JPH09214399A - スペクトル拡散通信用復調装置及び弾性表面波素子 - Google Patents

スペクトル拡散通信用復調装置及び弾性表面波素子

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JPH09214399A
JPH09214399A JP8015150A JP1515096A JPH09214399A JP H09214399 A JPH09214399 A JP H09214399A JP 8015150 A JP8015150 A JP 8015150A JP 1515096 A JP1515096 A JP 1515096A JP H09214399 A JPH09214399 A JP H09214399A
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correlation peak
peak signal
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electrode
signal
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JP8015150A
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Toshiyuki Tanaka
敏之 田中
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Maruyasu Industries Co Ltd
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Maruyasu Industries Co Ltd
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相関ピーク信号に基づいて送信データを復調
するSS通信用復調装置において、コストダウン及び装
置の小形化を図る。 【解決手段】 弾性表面波素子1には入力電極3、第1
の中間出力電極4及び第1の遅延出力電極6から構成さ
れる第1の相関ピーク信号検出手段15と、入力電極
3、第2の中間出力電極5及び第2の遅延出力電極7か
ら構成される第2の相関ピーク信号検出手段16が形成
されている。入力電極3に与えられるSS信号の送信デ
ータが連続して同じ位相であるときには第1の相関ピー
ク検出手段15から相関ピーク信号が出力され、連続し
て異なる位相であるときには第2の相関ピーク検出手段
16から相関ピーク信号が出力され、識別回路19にお
いてそれらの相関ピーク信号が識別されて受信データが
復調出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散信
号がPN符号のビットパターン信号に一致する毎に得ら
れる相関ピーク信号に基づいて送信データを復調するス
ペクトル拡散通信用復調装置及びこのスペクトル拡散通
信用復調装置の相関ピーク信号検出手段として用いられ
る弾性表面波素子に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、雑音に強く秘匿
性に優れたスペクトル拡散(Spread Spectrum ,以下S
Sと略称する)通信方式が注目され始め、これに伴な
い、その送受信装置の開発が進められている。
【0003】一般に、SS通信方式において、送信信号
となるSS信号は、予め決められているビットレートの
高い所定の符号系列である例えば擬似雑音(Pseudo Ran
domNoise ,以下PNと略称する)系列を情報信号で一
次変調し、この後、その変調した信号で搬送波を二次変
調することにより広い周波数帯域のSS信号として生成
するものである。
【0004】このようなSS信号の授受を行う方式の一
つとして、位相シフトキーイング(Phase Shift Keyin
g,以下PSKと略称する)変調方式における不都合な
点を解消すべく考えられた方式で、受信機の構成を簡単
にすることができる差動符号化PSK(Differentially
Encoded PSK,以下DPSKと略称する)変調方式
がある。PSK変調方式においては、送信すべきデータ
を位相情報として変調することにより送信するものであ
るが、このDPSK変調方式においては、送信すべきデ
ータをそのまま位相の絶対値として変換するのでなく、
前後のデータの関係から位相を設定する相対的な変換を
行う方式としている。
【0005】図4は、DPSK変調方式による送信デー
タの変換の一例を示すものである。送信機においては、
送信データの変換を行うにあたって、初期値としてデー
タ「0」或いは「1」のいずれかを設定しており、例え
ば初期値としてデータ「1」をあらかじめ設定している
場合には、送信データが与えられると、その送信データ
の先頭ビットのデータと初期値データ「1」との排他的
論理和の演算を行い、演算により得られた結果を変換後
データとして出力する和分変換処理を行っている。次い
で、その得られた変換後データと、送信データの次ビッ
トのデータとの排他的論理和の演算を行い、順次、この
ような排他的論理和の演算を繰り返すことにより、変換
後データのビットパターンを得ることができる。
【0006】そして、この変換後データのデータ値
「1」或いは「0」に対応して搬送波を位相差0°或い
は180°で位相変調することにより、搬送波をSS信
号として送信するようになっている。
【0007】したがって、例えば送信データが、「11
01001011100…」(図4(a)参照)である
場合には、実質的に変換の対象となる第2ビット目のデ
ータ「1」は、あらかじめ設定された初期値データ
「1」との排他的論理和の演算を行うと「0」となり、
第3ビット目のデータ「0」は、第2ビット目のデータ
の排他的論理和の演算後のデータ「0」との排他的論理
和の演算を行うと「0」となる。以下、同様にして、順
次、上記の排他的論理和の演算を行うことにより、変換
後データとして「1001110010111…」(同
図(b)参照)となるビットパターンが得られる。
【0008】そして、送信機は、その変換後データのデ
ータ「1」に対しては0°の位相差、データ「0」に対
しては180°の位相差を対応させて搬送波を位相変調
し、その搬送波をSS信号(同図(c)参照)として受
信機へ送信する。
【0009】受信機は、SS信号を受信すると、これを
ビットパターンに変換して復調前データ(同図(d)参
照)とする。そして、この復調前データに対して、上述
した和分変換処理と反対の演算処理を行うことにより、
本来の送信データを受信データとして得ることができる
ようになる。つまり、変換後データと同じビットパター
ンの復調前データ「1001110010111…」に
対して、連続するビットの排他的論理和の演算を行うこ
とにより、送信データと同じビットパターンの受信デー
タ「101001011100…」(同図(e)参照)
を得ることができる。
【0010】尚、この場合、送信データの先頭ビットの
データ「1」は、送信されないために受信データにおい
て欠落しているが、例えば送信データにあらかじめ仮想
ビットを設けることにより、送信データの先頭ビットの
データ「1」を欠落することなく送信することは可能で
ある。
【0011】ところで、上述のようにSS信号の復調処
理を行うための回路構成としては、一般に、SS信号の
相関ピーク信号を検出するためのマッチドフィルタと、
このマッチドフィルタにより得られた相関ピーク信号を
1周期分だけ遅延させるための遅延線と、これら両者か
ら出力される相関ピーク信号を一定レベルまで増幅する
ための増幅回路と、増幅された各信号に基づいて、これ
らの積を演算するための演算回路とが必要になる。
【0012】この場合、演算回路の構成としては、トラ
ンスとブリッジ接続したダイオードとにより構成された
ダブルバランスドミキサ(Double Balanced Mixer ,以
下DBMと略称する)回路を用いるのが一般的である
が、このような、DBM回路を用いることは、挿入損失
が大きく、しかも、全体が高価になると共に大形化して
しまうため、通信機器において低コスト化や小形化を図
る上で制約を受ける要因となっている。
【0013】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、相関ピーク信号に基づいて送信
データを復調するSS通信用復調装置において、入力さ
れるSS信号に対してDBM回路を使用することなく復
調出力を得ることができ、コストダウン及び装置の小形
化を図ることができるスペクトル拡散通信用復調装置を
提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトル拡散
通信用復調装置は、スペクトル拡散信号が入力されると
相関ピーク信号を検出してこれに基づいて送信データを
復調して得るようにしたスペクトル拡散通信用復調装置
において、前記スペクトル拡散信号が入力されると連続
して同じ位相の送信データであるときに相関ピーク信号
を出力するように電極が配置された弾性表面波素子から
なる第1の相関ピーク信号検出手段と、前記スペクトル
拡散信号が入力されると連続して異なる位相の送信デー
タであるときに相関ピーク信号を出力するように電極が
配置された弾性表面波素子からなる第2の相関ピーク信
号検出手段と、前記第1及び第2の相関ピーク信号検出
手段の出力に基づいて送信データを識別して出力する識
別手段とを備えたところに特徴を有する。
【0015】上記構成のスペクトル拡散通信用復調装置
によれば、スペクトル拡散信号が入力されると、送信デ
ータが連続して同じ位相であるときに第1の相関ピーク
信号検出手段から相関ピーク信号が出力され、送信デー
タが連続して異なる位相であるときに第2の相関ピーク
信号検出手段から相関ピーク信号が出力され、さらに、
識別手段によりこれらの相関ピーク信号に基づいて送信
データが識別される。したがって、従来のようなDBM
回路を備えた演算回路を用いることなく、送信データを
識別することができ、それにより、コストダウン及び装
置の小形化を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、弾性表面波素子を含んで構
成された本発明のスペクトル拡散通信用復調装置の第1
実施例について、図1及び図2を参照しながら説明す
る。弾性表面波素子(以下SAW素子と略称する)1
は、弾性表面波が伝播可能な例えば水晶の単結晶やセラ
ミック材料からなる長尺状の圧電基板2の上面に、入力
電極3と、第1及び第2の中間出力電極4及び5と、第
1及び第2の遅延出力電極6及び7とを形成してなるも
のである。
【0017】入力電極3は、圧電基板2の一方の端部側
に配置されているもので、対向する複数対の交差指電極
により構成されており、その交差指電極のパターンはS
S変調時のPN符号のビットパターンに一致するように
形成されている。
【0018】第1及び第2の中間出力電極4及び5は、
入力電極3に対して弾性表面波の進行方向に沿って所定
間隔を存した位置に並べて配置されているもので、夫
々、正規形に形成された2対の交差指電極を有した構成
となっている。そして、これら第1及び第2の中間出力
電極4及び5は、入力電極3と共にマッチドフィルタ8
を構成するもので、入力電極3の交差指電極パターンに
一致するSS信号が入力すると、圧電基板2を伝播する
弾性表面波から変換された信号を相関ピーク信号として
出力するようになっている。
【0019】第1及び第2の遅延出力電極6及び7は、
夫々、第1及び第2の中間出力電極4及び5に対して弾
性表面波の進行方向に沿って所定間隔を存した位置に並
べて配置されているもので、第1及び第2の中間出力電
極4及び5と同様に、夫々、正規形に形成された2対の
交差指電極を有した構成となっている。そして、第1の
遅延出力電極6は、第1の中間出力電極4と共に第1の
遅延線9を構成し、第2の遅延出力電極7は、第1の中
間出力電極5と共に第2の遅延線10を構成するもの
で、夫々、第1及び第2の中間出力電極4及び5から相
関ピーク信号が出力されるタイミングから1周期分だけ
遅延した後に、相関ピーク信号を出力するようになって
いる。
【0020】ここで、これら第1及び第2の中間出力電
極4及び5と、第1の遅延出力電極6の交差指電極の交
差順は、互いに同じ順序に形成されているものである
が、これら3個の出力電極に対して、第2の遅延出力電
極7のみが、その交差指電極の交差順が逆の順序に形成
されている。つまり、第1及び第2の中間出力電極4及
び5と第1の遅延出力電極6とは、同位相の出力とな
り、第2の遅延出力電極7は、それらと逆位相の出力と
なるものである。
【0021】また、第1の中間出力電極4の一方の電極
4aと、第1の遅延出力電極6の一方の電極6aは、ボ
ンディングワイヤ11で電気的に接続され、検波手段た
る包絡線検波器12の入力端子に接続されており、同様
にして、第2の中間出力電極5の一方の電極5aと、第
2の遅延出力電極7の一方の電極7aは、ボンディング
ワイヤ13で電気的に接続され、同じく検波手段たる包
絡線検波器14の入力端子に接続されている。そして、
第1の中間出力電極4、第2の中間出力電極5、第1の
遅延出力電極6及び第2の遅延出力電極7の夫々の他方
の電極4b、5b、6b及び7bは共通に接続されてア
ースされている。
【0022】尚、上述の入力電極3、第1の中間出力電
極4及び第1の遅延出力電極6により本発明でいう第1
の相関ピーク信号検出手段15が構成され、入力電極
3、第2の中間出力電極5、第2の遅延出力電極7によ
り本発明でいう第2の相関ピーク信号検出手段16が構
成されている。つまり、これら第1及び第2の相関ピー
ク信号検出手段15及び16は、入力電極3を共用して
設けられていることになる。
【0023】また、包絡線検波器12は、第1の相関ピ
ーク信号検出手段15から与えられる信号の周波数成分
を、高周波且つ広帯域なものから低周波且つ狭帯域なも
のに検波して増幅手段たる増幅器17へ出力する。包絡
線検波器14は、第2の相関ピーク信号検出手段16か
ら与えられる信号の周波数成分を、高周波且つ広帯域な
ものから低周波且つ狭帯域なものに検波して増幅手段た
る増幅器18へ出力する。
【0024】増幅器17は、包絡線検波器12から与え
られる信号を増幅して識別回路19へ出力し、増幅器1
8は、包絡線検波器14から与えられる信号を増幅して
識別回路19へ出力する。そして、識別手段たる識別回
路19は、増幅器17及び18から与えられる信号を識
別し、受信データとして出力する。
【0025】次に、上記構成の作用について、図2も参
照しながら説明する。尚、ここで説明するSS信号は、
上記の従来例の項で述べた図4(a)に示す送信データ
「1101001011100…」を、初期値データを
「1」として和分変換処理することにより、同図(b)
に示す変換後データ「1001110010111…」
とし、その変換後データのデータ「1」に対しては0°
の位相差、データ「0」に対して180°の位相差で搬
送波を位相変調することにより生成されたものである。
【0026】SAW素子1においては、上記のSS信号
が入力電極3に与えられると、そのSS信号が入力電極
3の交差指電極のパターンに一致したときに、大きなS
AW信号として第1及び第2の中間出力電極4及び5に
向かって伝播する。このSAW信号は、第1及び第2の
中間出力電極4及び5に到達すると、ここで一部が電気
信号に変換されて、第1及び第2の中間出力電極4及び
5から、同時に、変換後データのビットパターンに等し
い「100111…」のビットパターンで相関ピーク信
号が出力される(図2(a)参照)。また、変換に寄与
しないSAW信号の成分は、第1及び第2の遅延出力電
極6及び7に向かって伝播する。
【0027】そして、上記SAW信号が第1及び第2の
遅延出力電極6及び7に到達すると、ここで、一部が電
気信号に変換されて、第1及び第2の中間出力電極4及
び5から出力される相関ピーク信号から1周期分だけ遅
延された相関ピーク信号が出力される。
【0028】このとき、上述したように、第1の中間出
力電極4と第1の遅延出力電極6とは、その交差指電極
パターンの電極の交差順が互いに同じ順序に形成されて
いるので、例えば第1の中間出力電極4から出力される
相関ピーク信号が、データ「1」の相関ピークを正、デ
ータ「0」の相関ピークを負として出力されるときに
は、第1の遅延出力電極6から出力される相関ピーク信
号も、データ「1」の相関ピークを正、データ「0」の
相関ピークを負として出力されるようになる(同図
(b)参照)。
【0029】一方、第2の中間出力電極5と第2の遅延
出力電極7とは、その交差指電極パターンの電極の交差
順が互いに逆の順序に形成されているので、例えば第2
の中間出力電極5から出力される相関ピーク信号が、デ
ータ「1」の相関ピークを正、データ「0」の相関ピー
クを負として出力されるときには、第2の遅延出力電極
7から出力される相関ピーク信号は、データ「1」の相
関ピークを負、データ「0」の相関ピークを正として出
力されるようになる(同図(c)参照)。
【0030】したがって、第1の相関ピーク信号検出手
段15からは、第1の中間出力電極4と第1の遅延出力
電極6とから同じデータの相関ピーク信号が同時に出力
されたとき、つまり、入力電極3に対して連続して同じ
位相のデータが入力されたときに、第1の中間出力電極
4から出力される相関ピーク信号と、第1の遅延出力電
極6から出力される相関ピーク信号とが同位相となるの
で、それらの和となる大きな相関ピーク信号が出力され
ることになる(同図(d)参照)。
【0031】尚、この場合、第1の中間出力電極4と第
1の遅延出力電極6とから異なるデータの相関ピーク信
号が同時に出力されたとき、つまり、入力電極3に対し
て連続して異なる位相のデータが入力されたときには、
第1の中間出力電極4から出力される相関ピーク信号
と、第1の遅延出力電極6から出力される相関ピーク信
号とは、互いに逆位相となって打ち消し合うので、その
タイミングにおいて第1の相関ピーク信号検出手段15
から相関ピーク信号が出力されることはない。
【0032】一方、第2の相関ピーク信号検出手段16
からは、第2の中間出力電極5と第2の遅延出力電極7
とから異なるデータの相関ピーク信号が同時に出力され
たとき、つまり、入力電極3に対して連続して異なる位
相のデータが入力されたときに、第2の中間出力電極5
から出力される相関ピーク信号と、第2の遅延出力電極
7から出力される相関ピーク信号とが同位相となるの
で、それらの和となる大きな相関ピーク信号が出力され
ることになる(同図(e)参照)。
【0033】尚、この場合、第2の中間出力電極5と第
2の遅延出力電極7とから同じデータの相関ピーク信号
が同時に出力されたとき、つまり、入力電極3に対して
連続して同じ位相のデータが入力されたときには、第2
の中間出力電極5から出力される相関ピーク信号と、第
2の遅延出力電極7から出力される相関ピーク信号と
は、互いに逆位相となって打ち消し合うので、そのタイ
ミングにおいて第2の相関ピーク信号検出手段16から
相関ピーク信号が出力されることはない。
【0034】そして、包絡線検波器12においては、第
1の相関ピーク信号検出手段15から相関ピーク信号が
与えられると、その相関ピーク信号の周波数成分を高周
波且つ広帯域なものから低周波且つ狭帯域なものに検波
して(同図(f)参照)、その検波信号を増幅器17へ
出力する。同様にして、包絡線検波器14においては、
第2の相関ピーク信号検出手段16から相関ピーク信号
が与えられると、その相関ピーク信号の周波数成分を高
周波且つ広帯域なものから低周波且つ狭帯域なものに検
波して(同図(g)参照)、その検波信号を増幅器18
へ出力する。
【0035】増幅器17及び18においては、夫々、包
絡線検波器12及び14から検波信号が与えられると、
その検波信号を増幅して識別回路19へ出力する。そし
て、識別回路19においては、増幅器17及び18から
検波信号が与えられると、増幅器17から与えられる検
波信号をデータ「0」として、増幅器18から与えられ
る検波信号をデータ「1」として識別し、受信データ
「10100…」を生成して出力する(同図(h)参
照)。
【0036】このように本実施例のスペクトル拡散通信
用復調装置によれば、第1の相関ピーク信号検出手段1
5により、連続して同じ位相の送信データが入力された
ときに相関ピーク信号を出力し、第2の相関ピーク信号
検出手段16により、連続して異なる位相(この場合は
180°の位相差)の送信データが入力されたときに相
関ピーク信号を出力する構成とし、さらに識別回路19
により、これら第1及び第2の相関ピーク信号検出手段
15及び16から出力される相関ピーク信号に基づいて
受信データを復調して出力するようにしたので、従来の
もののようにDBM回路を使用することなく、復調出力
を得ることができ、これに伴い、コストダウン及び装置
の小形化を図ることができる。
【0037】また、本実施例では、第1の相関ピーク信
号検出手段15と、第2の相関ピーク信号検出手段16
とを設けた構成とすることにより、このうちのどちらに
相関ピーク信号が出力したかを検出することで受信デー
タを復調することができるようになるので、相関ピーク
信号を包絡線検波した低い周波数の信号として取り扱う
ことができる。そして、それにより、増幅器17及び1
8を高周波且つ広帯域な周波数成分に対応するものとす
る必要がなくなり、即ち、安価なものとすることができ
ると共に、耐ノイズ特性の向上も図ることができる。
【0038】さらに、本実施例では、第1の相関ピーク
信号検出手段15及び第2の相関ピーク信号検出手段1
6を一体に設ける構成としたので、入力電極3を共用す
るコンパクトな構成とすることができ、全体として、装
置の小形化を図ることができる。
【0039】図3には、本発明の第2実施例を示してお
り、以下、これについて第1実施例と異なる部分につい
てのみ説明する。即ち、この第2実施例においては、圧
電基板21の上面に3個の出力電極22、23及び24
を形成したもので、出力電極22及び23の両端に正規
形に形成された2対の交差指電極を構成して、それらを
第1の中間出力電極25及び第1の遅延出力電極26と
すると共に、出力電極23及び24の両端に正規形に形
成された2対の交差指電極を構成して、それらを第2の
中間出力電極27及び第2の遅延出力電極28としたも
のである。つまり、第1の中間出力電極25と第1の遅
延出力電極26とを一体的に形成して、入力電極3と共
に第1の相関ピーク信号検出手段29を構成し、第2の
中間出力電極27と第2の遅延出力電極28を一体的に
形成して、入力電極3と共に第2の相関ピーク信号検出
手段30を構成している。
【0040】出力電極22は、ボンディングパッド22
aを介して包絡線検波器12の入力端子に接続されてお
り、出力電極24は、ボンディングパッド24aを介し
て包絡線検波器14の入力端子に接続されている。ま
た、出力電極23はアースされている。尚、この第2実
施例においても第1実施例と同様に、第1及び第2の中
間出力電極25及び27と、第1の遅延出力電極26の
交差指電極の交差順とは互いに同じ順序に形成されてい
るものであるが、第2の遅延出力電極28のみが、その
交差指電極の交差順が逆の順序に形成されている。
【0041】したがって、このような上記の第2実施例
においても、第1実施例と同様にして、第1の相関ピー
ク信号検出手段29により、連続して同じ位相の送信デ
ータが入力されたときに相関ピーク信号を出力し、第2
の相関ピーク信号検出手段30により、連続して異なる
位相の送信データが入力されたときに相関ピーク信号を
出力する構成とし、さらに識別回路19により、これら
第1及び第2の相関ピーク信号検出手段29及び30か
ら出力される相関ピーク信号に基づいて受信データを復
調出力するようにしたので、DBM回路を使用すること
なく、復調出力を得ることができ、コストダウン及び装
置の小形化を図ることができる。
【0042】本発明は上記実施例にのみ限定されるもの
ではなく、次のように変形または拡張できる。第1及び
第2の中間出力電極4及び5と、第1及び第2の遅延出
力電極6及び7との4個の出力電極のうち、第2の遅延
出力電極7の交差指電極パターンの電極の交差順を他の
3個の出力電極のそれと逆の順序に形成したが、これに
限らず、4個の出力電極のうち、いずれか1個の出力電
極の交差指電極パターンの電極の交差順が他の3個の出
力電極と逆の順序であれば良い。
【0043】第1及び第2の中間出力電極4及び5と、
第1及び第2の遅延出力電極6及び7の4個の出力電極
の電極対数は、必要に応じて1対としても良いし、3対
以上としても良い。入力電極3を、第1及び第2の中間
出力電極4及び5の夫々に対応して設ける構成としても
良い。
【0044】また、2相DPSK変調方式に限ることな
く、4相DPSK変調方式に適用することもできる。
【0045】
【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、請
求項1記載のスペクトル拡散通信用復調装置によれば、
入力されたスペクトル拡散信号に対して、第1の相関ピ
ーク信号検出手段により連続して同じ位相の送信データ
であるときに相関ピーク信号を出力し、第2の相関ピー
ク信号検出手段により連続して異なる位相の送信データ
であるときに相関ピーク信号を出力すると共に、識別手
段によりそれらの相関ピーク信号に基づいて送信データ
を識別して出力する構成としたので、従来のDBM回路
を使用することなく復調出力を得ることができ、コスト
ダウン及び装置の小形化を図ることができる。
【0046】請求項2記載のスペクトル拡散通信用復調
装置によれば、検波手段により相関ピーク信号を入力し
て包絡線検波し、増幅手段により包絡線検波された出力
を増幅する構成としたので、検波手段において増幅器に
与えられる高周波且つ広帯域な周波数成分の信号を低周
波且つ狭帯域な周波数成分の信号に検波することで、増
幅手段を安価なものとすることができると共に、耐ノイ
ズ特性の向上を図ることができる。
【0047】請求項3記載の弾性表面波素子によれば、
第1の相関ピーク信号検出手段と、第2の相関ピーク信
号検出手段において、入力電極を共用して設ける構成と
したので、相関ピーク検出手段毎に入力電極を設ける構
成のものよりも小形化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の電気的構成を示す概略図
【図2】出力信号の波形を示す図
【図3】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図4】DPSK方式の説明図
【符号の説明】
図面中、1は弾性表面波素子、3は入力電極、4は第1
の中間出力電極、5は第2の中間出力電極、6は第1の
遅延出力電極、7は第2の遅延出力電極、12は包絡線
検波器(検波手段)、14は包絡線検波器(検波手
段)、15は第1の相関ピーク信号検出手段、16は第
2の相関ピーク信号検出手段、17は増幅器(増幅手
段)、18は増幅器(増幅手段)、19は識別回路(識
別手段)、25は第1の中間出力電極、26は第1の遅
延出力電極、27は第2の中間出力電極、28は第2の
遅延出力電極、29は第1の相関ピーク信号検出手段、
30は第2の相関ピーク信号検出手段である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペクトル拡散信号が入力されると相関
    ピーク信号を検出してこれに基づいて送信データを復調
    して得るようにしたスペクトル拡散通信用復調装置にお
    いて、 前記スペクトル拡散信号が入力されると連続して同じ位
    相の送信データであるときに相関ピーク信号を出力する
    ように電極が配置された弾性表面波素子からなる第1の
    相関ピーク信号検出手段と、 前記スペクトル拡散信号が入力されると連続して異なる
    位相の送信データであるときに相関ピーク信号を出力す
    るように電極が配置された弾性表面波素子からなる第2
    の相関ピーク信号検出手段と、 前記第1及び第2の相関ピーク信号検出手段の出力に基
    づいて送信データを識別して出力する識別手段とを備え
    たことを特徴とするスペクトル拡散通信用復調装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の相関ピーク信号検出
    手段により検出された相関ピーク信号を包絡線検波する
    検波手段と、 この検波手段により包絡線検波された出力を増幅する増
    幅手段とを備え、 前記識別手段は、前記増幅手段の増幅出力に基づいて前
    記送信データの識別を行うように構成されていることを
    特徴とする請求項1記載のスペクトル拡散通信用復調装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のスペクトル拡散
    通信用復調装置の第1及び第2の相関ピーク信号検出手
    段として用いられるものであって、 圧電基板上に形成され前記スペクトル拡散信号のPN符
    号に対応した交差指電極が形成された入力電極と、 前記第1の相関ピーク信号検出手段を構成するように前
    記入力電極に対して所定の間隔を存して設けられた第1
    の中間出力電極及び第1の遅延出力電極と、 前記第2の相関ピーク信号検出手段を構成するように前
    記入力電極に対して所定の間隔を存して設けられた第2
    の中間出力電極及び第2の遅延出力電極とを備えたこと
    を特徴とする相関ピーク信号検出用の弾性表面波素子。
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