円周率 L:インダクタンス C:キャパシタンス また、λ/4共振を利用した場合は、共振周波数f0
は、下記の数2式により決定される。
は、下記の数2式により決定される。
【0024】
【数2】 f0 =光速/[4・ライン長さ・(εr )
1/2 ] 光速:3×108 (m/sec) ライン長さ:トリプレートストリップラインの長さ εr :基板の比誘電率 上記したように、λ/4共振を利用した場合も直列にコ
ンデンサを付加すれば、ストリップラインはインダクタ
ンス(L)としての役割が主となって、インダクタンス
(L)とキャパシタンス(C)との直列共振に近くな
る。もちろんストリップラインの場合、分布定数回路と
なるため、完全なインダクタンス(L)とはならず、基
板の比誘電率(εr )により影響を受けることとなる。
1/2 ] 光速:3×108 (m/sec) ライン長さ:トリプレートストリップラインの長さ εr :基板の比誘電率 上記したように、λ/4共振を利用した場合も直列にコ
ンデンサを付加すれば、ストリップラインはインダクタ
ンス(L)としての役割が主となって、インダクタンス
(L)とキャパシタンス(C)との直列共振に近くな
る。もちろんストリップラインの場合、分布定数回路と
なるため、完全なインダクタンス(L)とはならず、基
板の比誘電率(εr )により影響を受けることとなる。
【0025】ここで、積層フィルタにおいてより一層の
小型化を図るためにはトリプレートストリップラインの
長さ(上記ライン長さ)を短縮する必要がある。上記数
式2より明らかなように、前記ライン長さは基板の比誘
電率(εr )すなわち誘電体材料の誘電率によって影響
を受け、例えば高誘電率材料を用いた時はフィルタの長
さを短くでき、全体として小型化される。しかしなが
ら、高誘電率であって、しかも内部電極としてAg等の
低抵抗電極材料を用いても同時焼成することができる程
度の低温焼成積層材料は見つかっていないのが現状であ
る。さらに、現在までに見つかっている前記高誘電率材
料は一般にQ値(誘電損失の逆数)が低い場合が多く、
狭帯域のフィルタに使用すると挿入損失が大きくなって
しまう。
小型化を図るためにはトリプレートストリップラインの
長さ(上記ライン長さ)を短縮する必要がある。上記数
式2より明らかなように、前記ライン長さは基板の比誘
電率(εr )すなわち誘電体材料の誘電率によって影響
を受け、例えば高誘電率材料を用いた時はフィルタの長
さを短くでき、全体として小型化される。しかしなが
ら、高誘電率であって、しかも内部電極としてAg等の
低抵抗電極材料を用いても同時焼成することができる程
度の低温焼成積層材料は見つかっていないのが現状であ
る。さらに、現在までに見つかっている前記高誘電率材
料は一般にQ値(誘電損失の逆数)が低い場合が多く、
狭帯域のフィルタに使用すると挿入損失が大きくなって
しまう。
【0026】一方、誘電体材料として低誘電率材料を用
いた場合は前記Q値が高い場合が多いので前記挿入損失
に関しては問題ないものの、所定の共振周波数を得るに
はインダクタンス(L)を大きくする必要があり、フィ
ルタの長さを長くする必要がある。従って、フィルタ全
体の寸法が大きくなってしまう。
いた場合は前記Q値が高い場合が多いので前記挿入損失
に関しては問題ないものの、所定の共振周波数を得るに
はインダクタンス(L)を大きくする必要があり、フィ
ルタの長さを長くする必要がある。従って、フィルタ全
体の寸法が大きくなってしまう。
【0027】そこで本発明者はインダクタンス(L)の
代わりにキャパシタンス(C)を大きくすることによっ
て、低誘電率材料を用いた場合であっても前記フィルタ
全体の寸法を小型化しつつ所定の共振周波数を得ること
ができることを考察し、本発明を完成するに至った。
代わりにキャパシタンス(C)を大きくすることによっ
て、低誘電率材料を用いた場合であっても前記フィルタ
全体の寸法を小型化しつつ所定の共振周波数を得ること
ができることを考察し、本発明を完成するに至った。
【0028】すなわち本発明に係る積層フィルタは、イ
ンダクタンス(L)とキャパシタンス(C)とが直列共
振接続され、前記L同士が磁界結合され、前記Lがトリ
プレートストリップラインで形成された積層フィルタに
おいて、それぞれの前記Cに対向して誘電体板を挟んで
対向電極が形成され、前記誘電体板の誘電率がその他の
誘電体板の誘電率よりも高く設定されていることを特徴
としている(1)。
ンダクタンス(L)とキャパシタンス(C)とが直列共
振接続され、前記L同士が磁界結合され、前記Lがトリ
プレートストリップラインで形成された積層フィルタに
おいて、それぞれの前記Cに対向して誘電体板を挟んで
対向電極が形成され、前記誘電体板の誘電率がその他の
誘電体板の誘電率よりも高く設定されていることを特徴
としている(1)。
【0029】上記の積層フィルタ(1)によれば、前記
対向電極と前記C近傍のトリプレートストリップライン
との間に容量が形成されることから全体の容量を増大さ
せることができる。また、前記誘電体板の誘電率を前記
その他の誘電体板の誘電率よりも大きくすることによっ
てより一層前記対向電極による容量の増大を図ることが
できる。よって所定の共振周波数を得る場合、誘電体板
に低誘電率でQ値が高く、Ag等の低抵抗電極材料と同
時焼成することができる程度の低温焼成積層材料を用い
てもインダクタンス(L)長さを短くすることができ、
積層フィルタ全体の小型化を図ることができる。また低
温焼成により製造コストを削減することができる。
対向電極と前記C近傍のトリプレートストリップライン
との間に容量が形成されることから全体の容量を増大さ
せることができる。また、前記誘電体板の誘電率を前記
その他の誘電体板の誘電率よりも大きくすることによっ
てより一層前記対向電極による容量の増大を図ることが
できる。よって所定の共振周波数を得る場合、誘電体板
に低誘電率でQ値が高く、Ag等の低抵抗電極材料と同
時焼成することができる程度の低温焼成積層材料を用い
てもインダクタンス(L)長さを短くすることができ、
積層フィルタ全体の小型化を図ることができる。また低
温焼成により製造コストを削減することができる。
【0030】また、本発明に係る積層フィルタは、イン
ダクタンス(L)とキャパシタンス(C)とが直列共振
接続され、前記L同士が磁界結合され、前記Lがトリプ
レートストリップラインで形成された積層フィルタにお
いて、前記LC同士が同一平面上ではなく誘電体板を挟
んで段差を有して上下方向に一部重なって形成され、前
記誘電体板の誘電率がその他の誘電体板の誘電率よりも
高く設定されていることを特徴としている(2)。
ダクタンス(L)とキャパシタンス(C)とが直列共振
接続され、前記L同士が磁界結合され、前記Lがトリプ
レートストリップラインで形成された積層フィルタにお
いて、前記LC同士が同一平面上ではなく誘電体板を挟
んで段差を有して上下方向に一部重なって形成され、前
記誘電体板の誘電率がその他の誘電体板の誘電率よりも
高く設定されていることを特徴としている(2)。
【0031】上記の積層フィルタ(2)によれば、前記
上下方向に一部重なって形成された、前記LC同士間に
容量が形成されるので、上記(1)記載の積層フィルタ
と同様の効果が得られると共に、前記LC同士間の誘電
体板の誘電率を所望のものとすることにより、あるいは
前記LCの重なり面積を調整することにより所望のフィ
ルタ特性を得ることができるため、フィルタ特性の設定
を容易に行うことができる。さらに、前記LC同士間の
誘電体板のみその誘電率を高くすることによって上記効
果が得られるので、製造が容易となり、より製造コスト
を削減することができる。
上下方向に一部重なって形成された、前記LC同士間に
容量が形成されるので、上記(1)記載の積層フィルタ
と同様の効果が得られると共に、前記LC同士間の誘電
体板の誘電率を所望のものとすることにより、あるいは
前記LCの重なり面積を調整することにより所望のフィ
ルタ特性を得ることができるため、フィルタ特性の設定
を容易に行うことができる。さらに、前記LC同士間の
誘電体板のみその誘電率を高くすることによって上記効
果が得られるので、製造が容易となり、より製造コスト
を削減することができる。
【0032】また、本発明に係る積層フィルタは、イン
ダクタンス(L)とキャパシタンス(C)とが直列共振
接続され、前記L同士が磁界結合され、前記Lがトリプ
レートストリップラインで形成された積層フィルタにお
いて、それぞれの前記Cに対向して第1の誘電体板を挟
んで対向電極が形成され、前記第1の誘電体板の誘電率
がその他の誘電体板の誘電率よりも高く設定され、かつ
前記LC同士が同一平面上ではなく、第2の誘電体板を
挟んで段差を有して上下方向に一部重なって形成され、
前記第2の誘電体板の誘電率が前記第1の誘電体板を除
くその他の誘電体板の誘電率よりも高く設定されている
ことを特徴としている(3)。
ダクタンス(L)とキャパシタンス(C)とが直列共振
接続され、前記L同士が磁界結合され、前記Lがトリプ
レートストリップラインで形成された積層フィルタにお
いて、それぞれの前記Cに対向して第1の誘電体板を挟
んで対向電極が形成され、前記第1の誘電体板の誘電率
がその他の誘電体板の誘電率よりも高く設定され、かつ
前記LC同士が同一平面上ではなく、第2の誘電体板を
挟んで段差を有して上下方向に一部重なって形成され、
前記第2の誘電体板の誘電率が前記第1の誘電体板を除
くその他の誘電体板の誘電率よりも高く設定されている
ことを特徴としている(3)。
【0033】上記の積層フィルタ(3)によれば、前記
対向電極と前記C近傍のトリプレートストリップライン
との間に容量が形成されることから全体の容量を増大さ
せることができ、しかも前記上下方向に一部重なって形
成された、前記LC同士間にも容量が形成されるので、
上記(1)及び(2)記載の積層フィルタの効果を同時
に得ることができる。よってインダクタンス(L)の長
さをさらに短くして積層フィルタのさらなる小型化を図
ることができる。
対向電極と前記C近傍のトリプレートストリップライン
との間に容量が形成されることから全体の容量を増大さ
せることができ、しかも前記上下方向に一部重なって形
成された、前記LC同士間にも容量が形成されるので、
上記(1)及び(2)記載の積層フィルタの効果を同時
に得ることができる。よってインダクタンス(L)の長
さをさらに短くして積層フィルタのさらなる小型化を図
ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る積層フィルタ
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0035】<実施の形態1>図1(a)は実施の形態
1に係る積層フィルタ1を示した模式的分解斜視図であ
り、図1(b)は実施の形態1に係る積層フィルタ1の
模式的斜視図である。
1に係る積層フィルタ1を示した模式的分解斜視図であ
り、図1(b)は実施の形態1に係る積層フィルタ1の
模式的斜視図である。
【0036】図中11〜16はそれぞれ所望の誘電率を
有する誘電体板を示しており、誘電体板11〜16の所
定箇所にはそれぞれAg等による各種電極が形成されて
いる。以下に前記各種電極のうち、内部電極の形成状態
を説明する。最上部に配置された誘電体板11は積層フ
ィルタ1の保護層として機能するようになっており、そ
の下方に位置する誘電体板12の上面12aには両側端
部を残して帯状にグランド電極21が塗布形成されてい
る。またその下方に位置する誘電体板13の上面13a
の手前右側の所定箇所には後述する電極23との間で容
量を形成する矩形状の対向電極22が、誘電体板13の
前面13bに形成されたアース電極26に連接して形成
されている。さらにその下方に位置する誘電体板14の
上面にはインダクタンス(L)を構成するT字形状の電
極23、23がその頭部23aを対向させて線対称に形
成されており、電極23、23のそれぞれの足部23b
は誘電体板14の側面14cに形成された入出力電極2
8、29に連接されている。それぞれの頭部23aの向
う側は誘電体板14の背面14dに形成されたアース電
極27に連接され、頭部23aの手前側は誘電体板14
の前面14bに形成されたアース電極26と連接しない
よう前面14bとの間に所定のギャップが形成されてア
ース電極26との間でキャパシタンス(C)が形成され
ている。誘電体板14の下方に位置する誘電体板15の
上面15aの手前左側の所定箇所には電極23との間で
容量を形成する矩形状の対向電極24が、誘電体板15
の前面15bに形成されたアース電極26に連接するよ
うに形成されている。誘電体板15の下方に位置する誘
電体板16の上面には誘電体板12の場合と同様にグラ
ンド電極25が塗布形成されている。次に、外部電極の
形成状態を説明する。上記した各内部電極が形成された
誘電体板11〜16が積層されて積層体100が構成さ
れており、積層体100の前面100bすなわち誘電体
板11〜16の前面11b〜16bの全面にはアース電
極26が形成され、積層体100の背面100dすなわ
ち誘電体板11〜16の背面11d〜16dの全面には
アース電極27が形成されている。アース電極26、2
7はいずれも積層体100の上面100a、両側面10
0c、下面100eにまで帯状に延長塗布形成されてい
るため、誘電体板11の上面11aの手前側及び向う
側、また、誘電体板16の裏面16eの手前側及び向う
側にもアース電極26、27が帯状に延長塗布形成され
ており、また、誘電体板11〜16の両側面11c〜1
6cの手前側及び向う側にもアース電極26、27が上
下方向に帯状に延長塗布形成されている。さらに積層体
100の両側面100cの略中央部には上下方向に延び
る帯状の入出力電極28、29が形成されており、入出
力電極28、29はいずれも積層体100の上面100
a及び下面100eの一部にまで延長塗布形成されてい
るため、誘電体板11の上面11aの両側端部の略中央
部、また、誘電体板16の裏面16eの両側端部の略中
央部にも入出力電極28、29が所定寸法のみ延長塗布
形成されている。
有する誘電体板を示しており、誘電体板11〜16の所
定箇所にはそれぞれAg等による各種電極が形成されて
いる。以下に前記各種電極のうち、内部電極の形成状態
を説明する。最上部に配置された誘電体板11は積層フ
ィルタ1の保護層として機能するようになっており、そ
の下方に位置する誘電体板12の上面12aには両側端
部を残して帯状にグランド電極21が塗布形成されてい
る。またその下方に位置する誘電体板13の上面13a
の手前右側の所定箇所には後述する電極23との間で容
量を形成する矩形状の対向電極22が、誘電体板13の
前面13bに形成されたアース電極26に連接して形成
されている。さらにその下方に位置する誘電体板14の
上面にはインダクタンス(L)を構成するT字形状の電
極23、23がその頭部23aを対向させて線対称に形
成されており、電極23、23のそれぞれの足部23b
は誘電体板14の側面14cに形成された入出力電極2
8、29に連接されている。それぞれの頭部23aの向
う側は誘電体板14の背面14dに形成されたアース電
極27に連接され、頭部23aの手前側は誘電体板14
の前面14bに形成されたアース電極26と連接しない
よう前面14bとの間に所定のギャップが形成されてア
ース電極26との間でキャパシタンス(C)が形成され
ている。誘電体板14の下方に位置する誘電体板15の
上面15aの手前左側の所定箇所には電極23との間で
容量を形成する矩形状の対向電極24が、誘電体板15
の前面15bに形成されたアース電極26に連接するよ
うに形成されている。誘電体板15の下方に位置する誘
電体板16の上面には誘電体板12の場合と同様にグラ
ンド電極25が塗布形成されている。次に、外部電極の
形成状態を説明する。上記した各内部電極が形成された
誘電体板11〜16が積層されて積層体100が構成さ
れており、積層体100の前面100bすなわち誘電体
板11〜16の前面11b〜16bの全面にはアース電
極26が形成され、積層体100の背面100dすなわ
ち誘電体板11〜16の背面11d〜16dの全面には
アース電極27が形成されている。アース電極26、2
7はいずれも積層体100の上面100a、両側面10
0c、下面100eにまで帯状に延長塗布形成されてい
るため、誘電体板11の上面11aの手前側及び向う
側、また、誘電体板16の裏面16eの手前側及び向う
側にもアース電極26、27が帯状に延長塗布形成され
ており、また、誘電体板11〜16の両側面11c〜1
6cの手前側及び向う側にもアース電極26、27が上
下方向に帯状に延長塗布形成されている。さらに積層体
100の両側面100cの略中央部には上下方向に延び
る帯状の入出力電極28、29が形成されており、入出
力電極28、29はいずれも積層体100の上面100
a及び下面100eの一部にまで延長塗布形成されてい
るため、誘電体板11の上面11aの両側端部の略中央
部、また、誘電体板16の裏面16eの両側端部の略中
央部にも入出力電極28、29が所定寸法のみ延長塗布
形成されている。
【0037】上記構成の積層フィルタ1の等価回路は図
2に示したようになり、積層フィルタ1においては、グ
ランド電極21、インダクタンスを構成する電極23、
及びグランド電極25によりトリプレートストリップラ
イン5が構成されている。誘電体板13、14の誘電率
は他の誘電体板11、12、15、16の誘電率よりも
高く設定されており、誘電体板14上に形成された電極
23、23が磁界結合されると共に、電極23とアース
電極26との間のギャップ、及び誘電体板13上に形成
された対向電極22と、電極23の一部分であって積層
時に対向電極22と上下方向に重なる部分Aとによって
同じく容量が形成され、誘電体板15上に形成された対
向電極24と、電極23の一部分であって積層時に対向
電極24と上下方向に重なる部分Bとによって同じく容
量が形成されている。誘電体板13、14の厚さは他の
誘電体板11、12、15、16よりも薄く形成され、
誘電体板14上に形成された電極23、23と誘電体板
14を挟んで形成された対向電極22、24とによって
得られる容量が極力大きくなるようになっている。この
ように構成された積層フィルタ1は入出力電極28、2
9を外部端子に接続することにより、フィルタとして機
能する。
2に示したようになり、積層フィルタ1においては、グ
ランド電極21、インダクタンスを構成する電極23、
及びグランド電極25によりトリプレートストリップラ
イン5が構成されている。誘電体板13、14の誘電率
は他の誘電体板11、12、15、16の誘電率よりも
高く設定されており、誘電体板14上に形成された電極
23、23が磁界結合されると共に、電極23とアース
電極26との間のギャップ、及び誘電体板13上に形成
された対向電極22と、電極23の一部分であって積層
時に対向電極22と上下方向に重なる部分Aとによって
同じく容量が形成され、誘電体板15上に形成された対
向電極24と、電極23の一部分であって積層時に対向
電極24と上下方向に重なる部分Bとによって同じく容
量が形成されている。誘電体板13、14の厚さは他の
誘電体板11、12、15、16よりも薄く形成され、
誘電体板14上に形成された電極23、23と誘電体板
14を挟んで形成された対向電極22、24とによって
得られる容量が極力大きくなるようになっている。この
ように構成された積層フィルタ1は入出力電極28、2
9を外部端子に接続することにより、フィルタとして機
能する。
【0038】以下、積層フィルタ1の製造方法について
説明する。まず誘電体板11、12、15、16につい
て説明する。後述する所望の原料粉末に熱可塑性樹脂と
してのPVAやアクリル等、溶剤としてのトルエンやア
セトン等の助剤を添加して混合した後ドクターブレード
法により厚さ150〜200μmのテープ状のグリーン
シートを作製する。次に前記グリーンシートから位置決
め用の孔を有する150mm角程度のシートを打ち抜
き、該シートにAg等の導電性金属粉末を含有する導電
性ペーストを用いて多数個取りの印刷パターンを印刷
(厚膜印刷)し、乾燥させる。
説明する。まず誘電体板11、12、15、16につい
て説明する。後述する所望の原料粉末に熱可塑性樹脂と
してのPVAやアクリル等、溶剤としてのトルエンやア
セトン等の助剤を添加して混合した後ドクターブレード
法により厚さ150〜200μmのテープ状のグリーン
シートを作製する。次に前記グリーンシートから位置決
め用の孔を有する150mm角程度のシートを打ち抜
き、該シートにAg等の導電性金属粉末を含有する導電
性ペーストを用いて多数個取りの印刷パターンを印刷
(厚膜印刷)し、乾燥させる。
【0039】次に誘電体板12形成用グリーンシートの
下面12eの所定箇所に対向電極22形成用の導電ペー
ストを印刷し、乾燥させた後、所望の原料粉末にアクリ
ル等の熱可塑性樹脂やBCA(ブチルカルビトールアセ
テート)等の溶剤等の助剤を添加し、混合した誘電体ペ
ーストを誘電体板12形成用グリーンシートの下面12
eに20〜40μmの厚さで厚膜印刷の要領で積層印刷
し、乾燥させて誘電体板13形成用のグリーンシートを
形成する。また誘電体板14については、誘電体板15
形成用のグリーンシートの上面15aの所定箇所に誘電
体板13形成用と同様の誘電体スラリを厚膜印刷の要領
で積層印刷して形成し、乾燥させた後、電極23、23
形成用の(電極)ペーストを印刷し、乾燥させる。
下面12eの所定箇所に対向電極22形成用の導電ペー
ストを印刷し、乾燥させた後、所望の原料粉末にアクリ
ル等の熱可塑性樹脂やBCA(ブチルカルビトールアセ
テート)等の溶剤等の助剤を添加し、混合した誘電体ペ
ーストを誘電体板12形成用グリーンシートの下面12
eに20〜40μmの厚さで厚膜印刷の要領で積層印刷
し、乾燥させて誘電体板13形成用のグリーンシートを
形成する。また誘電体板14については、誘電体板15
形成用のグリーンシートの上面15aの所定箇所に誘電
体板13形成用と同様の誘電体スラリを厚膜印刷の要領
で積層印刷して形成し、乾燥させた後、電極23、23
形成用の(電極)ペーストを印刷し、乾燥させる。
【0040】これら各種内部電極が形成された誘電体板
11〜16形成用のグリーンシートを所定の順に積層
し、熱圧着させた後、生切断機等により短冊状に切断す
る。これら短冊状シートを治具にセットして入出力電極
28、29形成用のAgペーストを印刷して乾燥させ、
その後生切断器を用いてチップ状に切断する。これらチ
ップを治具にセットして所定の深さのAgペースト浴槽
に所定端面を浸漬し、アース電極26、27形成用の印
刷を行い、乾燥させる。最後に大気雰囲気中で800〜
900℃で各種電極と誘電体板形成用のグリーンシート
とを同時焼成して積層フィルタ1を完成させる。
11〜16形成用のグリーンシートを所定の順に積層
し、熱圧着させた後、生切断機等により短冊状に切断す
る。これら短冊状シートを治具にセットして入出力電極
28、29形成用のAgペーストを印刷して乾燥させ、
その後生切断器を用いてチップ状に切断する。これらチ
ップを治具にセットして所定の深さのAgペースト浴槽
に所定端面を浸漬し、アース電極26、27形成用の印
刷を行い、乾燥させる。最後に大気雰囲気中で800〜
900℃で各種電極と誘電体板形成用のグリーンシート
とを同時焼成して積層フィルタ1を完成させる。
【0041】これら誘電体基板11、12、15、16
の形成材料は特に限定されるものではないが、例えばA
l2 O3 にCaO・SiO2 ・B2 O3 等のガラス成分
を添加したもの等が挙げられる。また、誘電体基板1
3、14は他の誘電体板11、12、15、16よりも
高い100程度の比誘電率を有するものが好ましく、例
えばPb2 O3 ・TiO2 を主成分にBaO・Nd2 O
3 ・B2 O3 ・Bi2 O3 ・SiO2 等を添加したもの
等が挙げられる。
の形成材料は特に限定されるものではないが、例えばA
l2 O3 にCaO・SiO2 ・B2 O3 等のガラス成分
を添加したもの等が挙げられる。また、誘電体基板1
3、14は他の誘電体板11、12、15、16よりも
高い100程度の比誘電率を有するものが好ましく、例
えばPb2 O3 ・TiO2 を主成分にBaO・Nd2 O
3 ・B2 O3 ・Bi2 O3 ・SiO2 等を添加したもの
等が挙げられる。
【0042】誘電体板13、14は誘電体板11、1
2、15、16よりも誘電率が高いが、その誘電率は7
0〜120程度であり、低温焼成積層材料であるため、
内部電極形成用のAg等の低抵抗電極材料と同時焼成す
ることができる。
2、15、16よりも誘電率が高いが、その誘電率は7
0〜120程度であり、低温焼成積層材料であるため、
内部電極形成用のAg等の低抵抗電極材料と同時焼成す
ることができる。
【0043】誘電体基板11〜16の寸法は、通常、
縦、横共に3.2〜4.5mm程度以下が好ましい。
縦、横共に3.2〜4.5mm程度以下が好ましい。
【0044】実施の形態1においては誘電体板13、1
4の形成方法として誘電体板12形成用グリーンシート
の下面12e及び誘電体板15形成用グリーンシートの
上面15aにそれぞれ誘電体板13及び誘電体板14形
成用のスラリを厚膜印刷する場合について説明したが、
何らこれに限定されるものでなく、別の実施の形態では
誘電体板15形成用グリーンシートの上面15aに誘電
体板14形成用のスラリを厚膜印刷し、電極23、23
形成用のペーストを印刷、乾燥させた後、さらにこの上
面に同様に誘電体板13形成用のスラリを厚膜印刷し、
その後対向電極22形成用のペーストを印刷、乾燥させ
る方法を採ってもよい。
4の形成方法として誘電体板12形成用グリーンシート
の下面12e及び誘電体板15形成用グリーンシートの
上面15aにそれぞれ誘電体板13及び誘電体板14形
成用のスラリを厚膜印刷する場合について説明したが、
何らこれに限定されるものでなく、別の実施の形態では
誘電体板15形成用グリーンシートの上面15aに誘電
体板14形成用のスラリを厚膜印刷し、電極23、23
形成用のペーストを印刷、乾燥させた後、さらにこの上
面に同様に誘電体板13形成用のスラリを厚膜印刷し、
その後対向電極22形成用のペーストを印刷、乾燥させ
る方法を採ってもよい。
【0045】上記の積層フィルタ1によれば、対向電極
22、24と電極23の部分A、Bとの間に容量が形成
されることから全体の容量を増大させることができる。
また、誘電体板13、14の誘電率をその他の誘電体板
11、12、15、16の誘電率よりも大きくすること
によってより一層対向電極22、24による容量の増大
を図ることができる。よって所定の共振周波数を得る場
合、誘電体板11〜16に比較的低誘電率でQ値が高
く、Ag等の低抵抗電極材料と同時焼成することができ
る程度の低温焼成積層材料を用いてもインダクタンス
(L)長さを短くすることができ、積層フィルタ1全体
の小型化を図ることができる。また低温焼成により製造
コストを削減することができる。
22、24と電極23の部分A、Bとの間に容量が形成
されることから全体の容量を増大させることができる。
また、誘電体板13、14の誘電率をその他の誘電体板
11、12、15、16の誘電率よりも大きくすること
によってより一層対向電極22、24による容量の増大
を図ることができる。よって所定の共振周波数を得る場
合、誘電体板11〜16に比較的低誘電率でQ値が高
く、Ag等の低抵抗電極材料と同時焼成することができ
る程度の低温焼成積層材料を用いてもインダクタンス
(L)長さを短くすることができ、積層フィルタ1全体
の小型化を図ることができる。また低温焼成により製造
コストを削減することができる。
【0046】<実施の形態2>図3(a)は実施の形態
2に係る積層フィルタ2を示した模式的分解斜視図であ
り、図3(b)は実施の形態2に係る積層フィルタ2の
模式的斜視図である。図中、実施の形態1と同一の機能
を有する構成部品には同一の符号を付す。
2に係る積層フィルタ2を示した模式的分解斜視図であ
り、図3(b)は実施の形態2に係る積層フィルタ2の
模式的斜視図である。図中、実施の形態1と同一の機能
を有する構成部品には同一の符号を付す。
【0047】グランド電極21、25が形成された誘電
体板12、16の間には誘電体板203及び誘電体板1
5が配設されており、誘電体板203の上面203aの
所定部には変形T字形状の電極222が、誘電体板15
の上面15aの所定部には変形T字形状の電極223が
それぞれ形成されている。電極222、電極223は互
いに線対称な形状となっており、電極222の一部Cと
電極223の一部Dとが誘電体板203を挟んで上下方
向に重なるよう形成されている。
体板12、16の間には誘電体板203及び誘電体板1
5が配設されており、誘電体板203の上面203aの
所定部には変形T字形状の電極222が、誘電体板15
の上面15aの所定部には変形T字形状の電極223が
それぞれ形成されている。電極222、電極223は互
いに線対称な形状となっており、電極222の一部Cと
電極223の一部Dとが誘電体板203を挟んで上下方
向に重なるよう形成されている。
【0048】電極222、電極223の足部222b、
223bは誘電体板203、15の側面203c、15
cに形成される入出力電極28、29に連接し、それぞ
れの手部222a、223aの向う側は誘電体板20
3、15の背面203d、15dに形成されたアース電
極27に連接され、手部222a、223aの手前側は
誘電体板203、15の前面203b、15bに形成さ
れたアース電極26と連接しないよう前面203b、1
5bとの間に所定のギャップが形成されアース電極26
との間にキャパシタンス(C)が形成されている。この
ように各内部電極が形成された誘電体板11、12、2
03、15、16が積層されて積層体200が構成され
ており、その他の構成に関しては実施の形態1と同様で
ある。
223bは誘電体板203、15の側面203c、15
cに形成される入出力電極28、29に連接し、それぞ
れの手部222a、223aの向う側は誘電体板20
3、15の背面203d、15dに形成されたアース電
極27に連接され、手部222a、223aの手前側は
誘電体板203、15の前面203b、15bに形成さ
れたアース電極26と連接しないよう前面203b、1
5bとの間に所定のギャップが形成されアース電極26
との間にキャパシタンス(C)が形成されている。この
ように各内部電極が形成された誘電体板11、12、2
03、15、16が積層されて積層体200が構成され
ており、その他の構成に関しては実施の形態1と同様で
ある。
【0049】上記構成の積層フィルタ2の等価回路は図
4に示したようになり、積層フィルタ2においては、グ
ランド電極21、インダクタンスを構成する電極22
2、223、及びグランド電極25によりトリプレート
ストリップライン6が構成されている。誘電体板203
の誘電率は他の誘電体板11、12、15、16の誘電
率よりも高く設定されており、電極222、223とア
ース電極26との間のギャップ、及び誘電体板203を
挟んだ電極222の一部Cと電極223の一部Dとの間
により容量が形成されている。
4に示したようになり、積層フィルタ2においては、グ
ランド電極21、インダクタンスを構成する電極22
2、223、及びグランド電極25によりトリプレート
ストリップライン6が構成されている。誘電体板203
の誘電率は他の誘電体板11、12、15、16の誘電
率よりも高く設定されており、電極222、223とア
ース電極26との間のギャップ、及び誘電体板203を
挟んだ電極222の一部Cと電極223の一部Dとの間
により容量が形成されている。
【0050】誘電体板11、12、203、15、16
はいずれも同じ厚さを有しており、誘電体203の誘電
率のみが他の誘電体の誘電率よりも高く設定されてい
る。
はいずれも同じ厚さを有しており、誘電体203の誘電
率のみが他の誘電体の誘電率よりも高く設定されてい
る。
【0051】以下、積層フィルタ2の製造方法について
説明する。まず誘電体板11、12、15、16形成用
グリーンシートについては実施の形態1と同様であり、
誘電体板203形成用グリーンシートは、誘電体板1
1、12、15、16形成用グリーンシートよりも誘電
率が高い材料である所望の原料粉末に熱可塑性樹脂とし
てのPVA等、溶剤としてのトルエン等の助剤を添加
し、混合した誘電体スラリを用い、誘電体板11、1
2、15、16形成用グリーンシートと同様にドクター
ブレード法により厚さ150〜200μmのテープ状の
グリーンシートを作製した後、印刷パターンを印刷(厚
膜印刷)して乾燥させることにより形成する。
説明する。まず誘電体板11、12、15、16形成用
グリーンシートについては実施の形態1と同様であり、
誘電体板203形成用グリーンシートは、誘電体板1
1、12、15、16形成用グリーンシートよりも誘電
率が高い材料である所望の原料粉末に熱可塑性樹脂とし
てのPVA等、溶剤としてのトルエン等の助剤を添加
し、混合した誘電体スラリを用い、誘電体板11、1
2、15、16形成用グリーンシートと同様にドクター
ブレード法により厚さ150〜200μmのテープ状の
グリーンシートを作製した後、印刷パターンを印刷(厚
膜印刷)して乾燥させることにより形成する。
【0052】これら各種内部電極が形成された誘電体板
11、12、203、15、16形成用グリーンシート
を所定の順に積層し、熱圧着させた後、生切断機等によ
り切断して短冊状のシートとする。その後の工程は実施
の形態1の場合と同様である。
11、12、203、15、16形成用グリーンシート
を所定の順に積層し、熱圧着させた後、生切断機等によ
り切断して短冊状のシートとする。その後の工程は実施
の形態1の場合と同様である。
【0053】上記の積層フィルタ2によれば、誘電体板
203を挟んで形成された電極222の一部Cと電極2
23の一部Dとにより容量が形成されるので、積層フィ
ルタ1と同様の効果が得られると共に、誘電体板203
の誘電率を所望のものとすることにより、あるいは電極
222と電極223の重なり面積(一部C又は一部Dの
面積)を調整することにより所望のフィルタ特性を得る
ことができるため、フィルタ特性の設定を容易に行うこ
とができる。さらに誘電体板203のみその誘電率を高
くすることによって上記効果が得られるので、製造が容
易となり、より製造コストを削減することができる。
203を挟んで形成された電極222の一部Cと電極2
23の一部Dとにより容量が形成されるので、積層フィ
ルタ1と同様の効果が得られると共に、誘電体板203
の誘電率を所望のものとすることにより、あるいは電極
222と電極223の重なり面積(一部C又は一部Dの
面積)を調整することにより所望のフィルタ特性を得る
ことができるため、フィルタ特性の設定を容易に行うこ
とができる。さらに誘電体板203のみその誘電率を高
くすることによって上記効果が得られるので、製造が容
易となり、より製造コストを削減することができる。
【0054】<実施の形態3>図5(a)は実施の形態
3に係る積層フィルタ3を示した模式的分解斜視図であ
り、図5(b)は実施の形態3に係る積層フィルタ3の
完成後の模式的斜視図である。図中、実施の形態1、2
と同一の機能を有する構成部品には同一の符号を付す。
3に係る積層フィルタ3を示した模式的分解斜視図であ
り、図5(b)は実施の形態3に係る積層フィルタ3の
完成後の模式的斜視図である。図中、実施の形態1、2
と同一の機能を有する構成部品には同一の符号を付す。
【0055】グランド電極21、25が形成された誘電
体板12、16の間には上から順に誘電体板13、20
3、204、15が配設されており、誘電体板203の
上面203a、誘電体板204の上面204aには実施
の形態2で説明した形状の電極222、電極223が形
成されている。また、誘電体板13の上面13aの手前
側の所定箇所には電極222との間で容量を形成する対
向電極224が、誘電体板15の上面15aの手前側の
所定箇所には電極223との間で容量を形成する対向電
極225が形成されている。このように各内部電極が形
成された誘電体板11〜16、203、204が積層さ
れて積層体300が構成されており、その他の構成は実
施の形態1及び実施の形態2と同様である。
体板12、16の間には上から順に誘電体板13、20
3、204、15が配設されており、誘電体板203の
上面203a、誘電体板204の上面204aには実施
の形態2で説明した形状の電極222、電極223が形
成されている。また、誘電体板13の上面13aの手前
側の所定箇所には電極222との間で容量を形成する対
向電極224が、誘電体板15の上面15aの手前側の
所定箇所には電極223との間で容量を形成する対向電
極225が形成されている。このように各内部電極が形
成された誘電体板11〜16、203、204が積層さ
れて積層体300が構成されており、その他の構成は実
施の形態1及び実施の形態2と同様である。
【0056】上記構成の積層フィルタ3の等価回路は図
6に示したようになり、積層フィルタ3においては、グ
ランド電極21、インダクタンスを構成する電極22
2、223、及びグランド電極25によりトリプレート
ストリップライン7が構成されている。誘電体板13、
204(第1の誘電体板)の誘電率は他の誘電体板1
1、12、203、15、16のいずれの誘電率よりも
高く設定されており、誘電体板203(第2の誘電体
板)の誘電率は他の誘電体板11、12、15、16の
いずれの誘電率よりも高く設定されている。
6に示したようになり、積層フィルタ3においては、グ
ランド電極21、インダクタンスを構成する電極22
2、223、及びグランド電極25によりトリプレート
ストリップライン7が構成されている。誘電体板13、
204(第1の誘電体板)の誘電率は他の誘電体板1
1、12、203、15、16のいずれの誘電率よりも
高く設定されており、誘電体板203(第2の誘電体
板)の誘電率は他の誘電体板11、12、15、16の
いずれの誘電率よりも高く設定されている。
【0057】ここで、誘電体板13を挟んで電極224
の一部Fと電極222の一部Eとが上下方向に重なり、
誘電体板203を挟んで電極222の一部Cと電極22
3の一部Dとが上下方向に重なり、誘電体板204を挟
んで電極223の一部Gと電極225の一部Hとが上下
方向に重なってそれぞれ容量が形成されている。また、
誘電体板13、204は他の誘電体板11、12、20
3、15、16と比較して厚さが薄く形成されている。
の一部Fと電極222の一部Eとが上下方向に重なり、
誘電体板203を挟んで電極222の一部Cと電極22
3の一部Dとが上下方向に重なり、誘電体板204を挟
んで電極223の一部Gと電極225の一部Hとが上下
方向に重なってそれぞれ容量が形成されている。また、
誘電体板13、204は他の誘電体板11、12、20
3、15、16と比較して厚さが薄く形成されている。
【0058】以下、積層フィルタ3の製造方法について
説明する。まず誘電体板11〜16及び誘電体板203
については実施の形態1又は2と同様であり、誘電体板
204は、誘電体板13と同様の誘電体スラリを用い、
ドクターブレード法により厚さ150〜200μmのテ
ープ状のグリーンシートを作製した後、印刷パターンを
印刷(厚膜印刷)して乾燥させることにより形成する。
説明する。まず誘電体板11〜16及び誘電体板203
については実施の形態1又は2と同様であり、誘電体板
204は、誘電体板13と同様の誘電体スラリを用い、
ドクターブレード法により厚さ150〜200μmのテ
ープ状のグリーンシートを作製した後、印刷パターンを
印刷(厚膜印刷)して乾燥させることにより形成する。
【0059】これら各種内部電極が形成された誘電体板
11、12、203、15、16形成用のグリーンシー
トを所定の順に積層し、熱圧着した後、生切断機等によ
り切断して短冊状のシートとする。その後の工程は実施
の形態1又は2の場合と同様である。
11、12、203、15、16形成用のグリーンシー
トを所定の順に積層し、熱圧着した後、生切断機等によ
り切断して短冊状のシートとする。その後の工程は実施
の形態1又は2の場合と同様である。
【0060】上記記載の積層フィルタ3によれば、対向
電極224、225と電極222、223近傍のトリプ
レートストリップラインとの間に容量が形成されること
から全体の容量を増大させることができ、しかも上下方
向に一部重なって形成された電極222、223間にも
容量が形成されるので、上記(1)及び(2)記載の積
層フィルタの効果を同時に得ることができる。よってイ
ンダクタンス(L)の長さをさらに短くして積層フィル
タのさらなる小型化を図ることができる。
電極224、225と電極222、223近傍のトリプ
レートストリップラインとの間に容量が形成されること
から全体の容量を増大させることができ、しかも上下方
向に一部重なって形成された電極222、223間にも
容量が形成されるので、上記(1)及び(2)記載の積
層フィルタの効果を同時に得ることができる。よってイ
ンダクタンス(L)の長さをさらに短くして積層フィル
タのさらなる小型化を図ることができる。
【0061】
【実施例】以下、本発明に係る積層フィルタの実施例を
説明する。 <実施例1>まず、図1に示した積層フィルタ1を作製
した実施例について説明する。実施例1においては、誘
電体板11、12、15、16の寸法を、縦×横=4.
5mm×3.2mm、厚さ150μmとし、その形成材
料をAl2 O3 にCaO・SiO2 ・B2 O3 等のガラ
ス成分を添加したものであって誘電率が約7.7のもの
とし、誘電体板13、14の形成材料をPb2 O3 ・T
iO2 を主成分にBaO・Nd2 O3 ・B2 O3 ・Bi
2 O3 ・SiO2 等を添加したものであって誘電率が約
100のものとし、その厚さを50μmとした。また、
各内部電極、アース電極26、27、及び入出力電極2
8、29は、Agを含有する導体ペーストを塗布、焼成
して形成したAgよりなる電極とした。
説明する。 <実施例1>まず、図1に示した積層フィルタ1を作製
した実施例について説明する。実施例1においては、誘
電体板11、12、15、16の寸法を、縦×横=4.
5mm×3.2mm、厚さ150μmとし、その形成材
料をAl2 O3 にCaO・SiO2 ・B2 O3 等のガラ
ス成分を添加したものであって誘電率が約7.7のもの
とし、誘電体板13、14の形成材料をPb2 O3 ・T
iO2 を主成分にBaO・Nd2 O3 ・B2 O3 ・Bi
2 O3 ・SiO2 等を添加したものであって誘電率が約
100のものとし、その厚さを50μmとした。また、
各内部電極、アース電極26、27、及び入出力電極2
8、29は、Agを含有する導体ペーストを塗布、焼成
して形成したAgよりなる電極とした。
【0062】上記構成の積層フィルタ1は完成後の大き
さが縦×横×高さ=4.5mm×3.2mm×2.3m
mとなった。
さが縦×横×高さ=4.5mm×3.2mm×2.3m
mとなった。
【0063】なお、比較例として、図11に示したコウ
ムラインフィルタ60とほぼ同様の構成で積層フィルタ
1と同様のフィルタ特性を有するものを作製したとこ
ろ、完成後の大きさが縦×横×高さ=12mm×8mm
×4mmとなった。
ムラインフィルタ60とほぼ同様の構成で積層フィルタ
1と同様のフィルタ特性を有するものを作製したとこ
ろ、完成後の大きさが縦×横×高さ=12mm×8mm
×4mmとなった。
【0064】上記結果から明らかなように、積層フィル
タ1は比較例に係るコウムラインフィルタ60と比較し
て大幅に小型化することができた。
タ1は比較例に係るコウムラインフィルタ60と比較し
て大幅に小型化することができた。
【0065】また積層フィルタ1を製造する焼成温度は
860℃と低く、このため大幅なコストダウンを図るこ
とができた。
860℃と低く、このため大幅なコストダウンを図るこ
とができた。
【0066】<実施例2>次に、図3に示した積層フィ
ルタ2の実施例を説明する。実施例2においては、誘電
体板11、12、15、16の寸法及び形成材料に関し
ては実施例1と同様であり、誘電体板203は3枚用意
し、その形成材料をBaO・TiO2 を主成分にPb2
O3 ・SiO2 ・B2 O3 等のガラス成分を添加したも
のであって誘電率が約75であるものとし、その厚さを
200μmとした。
ルタ2の実施例を説明する。実施例2においては、誘電
体板11、12、15、16の寸法及び形成材料に関し
ては実施例1と同様であり、誘電体板203は3枚用意
し、その形成材料をBaO・TiO2 を主成分にPb2
O3 ・SiO2 ・B2 O3 等のガラス成分を添加したも
のであって誘電率が約75であるものとし、その厚さを
200μmとした。
【0067】上記構成の積層フィルタ2は完成後の大き
さが縦×横×高さ=3.2mm×2.5mm×2.3m
mとなった。
さが縦×横×高さ=3.2mm×2.5mm×2.3m
mとなった。
【0068】上記結果から明らかなように、積層フィル
タ2は比較例に係るコウムラインフィルタ60と比較し
て積層フィルタ1の場合よりも大幅に小型化することが
できた。
タ2は比較例に係るコウムラインフィルタ60と比較し
て積層フィルタ1の場合よりも大幅に小型化することが
できた。
【0069】<実施例3>次に、図5に示した積層フィ
ルタ3の実施例を説明する。実施例3においては、誘電
体板11〜13、15、16、203の寸法及び形成材
料に関しては実施例1と同様であり、誘電体板204の
形成材料をPb2 O3 ・TiO2 を主成分にBaO・N
d2 O3 ・B2 O3 ・Bi2 O3 ・SiO2 等を添加し
たものであって誘電率が約100であるものとし、その
厚さを50μmとした。
ルタ3の実施例を説明する。実施例3においては、誘電
体板11〜13、15、16、203の寸法及び形成材
料に関しては実施例1と同様であり、誘電体板204の
形成材料をPb2 O3 ・TiO2 を主成分にBaO・N
d2 O3 ・B2 O3 ・Bi2 O3 ・SiO2 等を添加し
たものであって誘電率が約100であるものとし、その
厚さを50μmとした。
【0070】上記構成の積層フィルタ3は完成後の大き
さが縦×横×高さ=3.2mm×2.5mm×2.0m
mとなった。
さが縦×横×高さ=3.2mm×2.5mm×2.0m
mとなった。
【0071】上記結果から明らかなように、積層フィル
タ3は比較例に係るコウムラインフィルタ60と比較し
て積層フィルタ1の場合よりも大幅に小型化することが
できた。
タ3は比較例に係るコウムラインフィルタ60と比較し
て積層フィルタ1の場合よりも大幅に小型化することが
できた。
【図1】(a)は本発明の実施の形態1に係る積層フィ
ルタを示した模式的分解斜視図であり、(b)は実施の
形態1に係る積層フィルタを示した模式的斜視図であ
る。
ルタを示した模式的分解斜視図であり、(b)は実施の
形態1に係る積層フィルタを示した模式的斜視図であ
る。
【図2】図1に示した積層フィルタの等価回路図であ
る。
る。
【図3】(a)は実施の形態2に係る積層フィルタを示
した模式的分解斜視図であり、(b)は実施の形態2に
係る積層フィルタを示した模式的斜視図である。
した模式的分解斜視図であり、(b)は実施の形態2に
係る積層フィルタを示した模式的斜視図である。
【図4】図3に示した積層フィルタの等価回路図であ
る。
る。
【図5】(a)は実施の形態3に係る積層フィルタを示
した模式的分解斜視図であり、(b)は実施の形態3に
係る積層フィルタを示した模式的斜視図である。
した模式的分解斜視図であり、(b)は実施の形態3に
係る積層フィルタを示した模式的斜視図である。
【図6】図5に示した積層フィルタの等価回路図であ
る。
る。
【図7】従来の積層フィルタの等価回路図である。
【図8】(a)は特開平5ー55810号公報において
開示された誘電体フィルタを示した模式的斜視図であ
り、(b)は該誘電体フィルタを構成する誘電体ブロッ
クを示した模式的斜視図である。
開示された誘電体フィルタを示した模式的斜視図であ
り、(b)は該誘電体フィルタを構成する誘電体ブロッ
クを示した模式的斜視図である。
【図9】図8に示した積層フィルタの等価回路図であ
る。
る。
【図10】(a)は図8に示した積層フィルタの応用例
であって、開放端側にも導体を被着形成した構成の誘電
体フィルタを示した模式的斜視図であり、(b)は該誘
電体フィルタを構成する誘電体ブロックを示した模式的
斜視図である。
であって、開放端側にも導体を被着形成した構成の誘電
体フィルタを示した模式的斜視図であり、(b)は該誘
電体フィルタを構成する誘電体ブロックを示した模式的
斜視図である。
【図11】特開昭57ー78201号公報において従来
例として開示された高周波フィルタを示した模式的斜視
図である。
例として開示された高周波フィルタを示した模式的斜視
図である。
【図12】図11に示した積層フィルタの等価回路図で
ある。
ある。
【図13】(a)は図11に示した高周波フィルタをト
リプレート型に応用した状態のフィルタを示した模式的
斜視図であり、(b)は該高周波フィルタを構成する誘
電体ブロックを示した模式的斜視図である。
リプレート型に応用した状態のフィルタを示した模式的
斜視図であり、(b)は該高周波フィルタを構成する誘
電体ブロックを示した模式的斜視図である。
1、2、3 積層フィルタ 21、23、25、222、223 トリプレートスト
リップライン 11〜16、203、204 誘電体板 13、204 誘電体板(第1の誘電体板) 203 誘電体板(第2の誘電体板)
リップライン 11〜16、203、204 誘電体板 13、204 誘電体板(第1の誘電体板) 203 誘電体板(第2の誘電体板)
Claims (3)
- 【請求項1】 インダクタンス(L)とキャパシタンス
(C)とが直列共振接続され、前記L同士が磁界結合さ
れ、前記Lがトリプレートストリップラインで形成され
た積層フィルタにおいて、それぞれの前記Cに対向して
誘電体板を挟んで対向電極が形成され、前記誘電体板の
誘電率がその他の誘電体板の誘電率よりも高く設定され
ていることを特徴とする積層フィルタ。 - 【請求項2】 インダクタンス(L)とキャパシタンス
(C)とが直列共振接続され、前記L同士が磁界結合さ
れ、前記Lがトリプレートストリップラインで形成され
た積層フィルタにおいて、前記LC同士が同一平面上で
はなく誘電体板を挟んで段差を有して上下方向に一部重
なって形成され、前記誘電体板の誘電率がその他の誘電
体板の誘電率よりも高く設定されていることを特徴とす
る積層フィルタ。 - 【請求項3】 インダクタンス(L)とキャパシタンス
(C)とが直列共振接続され、前記L同士が磁界結合さ
れ、前記Lがトリプレートストリップラインで形成され
た積層フィルタにおいて、それぞれの前記Cに対向して
第1の誘電体板を挟んで対向電極が形成され、前記第1
の誘電体板の誘電率がその他の誘電体板の誘電率よりも
高く設定され、かつ前記LC同士が同一平面上ではな
く、第2の誘電体板を挟んで段差を有して上下方向に一
部重なって形成され、前記第2の誘電体板の誘電率が前
記第1の誘電体板を除くその他の誘電体板の誘電率より
も高く設定されていることを特徴とする積層フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1625896A JPH09214204A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 積層フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1625896A JPH09214204A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 積層フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09214204A true JPH09214204A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=11911546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1625896A Pending JPH09214204A (ja) | 1996-02-01 | 1996-02-01 | 積層フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09214204A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999063615A3 (en) * | 1998-05-29 | 2000-01-27 | Koninkl Philips Electronics Nv | Dielectric filter |
| JP2006222691A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Tdk Corp | 電子部品 |
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-
1996
- 1996-02-01 JP JP1625896A patent/JPH09214204A/ja active Pending
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