JPH09214262A - 電圧電流変換回路 - Google Patents

電圧電流変換回路

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JPH09214262A
JPH09214262A JP8014054A JP1405496A JPH09214262A JP H09214262 A JPH09214262 A JP H09214262A JP 8014054 A JP8014054 A JP 8014054A JP 1405496 A JP1405496 A JP 1405496A JP H09214262 A JPH09214262 A JP H09214262A
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Koichi Nishimura
浩一 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エミッタ接地電流増幅率βによる誤差の少ない
電圧電流変換回路を提供する。 【解決手段】コレクタが電流出力となるトランジスタQ
3のエミッタ接地電流増幅率βによる誤差を補償するた
め、このトランジスタQ3と同じコレクタ電流を検出し
ているトランジスタQ4のベース電流を出力端子に加算
している。ここで、Q3のコレクタ電流はトランジスタ
Q2のコレクタ電流と同じである。従ってこのQ2のコ
レクタとカレントミラー回路CMの入力端子との間にQ
4を挿入することにより、間接的にQ3のコレクタ電流
を検出することができ、βによる誤差を小さくすること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電圧電流変換回路に
関し、特にトランジスタのエミッタ接地電流増幅率βの
影響を小さくした電圧電流変換回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の電圧電流変換回路である。
図4を参照すると、基準電圧源VREFと、エミッタが
この基準電圧源VREFに接続されたNPNトランジス
タQ1と、ベースがこのNPNトランジスタQ1のベー
スとコレクタに接続されたNPNトランジスタQ2と、
入力端子がこのNPNトランジスタQ2のコレクタに接
続され、出力端子がNPNトランジスタQ1のコレクタ
に接続されたカレントミラー回路CMと、ベースとエミ
ッタが各々NPNトランジスタQ2のベースとエミッタ
に共通接続されたNPNトランジスタQ3と、これらN
PNトランジスタQ2,Q3の共通接続されたエミッタ
と接地電位間に接続された出力電流決定用の抵抗R1
と、この電流源回路を起動させるための回路としてコレ
クタがカレントミラー回路CMの入力端子に接続され、
ベースが基準電圧源VREFに接続され、エミッタがN
PNトランジスタQ2,Q3のエミッタと共通接続され
たNPNトランジスタQ4から構成される。そしてNP
NトランジスタQ3のコレクタが定電流出力端子とな
る。
【0003】いま、抵抗R1の一端の電位をVRとし、
基準電圧をVREFとすると、 VR=VREF+VBE(Q1)−VBE(Q2)…………(1) (VBE(Q1),VBE(Q2):Q1,Q2のベー
ス、エミッタ間電圧)となる。ここで、カレントミラー
回路の入出力電流比を1:1とし、トランジスタのエミ
ッタ接地電流増幅率βを∞と仮定すれば、トランジスタ
Q1,Q2の各々のコレクタ電流は等しくなる。従って
(1)式においてトランジスタQ1とQ2とがお互いに
整合していれば、トランジスタQ1のベース、エミッタ
間電圧VBE(Q1)とトランジスタQ2のベース、エ
ミッタ間電圧VBE(Q2)は等しくなり、VRは次式
のようになる。
【0004】 VR=VREF……………………………………………………(2) また、NPNトランジスタQ2とQ3はエミッタとベー
スが各々共通接続されているので各々のコレクタ電流は
等しく、抵抗R1に流れる電流の半分となる。従って、
NPNトランジスタQ3のコレクタ出力電流をI0とす
ると、 I0=VREF/2R1…………………………………………(3) となり、基準電圧VREFと抵抗R1とによってのみ出
力電流I0が決まる。従って基準電圧VREFと抵抗R
1が安定であれば、出力電流I0も安定である。
【0005】次に起動回路について説明する。NPNト
ランジスタQ8は起動用トランジスタである。電源投入
直後はこのトランジスタQ8がオンする。その時の起動
電流(Q8のコレクタ電流)ISTARTは、 ISTART=(VREF−VBE(Q8))/R1………(4) となる。するとカレントミラー回路CMに電流が流れ、
トランジスタQ1,Q2を能動状態にする。この時
(3)式に示したようにVR=VREFとなる。従って
トランジスタQ8のベース、エミッタ間電圧はゼロとな
りトランジスタQ8はオフし、他の回路に悪影響を与え
ることはない。このようにして本定電流回路に起動がか
かり、回路が安定する。
【0006】次に本従来例において、エミッタ接地電流
増幅率βの影響について考える。上述した解析はエミッ
タ接地電流増幅率βを∞と仮定している。ここで、エミ
ッタ接地電流増幅率βを有限と考えて同様に解析する。
【0007】まず図4において、既存の技術で、エミッ
タ接地電流増幅率βの影響が小さくなる回路を考える。
図5は図4の回路を基にエミッタ接地電流増幅率βによ
る影響を少なくした回路である。図5を参照すると、図
4に示すトランジスタQ1のコレクタベースを共通接続
せず、ベースがトランジスタQ1のコエクタに接続さ
れ、エミッタがトランジスタQ1,Q2のベースに共通
接続され、コレクタが正電源VCCに接続されたNPN
トランジスタQ5を付加する。これ以外は図4と同じで
あるので、その説明を省略する。
【0008】図4において、トランジスQ1,Q2のコ
レクタ電流は1/βのオーダーでベース電流分の差がで
る。この差分が全体としての誤差につながる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図5に示すよ
うなトランジスタQ5によるベース電流補償型の回路で
は電流誤差が1/β2 のオーダーに軽減され、ほぼ無視
できるレベルになる。しかし、出力電流I0の方は依然
として誤差が残る。すなわち上述した(3)式に相当す
る式は、
【0010】
【0011】となり、1/βのオーダーで誤差として現
れる。具体例を示すと、βが50と仮定すると、出力電
流で2%の誤差となり、高精度を要求される回路には使
えない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧電流変換回
路は、ベースが共通接続された第1と第2と第3のトラ
ンジスタと、エミッタが前記第2のトランジスタのコレ
クタに接続され、ベースが前記第3のトランジスタのコ
レクタに接続された第4のトランジスタと、入力端子が
前記第4のトランジスタのコレクタに接続され、出力端
子が前記第1のトランジスタのコレクタとベースに共通
接続された1:1のカレントミラー回路と、一端が前記
第2と第3のトランジスタの各々のエミッタに共通接続
され、他端が基準電位に接続された第1の抵抗とを備え
る。
【0013】本発明の電源電流変換回路は、更に、前記
第1のトランジスタのコレクタとベースとを共通接続す
る代わりに、ベースが前記第1のトランジスタのコレク
タに接続され、エミッタが前記第1と第2と第3の共通
接続されたベースに接続されたセレクタが電源端子に接
続された第5のトランジスタを備える。
【0014】本発明の電圧電流変換回路は、更に、前記
第4のトランジスタを削除し、前記第2のトランジスタ
のコレクタを直接前記カレントミラー回路の入力端子に
接続し、更にベースとエミッタとコレクタの各々が前記
第5のトランジスタのベースとエミッタとコレクタの各
々に共通接続された第6のトランジスタと、ベースとエ
ミッタの各々が前記第5のトランジスタのベースとコレ
クタの各々に共通接続され、コレクタが前記第3のトラ
ンジスタのコレクタに共通接続された第7のトランジス
タとを備える。
【0015】本発明の電圧電流変換回路は更に前記電圧
入力端子と基準電圧との間に接続された第2の抵抗を備
える。
【0016】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施の形態に係る電
圧電流変換回路である。本実施の形態では、基準電圧源
VREFと、エミッタがこの基準電源VREFに接続さ
れたNPNトランジスタQ1と、ベースがこのNPNト
ランジスタQ1のベースとコレクタに共通接続されたN
PNトランジスタQ2と、エミッタがトランジスタQ2
のコレクタに接続されたNPNトランジスタQ4と、入
力端子がトランジスタQ4のコレクタに接続され、出力
端子がトランジスタQ1のコレクタとベースに共通接続
されたカレントミラー回路CMと、ベースとエミッタが
各々トランジスタQ2のベースとエミッタに各々共通接
続されたNPNトランジスタQ3と、これらNPNトラ
ンジスタQ2,Q3の共通接続されたエミッタと接地電
位間に接続された出力電流決定用抵抗R1と、この電流
源回路を起動させるための回路としてコレクタがカレン
トミラー回路CMの入力端子に接続され、ベースが基準
電圧源VREFに接続され、エミッタがNPNトランジ
スタQ2,Q3のエミッタと共通接続されたNPNトラ
ンジスタQ8と、NPNトランジスタQ1のエミッタと
接地電位間に接続された抵抗R2とから構成される。そ
してNPNトランジスタQ3のコレクタとNPNトラン
ジスタQ4のベースとを共通接続して、これが定電流出
力端子となる。
【0018】いま、抵抗R1の一端の電位をVRとし、
基準電圧をVREFとすると、 VR=VREF+VBE(Q1)−VBE(Q2)…………(6) (VBE(Q1),VBE(Q2):Q1,Q2のベー
ス、エミッタ間電圧)ここで、カレントミラー回路の入
出力電流比を1:1とし、トランジスタのエミッタ接地
電流増幅率をβとするとして(6)式の右辺の第2項と
第3項とを求める。まず、トランジスタQ2のコレクタ
電流IC(Q2)は、
【0019】
【0020】となる。また、トランジスタQ4のコレク
タ電流をIC(Q4)とすると、
【0021】
【0022】となり、このコレクタ電流IC(Q4)が
カレントミラー回路CMの出力電流となる。次にトラン
ジスタQ1のコレクタ電流IC(Q1)は、
【0023】
【0024】となる。ここで(6)式の第2項と第3項
のVBE(1)−VBE(2)をΔVBEとすると、
【0025】
【0026】(VT:熱電圧、≒26mV at ta
=25℃)となる。ここでβに具体的な数値例をいれて
ΔVBEを計算する。β=50とするとこのΔVBE≒
−2mV、β=100とするとΔVBE≒−1mVとな
る。すなわち、このくらいの値だと一般的にはVREF
>ΔVBEとなる。よって(6)式は、 VR=VREF…………………………………………………(11) となる。そして、NPNトランジスタQ2,Q3はベー
スとエミッタが各々共通接続されているので各々のコレ
クタ電流は等しい。従ってQ3のコレクタとQ4のベー
スを共通接続した出力端子の電流I0は、
【0027】
【0028】となる。ここでβに具体的な数値例をいれ
て誤差を計算する。β=50とするとこの(11)式の
{ }内は0.99962となる。従って誤差は約0.
04%となり、従来例の2%誤差と比較してほとんど無
視できる範囲である。よって(11)式は、
【0029】
【0030】となり、正確な電圧電流変換回路が実現で
きる。
【0031】次に、トランジスタQ1のエミッタと接地
電位間に接続された抵抗R2についての説明をする。こ
の抵抗R2は入力単位に接続される定電流源VREFに
負荷電流が流れないようにするためのものである。もし
抵抗R2がなければ、定電圧源VREFには(8)式で
示されるようなほぼ出力電流と等しい電流値が流れ込
む。定電流源は正電源であり、一般的には電流の流出能
力はあるが、反対の流入能力がない。従って本実施の形
態のように定電圧源に電流が流れ込む場合はその定電圧
源は正確な動作をしなくなる場合がある。しかし抵抗R
2があると、トランジスタQ1のエミッタ電流は抵抗R
2に流れ、定電流源VREFには電流が流れ込まなくな
る。
【0032】更に、抵抗R1と抵抗R2の値を等しくす
る、すなわちR1=R2とすると、トランジスタQ1の
エミッタ電流は全て抵抗R2に流れ、定電圧源VREF
に流れる電流は“0”となる。
【0033】起動回路については従来回路と動作原理は
同じであるので、その説明を省略する。
【0034】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図2は本発明の第2の実施の形態の回路図で
ある。同図中図1と同一構成部分には同一符号を付与
し、その説明を省略する。図2を参照すると、この実施
の形態は第1の実施の形態のトランジスタQ1のコレク
タとベースとを共通接続する代わりに、ベースがランジ
スタQ1とカレントミラー回路CMの出力とに共通接続
され、エミッタがトランジスタ(Q1〜Q3)のベース
と共通接続され、コレクタが正電源端子VCCに接続さ
れたNPNトランジスタQ5を挿入接続する。本実施の
形態はトランジスタ(Q1〜Q3)のベース電流による
誤差を小さくした回路である。第1の実施の形態の場合
と同様にしてトランジスタQ1のコレクタ電流IC(Q
1)を求めると、前述した(9)式に相当する式が、
【0035】
【0036】となる。同様にして(6)式の第2項と第
3項のVBE(1)−VBE(2)をΔVBEとして、
前述の(10)式に相当する式は
【0037】
【0038】(VT:熱電圧、約26mV at ta
=25℃)となる。ここでβに具体的な数値例をいれて
ΔVBEを計算する。β=50とするとこのΔVBE≒
−1mV、β=100とするとΔVBE≒−0.5mV
となり、第1の実施の形態の場合と比較して、更にΔV
BEによる誤差が小さくなるという利点がある。これ以
外の動作は第1の実施の形態と同じであるので、その説
明を省略する。
【0039】次に本発明の第3の実施の形態について図
3を参照して説明すると、同図中図2と同一構成部分に
は同一符号を付与し、その説明を省略する。本実施の形
態は図3に示すように、第2の実施の形態のトランジス
タQ4を削除しトランジスタQ2のコレクタを直接カレ
ントミラー回路CMの入力端子に接続する。更に、トラ
ンジスタQのコレクタ、ベース、エミッタの各々と共通
接続したトランジスタQ6を新たに接続する。更に、ベ
ースとエミッタの各々がトランジスタQ5のそれと共通
接続されたトランジスタQ7を新たに接続し、トランジ
スタQ7のコレクタとトランジスタQ3のコレクタを共
通接続して電流出力端子I0とする。本実施の形態は、
NPNトランジスタQ4によるとQ1とQ2のコレクタ
電流の誤差を小さくした回路である。図2の場合の第2
の実施の形態と同様にしてトランジスタQ1のコレクタ
電流IC(Q1)を求めると、前述した(9)式に相当
する式が、
【0040】
【0041】となる。同様にして(6)式の第2項と第
3項のVBE(1)−VBE(2)をΔVBEとして、
前述の(10)式に相当する式は
【0042】
【0043】(VT:熱電圧、約26mV at ta
=25℃)となる。ここでβに具体的な数値例をいれて
ΔVBEを計算する。β=50とするとこのΔVBE≒
−0.03mVとなり、第2の実施の形態の場合と比較
して、更にΔVBEによる誤差が小さくなるという利点
がある。また、出力電流I0は、
【0044】
【0045】となり、第2の実施の形態と同じレベルの
改善効果がある。これ以外の動作は第1の実施の形態と
同じであるので、その説明を省略する。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、エミッタ
電流を決定し、そのコレクタから電流出力する電圧電流
変換回路において、エミッタ接地電流増幅率βによる誤
差を補償する回路構成にしたので、簡単な回路で高精度
の電圧電流変換回路を構成できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電圧電流変換回路
の回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態の電圧電流変換回路
の回路図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態の電圧電流変換回路
の回路図である。
【図4】従来例の回路図である。
【図5】他の従来例の回路図である。
【符号の説明】
Q1〜Q8 NPNトランジスタ R1〜R2 抵抗 CM カレントミラー回路 VREF 基準電圧源 I0 出力電流 VCC 正電源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースが共通接続された第1と第2と第
    3のトランジスタと、エミッタが前記第2のトランジス
    タのコレクタに接続され、ベースが前記第3のトランジ
    スタのコレクタに接続された第4のトランジスタと、入
    力端子が前記第4のトランジスタのコレクタに接続さ
    れ、出力端子が前記第1のトランジスタのコレクタとベ
    ースに共通接続された1:1のカレントミラー回路と、
    一端が前記第2と第3のトランジスタの各々のエミッタ
    に共通接続され、他端が基準電位に接続された第1の抵
    抗とを具備し、前記第1のトランジスタのエミッタが電
    圧入力端子となり、前記第3のトランジスタのコレクタ
    と前記第4のトランジスタのベースとの共通接続点が電
    流出力端子となることを特徴とした電圧電流変換回路。
  2. 【請求項2】 前記第1のトランジスタのコレクタとベ
    ースとを共通接続する代わりに、ベースが前記第1のト
    ランジスタのコレクタに接続され、エミッタが前記第1
    と第2と第3の共通接続されたベースに接続され、コレ
    クタが電源端子に接続された第5のトランジスタを具備
    したことを特徴とした請求項1記載の電圧電流変換回
    路。
  3. 【請求項3】 前記第4のトランジスタを削除し、前記
    第2のトランジスタのコレクタを直接前記カレントミラ
    ー回路の入力端子に接続し、更にベースとエミッタとコ
    レクタの各々が前記第5のトランジスタのベースとエミ
    ッタとコレクタの各々に共通接続された第6のトランジ
    スタと、ベースとエミッタの各々が前記第5のトランジ
    スタのベースとコレクタの各々に共通接続された第7の
    トランジスタとを具備し、前記第7のコレクタが前記第
    3のトランジスタに共通接続さられことを特徴とした請
    求項2記載の電圧電流変換回路。
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